オーディオ信号オーディオ信号処理装置

申请号 JP2014536981 申请日 2012-10-17 公开(公告)号 JP2014535201A 公开(公告)日 2014-12-25
申请人 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド; サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド; 发明人 パク,ヘ−グァン; ムン,ウォン−ヒョン;
摘要 入 力 オーディオ 信号 をパルス変調及びスイッチング増幅し、入力オーディオ信号に対応する増幅信号を生成する変調・増幅部、及び増幅信号を減衰して 真空 管の高調波成分を追加して生成した真空管信号を、変調・増幅部に入力する真空管増幅部を含み、デジタルアンプ装置の音質を改善するオーディオ信号出力装置である。
权利要求
  • 入力オーディオ信号をパルス変調及びスイッチング増幅し、前記入力オーディオ信号に対応する増幅信号を生成する変調・増幅部と、
    前記増幅信号を減衰して真空管の高調波成分を追加して生成した真空管信号を、前記変調・増幅部に入力する真空管増幅部と、を含むことを特徴とするオーディオ信号出力装置。
  • 前記真空管増幅部は、
    前記増幅信号に所定減算利得値を適用し、二次高調波成分を追加し、前記真空管信号を生成する真空管減衰部を含むことを特徴とする請求項1に記載のオーディオ信号出力装置。
  • 前記真空管減衰部は、
    前記所定減算利得値を有し、前記増幅信号を減算増幅して出力する真空管増幅器を含むことを特徴とする請求項2に記載のオーディオ信号出力装置。
  • 前記変調・増幅部は、
    前記入力オーディオ信号を入力され、前記入力オーディオ信号に対応してパルス変調された変調信号を生成するパルス信号生成部と、
    前記変調信号に対応し、スイッチング増幅動作を制御するための駆動信号を生成するドライバと、
    前記駆動信号により、スイッチング増幅動作を遂行して増幅信号を出力するパワースイッチング増幅部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のオーディオ信号出力装置。
  • 前記パルス信号生成部は、
    前記入力オーディオ信号から前記真空管信号を減算し、修正オーディオ信号を生成し、前記修正オーディオ信号をパルス変調し、前記変調信号を生成することを特徴とする請求項4に記載のオーディオ信号出力装置。
  • 前記パルス信号変調部は、
    前記入力オーディオ信号をシグマデルタ変調し、前記変調信号を出力するシグマデルタ変調部を含み、
    前記シグマデルタ変調部は、
    前記入力オーディオ信号から前記真空管信号を減算する合算器と、
    前記合算器の出力信号を入力され、前記合算器の出力信号を積分して出力するループフィルタと、
    前記ループフィルタから出力される信号を量子化し、前記変調信号を出力する量子化部と、を含むことを特徴とする請求項5に記載のオーディオ信号出力装置。
  • 前記シグマデルタ変調部は、
    高次1ビット単一ループシグマデルタ変調器を含むことを特徴とする請求項6に記載のオーディオ信号処理装置。
  • 前記パワースイッチング増幅部は、
    前記駆動信号に応答してターンオンまたはターンオフされ、前記スイッチング増幅動作を遂行する少なくとも1つのスイッチング素子を含む増幅器を含むことを特徴とする請求項4に記載のオーディオ信号出力装置。
  • 前記スイッチング素子は、
    窒化ガリウムトランジスタ、ヒ化ガリウムトランジスタ及び炭化ケイ素トランジスタのうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項8に記載のオーディオ信号出力装置。
  • 前記パルス信号生成部は、
    第1周波数を有する第1キャリア信号または第1サンプリングクロックを利用して、1チャネルでの前記入力オーディオ信号をパルス変調し、前記変調信号を生成し、
    前記ドライバは、
    第2周波数を有する第2キャリア信号または第2サンプリングクロックを利用して、前記変調信号をパルス変調し、前記駆動信号を生成することを特徴とする請求項9に記載のオーディオ信号出力装置。
  • 前記第2周波数の値は、前記第1周波数の値と同等であるか、あるいはそれよりも大きいことを特徴とする請求項10に記載のオーディオ信号出力装置。
  • 入力オーディオ信号に真空管の高調波成分を追加して真空管信号を生成する真空管増幅部と、
    前記真空管信号に対応してパルス変調された変調信号を生成するパルス信号生成部と、
    前記変調信号に対応し、スイッチング増幅動作を制御するための駆動信号を生成するドライバと、
    前記駆動信号により、スイッチング増幅動作を遂行して増幅信号を出力するパワースイッチング増幅部と、を含むことを特徴とするオーディオ信号出力装置。
  • フィードバックループをさらに含み、
    前記フィードバックループは、
    前記増幅信号に所定減算利得値を適用して減衰させる減衰部と、
    前記入力オーディオ信号から前記減衰部の出力信号を減算して生成した修正オーディオ信号を、前記真空管増幅部に入力する合算器と、を含むことを特徴とする請求項12に記載のオーディオ信号出力装置。
  • 入力オーディオ信号をパルス変調及びスイッチング増幅し、前記入力オーディオ信号に対応する増幅信号を生成する段階と、
    前記増幅信号を減衰して真空管の高調波成分を追加して生成した真空管信号を、前記入力オーディオ信号に反映させる段階と、を含むことを特徴とするオーディオ信号出力方法。
  • 入力オーディオ信号に真空管の高調波成分を追加して真空管信号を生成する段階と、
    前記真空管信号に対応してパルス変調された変調信号を生成する段階と、
    前記変調信号に対応し、スイッチング増幅動作を制御するための駆動信号を生成する段階と、
    前記駆動信号により、スイッチング増幅動作を遂行して増幅信号を出力する段階と、を含むことを特徴とするオーディオ信号出力方法。
  • 说明书全文

    本発明は、オーディオ信号方法、及びそれによるオーディオ信号出力装置に係り、さらに詳細には、オーディオ信号の音質を改善することができるオーディオ信号出力方法、及びそれによるオーディオ信号出力装置に関し、また、スイッチング増幅動作時に発生しうるノイズ及びエラーを減少させることができるオーディオ信号出力方法、及びそれによるオーディオ信号出力装置に関する。

    オーディオ信号を入力されて聴覚的に認識することができる信号を出力することができるオーディオ用のパワーアンプとしては、A級、B級、AB級及びD級が使用される。 このうち、D級アンプは、A級アンプ、B級アンプ、AB級アンプなどで生じる増幅効率低下を低減させることができ、広く利用されている。

    D級アンプは、アナログ形態で入力されるオーディオ信号とデジタル形態に変調し、デジタル変調されたオーディオ信号に対して、ノイズ除去などの信号処理及び増幅を行うデジタルアンプである。 デジタル変調されたオーディオ信号は、高い電圧レベルを有する信号に増幅される。 ここで、前記増幅は、スイッチング増幅器(switching amplifier)を介して行われる。 スイッチング増幅器は、高い電圧レベル及び低い電圧レベルの電源を供給される。 そして、スイッチング増幅器は、入力されたデジタル信号によってスイッチング動作を遂行し、高い電圧レベル及び低い電圧レベルを有するオーディオ信号を出力する。

    デジタルアンプは、増幅効率が高いが、出力されるオーディオ信号の音色が柔らかくなくて硬いという短所がある。 また、デジタルアンプによってよ生じる高調波成分(harmonic component)により、音の単純歪曲が生じうる。

    また、前述のスイッチング増幅器においてスイッチング動作を遂行するとき、スイッチングノイズ(switching noise)が生じる。 また、かようなスイッチングノイズは、スイッチング増幅器の信号対ノイズ比(SNR:signal to noise ratio)を低下させる。 また、スイッチング増幅器に供給される電源には、リップル(ripple)のような電源ノイズが存在する。 かような電源ノイズも、信号対ノイズ比を低下させる。 また、スイッチング増幅時に生じるスイッチング損失(switching loss)、並びにスイッチング駆動信号のフォーリング(falling)タイム及びライジング(rising)タイムの遅延は、出力オーディオ信号の非線形特性を引き起こす。

    従って、前述のデジタルアンプの短所といえる単調な音色、信号対ノイズ比の低下及び非線形性問題を改善することができる方法及び装置を提供する必要がある。

    本発明は、音質を改善することができるオーディオ信号出力方法、及びそれによるオーディオ信号出力装置の提供を目的とする。

    具体的には、本発明は、真空管音色を具現しながら、高速でスイッチング増幅動作を遂行することができるオーディオ信号出力方法、及びそれによるオーディオ信号出力装置の提供を目的とする。

    また、本発明は、真空管音色を具現しながら、スイッチング増幅時に発生しうるノイズ及び非線形性を低減させ、それにより、音質を改善することができるオーディオ信号出力方法、及びそれによるオーディオ信号出力装置の提供を目的とする。

    本発明の一実施形態によるオーディオ信号出力装置は、入力オーディオ信号をパルス変調及びスイッチング増幅し、前記入力オーディオ信号に対応する増幅信号を生成する変調・増幅部、並びに前記増幅信号を減衰して真空管の高調波成分を追加して生成した真空管信号を、前記変調・増幅部に入力する真空管増幅部を含む。

    また、前記真空管増幅部は、前記増幅信号に所定減算利得値を適用し、二次高調波成分を追加し、前記真空管信号を生成する真空管減衰部を含んでもよい。

    また、前記真空管減衰部は、前記所定減算利得値を有し、前記増幅信号を減算増幅して出力する真空管増幅器を含んでもよい。

    また、前記変調・増幅部は、前記入力オーディオ信号を入力され、前記入力オーディオ信号に対応してパルス変調された変調信号を生成するパルス信号生成部、前記変調信号に対応し、スイッチング増幅動作を制御するための駆動信号を生成するドライバ、及び前記駆動信号により、スイッチング増幅動作を遂行して増幅信号を出力するパワースイッチング増幅部を含んでもよい。

    また、前記パルス信号生成部は、前記入力オーディオ信号から前記真空管信号を減算して修正オーディオ信号を生成し、前記修正オーディオ信号をパルス変調し、前記変調信号を生成することができる。

    また、前記パルス信号変調部は、前記入力オーディオ信号をシグマデルタ(ΣΔ)変調し、前記変調信号を出力するシグマデルタ変調部を含んでもよい。

    また、前記シグマデルタ変調部は、前記入力オーディオ信号から前記真空管信号を減算する合算器、前記合算器の出力信号を入力され、前記合算器の出力信号を積分して出力するループフィルタ、及び前記ループフィルタから出力される信号を量子化し、前記変調信号を出力する量子化部を含んでもよい。

    また、前記シグマデルタ変調部は、高次1ビット単一ループシグマデルタ変調器を含んでもよい。

    また、前記パワースイッチング増幅部は、前記駆動信号に応答してターンオンまたはターンオフされ、前記スイッチング増幅動作を遂行する少なくとも1つのスイッチング素子を含む増幅器を含んでもよい。

    また、前記スイッチング素子は、窒化ガリウムトランジスタ、ヒ化ガリウムトランジスタ及び炭化ケイ素トランジスタのうち少なくとも一つを含んでもよい。

    また、前記パルス信号生成部は、第1周波数を有する第1キャリア信号または第1サンプリングクロックを利用して、1チャネルでの前記入力オーディオ信号をパルス変調し、前記変調信号を生成することができる。 そして、前記ドライバは、第2周波数を有する第2キャリア信号または第2サンプリングクロックを利用して、前記変調信号をパルス変調し、前記駆動信号を生成することができる。

    また、前記第2周波数の値は、前記第1周波数の値と同等であるか、あるいはそれよりも大きい値を有する。

    本発明の他の実施形態によるオーディオ信号出力装置は、入力オーディオ信号に真空管の高調波成分を追加して真空管信号を生成する真空管増幅部、前記真空管信号に対応してパルス変調された変調信号を生成するパルス信号生成部、前記変調信号に対応し、スイッチング増幅動作を制御するための駆動信号を生成するドライバ、及び前記駆動信号により、スイッチング増幅動作を遂行して増幅信号を出力するパワースイッチング増幅部を含む。

    また、本発明の他の実施形態によるオーディオ信号出力装置は、フィードバックループをさらに含んでもよい。 また、前記フィードバックループは、前記増幅信号に所定減算利得値を適用して減衰させる減衰部、及び前記入力オーディオ信号から前記減衰部の出力信号を減算して生成した修正オーディオ信号を、前記真空管増幅部に入力する合算器を含んでもよい。

    本発明の一実施形態によるオーディオ信号出力方法は、入力オーディオ信号をパルス変調及びスイッチング増幅し、前記入力オーディオ信号に対応する増幅信号を生成する段階、及び前記増幅信号を減衰して真空管の高調波成分を追加して生成した真空管信号を、前記入力オーディオ信号に反映させる段階を含む。

    本発明の他の実施形態によるオーディオ信号出力方法は、入力オーディオ信号に真空管の高調波成分を追加して真空管信号を生成する段階、前記真空管信号に対応してパルス変調された変調信号を生成する段階、前記変調信号に対応し、スイッチング増幅動作を制御するための駆動信号を生成する段階、及び前記駆動信号により、スイッチング増幅動作を遂行して増幅信号を出力する段階を含む。

    本発明の実施形態によるオーディオ信号出力装置及びオーディオ信号出力方法は、真空管の高調波高調波成分をオーディオ信号に混合してパルス変調動作を遂行する。 それにより、真空管の豊かな音色を有するオーディオ信号を出力することができる。 それにより、出力されるオーディオ信号の音質を改善することができる。

    また、本発明によるオーディオ信号出力装置及びオーディオ信号出力方法は、高速で動作することができるスイッチング素子を含むパワースイッチング増幅部を利用して、高周波数に合わせてスイッチング増幅動作を遂行する。 それにより、スイッチングノイズを最小化することができ、信号対ノイズ比を向上させることができる。

    本発明の一実施形態によるオーディオ信号出力装置を示す図面である。

    本発明の他の実施形態によるオーディオ信号出力装置を示す図面である。

    本発明の他の実施形態によるオーディオ信号出力装置を示す図面である。

    図3で入出力される信号を示す図面である。

    図3で入出力される信号を示す図面である。

    図3で入出力される信号を示す図面である。

    図1の真空管増幅部で出力される信号の信号成分を示す図面である。

    本発明の一実施形態によるオーディオ信号出力装置で出力される信号を示す図面である。

    本発明の一実施形態によるオーディオ信号出力装置で出力される信号を示す図面である。

    本発明の一実施形態による信号処理方法を示すフローチャートである。

    本発明の他の実施形態による信号処理方法を示すフローチャートである。

    本発明の他の実施形態によるオーディオ信号出力装置を示す図面である。

    本発明の他の実施形態によるオーディオ信号出力装置を示す図面である。

    本発明の他の実施形態による信号処理方法を示すフローチャートである。

    以下、用語「及び/または」は、列挙された関連項目の一つまたは複数の全ての組み合せを含む。 「少なくとも1つの」というような表現が要素のリストに先立つときには、該表現は、要素のリスト全体を修正するものであり、リストの個々要素を修正するものではない。

    本発明の概念について、本発明の実施形態が示される添付図面を参照しつつ詳細に説明する。

    アナログ方式の増幅器としては、A級、B級及びAB級がある。 かようなアナログ増幅器は、アンプの出力部に、トランジスタや真空管を使用し、出力オーディオ信号の線形性が保証される。 アナログ方式の増幅器は、線形性にすぐれ、良好な音色を有するが、電力利用効率が、デジタルアンプに比べて非常に低い。 また、低い電力利用効率により、増幅器自体の発熱問題が生じ、それにより、増幅器の寿命(aging)特性に劣る。 また、アナログ方式の増幅器は、低い電力利用効率により、高い出力を出すためには、内部素子が大型化され、増幅器サイズが大きくなるという問題がある。

    しかし、アナログ方式の増幅器は、出力オーディオ信号の線形性にすぐれ、真空管を介して、豊かな音色を具現することができるという長所がある。

    以下、真空管を利用してデジタル増幅器を具現することにより、デジタル方式の増幅器が有する短所を取り除き、オーディオ信号の線形性を向上させ、豊かな音色を具現することができるオーディオ信号出力方法、及びそれによるオーディオ信号出力装置について詳細に説明する。

    図1は、本発明の一実施形態によるオーディオ信号出力装置を示す図面である。 図1を参照すれば、本発明の一実施形態によるオーディオ信号出力装置100は、変調・増幅部110及び真空管増幅部120を含む。

    変調・増幅部110は、入力オーディオ信号S_INをパルス変調及びスイッチング増幅し、入力オーディオ信号S_INに対応する増幅信号S_OUTを生成する。

    真空管増幅部120は、増幅信号S_OUTを減衰(attenuation)、及び真空管の高調波成分を追加して生成した真空管信号S1を変調・増幅部110に入力する。 ここで、真空管の高調波成分は、所定信号をして、真空管素子、具体的には、真空管増幅部120を通過させるときに生じる信号成分であり、真空管素子に入力された所定信号が有する周波数の偶数倍になる周波数を有する二次高調波(second harmonics)成分を意味する。 二次高調波成分は、入力された所定信号を補強し、全体的な音を厚みのあるものにし、かつ豊かにする。 従って、真空管信号S1には、増幅信号S_OUTの原周波数信号成分、及びそれに対応する二次高調波成分が含まれている。 前述の二次高調波成分は、以下、図5を参照して詳細に説明する。

    図2は、本発明の他の実施形態によるオーディオ信号出力装置を示す図面である。 図2に図示されたオーディオ信号出力装置200において、変調・増幅部210及び真空管増幅部220は、それぞれ図1で説明した変調・増幅部110及び真空管増幅部120と同一に対応するので、図1と重複する説明は省略する。

    図2を参照すれば、オーディオ信号出力装置200は、変調・増幅部210及び真空管増幅部220を含む。 図2に図示されたオーディオ信号出力装置200において、変調・増幅部210及び真空管増幅部220は、それぞれ図1で説明した変調・増幅部110及び真空管増幅部120と同一に対応するので、図1と重複する説明は省略する。

    変調・増幅部210は、パルス信号生成部211、ドライバ212及びパワースイッチング増幅部213を含む。

    パルス信号生成部211は、入力オーディオ信号S_INを入力され、入力オーディオ信号S_INに対応して、パルス変調(pulse modulation)された変調信号S2を生成する。

    具体的には、パルス信号生成部211は、入力オーディオ信号S_INから真空管信号S1を減算し、修正オーディオ信号(図示せず)を生成し、修正オーディオ信号(図示せず)をパルス変調して変調信号S2を生成する。

    例えば、パルス信号生成部211は、パルス幅変調部(PWM unit:pulse width modulation unit)(図示せず)またはパルス密度変調部(PDM unit:pulse density modulation unit)(図示せず)を含んでもよい。

    例えば、パルス信号生成部211がパルス幅変調部(図示せず)を含む場合、パルス信号生成部211は、入力オーディオ信号S_INをパルス幅変調(pulse width modulation)し、変調信号S2としてパルス幅変調信号を生成する。

    具体的には、パルス幅変調部(図示せず)は、所定周波数を有するキャリア信号(carrier signal)である第1キャリア信号と、アナログ信号である入力オーディオ信号S_INとを比較する。 そして、前記比較結果により、入力オーディオ信号S_INに対応するパルス幅変調信号を変調信号S2として生成する。 例えば、パルス幅変調部(図示せず)は、キャリア信号と、入力オーディオ信号S_INとの信号レベルを比較し、入力オーディオ信号S_INの信号レベルが、キャリア信号の信号レベルより高い区間では、論理ハイレベルの変調信号S2を生成し、入力オーディオ信号S_INの信号レベルが、キャリア信号の信号レベルより低い区間では、論理ローレベルの変調信号S2を生成することができる。

    他の例で、パルス信号生成部211が、パルス密度変調部(図示せず)を含む場合、パルス信号生成部211は、所定周波数を有するサンプリングクロック(sampling clock)である第1サンプリングクロックを利用して、入力オーディオ信号S_INをパルス密度変調(pulse density modulation)し、パルス密度変調信号を変調信号S2として生成する。 例えば、パルス密度変調部(図示せず)は、シグマデルタ変調部(SDM:sigma(Σ) delta(Δ) modulator)として構成されもする。

    以下では、パルス信号生成部211において利用される第1キャリア信号及び第1サンプリングクロックの周波数を第1周波数とする。

    ドライバ212は、変調信号S2に対応し、スイッチング増幅動作(switching amplifying operation)を制御するための駆動信号S3を生成する。

    パワースイッチング増幅部213は、駆動信号S3により、スイッチング増幅動作を遂行して増幅信号S_OUTを生成する。

    真空管増幅部220は、増幅信号S_OUTに、所定減算利得値(negative gain value)を適用して二次高調波成分を追加し、前記真空管信号を生成する真空管減衰部(vacuum tube attenuator)221として構成されもする。

    具体的には、パワースイッチング増幅部213の出力信号である増幅信号S_OUTは、高電圧の信号であるので、増幅信号S_OUTをそのままパルス信号生成部211に入力する場合、その入力電圧に起因した発振が発生しうる。 従って、真空管減衰部221は、かような発振を防止するために、入力オーディオ信号S_INレベルに合わせ、増幅信号S_OUTの電圧レベルを低める。

    パワースイッチング増幅部213を通過して出力される真空管信号S1は、真空管成分を含み、信号の振幅が減衰された信号になる。

    具体的には、真空管減衰部221は、所定減算利得値を有し、増幅信号S_OUTを減算増幅して出力する真空管増幅器として構成されもする。 ここで、所定減算利得値は、オーディオ信号出力装置200の定格出力、製品仕様などによって最適化されて設定される。 前記設定は、オーディオ信号出力装置200が自体的に調節したり、あるいはユーザによって行われもする。 例えば、前記所定減算利得値は、増幅信号S_OUTの信号レベルが入力オーディオ信号S_INの信号レベルに合わせて低減される利得値として設定することができる。

    図3は、本発明の他の実施形態によるオーディオ信号出力装置を示す図面である。 図3に図示されたオーディオ信号出力装置300は、図2のオーディオ信号出力装置200を詳細に示したものである。 具体的には、パルス信号生成部310、ドライバ320、パワースイッチング増幅部330及び真空管増幅部340は、それぞれパルス信号生成部211、ドライバ212及びパワースイッチング増幅部213及び真空管増幅部220に同一に対応するので、図2と重複する説明は省略する。 また、オーディオ信号出力装置300は、図2で図示したオーディオ信号出力装置200に比べ、ローパス・フィルタ350及びスピーカ部360をさらに含んでもよい。

    オーディオ信号出力装置300では、パルス信号生成部310がシグマデルタ変調部を含む場合を例として挙げて図示及び説明し、以下では、パルス信号生成部310をシグマデルタ変調部310とする。

    具体的には、シグマデルタ変調部310は、入力オーディオ信号S_INをシグマデルタ変調(sigma delta modulation)し、変調信号S2を出力する。 具体的には、シグマデルタ変調部310は、入力オーディオ信号S_INに含まれるノイズ成分を有効周波数帯域以外の帯域に移動させる動作であるノイズシェーピング(noise shaping)動作を遂行し、ノイズ成分がフィルタリングされた信号である変調信号S2を出力する。 ここで、ノイズ成分は、スイッチング増幅動作時に生じるスイッチングノイズ及び供給電源に含まれるノイズなどを含んでもよい。

    また、シグマデルタ変調部310は、高次1ビット単一ループシグマデルタ変調器(high order 1−bit single-loop DSM)を含んでもよい。 高次1ビット単一ループシグマデルタ変調器は、入力オーディオ信号S_INに含まれるノイズ成分を、有効周波数帯域以外の帯域にさらに遠く移動させることにより、高いノイズフィルタリング性能を有する。

    シグマデルタ変調部310は、合算器(adder)311、ループフィルタ312及び量子化部314を含む。 また、シグマデルタ変調部310は、クロック発生器313をさらに含んでもよい。

    合算器311は、入力オーディオ信号S_INから真空管信号S1を減算する。

    具体的には、合算器311は、真空管信号S1及び入力オーディオ信号S_INを入力される。 そして、入力オーディオ信号S_INから真空管信号S1を減算し、修正オーディオ信号S_IN1を出力する。 合算器311を利用して、入力オーディオ信号S_INに、真空管信号S1の値を反映させ、修正オーディオ信号S_IN1を生成することにより、シグマデルタ変調部310は、オーディオ信号出力装置300の目標利得(gain)または定格最大出力に合わせ、正確な利得制御(gain control)を行うことができる。

    具体的には、シグマデルタ変調部310が合算器311を含むことにより、増幅信号S_OUTの利得(gain)及び位相(phase)を考慮し、シグマデルタ変調部310のループフィルタ312に入力される修正オーディオ信号S_IN1の利得及び位相のうち少なくとも一つを調節することができる。 それにより、シグマデルタ変調部310は、オーディオ信号出力装置300の目標利得(gain)または定格最大出力に合わせ、正確な利得制御(gain control)を行うことができる。

    ループフィルタ312は、合算器311の出力信号である修正オーディオ信号S_IN1を入力され、入力された信号を積分して出力する。

    具体的には、ループフィルタ312は、少なくとも1つの積分器(integrator)(図示せず)を含み、前記少なくとも1つの積分器(図示せず)を利用して、修正オーディオ信号S_IN1を積分(integration)する。 また、ループフィルタ312は、所定ノイズ伝達関数(NTF)により、修正オーディオ信号S_IN1に含まれるノイズを、外郭の周波数帯域にシェーピング(shaping)する。

    量子化部314は、ループフィルタ312から出力される信号を入力され、入力された信号を量子化し、パルス信号形態を有する変調信号S2を生成する。

    クロック発生器313は、ループフィルタ312のサンプリング周期を設定するためのクロック信号S_CLKを生成し、第1周波数を有するクロック信号S_CLKをループフィルタ312に供給する。 それにより、ループフィルタ312は、第1周波数を有するクロック信号S_CLKを、サンプリングクロックにして積分動作を行う。

    前述のように、本発明の他の実施形態によるオーディオ信号出力装置300は、パルス信号生成部310として、シグマデルタ変調部310を具備してノイズシェーピング動作を行うことにより、オーディオ信号出力装置300で自体的に生じる量子化ノイズ(quantization noise)、電源ノイズ及びパワースイッチングノイズなどを含むノイズ成分をフィルタリングすることができ、入力オーディオ信号S_INに含まれているノイズ成分をフィルタリングすることができる。

    また、ドライバ320は、変調信号S2を入力され、入力信号された変調信号S2により、スイッチング増幅動作を制御するための少なくとも1つの駆動信号S3を生成することができる。 ここで、スイッチング増幅動作は、パワースイッチング増幅部330内に具備される少なくとも1つのスイッチング素子332を利用して遂行される。 駆動信号S3は、スイッチング素子332のターンオンまたはターンオフを制御するためのスイッチング制御信号になる。

    具体的には、ドライバ320は、スイッチング素子332をターンオンまたはターンオフさせるパルス形態の信号を出力するパルス変調部(pulse modulation unit)(図示せず)として構成されもする。

    ドライバ320がパルス変調部(図示せず)として構成される場合、図2のパルス信号生成部211で説明したところと同一に、ドライバ320のパルス変調部(図示せず)は、パルス幅変調部(図示せず)またはパルス密度変調部(図示せず)を含んでもよい。 それにより、ドライバ320は、第2周波数を有する第2サンプリングクロック及び第2キャリア信号を利用してパルス変調動作を行う。

    パワースイッチング増幅部330は、駆動信号S3に応答してターンオンまたはターンオフされ、スイッチング増幅動作を行う少なくとも1つのスイッチング素子332を含む増幅器331を含んでもよい。 図3では、増幅器331に1つのスイッチング素子332が含まれる場合を例として挙げて図示した。

    増幅器331は、高い電源電圧+VDD及び低い電源電圧−VDDを供給され、駆動信号S3に応答し、高い電源電圧+VDDレベル及び低い電源電圧−VDDレベルを有する電圧信号である増幅信号S_OUTを出力する。

    具体的には、増幅器331に含まれるスイッチング素子332は、窒化ガリウム(GaN)トランジスタ、ヒ化ガリウム(GaAs)トランジスタ及び炭化ケイ素(SiC)トランジスタのうち少なくとも一つを含む。

    窒化ガリウムトランジスタ及びヒ化ガリウムトランジスタは、伝達遅延(propagation delay)が短く、高電圧で高速動作可能である。 ここで、伝達遅延は、トランジスタのゲートに、当該トランジスタをターンオンさせる制御信号が入力された後、トランジスタの出力端であるソース端またはドレーン端に、飽和された電圧信号が出力されるまでにかかる時間を意味する。

    増幅信号S_OUTの論理ハイレベルである電源電圧+VDDが高い信号レベルを有するほど、0電圧から高い電源電圧+VDDに上昇(rising)するのにかかる伝達遅延時間が長くなる。 従って、その出力が可能なオーディオ信号出力装置300を具現するためには、パワースイッチング動作を高速で遂行し、短時間内に、増幅信号S_OUTが0電圧から高い電源電圧+VDDに遷移(transition)させる必要がある。

    パワースイッチング動作を行うスイッチング素子332として、窒化ガリウムトランジスタまたはヒ化ガリウムトランジスタを利用する場合、高速でパワースイッチング動作を遂行することができる。

    また、高速でパワースイッチング動作を遂行することにより、スイッチングノイズを最小化することができ、オーディオ信号出力装置300の信号対ノイズ比(SNR:signal to noise ratio)を向上させることができる。

    また、スイッチング素子に利用される窒化ガリウムトランジスタは、窒化ガリウムヘテロ接合電界効果トランジスタ(GaN HFET:GaN hetero junction field effect transistor)でもある。

    前述のように、パワースイッチング増幅部330を高速で駆動するためには、高い周波数を有する駆動信号S3が必要である。 従って、第2周波数は、第1周波数と同じであるか、あるいはそれより大きい値にもなる。

    ローパス・フィルタ350は、パワースイッチング増幅部330から出力される増幅信号S_OUTを、アナログオーディオ信号に復調して出力する。 すなわち、パワースイッチング増幅部330から出力される信号は、デジタル信号であるので、それをアナログ信号に変換して出力するのである。

    スピーカ部360は、ローパス・フィルタ350の出力信号を、ユーザが聴覚的に認識することができる物理的な振動信号に変換して出力する。

    図4Aないし図4Cは、図3で入出力される信号を示す図面である。 具体的には、図4Aは、入力オーディオ信号S_INの信号波形を示す。 図4Bは、真空管増幅部340から出力される真空管信号S1の信号波形を示す。 そして、図4Cは、合算器311から出力される修正オーディオ信号S_IN1を示す。 図4に図示されたグラフにおいて、x軸は、時間を示し、y軸は、信号の大きさである電圧レベルを示す。

    図4Aを参照すれば、入力オーディオ信号S_IN 410は、t1時間ないしt2時間の間の論理ハイレベルの信号として入力される。

    図4Bを参照すれば、入力オーディオ信号S_IN 410が、パルス信号生成部310、ドライバ320及びパワースイッチング増幅部330を通過するとき、所定時間が必要となる。 従って、真空管信号S1 420は、入力オーディオ信号S_IN 410と比べ、(t3−t1)時間ほどの遅延時間を有する。

    図4Cを参照すれば、入力オーディオ信号S_IN 410から真空管信号S1 420を減算し、修正オーディオ信号S_IN1 430を出力する。

    ループフィルタ312は、修正オーディオ信号S_IN1 430を積分して出力することにより、パワースイッチング増幅部330から実際に出力される増幅信号S_OUTの位相及び振幅を、増幅信号S_OUTの目標位相及び目標振幅と同一になるように調節することができる。

    図5は、図1の真空管増幅部で出力される信号の信号成分を示す図面である。 図5において、X軸は、周波数を示し、Y軸は、信号の振幅を示す。 図5を参照すれば、真空管増幅部340が出力するオーディオ信号は、多数個の信号成分550,551,552,553を含む。 信号成分550は、増幅信号S_OUTのメイン周波数である基本周波数1kを有するオーディオ信号成分を示す。 そして、グラフ551及び553は、真空管増幅器340を通過しながら発生した真空管成分である二次高調波に対応するオーディオ信号成分を示す。 そして、グラフ552は、三次高調波成分(third harmonics)を示す。 ここで、三次高調波成分は、基本周波数1kの奇数倍になる周波数を有する信号成分である。

    二次高調波成分は、前述のように、基本音である目標オーディオ信号を補強し、全体的な音に厚みを出し、かつ豊かにさせる。 また、自然な音感を有し、音色の微妙な変化を表現することができ、広い空間の裏手まで広がっていく豊かな音をかもし出す。

    これに比べ、三次高調波成分は、硬い音色を有し、単純なノイズとして認識される。 従って、三次高調波成分は、基本音の単純な歪曲を引き起こす。

    図5で図示した信号成分を含む真空管信号S1は、パルス信号生成部310に入力されてパルス変調される。 従って、最終的に出力される増幅信号S_OUT、並びにローパス・フィルタ350及びスピーカ部360の出力信号には、真空管成分が含まれている。 それにより、本発明の一あるいは他の実施形態によるオーディオ信号出力装置は、豊かな音色を有するオーディオ信号を出力することができる。

    図6A及び図6Bは、本発明の一実施形態によるオーディオ信号出力装置から出力される信号を示す図面である。 図6Aは、真空管成分である二次高調波成分が含まれていない増幅信号S_OUTを示す。 図6Bは、真空管成分である二次高調波成分が含まれた増幅信号S_OUTを示す。 図6A及び図6Bに図示されたt1、t2、t3及びt4は、それぞれ図4A、図4B及び図4Cに図示されたt1、t2、t3及びt4にそれぞれ同一に対応するので、図4と重複する説明は省略する。

    図6A及び図6Bを参照すれば、真空管成分である二次高調波成分が含まれていない増幅信号S_OUT 610に比べ、真空管成分である二次高調波成分が含まれている増幅信号S_OUT 620の場合には、真空管成分によって、増幅信号S_OUT 620の論理ハイレベルが、V1からV2に上昇している。

    図7は、本発明の一実施形態による信号処理方法700を示すフローチャートである。 図7で説明する信号処理方法700は、図1ないし図6A及び図6Bを参照して説明した本発明の一あるいは他の実施形態によるオーディオ信号出力装置100,200,300で遂行される。 以下では、図3及び図7を参照し、本発明の一実施形態による信号処理方法700について説明する。

    図7を参照すれば、本発明の一実施形態による信号処理方法700は、入力オーディオ信号S_INを、パルス変調及びスイッチング増幅し、入力オーディオ信号S_INに対応する増幅信号S_OUTを生成する(710段階)。 710段階の動作は、図1の変調・増幅部110で遂行される。 また、変調・増幅部110に対応する図3のパルス信号生成部310、ドライバ320及びパワースイッチング増幅部330で遂行されもする。

    710段階で生成された増幅信号S_OUTを減衰して真空管の高調波成分を追加して生成した真空管信号を、入力オーディオ信号S_INに反映させる(720段階)。 具体的には、720段階は、増幅信号S_OUTに所定減算利得値を適用し、二次高調波成分を追加して真空管信号S1を生成する段階(図示せず)、及び入力オーディオ信号S_INから真空管信号S1を減算する段階(図示せず)を含んでもよい。 ここで、真空管信号S1を生成する段階は、真空管増幅部340で遂行される。 そして、前記減算段階は、合算器311で遂行される。

    本発明の一実施形態による信号処理方法700は、図1ないし図6A及び図6Bを参照して詳細に説明した本発明の一あるいは他の実施形態によるオーディオ信号出力装置100,200,300の動作構成と同一の技術的思想を含む。 従って、図1ないし図6A及び図6Bと重複する説明は省略する。

    図8は、本発明の他の実施形態による信号処理方法800を示すフローチャートである。 図8の810段階及び830段階は、それぞれ図7の710段階及び720段階と同一に対応するので、図7と重複する説明は省略する。 本発明の他の実施形態による信号処理方法800は、図3及び図8を参照して説明する。

    図8を参照すれば、入力オーディオ信号S_INに対応してパルス変調された変調信号S2を生成する(815段階)。 具体的には、815段階は、入力オーディオ信号S_INから真空管信号S1を減算した修正オーディオ信号S_IN1を、シグマデルタ変調して変調信号S2を生成する段階を含んでもよい。 815段階は、パルス信号生成部310で遂行される。

    815段階で生成された変調信号S2に対応し、スイッチング増幅動作を制御するための駆動信号S3を生成する(820段階)。 820段階は、ドライバ320で遂行される。

    駆動信号S3により、スイッチング増幅動作を遂行し、増幅信号S_OUTを出力する(825段階)。 825段階は、駆動信号S3によってターンオンまたはターンオフされる少なくとも1つのスイッチング素子を利用して、スイッチング増幅動作を行う段階(図示せず)、及びスイッチング増幅動作によって、増幅信号S_OUTを生成及び出力する段階を含む。 ここで、スイッチング素子は、窒化ガリウムトランジスタ、ヒ化ガリウムトランジスタ及び炭化ケイ素トランジスタのうち少なくとも一つを含んでもよい。 825段階は、パワースイッチング増幅部330で遂行される。

    発明の他の実施形態による信号処理方法800は、図1ないし図6A及び図6Bを参照して詳細に説明した本発明の他の実施形態によるオーディオ信号出力装置200,300の動作構成と同一の技術的思想を含む。 従って、図1ないし図6A及び図6Bと重複する説明は省略する。

    図9は、本発明の他の実施形態によるオーディオ信号出力装置を示す図面である。 図9を参照すれば、本発明の他の実施形態によるオーディオ信号出力装置900は、真空管増幅部910、パルス信号生成部930、ドライバ940及びパワースイッチング増幅部950を含む。 ここで、パルス信号生成部930、ドライバ940及びパワースイッチング増幅部950を含むブロック構成(920)は、図1の変調・増幅部110と同一に対応する。

    真空管増幅部910は、入力オーディオ信号S_INに真空管の高調波成分を追加し、真空管信号S1を生成する。 真空管増幅部910は、パルス信号生成部930の前端に配置されるという点、及び入力された信号に減算利得を適用しないという点を除き、図1ないし図3で説明した真空管増幅部120,220または340と同一であるので、詳細な説明は省略する。

    パルス信号生成部930は、真空管信号S1に対応してパルス変調された変調信号S2を生成する。 パルス信号生成部930は、図1ないし図3で説明したパルス信号生成部211または310と同一であるので、詳細な説明は省略する。

    ドライバ940は、パルス信号生成部930で伝送された変調信号S2に対応し、スイッチング増幅動作を制御するための駆動信号S3を生成する。 ドライバ940は、前述のドライバ212または320と同一であるので、詳細な説明は省略する。

    パワースイッチング増幅部950は、駆動信号S3によってスイッチング増幅動作を遂行し、増幅信号S_OUTを出力する。 パワースイッチング増幅部950は、前述のパワースイッチング増幅部213または330と同一であるので、詳細な説明は省略する。

    図10は、本発明の他の実施形態によるオーディオ信号出力装置を示す図面である。 図10に図示されたオーディオ信号出力装置1000は、図9のオーディオ信号出力装置900を詳細に示したのである。 具体的には、オーディオ信号出力装置1000が含む真空管増幅部1010、パルス信号生成部1030、ドライバ1040、パワースイッチング増幅部1050は、それぞれ真空管増幅部910、パルス信号生成部930、ドライバ940、パワースイッチング増幅部950と同一に対応するので、図9と重複する説明は省略する。

    図10を参照すれば、真空管増幅部1010は、入力オーディオ信号S_INに真空管の高調波成分を追加し、真空管信号S1を生成する。

    パルス信号生成部1030、ドライバ1040及びパワースイッチング増幅部1050は、それぞれ図3を参照して説明したパルス信号生成部310、ドライバ320及びパワースイッチング増幅部330と同一に対応するので、詳細説明は省略する。

    オーディオ信号出力装置1000は、フィードバックループ1080をさらに含んでもよい。 ここで、フィードバックループ1080は、減衰部1081及び合算器1082を含む。

    減衰部1081は、増幅信号S_OUTに所定減算利得値を適用し、増幅信号S_OUTを減衰させる。 具体的には、減衰部1081は、増幅信号S_OUTの信号レベルが、入力オーディオ信号S_INと同一または類似したレベルになるように減衰させる。

    合算器1082は、入力オーディオ信号S_INから減衰部1081の出力信号S4を減算して生成した修正オーディオ信号S_IN1を、真空管増幅部1010に入力する。

    オーディオ信号出力装置1000は、フィードバックループ1080をさらに含む場合、真空管増幅部1010は、修正オーディオ信号S_IN1に真空管の高調波成分を追加し、真空管信号S1を生成する。

    また、オーディオ信号出力装置1000は、ローパス・フィルタ1060及びスピーカ部1070をさらに含んでもよい。 ローパス・フィルタ1060及びスピーカ部1070は、それぞれローパス・フィルタ350及びスピーカ部360と同一に対応するので、詳細説明は省略する。

    図11は、本発明の他の実施形態による信号処理方法1100を示すフローチャートである。 図11で説明する信号処理方法1100は、図10を参照して説明した本発明の他の実施形態によるオーディオ信号出力装置1000で遂行される。 以下では、図10及び図11を参照し、本発明の他の実施形態による信号処理方法1100について説明する。

    図11を参照すれば、入力オーディオ信号S_INに真空管の高調波成分を追加し、真空管信号S1を生成する(1110段階)。 また、オーディオ信号出力装置1000がフィードバックループ1080をさらに含む場合、修正オーディオ信号S_IN1に真空管の高調波成分を追加し、真空管信号S1を生成することができる。 1110段階は、真空管増幅部1010で遂行される。

    真空管信号S1に対応してパルス変調された変調信号S2を生成する(1120段階)。 1120段階は、パルス信号生成部1030で遂行される。

    変調信号S2に対応し、スイッチング増幅動作を制御するための駆動信号S3を生成する(1130段階)。 1130段階は、ドライバ1040で遂行される。

    駆動信号S3によってスイッチング増幅動作を遂行し、増幅信号S_OUTを出力する(1140段階)。 1140段階は、パワースイッチング増幅部1050で遂行される。

    本発明の他の実施形態による信号処理方法1100は、図10を参照して詳細に説明した本発明の一あるいは他の実施形態によるオーディオ信号出力装置1000の動作構成と同一の技術的思想を含む。 従って、図10と重複する説明は省略する。

    前述のように、本発明の一あるいは他の実施形態によるオーディオ信号出力装置及びオーディオ信号出力方法は、真空管の高調波高調波成分をオーディオ信号に混合してパルス変調動作を行う。 それにより、真空管の豊かな音色を有するオーディオ信号を出力することができる。 それにより、出力されるオーディオ信号の音質を改善することができる。

    また、本発明によるオーディオ信号出力装置及びオーディオ信号出力方法は、高速で動作することができるスイッチング素子を含むパワースイッチング増幅部を利用して、高周波数に合わせてスイッチング増幅動作を行う。 それにより、スイッチングノイズを最小化することができ、信号対ノイズ比を向上させることができる。

    また、本発明は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に、コンピュータで読み取り可能なコードまたはプログラムとして具現することも可能である。 コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取り可能なデータが保存される全種類の記録装置を含む。 コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ROM(read-only memory)、RAM(random-access memory)、CD(compact disc)−ROM、磁気テープ、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、フラッシュメモリ、光データ保存装置などがある。 また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、ネットワークに連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータで読み取り可能なコードとして保存されて実行される。

    以上の説明は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明が属する技術分野で当業者であるならば、本発明の本質的特性から外れない範囲で変形された形態に具現することができるであろう。 従って、本発明の範囲は、前述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された内容と同等な範囲内にある多様な実施形態が含まれるものであると解釈されなければならないであろう。

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