Transmission rate information encoding/decoding apparatus and method for code division multiple access mobile communication system

申请号 JP2004163766 申请日 2004-06-01 公开(公告)号 JP2004248331A 公开(公告)日 2004-09-02
申请人 Samsung Electronics Co Ltd; サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド; 发明人 KIM JAE-YOEL; KANG HEE-WON;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a transmission rate information encoding/decoding apparatus and a method for a code division multiple access mobile communication system. SOLUTION: The encoding apparatus for the communication system includes: a one-bit generator for generating a sequence of the same symbols; a base orthogonal sequence generator for generating a plurality of base orthogonal sequences; a base mask sequence generator for generating a plurality of base mask sequences; and an arithmetic part for receiving transmission rate information bits containing a first information portion indicating conversion into a biorthogonal sequence, a second information portion indicating conversion into an orthogonal sequence and a third information portion indicating conversion into a mask sequence, combining an orthogonal sequence selected by the second information portion in the base orthogonal sequence, a biorthogonal sequence constituted into the combination of the selected orthogonal sequence and the same symbol selected by the first information portion, and a mask sequence selected by the biorthogonal sequence and the third information portion and generating the transmission rate information sequence. COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI
权利要求
  • 第1情報ビットと第2情報ビットとを含む符号化装置において、
    複数の基底シーケンスを生成し、複数のシーケンスの中、前記第1情報ビットにより選択されたシーケンスを出力するシーケンス発生器と、
    複数の基底マスクシーケンスを生成し、複数のマスクシーケンスの中、前記第2情報ビットにより選択されたマスクシーケンスを出力するマスクシーケンス発生器と、
    前記シーケンス発生器と前記マスクシーケンス発生器とから受信された前記シーケンスと前記マスクシーケンスとを加算する加算器と を含むことを特徴とする通信システムの符号化装置。
  • 前記複数のシーケンスは、ウォルシュ符号と前記ウォルシュ符号の相互直交補数シーケンスであることを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  • 前記マスクシーケンス発生器は、ゴールドコードを形成するために共に加われる第1mシーケンス及び第2mシーケンスを備え、前記第1mシーケンスを循環して形成されるシーケンスを有する第1シーケンスグループと、前記第2mシーケンスを循環して形成されるシーケンスを有する第2シーケンスグループとを形成し、前記第1グループの前記シーケンスを直交シーケンスに変換するために、列置換関数を前記第1グループの前記シーケンスに印加し、前記第2グループの前記シーケンスの先に0の列を挿入し、前記第2グループの前記シーケンスを前記マスクシーケンスに変換するために、逆列置換関数を発生し前記第2グループの前記シーケンスに印加することを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  • 前記複数の基底シーケンスは、長さ32の第1ウォルシュ符号、第2ウォルシュ符号、第4ウォルシュ符号、第8ウォルシュ符号、第16ウォルシュ符号及び全て“1”のシーケンスであることを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  • 前記基底マスクシーケンスは、“00101000011000111111000001110111”、“00000001110011010110110111000111”、“00001010111110010001101100101011”、“00011100001101110010111101010001”であることを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  • 前記加算器の出力信号は、#0及び#16の位置で穿孔されることを特徴とする請求項4または請求項5のいずれかに記載の符号化装置。
  • 前記符号化装置は、長さ32のウォルシュ符号から#0及び#16シンボルが除かれた長さ30のシーケンスを出力することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の符号化装置。
  • 前記符号化装置は、長さ32の基底マスクシーケンスから#0及び#16シンボルが除かれた長さ30のシーケンスを出力することを特徴とする請求項7に記載の符号化装置。
  • 前記基底ウォルシュ符号W1は“01010101010101010101010101010101”であり、
    前記基底ウォルシュ符号W2は“00110011001100110011001100110011”であり、
    前記基底ウォルシュ符号W4は“00001111000011110000111100001111”であり、
    前記基底ウォルシュ符号W8は“00000000111111110000000011111111”であり、
    前記基底ウォルシュ符号W16は“00000000000000001111111111111111”である ことを特徴とする請求項7に記載の符号化装置。
  • 前記基底ウォルシュ符号W1は“01010101010101010101010101010101”であり、
    前記基底ウォルシュ符号W2は“00110011001100110011001100110011”であり、
    前記基底ウォルシュ符号W4は“00001111000011110000111100001111”であり、
    前記基底ウォルシュ符号W8は“00000000111111110000000011111111”であり、
    前記基底ウォルシュ符号W16は“00000000000000001111111111111111”である ことを特徴とする請求項8に記載の符号化装置。
  • 前記基底マスクシーケンスは、第1マスクシーケンスM1“00101000011000111111000001110111”、第2マスクシーケンスM2“00000001110011010110110111000111”、第3マスクシーケンスM4“00001010111110010001101100101011”及び第4マスクシーケンスM8“00011100001101110010111101010001”であることを特徴とする請求項9に記載の符号化装置。
  • 前記基底マスクシーケンスは、第1マスクシーケンスM1“00101000011000111111000001110111”、第2マスクシーケンスM2“00000001110011010110110111000111”、第3マスクシーケンスM4“00001010111110010001101100101011”及び第4マスクシーケンスM8“00011100001101110010111101010001”であることを特徴とする請求項10に記載の符号化装置。
  • 前記符号化装置は、前記基底相互直交シーケンスと前記基底マスクシーケンスとの合計を求めることによって生成されたシーケンスから#0及び#16シンボルが除かれた長さ30のシーケンスを出力することを特徴とする請求項5に記載の符号化装置。
  • 前記基底相互直交シーケンスは、
    “01010101010101010101010101010101”、
    “00110011001100110011001100110011”、
    “00001111000011110000111100001111”、
    “00000000111111110000000011111111”であり、
    前記基底マスクシーケンスは、
    “00101000011000111111000001110111”、
    “00000001110011010110110111000111”、
    “00001010111110010001101100101011”
    “00011100001101110010111101010001”であることを特徴とする請求項13に記載の符号化装置。
  • 第1情報ビットと第2情報ビットとを含む情報ビットを符号化する方法において、
    複数の基底シーケンスを生成し、複数のシーケンスの中、前記第1情報ビットにより選択されたシーケンスを出力する過程と、
    複数の基底マスクシーケンスを生成し、複数のマスクシーケンスの中、前記第2情報ビットにより選択されたマスクシーケンスを出力する過程と、
    前記選択されたシーケンスと前記選択されたマスクシーケンスとを加算する過程と を含むことを特徴とする通信システムの符号化方法。
  • 前記複数のシーケンスは、長さ32のウォルシュ符号と前記ウォルシュ符号の補数符号であることを特徴とする請求項15に記載の符号化方法。
  • 前記複数の基底マスクシーケンスは、第1mシーケンスと第2mシーケンスとを加算することによって生成されるゴールドシーケンスから生成され、前記第1mシーケンスを循環して形成されるシーケンスを有する第1シーケンスグループと、前記第2mシーケンスを循環して形成されるシーケンスを有する第2シーケンスグループとを形成し、前記第1グループの前記シーケンスを直交シーケンスに変換するために、列置換関数を前記第1グループの前記シーケンスに印加し、前記第2グループの前記シーケンスの先に0の列を挿入し、前記第2グループの前記シーケンスを前記マスクシーケンスに変換するために、逆列置換関数を前記第2グループの前記シーケンスに印加することを特徴とする請求項16に記載の符号化方法。
  • 前記複数の基底シーケンスは、長さ32の第1ウォルシュ符号(W1)、第2ウォルシュ符号(W2)、第4ウォルシュ符号(W4)、第8ウォルシュ符号(W8)、第16ウォルシュ符号(W16)及び全て“1”のシーケンスであることを特徴とする請求項15に記載の符号化方法。
  • 前記複数の基底マスクシーケンスは、“00101000011000111111000001110111”、“00000001110011010110110111000111”、“00001010111110010001101100101011”、“00011100001101110010111101010001”であることを特徴とする請求項15に記載の符号化方法。
  • 前記符号化は、長さ32のウォルシュ符号から#0及び#16シンボルが除かれた長さ30のシーケンスを出力することを特徴とする請求項15に記載の符号化方法。
  • 前記符号化は、長さ32の基底マスクシーケンスから#0及び#16シンボルが除かれた長さ30のシーケンスを出力することを特徴とする請求項15に記載の符号化方法。
  • 前記基底ウォルシュ符号W1は“01010101010101010101010101010101”であり、
    前記基底ウォルシュ符号W2は“00110011001100110011001100110011”であり、
    前記基底ウォルシュ符号W4は“00001111000011110000111100001111”であり、
    前記基底ウォルシュ符号W8は“00000000111111110000000011111111”であり、
    前記基底ウォルシュ符号W16は“00000000000000001111111111111111”である ことを特徴とする請求項18に記載の符号化方法。
  • 前記基底マスクシーケンスは、第1マスクシーケンスM1“00101000011000111111000001110111”、第2マスクシーケンスM2“00000001110011010110110111000111”、第3マスクシーケンスM4“00001010111110010001101100101011”及び第4マスクシーケンスM8“00011100001101110010111101010001”であることを特徴とする請求項22に記載の符号化方法。
  • 前記符号化は、前記基底相互直交シーケンスと前記基底マスクシーケンスとの合計を求めることによって生成されたシーケンスから#0及び#16シンボルが除かれた長さ30のシーケンスを出力することを特徴とする請求項15に記載の符号化方法。
  • 前記基底相互直交シーケンスは、
    “01010101010101010101010101010101”、
    “00110011001100110011001100110011”、
    “00001111000011110000111100001111”、
    “00000000111111110000000011111111”であり、
    前記基底マスクシーケンスは、
    “00101000011000111111000001110111”、
    “00000001110011010110110111000111”、
    “00001010111110010001101100101011”
    “00011100001101110010111101010001”であることを特徴とする請求項24に記載の符号化方法。
  • 同一シンボルを発生する過程と、
    複数の基底シーケンスを発生する過程と、
    複数の基底マスクシーケンスを発生する過程と、
    前記同一シンボルと前記複数の基底シーケンスと前記複数の基底マスクシーケンスとを対応する伝送率情報ビットとそれぞれ乗算する過程と、
    各乗算から生成されたシーケンスを加算する過程と を含むことを特徴とする符号分割多重接続移動通信システムの伝送率情報符号化方法。
  • 说明书全文

    本発明は符号分割多重接続移動通信システムで情報を伝送するための装置及び方法に関するもので、特に、伝送率情報(Transport Format Combination Indi cator、以下、TFCI)を伝送するための装置及び方法に関する。

    一般的に符号分割多重接続方式を使用する移動通信システム(以下、IMT2000システム)では一つの物理的チャネル、例えば、専用物理データチャネル(DPDCH)内に音声サービス、画像サービス、文字サービスなどのような各種サービスを提供するフレームを伝送する。 前記サービスフレームは固定されたデータ伝送率、または可変的なデータ伝送率に伝送される。 固定された伝送率にサービスフレームを伝送する場合には、伝送する各サービスフレームの拡散レート(spreading rate)を受信側に知らせる必要がない。 しかし、可変的な伝送率にサービスフレームを伝送する場合には、伝送される各サービスフレームが相異なる伝送率により伝送されることができるので、送信側は各サービスフレームの伝送率により決定される拡散レートを受信側に知らせるべきである。 この時、通常的なIMT2000システムで伝送率とデータ伝送速度は比例関係であり、前記データ伝送速度とデータ拡散レートは反比例関係である。

    上述した可変的な伝送率にサービスフレームを伝送する場合に、現在伝送されているサービスフレームの伝送率を受信側に知らせる役割をすることが専用物理制御チャネル(DPCCH)内に含まれたTFCIフィールドである。 前記TFCIフィールドにはサービスフレームの伝送率を含む情報を示す伝送率情報(TFCI)が含まれる。 前記TFCIはそれぞれの伝送率による音声、またはデータサービスが正しく遂行されるようにする情報である。

    図1A乃至図1Dに前記TFCIの使用例を示す。 前記図1Aの例はアップリンク(up-link)専用物理データチャネル(DPDCH)とアップリンク(up-link)専用物理制御チャネル(DPCCH)での適用を示している。 前記図1Bの例はランダムアクセスチャネル(RACH)での適用を示している。 前記図1Cの例はダウンリンク(down-link)専用物理データチャネル(DPDCH)とダウンリンク専用物理制御チャネル(DPCCH)での適用を示している。 前記図1Dの例は第2共通物理制御チャネル(SCCPCH)での適用を示している。

    前記図1A乃至図1Dを参照すると、一つのフレームは16個のスロットに構成され、前記各スロットはTFCIフィールドを有する。 従って、一つのフレームは16個のTFCIフィールドを含む。 前記TFCIフィールドはN TFCIビットに構成される。 通常的に伝送率情報(TFCI)は32ビットになされる。 一つのフレームに32ビットのTFCIを伝送するためには、一つのフレームを構成する16スロット(T slot =0.625ms)ごと2ビットのTFCIビットが割り当てられる。

    図2は通常的なIMT−2000システムの基地局送信器構造を示している図である。

    前記図2を参照すると、乗算器211、231、232は入信号を利得係数G 、G 、G とかけて出力する。 乗算器221、241、242は対応するTFCI符号器から受信されたTFCI符号語(符号化シンボル)と利得係数G 、G 、G をかけて出力する。 前記利得係数G 、G 、G 、G 、G 、G はサービス種類やハンドオーバ状況などによってそれぞれ異なる値を有することもできる。 前記入力信号はDPDCHデータとDPCCH信号を構成するパイロット信号(Pilot)、電力制御信号(TPC)などを含む。 マルチプレクサ212は図1Cに示したように、前記乗算器221から受信される32ビットの符号化シンボルを前記TFCIフィールドに挿入して出力する。 マルチプレクサ242は前記乗算器241から受信される32ビットの符号化シンボルを前記TFCIフィールドに挿入して出力する。 マルチプレクサ252は前記乗算器242から受信される32ビットの符号化シンボルを前記TFCIフィールドに挿入して出力する。 前記TFCIフィールドに符号化シンボルを挿入する例は図1A乃至図1Dに示したようである。 前記32ビットの符号化シンボルは各チャネルのデータ信号による伝送速度情報などを定義するTFCIビット(情報ビット)を符号化することにより得られるシンボルである。 第1、第2及び第3直並列変換器(以下、S/P)213、233、234は、前記マルチプレクサ212、242、252からの出力をIチャネルとQチャネルに分離する。 乗算器214、222、235、236、237、238は前記直並列変換器213、233、234からの出力をチャネル区分コード(Channelization code)C ch1 、C ch2 、C ch3とかける。 前記チャネル区分コードは直交符号が使用される。 前記乗算器214、235、237の出力は第1合算器215で合算されIチャネル信号に生成される。 前記乗算器222、236、238の出力は第2合算器223で合算されQチャネル信号に生成される。 位相遷移器224は前記第2合算器223から受信されたQチャネル信号の位相を90゜シフトする。 合算器216は第1合算器215の出力と位相遷移器224の出力を合算して複素信号I+jQを生成する。 乗算器217は前記複素信号を各基地局に割り当てられたPNシーケンス(C scramb )によりスクランブリングする。 第4S/P218は前記スクランブリングされた信号を直/並列変換してIチャネル及びQチャネルに分配する。 前記第4S/P218の出力はIチャネル及びQチャネル別に低域ろ波器219と225を通過して帯域幅が制限された信号が生成される。 前記低域ろ波器219と225の出力信号は乗算器220と226で搬送波cos(2πf t)、sin(2πf t)とかけられて高周波帯域に遷移される。 合算器227は前記高周波帯域に遷移されたIチャネルとQチャネルの信号を合わせて出力する。

    図3は通常的なIMT−2000システムの移動局送信器の構造を示す図である。
    前記図3を参照すると、乗算器311、321、323は対応する信号をチャネル区分コード(Channelization code)C ch1 、C ch2 、C ch3とかけて出力する。 信号1、2、3は第1、第2、第3DPDCH信号である。 入力信号4はDPCCHのパイロット信号(Pilot)と電力制御信号(TPC)などを含む。 TFCI情報ビットはTFCI符号器309により32ビットTFCI符号語シンボルに符号化される。 乗算器310は図1Aに示したように、32ビットTFCI符号化シンボルを信号4に挿入する。 乗算器325は前記乗算器310からのTFCI符号化シンボルを含むDPCCH信号とチャネル区分コードC ch4をかける。 前記チャネル区分コードC ch1 、C ch2 、C ch3 、C ch4は直交符号が使用される。 前記32ビットの符号化シンボルはDPDCH信号の伝送速度情報などを定義するTFCI情報ビットを符号化することにより得られるシンボルである。 前記乗算器311、321、323、325の出力は乗算器312、322、324、326で利得係数G 、G 、G 、G とかけられる。 前記利得係数G 、G 、G 、G はそれぞれ異なる値を有することもできる。 前記乗算器312、322の出力は第1合算器313で合算されIチャネル信号に出力され、乗算器324、326の出力は第2合算器327で合算されQチャネル信号に出力される。 位相遷移器328は第2合算器327から受信される前記Qチャネル信号の位相を90゜シフトする。 合算器314は第1合算器313の出力と位相遷移器328の出力を合算して複素信号I+jQを生成する。 乗算器315は前記複素信号を各基地局に割り当てられたPNシーケンス(C scramb )によりスクランブリングする。 第4S/P329は前記スクランブリングされた信号を直/並列変換してIチャネル及びQチャネルに分配する。 前記第4S/P329の出力はIチャネル及びQチャネル別に低域ろ波器316と330を通過して帯域幅が制限された信号が生成される。 前記低域ろ波器316、330の出力信号は乗算器317と331で搬送波cos(2πf t)、sin(2πf t)とかけられて高周波帯域に遷移される。 合算器318は前記高周波帯域に遷移されたIチャネルとQチャネルの信号を合わせて出力する。

    上述したように伝送率情報を伝送するTFCIは基本型TFCIと拡張型TFCIに区分されることができる。 前記基本型TFCIは6ビットに構成されたTFCI情報ビットを利用して対応するデータチャネルの伝送速度を含む1乃至64の相異なる情報を指定することができ、前記拡張型TFCIは7乃至10ビットに構成されたTFCI情報ビットを利用して1乃至128、1乃至256、1乃至512及び1乃至1024の相異なる情報を指定することができる。 前記拡張型TFCIは符号分割多重接続移動通信システムで、より多様なサービスの支援要求を満足させるために提案された。 前記TFCIビットは送信側で伝送したサービスフレームを受信側で正しく解釈するため必ず必要な情報である。 このため、前記TFCIビットが伝送誤りにより受信側に伝達されないと、受信側では受信したサービスフレームを正しく解釈できないようになる。 従って、前記TFCIビットは伝送中に誤りが発生しても受信側で発生した誤りを訂正することができるように、送信側は前記TFCIビットを誤り訂正符号により符号化して伝送するようになる。

    図4Aは従来の符号分割多重接続移動通信システムで基本型TFCIビットを符号化するための構成を概念的に示しており、図4Bは図4Aの相互直交符号器に適用される符号化テーブルの一例を示している。 上述したように、基本型TFCIは1乃至64の異なる情報を指定する6ビットのTFCIビット(以下、基本型TFCIビット)に構成される。

    前記図4A及び4Bを参照すると、基本型TFCIビットは相互直交(Biorthogonal)符号器402に入力され、32シンボル(またはビット)のTFCI符号語に出力される。 前記基本型TFCIビットは上述したように6ビット表現形式を基本としている。 従って、6ビットより小さいビット数を有する基本型TFCIビットが前記相互直交符号器402に印加される場合には、前記入力された基本型TFCIビットのMSB(most significant bit、最左のビット)から0の値を入れて6ビット表現形式を有するようにする。 一方、前記相互直交符号器402は入力される6ビット表現形式の基本型TFCIビットにより32シンボルのTFCI符号語を出力するため所定の符号化テーブルを有する。 その一例は図4Bに示されている。 前記図4Bのように、符号化テーブルには32ビットの長さを有する32個の直交符号語c 32,1乃至c 32,32と、前記32個の符号語c 32,1乃至c 32,32

    に該当する32個の相互直交符号語が登録されている。 従って、前記相互直交符号器402は基本型TFCIビットのLSB(Least significant bit、最下位ビット)が1であると、32個の相互直交符号語を選択し、前記LSBが0であると、32個の直交符号語を選択する。 前記LSBにより直交符号、または相互直交符号が選択されると、前記LSBを除外したその以外のTFCIビットにより前記選択された直交符号、または相互直交符号のいずれか一つを選択してTFCI符号語に出力する。

    一方、TFCI符号語は上述したように誤り訂正能力を有すべきであるが、一般的に2進線形符号(Binary Linear Codes)の誤り訂正能力は2進線形符号間の最小距離(dmin:Minimum Distance)によって決定される。 最適符号(optimal code)になるための2進線形符号間の最小距離(dmin:Minimum Distance)は下記参照文献[1]で開示している。

    参照文献[1]: An Updated Table of Minimum-Distance Bounds for Binary Linear Codes(AE Brouwer and Tom Verhoeff, IEEE Transactions on Information Theory, Vol.39, No.2, March 1993)

    前記参照文献[1]で6ビットの入力により32ビットが出力される2進線形符号で要求される最小距離(dmin:Minimum Distance)は16に提案している。 このような観点からみる時、前記相互直交符号器402の出力であるTFCI符号語は16の最小距離(dmin:Minimum Distance)を有する。 従って、前記相互直交符号器402から出力されるTFCI符号語は最適符号ということができる。

    一方、図5Aは従来の符号分割多重接続移動通信システムで拡張型TFCIビットを符号化するための構成を概念的に示しており、図5Bは図5Aの制御器が伝送率情報を分配するため遂行するアルゴリズムの一例を示している。 また、図5Cは図5Aの相互直交符号器に適用される符号化テーブルの一例を示している。 拡張型TFCIはTFCIビット数により定義されることができる。 即ち、前記拡張型TFCIは1乃至128、1乃至256、1乃至512及び1乃至1024の相異なる情報を指定する7ビット乃至10ビットのTFCIビット(以下、拡張型TFCIビット)に構成される。

    前記図5A乃至図5Cを参照すると、拡張型TFCIビットは制御器500に入力され所定アルゴリズムにより両分され出力される。 例えば、10ビットの拡張型TFCIビットが入力されると、前記制御器500は前記10ビットの拡張型TFCIビット中の5ビットを第1TFCIビット(word1)に出力し、その他の5ビットを第2TFCIビット(word2)に出力する。 前記拡張型TFCIビットは上述したように10ビット表現形式を基本にしている。 従って、前記制御器500は10ビットより小さいビット数を有する拡張型TFCIビットが入力される場合には、前記入力された拡張型TFCIビットのMSBから0の値を入れて10ビット表現形式を有するようにする。 その後、前記制御器500は前記10ビット表現形式の拡張型TFCIビットを上述した動作によりword1とword2に分割して出力する。

    前記5ビットに分割されたword1とword2はそれぞれ相互直交符号器502、504に入力される。 前記制御器500で入力される拡張型TFCIビット(a 乃至a 10 )をword1とword2に分割して出力する方法の一例は図5Bのようである。

    前記相互直交符号器502は前記制御器500から受信されるword1を符号化して長さ16シンボルの第1TFCI符号語を出力し、前記相互直交符号器504は前記制御器500から受信されるword2を符号化して長さ16のシンボルの第2TFCI符号語を出力する。 一方、前記相互直交符号器502と504は入力される5ビットのTFCIビット(word1、word2)により16シンボルのTFCI符号語を出力するため所定の符号化テーブルを有する。 その例は図5に示されている。 前記図5Cのように符号化テーブルには16ビットの長さを有する16個の直交符号語(c 16,1乃至c 16,16 )と前記16個の直交符号語の

    に構成された相互直交符号語が登録されている。 従って、前記相互直交符号器502と504は入力される5ビットのTFCIビットのLSB(Least significant bit、最下位ビット)が1であると、16個の相互直交符号語を選択し、前記LSBが0であると、16個の直交符号語を選択する。 その後、前記相互直交符号器は、前記LSBを除外したその他のTFCIビットに基づいて前記選択された直交符号、または相互直交符号中のいずれか一つを選択して、第1、または第2TFCI符号語に出力する。

    前記相互直交符号器502から出力される16シンボルの第1TFCI符号語と前記相互直交符号器504から出力される16シンボルの第2TFCI符号語はマルチプレクサ510に提供される。 前記マルチプレクサ510は前記第1TFCI符号語と前記第2TFCI符号語をマルチプレクシングして32シンボルのTFCI符号語を出力する。

    受信側では前記32シンボル(またはビット)のTFCI符号語を受信して16シンボル(またはビット)ずつ分けて、それぞれ5ビットのTFCIビット(word1、word2)に復号した後、これを合わせて10ビットの正確なTFCIビットを得る。 従って、上述した復号過程で復号された5ビットのTFCIビット(word1、またはword2)の中の一つでも誤りが発生する時には10ビットの全体TFCIビットに誤りが発生する。

    一方、拡張型TFCI符号語も上述したように誤り訂正能力を有すべきである。 このためには前記拡張型TFCI符号語は前記参照文献[1]で提案している最小距離を有すべきである。

    送信側でのTFCIビットが10ビットであり、前記TFCIビットを符号化したTFCI符号語が32シンボル(またはビット)であることを考慮すると、前記参照文献[1]では最適符号のための最小距離を12に提案している。 しかし、前記図5Aのような構造から出力されるTFCI符号語は8の最小距離(dmin:Minimum Distance)を有する。 その理由は上述したように復号過程で復号された5ビットのTFCIビット(word1、またはword2)の一つでも誤りが発生する時には、10ビットの全体TFCIビットに誤りが発生するためである。 即ち、TFCIビットが5ビットずつ分割され符号化されるとしても、最終出力されるTFCI符号語間の最小距離は相互直交符号器502と504の符号語間の最小距離である8になる。

    従って、前記図5Aに示した符号化構造から伝送されるTFCI符号語は最適符号を有することができなく、これは同一の無線チャネル環境でTFCIビットの誤りが発生する確率が高くなる原因になる。 一方、前記TFCIビットの誤り発生確率が高くなると、受信側で受信されたデータフレームの伝送率を誤判断するようになり、これはデータフレームの復号時、エラー率を増加させるようになって、符号分割多重接続移動通信システムの効率を低下させる問題をもたらした。

    また、前記従来技術によると、基本型TFCIと拡張型TFCIをサービスするためには基本型TFCIをサービスするためのハードゥウェア構成と前記拡張型TFCIをサービスするためのハードゥウェア構成を別に設けるべきであった。 これは符号分割多重接続移動通信システムを具現することにおいて、費用とシステムの大きさにおいて不合理な問題を発生させた。

    本発明は上述した従来の問題点を解決するためのもので、本発明の目的は符号分割多重接続移動通信システムで、拡張型伝送率情報(TFCI)を符号化する符号化装置及び方法を提供することにある。

    本発明の他の目的は符号分割多重接続移動通信システムで、拡張型伝送率情報(TFCI)の符号化と共に、基本型伝送率情報(TFCI)の符号化に対して互換性を有する符号化装置及び方法を提供することにある。

    本発明のさらに他の目的は符号分割多重接続移動通信システムで、拡張型伝送率情報(TFCI)を復号化する復号化装置及び方法を提供することにある。

    本発明のさらに他の目的は符号分割多重接続移動通信システムで、拡張型伝送率情報(TFCI)の復号化と、基本型伝送率情報(TFCI)の復号化に対して互換性を有する復号化装置及び方法を提供することにある。

    本発明のさらに他の目的は符号分割多重接続移動通信システムで、拡張型伝送率情報(TFCI)を符号化することによって、最適符号を生成することができる符号化装置及び方法を提供することにある。

    本発明のさらに他の目的は符号分割多重接続移動通信システムで、拡張型伝送率情報(TFCI)を符号化及び復号化するため使用されるマスクシーケンスを生成する方法を提供することにある。

    前記目的を達成するために本発明は、符号分割多重接続移動通信システムでTFCI符号化/復号化装置及び方法を提供する。 前記TFCI符号化装置は、同一シンボルのシーケンスを発生する1ビット発生器と、複数の基底直交シーケンスを発生する基底直交シーケンス発生器と、複数の基底マスクシーケンスを発生する基底マスクシーケンス発生器と、相互直交シーケンスへの変換を示す第1情報部分と、直交シーケンスへの変換を示す第2情報部分と、マスクシーケンスへの変換を示す第3情報部分とを含む伝送率情報ビットを受信し、前記基底直交シーケンスの中、前記第2情報部分により前記基底直交シーケンスから選択される直交シーケンスと、前記選択される直交シーケンスと前記第1情報部分により選択される前記同一シンボルの組み合わせに構成される相互直交シーケンスと、前記相互直交シーケンスと前記第3情報部分により選択されるマスクシーケンスとを組み合わせて伝送率情報シーケンスに発生する演算部と、を含む。

    以下、本発明の望ましい実施形態を添付図を参照しつつ詳細に説明する。 下記の発明において、本発明の要旨のみを明瞭にする目的で、関連した公知機能又は構成に関する具体的な説明は省略する。

    先ず、本発明では第1TFCIビットにより出力される第1符号化シンボル(第1TFCI符号語)と第2TFCIビットにより出力される第2符号化シンボル(第2TFCI符号語)を加算して完全な符号化シンボル(TFCI符号語)を出力する符号分割多重接続移動通信システムでの伝送率情報(TFCI)符号化概念を提案している。 前記TFCI符号化概念は図6に示されている。 ここで、相互直交シーケンス及びマスクシーケンスは、第1TFCI符号語及び第2TFCI符号語をそれぞれ開示している。

    前記図6を参照すると、伝送率情報(TFCI)ビットは第1TFCIビットと第2TFCIビットに分割され、マスクシーケンス発生部602と相互直交シーケンス発生部604にそれぞれ入力される。 前記マスクシーケンス発生部602は受信された第2TFCIビットを符号化して所定マスクシーケンスを生成する。 前記相互直交シーケンス発生部604は受信された第1TFCIビットを符号化して所定相互直交シーケンスを生成する。 加算器610は前記マスクシーケンスと前記相互直交シーケンスを加算して、前記TFCIビットが符号化された完全な符号化シンボル(TFCI符号語)を出力する。 この時、前記マスクシーケンス発生部602は入力される第2TFCIビットのすべての場合数に対応してマスクシーケンスを符号化テーブルに有していることができる。 前記相互直交シーケンス発生部604も入力される第1TFCIビットのすべての場合数に対応して相互直交シーケンスを符号化テーブルに有していることができる。

    上述したように本発明の実施のためにはマスクシーケンス及びマスクシーケンス生成方法が定義されるべきである。 一方、本発明の実施形態では前記直交シーケンスの一例にウォルシュ符号を開示している。

    1. マスクシーケンス生成方法 本発明は上述したように、IMTシステムでTFCIビットを符号化及び復号化する技術に関するもので、拡張されたリードミュラー(Extended Reed Muller)コードを使用するものである。 このためには所定シーケンスが使用されるが、この時のシーケンスは誤り訂正性能が優秀な最小距離を有すべきである。

    通常的に線形誤り訂正符号(Linear Error Correcting Code)の性能、または能力を示す重要な尺度(measure)、即ちパラメータは誤り訂正符号の符号語(code word)間の最小距離(minimum distance)である。 その符号語のハミングウェイト(Hamming weight)は“0”ではないシンボルの個数を意味する。 即ち、符号語が“0111”であると、ハミングウェイトは3である。 各コードに対して“0”ではない符号語の一番小さいハミングウェイトは最小ウェイト(minimum weight)と言われ、各2進線形コードの前記最小距離は前記最小ウェイトと同一である。 前記線形誤り訂正符号(Linear Error Correcting Code)で最小距離が大きいほど誤り訂正性能が優秀である。 これは参照文献2“The Theory of Error-Correcting Codes”-FJMacwilliams, and NJA Sloane, North-Hollandで詳細に開示している。

    前記拡張されたリードミュラーコードは任意のシーケンスとmシーケンスの和になされるシーケンスの集合であるシーケンス群から類推することができる。 前記シーケンス群を線形誤り訂正符号に使用するためには、前記シーケンス群の最小距離が大きくなければならない。 このようなシーケンス群はカサミシーケンス(Kasami sequence)群、ゴールドシーケンス(Gold sequence)群、カドックシーケンス(Kerdock sequence)群を含む。 前記シーケンスは全体長さL=2 2mである時、最小距離が(2 2m −2 )/2であり、L=2 2m+1である時、最小距離が(2 2m+1 −2 2m )/2である。 即ち、全体長さが32である時、最小距離は12である。

    以下、本発明では前記のようなシーケンス群を使用して優秀な性能を有する線形誤り訂正符号である拡張された誤り訂正符号(ウォルシュ符号及びマスクシーケンス)を生成する方法に対して説明する。

    コード理論(Coding Theory)によると、元のmシーケンスを一回からn回循環することにより形成されるグループのmシーケンスからウォルシュ符号を形成する列置換関数は存在する。 ここでnはmシーケンスの長さである。 言い換えれば、各mシーケンスは元のmシーケンスを所定回数循環させることにより形成される。 前記列置換関数は前記mシーケンス内のシーケンスをウォルシュ符号に置換するための関数である。 ここで、元のmシーケンスと他の元のmシーケンスを加算することにより形成させるシーケンスにはゴールドシーケンス、またはカサミシーケンスがあると仮定する。 mシーケンスのさらに他のグループは他の元のmシーケンスを一回からn回循環させることにより類似に形成される。 ここで、nは予め決定されたシーケンスの長さである。 その後、逆列置換関数は他の元のmシーケンスから形成されたmシーケンスの第2グループに印加される。 前記逆列置換関数のmシーケンスの第2グループへの印加はマスクシーケンスと定義できる他のシーケンス群を生成する。

    本実施形態ではゴールドシーケンス群を使用して、(2 、n+k)コード(拡張されたリードミュラーコード)(ただ、k=1、...、n+1)を生成する場合、上述したマスクシーケンスの生成方法を説明する。 前記(2 、n+k)コードとはn+k個のTFCIビット(入力情報ビット)を入力として2 個の符号化されたTFCI符号語(符号化シンボル)を出力するためのコードを意味する。 実際に、ゴールドシーケンスは二つの相異なる特定mシーケンスの和に表現されることは公知の事実である。 従って、前記(2 、n+k)コードを生成するためには、先ず長さ2 −1であるゴールドシーケンスを生成すべきである。 ここで、生成多項式f1(x)とf2(x)から生成される二つのmシーケンスm (t)とm (t)の和がゴールドシーケンスになる。 この時、mシーケンスm(t)、即ちm (t)とm (t)は、生成多項式f1(x)とf2(x)が定まると、下記式(1)のようにトレイス関数(Trace function)を利用して求めることができる。

    前記式(1)でAはmシーケンスの初期値によって決定される値、αは生成多項式の根、nは生成多項式の次数を示す。

    図7は前記シーケンス群の中、ゴールドシーケンス群を使用して、(2 、n+k)コード(即ち、n+kビットの情報ビットを入力して2 ビットの符号化シンボルを出力するためのコード)を生成する場合に使用されるマスクシーケンスの生成過程を示す。

    前記図7を参照してマスクシーケンスの生成過程を説明すると、710段階では前記式(1)により生成多項式f1(x)と生成多項式f2(x)を使用してmシーケンスm (t)とmシーケンスm (t)を求める。 すると、712段階では前記mシーケンスm (t)を0からn−2回循環させ形成されたmシーケンスを有するシーケンス群からウォルシュ符号を形成するためにシーケンス列置換関数σ(t)を求める。 ここで、下記のようにm (t)から形成された前記mシーケンスの先にすべて0の列を挿入する。

    すると、730段階では前記mシーケンスm (t)を0から30回まで循環(cyclically shifting)させ得られる31個のシーケンス群を前記m (t)をウォルシュ符号に形成する列置換関数σ(t)の逆関数を利用したσ −1 (t)+2に列置換する。 そして、前記列置換により形成されたそれぞれのシーケンスのスタート部分に“0”を加えることにより長さ2 に形成して長さ2 である2 −1個のシーケンス群d (t)(i=0、...、2 −2、t=1、...、2 )を生成する。 前記のように730段階で生成されるシーケンス群は下記式(3)のように表現することができる。

    複数のd (t)は前記マスク関数であり、31個のマスクに使用することができる。
    (t)の性質の中、一つの性質は前記マスクの中、2個の相異なるマスクを加えると、前記二つのマスクを除いた2 −1個のマスク中一つのマスクになるものである。 より一般化させると、前記2 −1個のマスクのそれぞれは、特定なn個のマスクの少なくとも二つ以上の和に表現されることができる。 前記特定n個のマスクを基底マスクシーケンスと定義する。

    前記(2 、n+k)コード(拡張されたリードミュラーコード)を生成する時、必要とする符号語(Code word)の個数は入力情報ビット(TFCIビット)n+kに対して2 n+k個である。 2 個の直交シーケンス(ウォルシュシーケンス)とその補数を示す相互直交シーケンス(Biorthogonal sequence)の個数は2 ×2=2 n+1であり、(2 、n+k)コードを生成するため必要な“0”ではないマスクの個数は(2 n+k /2 n+1 )−1=2 k−1 −1個である。 また、この時、2 k−1 −1個のマスクは、上述したようにk−1個の基底マスクシーケンスにより表現されることができる。

    以下、前記k−1個の基底マスクシーケンスを選択する方法を説明する。 前記図7の730段階でm (t)を0から2 n−1回まで循環(cyclically shift)させシーケンス群を生成するが、この時、m (t)をi回循環(cyclic shift)させたmシーケンスは前記式(1)を使用して表現するとTr(α ・α )になる。 即ち、m (t)を初期値A=1、α、. . . 、α 2n−2について0から30回まで循環(cyclic shift)させることにより生成されるシーケンス群である、この時、ガロアの元素1、α、. . . 、α 2n−2の中、線形独立であるk−1個の基底元素を探し、前記k−1個の基底元素を初期値にするトレイス関数の出力シーケンスに対応するマスクシーケンスが基底マスクシーケンスになる。 前記過程の中、線形独立の条件を式に示すと式(4)のようである。

    上述した一般化されたマスク関数生成方法を具体的に説明するために、下記では前記図7を参照してゴールドシーケンス群を使用して、(32、10)コードを生成する場合を一例に説明する。 実際に、ゴールドシーケンスは相異なる特定のmシーケンスの和に表現されることは公知の事実である。 従って、得ようとする(32、10)コードを生成するためには、先ず、長さ31であるゴールドシーケンスを生成すべきである。 前記ゴールドシーケンスは生成多項式x +x +1とx +x +x+1からそれぞれ生成される二つのmシーケンスの和である。 また、mシーケンスm (t)とm (t)のそれぞれは、対応する生成多項式が定まると、下記の式(5)のようにトレイス関数を利用して求めることができる。

    前記式(5)でAはmシーケンスの初期値によって決定される値であり、αは生成多項式の根、nは生成多項式の次数である。 ここで、nは“5”である。

    図7は前記シーケンス群の中、ゴールドシーケンス群を使用して、(32、10)コード(即ち、10ビットの入力情報ビット(TFCIビット)を入力して32ビットの符号化シンボル(TFCI符号語)を出力するためのコード)を生成する場合、前記のようなマスク関数の生成過程を示す。

    前記図7を説明すると、710段階では前記式(1)により前記生成多項式f1(x)とf2(x)を使用してmシーケンスm (t)とm (t)をそれぞれ生成する。 すると、712段階では前記mシーケンスm (t)を下記式(6)に適用して前記m (t)をウォルシュ符号に形成する列置換関数σ(t)を求める。

    すると、730段階では前記mシーケンスm (t)を0から30回まで循環(cyclic shift)させ得られる31個のシーケンス群を前記式(6)により求められた列置換関数σ(t)の逆関数を利用した“σ −1 (t)+2”に列置換する。 そして、前記列置換されたそれぞれのシーケンスのスタート部分に0を加えることにより、長さ32である31個のシーケンス群d (t)を生成する。 ここで、i=0、. . . 、31であり、t=1、. . . 、32である。 前記のように730段階で生成されるシーケンス群は下記式(7)のように表現することができる。

    前記式(7)により求められた複数のd (t)は31個のマスクシーケンスに使用することができる。

    di(t)の性質中の一つは、前記マスクシーケンスの中、二つの相異なるマスクシーケンスを加えると、前記二つのマスクを除いた31個のマスク中の一つになるものである。 言い換えれば、前記31個のマスクシーケンスは31個のマスクシーケンスの中、特定な5個のマスクシーケンスの和に表現されることができる。 前記5個のマスクシーケンスは基底マスクシーケンスである。

    前記(32、10)コードを生成する時、必要な符号語(Code word)の総数はすべての場合の入力情報ビット(TFCIビット)の数である2 10 =1024個である。 この時、長さ32である相互直交(Biorthogonal)シーケンスの個数は32×2=64であり、この時、(32、10)コードを生成するため必要なマスクシーケンスの個数は(1024/64)−1=15個である。 また、この時、15個のマスクシーケンスは4個の基底マスクシーケンスの組み合わせに表現されることができる。 従って、前記4個の基底マスクシーケンスを選択する方法が必要である。

    前記4個の基底マスクシーケンスを選択する方法を説明すると、前記図7の730段階でm (t)を0から30回まで循環(cyclicshift)させシーケンス群を生成するが、この時、m (t)をi循環(cyclic shift)させたmシーケンスは前記式(1)を使用して表現するとTr(α ・α )になる。 即ち、前記m (t)を0から30回まで循環(cyclic shift)させ生成されたシーケンス群は初期値Aが1、α、. . . α 30である場合、それぞれに対応して生成されるシーケンスである。 この時、ガロア(Galois)の元素1、α、. . . 、α 30の中、線形独立である4個の基底元素を探し、前記4個の基底元素を初期値にするトレリス関数の出力シーケンスに対応するマスクシーケンスが基底マスクシーケンスになる。 この、線形独立の条件を式に示すと数(8)のようである。

    実際、ガロアGF(2 )で1、α、α 、α は前記のような4個の線形独立元素に知らせた基底多項式(polynomial basis)である。 従って、前記基底多項式を前記式(1)の変数Aの代わり代入することによって、求められた4個の基底マスクシーケンスM1、M2、M4、M8は次のようである。

    M1 = 00101000011000111111000001110111
    M2 = 00000001110011010110110111000111
    M4 = 00001010111110010001101100101011
    M8 = 00011100001101110010111101010001

    以下、本発明の実施形態による符号分割多重接続移動通信システムで、上述した方式により求められた基底マスクシーケンスを利用してTFCIを符号化/復号化する装置及び方法に対して説明する。

    2. 符号化/復号化装置及び方法の第1実施形態 図8及び図9は本発明の一実施形態による符号分割多重接続移動通信システムで、伝送率情報を符号化及び復号化するための構成をそれぞれ示している。

    先ず、図8を参照して本発明の一実施形態による符号化装置を説明すると、10ビットの入力情報ビット(TFCIビット)が入力されると、それぞれのビットa0、a1、a2、a3、a4、a5、a6、a7、a8、a9は対応する乗算器840、841、842、843、844、845、846、847、848、849にそれぞれ入力される。 1ビット発生器800は持続的に所定の符号ビットを発生する。 即ち、本発明では相互直交シーケンスを対象にしているので、直交シーケンスを相互直交シーケンスに使用するため要求されるビットを発生する。 例えば、前記1ビット発生器800は持続的に“1”の値を有するビットを発生することにより、基底ウォルシュ符号発生器810から発生される直交シーケンス(ウォルシュ符号)が反転され相互直交シーケンスが発生するようにする。 前記基底ウォルシュ符号発生器810は所定長さを有する基底ウォルシュ符号を発生する。 前記基底ウォルシュ符号は任意の和により使用しようとするウォルシュ符号をすべて生成することができるウォルシュ符号を意味する。 例えば、長さ32のウォルシュ符号を使用する場合、基底ウォルシュ符号は第1ウォルシュ符号(W1)、第2ウォルシュ符号(W2)、第4ウォルシュ符号(W4)、第8ウォルシュ符号(W8)、第16ウォルシュ符号(W16)になる。 前記W1、W2、W3、W4は下記のようである。

    W1: 01010101010101010101010101010101
    W2: 00110011001100110011001100110011
    W4: 00001111000011110000111100001111
    W8: 00000000111111110000000011111111
    W16: 00000000000000001111111111111111.

    基底マスクシーケンス発生器820は所定長さを有する基底マスクシーケンスを発生する。 前記基底マスクシーケンス発生方法は上述したので詳細な説明は省略する。 例えば、長さ32のマスクシーケンスを使用する場合、基底マスクシーケンスは第1マスクシーケンス(M1)、第2マスクシーケンス(M2)、第4マスクシーケンス(M4)、第8マスクシーケンス(M8)になる。 前記M1、M2、M4、M8は下記のようである。

    M1: 00101000011000111111000001110111
    M2: 00000001110011010110110111000111
    M4: 00001010111110010001101100101011
    M8: 00011100001101110010111101010001

    前記1ビット発生器800から出力されるシンボル1は前記乗算器840に入力され前記入力情報ビット中a0とシンボル単位にかけられて出力される。

    前記基底ウォルシュ符号発生器810から出力される基底ウォルシュ符号W1、W2、W4、W8、W16はそれぞれ対応する前記乗算器841、842、843、844、845に入力される。 前記乗算器841は前記入力される基底ウォルシュ符号W1を前記入力情報ビットa1とかけて出力し、前記乗算器842は前記入力される基底ウォルシュ符号W2を前記入力情報ビットa2とかけて出力する。 前記乗算器843は前記入力される基底ウォルシュ符号W4を前記入力情報ビットa3とかけて出力し、前記乗算器844は前記入力される基底ウォルシュ符号W8を前記入力情報ビットa4とかけて出力する。 最後に、前記乗算器845は前記入力される基底ウォルシュ符号W16を前記入力情報ビットa5とかけて出力する。 この時、前記乗算器841、842、843、844、845は入力される基底ウォルシュ符号W1、W2、W4、W8、W16を対応する入力情報ビットとシンボル単位にかけて出力する。

    一方、前記基底マスクシーケンス発生器820から出力される基底マスクシーケンスM1、M2、M4、M8はそれぞれ対応する前記乗算器846、847、848、849に入力される。 前記乗算器846は前記入力される基底マスクシーケンスM1を前記入力情報ビットa6とかけて出力し、前記乗算器847は前記入力される基底マスクシーケンスM2を前記入力情報ビットa7とかけて出力する。 前記乗算器848は前記入力される基底マスクシーケンスM4を前記入力情報ビットa8とかけて出力し、前記乗算器849は前記入力される基底マスクシーケンスM8を前記入力情報ビットa9とかけて出力する。 この時、前記乗算器846、847、848、849は入力される基底マスクシーケンスM1、M2、M4、M8を対応する入力情報ビットとシンボル単位にかけて出力する。

    前記乗算器840、841、842、843、844、845、846、847、848、849のそれぞれから出力される符号化された入力情報ビットは加算器860に入力されシンボル単位に加算され、最終符号化シンボル(TFCI符号語)が出力される。 従って、前記加算器860は32ビットの長さを有する最終符号化シンボル(TFCI符号語)を出力するようになる。 前記加算器860からの最終符号化シンボル(TFCI符号語)の長さは、上述したように基底ウォルシュ符号発生器810から発生される基底ウォルシュ符号及び基底マスクシーケンス発生器820から発生される基底マスクシーケンスの長さにより決定される。

    例えば、入力情報ビットa0乃至a9が“0111011000”である場合、前記図8の構成を参照して符号化動作の一例を説明すると、次のようである。

    乗算器840は1ビット発生器800から発生された“1”をa0に該当する“0”とシンボル単位にかけて長さ32であるすべてのシンボルが“0”である符号化シンボルを出力する。 乗算器841はa1に該当する“1”を基底ウォルシュ符号発生器810から発生されるW1とシンボル単位にかけて“01010101010101010101010101010101”の符号化シンボルを出力する。 乗算器842はa2に該当する“1”を前記基底ウォルシュ符号発生器810から発生されるW2とシンボル単位にかけて“00110011001100110011001100110011”の符号化シンボルを出力する。 乗算器843はa3に該当する“1”を前記基底ウォルシュ符号発生器810から発生されるW4とシンボル単位にかけて“00001111000011110000111100001111”の符号化シンボルを出力する。 乗算器844はa4に該当する“0”を前記基底ウォルシュ符号発生器810から発生されるW8とシンボル単位にかけて長さ32であるすべてのシンボルが“0”である符号化シンボルを出力する。 乗算器845はa5に該当する“1”を前記基底ウォルシュ符号発生器810から発生されるW16とシンボル単位にかけて“00000000000000001111111111111111”の符号化シンボルを出力する。 乗算器846はa6に該当する“1”を前記基底マスクシーケンス発生器820から発生されるM1とシンボル単位にかけて“00101000011000111111000001110111”の符号化シンボルを出力する。 乗算器847はa7に該当する“0”を前記基底マスクシーケンス発生器820から発生されるM2とシンボル単位にかけて長さ32であるすべてのシンボルが“0”である符号化シンボルを出力する。 乗算器848はa8に該当する“0”を前記基底マスクシーケンス発生器820から発生されるM4とシンボル単位にかけて長さ32であるすべてのシンボルが“0”である符号化シンボルを出力する。 乗算器849はa9に該当する“0”を前記基底マスクシーケンス発生器820から発生されるM8とシンボル単位にかけて長さ32であるすべてのシンボルが“0”である符号化シンボルを出力する。 一方、前記加算器860は乗算器840乃至849から受信される符号化シンボルを加算して“01000001000010100110011011100001”の最終符号化シンボルを出力する。 前記最終符号化シンボルは“1”を有する入力情報ビットに対応する基底ウォルシュ符号(W1、W2、W4、W16)と基底マスクシーケンス(M1)をシンボル単位に加算した結果である。 即ち、基底ウォルシュ符号W1、W2、W4、W16を加算することによりW23が生成され、前記生成されたW23にM1を加算した形態(W23+M1)のTFCI符号語(符号化シンボル)が前記加算器860の最終出力になる。

    図11は本発明の一実施形態による符号分割多重接続移動通信システムで伝送率情報を符号化するための制御流れを示している図である。

    前記図11を参照すると、先ず、1100段階で10ビットの入力情報ビット(TFCIビット)を受信し、変数sumとjを0に初期化する。 前記変数sumはシンボル単位に加算され出力される最終符号化シンボルを示す変数であり、前記変数jはシンボル単位への加算により出力される最終符号化シンボルの個数をカウントするための変数である。 1110段階で、変数jが32であるかを判断する。 前記変数jが32であるかを判断することは前記入力情報ビットの符号化のため使用されるウォルシュ符号及びマスクシーケンスの長さが32シンボルであるためである。 即ち、1110段階は前記入力情報ビットがウォルシュ符号及びマスクシーケンスの32シンボルそれぞれに対応して符号化されたかを判断するために遂行される。

    前記1110段階でjが32ではないと、ウォルシュ符号及びマスクシーケンスのすべてのシンボルに対応した符号化動作が遂行されなかったと判断して1120段階に進行する。 前記1120段階に進行すると、基底ウォルシュ符号W1、W2、W4、W8、W16のj番目シンボルであるW1(j)、W2(j)、W4(j)、W8(j)、W16(j)と基底マスクシーケンスM1、M2、M4、M8のj番目シンボルであるM1(j)、M2(j)、M4(j)、M8(j)を入力する。 上述したような入力が遂行されると、1130段階では前記入力されたシンボルを前記入力情報ビット(TFCIビット)とシンボル単位にかけた後、その結果値を全部合わせてsumを求める。

    前記1130段階でなされる動作を式に表現すると、下記式(9)のように示すことができる。

    前記式(9)から分かるように、各入力情報ビットは対応する基底ウォルシュ符号、または基底マスクシーケンスのシンボルとかけられ、前記かけられた結果を加算することにより所望する符号化シンボルを得るようになる。

    1140段階では前記1130段階で求められたj番目符号化シンボルであるsumを出力し、1150段階に進行してjを1だけ増加させた後、さらに1110段階を進行して上述した動作を反復して遂行する。 一方、上述した動作の反復遂行を通じて前記1110段階でjが32であると、すべての符号化動作を完了するようになる。

    一方、図8を参照して説明した本発明の一実施形態による符号化装置は、基本型TFCIだけではなく、すべての拡張型TFCIも支援することができる。 前記拡張型TFCIを支援するための符号器には(32、10)符号器、(32、9)符号器、(32、8)符号器、(32、7)符号器がある。

    前記(32、10)符号器の出力は、10ビットの入力情報ビットを入力として長さ32である32個のウォルシュ符号と前記ウォルシュ符号それぞれを反転した32個の相互直交符号と15種類のマスクシーケンスの組み合わせに示される。 前記32個のウォルシュ符号は5個の基底ウォルシュ符号の組み合わせから生成され得るすべてのウォルシュ符号を意味する。 前記32個の相互ウォルシュ符号は前記32個のウォルシュ符号それぞれを構成する32シンボルに1を加算することにより求められる。 これは前記32個のウォルシュ符号を実数に仮定した時、−1をかけることと同一の効果を有する。 前記15個のマスクシーケンスは5個の基底マスクシーケンスの組み合わせに求められる。 従って、前記(32、10)符号器から得られる総符号語の数は1024個である。

    前記(32、9)符号器の出力は、9ビットの入力情報ビットを受信し、長さ32である32個のウォルシュ符号と前記ウォルシュ符号それぞれを反転した32個の相互直交符号と4種類のマスクシーケンスの組み合わせに示される。 前記4種類のマスクシーケンスは4個の基底マスクシーケンス中、2個の基底マスクシーケンスの組み合わせに求められる。

    前記(32、7)符号器の出力は、7ビットの入力情報ビットを受信し、前記1024個の符号語中、長さ32である32個のウォルシュ符号と、前記ウォルシュ符号それぞれを反転した32個の相互直交符号と、4個の基底マスクシーケンス中、1個の基底マスクシーケンスの組み合わせに示される。

    一方、拡張型TFCIをサービスするため上述した符号器はすべて最小距離12を有すべきであり、前記基底マスクシーケンス発生器820からの4種類の基底マスクシーケンス中、少なくとも一つの基底マスクシーケンスに対する入力と出力を遮断することにより具現されることができる。

    即ち、(32、9)符号器は前記図8の基底マスクシーケンス発生器820からの4種類基底マスクシーケンス中、いずれか一つの基底マスクシーケンスに対する入力と出力を遮断することにより具現されることができる。 (32、8)符号器は前記基底マスクシーケンス発生器820からの4種類基底マスクシーケンス中、二つの基底マスクシーケンスに対する入力と出力を遮断することにより具現されることができる。 また、(32、7)符号器は前記基底マスクシーケンス発生器820からの4種類基底マスクシーケンス中、三つの基底マスクシーケンスに対する入力と出力を遮断させることにより具現されることができる。 上述したように本発明の一実施形態による符号器は入力情報ビット、即ち伝送しようとするTFCIのビット数に従って流動的に符号化ができ、符号器の性能を左右する最小距離を最大限高めることにより優秀な性能を有するようになる。

    前記符号器は長さ32である32個のウォルシュ符号と前記ウォルシュ符号にすべて1を加えた32個の相互直交符号になされる総64個の符号に、長さ15である15個のマスクシーケンスを組み合わした数列を符号語に使用するが、これに対する構造は図13に示されている。

    上述したTFCIビットを符号化する過程に対する理解を助けるため、下記<表1A>乃至<表1F>では10ビットのTFCIビットそれぞれに対応して符号化された符号化シンボル(TFCI符号語)を示している。

    次に、図9を参照して本発明の一実施形態による復号化装置を説明すると、先ず入力信号r(t)は15個の乗算器902、904、. . . 、906と相関度計算器920に印加される。 前記入力信号r(t)は送信側で所定のウォルシュ符号と所定のマスクシーケンスにより符号化された信号である。 マスクシーケンス発生器910は15個のすべての場合のマスクシーケンスM1、M2、. . . 、M15を生成して前記乗算器902、904、. . . 、906に出力する。 従って、前記乗算器902、904、. . . 、906それぞれは前記マスクシーケンス発生器910から固有のマスクシーケンスを受信して、前記入力信号r(t)をかけて出力する。 乗算器902は入力信号r(t)とマスクシーケンス生成器910からのM1をかけて相関度計算器922に出力する。 乗算器904は入力信号r(t)とマスクシーケンス生成器910からのM2をかけて相関度計算器924に出力する。 乗算器906は入力信号r(t)とマスクシーケンス生成器910からのM15をかけて相関度計算器926に出力する。 従って、送信側で所定マスクシーケンスを使用してTFCIビットを符号化すると、前記乗算器902、904、. . . 、906からの出力の中のいずれか一つはマスクシーケンスが除去された信号である。 例えば、送信側でM2を使用してTFCIビットを符号化すると、M2と入力信号r(t)をかける乗算器904の出力がマスクシーケンスの除去された信号である。 前記マスクシーケンスが除去された信号は所定ウォルシュ符号のみにより符号化が遂行されたTFCIビットである。 相関度計算器920、922、924、. . . 、926は入力信号r(t)及び前記乗算器902、904、. . . 、906からの出力と64個の相互直交符号との相関度を計算する。 前記64個の相互直交符号はすでに定義されている。 相関度計算器920は入力信号r(t)と長さ32である64個の相互直交符号との相関値を求める。 そして、前記求められた64個の相関値中、最大相関値を選択して、前記選択された相関値と、前記選択された相関値に対応する相互直交符号インデックス及び自分の固有インデックス0000を相関度比較器940に出力する。

    相関度計算器922は前記乗算器902の出力と64個の相互直交符号との相関値を求める。 そして、前記求められた64種類の相関値中、一番大きな相関値を選択して、前記選択された相関値と、前記選択された相関値に対応する相互直交符号インデックス及び自分の固有インデックス0001を相関度比較器940に出力する。 相関度計算器924は前記乗算器904の出力と64個の相互直交符号との相関値を求める。 そして、前記求められた64種類の相関値中、一番大きな相関値を選択して、前記選択された相関値と、前記選択された相関値に対応する相互直交符号インデックス及び自分の固有インデックス0010を相関度比較器940に出力する。 その以外の相関度計算器(図示さず)は対応する乗算器の出力と64個の相互直交符号との相関値をそれぞれ計算し、上述した相関度計算器と同一の動作を遂行する。

    最後に、相関度計算器926は前記乗算器906の出力と64個の相互直交符号との相関値を求める。 そして、前記求められた64種類の相関値中、一番大きな相関値を選択して、前記選択された相関値と、前記選択された相関値に対応する相互直交符号インデックス及び自分の固有インデックス1111を相関度比較器940に出力する。

    上述したように前記相関度計算器920、922、924、. . . 、926から出力される固有インデックスは、前記乗算器902、、. . 、906の入力信号r(t)によりかけられた所定マスクシーケンスのインデックスと同一である。 前記乗算器によりかけられる15個のマスクシーケンスとマスクシーケンスを使用しない場合に対応するマスクシーケンスインデックスの一例を示すと、下記<表2>のようである。

    前記<表2>から分かるように、入力信号r(t)にM1がかけられた信号を受信する相関度計算器922は、固有インデックスに“0001”を出力する。 入力信号r(t)にM15がかけられた信号を受信する相関度計算器926は、固有インデックスに“1111”を出力する。 しかし、マスクシーケンスがかけられない入力信号r(t)のみを受信する相関度計算器920は、固有インデックスに“0000”を出力する。

    一方、前記相互直交符号インデックスは2進符号形態に表現して使用することができる。 例えば、W4の補数である

    に対する相関値が一番大きいと、対応する相互直交符号インデックス(a0乃至a9)は001001である。

    前記相関度比較器940は前記それぞれの相関度計算器920乃至926から受信された16種類の最大相関値を比較して、その中で最大の相関値を選択する。 前記最大の相関値が選択されると、前記選択された相関値に対応して該当相関度計算器から受信された相互直交符号インデックスとマスクシーケンスインデックスに基づいて送信側で送信したTFCIビットを出力する。 前記TFCIビットは、前記相互直交符号インデックスと前記マスクシーケンスインデックスを結合することにより決定することができる。 例えば、前記マスクシーケンスインデックスがM4(0100)に対応するインデックスであり、前記相互直交符号インデックスが

    に対応するインデックスであると、前記TFCIビット(a9乃至a0)は


    になる。 即ち、前記TFCIビット(a9乃至a0)は“0100001001”である。

    例えば、送信側でTFCIビット(a0乃至a9)“1011000010”に対応する符号化シンボルを伝送したと仮定すると、前記送信側ではTFCIビットを

    とM4に符号化して伝送する。 これは上述した符号化による動作部分ですでに説明された。 一方、受信側では


    とM4に符号化された入力信号r(t)に対してすべてのマスクシーケンスをかけることにより、前記入力信号r(t)がM4により符号化されたことを判断できるようになる。 また、前記M4がかけられた入力信号r(t)に対してすべての相互直交符号との相関度を測定することにより、前記r(t)が


    により符号化されたことが分かる。 上述した例に基づいて、前記第5相関度計算器(図示さず)は最大相関値、即ち


    のインデックス101100と固有インデックス0011を出力する。 すると、受信側は前記


    に対応するインデックス101100とM4に対応するインデックス“0010”を加算することにより、復号されたTFCIビット(a0乃至a9)“1011000010”を出力する。

    本発明の一実施形態による復号化装置は、入力信号r(t)をマスクシーケンスの個数に対応して並列に処理する構成を示している。 しかし、他の実施形態として入力信号r(t)に対してすべてのマスクシーケンスを順次的にかけ、これに対する相関度を順次的に計算する構成を有するように復号化装置を具現することができる。

    図17は復号化装置の他の実施形態を示している図である。
    前記図17を参照すると、メモリ1720は32シンボルの入力信号r(t)を貯蔵する。 マスクシーケンス発生器1710は送信側で使用する16種類のマスクシーケンスを生成して順次的に出力する。 乗算器1730は前記マスク生成器1710から受信される16種類のマスクシーケンス中の一つと前記メモリ1720から受信される入力信号r(t)をかけて相関度計算器1740に出力する。 前記相関度計算器1740は64種類の長さ32である相互直交符号(ウォルシュ符号)と前記乗算器1730の出力の相関度を計算した後、前記計算によるすべての相関値の中、最大相関値と、前記最大相関値に対応する相互直交符号のインデックスを相関度比較器1750に出力する。 前記相関度比較器1750は前記相関度計算器1740から受信された最大相関値及び相互直交符号インデックスと、前記マスクシーケンス発生器1710から受信されたマスクシーケンスのインデックスを貯蔵する。

    上述した動作により所定マスクシーケンスに対応した復号化動作が完了されると、前記メモリ1720は前記貯蔵された入力信号r(t)を乗算器1730に出力する。 前記乗算器1730は前記マスクシーケンス発生器1710で発生される16種類のすべてのマスクシーケンス中、すでに使用されたマスクシーケンスを除外し、残ったマスクシーケンス中のいずれか一つを前記r(t)とかけて前記相関度計算器1740に出力する。 前記相関度計算器1740は前記乗算器1730の出力と長さ32である64種類の相互直交符号との相関度を計算した後、最大相関値と、前記最大相関値に対応する相互直交符号のインデックスを出力する。 前記相関度比較器1750は前記最大相関値と、前記最大相関値に対応する相互直交符号インデックスと、前記マスクシーケンス発生器1710から受信されたマスクシーケンスインデックスを貯蔵する。

    上述したような動作は前記マスクシーケンス発生器1710から発生される16種類のすべてのマスクシーケンスに対して遂行される。 すると、前記相関度比較器1750には16種類の最大相関値と前記最大相関値に対応する相互直交符号のインデックスが貯蔵される。 前記相関度比較器1750は上述した動作の16回反復遂行が完了されると、貯蔵されている16種類の相関値を比較して最大相関値を決定する。 前記最大相関値が決定されると、前記相関度比較器1750は前記決定された最大相関値に対応する相互直交符号インデックスとマスクシーケンスインデックスを組み合わせてTFCIビットに出力する。 上述した動作により、TFCIビットの復号過程が終了すると、前記メモリ1720に貯蔵されていた入力信号r(t)は削除され、次の入力信号r(t+1)が貯蔵される。

    上述した前記図17に対する動作では相関度比較器1750は16回入力される最大相関値を一度に比較することに説明した。 しかし、さらに他の方法には相関度比較を実時間に遂行することができる。 即ち、最初に入力される最大相関値と次に入力される最大相関値を比較して、より大きな相関値とそれに対するマスクシーケンスインデックス及び相互直交符号インデックスを貯蔵する。 次に最大相関値が入力されると、すでに貯蔵されている最大相関値と比較して、より大きな相関値を選択する。 これによって所定相関値が選択されると、前記選択された相関値とこれに対応するマスクシーケンスインデックス及び相互直交符号インデックスを貯蔵する。 このような動作を前記マスクシーケンス発生器1710で発生されるマスクシーケンスの総個数だけ反復遂行するようになる。 前記マスクシーケンスの総個数に対応して上述した動作をすべて遂行するようになると、前記相関度比較器1750は最後に貯蔵されている相互直交符号インデックス(a6乃至a6)とマスクシーケンスインデックス(a7乃至a9)を組み合わせてTFCIビットに出力する。

    図10は図9の相関度比較器940の動作を示した流れ図である。 前記相関度比較器940は16種類の最大相関値を貯蔵し、前記16種類の最大相関値中に一番大きな最大相関値を選択し、前記選択された最大相関値に対応する相互直交符号インデックスとマスクシーケンスインデックスにより入力情報ビット(TFCIビット)を出力する。 前記16種類の最大相関値は比較され、前記TFCIビットは前記最大相関値に対応する相互直交符号インデックスとマスクシーケンスインデックスに基づいて出力される。

    前記図10を参照して説明すると、1000段階では最大相関インデックスiは1に、検索しようとする最大相関値、相互直交符号、マスクシーケンスのインデックスは0に初期化する。 1010段階で前記相関度比較器940は相関度計算器920から1番目最大相関値、1番目相互直交符号インデックス、1番目マスクシーケンスインデックスを受信する。 前記受信が完了されると、1020段階で前記相関度比較器940は前記1番目最大相関値と既存の最大相関値を比較する。 前記1番目最大相関値が既存の最大相関値より大きいと、1030段階に進行し、前記1番目最大相関値が既存の最大相関値と同じであるか、小さいと1040段階に進行する。 前記1030段階に進行すると、前記相関度比較器940は前記1番目最大相関値を最終最大相関値に指定し、1番目相互直交符号インデックスとマスクシーケンスインデックスをそれぞれ最終直交符号インデックスとマスクシーケンスインデックスとして貯蔵する。 前記1040段階に進行すると、前記相関度比較器940は前記1番目最大相関値インデックスと相関度計算器の個数である16を比較して、16個のすべての相関値に対する比較が完了されたかを判断する。 前記1040段階でiが16ではないと、1060段階に進行して前記iを1増加させた後、前記1010段階に進行して上述した過程を反復遂行する。

    上述したような反復遂行動作により16番目最大相関値、16番目相互直交符号インデックス、16番目マスクシーケンスインデックスに対する比較まで完了されると、1040段階で1050段階に進行する。 前記1050段階に進行すると、前記相関度比較器940は前記変数である相互直交符号インデックスとマスクシーケンスインデックスに対応する復号ビット(入力情報ビット、TFCIビット)を出力する。 前記復号ビットに対応する相互直交符号インデックスとマスクシーケンスインデックスは、16個の相関度計算器から受信された16種類の最大相関値の中、最終最大相関値に対応するインデックスである。

    3. 符号化/復号化装置及び方法の第2実施形態 上述した第1実施形態は電力制御の単位であるスロットの個数が16であるので、32シンボルのTFCI符号語を出力する(32、10)TFCI符号化器に対して説明した。 最近、IMT−2000標準規格は一つのフレームが15スロットを有している。 下記の第2実施形態ではスロットの個数が15であるので、30シンボルのTFCI符号語を出力する(30、10)TFCI符号化器である。 従って、本発明の2実施形態は前記第1実施形態による(32、10)TFCI符号化器を通じて符号化された32個の符号化シンボルの中、2シンボルを穿孔して30シンボルを出力する符号化装置及び方法を提案する。

    本発明の第2実施形態による符号化装置の構造は上述した第1実施形態の符号化装置の構造と同一である。 ただ、第2実施形態での1ビット発生器、基底ウォルシュ符号発生器及び基底マスクシーケンス発生器で出力される数列は、前記第1実施形態の数列の#0(第1シンボル)と#16(第17シンボル)のシンボルを穿孔することにより長さ30を有する。

    前記図8を参照して第2実施形態の符号化装置を説明すると、10ビットの入力情報ビット(TFCIビット)が入力されると、それぞれの入力情報ビットa0、a1、a2、a3、a4、a5、a6、a7、a8、a9は乗算器840、841、842、843、844、845、846、847、848、849にそれぞれ入力される。 1ビット発生器800は常に1であるシンボルを乗算器840に出力する。 前記乗算器840は前記1ビット発生器800から受信される32個のシンボルそれぞれに入力情報ビットa0を乗算する。 基底ウォルシュ符号発生器810は長さ32の基底ウォルシュ符号W1、W2、W4、W8、W16を同時に発生する。 前記乗算器841は前記基底ウォルシュ符号W1のシンボル(101010101010101101010101010101)と前記入力情報ビットa1をかける。 前記乗算器842は前記基底ウォルシュ符号W2のシンボル(011001100110011011001100110011)と前記入力情報ビットa2をかける。 前記乗算器843は前記基底ウォルシュ符号W4のシンボル(000111100001111000111100001111)と前記入力情報ビットa3をかける。 前記乗算器844は前記基底ウォルシュ符号W8のシンボル(000000011111111000000011111111)と前記入力情報ビットa4をかける。 前記乗算器845は前記基底ウォルシュ符号W16のシンボル(000000000000000111111111111111)と前記入力情報ビットa5をかける。

    基底マスクシーケンス発生器820は長さ32の基底マスクシーケンスM1、M2、M3、M4を同時に発生する。 前記乗算器846は基底マスクシーケンスM1のシンボル(010100001100011111000001110111)と入力情報ビットa6をかける。 前記乗算器847は基底マスクシーケンスM2のシンボル(000000111001101110110111000111)と入力情報ビットa7をかける。 前記乗算器848は基底マスクシーケンスM4のシンボル(000101011111001001101100101011)と入力情報ビットa8をかける。 前記乗算器849は基底マスクシーケンスM8のシンボル(001110000110111010111101010001)と入力情報ビットa9をかける。 前記乗算器840乃至849は前記各基底ウォルシュ符号、各基底マスクシーケンス、1ビット発生器からのビットの発生及び出力を制御するスイッチのように機能する。

    前記加算器860は前記乗算器840、841、842、843、844、845、846、847、848、849の出力をシンボル単位に加算して32符号化シンボル(TFCI符号語)を出力する。 前記32符号化シンボル中に二つのシンボルは所定位置に穿孔される(前記加算器860のシンボル#0(第1シンボル)及びシンボル#16(第17シンボル)は穿孔された。)。 その以外の30シンボルは30TFCIシンボルになる。 これは本発明の第2実施形態により容易に変更できる。 例えば、1ビット発生器800、基底ウォルシュ発生器810、基底マスクシーケンス発生器820は#0及び#16シンボルを除いた30シンボルを発生することができる。 前記加算器860は前記1ビット発生器800、基底ウォルシュ発生器810及び基底マスクシーケンス発生器820の出力をビット単位に加算して、TFCIシンボルとして30符号化されたシンボルを出力する。

    図12は本発明の第2実施形態によるスロットの個数が15である場合の符号化装置の動作に対する制御流れを示している図である。
    図12を参照すると、1200段階で10ビットの入力情報ビットa0、a1、. . . 、a9を入力し、変数sumとjを0に初期化する。 1210段階で、変数jが30であるかを判断する。 前記1210段階で前記jが30ではないと、1220段階で、基底ウォルシュ符号W1、W2、W4、W8、W16のj番目シンボルであるW1(j)、W2(j)、W4(j)、W8(j)、W16(j)と基底マスク符号M1、M2、M4、M8のj番目シンボルであるM1(j)、M2(j)、M4(j)、M8(j)を入力する。 1230段階では前記1220段階で入力されたシンボルを前記入力情報ビットとシンボル単位にかけ、その結果値を全部合わせてsumを求める。 1240段階では前記1230段階で求められたj番目符号化シンボルであるsumを出力し、1250段階でjを1だけ増加させた後、前記1210段階に進行して上述した動作を反復して遂行する。 一方、上述した動作の反復遂行を通じて前記1210段階でjが30であると、すべての符号化動作を完了するようになる。

    前記(30、10)符号器はシンボル#0と#16が穿孔された前記(32、10)符号器の符号語に相当する1024個の符号語を出力する。 従って、総符号語の数は1024個である。

    前記(30、9)符号器は前記1024個の符号語中、長さ32である32個の各ウォルシュ符号の#0と#16シンボルが穿孔された長さ30である32個のウォルシュ符号と、前記穿孔されたウォルシュ符号の各シンボルに1を加えた(実数の場合、−1をかけた)32個の相互直交符号と、前記4個の穿孔された基底マスクシーケンス中、任意の3個の基底マスクシーケンスの組み合わせにより求められる総8種類のマスクシーケンスとの組み合わせに示される。

    前記(30、8)符号器は前記1024個の符号語中、長さ32である32個の各ウォルシュ符号の#0と#16シンボルが穿孔された長さ30である32個のウォルシュ符号と、前記穿孔されたウォルシュ符号の各シンボルに1を加算した(実数の場合、−1をかけた)32個の相互直交符号と、前記4個の穿孔された基底マスクシーケンスの中、任意の2個の基底マスクシーケンスの組み合わせにより求められる総4種類のマスクシーケンスとの組み合わせに示される。

    前記(30、7)符号器は前記1024個の符号語中、長さ32である32個の各ウォルシュ符号の#0と#16シンボルが穿孔された長さ30である32個のウォルシュ符号と、前記穿孔されたウォルシュ符号の各シンボルに1を加算した(実数の場合、−1をかけた)32個の相互直交符号と、前記4個の穿孔された基底マスクシーケンスの中、1個の基底マスクシーケンスとの組み合わせに示される。

    一方、拡張型TFCIをサービスするために上述した符号器はすべて最小距離が10である。 前記拡張型TFCIをサービスするため上述した(30、9)、(30、8)、(30、7)符号器は、前記図8の基底マスクシーケンス発生器820からの4種類基底マスクシーケンス中、少なくとも一つの基底マスクシーケンスに対する入力と出力を遮断することにより具現されることができる。

    前記符号器は入力情報ビット(TFCIビット)数に応じて流動的に符号化が可能であり、符号器の性能を左右する最小距離を最大限高めることにより優秀な性能を有するようになる。

    一方、本発明の第2実施形態による復号化装置は、符号化されたシンボルの信号長さが異なるだけで、上述した第1実施形態で説明された復号化装置と同一構成(図9参照)を有し、その動作も同一である。 即ち、上述した第1実施形態による復号化装置は長さ32のウォルシュ符号とマスクシーケンスを使用することに対して、第2実施形態では長さ30のウォルシュ符号とマスクシーケンスを使用する。 従って、第2実施形態による復号化装置を構成するマスクシーケンス発生器は0番目シンボルと16番目シンボルが穿孔された15種類のマスクシーケンスを発生すべきである。 また、相関度計算器は相関度を計算することにおいて、0番目シンボルと16番目シンボルが穿孔された64個のウォルシュ符号を使用すべきである。

    本発明による第2実施形態の復号化装置を構成する相関度比較器で遂行する段階も、上述した第1実施形態で図10を参照して詳細に説明したことと同一であるので、追加的な説明は省略する。

    4. 符号化/復号化装置及び方法の第3実施形態 上述した第2実施形態は第1実施形態で使用しているウォルシュ符号とマスクシーケンスの#0シンボルと#16シンボルを穿孔した長さ30のウォルシュ符号とマスクシーケンスを使用する符号化装置を示した。 また、前記第2実施形態の符号化装置は4個の基底マスクシーケンスの使用を制御することにより、(30、7)、(30、8)、(30、9)、(30、10)符号器に使用できるようにしている。

    本発明の第3実施形態は前記第2実施形態の(30、7)、(30、8)、(30、9)、(30、10)(以下、(30、7−10))符号器で1ビット発生器の出力を遮断する符号化装置を提供する。 また、この代わりさらに他のマスクシーケンスを発生させることにより、最小距離が11になるようにする符号化装置を提供する。 前記(30、7−10)符号器は7乃至10ビットの入力情報ビット(TFCIビット)を入力として30シンボルのTFCI符号語を出力する符号器を意味する。

    図14は本発明の第3実施形態による符号分割多重接続移動通信システムで伝送率情報を符号化するため符号化装置の構成を示している図である。 即ち、前記図14の(30、7−10)符号器は、最小距離が11になるように設計された。

    前記第3実施形態の符号化装置の構造は、上述した第2実施形態の符号化装置の構造と類似である。 ただ、本発明の第3実施形態による符号化装置は、基底マスクシーケンスM16を発生するマスクシーケンス発生器1480と、前記マスクシーケンス発生器1480と1ビット発生器1400を乗算器1440にスイッチングするスイッチ1470をさらに設けている。

    前記図14で使用される2ビット穿孔された基底マスクシーケンスM1、M2、M4、M8、M16は次のようである。
    M1 = 000001011111000010110100111110
    M2 = 000110001100110001111010110111
    M4 = 010111100111101010000001100111
    M8 = 011011001000001111011100001111
    M16 = 100100011110011111000101010011

    前記図14を参照して説明すると、(30、6)符号器が使用される場合には、スイッチ1470は前記1ビット発生器1400を乗算器1440に連結し、基底マスク発生器1480で発生するすべての基底マスクシーケンスの使用を遮断する。 一方、前記1ビット発生器1400で発生されるシンボルは乗算器1440により入力情報ビットa0とシンボル単位にかけられて出力される。

    これに対して、前記(30、7−10)符号器が使用される場合には、スイッチ1470はマスクシーケンス発生器1480と乗算器1440を連結し、前記基底マスクシーケンス発生器1420から出力される4種類の基底マスクシーケンスを選択的に使用する。 この場合には5種類の基底マスクシーケンスの組み合わせにより31個のマスクシーケンスM1、M2、M3、M4、M5、. . . 、M29、M30、M31が発生され得る。

    一方、乗算器1440乃至1449を使用して入力情報ビット(a0乃至a9)を符号化シンボルに符号化して出力する構成及び動作は、上述した第1及び第2実施形態と同一であるので、詳細な説明は省略する。

    上述したように、(30、7−10)符号器をサービスするためには、スイッチ1470はマスクシーケンス発生器1480を乗算器1440に連結すべきであり、(30、6)符号器をサービスするためには、スイッチ1470は1ビット発生器1400を乗算器1440に連結すべきである。

    (30、6)符号器の出力は、6ビットの入力情報ビットを入力として長さ30である32個のウォルシュ符号と前記1ビット発生器1400の出力により前記ウォルシュ符号が反転された32個の相互ウォルシュ符号の組み合わせに示される。

    (30、10)符号器の出力は、10ビットの入力情報ビットを入力として長さ30である32個のウォルシュ符号と5個の基底マスクシーケンスにより発生される32個のマスクシーケンスの組み合わせに示される。 この時、前記5個の基底マスクシーケンスは、上述したようにM1、M2、M4、M8、M16であり、前記M16は本発明の第3実施形態による符号化装置に追加されたマスクシーケンス発生器1480から出力されるマスクシーケンスである。 従って、前記(30、10)符号器から得られる総符号語の数は1024である。 (30、9)符号器の出力は、9ビットの入力情報ビットを入力として前記1024個の符号語中、長さ30である32個のウォルシュ符号と16種類のマスクシーケンスの組み合わせに示される。 前記16種類のマスクシーケンスは5個の基底マスクシーケンスの中、4個の基底マスクシーケンスの組み合わせに求められる。 (30、8)符号器の出力は8ビットの入力情報ビットを入力として前記1024個の符号語の中、長さ30である32個のウォルシュ符号と8種類のマスクシーケンスの組み合わせに示される。 前記8種類のマスクシーケンスは5個の基底マスクシーケンスの中、3個の基底マスクシーケンスの組み合わせに求められる。 (30、7)符号器の出力は7ビットの入力情報ビットを入力として前記1024個の符号語の中、長さ30である32個のウォルシュ符号と4種類のマスクシーケンスの組み合わせに示される。 前記4種類のマスクシーケンスは5個の基底マスクシーケンスの中、2個の基底マスクシーケンスの組み合わせに求められる。

    一方、拡張型TFCIをサービスするために、上述した(30、7−10)符号器はすべて最小距離が11である。 前記拡張型TFCIをサービスするために、上述した(32、7−10)符号器は図14の基底マスクシーケンス発生器1420とマスクシーケンス発生器1480からの5種類の基底マスクシーケンスの中、少なくとも一つの基底マスクシーケンスに対する使用を制御することにより具現されることができる。

    図16は本発明の第3実施形態による符号分割多重接続移動通信システムで伝送率情報を符号化するための制御流れを示している図である。

    前記図16を参照すると、先ず1600段階で10ビットの入力情報ビット(TFCIビット)a0乃至a9を入力し、変数sumとjを0に初期化する。 前記変数sumはシンボル単位に加算された後、出力される最終符号化シンボルを示す変数であり、前記変数jはシンボル単位に加算された後、出力される最終符号化シンボルの個数をカウントするための変数である。 前記1600段階が終了されると、1610段階に進行して変数jが30であるかを判断する。 前記変数jが30であるかを判断するのは、前記入力情報ビットの符号化のため使用される穿孔されたウォルシュ符号及びマスクシーケンスの長さが30シンボルであるためである。 即ち、1610段階を遂行するのは、前記入力情報ビットがウォルシュ符号及びマスクシーケンスの30シンボルそれぞれに対応して符号化されたかを判断するためである。

    前記1610段階でjが30ではないと、ウォルシュ符号及びマスクシーケンスのすべてのシンボルに対応した符号化動作が遂行されなかったと判断して1620段階に進行する。 前記1620段階に進行すると、基底ウォルシュ符号W1、W2、W4、W8、W16のj番目シンボルであるW1(j)、W2(j)、W4(j)、W8(j)、W16(j)と基底マスクシーケンスM1、M2、M4、M8、M16のj番目シンボルであるM1(j)、M2(j)、M4(j)、M8(j)、M16(j)を入力する。 1630段階では前記入力されたシンボルを前記入力情報ビット(TFCIビット)とシンボル単位にかけた後、その結果値を全部合わせてsumを求める。

    前記1630段階を下記式(10)のように表現することができる。

    式(10)
    sum=a0+M16(j)+a1W1(j)+a2・W2(j)+a3・W4(j)+a5・W16(j)+a6・M1(j)+a7・M2(j)+a8・M4(j)+a9・M8(j) ……(10)

    前記式(10)から分かるように、各入力情報ビットは対応する基底ウォルシュ符号、または基底マスクシーケンスのシンボルとかけられて、前記かけられた結果を加算することにより所望する符号化シンボルを得るようになる。

    1640段階では前記1630段階で求められたj番目符号化シンボルであるsumを出力し、1650段階に進行してjを1だけ増加させた後、1610段階を進行して上述した動作を反復して遂行する。 一方、1610段階でjが30であると、すべての符号化動作を完了するようになる。

    次に、図15を参照して本発明の第3実施形態による復号化装置を説明する。 送信側により伝送された30符号化されたシンボルを含む入力信号r(t)と、前記符号器により穿孔された位置に挿入された二つのダミーシンボルは、31個の乗算器1502、1504、. . . 、1506と相関度計算器1520に入力される。 マスクシーケンス発生器1500は長さ32である31個のすべての場合のマスクシーケンスM1、M2、. . . 、M31を生成して前記乗算器1502、1504、. . . 、1506に出力する。 従って、前記乗算器1502、1504、. . . 、1506それぞれは前記マスクシーケンス発生器1500から受信されたマスクシーケンスと前記入力信号r(t)をかけて出力する。 従って、送信側で所定マスクシーケンスを使用してTFCIビットを符号化すると、前記乗算器1502、1504、. . . 、1506の出力の中のいずれか一つは、マスクシーケンスが除去された信号である。 例えば、送信側でM31を使用してTFCIビットを符号化すると、M31と入力信号r(t)をかける乗算器1506の出力が、マスクシーケンスが除去された信号である。 しかし、送信側でマスクシーケンスを使用しない場合には、相関度計算器1520に印加される入力信号r(t)自体がマスクシーケンスの除去された信号である。 前記相関度計算器1520、1522、1524、. . . 、1526は入力信号r(t)及び前記乗算器1502、1504、. . . 、1506からの出力に構成された32個の信号を受信して、長さ32である64個の相互直交符号との相関度を計算する。 一方、前記相関度計算器1520、1522、1524、. . . 、1526は、前記計算した64種類の相関値の中、一番大きな相関値を決定する。 前記相関値が決定されると、前記決定された相関値と、前記決定された相関値に対応する相互直交符号のインデックス及び自分の固有インデックスを相関度比較器1540に出力する。

    前記相関度比較器1540は前記それぞれの相関度計算器1520乃至1526から受信された32種類の最大相関値を比較して、その中で最大の相関値を最終の最大相関値として決定する。 すると、前記相関度比較器1540は前記最終最大値に対応する相互直交符号及びマスクシーケンスのインデックスにより送信側から伝送される符号化されたTFCIビットを出力する。 図17のように、本発明の前記第3実施形態は相互直交符号の相関値を計算する単一相関値計算器と、前記マスクとr(t)をかける単一乗算器により具現されることもできる。

    〔発明の効果〕
    上述したように本発明は基本型TFCIと拡張型TFCIを可変的にサービスする符号化/復号化装置及び方法を提案することにより、ハードゥウェアを簡単化させる利点と、前記基本型TFCIと拡張型TFCIに対する誤り訂正符号化方式をすべて支援することにより、サービスの安定性を向上させる利点がある。 また、符号化装置の性能を決定する最小距離を符号分割多重接続移動通信システムで要求される条件に満足するようにすることにより、優秀な性能を有するようにする効果がある。

    以上、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明したが、本発明はこの特定の実施形態に限るものでなく、各種の変形及び修正が本発明の範囲を逸脱しない限り、該当分野における通常の知識を持つ者により可能なのは明らかである。

    通常的な符号分割多重接続移動通信システムで伝送率情報の使用例を示すためのフレーム構造を示した図である。

    通常的な符号分割多重接続移動通信システムで伝送率情報の使用例を示すためのフレーム構造を示した図である。

    通常的な符号分割多重接続移動通信システムで伝送率情報の使用例を示すためのフレーム構造を示した図である。

    通常的な符号分割多重接続移動通信システムで伝送率情報の使用例を示すためのフレーム構造を示した図である。

    通常的な符号分割多重接続移動通信システムの基地局送信器構造を示している図である。

    通常的な符号分割多重接続移動通信システムの移動局送信器の構造を示している図である。

    従来の符号分割多重接続移動通信システムで基本的な伝送率情報を符号化するための構成を概念的に示している図である。

    図4Aの相互直交符号器に適用される符号化テーブルの一例を示している図である。

    従来の符号分割多重接続移動通信システムで拡張された伝送率情報を符号化するための構成を概念的に示している図である。

    図5Aの制御器が伝送率情報を分配するため遂行するアルゴリズムの一例を示している図である。

    図5Aの相互直交符号器に適用される符号化テーブルの一例を示している図である。

    本発明の一実施形態による符号分割多重接続移動通信システムで伝送率情報を符号化するための構成を概念的に示している図である。

    本発明の一実施形態による符号分割多重接続移動通信システムで伝送率情報を符号化するため要求されるマスクシーケンスを生成する制御流れを示している図である。

    本発明の一実施形態による符号分割多重接続移動通信システムで伝送率情報符号化装置の構成を示している図である。

    本発明の一実施形態による符号分割多重接続移動通信システムで伝送率情報復号化装置の構成を示している図である。

    図9の相関度比較器で遂行する制御流れを示している図である。

    本発明の一実施形態による符号分割多重接続移動通信システムで伝送率情報を符号化するための制御流れを示している図である。

    本発明の他の実施形態による符号分割多重接続移動通信システムで伝送率情報を符号化するための制御流れを示している図である。

    本発明の一実施形態による伝送率情報により決定される直交シーケンス及びマスクシーケンスの構造を示している図である。

    本発明の実施形態による符号分割多重接続移動通信システムで伝送率情報符号化装置の他の例を示している図である。

    本発明の実施形態による符号分割多重接続移動通信システムで伝送率情報復号化装置の他の例を示している図である。

    本発明の他の実施形態による符号分割多重接続移動通信システムで伝送率情報を符号化するための制御流れの例を示している図である。

    本発明のさらに他の実施形態による符号分割多重接続移動通信システムで伝送率情報復号化装置の例を示している図である。

    符号の説明

    602 マスクシーケンス発生部 604 相互直交シーケンス発生部 610 加算器 902、904、. . . 、906、1502、1504、. . . 、1506、1730 乗算器 910 マスクシーケンス発生器 920、922、924、926、1520、1522、1524、. . . 、1526、1740 相関度計算器 940、1540、1750 相関度比較器 1500、1710 マスクシーケンス発生器 1720 メモリ

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