Broadband dual amplifier circuit

申请号 JP2002552182 申请日 2001-12-19 公开(公告)号 JP3864254B2 公开(公告)日 2006-12-27
申请人 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Maschines Corporation; 发明人 ゴーシャル、ウッタム;
摘要
权利要求
  • 2つ以上のアクティブデバイス対であって、アクティブデバイス対毎に、電界効果デバイスおよび磁気トンネル接合アクティブデバイスを備え、アクティブデバイスの一方のタイプが全てのアクティブ対のための入力であり、もう一方が出力であるように構成され、
    前記アクティブデバイス対の間の電気接続であって、前の対のアクティブデバイスの出力が、次の対のアクティブデバイスへの入力である、
    増幅回路。
  • 各磁気トンネル接合アクティブデバイスの出力経路内に接続された、電流ソースデバイスをさらに含む、請求項1に記載の双対増幅回路。
  • 電界効果アクティブデバイスの出力経路内に接続された供給電圧をさらに含む、請求項1または請求項2に記載の双対増幅回路。
  • それぞれの電界効果アクティブデバイスが、電界効果トランジスタである、請求項1、請求項2、または請求項3に記載の増幅回路。
  • 前記電界効果トランジスタのソース/ドレイン電極が、前記磁気トンネル接合アクティブデバイスの入力電極を駆動するために結合される、請求項4に記載の増幅回路。
  • 電流ソースをさらに含み、
    入力信号が、前記電界効果トランジスタのゲート電極に結合され、
    出力信号が、前記磁気トンネル接合アクティブデバイスの出力電極と前記電流ソースとの間に結合された電極から検出される、
    請求項5に記載の増幅回路。
  • 各磁気トンネル接合アクティブデバイスの出力電極が、各電界効果トランジスタのゲート電極を駆動するために結合される、請求項1に記載の増幅回路。
  • 入力信号が、前記磁気トンネル接合アクティブデバイスの入力電極に結合され、前記電界効果トランジスタのゲート電極が、前記磁気トンネル接合アクティブデバイスと電流ソースとの間に結合される、請求項7に記載の増幅回路。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    本発明は、一般に、ノイズを最小化するとともに、広帯域増幅を提供する増幅回路に関し、詳細には、機能的に相補的なデバイス対を利用する増幅回路に関する。
    【0002】
    【従来の技術】
    利得帯域幅生成と、電界効果トランジスタ(以下、FETとする)のノイズ因子によって、FETの性能が、周波数の広範囲にわたって、低レベルの電圧入信号の増幅に制限される。 さらに、利得帯域幅生成と、磁気トンネル接合デバイス(以下MTJとする)のノイズ因子によって、MTJの性能が、周波数の広範囲にわたって、低レベルの電流入力信号の増幅に制限される。
    【0003】
    【発明が解決しようとする課題】
    無線周波数およびマイクロ波回路では、アクティブフィルタとしてFETもしくはMTJを利用している振幅の利得を、FETもしくはMTJの通過帯域を狭くすることによって増加させることができる。 しかし、この利得応答は、均一ではなく、しばしば位相の不連続性をもつ。 さらに、このノイズ性能は、ステージがカスケードの場合は、より貧弱となる。
    【0004】
    したがって、高周波エレクトロニクス産業においては、増幅回路の利得帯域幅生成を改良する努力が続けられている。
    【0005】
    【課題を解決するための手段】
    本発明は、高い利得帯域幅生成を提供するための、双対デバイスを使用する増幅回路に関する。
    【0006】
    FETおよびMTJは、振幅、インピーダンス、ノイズを最良に利用するために、機能的なカスケードの形で接続され、各デバイスのモード特性を操作している。 この複合体は、前述したカスケード対の利得帯域幅内で、相乗的改善手段を使用している。 一実施形態においては、このMTJの入力は、FETの負荷である。 他の実施形態においては、このFET入力(ゲート電極)は、MTJの負荷である。 このFET/MTJの複合体によって、従来のカスケード構造中の抵抗によって導入されるノイズを排除しつつ、それぞれの望ましいインピーダンス特性と等しくする。
    【0007】
    本発明による以上の形式やそれ以外の他の形式、特徴および利点は、現在好ましい実施形態である以下の詳細な説明を、添付図面を組み合わせて読むことにより、より明らかになるだろう。 この詳細な説明および図面は、本発明を制限するのではなく、本発明を単に例示したものであり、本発明の主旨は添付の特許請求の範囲およびそれと等価なものにより、決められるものとする。
    【0008】
    【発明の実施の形態】
    二つの電気回路は、それらが同一の等価回路であるが、電流と電圧の役割が置き換わっている場合、相互にいわゆる双対となる。 一般に、双対回路は、表1に設定された、パラメータ/構造の相互交換によって、構成できる。
    【0009】
    【表1】

    【0010】


    半導体電界効果トランジスタ(FET)および磁気トンネル接合(MTJ)は、アクティブの双対要素として機能する。 このFETは、電圧で制御され、すなわち、ゲートの電圧がチャネル(出力)電流を制御し、このゲートが容量インピーダンスを与え、特異チャネルインピーダンスが高くなり、理想的には電流ソースとなる。 このMTJは電流で制御され、すなわち、制御ラインを通る電流が出力電圧を制御し、この制御ラインが誘導インピーダンスを与え、特異チャネルインピーダンスは低くなり、理想的には電圧ソースとなる。


    【0011】


    FETおよびMTJのための重要な小信号パラメータを、表2にリストする。


    【0012】


    【表2】


    【0013】


    図2に示すように、個々のFET増幅ステージまたは個々のMTJステージをカスケードする場合は、最大の利得帯域幅ω

    もしくはω

    を生成する増幅器を常に得ることができ、ノイズ特性は個々のステージより悪化する。


    【0014】


    利得帯域幅ω

    を生成する半導体FET20、および、利得帯域幅ω

    を生成する双対のMTJ30を与えることにより、図3の双対増幅器10は、いずれかのω

    もしくはω

    よりも大きな、帯域幅ω

    に対しての、信号利得および電圧利得を獲得できる。 この増幅器10の独自の特性は、この増幅器10が「負荷」要素を持たないことであり、すなわち、この双対デバイスFET20およびMJT30は、電圧を電流に単に変換し、また電流を電圧に単に変換したものである。


    【0015】


    図3の双対電圧増幅器10の電圧利得、および、図4の双対電流増幅器40の電流利得は、以下の式(1)により表せる。


    =g

    (1)


    ただし、g

    は動作点でのFET20の相互コンダクタンスであり、r

    は動作点でのMTJ30の相互抵抗である。 高出力インピーダンスをもつFET20のステージは、MTJ30を低(誘導)入力インピーダンスにドライブし、このMTJ50の低出力インピーダンスは、FET60を高(容量)入力インピーダンスにドライブする。 このことにより、有効な均一の利得をもつ超広幅の帯域幅応答を得る結果となる。 r

    が、FET(20もしくは60)の小信号出力インピーダンスであり、g

    が、MTJ(30もしくは50)の小信号出力コンダクタンスである場合は、この混合増幅器(10もしくは40)の生成利得帯域幅は、以下の式(2)によって与えられる。


    ω

    =(g

    )/((L

    /r

    )+(C

    /g

    ) (2)


    ただし、L

    およびC

    は、それぞれ、磁気結合のMTJ(30もしくは50)の入力インダクタンス、および、FET(10もしくは40)の入力容量である。 興味深いことに、ωhはFET(10もしくは40)の幅、および、一連に接続されたMTJ(30もしくは50)の長さもしくは数に無関係である。 これは、g

    、C

    、およびr

    −1がFET(10もしくは40)の幅に比例しており、r

    、L

    、およびg

    −1がMTJ(30もしくは50)の長さに比例しているためである。 それぞれがFETおよびMTJを備えている双対増幅器(10もしくは40)は、正確な性能基準を表している生成利得帯域幅を有する、一つのステージのように機能する。 代数的に取り扱うことにより、ω

    を、このFET(A

    =g

    )の(可能な最大の)電圧利得および磁気結合のMTJ(A

    =r

    )の(可能な最大の)電流利得、FET(ω

    )の生成利得帯域幅、および、MTJ(ω

    )の生成利得帯域幅(BF)の項で、以下の式(3)によって表されるように表現できる。


    1/ω

    =(1/A

    ω

    )+(1/A

    ω

    ) (3)


    【0016】


    およびA

    の両方が、単位元より大きい場合は、ω

    は、ω

    およびω

    より大きくなるようになる。 このことは、生成利得帯域幅が、広帯域増幅器のより重要なパラメータであるので、注目すべき結果である。


    【0017】


    双対増幅器(10もしくは40)のノイズが低い特定の理由が3つある。 第1に、負荷抵抗がなく、ジョンソンノイズが、抵抗に関連付けられることである。 第2に、個々のステージが磁気結合されていることである。 従って、アース電位または供給電源の反発、または、グランドの電圧の乱れによって、各ステージ毎に切り離すことができ、カスケードの鎖を介して伝達できないようにする。 最後に、トランジスタの幅、および、MTJの長さもしくはMTJの数は、利得帯域幅生成に重要な影響を与えることなく増やすことができる。 広幅のトランジスタまたはMTJの数の増加によって、ジョンソンノイズおよび1/fノイズの両方を低減できる。


    【0018】


    図5は、それぞれ連続して接続したステージ中に、この二重概念をさらに使用する、双対増幅器10の複数ステージカスケードの構造を示す。 この構造によって、各双対増幅器ステージのMTJ出力を、次の双対増幅ステージのFET入力に接続する。 対応するカスケード構造は、図4に示すように、双対増幅器40を使用して実現可能である。


    【0019】


    図6の概略図は、図3の双対増幅器10のための、小信号モデルを示す。 このデバイス特性の選択対は、図1に示す個々のFETおよびMTJの小信号モデルを比較すると、容易に明らかになる。


    【0020】


    図7を参照して、MTJ30を詳細に示す。 MTJ30は、電極21、自由強磁性体22、トンネル障壁23、固定強磁性体24、反強磁性体25、および電極26を有する。 たとえばTi、Ti/PD、もしくはTa/Ptの電極26は、たとえばSi、晶、N58の基板27上に形成されている。 たとえばMnFeもしくはIrMnの反強磁性体25は電極26上に形成されている。 たとえばCoFeもしくはNiFe/CoFeの固定強磁性体は、反強磁性体25上に形成されている。 たとえばAl

    のトンネル障壁23は、固定強磁性体24上に形成されている。 たとえばCoFe/NiFeの自由強磁性体22は、トンネル障壁23上に形成されている。 たとえばTi、Ti/PDもしくはTa/Ptの電極21は、自由強磁性体22上に形成されている。


    【0021】


    図8および図9を参照すると、曲線28は、自由強磁性体22および固定強磁性体24に相応して適用されている内部磁場強度が減少するときの、MTJ30の磁気抵抗の変化を表す。 曲線29は、自由強磁性体22および固定強磁性体24に相応して適用されている内部磁場強度が増加するときの、MTJ30の磁気抵抗の変化を表す。 曲線28および曲線29は、±20エルステッドの範囲にわたって、およそ36%の変化を示している。 したがって、双対増幅回路10(図3)用には、FET20を介した電流は、±20エルステッドの範囲にわたって内部磁場を生成する電流レベルの範囲で維持されなければならず、双対増幅回路40(図4)用には、電流入力信号I

    は、±20エルステッドの範囲にわたって内部磁場を生成する電流レベルの範囲に維持されなければならない。


    【0022】


    図3および図4に関連したFET20に属する、所望される電気特性の説明から、このFETを電界効果デバイスの異なるタイプに置き換えて、本発明に従った双対増幅回路を作成し使用することは、当業者には可能であるであろう。 さらに、図3および図4に関連するMTJ30およびMTJ50の説明から、このMTJをアクティブ磁気デバイスもしくはスピン伝導デバイスの異なるタイプに置き換えて、本発明に従った双対増幅回路を作成し、使用することは、当業者には可能であるだろう。


    【0023】


    本明細書で開示の本発明の実施形態は、現在ではもっとも好ましいものと考えられるが、様々な変更や改良を、本発明の主旨および目的から外れることなく加えることができる。 本発明の目的は、添付の特許請求の範囲に示し、実質的等価であり、および、等価の範囲に含まれる全ての変形は、本特許請求の範囲に含まれるものとする。


    【図面の簡単な説明】


    【図1】FETおよびMTJの小信号モデルを示す図である。


    【図2】カスケードのFETおよびMTJ増幅器を示す図である。


    【図3】本発明の二重概念を使用する双対電圧増幅器を示す図である。


    【図4】本発明の二重概念を使用する双対電流増幅器を示す図である。


    【図5】本発明の二重概念を使用するカスケードの双対電圧増幅器を示す図である。


    【図6】図3の増幅器のための小信号モデルを示す図である。


    【図7】本発明に従ったMTJの概略図である。


    【図8】図7のMTJの磁気抵抗応答曲線を示す図である。


    【図9】図3の増幅回路の動作に適している、図8の磁気抵抗応答曲線の一部分を示す図である。

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