Code rate detecting method and coding rate detecting device

申请号 JP18282999 申请日 1999-06-29 公开(公告)号 JP3340403B2 公开(公告)日 2002-11-05
申请人 松下電器産業株式会社; 发明人 祐二 中居; 隆史 掛水; 剛弘 鎌田;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 所定の符号化率により符号化された符号化信号における前記所定の符号化率を検出する符号化率検出方法であって、 前記符号化率の下限値及び上限値の間の第1の符号化率と対応する周波数を持つ第1の同期信号を生成する第1
    の同期信号生成工程と、 前記第1の同期信号により前記符号化信号を復号して第1の復号信号を生成する第1の復号信号生成工程と、 前記第1の復号信号に対して所望の同期が得られるか否かを判定する第1の同期判定工程と、 前記第1の同期判定工程において前記符号化信号の同期が得られない場合に は、第 2の符号化率と対応する周波数を持つ第2の同期信 号を生成する第2の同期信号生成工程と、 前記第2の同期信号により前記符号化信号を復号して第2の復号信号を生成する第2の復号信号生成工程と、 前記第2の復号信号に対して前記所望の同期が得られるか否かを判定する第2の同期判定工程と、 前記第2の同期判定工程において前記符号化信号の同期が得られない場合には、前記第2の同期信号の周波数を前記許容値と比べて相対的に小さくする条件を満たすように変更しながら、前記符号化信号の同期が得られるまで、前記第2の復号信号生成工程及び前記第2の同期判定工程を繰り返す反復工程とを備 え、 前記反復工程は、前記第2の同期信号の周波数を昇順と
    なるように変更すると共に、変更後の周波数が符号化率
    の上限値を超える場合には、前記第2の同期信号の周波
    数を降順となるように変更する工程を含むことを特徴とする符号化率検出方法。
  • 【請求項2】 所定の符号化率により符号化された符号化信号における前記所定の符号化率を検出する符号化率検出方法であって、 前記符号化率の下限値及び上限値の間の第1の符号化率と対応する周波数を持つ第1の同期信号を生成する第1
    の同期信号生成工程と、 前記第1の同期信号により前記符号化信号を復号して第1の復号信号を生成する第1の復号信号生成工程と、 前記第1の復号信号に対して所望の同期が得られるか否かを判定する第1の同期判定工程と、 前記第1の同期判定工程において前記符号化信号の同期が得られない場合に は、第 2の符号化率と対応する周波数を持つ第2の同期信 号を生成する第2の同期信号生成工程と、 前記第2の同期信号により前記符号化信号を復号して第2の復号信号を生成する第2の復号信号生成工程と、 前記第2の復号信号に対して前記所望の同期が得られるか否かを判定する第2の同期判定工程と、 前記第2の同期判定工程において前記符号化信号の同期が得られない場合には、前記第2の同期信号の周波数を前記許容値と比べて相対的に小さくする条件を満たすように変更しながら、前記符号化信号の同期が得られるまで、前記第2の復号信号生成工程及び前記第2の同期判定工程を繰り返す反復工程とを備 え、 前記反復工程は、前記第2の同期信号の周波数を降順と
    なるように変更すると共に、変更後の周波数が符号化率
    の下限値を超える場合には、前記第2の同期信号の周波
    数を昇順となるように変更する工程を含むことを特徴とする符号化率検出方法。
  • 【請求項3】 前記第1の復号信号生成工程又は第2の復号信号生成工程は、前記符号化信号をビタビ復号法を用いて復号を行なう工程を含むことを特徴とする請求項1 又は2に記載の符号化率検出方法。
  • 【請求項4】 所定の符号化率により符号化された符号化信号における前記所定の符号化率を検出する符号化率検出装置であって、 前記符号化信号を受け、受けた符号化信号に対して復号を行なって復号信号を出力する復号回路と、 前記復号信号の同期判定に用いる同期信号を生成して前記復号回路に出力する同期信号生成回路と、 前記復号信号を受け、受けた復号信号に対して所定の同期判定を行ない、同期が取れない場合には、前記同期信号の周波数を変更する周波数切替信号を前記同期信号生成回路に出力する同期検出回路とを備え、 前記同期信号生成回路は、前記周波数切替信号に基づいて、前記符号化信号における符号化率の下限値及び上限値の間の第1の符号化率と対応する周波数を持つ第1の同期信号 と、第 2の符号化率と対応する周波数を持つ第2の同期信 号を生成 し、 前記第2の同期信号の周波数を昇順となるように変更す
    ると共に、変更後の周波数が符号化率の上限値を超える
    場合には、前記第2の同期信号の周波数を降順となるよ
    うに変更することを特徴とする符号化率検出装置。
  • 【請求項5】 所定の符号化率により符号化された符号化信号における前記所定の符号化率を検出する符号化率検出装置であって、 前記符号化信号を受け、受けた符号化信号に対して復号を行なって復号信号を出力する復号回路と、 前記復号信号の同期判定に用いる同期信号を生成して前記復号回路に出力する同期信号生成回路と、 前記復号信号を受け、受けた復号信号に対して所定の同期判定を行ない、同期が取れない場合には、前記同期信号の周波数を変更する周波数切替信号を前記同期信号生成回路に出力する同期検出回路とを備え、 前記同期信号生成回路は、前記周波数切替信号に基づいて、前記符号化信号における符号化率の下限値及び上限値の間の第1の符号化率と対応する周波数を持つ第1の同期信号 と、第 2の符号化率と対応する周波数を持つ第2の同期信 号を生成 し、 前記第2の同期信号の周波数を降順となるように変更す
    ると共に、変更後の周波数が符号化率の下限値を超える
    場合には、前記第2の同期信号の周波数を昇順となるよ
    うに変更することを特徴とする符号化率検出装置。
  • 【請求項6】 前記復号回路は、ビタビ復号法により復号を行なうビタビ復号回路であることを特徴とする請求項 4又は5に記載の符号化率検出装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、所定の符号化率により符号化された符号化信号を受信した際に、該符号化信号の符号化率を検出する符号化率検出方法及び符号化率検出装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】デジタルCS放送等のデジタル放送の分野において、畳込み復号法の一つであるビタビ復号法が用いられている。 従来、受信側で未知の符号化率r(m
    ≦r≦n、但し、mは最小値を表わし、nは最大値を表わす。 )で符号化された符号化信号を受信した場合は、
    ビタビ復号器の同期判定によって、受信した符号化信号の符号化率rを検出している。 この場合に、受信装置における符号化率の最小値mから最大値nまで、同期判定用のクロック信号の周波数を順次変化させることにより同期の検出を行なう。 ここで、クロック信号の周波数を符号化率の最大値nと対応する周波数にまで達しても同期が取れない場合には、クロック信号を符号化率の最小値mと対応する周波数に戻して、再度同期が取れるか否かの判定を行ない、この処理を同期が取れるまで繰り返し行なう。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従来の符号化率検出方法及び装置は、同期判定が、クロック信号を符号化率の最大値nと対応する周波数から最小値mと対応する周波数に戻す際に、周波数が大きく変化することに起因するデジタルノイズが発生するため、半導体集積回路として符号化検出装置とアナログ回路との集積化を図るような場合に、回路の動作特性に悪影響を与えるという問題がある。

    【0004】本発明は、前記の問題を解決し、同期信号の切替時に発生するデジタルノイズを低減できるようにすることを目的とする。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するため、本発明は、受信した符号化信号の同期判定を行なう際に、同期判定用の一の符号化率と該一の符号化率と異なる他の符号化率との差を、受信した符号化信号の下限値及び上限値により決定される符号化率の許容値と比べて相対的に小さくなるようにする。

    【0006】具体的に、本発明に係る符号化率検出方法は、所定の符号化率により符号化された符号化信号における所定の符号化率を検出する符号化率検出方法を対象とし、符号化率の下限値及び上限値の間の第1の符号化率と対応する周波数を持つ第1の同期信号を生成する第1の同期信号生成工程と、第1の同期信号により符号化信号を復号して第1の復号信号を生成する第1の復号信号生成工程と、第1の復号信号に対して所望の同期が得られるか否かを判定する第1の同期判定工程と、第1の同期判定工程において符号化信号の同期が得られない場合には、第1の符号化率との差が、下限値及び上限値により決定される符号化率の許容値と比べて相対的に小さい第2の符号化率と対応する周波数を持つ第2の同期信号のみを生成する第2の同期信号生成工程と、第2の同期信号により符号化信号を復号して第2の復号信号を生成する第2の復号信号生成工程と、第2の復号信号に対して所望の同期が得られるか否かを判定する第2の同期判定工程と、第2の同期判定工程において符号化信号の同期が得られない場合には、第2の同期信号の周波数を許容値と比べて相対的に小さくする条件を満たすように変更しながら、符号化信号の同期が得られるまで、第2
    の復号信号生成工程及び第2の同期判定工程を繰り返す反復工程とを備えている。

    【0007】本発明の符号化率検出方法によると、第2
    の同期信号生成工程において、第1の符号化率との差が符号化率の許容値と比べて相対的に小さい第2の符号化率と対応する周波数を持つ第2の同期信号のみを生成するため、第1の同期信号の周波数から第2の同期信号の周波数に変更する際のデジタルノイズが抑制される。

    【0008】本発明の符号化率検出方法において、第1
    の復号信号生成工程又は第2の復号信号生成工程が、符号化信号をビタビ復号法を用いて復号を行なう工程を含むことが好ましい。 このようにすると、実際(商業的)
    に用いられている符号化信号に対して確実に復号できる。

    【0009】本発明の符号化率検出方法において、反復工程が、第2の同期信号の周波数を昇順となるように変更すると共に、変更後の周波数が符号化率の上限値を超える場合には、第2の同期信号の周波数を降順となるように変更する工程を含むことが好ましい。 このようにすると、変更後の周波数が符号化率の上限値を超える場合に、符号化率の下限値まで一気に周波数を変更することなく繰り返し処理を確実に行なえる。

    【0010】本発明の符号化率検出方法において、反復工程が、第2の同期信号の周波数を降順となるように変更すると共に、変更後の周波数が符号化率の下限値を超える場合には、第2の同期信号の周波数を昇順となるように変更する工程を含むことが好ましい。 このようにすると、変更後の周波数が符号化率の下限値を超える場合に、符号化率の上限値まで一気に周波数を変更することなく繰り返し処理を確実に行なえる。

    【0011】本発明に係る符号化率検出装置は、所定の符号化率により符号化された符号化信号における所定の符号化率を検出する符号化率検出装置を対象とし、符号化信号を受け、受けた符号化信号に対して復号を行なって復号信号を出する復号回路と、復号信号の同期判定に用いる同期信号を生成して復号回路に出力する同期信号生成回路と、復号信号を受け、受けた復号信号に対して所定の同期判定を行ない、同期が取れない場合には、
    同期信号の周波数を変更する周波数切替信号を同期信号生成回路に出力する同期検出回路とを備え、同期信号生成回路は、周波数切替信号に基づいて、符号化信号における符号化率の下限値及び上限値の間の第1の符号化率と対応する周波数を持つ第1の同期信号と、第1の符号化率との差が、下限値及び上限値により決定される符号化率の許容値と比べて相対的に小さい第2の符号化率と対応する周波数を持つ第2の同期信号のみを生成する。

    【0012】本発明の符号化率検出装置によると、符号化信号における符号化率の下限値及び上限値の間の第1
    の符号化率と対応する周波数を持つ第1の同期信号と、
    第1の符号化率との差が符号化率の許容値と比べて相対的に小さい第2の符号化率と対応する周波数を持つ第2
    の同期信号のみを生成するため、第1の同期信号の周波数から第2の同期信号の周波数に変更する際のデジタルノイズが抑制される。 従って、本発明に係る装置の周辺部に他の回路が隣接するようなことがあっても該隣接回路の動作特性に影響を与えることがない。

    【0013】本発明の符号化率検出装置において、復号回路が、ビタビ復号法により復号を行なうビタビ復号回路であることが好ましい。 このようにすると、実際に用いられている符号化信号に対して確実に復号できる。

    【0014】本発明の符号化率検出装置において、同期信号生成回路が、第2の同期信号の周波数を昇順となるように変更すると共に、変更後の周波数が符号化率の上限値を超える場合には、第2の同期信号の周波数を降順となるように変更することが好ましい。 このようにすると、変更後の周波数が符号化率の上限値を超える場合に、符号化率の下限値まで周波数を変更することなく繰り返し処理を確実に行なえる。

    【0015】本発明の符号化率検出装置において、同期信号生成回路が、第2の同期信号の周波数を降順となるように変更すると共に、変更後の周波数が符号化率の下限値を超える場合には、第2の同期信号の周波数を昇順となるように変更することが好ましい。 このようにすると、変更後の周波数が符号化率の下限値を超える場合に、符号化率の上限値まで周波数を変更することなく繰り返し処理を確実に行なえる。

    【0016】

    【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。

    【0017】図1は本発明の一実施形態に係る符号化率検出方法のフローチャートを示している。

    【0018】まず、本発明の前提として、デジタル放送等のデジタル通信は、送信信号を符号化する際に、複数種類が用意されている符号化率rを一に定めておらず、
    従って、受信側で送信信号の符号化率を検出して同期を取る必要がある。

    【0019】同期の検出方法には、同期コードを検出する方法と、パスメトリックを用いる方法とがある。 同期コードを検出する方法は、符号化信号の複数箇所に所定ビット長の同期コード(例えば、MPEGの場合は8ビットの”01000111”)が挿入されており、この同期コードを所定回数分検出できれば同期が取れたこととする。 また、パスメトリックを用いる方法は、ビタビ復号法であって、受信した符号化信号のパスメトリックを観察し、観察したパスメトリックの値が所定のしきい値よりも小さい場合に同期が取れたこととする。

    【0020】これらの2つの方法以外にも、受信信号を取り込んだ後の装置又はプログラムの動作状態が正常と認識されれば同期が取れたとみなす方法もある。

    【0021】ここでは、ビタビ復号法を用いた例を示し、受信した符号化率ri (1≦i≦k、但し、iは正の整数であり、kは3以上の整数である。)の符号化データを復号する際に、同期の判定が真となる符号化率r
    i を検出する方法を説明する。 但し、符号化率ri の大きさは、r1 <ri <rk とする。

    【0022】まず、図1に示すように、符号化率初期値設定工程ST10において、符号化率の最小値r1 と対応する周波数を持つ同期信号としてのクロック信号を割り当てる。

    【0023】次に、第1のビタビ復号工程ST11において、割り当てられたクロック信号を用いて受信した符号化信号を復号する。

    【0024】次に、第1の同期判定工程ST12において、復号された復号信号に対して同期判定を行なう。 ここで、パスメトリックがしきい値よりも小さい場合には同期が取れたと判定し処理を終了する。

    【0025】次に、同期が取れていない場合には、第1
    のクロック信号更新工程ST13において、符号化率r
    i+1 と対応する周波数を持つクロック信号を割り当てる。

    【0026】次に、符号化率上限判定工程ST14において、符号化率ri が符号化率の最大値rk でなければ、第1のビタビ復号工程ST11に戻り、処理を続ける。

    【0027】次に、符号化率ri+1 が最大値rk であれば、第2のビタビ復号工程ST15において、割り当てられたクロック信号を用いて符号化信号を復号する。

    【0028】次に、第2の同期判定工程ST16において、復号された復号信号に対して同期判定を行ない、同期が取れたと判定された場合には処理を終了する。

    【0029】次に、同期が取れていない場合には、第2
    のクロック信号更新工程ST17において、符号化率r
    i-1 と対応する周波数を持つクロック信号を割り当てる。

    【0030】次に、符号化率下限判定工程ST18において、符号化率ri が符号化率の最小値r1 でなければ、第2のビタビ復号工程ST15に戻り、処理を続ける。 また、符号化率ri が符号化率の最小値r1 である場合は、第1のビタビ復号工程ST11に戻り、処理を続ける。 以上の処理を同期判定の結果が真と判定されるまで繰り返す。

    【0031】このように、本実施形態に係る符号化率検出方法によると、符号化率の最小値r1 と最大値rk との間を往復するように、それぞれ対応するクロック信号の周波数を変更しながら同期判定を行なっている。 従って、符号化率の最小値r1 と対応する最小値生成周波数と、最大値rk と対応する最大値生成周波数との間をスキップさせることなく、最小値r1 及び最大値rk により決定される符号化率の許容値と比べて相対的に小さい変化量のクロック信号のみを生成するため、クロック信号の周波数を変更する際のデジタルノイズを大幅に抑制できる。

    【0032】なお、本実施形態においては、復号処理としてビタビ復号法を用いたが、符号化信号の符号方法と適合する復号法を用いれば良い。

    【0033】また、符号化率初期値設定工程ST10において、符号化率の最大値rk と対応する周波数を持つ同期信号としてのクロック信号を割り当てても同等の検出結果を得ることができる。 但し、その場合は、第2のビタビ復号工程ST15から処理を始めればよい。

    【0034】また、符号化率の最小値r1 と最大値rk
    との中間の符号化率ri と対応するクロック信号を初期値としてもよい。

    【0035】以下、本実施形態に係る符号化率検出方法を実現する符号化率検出装置について図面を参照しながら説明する。

    【0036】図2は本発明の一実施形態に係る符号化率検出装置の機能構成を示している。 図2に示すように、
    符号化率検出装置30は、同期信号であるクロック信号21を生成して出力する同期信号生成回路としてのクロック生成回路31と、クロック信号21に基づいて、入力される符号化信号22に対してビタビ復号を行なって復号信号23を出力するビタビ復号回路32と、復号信号23を受け、受けた復号信号23に対して、パスメトリックを観察することにより同期判定を行ない、同期が取れない場合にはクロック信号21の周波数を切り替える周波数切替信号としてのクロック切替信号24をクロック生成回路31に対して出力する同期検出回路33とを備えている。

    【0037】図3は本実施形態に係るクロック生成回路31の機能構成を示している。 図3に示すように、クロック生成回路31は、クロック切替信号24に応じて、
    符号化率ri を増大させるか又は減少させるカウンタ4
    1と、カウンタ41から出力される信号の周波数がカウンタの最大(上限)値か最小(下限)値かを検出する最大値/最小値検出器42と、互いに異なる周波数を生成して出力する複数のクロック生成器431〜43kと、
    カウンタ41からの出力信号に基づいて複数のクロック生成器431〜43kの出力信号を選択するセレクタ4
    4とにより構成されている。

    【0038】 カウンタ41は、クロック切替信号24
    の入力ごとに、検出対象とする符号化率ri のiの値を1ずつ加算する加算器411及びiの値を1ずつ減算する減算器412と、加算器411及び減算器412との出力信号を切り替えるスイッチ413とを有している。

    【0039】以下、前記のように構成された符号化率検出装置の動作を説明する。

    【0040】ここでは、受信した符号化信号22に対して、符号化率ri をr1 <ri <rk のk段階で判定することとする。 従って、クロック生成回路31における各クロック生成器431〜43kは、これらの符号化率ri と対応するクロック信号21の各周波数(f1 ≦f
    i ≦fk )を生成する。

    【0041】まず、図3に示すように、クロック生成回路31のカウンタ41において、初期値を1とし、スイッチ413を加算器411と接続する。

    【0042】次に、カウンタ41の指示に基づいて、セレクタ44がクロック生成器431のクロック信号を選択する。

    【0043】次に、図2に示すように、復号回路32
    は、入力されるクロック信号21に基づいて、受信した符号化信号22に対してビタビ復号を行なって、復号した復号信号23を同期検出回路33に出力する。 復号信号23を受けた同期検出回路33は、所定の同期判定を行ない、同期が取れない場合にはクロック信号21の周波数を切り替えるクロック切替信号24をクロック生成回路31に出力する。

    【0044】次に、クロック切替信号24を受けたカウンタ41は、加算器411を1だけ加算する。 その後、
    符号化率ri のiの値が最大値のkに達した場合には、
    最大値/最小値検出器42によりスイッチ413が減算器412の出力端子と接続されるように切り替える。 また、符号化率ri のiの値が最小値の1に達した場合には、スイッチ413が加算器411の出力端子と接続される。

    【0045】このように、k個のクロック生成器431
    〜43kは互いに隣接する周波数間でのみクロック信号21周の波数が切り替えられるため、符号化率の最小値r1と対応するクロック生成器431の生成周波数と、
    最大値rk と対応するクロック生成器43kの生成周波数との間をスキップさせることなく、最小値r1 及び最大値rk により決定される符号化率の許容値と比べて相対的に小さい変化量のクロック信号のみを生成する。 これにより、クロック信号の周波数を変更する際のデジタルノイズを大幅に抑制できるため、本実施形態に係る符号化率検出回路をアナログ回路と混載するような場合があっても、アナログ回路の動作特性に影響を与えることがなくなる。

    【0046】なお、復号回路としてビタビ復号回路32
    を用いたが、符号化信号の符号方法と適合する復号回路を用いれば良い。

    【0047】また、カウンタ41の初期化時に、初期値をkとし、スイッチ413と減算器412とを接続すれば、符号化率の最大値rk から降順に同期判定を行なえる。

    【0048】

    【発明の効果】 本発明に係る符号化率検出方法及び検出装置によると、第1の符号化率と対応する第1の同期信号の周波数と第2の符号化率と対応する第2の同期信号の周波数との差を下限値及び上限値により決定される符号化率の許容値と比べて相対的に小さくするため、同期信号の周波数を変更する際のデジタルノイズが抑制される。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の一実施形態に係る符号化率検出方法を示すフローチャート図である。

    【図2】本発明の一実施形態に係る符号化率検出装置を示す機能ブロック図である。

    【図3】本発明の一実施形態に係る符号化率検出装置のクロック生成回路を示す機能ブロック図である。

    【符号の説明】

    21 クロック信号(同期信号) 22 符号化信号 23 復号信号 24 クロック切替信号(周波数切替信号) 30 符号化率検出装置 31 クロック生成回路(同期信号生成回路) 32 ビタビ復号回路 33 同期検出回路 41 カウンタ 411 加算器 412 減算器 413 スイッチ 42 最大値/最小値検出器 431 クロック生成器 432 クロック生成器 43k クロック生成器 44 セレクタ

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−260945(JP,A) 特開 平9−135177(JP,A) 特開 平9−51278(JP,A) 特開 平10−145245(JP,A) 特開 平9−83499(JP,A) 特許2786342(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl. 7 ,DB名) H03M 13/00 H04L 7/00 H04N 7/00 H04L 1/00

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