Rate exchange possible code construction method using a high-dimensional product code

申请号 JP2004568804 申请日 2003-12-30 公开(公告)号 JP4087384B2 公开(公告)日 2008-05-21
申请人 エレクトロニクス アンド テレコミュニケーションズ リサーチ インスチチュートElectronics And Telecommunications Research Institute; 发明人 オ、ドク‐ギル; キム、ジェ‐ミョン; キム、ス、ヨン;
摘要
权利要求
  • 高次元の積符号を用いたレート互換可能な符号構成方法において、
    所定の個数の各軸にシステマティックブロック符号を用いてm次元の積符号(mは正の整数)を構成する第1のステップと、
    前記m次元の積符号を構成しているブロックを情報ブロックと2 −1パリティブロックとに区分する第2のステップと、
    該第2のステップで決められた 情報ブロックと2 −1パリティブロックと 識別子を割り当てる第3のステップと、
    前記情報ブロックと、それに隣接した当該パリティブロックと の組み合せを求める第4のステップと、
    前記組み合せに対する第1の加重因子w を計算する第5のステップと、
    同じ前記第1の加重因子w 有する組み合せを同一組み合せ として見つける第6のステップと、
    同じ前記第1の加重因子w 有する組み合せがない場合、 前記第4のステップにおける前記組み合せをレート互換可能な符号として構成する第7のステップと、
    同じ前記第1の加重因子w 有する組み合せが存在する場合、 前記組み合せと前記組み合せに隣接したパリティブロックと の第2の組み合せを求め、 前記第2の組み合せをレート互換可能な符号 として構成する第8のステップと を含み、
    前記加重因子w は、ブロックの組み合わせの隣接ブロックの数で定義されることを特徴とする高次元の積符号を用いたレート互換可能な符号構成方法。
  • 前記第8のステップが、
    前記同じ組み合せに対して第2の加重因子w を計算する第8−1のステップと、
    前記同じ組み合せの中で最大加重因子w を有する第3の組み合せを選択する第8−2のステップと、
    前記同じ組み合せを除いた組み合せ及び前記組み合せに隣接した新しい当該パリティブロックとの第2の組み合せを求め、前記第3の組み合せと、それに隣接した新しい当該パリティブロックの第2の組み合せを求める第8−3のステップとを 含み、
    前記第2の加重因子w は、隣接ブロックの組み合わせの量として定義されることを特徴とする請求項1に記載の高次元の積符号を利用したレート互換可能な符号構成方法。
  • 前記第5ないし8ステップが、前記第2の組み合せを求めるために、前記組み合せに隣接した新しいパリティブロックをさらに含んでm個のパリティブロックを含む第2の組み合せを求めるまで繰り返し実行されることを特徴とする請求項1に記載の高次元の積符号を用いたレート互換可能な符号構成方法。
  • 前記第2のステップの前記m次元の積符号が、情報語ブロック及びm次元軸に対して形成されたパリティブロックを含むことを特徴とする請求項1に記載の高次元の積符号を用いたレート互換可能な符号構成方法。
  • 前記第2のステップの情報語ブロックが、大きさがm次元の積符号の情報語の長さと同じようなブロックであることを特徴とする請求項1に記載の高次元の積符号を用いたレート互換可能な符号構成方法。
  • 前記第2のステップのパリティブロックが、前記情報語ブロックを除いてm次元の積符号の各軸を構成している符号のパリティの長さ、または情報語の長さと同じであることを特徴とする請求項1に記載の高次元の積符号を用いたレート互換可能な符号構成方法。
  • 前記各ブロックの識別子が、ブロックを構成する軸の大きさが前記情報語の長さと同じである場合、 「0」を割り当てることによって、前記ブロックを形成する軸の大きさがパリティの大きさと同じである場合、「1」を割り当てることにより、mビットで表現される2進数に割り当てられることを特徴とする請求項1に記載の高次元の積符号を用いたレート互換可能な符号構成方法。
  • 前記第4ステップでは、前記情報語ブロックを形成するためのm個のブロック及び一次元コードが各ブロックの識別子にm-1つの「0」を含むのかを決定することを特徴とする請求項1に記載の高次元の積符号を用いたレート互換可能な符号構成方法。
  • レート互換可能な符号構成のために、プロセッサを備えたコンピュータに、
    所定の個数の各軸にシステマティックブロック符号を用いてm次元の積符号(mは正の整数)を構成する第1のステップと、
    前記m次元の積符号を構成しているブロックを情報ブロックと2 -1パリティブロックとに区分する第2のステップと、
    前記第2のステップで決められた 情報ブロックと2 −1パリティブロックと 識別子を割り当てる第3のステップと、
    前記情報ブロックと 、それに隣接した当該パリティブロックと の組み合せを求める第4のステップと、
    前記組み合せに対する第1の加重因子w を計算する第5のステップと、
    同じ前記第1の加重因子w 有する組み合せを同一組み合せ として見つける第6のステップと、
    同じ前記第1の加重因子w 有する組み合せがない場合、 前記第4のステップにおける前記組み合せをレート互換可能な符号として用いる第7のステップと、
    同じ前記第1の加重因子w を有する組み合せが存在する場合、前記組み合せと前記組み合せに隣接したパリティブロックと の第2の組み合せを求め、 前記第2の組み合せをレート互換可能な符号として用いる第8のステップと を実現させるためのプログラムをレート互換可能な符号構成のために、プロセッサを備えたコンピュータに、記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
  • 前記第8のステップが、
    前記同じ組み合せに対して第2の加重因子w を計算する第8−1のステップと、
    前記同じ組み合せの中で最大加重因子w を有する第3の組み合せを選択する第8−2のステップと、
    前記同じ組み合せを除いた組み合せ及び前記組み合せに隣接した新しい当該パリティブロックとの第2の組み合せを求め、前記第2の組み合せの中で最大組み合せとその最大組み合せに隣接した当該パリティブロックを求める第8−3のステップと を含むことを特徴とする請求項9に記載のプログラムをレート互換可能な符号構成のために、プロセッサを備えたコンピュータに記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
  • 说明书全文

    本発明は、高次積符号を用いたレート互換可能な符号(Rate Comp-atible Code)を構成する方法と、前記方法を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取ることができる記録媒体に関するものである。 前記レート互換可能な符号は、2次元以上の積符号を用いて様々な符号化率と符号化性能とを提供することができる。

    レート互換可能な符号とは、エラー訂正符号でエラー訂正のために追加されたパリティに様々な穿孔パターン(punctured pattern:パンクチャードパターン)を適用し、1つの符号器及び復号器を用いて様々な符号化率と性能を提供できる符号を意味する。 このような利点により、チャネルの状態が随時変わる環境で、これに適応して送信するための適応型符号化方式や再送信のためのハイブリッドエーアールキュー(Hybrid Automatic Repeat Request(ARQ))方式に適用されてきた。

    前記のようなレート互換可能な符号は、主に、コンボルーション符号やコンボルーション符号に基づくターボ符号に最適の穿孔パターンを適用することによって設計されてきた。 コンボルーション符号に基づくターボ符号に適用したレート互換可能な符号化方法は、米国特許登録第6,430,722号及び大韓民国公開特許第2001−052246号に開示されている。 前記特許などは、最適の穿孔パターンを用いて穿孔することにより、様々な符号化率の符号を生成する方法を提供している。

    前記のような方式は、従来コンボルーション符号自体に適用され、無線通信環境での様々なチャネル状態に適応するための適応型符号化方式に応用されてきた。 第4世代移動通信システムでは、レート互換可能なターボ符号を用いたハイブリッドARQ方式が下記のような参考文献に記述されている。
    [1] Douglas N. Rowitch and Laurence B. Milstein,On the Performance of Hybrid FEC/ARQ Systems Using Rate Compatible Punctured Turbo(RCPT)Codes,IEEE Trans-actions on Communications,Vol. 48,No. 6,June 2000,pp. 948-959
    [2] Hasung Kim and Gordon L. Stuber,Rate Compatible Punctured Turbo Coding for WCDMA,ICPWC2000,pp.143-147
    [3] Hasung Kim and Gordon L. Stuber,Rate Compatible Punctured SCCC,VTC 2001 Fall,Vol. 4,pp. 2399-2403
    [4] Naveen Chandran and Mathew C. Valenti,Hybrid ARQ using Serial Concaten-ated Convolutional Codes over Fading Channels,VTC 2001 Spring,6-9 May 2001 Rhodes,Greece,Vol. 2,pp. 1410-1414
    [5] Jean X. Yu,Yuan Li,Hidekazu Murata,and Susumu Yoshida,Hybrid-ARQ Scheme Using Different TCM for Retransmission,IEEE Transactions on Communications,Vol. 48,No. 10,Oct. 2000,pp. 1609-1613

    前記した参考文献のように、レート互換可能な符号は、様々な応用分野に適用が可能であるが、ブロック符号を用いたレート互換可能な符号は、今まで提示されていない。 その理由は、コンボリューション符号(convolution cod-e)のように様々な穿孔パターンを用いては、ブロック符号を用いるレート互換可能な符号を作ることができないためである。 コンボリューション符号と同じ方式でレート互換可能な符号を作る場合、性能が非常に劣化する。 これは「Tingfang Ji and Wayne E.Stark,Rate Compatible Product Codes,Proceedings of MILCOM 2000,Vol.1,pp. 412-416」に示されている。

    したがって、ブロック符号を用いたレート互換可能な符号を実現した例は、コンボリューション符号の場合とは多少違いがあるが、下記のような例が提示されている。 まず、前記参考文献「Tingfang Ji and Wayne E.Stark,Rate Compatible Product Codes,Proceedings of MILCOM 2000,Vol.1,pp. 412-416」では、四次元の積符号を用いてレート互換可能な符号を実現した。

    しかし、ここで考慮した符号は、正確な意味の積符号ではない。 但し、各インターリビングに対してパリティを生成し出すものである。 例えば、ブロック符号が1次元である場合は、列方向にインターリビングされる情報に対する符号語(Code word)、またはパリティを生成する。 ブロック符号が2次元である場合は、行方向にインターリビングされる情報に対する符号語(Co-de word)、またはパリティを生成する。 そして、ブロック符号が3次及び4次である場合は、それぞれ相互に異なる対線方向にインターリビングし、符号語またはパリティを作り出した。

    送信端では、これらの4つのパリティのうち、いくつを送信するかによって様々な符号化率を作り出し、復号端では、これらのパリティ全てが同じ情報語を用いて作られたものであるため、反復復号を通して性能向上を試みた。 復号化器では、これらのパリティ全てが同じ情報語を用いて構成されるため、復号化性能が反復される復号過程を通して向上する。

    すなわち、4種類のインターリビング方式に対して作られた全てのパリティからなる符号を従来の符号とすると、これらのうち一部分を穿孔しては、様々な符号化率が作られ得ない。 しかし、このような符号化方式自体のみを見る時、次元が増えるにしたがって性能向上は優れていないという問題点があった。

    すなわち、全体の符号を全て用いるとしても、これらのうち1部だけを用いた方式に比べてランダムエラーが発生するチャネルでは、ほとんど利得を得ることができない。

    前記のような問題点は、前記符号が積符号が有している特有の性質を用いることができない構造で設計されたためである。

    積符号はブロック符号をブロックインタリーバを間に置いて、直列に接続した形態である。 したがって、どの軸方向にまず符号化を行うにしても、パリティにはパリティが、チェックにはチェックがある結果を得ることになる。 そして、行にあるチェックが先に計算されようが、列にあるチェックが先に計算されようが、チェック数字は同じとなる。

    この他にも、レート互換可能な符号ではないが、ブロック符号を用いて複数の符号化率を得ることができる方式が下記の参考文献[6]、[7]のように提示されているが、得ることができる符号化率の種類が非常に制約的であるか、または、これで作り出した単一符号としては、性能が非常に低下するか、または、復号が不可能であるという問題点があった。
    [6] K.S.Chan,Li Ping and S. Chan,Adapt-ive type II hybrid ARQ scheme using zig-zag code,Electronics Letters,25th No-vember 1999,Vol. 35,No. 24,pp. 2102-2104
    [7] Ch. V. Verikoukis and J. J. Olmos,An Efficient Type II Hybrid ARQ Protocol using Puntured R-S Codes for Wireless ATM Networks,VTC99 Fall,Vol. 3,1725-1729

    一方、ブロック符号を多次元の積符号で構成し、これを反復して復号する方法は、韓国特許出願第01-56774号に開示されている。

    本発明は、前記の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、2次元以上であるm次元の積符号を用いて様々な符号化率を生成し出すことができるレート互換可能な符号を実現する方法と、前記方法を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取ることができる記録媒体を提供することにある。 前記積符号は、1つの情報ブロックと複数のパリティブロックを区分し、パリティブロック別に穿孔パターンを定める。

    上記の目的を達成するための本発明の方法は、高次元の積符号を用いたレート互換可能な符号構成方法において、所定の個数の各軸にシステマティックブロック符号を用いてm次元の積符号(mは正の整数)を構成する第1のステップと、前記m次元の積符号を構成しているブロックを情報ブロックと2 −1パリティブロックとに区分する第2のステップと、該第2のステップで決められた各情報ブロックと2 −1パリティブロックとの識別子を割り当てる第3のステップと、前記情報ブロックの組み合せと、それに隣接した当該パリティブロックとを求める第4のステップと、前記組み合せに対する第1の加重因子w を計算する第5のステップと、前記第1の加重因子w と同じ加重因子を有する組み合せを同一組み合せとする第6のステップと、前記第1の加重因子w と同じ加重因子を有する組み合せがない場合、前記組み合せを用いてレート互換可能な符号を構成する第7のステップと、前記第1の加重因子w と同じ加重因子を有する組み合せが存在する場合、前記組み合せの第2の組み合せ及び前記組み合せに隣接したパリティブロックを求め、前記第2の組み合せを用いてレート互換可能な符号を構成する第8のステップとを含む。

    一方、前記本発明の方法は、前記第8のステップが、前記同じ組み合せに対して第2の加重因子w を計算する第8−1のステップと、前記同じ組み合せの中で最大加重因子w を有する第3の組み合せを選択する第8−2のステップと、前記同じ組み合せを除いた組み合せ及び前記組み合せに隣接した新しい当該パリティブロックとの第2の組み合せを求め、前記第3の組み合せと、それに隣接した新しい当該パリティブロックの第2の組み合せを求める第8−3のステップとを含む。

    一方、本発明は、レート互換可能な符号構成のために、プロセッサを備えたコンピュータに、所定の個数の各軸にシステマティックブロック符号を用いてm次元の積符号(mは正の整数)を構成する第1のステップと、前記m次元の積符号を構成しているブロックを情報ブロックと2 -1パリティブロックとに区分する第2のステップと、前記第2のステップで決められた各情報ブロックと2 -1パリティブロックとの識別子を割り当てる第3のステップと、前記情報ブロックの組み合せと、それに隣接した当該パリティブロックを求める第4のステップと、前記組み合せに対する第1の加重因子w を計算する第5のステップと、前記第1の加重因子w と同じ加重因子を有する組み合せを同じ組み合せとする第6のステップと、前記第1の加重因子w と同じ加重因子を有する組み合せがない場合、前記組み合せを用いてレート互換可能な符号を構成する第7のステップと、前記第1の加重因子w と同じ加重因子を有する組み合せが存在する場合、前記組み合せの第2の組み合せ及び前記組み合せに隣接したパリティブロックを求め、前記第2の組み合せを用いてレート互換可能な符号を構成する第8のステップとを実現させるためのプログラムをレート互換可能な符号構成のために、プロセッサを備えたコンピュータに、記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を含む。

    一方、本発明で提供するプロセッサを備えたコンピュータに記録したコンピュータで読み取ることができる記録媒体は、前記同じ組み合せに対して第2の加重因子w を計算する第8−1のステップと、前記同じ組み合せの中で最大加重因子w を有する第3の組み合せを選択する第8−2のステップと、前記同じ組み合せを除いた組み合せ及び前記組み合せに隣接した新しい当該パリティブロックとの第2の組み合せを求め、前記第2の組み合せの中で最大組み合せと、その最大組み合せに隣接した当該パリティブロックを求める第8−3のステップを含む。

    上述した目的、特徴及び利点などは、添付された図面と関連した次の詳細な説明を通してより明確になるだろう。 以下、添付された図面を参照して本発明に係る好ましい実施例を詳細に説明する。

    図1は、本発明の一実施の形態に係る(n ,k )ブロック符号及び(n ,k )ブロック符号を用いて通常の2次元の積符号を構成する過程を示す図であり、図2は、本発明の一実施の形態によって構成された3次元の積符号の構造図である。

    図1及び2に示しているように、m次元の積符号は、理論的にmが2つ以上である場合可能であり、m次元積符号には(n x n …nm)ビット(シンボル)のコーディングされるブロックがある。 線形ブロックコードから2次元積符号作り出し、その積符号次元を増加させる場合、積符号の最小距離も増加する。 したがって、復旧機能が向上するが、符号率とデータフレームの長さは減少する。 また、自由度が増加する。

    RCコードは、これらのブロックの様々な組み合せからなり、(穿孔された、あるいはパンクチャード)コードになり得る特定のブロックの組み合せが選択される。 コードを形成するためには、情報語ブロックとそれに隣接した1つ以上のパリティブロックが必要となる。 また、与えられた組み合せ内の全てのブロックは、相互に隣接した位置にある。 もし、m次元の積符号で2つのブロックが隣接している場合、それらの2進数的表現の(m-1)位置は一致する。 こうすることによって、コードを形成するブロックの組み合せを検索できる。 例えば、図3の3次元の積符号(I 3, 1,P 2)のブロックの組み合せは、穿孔された符号であるが、(I 3, 5,P 6)のブロックの組み合せはそうではない。

    コンパックRCコードを形成するためには、2つの加重因子w 及びw が画定され、前記加重因子より大きい値を有するブロックの組み合せが選択される。 加重因子w という与えられたブロックの組み合せの隣接したブロックの数で画定される。 例えば、図3の2次元の積符号では、I & P 1,I & P 2,P 1 & P 3、そしてP 2 & P 3の4つの隣接ブロックがある。 もし、同じ値w ,w を有するブロックの組み合せが用いられる場合、ブロックの組み合せw の値は、下記の数式1のように隣接ブロックの量によって決定される。

    ここで、A

    は、各隣接ブロックの量であり、2次元符号の長さであり3次元符号の面積である。

    これらの加重因子は、ブロックの組み合せのエラー訂正能を示す。 これは反復的な復号化器で、加重因子の大きさは外部情報の流れの量と直接関連している。 つまり、RCブロックターボ符号は、図4の過程で形成される。

    図4は、本発明に係る高次元の積符号を用いたレート互換可能な符号構成方法に対する一実施の形態フローチャートである。

    図4に示しているように、本発明に係る高次元の積符号を用いたレート互換可能な符号構成方法は、まず各次元別にシステマティック(systematic)ブロック符号を用いて、m次元の積符号を構成する(S201)。 前記m次元の積符号は、1つの情報ブロックと2 -1パリティブロックを区分する。 次いで、ステップS202で分離された各ブロックの識別子(index)を2進数で示す(S203)。

    そして、情報語ブロックとそれに隣接したパリティブロックの全ての組み合せを求める(S204)。 ここで、各パリティブロックの識別子にm-1つの0を含まなければならない。

    前記S204ステップにおいて、求めた隣接ブロックの組み合せに対して、隣接ブロックの組み合せの数(w )を計算し、その結果を格納する(S205)。

    前記S205ステップにおいて格納したブロックの組み合せに対し、このブロックの組み合せに隣接した、また異なるパリティブロックを検索して新しいブロックの組み合せを形成する(S206)。 もし、2つのブロックが前記m次元の積符号に隣接して位置するのであれば、それらの2進数的表現の(m-1)位置が一致しなければならない。

    前記S206ステップにおいて検索したブロックの組み合せに対し、隣接ブロック組み合せの数(w )を計算し、その結果を格納する。 前記S205ステップの結果に対し、可能な全てのブロックの組み合せが検索されたのか確認する(S208)。 全ての可能なブロックの組み合せが確認されない場合、w と同じ値を有するブロックの組み合せがあるのか否かを確認する(S209)。 仮に、w と同じ値を有するブロック組み合せがある場合、下記の数式2を用いて隣接ブロックの組み合せの量で画定されるw の値を計算する。 (S210)。

    ここで、A

    は各隣接ブロックの量であり、2次元符号の長さであり、3次元符号の面積である。 前記w

    より小さい値を有するブロックの組み合せは無視するようにする。

    m次元の積符号において、可能な全てのブロックの組み合せが検索されたのかを確認する(S211)。 もし、可能な全てのブロックの組み合せが検索されなかったのであれば、前記S206ステップに戻る。

    前記した過程を例に、図1Bにある2次元符号に適用する過程を説明する。 一番最初の情報語ブロックと隣接しているブロックは、P 1ブロックとP 2ブロックの2つである。 まず、P 1ブロックを有して作ることのできる組み合せを説明すると以下の通りである。

    (1)I +P
    (2)I +P 1+P
    (3)I +P 1+P
    (4)I +P 1+P 2+P

    前記の4つの場合は、全て各組み合せが符号語の構成要件を満足させていることが分かる。 したがって、前記の場合を全て格納する。 また、次いで、P 2ブロックを用いて作ることができる組み合せを説明すると、以下の通りである。

    (5)I +P
    (6)I +P 2+P 1 : (2)で既に格納されたため無視する
    (7)I +P 2+P
    (8)I +P 2+P 1+P 3 : (4)で 既に格納されたため無視する

    したがって、2次元の符号を用いて作ることができる組み合せは、全て6種類で、これらの加重因子(w 及びw )を計算してレート互換可能な符号を生成する。

    もう1つの例を説明するために、図4の過程を3次元符号に適用した例を説明する。

    表1は、反復式復号器で用いられることができる全てのブロックの組み合せが選定し示す。 ここでは、2つの3次元積符号が用いられた。 例えば、各軸で同じ要素符号(component code)を有する積符号と相互に異なる要素符号を有する積符号が提示されている。 前記表1で、3次元符号Aは、BCH符号に拡張された(16,11)の積符号であり、3次元符号Bは、BCH符号に拡張された(32,26)、(16,11)及び(8,4)の積符号DLEK。 前記3次元符号Aでは、各軸に同じ要素符号が用いられたため、総8種類のブロックの組み合せが生じる。 反面、前記3次元符号Bは、18種類のブロックの組み合せを有する。 それぞれの穿孔される符号に対して、加重因子(w 及びw )を計算して符号率(R)と共に表1に示した。 表1で、符号1ないし符号3は、平行するように接続した2次元ブロックターボ符号に、符号4ないし6は、直列に接続した2次元ブロックターボ符号に、そして残りの符号7ないし符号18は、直列に接続した3次元ブロックターボ符号から穿孔された符号として示すことができる。 したがって、前記符号1ないし6のw の値を隣接した長さの合計として、また前記符号7ないし符号18のw の値を隣接した面積の合計で計算することが必要となる。

    前記w 及びw の値によって、RC符号が効率的に形成され得る。 3次元符号Aを例にすると、パリティブロックの数が同じであっても、符号7は、さらに高い符号率を有する符号4ないし符号6とほとんど同じBER性能を有する。 これは、符号7がより大きいw の値、すなわちより多くの隣接ブロックの組み合せを有するためである。 本明細書には、3次元符号BのBER性能が実験的に提示されなかったが、3次元符号Bの場合も同じである。 例えば、3次元符号Bの場合、符号4ないし6のBER性能が符号7のBER性能がより優れている。 また、符号4は最大のw 値を有するため、前記符号4ないし6の中から最も優れたBER性能を有する。 これは、表1の全ての場合に適用される。

    表2は、前記3次元の符号Aを用いるRCブロックターボコードの例であり、各符号の符号率とBPSK変調方式とを用いるAWGNチャネルで、該当BER(Bit Error Rate)性能を示す。 軟判定を出力するビタビアルゴリズム(Viterbi)の修正された形態が反復式復号化器で用いられた。 (S.Kim,W.S Yang,及び H.Lee,「高次元ブロックターボコードのトレリス復号(Trellis-Based Decoding of High-Dimensional Block Turbo Codes)」,ETRI Journal,Vol.25,No.1,2003年2月,pp.1-8)。 非復号化BPSK方式は10 -6のBERを獲得するが、10dBのビットエネルギ対比雑音スペクトル密度(E /N )を要求する。 前記表2のシミュレーション結果は、ブロックの組み合せ、または穿孔方式によって前記RCブロックターボ符号が5.0ないし8.5dBのコーディングゲイン(Coding Gain)を生成することを示す。 積符号は各軸に相互に異なる要素符号を用いることになる場合、その変化はさらに豊富になる。 例えば、表1の3次元符号Bが用いられると、18種類の符号率の変化が可能である。

    前記RC積符号は、ハイブリッドARQ方式に適用可能である。 表3は、表2のRC積符号を用いて、ハイブリッドARQII及びIII方式を示す。 例えば、ARQII方式では、(I ,P 1,P 2)で構成された符号1が初めて送信される。 もし、P 3が最初の送信に失敗すると、ブロックが2番目に送信される。 万一、これもまた失敗すると、P 4,P 5,P 6、そしてP 7が続けて送信される。 ARQIII方式では、符号4、符号8、符号12、符号17及び符号18、この符号1が最初に送信された後、全ての再送信時に順に送信される。 図5は、これに対する図である。

    上述のように、本発明のレート互換可能な符号形成方法は、プログラムで実現されてコンピュータで読み取ることができる形態に記録媒体(CD−ROM、RAM、ROM、フロッピーディスク、ハードディスク、光磁気ディスク)に格納され得る。

    尚、本発明は、上記した本実施の形態に限られるものではなく、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲内で多様に変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に属する。

    上述のように本発明は、システマティックブロック符号を用いた積符号を用いて、レート互換可能な符号を効率的に設計でき、ブロックの組み合せを用いて様々な符号化率と性能を有する符号化方式を提供できる。 前記のように本発明は、様々な分野に応用できるという効果を得ることができる。

    本発明の一実施の形態に係る(n

    ,k

    )ブロック符号及び(n

    ,k

    )ブロック符号を用いて通常の2次元積符号を構成する過程を示す図である。

    本発明の一実施の形態によって構成された3次元積符号の構造図である。

    m次元の積符号をいくつかのm次元ブロックで区分する過程を示す図である。

    m次元の積符号をいくつかのm次元ブロックで区分する過程を示す図である。

    本発明に係る高次元の積符号を用いたレート互換可能な符号構成方法に対する一実施の形態フローチャートである。

    本発明の好適な実施形態に従ったRCコードの形成手順を示す。

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