増幅回路

申请号 JP2008502609 申请日 2006-03-01 公开(公告)号 JPWO2007099622A1 公开(公告)日 2009-07-16
申请人 富士通株式会社; 发明人 英樹 加納; 英樹 加納;
摘要 入 力 端子 に接続され、ゲートが交流的に接地された第1のトランジスタ(Tr1)と、第1のトランジスタに対して直列に接続され、ゲートが交流的に接地された第2のトランジスタ(Tr2)と、第2のトランジスタのゲートに対して直列に接続されるインダクタ及び容量を含む第1の共振回路(101)とを有し、第1の共振回路のインダクタ及び/又は容量は可変であることを特徴とする増幅回路が提供される。
权利要求
  • 入力端子に接続され、ゲートが交流的に接地された第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタに対して直列に接続され、ゲートが交流的に接地された第2のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタのゲートに対して直列に接続されるインダクタ及び容量を含む第1の共振回路とを有し、
    前記第1の共振回路のインダクタ及び/又は容量は可変であることを特徴とする増幅回路。
  • さらに、前記入力端子に対して並列に接続されるインダクタ及び容量を含む第2の共振回路を有し、
    前記第2の共振回路のインダクタ及び/又は容量は可変であることを特徴とする請求項1記載の増幅回路。
  • 前記第1の共振回路の容量は、複数の固定容量及び複数のスイッチングトランジスタを有する可変容量であることを特徴とする請求項1記載の増幅回路。
  • 前記第1の共振回路の容量は、バラクタダイオードの可変容量であることを特徴とする請求項1記載の増幅回路。
  • 前記第1の共振回路のインダクタは、複数の固定インダクタ及び複数のスイッチングトランジスタを有する可変インダクタであることを特徴とする請求項1記載の増幅回路。
  • 前記第1及び第2のトランジスタは、MOS電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項1記載の増幅回路。
  • さらに、前記第2のトランジスタのドレインに接続される出力端子と、
    前記出力端子及び電源電圧間に接続される負荷とを有し、
    前記入力端子は、前記第1のトランジスタのソースに接続されることを特徴とする請求項1記載の増幅回路。
  • さらに、前記入力端子及び基準電位間に接続されるインダクタを有することを特徴とする請求項7記載の増幅回路。
  • 入力端子に接続され、ゲートが交流的に接地された第1のトランジスタと、
    前記入力端子に対して並列に接続されるインダクタ及び容量を含む第1の共振回路を有し、
    前記第1の共振回路のインダクタ及び/又は容量は可変であることを特徴とする増幅回路。
  • さらに、前記第1のトランジスタに接続される出力端子と、
    前記出力端子に対して並列に接続されるインダクタ及び容量を含む第2の共振回路を有し、
    前記第2の共振回路のインダクタ及び/又は容量は可変であることを特徴とする請求項9記載の増幅回路。
  • 前記入力端子は前記第1のトランジスタのソースに接続され、前記出力端子は前記第1のトランジスタのドレインに接続されることを特徴とする請求項10記載の増幅回路。
  • さらに、前記出力端子及び前記第1のトランジスタ間に接続され、ゲートが交流的に接地された第2のトランジスタを有することを特徴とする請求項10記載の増幅回路。
  • 前記第1の共振回路の容量は、複数の固定容量及び複数のスイッチングトランジスタを有する可変容量であることを特徴とする請求項9記載の増幅回路。
  • 前記第1の共振回路の容量は、バラクタダイオードの可変容量であることを特徴とする請求項9記載の増幅回路。
  • 前記第1の共振回路のインダクタは、複数の固定インダクタ及び複数のスイッチングトランジスタを有する可変インダクタであることを特徴とする請求項9記載の増幅回路。
  • 前記第1のトランジスタは、MOS電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項9記載の増幅回路。
  • さらに、前記第1のトランジスタのドレインに接続される出力端子を有し、
    前記入力端子は、前記第1のトランジスタのソースに接続されることを特徴とする請求項9記載の増幅回路。
  • 说明书全文

    本発明は、増幅回路に関する。

    図8は、広帯域低雑音増幅回路の構成例を示す回路図である。 フィルタ811は、インダクタ801、容量802、インダクタ803、容量804及びバイアス端子B11を有する。 入端子INは、フィルタ811及びインダクタ805を介してトランジスタ809のゲートに接続される。 容量806は、トランジスタ809のゲート及びソース間に接続される。 インダクタ810は、トランジスタ809のソース及びグランドGND間に接続される。 トランジスタ808は、ゲートがバイアス端子B12に接続され、ソースがトランジスタ809のドレインに接続され、ドレインが出力端子OUTに接続される。 負荷807は、出力端子OUT及び電源電圧VDD間に接続される。

    ソース接地トランジスタ809のソースとゲートに接続したインダクタ810,805と、ソースとゲート間に接続した容量806で、端子812より右側を見たときのインピーダンスの実部が50Ωになるように設計して、更に端子812の左側のインダクタと容量で、入力端子INから見たときのインピーダンスの虚部が0に近い値になるように設計される。 端子812より左側の回路は広い帯域の信号全てを通過させるフィルタ811となっており、広帯域の信号が低雑音増幅回路に入力される。 この低雑音増幅回路には、入力信号のトータルパワーが大きいことと、妨害波も入力されることが問題となる。

    この広帯域低雑音増幅回路は、広い帯域にチャネルが分布していて、その中から要求のあったチャネルを受信する用途で用いられる。 低雑音増幅回路は、チャネルが分布する全ての帯域を受信して、後段のミキサとフィルタで周波数選択を行って、希望チャネルの信号を受信する。 ただしこの方法では、低雑音増幅回路に広帯域の信号が入力されるため、出力信号が歪み易く、妨害波耐性が低いといった問題がある。

    また、下記の特許文献1には、トランジスタの負荷として例えばインダクタとコンデンサからなる共振回路を使用して、コンデンサは複数のコンデンサをスイッチで切り換える構成を持ち、共振周波数を入力信号の周波数ホッピングに合わせて変化させる高周波増幅回路が記載されている。

    特開2005−33596号公報

    本発明の目的は、広い帯域にチャネルが分布していて、その中から目的の周波数の信号を選択及び増幅する用途のために、周波数選択機能を備えた増幅回路を提供することである。

    本発明の増幅回路は、入力端子に接続され、ゲートが交流的に接地された第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタに対して直列に接続され、ゲートが交流的に接地された第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタのゲートに対して直列に接続されるインダクタ及び容量を含む第1の共振回路とを有し、前記第1の共振回路のインダクタ及び/又は容量は可変であることを特徴とする。

    本発明の増幅回路は、入力端子に接続され、ゲートが交流的に接地された第1のトランジスタと、前記入力端子に対して並列に接続されるインダクタ及び容量を含む第1の共振回路を有し、前記第1の共振回路のインダクタ及び/又は容量は可変であることを特徴とする。

    図1は、本発明の第1の実施形態による低雑音増幅回路の構成例を示す回路図である。

    図2は、本発明の第2の実施形態による低雑音増幅回路の構成例を示す回路図である。

    図3は、本発明の第3の実施形態による低雑音増幅回路の構成例を示す回路図である。

    図4は、本発明の第4の実施形態による低雑音増幅回路の構成例を示す回路図である。

    図5は、本発明の第5の実施形態による可変容量の構成例を示す回路図である。

    図6は、本発明の第6の実施形態による可変容量の構成例を示す回路図である。

    図7は、本発明の第7の実施形態による可変インダクタの構成例を示す回路図である。

    図8は、低雑音増幅回路の構成例を示す回路図である。

    (第1の実施形態)
    図1は、本発明の第1の実施形態による低雑音増幅回路の構成例を示す回路図である。 この低雑音増幅回路は、無線受信機のフロントエンドで用いられる高周波低雑音増幅回路であり、特に広い帯域にチャネルが分布していて、その中から任意のチャネルを受信する用途に適した低雑音増幅回路である。 他の実施形態の低雑音増幅回路も同様である。 以下、MOS(金属酸化物半導体)電界効果トランジスタを単にトランジスタという。

    nチャネルトランジスタTr1及びTr2は、ゲートが交流(AC)的に接地されたトランジスタであり、直列に接続される。 入力端子INは、トランジスタTr1のソースに接続される。 インダクタL1は、トランジスタTr1のソース及びグランド(基準電位)GND間に接続される。 入力端子INの入力信号の周波数が高くなると、インダクタL1のインピーダンスが大きくなり、入力端子INから見た入力インピーダンスはトランジスタTr1の1/gm(例えば50Ω)にし、インピーダンス整合を行うことができる。 入力端子INの入力信号の周波数が低くなると、インダクタL1のインピーダンスが小さくなり、入力端子INは接地される。

    バイアス端子B1は、抵抗R1を介してトランジスタTr1のゲートに接続され、バイアス電圧が印加される。 容量C1はトランジスタTr1のゲート及びグランドGND間に接続され、トランジスタTr1のゲートが交流的に接地される。 入力信号の周波数が高くなると、容量C1のインピーダンスが小さくなり、トランジスタTr1はゲートが接地され、増幅を行う。

    トランジスタTr2のソースは、トランジスタTr1のドレインに接続される。 バイアス端子B2は、抵抗R2及び可変インダクタL2を介してトランジスタTr2のゲートに接続され、バイアス端子B1のバイアス電圧より高いバイアス電圧が印加される。 可変インダクタL2及び可変容量C2は、直列共振回路101を構成し、トランジスタTr2のゲート及びグランドGND間に直列に接続される。 共振回路101の共振周波数f0は、1/{2π×√(L2×C2)}である。 入力信号の周波数が共振周波数foであるときに、トランジスタTr2はゲートが接地され、増幅を行う。 可変容量C2及び/又は可変インダクタL2を制御することにより、共振周波数foを変化させることができる。

    出力端子OUTは、トランジスタTr2のドレインに接続される。 負荷102は、出力端子OUT及び電源電圧VDD間に接続される。 低雑音増幅回路は、入力端子INから入力された信号のうち、共振回路101の共振周波数foの帯域の信号のみを増幅し、出力端子OUTから出力する。

    以上のように、本実施形態の増幅回路は、ゲート接地トランジスタTr1及びTr2を直列接続した増幅回路である。 入力端子INから見た入力インピーダンスをトランジスタTr1の1/gmに設計することができる。 トランジスタTr2が出力端子OUTから見た出力抵抗を上げるため、増幅回路全体のゲインを増加させる。 インダクタL1、抵抗R1及び抵抗R2は、トランジスタTr1及びTr2をバイアスするための素子であり、容量C1はトランジスタTr1のゲートを交流的に接地するための素子である。 トランジスタTr2のゲートにLC直列共振回路101を接続し、可変インダクタL2及び可変容量C2を用いて増幅したい周波数で共振させ、トランジスタTr2のゲートを交流的に接地する。 この共振周波数foでのみトランジスタTr2はゲート接地アンプとして動作するため、低雑音増幅回路全体では共振周波数帯の信号を増幅する。

    共振周波数foにおいてトランジスタTr2のゲートが交流的に接地されるため、共振周波数foでのみトランジスタTr2がゲート接地アンプとして信号を増幅する。 このため周波数選択性を実現できる。 可変容量C2及び/又は可変インダクタL2の値を変化させ、共振周波数foを制御することにより、所望の周波数帯の信号のみを選択して増幅し、出力端子OUTから出力させることができる。 これにより、出力信号の飽和による歪みを防止し、所望の周波数帯以外の周波数の妨害波を除去することができる。

    (第2の実施形態)
    図2は、本発明の第2の実施形態による低雑音増幅回路の構成例を示す回路図である。 本実施形態は、第1の実施形態(図1)に対して、インダクタL1を削除し、共振回路201を追加したものである。 その他の点については、本実施形態は第1の実施形態と同じである。

    共振回路201は、可変インダクタL11及び可変容量C12の並列接続回路である。 可変インダクタL11及び可変容量C12は、入力端子IN及びグランドGND間に並列に接続される。 並列共振回路201は、可変インダクタL11のインダクタンス及び可変容量C12のキャパシタンスに応じて、共振周波数が決まる。 共振周波数帯では、並列共振回路201のインピーダンスが高くなり、入力端子INから見た入力インピーダンスをトランジスタTrの1/gmにし、インピーダンス整合を行うことができる。 これに対し、共振周波数以外の周波数帯では、共振周波数回路201のインピーダンスが低くなり、入力端子INの入力信号が減衰してしまう。 その結果、トランジスタTr1は、入力端子INの入力信号のうち共振周波数帯の信号のみを選択してトランジスタTr2に伝達することができる。

    以上のように、本実施形態は、第1の実施形態(図1)の入力部にLC並列共振回路201を追加した増幅回路である。 この並列共振回路201の可変インダクタL11はグランド電位にバイアスする役割もある。 この共振回路201は、トランジスタTr2のゲートに接続された共振回路101と共にバンドパスフィルタとして入力信号の周波数選択を行う。 2個の共振回路101及び201を備えることで、バンドバスフィルタの減衰特性を急峻にでき、周波数選択能力を高めることができる。 また、2個の共振回路101及び201の共振周波数をずらすことにより、バンドパスフィルタの通過帯域を広げることが可能となる。

    (第3の実施形態)
    図3は、本発明の第3の実施形態による低雑音増幅回路の構成例を示す回路図である。 本実施形態は、第2の実施形態(図2)に対して、負荷102、トランジスタTr2、共振回路101、抵抗R2及びバイアス端子B2を削除し、共振回路301を追加したものである。 その他の点については、本実施形態は第2の実施形態と同じである。

    共振回路301は、可変インダクタL22及び可変容量C23の並列接続回路を有する。 可変インダクタL22及び可変容量C23は、出力端子OUT及び電源電圧VDD間に並列に接続される。 LC並列共振回路301は、可変インダクタL22及び可変容量C23の値に応じて共振周波数が決まる。 共振周波数帯では、共振回路301のインピーダンスが高くなり、トランジスタTr1のゲインが高くなる。 これに対して、共振周波数帯以外の周波数帯では、共振回路301のインピーダンスが低くなり、出力端子OUTの出力信号が減衰する。 この結果、入力端子INの入力信号のうちの共振周波数帯の信号のみが増幅され、出力端子OUTから出力される。

    以上のように、本実施形態は、トランジスタTr1のソースに入力端子INを接続し、ドレインに共振回路301及び出力端子OUTを接続し、ゲートに十分大きな容量C1を接続して、トランジスタTr1のゲートを交流的に接地したゲート接地アンプである。 入力端子INに、可変インダクタL11と可変容量C12で構成した並列共振回路201を接続する。 インダクタL11及び/又は容量C12の値が可変であるので、共振回路201の共振周波数を可変できるチューナブルバンドパスフィルタの機能を実現することができる。 さらに、負荷として、可変インダクタL22と可変容量C23で構成した並列共振回路301を用いる。 2個の共振回路201及び301は、2個のチューナブルバンドパスフィルタとして機能するため、バンドパスフィルタの減衰特性を急峻にし、周波数選択能力を高くすることができる。 また、2個の共振回路201及び301の共振周波数をずらすことにより、信号の通過帯域を広げる効果が得られる。

    トランジスタTr1のソースに接続する共振回路201のインダクタL11により、トランジスタTr1のソースにグランド電位をバイアスすることができる。 また、トランジスタTr1のドレインに接続する共振回路301のインダクタL22は、増幅回路の負荷であり、トランジスタTr1のドレインにバイアスを給電する。

    (第4の実施形態)
    図4は、本発明の第4の実施形態による低雑音増幅回路の構成例を示す回路図である。 本実施形態は、第3の実施形態(図3)に対して、nチャネルトランジスタTr32を追加したものである。 その他の点については、本実施形態は第3の実施形態と同じである。

    nチャネルトランジスタTr32は、ゲートが電源電圧VDDに接続され、ソースがトランジスタTr1のドレインに接続され、ドレインが出力端子OUTに接続される。 nチャネルトランジスタTr32のゲートは、直流的及び交流的に接地されている。 なお、トランジスタTr32のゲートは、トランジスタTr1のゲートと同様に、容量を介してグランドGNDに接続され、かつ抵抗を介してバイアス端子に接続されるようにしてもよい。 その場合、トランジスタTr32のバイアス端子には、トランジスタTr1のバイアス端子B1よりも高い電圧を印加する必要がある。 以上のように、トランジスタTr32のゲートは、交流的に接地されていればよい。

    本実施形態は、第3の実施形態(図3)のトランジスタTr1と出力端子OUTの間にゲート接地トランジスタTr32を追加した増幅回路である。 トランジスタTr32を追加することにより、出力端子OUTから見た出力抵抗が上がり、増幅回路の利得が向上する。

    (第5の実施形態)
    図5は、本発明の第5の実施形態による可変容量の構成例を示す回路図である。 本実施形態の可変容量は、第1〜第4の実施形態による増幅回路内の可変容量に対応する。 可変容量は、端子A1及びA2間に構成される。

    固定容量501及びnチャネルトランジスタ511は直列に接続され、固定容量502及びnチャネルトランジスタ512は直列に接続される。 同様に、固定容量50n及びnチャネルトランジスタ51nは直列に接続される。 これらの直列接続は、端子A1及びA2間に並列に接続される。 スイッチングトランジスタ511〜51nのゲート電圧をそれぞれハイレベルにすれば、スイッチングトランジスタ511〜51nはオンする。 これに対し、スイッチングトランジスタ511〜51nのゲート電圧をそれぞれローレベルにすれば、スイッチングトランジスタ511〜51nはオフする。 オンさせるスイッチングトランジスタ511〜51nの数を多くするほど、端子A1及びA2間の可変容量の値が大きくなる。 オンさせるスイッチングトランジスタ511〜51nの数に応じて、可変容量の値を変えることができる。

    固定容量501〜50nは、例えば金属−絶縁物−金属(MIM)の3層構造で構成される。 この可変容量は、固定容量501〜50nとトランジスタ511〜51nを直列に接続した回路を、複数個並列接続した回路である。 トランジスタ511〜51nのゲート電圧をハイレベルにすると、端子A1及びA2間のキャパシタンスが増加することを利用して、キャパシタンスを可変する。 なお、第1〜第4の実施形態の共振回路は、固定インダクタ及び可変容量を有することが好ましい。

    (第6の実施形態)
    図6は、本発明の第6の実施形態による可変容量の構成例を示す回路図である。 本実施形態の可変容量は、第1〜第4の実施形態による増幅回路内の可変容量に対応する。 可変容量は、端子A3及びグランドGND間に構成される。 バラクタダイオード601のカソードは、端子A3に接続される。 容量602は、バラクタダイオード601のアノード及びグランドGND間に接続される。 抵抗603は、バラクタダイオード601のアノード及びバイアス端子B3間に接続される。 バイアス端子B3には、バイアス電圧が印加される。 バラクタダイオード601は、バイアス端子B3に印加するバイアス電圧に応じて、キャパシタンスが変化する。 すなわち、バイアス電圧を制御することにより、端子A3及びグランドGND間のキャパシタンスを変化させることができる。 なお、第1〜第4の実施形態の共振回路は、固定インダクタ及び可変容量を有することが好ましい。

    (第7の実施形態)
    図7は、本発明の第7の実施形態による可変インダクタの構成例を示す回路図である。 本実施形態の可変インダクタは、第1〜第4の実施形態による増幅回路内の可変インダクタに対応する。 可変インダクタは、端子A4及びA5間に構成される。

    複数の固定インダクタ701、702、・・・、70nは、端子A4及びnチャネルトランジスタ71nのドレイン間に直列に接続される。 複数のnチャネルトランジスタ711、712、・・・、71nのソースは、端子A5に接続される。 トランジスタ711のドレインは、固定インダクタ701及び702の相互接続点に接続される。 トランジスタ712のドレインは、固定インダクタ702及びその隣の固定インダクタの相互接続点に接続される。 スイッチングトランジスタ711のみをオンさせれば、端子A4及びA5間に1個の固定インダクタ701のみが接続され、インダクタンスが小さくなる。 また、スイッチングトランジスタ71nのみをオンさせれば、端子A4及びA5間にn個の固定インダクタ701〜70nが接続され、インダクタンスが大きくなる。 このように、スイッチングトランジスタ711〜71nのオン/オフを制御することにより、端子A4及びA5間のインダクタンスを変化させることができる。

    以上のように、本実施形態によれば、複数の固定インダクタ701〜70nを直列に接続して、その各接続点にトランジスタ711〜71nを接続して、1個のトランジスタを選択して端子A4及びA5間のインダクタンスを可変にすることができる。

    (第8の実施形態)
    本発明の第8の実施形態は、第1〜第4の実施形態のLC共振回路の共振周波数の設定方法を説明する。 LC共振回路の共振周波数の設定は、インダクタンスとキャパシタンスで計算できる。 しかし、実際には寄生容量等の寄生素子が接続されるため、レイアウトパターンから寄生素子を抽出してシミュレーションするか、もしくは実測データに基いて寄生素子の値を求めるかの方法により、LC共振回路のインダクタ及び容量の値と共振周波数の関係を求める。 この結果を利用して共振周波数を目的の信号周波数に合わせる。 2つのLC共振回路の共振周波数を合わせる方法は、前記方法でそれぞれの共振回路のインダクタ及び容量の値と共振周波数の関係を求め、2つの共振回路内の寄生素子の値の差を調整用の固定容量で打ち消すようにして、2つの共振周波数を合わせることができる。

    以上のように、第1〜第8の実施形態によれば、受信システムにおけるRF信号経路にチューナブルバンドパスフィルタを備えて、RF信号の周波数制限を行うことで、周波数選択を行うことができる。 受信システムでは、RF信号を扱う広帯域低雑音増幅回路が必要である。 入力インピーダンスの整合が容易なゲート接地アンプに1個又は2個の共振周波数可変のLC共振回路を接続することで、広い帯域の中の任意の周波数帯を選択及び増幅することが容易に可能になる。

    チューナブルバンドパスフィルタを備えた広帯域アンプを用いることにより、広い帯域に分布する中の任意のチャネルを選択及び増幅できる。 チューナブルバンドパスフィルタは受信信号のトータルパワーを制限し、妨害波を除去するため、希望信号の劣化を低減し、受信性能を向上させることができる。

    なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。 すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。

    共振回路を設けることにより、広い周波数帯域に分布する中の任意の周波数帯の信号を選択及び増幅することができる。 受信信号のトータルパワーを制限し、妨害波を除去するため、所望の周波数帯の信号の劣化を低減し、受信性能を向上させることができる。

    本発明の増幅回路は、入力端子にソースが接続され、ゲートが交流的に接地された第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタに対して直列に接続された第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタのゲートと接地点との間に接続されるインダクタ及び容量を含む第1の共振回路とを有し、前記第1の共振回路のインダクタ及び/又は容量は可変であることを特徴とする。

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