Data transmission method, block synchronizing signal detecting method and reproducing device

申请号 JP2001208496 申请日 2001-07-09 公开(公告)号 JP2003022617A 公开(公告)日 2003-01-24
申请人 Sony Corp; ソニー株式会社; 发明人 ITO AKIRA; HIROSE TOSHIHIKO;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To make discriminable between a synchronizing signal and a code sequence and to make surely recognizable the top of a block composed of a plurality of code words in reproducing or receiving of data. SOLUTION: Synchronous words are detected by using the window signal Sync- window from in accordance with parity OK signal supplied from a parity check circuit 12 relating to the bit string detected in a PRML Viterbi detector 36 by a synchronous word detector 8 to which the window signal Sync- window indicating the period of the synchronous word and ID information included in the regenerative signal regenerated from media 14 is supplied.
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数の符号語より構成されるブロックの先頭にブロック同期信号を付加して伝送するデータ伝送方法であって、 上記ブロック同期信号は、符号シーケンスの同一ビットの最大連続長をTmax=8としたとき、当該ブロック同期信号内で1回以上、同一ビットが9個連続することを特徴とするデータ伝送方法。 【請求項2】 上記ブロック同期信号は、前後に符号語が隣接する場合において、当該ブロック同期信号直前に隣接する符号語から当該ブロック同期信号にわたって、
    及び当該同期信号から当該同期信号直後に隣接する符号語にわたって同一ビットが9個以上連続しないことを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送方法。 【請求項3】 上記ブロック同期信号は、伝送路出力シーケンスから当該ブロック同期信号を含む符号シーケンスを最尤検出する際に用いる検出トレリスがもつ時変構造に従うことを特徴とする請求項2に記載のデータ伝送方法。 【請求項4】 上記ブロック同期信号の長さは、18ビットで、上記ブロック同期信号の長さは、符号長の整数倍であることを特徴とする請求項3に記載のデータ伝送方法。 【請求項5】 上記ブロック同期信号の長さは、36ビットで、上記ブロック同期信号の長さは、符号長の整数倍であることを特徴とする請求項3に記載のデータ伝送方法。 【請求項6】 同一ブロック同期信号内で3回、同一ビットが9個連続することを特徴とする請求項5に記載のデータ伝送方法。 【請求項7】 同一ブロック同期信号内で3個連続の同一ビットが2回連続することを特徴とする請求項6に記載のデータ伝送方法。 【請求項8】 同一ブロック同期信号内で9個連続の同一ビットの前後は2個以上同一ビットが連続することを特徴とする請求項7に記載のデータ伝送方法。 【請求項9】 上記ブロック同期信号の始めと終わりは連続する同一ビットが8個以下であることを特徴する請求項8に記載のデータ伝送方法。 【請求項10】 上記検出トレリス上で始点とする状態が異なるブロック同期信号は、互いにユニークであり、
    終点状態が同じ状態であることを特徴とする請求項3に記載のデータ伝送方法。 【請求項11】 複数の符号語より構成されるブロックの先頭にブロック同期信号を付加して伝送するデータ伝送方法であって、 上記ブロック同期信号は、伝送路出力シーケンスから当該ブロック同期信号を含む符号シーケンスを最尤検出する際に用いる時変構造を持つ検出トレリス上で始点とする状態が異なるブロック同期信号は、互いにユニークであり、終点状態が同じ状態であることを特徴とするデータ伝送方法。 【請求項12】 上記検出トレリス上で、時不変である検出方法を用いて伝送路出力シーケンスからブロック同期信号を含む符号シーケンスを検出した際に、1回の誤りイベントが発生して生じた誤同期信号も上記ブロック同期信号として検出することを特徴とする請求項11に記載のデータ伝送方法。 【請求項13】 上記検出トレリス上で始点とする状態が異なるブロック同期信号は、ADS(Alternating Dig
    ital Sum) の状態が同じであれば互いに同一ブロック同期信号であることを特徴とする請求項12に記載のデータ伝送方法。 【請求項14】 複数の符号語より構成されるブロックの先頭に付加されて伝送されたブロック同期信号を検出するブロック同期信号検出方法において、 伝送路出力シーケンスからブロック同期信号を含む符号シーケンスを最尤検出する際に用いる時変構造を持つ検出トレリス上で、始点とする状態が異なるブロック同期信号は、互いにユニークであり、終点状態が同じ状態であり、 検出した同期信号を元にした検出窓を有するウインドウ信号を用いて、ブロック同期信号の検出を行うことを特徴とするブロック同期信号検出方法。 【請求項15】 複数の符号語より構成されるブロックの先頭に付加されて伝送されたブロック同期信号を検出するブロック同期信号検出方法において、 伝送路出力シーケンスからブロック同期信号を含む符号シーケンスを最尤検出する際に用いる時変構造を持つ検出トレリス上で、始点とする状態が異なるブロック同期信号は、互いにユニークであり、終点状態が同じ状態であり、 上記ブロック同期信号の検出とともに、当該ブロック同期信号のユニーク性から、検出トレリス上で当該ブロック同期信号が始点とする状態を検出し、上記ブロック同期信号の検出後にブランチメトリックのプリセットを行うことを特徴とするブロック同期信号検出方法。 【請求項16】 所定の特性を有した伝送路の出力シーケンスから伝送された同期信号を含む符号シーケンスを検出する再生装置において、 上記伝送路出力シーケンスからブロック同期信号を含む符号シーケンスを検出する時不変である検出手段と、 上記時不変である検出手段の出力からブロック同期信号を検出しその情報を出力する同期信号検出手段と、 上記同期信号検出手段が出力するブロック同期信号の情報により初期設定され、時変構造を有する検出トレリスを用いて上記伝送路出力シーケンスからブロック同期信号を含む符号シーケンスをビタビ検出するビタビ検出手段と、 上記同期信号検出手段により検出したブロック同期信号とビタビ検出手段による検出出力に基づいてブロック同期信号の検出窓を有するウインドウ信号を生成するウインドウ信号生成手段とを備え、 上記同期信号検出手段は、上記ウインドウ信号生成手段により生成されるウインドウ信号を用いてブロック同期信号の検出を行うことを特徴とする再生装置。 【請求項17】 上記伝送路出力シーケンスからブロック同期信号を含む符号シーケンスを最尤検出する際に用いる時変構造を持つ検出トレリス上で、始点とする状態が異なるブロック同期信号は、互いにユニークであり、
    終点状態が同じ状態であり、 上記同期信号検出手段は、上記ブロック同期信号の検出とともに、当該ブロック同期信号のユニーク性から、検出トレリス上で当該ブロック同期信号が始点とする状態を検出し、上記ブロック同期信号の検出後にブランチメトリックのプリセットを行うことを特徴とする請求項1
    6記載の再生装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、データ伝送方法、
    ブロック同期信号検出方法及び再生装置に関し、特に、
    データの伝送や記録媒体への記録に適するように符号化されたデータにブロック同期信号を付加してこれを送信若しくは記録し、そしてその後受信若しくは再生されたブロック同期信号を含む符号シーケンスを検出するのに好適なデータ伝送方法、ブロック同期信号検出方法及び再生装置に関する。 【0002】 【従来の技術】ブロック同期信号は、通常、データ送信(又は記録)時に、ブロックの先頭に付加される。 そして、データ受信(又は再生)時に、この同期信号を検出してブロックの先頭を認識する。 ここで言うブロックとは、複数のデータ語若しくは符号語が集まった単位のことである。 例えば、DAT(Digital Audio Tape)におけるブロックは、2シンボルのID(Identity)データ、1
    シンボルのIDパリティ、及び32シンボルのデータ語の計36シンボルで構成されている。 1シンボルは、記録符号である8/10符号で符号化される前では8ビット、符号化された後では10ビットである。 記録時に、
    ブロックを構成する個々の8ビットシンボルはまず8/
    10符号化され、その後8/10符号のシーケンスには存在しない1シンボル(10ビット)の同期信号(同期語)がブロックの先頭に付加される。 再生時には、この同期語を検出してブロックの先頭を見つけあと、符号化されたIDデータ、パリティ及び32シンボルデータ語の復号が1シンボルずつ行われる。 8/10符号はNR
    ZI記録を前提につくられているが、そのNRZI変換後のシーケンスにおける同一ビットの最大連続長(以下Tmaxと呼ぶ)は4であり、しかもTmax が2回以上連続しない。 同期語には、符号シーケンスには現れないT
    max が2回連続するパターンが含まれており、これによって符号シーケンスとの識別を可能にしている。 【0003】近年磁気記録の分野では、TCPR(Trell
    is-Coded Partial Response)方式が盛んに研究されている。 これは、パーシャルレスポンス特性と符号特性を一体で考えることにより、伝送路(記録再生路)出シーケンス間のユークリッド距離(自由二乗ユークリッド距離:d free )を増大させる方式である。 d
    reeの増加は信号レベルの増加と等価であり、したがってTCPR方式により、データ検出時のSNR(Signa
    l to Noise Ratio) は改善される。 TCPR方式で用いられる符号は、一般的にトレリス符号と呼ばれている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、パーシャルレスポンスとして通常用いられる拡張パーシャルレスポンスクラス4(以下、EPR4と表記する)は、単位パルス応答の等化波形がサンプル点(シンボル存在点)において(1、1、−1、−1)となるように等化する方式である。 EPR4のシステム多項式は、以下の式(1)のように表される。 式(1)において、Dは1ビット遅延演算子である。 【0005】 G(D)=(1−D)(1+D) (1) EPR4の状態遷移図を図12に示すとともに、トレリス線図を図13に示す。 上記EPR4のトレリス線図に二重線で示す最小ユークリッド距離d freeは、 d free =((+1)−(0)) +((+1)−(0))
    ((−1)−(0)) +((−1)−(0)) =4 となっている。 【0006】EPR4と変調符号の制約条件とを利用して最尤復号を行うトレリスコーデッド拡張パーシャルレスポンスクラス4(以下、TCEPR4と表記する)では、16/18符号に制約を加えることにより、自乗ユークリッド距離d freeが4から6に大きくなり、
    ビタビ検出ゲインをEPR4に対して1.8dB稼ぐことができる。 【0007】しかし、TCEPR4用のビタビデコーダは、決められた18ビットを単位に動作しているので、
    1ビットでも位相ずれを起こすと、全く違うビットを復号してしまうことになる。 【0008】したがって、このTCEPR4用のビタビデコーダを決められた18ビット毎にリセットを掛けるために同期検出を行う行う必要がある。 この同期検出自体は、検出ゲインが1.8dB劣っているEPR4ビタビで検出しなければならない。 【0009】ここで、ブロック同期信号の検出精度は、
    データの受信若しくは再生品質に大きく影響する。 例えば、外乱により同期信号が検出不能になれば、1ブロックの全データが失われることになる。 また、同期信号を誤検出したならば、誤検出した時点から次に正しく同期信号が検出されるまでの全データが失われることになる。 さらに、例えばDAT場合、同期語を誤検出するとIDデータも誤検出することになる。 IDデータの中にはアドレス情報が含まれているが、誤検出アドレスを使ってメモリヘの書き込みが行われると、他のブロックのデータまでもが破壊される可能性がある。 【0010】そこで、本発明の目的は、同期信号と符号シーケンスの識別ができ、データの再生時若しくは受信時に複数の符号語より得成されるブロックの先頭を認識することができるようにすることにある。 【0011】また、本発明の目的は、EPR4で検出する同期語パターンを強化するめに、同期パターンの誤りが全ての16/18符号に対してある距離を持つようし、自己訂正することにより未検出確率を下げることにある。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明は、複数の符号語より構成されるブロックの先頭にブロック同期信号を付加して伝送するデータ伝送方法であって、上記ブロック同期信号は、符号シーケンスの同一ビットの最大連続長をTmax=8としたとき、当該ブロック同期信号内で1
    回以上、同一ビットが9個連続することを特徴とする。 【0013】また、本発明は、複数の符号語より構成されるブロックの先頭にブロック同期信号を付加して伝送するデータ伝送方法であって、上記ブロック同期信号は、伝送路出力シーケンスから当該ブロック同期信号を含む符号シーケンスを最尤検出する際に用いる時変構造を持つ検出トレリス上で始点とする状態が異なるブロック同期信号は、互いにユニークであり、終点状態が同じ状態であることを特徴とする。 【0014】また、本発明は、複数の符号語より構成されるブロックの先頭に付加されて伝送されたブロック同期信号を検出するブロック同期信号検出方法であって、
    伝送路出力シーケンスからブロック同期信号を含む符号シーケンスを最尤検出する際に用いる時変構造を持つ検出トレリス上で、始点とする状態が異なるブロック同期信号は、互いにユニークであり、終点状態が同じ状態であり、検出した同期信号を元にした検出窓を有するウインドウ信号を用いて、ブロック同期信号の検出を行うことを特徴とする。 【0015】また、本発明は、複数の符号語より構成されるブロックの先頭に付加されて伝送されたブロック同期信号を検出するブロック同期信号検出方法であって、
    伝送路出力シーケンスからブロック同期信号を含む符号シーケンスを最尤検出する際に用いる時変構造を持つ検出トレリス上で、始点とする状態が異なるブロック同期信号は、互いにユニークであり、終点状態が同じ状態であり、上記ブロック同期信号の検出とともに、当該ブロック同期信号のユニーク性から、検出トレリス上で当該ブロック同期信号によりTCRPビタビ検出器の始点とする状態を検出し、上記ブロック同期信号の検出後にブランチメトリックのプリセットを行うことを特徴とする。 【0016】また、本発明は、所定の特性を有した伝送路の出力シーケンスから伝送された同期信号を含む符号シーケンスを検出する再生装置であって、上記伝送路出力シーケンスからブロック同期信号を含む符号シーケンスを検出する時不変である検出手段と、上記時不変である検出手段の出力からブロック同期信号を検出しその情報を出力する同期信号検出手段と、上記同期信号検出手段が出力するブロック同期信号の情報により初期設定され、時変構造を有する検出トレリスを用いて上記伝送路出力シーケンスからブロック同期信号を含む符号シーケンスをビタビ検出するビタビ検出手段と、上記同期信号検出手段により検出したブロック同期信号とビタビ検出手段による検出出力に基づいてブロック同期信号の検出窓を有するウインドウ信号を生成するウインドウ信号生成手段とを備え、上記同期信号検出手段は、上記ウインドウ信号生成手段により生成されるウインドウ信号を用いてブロック同期信号の検出を行うことを特徴とする。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。 【0018】本発明は、例えば図1に示すような構成の再生装置20に適用される。 【0019】この再生装置20は、時変トレリス符号を使ったTCEPR方式の再生装置である。 【0020】ここで、この再生装置20において採用しているTCEPR4における16/18変換では、符号のつなぎ目で状態に応じて次の表1に示すような制約を受ける。 【0021】 【表1】

    【0022】また、図2に示すようなTCPRのトレリス制約を満たしている。 【0023】この再生装置20は、メディア1から再生された再生信号が再生増幅器2を介して供給される等化器3、この等化器3の出力が標本化器4を介して供給されるPLL回路5及びPRMLビタビ検出器6、上記標本化器4の出力が遅延素子7を介して供給されるTCP


    Rビタビ検出器8、このTCEPRビタビ検出器8の出力が供給される復号化器9、上記PRMLビタビ検出器6の出力が供給される同期語検出器10、上記復号化器9の出力が供給されるID検出器11、このID検出器11の出力が供給されるパリティチェック回路12、このパリティチェック回路12の出力が供給されるウインドウ信号生成器13等をからなり、上記ウインドウ信号生成器13の出力が上記同期語検出器10に供給され、


    この同期語検出器10の出力が上記TCEPRビタビ検出器8供給されるようになっている。 【0024】ここで、上記メディア1は、例えば磁気テープであって、図3にトラック配置を示してあるようにテープ走行方向に対して傾斜したトラックに、図4に示すようなトラックフォーマットで情報が記録されている。 1トラックは、それぞれ3ブロックのプリアンブルとポストアンブルに336ブロック分のデータブロックを有する。 1ブロックは、4バイトの同期語、8バイトのID情報及び128バイトのデータからなる。 【0025】この再生装置20において、メディア1から再生され再生増幅器2で増幅された信号は、等化器3


    で所定のパーシャルレスポンス特性に等化されたあと、


    標本化器4により標本化される。 この標本化器4により標本化された信号は、PLL回路5に供給されるとともに、PRMLビタビ検出器6を介して同期検出器10に入力され、また、遅延素子7を介してTCEPRビタビ検出器8に入力される。 【0026】上記PLL回路5は、上記標本化器4により標本化された信号からクロックを抽出する。 上記標本化器4やPRMLビタビ検出器6、TCEPRビタビ検出器8、復号化器9、同期語検出器10等は、このPL


    L回路5により与えられるクロックに従って動作する。 【0027】PRMLビタビ検出器6では、時変トレリス符号の特性を含まない形の検出トレリスを用いて検出が行われる。 このPRMLビタビ検出器6では、符号語の境界を知る必要がなく、したがって非同期でデータの検出が行える。 【0028】同期語検出器10では、PRMLビタビ検出器6で検出されたビット列について、ウインドウ信号生成器13から供給されるウインドウ信号Sync_window


    を用いて、同期語の検出を行う。 この同期語検出器10


    は、同期語の検出信号をTCEPRビタビ検出器8に供給するとともに、TCEPRビタビ検出器8のどの状態の尤度を高くしたらよいかを示す状態指定信号を上記T


    CEPRビタビ検出器8に供給する。 【0029】TCEPRビタビ検出器8は、時変符号の特性を含んだ形の検出トレリスを用いて検出が行われ、


    符号語の境界を知らなければ正しく動作しない。 そこで、このTCEPRビタビ検出器8は、上記同期語検出器10から供給される状態指定信号により尤度の初期設定され、同期語検出信号によりその同期がとられ、その後で1ブロックのデータの検出を開始する。 【0030】上記TCEPRビタビ検出器8で検出されたデータは、復号化器9に入力され、符号語の復号が行われる。 【0031】なお、遅延素子7は、PRMLビタビ検出器6と同期語検出器10の内部遅延により同期語検出信号がもつ遅延量と同等の遅延を標本化器4からTCEP


    Rビタビ検出器8に入力される信号に与える。 【0032】また、ID検出器11は、上記復号化器9


    の出力に含まれるID情報を検出してパリティチェック回路12に供給する。 【0033】パリティチェック回路12は、上記ID検出器11により検出されたID情報についてパリティチェックを行い、上記ID情報のパリティが正常であれば、パリティOK信号をウインドウ信号生成器13に供給する。 【0034】ウインドウ信号生成器13は、上記パリティチェック回路12から供給されるパリティOK信号に基づいて、図5の(A)に示すように、上記メディア1


    から再生される再生信号に含まれる同期語及びID情報の期間を示すウインドウ信号Sync_windowを生成し、このウインドウ信号Sync_windowを上記同期語検出器10


    に供給する。 【0035】このように上記メディア1から再生される再生信号に含まれる同期語及びID情報の期間を示すウインドウ信号Sync_windowが供給される同期語検出器1


    0では、上記PRMLビタビ検出器6で検出されたビット列について、上記パリティチェック回路12から供給されるパリティOK信号に基づいて生成されたウインドウ信号Sync_windowを用いて、同期語を検出することにより、図5の(B)に示すように、上記ウインドウ信号


    Sync_windowで示される検出窓の以外の期間に誤って同期語を検出することがなく、また、同期語を検出できなかった場合にも、図5の(C)に示すように、次のタイミングで同期を検出することができる。 【0036】また、同期語検出器10では、図6に示すように、上記同期語の自乗ユークリッド距離が4以下の誤りをパターンを同期語とみなすことで、同期語にエラーが発生したときにも、それを許容することで、同期語の検出確率をあげる。 また、そのとき、符号語の自乗ユークリッド距離4の誤りと距離1以上離れるようにすることで、誤検出は発生しない。 【0037】また、上記同期語のパターンは、次の条件1)〜3)を満たすように選択した。 【0038】条件1)TCERP4のトレリス制約を満たす。 同期語の前半部と後半部の接続部は16/18変換の接続制約を受けない。 ただし、同期語と符号語の接続部は16/18変換の接続制約を満たす。 条件2)符号語と距離を取るためにZ=9、P=9をそれぞれ最低1つ、合計3つ入れる。 条件3)誤った位置でリセットがかからないように、4


    つの初期状態の同期語パターンは、シフトしたとき誤りパターンも含めて似たパターンにならないようにする。 上記条件1)〜3)を満たす同期語のパターンとして、


    次の表2に示す同期語パターンを次のようにして求めた。 【0039】 【表2】 【0040】先ず、図7に示すように、48ビットデータからTCERP4の4つのトレリス制約初期状態の1


    6/18変換された54ビット符号を生成し、4つのトレリス制約初期状態の同期語パターンと36ビットの全ての信号とEPR4における自乗ユークリッド距離を算出し、距離4以内のものを誤りパターンとする。 【0041】次に、同期語パターン及びその誤りパターンと全ての36ビットの16/18符号との自乗ユークリッド距離を算出し、5以上あることを確認した。 【0042】次に、16/18符号がシフトしたときのパターンとも距離をおくために、図8の(A),(B)


    に示すように、54ビットの16/18符号を1ビットずつシフトさせて36ビット符号を作成し、同期語パターン及びその誤りパターンとの自乗ユークリッド距離を算出した。 【0043】また、符号語と同期語の組合せによって同期語と似たパターンがあると誤った位置で同期語を検出してしまう可能性があるので、同期語と符号語が連続した信号で誤った位置でリセットされないように、36ビットの同期語パターン及びその誤りパターンとその前後に18ビット加えた72ビット信号を生成し、図9に示すように、1ビットずつシフトさせて、同期語パターン及びその誤りパターンとのEPR4における自乗ユークリッド距離を算出し、5以上あることを確認した。 【0044】ここで、同期語パターンとEPR4のトレリス線図を図10に示す。 【0045】また、上記表2に示した4つの初期状態に対応する同期語パターンの各誤りパターンのビット毎の自乗ユークリッド距離は、次のようになる。 【0046】すなわち、初期状態S0の同期語パターンの各誤りパターンのビット毎の自乗ユークリッド距離は、表3〜表5のようになる。 【0047】 【表3】 【0048】 【表4】 【0049】 【表5】 【0050】また、初期状態S1の同期語パターンの各誤りパターンのビット毎の自乗ユークリッド距離は、表6〜表8のようになる。 【0051】 【表6】 【0052】 【表7】 【0053】 【表8】 【0054】また、初期状態S2の同期語パターンの各誤りパターンのビット毎の自乗ユークリッド距離は、表9〜表11のようになる。 【0055】 【表9】 【0056】 【表10】 【0057】 【表11】 【0058】さらに、初期状態S3の同期語パターンの各誤りパターンのビット毎の自乗ユークリッド距離は、


    表12〜表14のようになる。 【0059】 【表12】 【0060】 【表13】 【0061】 【表14】 【0062】上記同期語パターン及びその誤りパターンは、16/18符号と自乗ユークリッド距離が5以上あり、また、誤った位置でリセットがかからないことが確認された。 したがって、この同期語パターンの自乗ユークリッド距離4以内の誤りパターンをすべて同期語とみなすことで誤りを許容した同期語検出を行うことができ、誤検出確率を上げることなく未検出確率を下げることができる。 【0063】さらに、上記同期語パターンの条件1)〜


    3)に次の条件4)〜6)を加えることにより、 条件4)同期語の中で9Tの前後で1Tの信号がこないようにする。 条件5)同期語の前後は2T以上にする。 これにより、


    9Tを同期語の前後端に近いところに配置する。 条件6)同期語のシフトに弱いので9Tは3回連続しない。 初期状態S0とS1、S2とS3で共通の表15に示す2種類の同期語パターンすることができる。 【0064】 【表15】 【0065】ここで、同期語パターンと16/18


    (0,7)符号のトレリス線図を図11に示す。 【0066】上記表15に示した2種類の同期語パターンの各誤りパターンのビット毎の自乗ユークリッド距離は、次のようになる。 【0067】すなわち、初期状態S0,S1の同期語パターンの各誤りパターンのビット毎の自乗ユークリッド距離は、表16〜表17のようになる。 【0068】 【表16】 【0069】 【表17】 【0070】また、初期状態S2,S3の同期語パターンの各誤りパターンのビット毎の自乗ユークリッド距離は、表18〜表19のようになる。 【0071】 【表18】 【0072】 【表19】 【0073】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の符号語より構成されるブロックの先頭に付加されるブロック同期信号は、符号シーケンスの同一ビットの最大連続長をTmax=8としたとき、当該ブロック同期信号内で1回以上、同一ビットが9個連続するものとしたことにより、ブロック同期信号と符号シーケンスの識別ができ、データの再生時若しくは受信時に複数の符号語より得成されるブロックの先頭を認識することが可能となる。 【0074】また、本発明では、同期語パターンの自乗ユークリッド距離4以内の誤りパターンをすべて同期語とみなすことで誤りを許容した同期語検出を行うことができ、誤検出確率を上げることなく未検出確率を下げることができる。 【0075】また、本発明では、伝送路出力シーケンスからブロック同期信号を含む符号シーケンスを最尤検出する際に用いる時変構造を持つ検出トレリス上で、始点とする状態が異なるブロック同期信号は、互いにユニークであり、終点状態が同じ状態であるとし、検出した同期信号を元にした検出窓を有するウインドウ信号を用いて、ブロック同期信号の検出を行うことにより、ブロック同期信号の誤検出確率を下げることができる。 【0076】さらに、本発明では、伝送路出力シーケンスからブロック同期信号を含む符号シーケンスを最尤検出する際に用いる時変構造を持つ検出トレリス上で、始点とする状態が異なるブロック同期信号は、互いにユニークであり、終点状態が同じ状態であるとし、上記ブロック同期信号の検出とともに、当該ブロック同期信号のユニーク性から、検出トレリス上で当該ブロック同期信号によりTCRPビタビ検出器の始点とする状態を検出し、上記ブロック同期信号の検出後にブランチメトリックのプリセットを行うことにより、安定したメトリック検出を行うことができる。

    【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を適用した再生装置の構成を示すブロック図である。 【図2】TCPRのトレリス制約を示す図である。 【図3】上記再生装置におけるメディアとして使用される磁気テープのトラック配置を示す図である。 【図4】上記磁気テープのトラックフォーマットを示す図である。 【図5】上記再生装置におけるウインドウ信号生成器及び同期語検出器の動作を示すタイミングチャートである。 【図6】上記同期語検出器における同期語の検出動作を示す図である。 【図7】48ビットデータからTCERP4の4つのトレリス制約初期状態の16/18変換された54ビット符号とEPR4における自乗ユークリッド距離を算出する36ビットの同期語パターンを示す図である。 【図8】54ビットの16/18符号を1ビットずつシフトさせて36ビット符号を作成し、同期語パターン及びその誤りパターンとの自乗ユークリッド距離を算出する状態を示す図である。 【図9】36ビットの同期語パターン及びその誤りパターンとその前後に18ビット加えた72ビット信号を1
    ビットずつシフトさせて、同期語パターン及びその誤りパターンとのEPR4における自乗ユークリッド距離を算出する状態を示す図である。 【図10】同期語パターンとEPR4のトレリス線図である。 【図11】同期語パターンと16/18(0,7)符号のトレリス線図である。 【図12】EPR4の状態遷移図である。 【図13】EPR4のトレリス線図である。 【符号の説明】 1 メディア、2 再生増幅器、3 等化器3、4 標本化器、5 PLL回路5、6 PRMLビタビ検出器6、7 遅延素子7、8 TCPRビタビ検出器、9
    復号化器9、10 同期語検出器、11 ID検出器、
    12 パリティチェック回路、13 ウインドウ信号生成器、20 再生装置

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