System for implicit user equipment identification

申请号 JP2008068359 申请日 2008-03-17 公开(公告)号 JP2008160888A 公开(公告)日 2008-07-10
申请人 Interdigital Technol Corp; インターデイジタル テクノロジー コーポレーション; 发明人 BOLOURCHI NADER; TERRY STEPHEN E; DICK STEPHEN G;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To omit separate processing for UE ID and CRC.
SOLUTION: A method includes: step 4 for receiving a wireless signal of an N-bit field including N bit cyclic redundancy check (CRC) added to N bit UE identification with 2 as a divisor and a rapid shared control channel, including the information showing at least one rapid downlink shared channel by user equipment (UE); step 5 for discriminating whether CRC is correct; and steps 6, 7 for processing a wireless signal of at least the one rapid downlink shared channel, related to the wireless signal when a standard including that CRC is correct is satisfied.
COPYRIGHT: (C)2008,JPO&INPIT
权利要求
  • ユーザ装置(UE)において、
    高速共有制御チャンネルの無線信号を受信するように構成された回路であって、該無線信号が、2を法としてNビットのUE識別に加算されたNビットの巡回冗長チェック(CRC)を含んでいるNビットフィールド及び少なくとも一つの高速ダウンリンク共有チャンネルを示す情報を含んでいる回路、
    前記CRCが正しいかどうかを判別するように構成された回路、並びに、
    基準が満たされるときに前記高速共有制御チャンネルの前記無線信号に関連する前記少なくとも一つの高速ダウンリンク共有チャンネルの無線信号を処理するように構成された回路であって、前記基準が、前記CRCが正しいことを含んでいる回路を備えたことを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項1に記載のユーザ装置において、さらに、
    複数の高速共有制御チャンネルをモニタするように構成された回路を備えたことを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項1に記載のユーザ装置において、
    前記Nビットフィールドが16ビットフィールドであることを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項1に記載のユーザ装置において、
    前記高速共有制御チャンネルの前記無線信号がWCDMA−FDDフォーマットで受信されることを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項1に記載のユーザ装置において、
    前記高速共有制御チャンネルの前記無線信号がWCDMA−TDDフォーマットで受信されることを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項1に記載のユーザ装置において、さらに、
    前記CRCが正しくないときには前記高速共有制御チャンネルの前記無線信号に関連する前記少なくとも一つの高速ダウンリンク共有チャンネルの前記無線信号を処理しないように構成された回路を備えたことを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項6に記載のユーザ装置において、
    前記少なくとも一つの高速ダウンリンク共有チャンネルの前記無線信号が回路スイッチデータを含むことを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項6に記載のユーザ装置において、
    前記少なくとも一つの高速ダウンリンク共有チャンネルの前記無線信号がパケットデータを含むことを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項1に記載のユーザ装置において、さらに、
    電池を備えたことを特徴とするユーザ装置。
  • ユーザ装置(UE)において使用するための方法であって、
    ユーザ装置(UE)により高速共有制御チャンネルの無線信号を受信するステップであって、該無線信号が、2を法としてNビットのUE識別に加算されたNビットの巡回冗長チェック(CRC)を含んでいるNビットフィールド及び少なくとも一つの高速ダウンリンク共有チャンネルを示す情報を含んでいるステップ、
    前記CRCが正しいかどうかを判別するステップ、並びに、
    基準が満たされるときに前記高速共有制御チャンネルの前記無線信号に関連する前記少なくとも一つの高速ダウンリンク共有チャンネルの無線信号を処理するステップであって、前記基準が、前記CRCが正しいことを含んでいるステップを有することを特徴とする方法。
  • 請求項10に記載に記載の方法において、さらに、
    複数の高速共有制御チャンネルをモニタするステップを有することを特徴とする方法。
  • 請求項10に記載に記載の方法において、
    前記Nビットフィールドが16ビットフィールドであることを特徴とする方法。
  • 請求項10に記載に記載の方法において、
    前記高速共有制御チャンネルの前記無線信号がWCDMA−FDDフォーマットで受信されることを特徴とする方法。
  • 請求項10に記載に記載の方法において、
    前記高速共有制御チャンネルの前記無線信号がWCDMA−TDDフォーマットで受信されることを特徴とする方法。
  • 請求項10に記載に記載の方法において、さらに、
    前記CRCが正しくないときには前記高速共有制御チャンネルの前記無線信号に関連する前記少なくとも一つの高速ダウンリンク共有チャンネルの前記無線信号を処理しないステップを有することを特徴とする方法。
  • 請求項15に記載に記載の方法において、
    前記少なくとも一つの高速ダウンリンク共有チャンネルの前記無線信号が回路スイッチデータを含むことを特徴とする方法。
  • 請求項15に記載に記載の方法において、
    前記少なくとも一つの高速ダウンリンク共有チャンネルの前記無線信号がパケットデータを含むことを特徴とする方法。
  • 請求項10に記載に記載の方法において、さらに、
    電池リソースを使用して前記少なくとも一つの高速ダウンリンク共有チャンネルの前記無線信号を処理するステップを有することを特徴とする方法。
  • ユーザ装置(UE)において、
    高速共有制御チャンネルの無線信号を受信するように構成された回路であって、該無線信号が、2を法としてNビットのUE識別に加算されたNビットの巡回冗長チェック(CRC)を含んでいる回路、及び、
    前記CRCが正しくないときには高速ダウンリンク共有チャンネルの無線信号を処理しないように構成された回路を備えたことを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項19に記載のユーザ装置において、さらに、
    前記UE識別が正しくないときには前記高速ダウンリンク共有チャンネルの前記無線信号を処理しないように構成された回路を備えたことを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項19に記載のユーザ装置において、さらに、
    基準が満たされるときに前記高速ダウンリンク共有チャンネルの前記無線信号を処理するように構成された回路であって、前記基準が、前記CRCが正しいこと及び前記UE識別が正しいことを含んでいる回路を備えたことを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項19に記載のユーザ装置において、
    Nの値が16であることを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項19に記載のユーザ装置において、
    前記高速共有制御チャンネルの前記無線信号がWCDMA−FDDフォーマットで受信されることを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項19に記載のユーザ装置において、
    前記高速共有制御チャンネルの前記無線信号がWCDMA−TDDフォーマットで受信されることを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項19に記載のユーザ装置において、さらに、
    電池を備えたことを特徴とするユーザ装置。
  • ユーザ装置(UE)において使用するための方法であって、
    高速共有制御チャンネルの無線信号を受信するステップであって、該無線信号が、2を法としてNビットのUE識別に加算されたNビットの巡回冗長チェック(CRC)を含んでいるステップ、及び、
    前記CRCが正しくないときには高速ダウンリンク共有チャンネルの無線信号を処理しないステップを有することを特徴とする方法。
  • 請求項26に記載に記載の方法において、さらに、
    前記UE識別が正しくないときには前記高速ダウンリンク共有チャンネルの前記無線信号を処理しないステップを有することを特徴とする方法。
  • 請求項26に記載に記載の方法において、さらに、
    基準が満たされるときに前記高速ダウンリンク共有チャンネルの前記無線信号を処理するステップであって、前記基準が、前記CRCが正しいこと及び前記UE識別が正しいことを含んでいるステップを有することを特徴とする方法。
  • 請求項26に記載に記載の方法において、
    Nの値が16であることを特徴とする方法。
  • 請求項26に記載の方法において、
    前記高速共有制御チャンネルの前記無線信号がWCDMA−FDDフォーマットで受信されることを特徴とする方法。
  • 請求項26に記載の方法において、
    前記高速共有制御チャンネルの前記無線信号がWCDMA−TDDフォーマットで受信されることを特徴とする方法。
  • 請求項26に記載の方法において、さらに、
    電池リソースを使用して前記高速共有制御チャンネルの前記無線信号を処理するステップを有することを特徴とする方法。
  • ユーザ装置(UE)において、
    高速共有制御チャンネルの無線信号を受信するように構成された回路であって、該無線信号が、2を法としてNビットのUE識別に加算されたNビットの巡回冗長チェック(CRC)を含んでいるNビットフィールド及び少なくとも一つの高速ダウンリンク共有チャンネルを示す情報を含んでいる回路、
    前記CRCが正しいかどうかを判別するように構成された回路、
    基準が満たされるときに前記高速共有制御チャンネルの前記無線信号に関連する前記少なくとも一つの高速ダウンリンク共有チャンネルの無線信号を処理するように構成された回路であって、前記基準が、前記CRCが正しいことを含んでいる回路、並びに、
    本ユーザ装置を目覚めさせて少なくとも一つのダウンリンク送信をモニタするように構成された回路を備えたことを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項33に記載のユーザ装置において、さらに、
    複数の高速共有制御チャンネルをモニタするように構成された回路を備えたことを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項33に記載のユーザ装置において、
    前記Nビットフィールドが16ビットフィールドであることを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項33に記載のユーザ装置において、
    前記高速共有制御チャンネルの前記無線信号がWCDMA−FDDフォーマットで受信されることを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項33に記載のユーザ装置において、
    前記高速共有制御チャンネルの前記無線信号がWCDMA−TDDフォーマットで受信されることを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項33に記載のユーザ装置において、さらに、
    前記CRCが正しくないときには前記高速共有制御チャンネルの前記無線信号に関連する前記少なくとも一つの高速ダウンリンク共有チャンネルの前記無線信号を処理しないように構成された回路を備えたことを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項38に記載のユーザ装置において、
    前記少なくとも一つの高速ダウンリンク共有チャンネルの前記無線信号が回路スイッチデータを含むことを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項38に記載のユーザ装置において、
    前記少なくとも一つの高速ダウンリンク共有チャンネルの前記無線信号がパケットデータを含むことを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項33に記載のユーザ装置において、
    モニタした前記少なくとも一つのダウンリンク送信が専用物理チャンネル送信であることを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項33に記載のユーザ装置において、
    モニタした前記少なくとも一つのダウンリンク送信が前記高速共有制御チャンネル上であることを特徴とするユーザ装置。
  • 請求項33に記載のユーザ装置において、さらに、
    電池を備えたことを特徴とするユーザ装置。
  • ユーザ装置(UE)において使用するための方法であって、
    前記UEを目覚めさせて少なくとも一つのダウンリンク送信をモニタするステップ、
    高速共有制御チャンネルの無線信号を受信するステップであって、該無線信号が、2を法としてNビットのUE識別に加算されたNビットの巡回冗長チェック(CRC)を含んでいるNビットフィールド及び少なくとも一つの高速ダウンリンク共有チャンネルを示す情報を含んでいるステップ、
    前記CRCが正しいかどうかを判別するステップ、並びに、
    基準が満たされるときに前記高速共有制御チャンネルの前記無線信号に関連する前記少なくとも一つの高速ダウンリンク共有チャンネルの無線信号を処理するステップであって、前記基準が、前記CRCが正しいことを含んでいるステップを有することを特徴とする方法。
  • 請求項44に記載の方法において、さらに、
    複数の高速共有制御チャンネルをモニタするステップを有することを特徴とする方法。
  • 請求項44に記載の方法において、
    前記Nビットフィールドが16ビットフィールドであることを特徴とする方法。
  • 請求項44に記載の方法において、
    前記高速共有制御チャンネルの前記無線信号がWCDMA−FDDフォーマットで受信されることを特徴とする方法。
  • 請求項44に記載の方法において、
    前記高速共有制御チャンネルの前記無線信号がWCDMA−TDDフォーマットで受信されることを特徴とする方法。
  • 請求項44に記載の方法において、さらに、
    前記CRCが正しくないときには前記高速共有制御チャンネルの前記無線信号に関連する前記少なくとも一つの高速ダウンリンク共有チャンネルの前記無線信号を処理しないステップを有することを特徴とする方法。
  • 請求項48に記載の方法において、
    前記少なくとも一つの高速ダウンリンク共有チャンネルの前記無線信号が回路スイッチデータを含むことを特徴とする方法。
  • 請求項48に記載の方法において、
    前記少なくとも一つの高速ダウンリンク共有チャンネルの前記無線信号がパケットデータを含むことを特徴とする方法。
  • 請求項48に記載の方法において、さらに、
    前記UEが目覚めるときに電池リソースの使用を増やすステップを有することを特徴とする方法。
  • 说明书全文

    本発明は、無線通信の分野に関するものである。 本発明の応用の1つは、データ保護と一意的/グループUE識別の両方に対し修正巡回冗長検査を使用するダウンリンクシグナリング(downlink signaling)の方法を対象とする。

    無線通信システムは、今日の現代的電気通信のイフラストラクチャに不可欠な連結要素となっている。 そのため、音声通信だけでなくデータ通信にも大きく頼るようになった。 音声通信は、比較的低速度で、上りの帯域幅と下りの帯域幅は対称的であり、必要な帯域幅の量が予測可能である。

    しかし、データ通信では、電気通信システム、特に無線通信システムに重い負担がかかる。 第1に、データ通信は非常に高速なデータレートを必要とすることが多い。 第2に、データ関連アプリケーション用の帯域幅は、数キロヘルツから数メガヘルツと非常に大きく広がっている。 第3に、上りと下りとでは帯域幅が激しく異なることがある。 たとえば、代表的なインターネットブラウジングアプリケーションでは、上り方向に送信されるデータはごくわずかであるが、下り方向には膨大な量のデータがダウンロードされる。 こうしたさまざまな要因から、無線電気通信システムには苛酷な制約条件が課される。

    最先端の国際的な第三世代(3G)(IMT−2000)規格であるワイドバンドCDMA(WCDMA)規格は、屋内/狭い範囲の屋外環境では最大2Mb/sのデータレートをサポートし、最大384kb/交換広域受信範囲をサポートし、さらに高速パケットデータ転送および高速回路交換データをサポートする。 しかし、パケットデータサービスの将来の需要に応えるためには、このデータ転送を特にダウンリンクにおいて高速化する必要がある。 高速ダウンリンクパケット(HSDPA)であれば、WCDMAではベストエフォート型パケットデータサービスに関して約8〜10Mb/sの範囲のダウンリンクピークデータレート(downlink peak data rates)をサポートできる。 このレートは、IMT−2000で必要な2Mb/sの値を遙かに超えている。 また、遅延時間短縮および容量向上に関してパケットデータ転送能も高まる。

    データ通信をサポートするための1つの解決策として、それぞれのユーザ機器(UE)に専用チャネルを割り当てる方法がある。 しかし、こうすると、そのようなチャネルは多くの場合、長時間にわたりアイドル状態のままになるため、帯域幅の使用効率が非常に低下する。

    それぞれのUEに対する専用チャネルの代替え手段として、高速な共有データチャネルとデータのパケット化の使用がある。 この方法では、複数の高速データチャネルを複数のUE間で共有する。 これらのUEは、送信または受信用にデータを持ち、共有データチャネルのうちの1つに動的に割り当てられる。 この結果、スペクトルをかなり効率よく利用することができる。

    基地局に特定のUEへの送信を待つデータがある場合に高速共有データチャネルを割り当てるこのようなプロセスの1つが図1〜図3に示されている。 図1を参照すると、関連するダウンリンク専用物理チャネル(downlink dedicated physical channel)(DPCH)が各UEに送信される。 UEは、関連するダウンリンクDPCHだけでなく共有制御チャネル(SCCH−HS)もモニタする。 基地局からUEへ送信するデータがない場合、UEはスタンバイモードに入り、そこで、定期的に「目覚めて」関連するダウンリンクDPCHおよびSCCH−HSをモニタしようとする。 このため、UEは処理リソースおよび電池リソースを節約することができる。

    基地局のデータをUEに送信可能な状態になった場合、高速ダウンリンク共有チャネル(High Speed Downlink Shared Channel)(HS−DSCH)インジケータ(HI)が関連するDPCHで送信される。 HIは、nビット長で、図2に示されている2 SCCH−HSのうちの1つを指している。 たとえば、2ビットHIは4つのSCCH−HS、つまり00、01、10、または11を指す。

    図1に示されている例では、HIは(1,0)で、これは、図2に示されている第3のチャネルを指している。 UEがHIによって識別された制御チャネルにアクセスすると、その特定のSCCH−HSにより、UEは、データの受信のためUEに割り当てられている適切なHS−DSCHに向けられる。 たとえば、図3に示されているように、UEは、SCCH−HS(1,0)によって識別されたHS−DSCH(001)に同調する。 その後、UEは、HS−DSCH(001)経由でUEが宛先となっているデータを受信する。 図1〜図3のグラフィック表現は、HS−DSCHを割り当てるプロセスを説明するために用意したものであり、チャネルの構成および用途は、HSDPA規格での実際の実装とは少し異なるかもしれない。

    図1〜図3を参照しながら説明されているプロセスは、データを送信するため共通データチャネルを割り当てる効率のよい方法を実現している。 パケットデータは1つまたは複数の特定のUE宛てとなっているため、UEの識別子(ID)は基地局からUEへのシグナリングのためにクリティカルなパラメータである。

    基地局とUEとの間でUE IDのシグナリングを実行する従来技術の方法がいくつかある。 図5を参照すると、第1の方法では、UE IDを送信対象のデータに付加する。 この組合せは、CRCを出力する巡回冗長検査(CRC)発生器に送られる。 その結果得られるデータパケットは、最終的に送信されるのだが、図6に示されているように、Xビットデータフィールド、MビットUE ID、およびNビットCRCを含む。 これは、CRCとUE IDの両方について適切なシグナリングを行うが、シグナリングの帯域幅を無駄にしている。

    図7に示されている他の従来技術による手法では、UE IDをデータフィールドに付加し、CRC発生器に入力する。 CRC発生器からCRCが出力される。 図8に示されているように、送信用のデータバーストは、XビットデータフィールドおよびNビットCRCフィールドを含む。 これは、さらに、基地局とUEとの間でUE IDおよびCRCを十分やり取りできるが、一意的なUE識別にしか使用できないので望ましくない。 この方法では、さらに、グループUEを識別する必要があるときにUEの複雑度が増してしまう。

    本発明の目的は、上記の各従来技術による課題を解決することである。

    本発明は、データ関連ダウンリンクシグナリングに関する複数の実装を開示する。 これらの実施形態では、UE IDを選択的に修正して、UE ID値を生成し、2を法としてこれをデータフィールドに加えてデータマスクを生成することを開示している。 このデータマスクは、さらに、CRCフィールドとして処理することもできる。 次に、CRCフィールドは、データバーストとともに送信され、CRC関連機能が実行される。 別の実施形態は、CRC発生前にUE識別でCRC発生器を初期化することを開示している。 これは黙示的に、CRC内にUE IDを含み、しかもオーバーヘッドとなるシグナリングが加わる必要はない。
    本発明の好ましい実施形態について、本明細書全体を通して類似の番号は類似の要素を表す図面を参照して後述する。

    図4を参照すると、本発明で使用する汎用移動体通信システム(UMTS)ネットワークアーキテクチャは、コアネットワーク(CN)、UMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)、およびユーザ機器(UE)を備える。 UTRANとコアネットワークの間にIuインターフェースおよび、UTRANとUEとの間に無線インターフェイスUuの2つの一般的なインターフェイスがある。 UTRANは、複数の無線ネットワークサブシステム(RNS)で構成されている。 これらは、Iurインターフェイスにより相互接続することができる。 この相互接続により、異なるRNSの間でコアネットワーク独立のプロシージャを使用することができる。 RNSはさらに、無線ネットワークコントローラ(RNC)と複数の基地局(ノードB)に分割される。 ノードBsは、IubインターフェイスによりRNCに接続される。 1つのノードBで、1つまたは複数のセルを処理することができ、通常は複数のUEから使用される。 UTRANは、無線インターフェイス上でFDDモードおよびTDDモードの両方をサポートする。 両方のモードに、同じネットワークアーキテクチャおよび同じプロトコルが使用される。 物理層とエアーインターフェイスUuのみが別々に指定される。

    図9には、本発明の一実施形態が示されている。 本実施形態では、システム100は、データフィールド102からの送信用のデータ(これ以降「データ」と呼ぶ)、CRC発生器104(0に初期化済み)、CRC発生器104から出力されたCRCフィールド106からのその結果のCRC、UE IDフィールド108からのUE ID、モジュロ2加算器110、およびマスク112を利用する。 本実施形態およびこれ以降説明するすべての実施形態では、各フィールドのビット数は例としてフィールドの真上に記載されていることに注意されたい。 ただし、特定のビット数は例として取りあげたのであり、本発明を制限するものと解釈すべきではない。

    システム100は、データフィールド102を受け取り、データフィールド102からのデータをCRC発生器104に入力する。 CRC発生器104は、CRCフィールド106を生成し、CRCフィールド106からCRCをモジュロ2加算器110の第1の入力に出力する。 UE IDフィールド108からのUE IDは、モジュロ2加算器110への第2の入力に出力される。 次に、CRCおよびUE IDは、2を法として加算され、マスク112を生成する。

    UE IDフィールド108のビット数(Mビット)は、CRCフィールド106のビット数(Nビット)と同じであるのが好ましい。 M=Nであれば、図9に示されているように、UE IDを直接、2を法としてCRCに加算することができる。 しかし、MとNが等しくない場合、等しくさせるための中間ステップが必要になる。 M<Nの場合、UE IDに先行ゼロまたは後続ゼロを埋めて、長さがCRCと等しくなるようにする。 この「埋め込まれたUE ID」を、CRC106に2を法としてN加算する。 M>Nの場合、UE IDからM−N個の最下位ビットが切り捨てられる。 切り捨てられたUE IDは、次に、2を法としてCRCに加算される。

    図10を参照すると、生成されたマスク112が、送信用のデータフィールド102に付加される。

    図11には、本発明の第2の実施形態が示されている。 本実施形態では、システム200は、データフィールド202からのデータ、CRC発生器204、UE IDフィールド208からのUE ID、およびその結果得られたCRCフィールド212を利用する。 システム200は、データフィールド202を受け取り、データフィールド202からのデータをCRC発生器204に入力する。 CRC発生器204は、図9のCRC発生器104と同じタイプの発生器であるが、ただし、CRC発生器204はUE IDフィールド208からのUE IDで初期化される点が異なる。 この初期化は、図11の中で点線で示されている。 当業者にはよく知られているように、CRC発生器は、通常、図9に示されているCRC発生器104の場合と同様に、すべてゼロに初期化される。 したがって、CRC発生器204は、データフィールド202からの入力データおよびUE IDによるCRC発生器204の初期化に基づいてCRCを生成する。 本実施形態では、2を法とする加算は不要である。

    UE IDフィールド208のUE IDのビット数(Mビット)は、CRC発生器204のサイズと同じであるのが好ましいが、必要であるというわけではない。 UE IDのサイズ(Mビット)がCRC発生器204のサイズよりも小さい場合、UE IDに先行ゼロまたは後続ゼロを埋め込んで、長さがCRC発生器204のサイズと等しくなるようにできる。 そうしてから、この「埋め込まれたUE ID」を使用して、CRC発生器204を初期化することができる。 それとは別に、UE IDフィールド208内の値をロードして、CRC発生器204を初期化することができ、UE IDが埋められていないビット位置は0となる。 UE IDのサイズ(Mビット)がCRC発生器204のサイズよりも大きい場合、UE IDがCRC発生器204に適合するようにUE IDから最下位ビットが切り捨てられる。 次に、切り捨てられたUE IDを使用して、CRC発生器204を初期化する。

    図12を参照すると、生成されたCRCフィールド212が、送信用のデータフィールド202に付加される。

    黙示のUE IDを使用する本発明の第2の実施形態は、従来技術および第1の実施形態のUE固有CRC方法で必要とされるように、送信機または受信機側で、SCCH−HSでUE IDを組み立て、分解する必要はないため、単純化されてはいるが、堅牢な代替え手段を示している。

    図13には、本発明の第3の実施形態が示されている。 本実施形態では、システム300は、データフィールド302からのデータ、UE IDフィールド308AからのUE ID、モジュロ2加算器310およびマスク311、CRC発生器404、およびその結果得られるCRCフィールド312を利用する。 システム300は、データフィールド302を受け取り、データフィールド302からデータをモジュロ2加算器310の第1の入力に入力する。 UE IDフィールド308AからのUE IDは、モジュロ2加算器310への第2の入力に出力される。 したがって、データフィールド302からのデータとUE IDフィールド308AからのUE IDが2法として加算され、マスク311が生成される。 マスク311は、CRC発生器304に入力され、CRCフィールド312を生成する。

    本実施形態では、2を法とする加算を実行するためにUE IDフィールド308Aのビット数(Mビット)は、データフィールド302のビット数(Xビット)と同じでなければならない。 MとXが等しい場合、UE IDフィールド308Aからの値を直接、2を法としてデータフィールド302からのデータに加算することができる。 しかし、MとNが等しくない場合、等しくさせるための中間ステップが必要になる。 MがXよりも小さい場合、UE IDに、X−M個の後続ゼロが埋め込まれ、UE IDフィールド308Aからの値が、長さについてデータフィールド302と等しくなるようにする。 図13に示されているようにこの「埋め込まれたUE ID値」を、2を法としてデータフィールド302からのデータに加算する。

    データフィールド302の長さXのせいで、MがXよりも大きくなることは予想されない。 しかし、そうであったら、UE IDフィールド308A内の値からM−X個の最下位ビットが切り捨てられる。 切り捨てられたUE IDは、次に、2を法としてデータフィールド302からのデータに加算される。

    図14には、本発明の第4の実施形態が示されている。 本実施形態では、システム301は、図13に示されている第3の実施形態と全く同じように動作する。 本実施形態における唯一の違いは、UE IDフィールド308Bからの値を生成する方法である。 本実施形態では、UE IDに、X−M個の先行ゼロが埋め込まれ、UE IDフィールド308BからのUE IDが、長さについてデータフィールド302と等しくなるようにする。 次に、図14に示されているようにこの「埋め込まれたUE ID値」を、2を法としてデータフィールド302からのデータに加算する。 埋め込みは、これとは別に、UE IDをデータフィールドと同じ長さにするために先行ゼロと後続ゼロ(図に示されていない)を組み合わせたものであってもよいことに留意されたい。

    図15を参照すると、図13に示されている第3の実施形態のシステム300から生成されるCRCフィールド312、または図14に示されている第4の実施形態のシステム301から生成されるCRC314が、送信のためデータフィールド302に付加されることがわかる。 したがって、CRCフィールド312、314のいずれかのタイプを使用し、これをデータフィールド302に付加することができる。

    図16には、本発明の第5の実施形態が示されている。 本実施形態では、システム400は、データフィールド402からのデータ、UE IDフィールド408AからのUE ID、モジュロ2加算器410、マスク411、CRC発生器404、およびその結果得られるCRCフィールド412を利用する。 システム400は、データフィールド402を受け取り、データフィールド402からデータをモジュロ2加算器410の第1の入力に入力する。 UE IDフィールド408AからのUE IDは、モジュロ2加算器410への第2の入力に出力される。 データフィールド402からのデータとUE IDフィールド408AからのUE IDが2を法として加算され、マスク411が生成される。 マスク411は、CRC発生器404に入力され、CRCフィールド412を生成する。

    本実施形態では、2を法とする加算を実行するために、UE IDフィールド408Aのビット数(Mビット)は、データフィールド402のビット数と同じでなければならない。 MがXに等しい場合、UE IDフィールド408AからのUE IDを直接、2を法としてデータフィールド402からのデータに加算することができる。 データフィールド402の長さのため、MがXよりも大きくなることは予想されない。 しかし、そうであったら、UE IDフィールドの長さがXに等しくなるまで、UE IDフィールド408Aから最下位ビットが切り捨てられる。 切り捨てられたUE IDは、次に、2を法としてデータフィールド402の値に加算される。

    UE IDの長さがデータフィールド402よりも短い場合、UE IDフィールド408Aからの値がXに等しくなるように「複合UE ID」が生成される。 複合UE IDを生成するには、UE IDをXビットフィールド内に収まるまで繰り返し、その後、切り捨てられたUE IDで残りの後続ビットを埋める。 これは、図16のUE IDフィールド408Aで表されている。 複合UE IDは、次に、2を法としてデータフィールド402からのデータに加算される。

    図17には、本発明の第6の実施形態が示されている。 本実施形態のシステム401は、図16に示されている第5の実施形態と同じように動作する。 本実施形態の唯一の違いは、UE IDフィールド408Bからの値である。 複合UE IDは図16と同じようにして作成されるが、切り捨てられたUE ID部分は、図16に示されているUE IDフィールド408Aの後続ビットとは反対に、先行ビットとして加えられる。 切り捨てられたUE ID「埋め込み」は、UE IDをデータフィールド402と同じ長さにするために先行切り捨てビットと後続切り捨てビットを組み合わせたものを含んでいてもよいことに留意されたい。

    図18を参照すると、図16に示されている第5の実施形態のシステム400から生成されるCRCフィールド412、または図17に示されている第6の実施形態のシステム401から生成されるCRCフィールド414が、送信のためデータフィールド402に付加されることがわかる。 したがって、CRCフィールド412、414のいずれかのタイプを使用し、これをデータフィールド402に付加することができる。

    上記の実施形態はすべて、複数の識別子(ID)をサポートするために使用できることに注意されたい。 UEは場合によっては、1)UEの一意的ID、2)UEが属しているUEのサブセットまたはグループに対応するID、または3)システム内のすべてのUEに対応するブロードキャスト(グローバルID)の複数のレベルでアドレス指定されるメッセージを処理する必要がある。 たとえば、図19に示されているように、UE ID 12は強調表示されており、1)UE固有のID(#12)、2)サブサブセットC ID、3)サブセット2 ID、および4)グローバルIDの4つの異なるレベルのIDを受け取って処理できることがわかる。 また、異なるグループのUEが含まれるように、代替えグループ識別A〜Eも作成できることに留意されたい。 たとえば、グループBは、UEのメンバー2、7、12、17、22、および27を含むグループBの次に識別されたすべてのUEを含む。 さらに、グループまたはサブグループは、特にユーザの望み通り特に個別UEを識別することにより作成できる。

    この要件をサポートするために、送信機側で上述のように実施形態のそれぞれによりCRCを生成する。 受信機側では、UEはメッセージを処理し、IDベースの修正なしで予期されるCRCを生成する。 その後、UEプロセッサが、2を法として、受信したCRCを計算で求めたCRCに加算する。 その結果得られる出力が送信されるIDであり、これは上述のIDの1つである。 IDがこれらのいずれでもないならば、UEは送信を破棄する。

    本発明によれば、長さNのCRCコードを使用することで、識別されたSCCH−HS上の未検出のエラー確率は2 −Nに近づく。 HS−DSCH上で送信されたデータを保護する24ビットCRC、SCCH−HS上で送信された制御情報を保護する16ビットCRCを使用し、意図されていないUEによるHIビットの10 −3の誤った採択の確率を仮定して、前記の本発明による実施形態では、誤った採択の確率を以下の式で与える。
    fa =P fa HI×P fa H×P SD式(1)
    ただし、P faは誤った採択の確率であり、P fa HIはHIの誤った採択の確率であり、P fa HはSCCH−HSの誤った採択の確率であり、P SDはHS−DSCH(P SD )の検出成功の確率である。

    式(1)とともにこの例に対し上で識別されている値を使用すると、以下の式が得られる。

    fa =10 −3 ×2 −16 ×2 −24 =9.1×10 −16
    信頼性の計算により、同じ長さのCRCについて、ユーザが誤ったデータを上位の層に渡す確率は極めて低いことがわかる。

    図20の流れ図は、本発明によるノードBとUEとの間のダウンリンクメッセージを処理する方法を説明している。 この方法は一般的な概要を示すものであり、メッセージ(つまり、データパケット)を処理するために必要な詳細なメディアアクセスコントロール(MAC)層および物理層のシグナリングすべてを包括的に説明しているものとして解釈すべきではない。 ノードBはまずMAC層におけるダウンリンク制御メッセージを生成してから(ステップ1)、そのメッセージおよびUE IDを物理層に転送する(ステップ2)。 物理層は、CRCを生成して、UE IDをデータバーストとしてメッセージとともに行う転送(ステップ3)に対しUE IDを適用する。 その後、メッセージはノードBからUEに送信される(ステップ4)。 物理層では、UE IDおよびCRCが検査され、正しいかどうかの判別が行われる(ステップ5)。 正しければ、メッセージがMAC層に転送され(ステップ6)、さらにメッセージが処理される(ステップ7)。

    図20のステップ6は、CRC/UE IDが有効であることを示す制御メッセージを備える、物理層とMAC層との間の追加信号を含むことに注意されたい。 しかし、これはオプションのステップである。 好ましい実施形態では、有効なメッセージのみが物理層からMAC層に転送される。 したがって、好ましい実施形態のMAC層では、MACに転送されるメッセージがどれも有効であると想定する。 別の実施形態では、追加CRC/UE IDの有効なシグナリングは、追加確認としてメッセージとともに転送される。

    本発明には、UE IDおよびCRCに対し別々に処理を行わなくてよいという利点がある。 2つのフィールドを前述のように組み合わせると、UEは、CRCおよびUE ID(または図19に示されている他のタイプのID)が正しいものとなるまでそれ以上メッセージの処理を行わなくなる。

    本発明は、好ましい実施形態に関して説明したが、特許請求の範囲で述べているように、本発明の範囲内であれば、他のバリエーションも当業者にとっては明白なことであろう。

    関連するダウンリンクチャネルが示されている、共有データチャネルを割り当てる従来技術による方法の図である。

    制御チャネルが複数示されている、共有データチャネルを割り当てる従来技術による方法の図である。

    データチャネルが複数示されている、共有データチャネルを割り当てる従来技術による方法の図である。

    汎用移動体通信システムネットワーク(universal mobile telecommunication system network)のアーキテクチャのブロック図である。

    従来技術によるユーザ機器識別(UE ID)固有の巡回冗長検査(CRC)の方法を示す図である。

    データフィールド、UE IDフィールド、及びCRCフィールドを含む送信されるデータバーストを示す図である。

    第2の従来技術によるユーザ機器識別(UE ID)固有の巡回冗長検査(CRC)の方法を示す図である。

    データフィールド及びCRCフィールドを含む送信されるデータバーストを示す図である。

    CRCとUE IDとの2を法とする加算を利用してマスクを生成する本発明の第1の実施形態の図である。

    データフィールド及びマスクフィールドを含む図9のシステムによって送信されるデータバーストを示す図である。

    UE IDを使用して初期化されるCRC発生器を含む本発明の第2の実施形態の図である。

    データフィールド及びCRCフィールドを含む図11の実施形態によって送信されるデータバーストを示す図である。

    2を法として後続ゼロが埋められているUE IDフィールドにデータフィールドを加算してマスクを生成する本発明の第3の実施形態の図である。

    2を法として先行ゼロが埋められているUE IDフィールドにデータフィールドを加算してマスクを生成する本発明の第4の実施形態の図である。

    データフィールド及びCRCフィールドを含む図13及び14の実施形態によって送信されるデータバーストを示す図である。

    2を法として後続ビット内に切り捨てられたUE IDが繰り返され埋められているUE IDフィールドにデータフィールドを加算する本発明の第5の実施形態の図である。

    2を法として先行ビット内に切り捨てられたUE IDが繰り返され埋められているUE IDフィールドにデータフィールドを加算する本発明の第6の実施形態の図である。

    データフィールド及びCRCフィールドを含む図16及び17の実施形態によって送信されるデータバーストを示す図である。

    グローバル、サブセット、サブサブセット、及び一意的IDの表図である。

    本発明によるメッセージの処理の流れ図である。

    符号の説明

    100,200,300,301,400,401 システム102,202,302,402 データフィールド104,204,304,404 CRC発生器106,212,312,314,412,414 CRCフィールド108,208,308A,308B,408A,408B UE IDフィールド110,310,410 モジュロ2加算器112,311,411 マスク

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