【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はRF電力増幅器に関するものであり、更に詳しくいえば、位相変調されている2 つの一定包絡線搬送波を組合わせるための回路に関するものである。 【0002】 【従来の技術】移動無線電話および移動データ通信が次第に一般的になってきている。 しかし、それらの用途には2つの特殊な問題がある。 第1の問題は、利用できるスペクトラムの全体的な不足のために、情報を送信するために利用できる帯域幅が制限されることである。 その結果、所要の帯域幅を制限するために搬送波の振幅と位相の両方を変調せねばならない。 送信機の出力段において過大な歪み無しに振幅変調された搬送波を増幅することは、出力段増幅器に直線性の大きな制約を課すことになる。 【0003】第2の問題は、無線通信リンクの移動端が通常は電池によって電力を供給されるから、移動送信機の電力効率が非常に重要なことである。 通常は、送信機の出力段が電力を最大に消費する。 したがって、この段の改良が最も重要である。 最も効率的な電力増幅器の1 つがC級RF増幅器およびE級RF増幅器である。 それらの増幅器においては、出力トランジスタがコレクタ− エミッタ電圧が最低値にある時だけ電流を流す。 不幸なことに、C級増幅器およびE級増幅器は直線性が非常に低く、振幅変調に大きな歪みを導入する。 この歪みのために、C級増幅器およびE級増幅器はRF搬送波の振幅すなわち「包絡線」が一定であり、したがって、そのような歪みが影響を及ぼさないFM送信機において主として用いられている。 【0004】C級送信機においてこの歪みを避け、しかも直線振幅変調を行えるようにする1つの方法は、C級送信機を用いて振幅一定の信号を2つ発生し、それからそれらの信号を組合わせることである。 2つの一定振幅信号の相対的な位相を変調することによって振幅変調を行う。 2つの信号をそれぞれV 1 、V 2で示す。 V 1 =Vsin[ωt+mt(t)+a(t)] (1) V 2 =Vsin[ωt+mt(t)−a(t)] (2) ここで、m(t)は角周波数ωを持つ搬送波の希望の位相変調、a(t)および−a(t)は2つの搬送波の追加の位相変調である。 a(t)を調整することによって、和信号の出力を0から2Vまで変化できる。 とくに、出力電圧Voutを希望したとするとa(t)=a rccos(Vout/2V)である。 位相角度、a (t)、を発生する方法については、たとえば、DCCo x による“Linear Amplification with Nonlinear Comp onents",IEEE Transactions on Communications,Decemb er 1974,pp1942-1945に記述されている。 【0005】この方法は、原理的には、希望の振幅変調を行うためにC級増幅器を用いる問題を解決するが、そのようなシステムにおいて使用するためのベクトル組合わせ器の製作には2つの問題がある。 第1の問題は、ベクトル信号組合わせ器自体における電力損失を最少にするために、組合わせ器は公称リアクティブ部品のみで構成せねばならない。 こうすると組合わせ器自体において消費される電力が減少する。 【0006】第2の問題は、あらゆるレベルの変調された出力に対して、2つの一定包絡線増幅器に対して、組合わせ器が力率が1である負荷とならなければならないことである。 力率が1である負荷は虚数部を持たないインピーダンスを示す、すなわち、負荷における電圧と電流が同相である。 この制約は、負荷がC級増幅器またはE級増幅器によって駆動される時に全体の電力効率を最高にする。 一定包絡線搬送波がC級npnトランジスタ段によって供給される場合について考えることにする。 あらゆる位相角a(t)において、トランジスタが電流を流す時には、トランジスタにおける電力消費を最少にするためには、コレクタにおける正弦波電圧をそれの負のピークにせねばならない。 これが発生するのは、力率が1である負荷をC級増幅器が駆動する場合のみである。 【0007】それら2つの条件を満たす組合わせ器は従来技術には存在しない。 上記目標に最も近い組合わせ器が、Proceedings of the Institute of Radio Engineer s、1935年11月号、1370〜1392ページ所載の“High Powe r Outphasing Modulation"と題するH.Chireixの論文に記載されている組合わせ器である。この組合わせ器には2つの欠陥がある。第1に、その組合わせ器は位相差a (t)が変化しても同調されない固定素子を使用していることである。 固定素子を用いることによって、力率がほぼ1のみで、a(t)>72度では急速に0になる組合わせ器が得られる結果となる。 これは回路によって供給できる出力振幅の範囲が制約され、その範囲内においてさえも効率が犠牲になる。 第2に、その組合わせ器は負荷に接続するための結合されていないインダクタを使用する。 それらのインダクタの端子間には常に電圧降下が存在し、2つの増幅器が同相(a(t)=0)である場合にも電圧降下が存在する。 したがって、負荷において与えられる最大電圧の振れを維持するために、増幅器においてより大きい電圧の振れが求められる。 電池を電源とする機器においては大きい電圧の振れを生ずることは望ましくない。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、改良したベクトル信号組合わせ器を得ることである。 【0009】本発明の別の目的は、リアクティブ部品のみを使用するベクトル信号組合わせ器を得ることである。 【0010】本発明の更に別の目的は、あらゆるレベルの変調された出力に対して力率が1である負荷を、2つの一定包絡線増幅器に提供するベクトル信号組合わせ器を得ることである。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明は周波数が同じである第1の信号および第2の信号を組合わせる回路に関するものである。 それらの信号は相対的な位相差2a (t)を有する。 この回路は信号の和または差に比例する信号を発生する。 この回路は第1の信号を受ける第1 の入力端子と、第2の信号を受ける第2の入力端子とを含む。 受けた信号を、それらの受けた信号のベクトル和またはベクトル差に関連する振幅を持つ信号を発生する回路素子において組合わせる。 第1のリアクティブ回路素子と第2のリアクティブ回路素子がそれぞれ第1の入力端子と第2の入力端子に接続される。 第1の入力端子と第2の入力端子のおのおのにおける電圧が、第1の入力端子と第2の入力端子のおのおのに入る電流とそれぞれ同相であるように、それらの素子のインピーダンスが移相差a(t)の変化に応じて変化させられる。 本発明の一実施例においては、第1のリアクティブ回路素子および第2のリアクティブ回路素子をLCタンク回路から製作する。 そのタンク回路においては、コンデンサまたはインダクタを流れる電流がa(t)に応じて変化させられる。 【0012】本発明のそれらの目的およびその他の目的は、本発明の以下の詳細な説明および添付図面から当業者には明らかとなるであろう。 【0013】 【実施例】電圧源12と13によってそれぞれ発生された信号V 1 (t)とV 2 (t)を組合わせるための本発明の組合わせ器の回路図が図1に10で示されている。 それらの信号はトランス16において組合わされる。 このトランスは組合わせた信号を希望の負荷17(アンテナ)に加えるためのセンタータップ付き巻線を1つ有する。 電圧源12と13から取り出される電流を、インピーダンスがそれぞれX 1 、X 2である2つのリアクティブ負荷15と14を用いて調整する。 以下の説明においては、電圧源12と13から取り出される電流をそれぞれI 1 (t)、I 2 (t)で示す。 負荷によってとられる電流をI R (t)で示し、リアクティブ負荷を流れる電流をそれぞれI X1 (t)、I X2 (t)で示す。 負荷Rの端子間電圧をV R (t)で示す。 【0014】以下の説明においては、位相変調a(t) およびm(t)の帯域幅が搬送波の帯域幅のほんの一部であり、かつ、位相変調m(t)をV 1 (t)とV 2 (t)に等しく加えるものと仮定することにする。 したがって、以下の説明においてはm(t)を無視できる。 すなわち、m(t)を零に等しくとる。 【0015】V 1 (t)とV 2 (t)を、トランス16の3つのノードの全てに同じ電圧を生じて、負荷17の端子間に作用する同相成分と、トランス16の端子間に作用する差動モード成分との2つの成分として表すことができる。 負荷Rの端子間の同相成分の振幅は2Vcos [a(t)]であり、差動モード成分の大きさは2Vs in[a(t)]である。 同相成分は負荷17を流れる振幅が2(V/R)cos[a(t)]の電流を発生する。 差動モードは負荷の端子間に零電圧を発生し、差動信号に対するトランスの理想化した無限大インピーダンスのために、トランスへ流れ込む電流は存在しない。 付加リアクタンスX 1とX 2が存在しないと、2つの電圧源は負荷へ半分の電流をそれぞれ供給する。 すなわち、2 つの電圧源は振幅が(V/R)cos[a(t)]の電流と同相成分の電流を供給する。 そうすると、電圧V 1 (t)と電流I 1 (t)の間の位相差、およびV 2 (t) とI 2 (t)との間の位相差はそれぞれa(t)および−a(t)である。 この場合には、力率はcos[a (t)]である。 a(t)が90度に近い場合には、力率は零に近づく。 【0016】ここでリアクタンスX 1、 X 2が存在する場合について考えることにする。 純リアクティブ・インピーダンスの場合には、電流I X1 (t)がV 1とは位相が90度異なる。 V 1からのI Rに対する寄与はI R /2であり、V 1とは位相がa(t)度異なる。 リアクタンスX 1が適切に選択されるならば、V 1の電圧源によって供給される全電流I 1 (t)が電圧V 1 (t)と同相であるように、電流I X1 (t)が電流I R (t)/2に加え合わされる。 このようにして、力率1が確保される。 a (t)の全ての値に対して力率1を維持するために、電流I X1 (t)、したがって、リアクタンスX 1はa (t)の関数でなければならない。 リアクタンスX 1は誘導性でなければならず、したがって、 X 1 (a)=4R/sin[2a(t)] (3) として位相角a(t)に必ず依存することを示すことができる。 X 1は、a(t)=0に対しては無限大、a (t)=45度に対しては誘導性4R、a(t)=90 度に対しては再び無限大である。 リアクタンスX 2は類似のパターンに追従する。 X 2 (a)=−4R/sin[2a(t)] (4) X 2は、a(t)=0に対しては無限大、a(t)=4 5度に対しては容量性4R、a(t)=90度に対しては再び無限大である。 【0017】本発明の組合わせ器100の一層詳しい回路図である図2を再び参照する。 組合わせ器100は電圧源112と113の出力をトランス116を用いて組合わせる。 図1に示されているリアクタンスX 1とX 2として用いるリアクタンスは入手できるコンデンサおよびインダクタの並列組合わせから構成される。 このリアクタンスを電圧源112、113から別々のものとして示されているが、C級増幅器およびE級増幅器を電圧源として用いるような場合に、それらのリアクタンスをそのような増幅器の一部とすることができる。 この場合には、リアクタンスは増幅器のためのタンク回路として、 および組合わせ器の力率改善器として作用する。 【0018】組合わせ器100においては、リアクタンスX 1はインダクタ123とコンデンサ124で構成され、リアクタンスX 2はインダクタ121とコンデンサ122で構成される。 無限大から、誘導性または容量性の4Rまでのリアクタンスを持つようにLC回路を調整できる。 ここでの説明のために、インダクタ121と1 23のリアクタンスLが同じであると仮定する。 コンデンサ122と124の容量をそれぞれC 1 、C 2で示す。 コンデンサ122と124をたとえばバラクタ・ダイオードを用いて調整できる。 回路が搬送波周波数と共振するように調整されると、それらは無限大のリアクタンスを表す。 コンデンサの容量が共振値より高くされると、 回路は容量性リアクタンスになり、コンデンサの容量が共振値より低くされると、回路は誘導性リアクタンスになる。 【0019】式(3)と(4)を満たすための容量C 1 とC 2の適切な選択は、 C 1 /C 0 =1+sin[2a(t)]/(2Q) (5) C 2 /C 0 =1−sin[2a(t)]/(2Q) (6) によって与えられる。 ここに、Q=2R/ωL、C 0は搬送波周波数ωにおいてLと共振する容量C 1とC 2の値である。 【0020】組合わせ器100をコンデンサの調整に関して説明したが、インダクタ121と123を調整することによって可変リアクタンスX 1とX 2を実現できることが当業者には明らかであろう。 【0021】別の方法は、各側における2個の素子の1 つの端子間に変化する百分率のV 1 (t)とV 2 (t)をそれぞれ加えることによって、L 1とC 1およびL 2とC 2 を流れる無効電流の平衡を変化させることである。 このリアクタンス電流を調整する方法を利用する本発明の実施例が図3に200で示されている。 組合わせ器200 が電圧源212および213からの信号をトランス21 6においてベクトル的に加え合わせる。 リアクタンスX 2がコンデンサ232およびインダクタ221として実現される。 電圧源213からの信号の一部が減衰器23 6によってコンデンサ232の一方の端子に加えられる。 その結果、図2に示されている実施例においては、 コンデンサ232の端子間電位はコンデンサ122の端子間に加えられる電位の一部である。 問題の割合はa (t)の関数によって制御される。 コンデンサ232を流れる電流はコンデンサ232の端子間電位差に比例するから、コンデンサ232の「実効容量」は割合が低下するにつれて減少する。 【0022】リアクタンスX 1が同様に固定コンデンサ234および固定インダクタ223として実現される。 電圧源212からの電位の一部が減衰器237によってインダクタ223の一方の端子に加えられる。 問題の割合はa(t)の関数によって制御される。 加えられる信号の割合とa(t)の間の関係を得るために、式(5) および(6)を使用できる。 【0023】本発明の上記実施例は2つの信号源の信号のベクトル和を計算することによって動作するが、2つの信号のベクトル差を計算することによって動作する組合わせ器も、本発明の教示から製作できることが当業者には明らかであろう。 そのような組合わせ器が図4の3 00に示されている。 組合わせ器300は信号発生器3 12と313により発生される電流のベクトル差に比例する信号を発生する。 トランス346が電流I 1とI 2のベクトル差に比例する信号を発生する。 この差信号はトランス346の二次巻線によって負荷317の端子間に供給される。 リアクタンス314と315が上記に類似するやり方で調整される。 【0024】以上の説明から、本発明は従来技術について先に説明した諸問題を解決するものであることが明らかであろう。 a(t)が変化させられるにつれて、組合わせ器中のリアクティブ素子が調整されるから、a (t)のあらゆる値にわたって力率を常に正確に1にできる。 こうすることによって、負荷における信号の10 0%振幅変調を行うことができ、しかも可能な最高効率を常に達成できる。 本発明の組合わせ器は、増幅器を負荷へ結合するためにトランスを利用する。 増幅器が同相(a(t)=0)である場合には、トランスの巻線端子間には電圧は発生されない。 したがって、増幅器における電圧の振れは負荷において求められる電圧の振れより大きい必要はない。 【0025】本発明の上記実施例は、ベクトル加算またはベクトル減算を行うためにトランスを用いているが、 この機能を達成するために別の回路素子を利用できることが当業者には明らかであろう。 本発明においては、加算器において電力を消費しないように加算器はリアクティブ素子のみで構成する。 本発明の組合わせ器はリアクティブ素子を利用するが、それは各信号発生器へ純「抵抗」負荷を提供する。 すなわち、各信号発生器によって供給される電流および電圧は、a(t)における位相シフトと無関係に相互に同相である。 【0026】以上、本発明の実施例について詳述したが、以下、本発明の各実施例毎に列挙する。 【実施例1】周波数が同じで、相対的な位相差、2a (t)、を有する第1の信号および第2の信号をそれぞれ受けるための第1の入力端子および第2の入力端子と、それらの入力端子へ接続され、前記第1の信号および前記第2の信号のベクトル和およびベクトル差に関連する信号を発生するための手段(16、116、21 6、346)と、前記第1の入力端子へ接続される第1 のリアクティブ回路素子(14、314)および前記第2の入力端子へ接続される第2のリアクティブ回路素子(15、315)と、を備え、各回路素子のリアクタンスはa(t)の関数である、周波数が同じで、相対的な位相差、2a(t)、を有する第1の信号と第2の信号を組み合わせて、前記第1の信号および前記第2の信号のベクトル和またはベクトル差に比例する信号を発生するための組合わせ器(10、100、200、300) において、a(t)の各値に対して、前記第1のリアクティブ回路素子および前記第2のリアクティブ回路素子のインピーダンスが、前記第1の入力端子および前記第2の入力端子のおのおのに入る電流を前記第1の入力端子および前記第2の入力端子のおのおのにおける電位と同相にさせることを特徴とする、位相変調された2つの一定包絡線搬送波を加え合わせることによって振幅変調された搬送波を発生するためのベクトル信号組合わせ器。 【実施例2】前記組合わせ手段がセンタータップを持つトランス(16、116、216)を備えることを特徴とする、実施例1に記載の組合わせ器(10、100、 200、300)。 【実施例3】前記第1のリアクティブ回路素子および前記第2のリアクティブ回路素子のおのおのはインダクタ(221、223、121、123)およびコンデンサ(232、234、122、224)の並列組合わせを備え、前記インダクタまたは前記コンデンサもしくは両方を流れる電流がa(t)に応答して変化させられることを特徴とする、実施例1に記載の組合わせ器(10、 100、200、300)。 【実施例4】前記インダクタまたは前記コンデンサの一方のインピーダンス、もしくは両方のインピーダンスを変化することによって前記電流が変化させられることを特徴とする、実施例3に記載の組合わせ器(10、10 0、200、300)。 【実施例5】前記インダクタまたは前記コンデンサの一方にかかる電位、もしくは両方にかかる電位を変化することによって前記電流が変化させられることを特徴とする、実施例3に記載の組合わせ器(10、100、20 0、300)。 【実施例6】前記第1の信号および前記第2の信号がC 級増幅器またはE級増幅器によって発生され、前記第1 のリアクティブ回路素子および前記第2のリアクティブ回路素子が前記C級増幅器またはE級増幅器中にタンク回路を構成することを特徴とする、実施例1に記載の組合わせ器(10、100、200、300)。 【0027】 【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いることにより、リアクティブ部品のみを使用するベクトル信号組合わせ器を得ることができる。 また、あらゆるレベルの変調された出力に対して力率が1である負荷を、2 つの一定包絡線増幅器に提供するベクトル信号組合わせ器を得ることができる。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の組合わせ器の回路図である。 【図2】本発明の組合わせ器のより詳しい回路図である。 【図3】本発明の組合わせ器の別の実施例の回路図である。 【図4】組合わせ器が入力信号のベクトル差に比例する信号を発生する本発明の別の実施例の回路図である。 【符号の説明】 10、100、200、300:組合わせ器 12、13:信号源 14、314:第1のリアクティブ回路素子 15、315:第2のリアクティブ回路素子 16、116、216、346:トランス 121、123、221、223:インダクタ 122、124、232、234:コンデンサ 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