Balanced modulator - transmission device

申请号 JP52344294 申请日 1994-04-14 公开(公告)号 JPH08509333A 公开(公告)日 1996-10-01
申请人 アクロダイン インダストリーズ インコーポレイテッド; 发明人 ティモシー ピー ハーリック;
摘要 (57)【要約】 本発明は、抑制キャリア出 力 を発生しない少なくとも1つの個々の振幅変調器(230)を有する平衡型変調器を提供する。 その一例は、単一の振幅変調器(230)を使用し、そのキャリア入力は、極性検出器(220)の出力に基づいて遅延素子(260)により半波長だけ選択的に遅延され、そしてその振幅入力は、変調入力 信号 の絶対値を受け取る。 上記変調器を含み、直 角 振幅変調又は単一側波帯変調が行われる。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 1. 入力変調信号を変調しそして変調された出力信号を発生する平衡型変調器において、 a)振幅入力及びキャリア入力を有する振幅変調器であって、上記平衡型変調器の上記変調された出力を与える振幅変調器と、 b)上記入力変調信号の絶対値を上記振幅変調器の振幅入力に与える手段と、 c)キャリア発生器と、 d)上記入力変調信号の極性に基づいて上記キャリア発生器の出力に半波長遅延を選択的に挿入又は除去しそしてそれにより生じるキャリア信号を上記振幅変調器のキャリア入力に与える手段とを備えたことを特徴とする平衡型変調器。 2. 上記振幅変調器は、 a)上記振幅入力及びキャリア入力に応答して対応する複数の成分信号を出力するための複数の成分信号発生装置を備え、 1)各成分信号出力は、その手前の成分信号発生装置の成分信号の強度の所定の倍数である強度を有し、そして 2)上記変調器の振幅入力は、上記複数の成分信号の大きさを制御し、 b)カスケード状に配列された複数の合成器を更に備え、各合成器は、各成分信号発生装置に接続され、 1)第1合成器の後の各合成器は、(i)手前の合成器からの合成器出力と(ii)その各々の成分信号発生装置からの成分信号出力とを合成し、そして 2)最後の合成器は、成分信号の和を表す変調器出力信号を与える、 請求項1に記載の平衡型変調器。 3. 入力変調信号を変調しそして変調された出力信号を発生する平衡型変調器において、 第1キャリア信号を発生するキャリア発生器と、 上記第1キャリア信号を遅延し、それにより反転したキャリア信号を与える半波長遅延素子と、 上記入力変調信号がゼロより大きいときにその入力変調信号に応答すると共に上記第1キャリア信号に応答して、第1の変調器出力信号を発生するための第1 振幅変調器と、 上記入力変調信号がゼロより小さいときにその入力変調信号に応答すると共に上記反転したキャリア信号に応答して、第2の変調器出力信号を発生するための第2振幅変調器と、 上記第1及び第2の変調器出力信号に応答して、上記平衡型変調器の変調された出力信号を発生する合成要素とを備えたことを特徴とする平衡型変調器。 4. 上記第1及び第2の振幅変調器の各々は、 a)振幅入力と、 b)キャリア入力と、 c)上記振幅入力及びキャリア入力に応答して、対応する複数の成分信号を出力する複数の成分信号発生装置とを備え、 1)各成分信号出力は、その手前の成分信号発生装置の成分信号の強度の所定の倍数である強度を有し、そして 2)上記変調器の振幅入力は、上記複数の成分信号の大きさを制御し、 d)カスケード状に配列された複数の合成器を更に備え、各合成器は、各成分信号発生装置に接続され、 1)第1合成器の後の各合成器は、(i)手前の合成器からの合成器出力と(ii)その各々の成分信号発生装置からの成分信号出力とを合成し、そして 2)最後の合成器は、成分信号の和を表す変調器出力信号を与える、 請求項3に記載の平衡型変調器。 5. 入力変調信号を受け取りそしてQAM出力信号を発生する直角振幅変調器において、 第1キャリア信号を与えるキャリア発生器と、 上記第1キャリア信号に比して1/4波長だけ遅延した第2キャリア信号を与える手段と、 上記入力変調信号の同相成分に応答する振幅入力、及び上記第1キャリア信号に応答するキャリア入力を有する第1平衡型変調器と、 上記入力変調信号の直角位相成分に応答する振幅入力、及び上記第2キャリア信号に応答するキャリア入力を有する第2平衡型変調器と、 上記第1及び第2の変調器からの出力に応答して上記QAM出力信号を与える合成要素とを備えたことを特徴とする直角振幅変調器。 6. 上記第1及び第2の平衡型変調器の少なくとも1つは、 a)振幅入力及びキャリア入力を有する振幅変調器であって、上記平衡型変調器の上記変調された出力を与える振幅変調器と、 b)上記同相又は直角位相信号の一方の絶対値を上記振幅変調器の振幅入力に与える手段と、 c)上記入力変調信号の極性に基づいて上記第1又は第2キャリア信号の一方に半波長遅延を選択的に挿入又は除去しそしてそれにより生じるキャリア信号を上記振幅変調器のキャリア入力に与える手段とを備えた請求項5に記載の直角振幅変調器。 7. 上記振幅変調器は、 a)上記振幅入力及びキャリア入力に応答して対応する複数の成分信号を出力するための複数の成分信号発生装置を備え、 1)各成分信号出力は、その手前の成分信号発生装置の成分信号の強度の所定の倍数である強度を有し、そして 2)上記変調器の振幅入力は、上記複数の成分信号の大きさを制御し、 b)カスケード状に配列された複数の合成器を更に備え、各合成器は、各成分信号発生装置に接続され、 1)第1合成器の後の各合成器は、(i)手前の合成器からの合成器出力と(ii)その各々の成分信号発生装置からの成分信号出力とを合成し、そして 2)最後の合成器は、成分信号の和を表す変調器出力信号を与える、 請求項6に記載の直角振幅変調器。 8. 上記第1又は第2の平衡型変調器の少なくとも1つは、 上記第1又は第2キャリア信号を遅延し、それにより反転したキャリア信号を与える半波長遅延素子と、 上記同相又は直角位相信号の一方がゼロより大きいときにそれに応答すると共に上記第1又は第2キャリア信号に応答して、第1の変調器出力信号を発生するための第1振幅変調器と、 上記同相又は直角位相信号の一方がゼロより小さいときにそれに応答すると共に上記反転したキャリア信号に応答して、第2の変調器出力信号を発生するための第2振幅変調器と、 上記第1及び第2の変調器出力信号に応答して、上記平衡型変調器の変調された出力信号を発生する合成要素とを備えた請求項5に記載の直角振幅変調器。 9. 上記第1及び第2の振幅変調器の各々は、 a)振幅入力と、 b)キャリア入力と、 c)上記振幅入力及びキャリア入力に応答して、対応する複数の成分信号を出力する複数の成分信号発生装置とを備え、 1)各成分信号出力は、その手前の成分信号発生装置の成分信号の強度の所定の倍数である強度を有し、そして 2)上記変調器の振幅入力は、上記複数の成分信号の大きさを制御し、 d)カスケード状に配列された複数の合成器を更に備え、各合成器は、各成分信号発生装置に接続され、 1)第1合成器の後の各合成器は、(i)手前の合成器からの合成器出力と(ii)その各々の成分信号発生装置からの成分信号出力とを合成し、そして 2)最後の合成器は、成分信号の和を表す変調器出力信号を与える、 請求項8に記載の直角振幅変調器。 10. 入力変調信号を変調しそしてQAM出力信号を発生する直角振幅変調器において、 上記入力変調信号の大きさに応答する振幅入力と、キャリア入力とを有し、Q AM出力信号を発生する振幅変調器と、 第1キャリア出力信号を有するキャリア発生器と、 上記第1キャリア信号に応答するキャリア入力と、上記振幅変調器に対する入力変調信号の位相を表す位相信号に応答する位相変調入力とを有する位相変調器とを備え、該位相変調器は、該位相変調器の位相変調入力信号に基づいて位相がシフトされた第1キャリア信号を構成する出力キャリア信号を有し、該位相変調器の出力は、上記振幅変調器のキャリア入力に与えられることを特徴とする直角振幅変調器。 11. 上記振幅変調器は、 a)上記振幅入力及びキャリア入力に応答して対応する複数の成分信号を出力するための複数の成分信号発生装置を備え、 1)各成分信号出力は、その手前の成分信号発生装置の成分信号の強度の所定の倍数である強度を有し、そして 2)上記変調器の振幅入力は、上記複数の成分信号の大きさを制御し、 b)カスケード状に配列された複数の合成器を更に備え、各合成器は、各成分信号発生装置に接続され、 1)第1合成器の後の各合成器は、(i)手前の合成器からの合成器出力と(ii)その各々の成分信号発生装置からの成分信号出力とを合成し、そして 2)最後の合成器は、成分信号の和を表す変調器出力信号を与える、 請求項10に記載の直角振幅変調器。 12. 基本帯域入力変調信号を変調しそして単一側波帯出力信号を発生する単一側波帯変調器において、 a)基本帯域波長の1/4だけずれた第1及び第2の基本帯域信号を発生する手段と、 b)キャリア周波数波長の1/4だけずれた第1及び第2のキャリア信号を発生する手段と、 c)上記第1の基本帯域及びキャリア信号と、上記第2の基本帯域及びキャリア信号とを受け取る第1及び第2の平衡型変調器と、 d)上記第1及び第2の平衡型変調器の出力に応答する合成装置とを備え、該合成装置は、単一側波帯出力信号を与え、 上記第1又は第2の平衡型変調器の少なくとも一方は、 1)振幅入力及びキャリア入力を有する振幅変調器であって、上記平衡型変調器の上記変調された出力を与える振幅変調器と、 2)上記第1又は第2基本帯域信号の一方の絶対値を上記振幅変調器の振幅入力に与える手段と、 3)上記第1又は第2基本帯域信号の一方の極性に基づいて上記第1又は第2キャリア信号の一方に半波長遅延を選択的に挿入又は除去しそしてそれにより生じるキャリア信号を上記振幅変調器のキャリア入力に与える手段とを備えたことを特徴とする単一側波帯変調器。 13. 上記振幅変調器は、 a)上記振幅入力及びキャリア入力に応答して対応する複数の成分信号を出力するための複数の成分信号発生装置を備え、 1)各成分信号出力は、その手前の成分信号発生装置の成分信号の強度の所定の倍数である強度を有し、そして 2)上記変調器の振幅入力は、上記複数の成分信号の大きさを制御し、 b)カスケード状に配列された複数の合成器を更に備え、各合成器は、各成分信号発生装置に接続され、 1)第1合成器の後の各合成器は、(i)手前の合成器からの合成器出力と(ii)その各々の成分信号発生装置からの成分信号出力とを合成し、そして 2)最後の合成器は、成分信号の和を表す変調器出力信号を与える、 請求項12に記載の単一側波帯変調器。 14. 基本帯域入力変調信号を変調しそして単一側波帯出力信号を発生する単一側波帯変調器において、 a)基本帯域波長の1/4だけずれた第1及び第2の基本帯域信号を発生する手段と、 b)キャリア周波数波長の1/4だけずれた第1及び第2のキャリア信号を発生する手段と、 c)上記第1の基本帯域及びキャリア信号と、上記第2の基本帯域及びキャリア信号とを受け取る第1及び第2の平衡型変調器と、 d)上記第1及び第2の平衡型変調器の出力に応答する合成装置とを備え、該合成装置は、単一側波帯出力信号を与え、 上記第1又は第2の平衡型変調器の少なくとも一方は、 1)上記第1又は第2キャリア信号を遅延し、それにより反転したキャリア信号を与える半波長遅延素子と、 2)上記第1又は第2基本帯域信号の一方がゼロより大きいときにそれに応答すると共に上記第1又は第2キャリア信号に応答して、第1の変調器出力信号を発生するための第1振幅変調器と、 3)上記第1又は第2基本帯域信号の一方がゼロより小さいときにそれに応答すると共に上記反転したキャリア信号に応答して、第2の変調器出力信号を発生するための第2振幅変調器と、 4)上記第1及び第2の変調器出力信号に応答して、上記平衡型変調器の変調された出力信号を発生する合成要素とを備えたことを特徴とする単一側波帯変調器。 15. 上記第1及び第2の振幅変調器の各々は、 a)振幅入力と、 b)キャリア入力と、 c)上記振幅入力及びキャリア入力に応答して、対応する複数の成分信号を出力する複数の成分信号発生装置とを備え、 1)各成分信号出力は、その手前の成分信号発生装置の成分信号の強度の所定の倍数である強度を有し、そして 2)上記変調器の振幅入力は、上記複数の成分信号の大きさを制御し、 d)カスケード状に配列された複数の合成器を更に備え、各合成器は、各成分信号発生装置に接続され、 1)第1合成器の後の各合成器は、(i)手前の合成器からの合成器出力と(ii)その各々の成分信号発生装置からの成分信号出力とを合成し、そして 2)最後の合成器は、成分信号の和を表す変調器出力信号を与える、 請求項14に記載の単一側波帯変調器。 16. 入力変調信号を変調しそしてSSB、QAM出力信号を発生する単一側波帯直角振幅変調器において、 a)上記入力変調信号の振幅を表す極座標振幅信号を受け取り、そして基本帯域波長の1/4だけずれた第1及び第2の極振幅信号を与えるための手段と、 b)第1キャリア出力信号を与えるキャリア発生器と、 c)上記第1キャリア信号に応答するキャリア入力、及び上記入力変調信号の位相を表す極位相信号に応答する位相変調入力とを有する位相変調器とを備え、 この位相変調器は、上記極位相信号に基づいて位相がシフトされた第1キャリア信号を構成する位相変調器出力キャリア信号を有し、 d)キャリア周波数波長の1/4だけずらされた第1及び第2の位相変調されたキャリア信号を発生する手段を更に備え、これら第1及び第2の位相変調されたキャリア信号は、上記位相変調器の出力キャリア信号から導出され、 e)上記第1の極振幅及び位相変調キャリア信号と、上記第2の極振幅及び位相変調キャリア信号とを各々受け取る第1及び第2の平衡型変調器と、 f)上記第1及び第2の平衡型変調器の出力に応答して、単一側波帯出力信号を発生する合成装置とを備えたことを特徴とする単一側波帯直角振幅変調器。 17. 上記第1又は第2の平衡型変調器の少なくとも一方は、 a)振幅入力及びキャリア入力を有する振幅変調器であって、上記平衡型変調器の上記変調された出力を与える振幅変調器と、 b)上記極振幅入力の一方の絶対値を上記振幅変調器の振幅入力に与えるための手段と、 c)上記極振幅入力の極性に基づいて上記位相変調されたキャリア信号の一方に半波長遅延を選択的に挿入又は除去しそしてそれにより生じるキャリア信号を上記振幅変調器のキャリア入力に与える手段とを備えた請求項16に記載の単一側波帯直角振幅変調器。 18. 上記第1又は第2の平衡型変調器の少なくとも1つは、 上記位相変調されたキャリア信号を遅延し、それにより反転したキャリア信号を与える半波長遅延素子と、 上記極振幅信号がゼロより大きいときにそれに応答すると共に上記位相変調されたキャリア信号に応答して、第1の変調器出力信号を発生する第1振幅変調器と、 上記極振幅信号がゼロより小さいときにそれに応答すると共に上記反転したキャリア信号に応答して、第2の変調器出力信号を発生する第2振幅変調器と、 上記第1及び第2の変調器出力信号に応答して、上記平衡型変調器の出力信号を発生する合成要素とを備えた請求項16に記載の単一側波帯直角振幅変調器。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 平衡型変調器−送信装置クロスレファレンス 本発明は、1992年8月4日に出願された米国特許出願07/924,52 5号と同じ譲受人であり、1989年2月14日付の米国特許第4,804,9 31号に関連している。 両文書は参考としてここに援用する。 発明の分野本発明は、変調器に係る。 より詳細には、本発明は、平衡型変調器(出波形にキャリア成分をもたないもの)、特に、平衡型直振幅変調(QAM)の変調器に係る。 先行技術の説明米国特許第4,804,931号(参考としてその全体をここに援用する)には、デジタルの振幅変調器−送信装置が開示されている。 上記'931号特許の教示による振幅変調器−送信装置が図1に示されている。 振幅変調器30は、所定数の直角ハイブリッド電力デバイス32 1 −32 nを備えている。 これらの直角ハイブリッド電力デバイス32 1 −32 nは、合成器として構成され、そして1つの合成器の出力が次の合成器の2つの入力の第1となるようにカスケード状に配列される。 図1に示す例では、理解を容易にするために、4つの合成器のみが示されている。 直角ハイブリッドデバイスの構造及び動作は、前記'931号特許に詳細に述べられており、ここでは説明する必要がなかろう。 しかしながら、説明上、直角ハイブリッド合成器は、第1及び第2入力、1つの出力及び1つの分離ポートの4ポートデバイスとして実施されるものとする。 第1及び第2の入力は、位相が90゜ずれた所与の振幅の2つの信号を受け取る。 これらの入力信号は、それらの振幅の和の振幅を有する出力信号を与えるように合成される。 図1に示されたように、ポート1及び4は、第1及び第2の入力ポートを表す。 ポート3は、ダミー負荷34を表す抵抗器が取り付けられるアイソレーションポートである。 最後に、ポート2は、各合成器の出力ポートである。 マイクロホン又はビデオ発生器のようなアナログ信号ソース36は、アナログ信号を発生し、これは、アナログ/デジタルコンバータ(A/Dコンバータ又はADC)38を経て送られる。 A/Dコンバータのデジタル出力は、データライン40に現れる。 一例として、4本のデータラインがあり、データが4ビットワードで構成される。 しかしながら、送信される信号の質を改善するために12又は16ビットワードを使用することも意図される。 更に、変調信号が既に2進形態で存在するとすれば、デジタル入力信号がA/Dコンバータ38の必要なくゲート42に直接供給されることも意図される。 最下位ビット(LSB)から最上位ビット(MSB)までの各ビットは、各ゲート42 1 −42 nを制御する。 各ゲートは、対応する増幅器44 1 −44 nと直列に接続される。 この直列の組合せは、RF信号発生器46からRF信号を受け取り、そして各々の第2の入力を合成器に与える。 LSB合成器32 1の出力ポートは、変調されるべき信号の瞬時値を記述するデジタルワードの最下位ビットを表す。 LSB合成器32 1に隣接する合成器3 2 2の第2入力は、LSB合成器32 1の第2入力の2倍の有意度の値を表す。 同様に、各次々の合成器の第2入力は、その直前の合成器の入力の2倍の有意度の値を表す。 従って、各合成器の出力は、2進重み付けされた電力信号を表す。 特に、MS B合成器42 nの出力に現れる信号は、種々の合成器へ送られる電力信号の和を表す。 この出力信号は、従来のフィルタ作用を受けて通常はアンテナである負荷へ送信すべく送られる。 前記'931号特許の変調器−送信装置は、種々様々なクラスの増幅器のいずれかを用いて任意のキャリア周波数において0と1との間の変調インデックスで擬似連続振幅変調を与えることができるという多数の効果を有する。 しかしながら、これは、出力波形にキャリア成分が存在するので、平衡型変調器ではない。 従って、(角周波数ω m正弦波変調信号を仮定すれば)、前記'931号特許に開示されたデジタル振幅変調器は、次のように表される出力信号を与える。 S AM (t)=A(1+cos ω m t)(cos ω c t) (1) 但し、 S AM (t)は、振幅変調器の出力であり、 Aは、定数であり、 ω mは、変調信号の角周波数であり、 ω cは、キャリア信号の角周波数であり、そして tは、時間に対する変数である。 前記'931号特許の開示に鑑み当業者に容易に明らかなように、キャリア周波数成分と、対称的な上下の側波帯が出力信号に存在する。 当業者に明らかな種々の理由で、キャリアの抑制がしばしば所望される。 より詳細には、高品位テレビジョン(HDTV)及びデジタルセルラー電話システムに使用するフォーマットにおいて、キャリアの抑制が必要とされる。 一般に、平衡型変調器は、キャリアをもたない出力を発生し、次の式で表される。 S BAL (t)=A(cos ω m t)(cos ω c t) (2) この式は、変調波形が、角周波数ω mをもつ形態において正弦波であると仮定している。 更に一般的には、DC成分をもたない任意の変調波形a(t)を受け取る平衡型変調器は、次の式により表すことのできる出力を発生する。 S BAL (t)=A(a(t))cos ω c t (3) しかしながら、前記'931号特許は、平衡型変調器を実施する仕方について述べていない。 本発明は、この要望に向けられる。 種々の特許が変調器に向けられている。 例えば、米国特許第5,153,53 6号(ミューラ氏)は、二重変調器及び部分変調器の構成を有するQMA変調器を開示している。 米国特許第3,757,222号(オバブリ氏)は、送信ラインのリンクを選択的にスイッチングすることを含む単一側波帯発生器を開示している。 米国特許第4,635,004号(イシガキ氏)は、1/4波長シフトされた信号が平衡型変調器に交互に入力される単一側波帯発生器を開示している。 米国特許第4,717,894号(エドワード氏等)は、同相及び直角位相成分を伴うベクトル変調器を校正する方法を開示している。 更に、米国特許第4,0 68,100号(トムプソン氏)は、キャリアの逆極性の半サイクルが異なるチャンネルで個別に変調されるようなAMステレオシステムを開示している。 しかしながら、既存の技術の中で、本発明の全ての効果を発揮すると思われるものは皆無である。 発明の要旨本発明は、抑制キャリア出力を個々に与えるものでない1つ以上の個々の振幅変調器を各々含んだ平衡型変調器の種々の実施形態を提供する。 第1の実施形態は、単一の振幅変調器を使用し、そのキャリア入力は入力変調信号の極性に基づいて半波長だけ選択的に遅延されそしてその振幅入力は変調入力信号の絶対値を受け取る。 第2の実施形態は、2つの振幅変調器の出力を加算することを含み、 そのキャリア入力は半キャリア波長だけオフセットしたキャリア信号に応答しそしてその変調信号入力は各々逆極性の信号のみに応答する。 更に、直角振幅変調(QAM)変調器が上記変調器の組合せによって形成される。 更に、QAM変調器の別の実施形態は、入力変調信号の極座標表示において動作する振幅変調器の使用を伴う。 本発明は、単一側波帯変調、アップ変換、ダウン変換、同期検出、 積の検出、等々に有用である。 図面の簡単な説明本発明は、同様の要素が同じ参照番号で示された添付図面を参照した好ましい実施形態の以下の詳細な説明を読むことにより良好に理解されよう。 図1は、米国特許第4,804,931号の教示に基づいて構成された振幅変調器を示す図である。 図2は、本発明による平衡型変調器の第1の実施形態を示す図である。 図3は、本発明による平衡型変調器の第2の実施形態を示す図である。 図4A及び4Bは、各々図2及び3の実施形態に基づく平衡型変調器を用いた直角振幅変調器を示す図である。 図5は、本発明による直角振幅変調器の更に別の実施形態を示す図である。 図6は、本発明による平衡型変調器を用いた例示的な単一側波帯変調器を示す図である。 図7は、本発明による例示的な単一側波帯直角振幅変調器を示す図である。 好ましい実施形態の詳細な説明添付図面に示された本発明の好ましい実施形態の説明において、明瞭化のために特定の用語を使用する。 しかしながら、本発明は、このように選択した特定の用語に限定されるものではなく、各特定の要素は、同様の目的を達成するために同様に作動する全ての技術的な等効物を含むものと理解されたい。 図2を参照すれば、本発明による第1の平衡型変調器が示されている。 入力変調波形a(t)は、経路200を経て変調器へ入力される。 経路200は、絶対値機能ブロック210及び極性検出器220に通じている。 絶対値機能ブロック210は、a(t)の瞬時絶対値をデジタル振幅変調器230の変調データ入力に供給する。 好ましくは、変調器230は、図1について上記した米国特許第4 ,804,931号に開示されたデジタル振幅変調器として実施される。 変調器230は、上記式(3)の形式の出力を発生する。 極性検出器220は、入力変調信号a(t)の極性に基づいて2進出力を発生する。 極性検出器220の2進出力は、スイッチ構成体250の制御入力に入力される。 スイッチ構成体250は、信号A cosω c tを発生するキャリア発生器240から単一入力を受け取る。 スイッチ構成体250は、変調器230へキャリア出力を与える。 図1を簡単に参照すると、変調器230(図2)へのデータ入力は要素36と38との間の信号に対応し、そしてスイッチ構成体250(図2)からのキャリア入力はRF信号発生器46(図1)に対応することが理解されよう。 図2内の要素の細部を特に参照すれば、極性検出220は、非反転入力及び反転入力を有する電圧比較器の使用によって実施することができる。 変調入力信号a(t)は、非反転入力に与えられ、反転入力は接地される。 比較器の2進出力は、a(t)がゼロより大きいときに第1論理状態(例えば、1)となりそしてa(t)がゼロ電圧未満であるときに第2状態(例えば、0)となる。 スイッチ構成体250は、砒化ガリウム(GaAs)スイッチを用いて実施される双極双投スイッチとして実施され、これは、遅延素子260を選択的に接続又は切断する。 この遅延素子は、キャリア波の波長の半分に等しい伝送線の形態である。 ここに示す例では、極性検出器220の出力がゼロであるときに、スイッチ構成体250のスイッチは図示のように接続され、従って、半波長遅延素子260をバイパスする。 これとは逆に、極性検出器220の出力が1であるときは、スイッチが逆の極を接続し、従って、キャリア発生器240と変調器230 との間に半波長遅延線260が介在される。 更に、絶対値機能部210は、当業者に容易に明らかなように適当な構成に基づいて実施できる。 例えば、高精度の全波整流器を用いて実施できる。 図2の要素は、本発明の範囲内に保持されるようにして、上記で特に述べたものとは異なるように実施してもよい。 いずれにせよ、図2の変調器は、二重側波帯抑制キャリア変調出力を与える。 本発明による第2の実施形態が図3に示されている。 図3の実施形態は、図2 の実施形態のようにスイッチ構成体を使用するのではなく、二重変調器を使用している。 図3を参照すれば、入力変調信号a(t)は、概略的に示されたクリップ回路310、320に入力される。 クリップ回路310は、a(t)がゼロより大きいときだけ出力を与える。 逆に、クリップ回路320は、a(t)がゼロより小さいときだけ出力を与える。 クリップ回路310、320は、それらの出力を各変調器330 1及び330 2へ与える。 好ましくは、これらの変調器は、図1について述べたように、米国特許第4,804,931号に開示されたデジタル振幅変調器として実施される。 図3の変調器への変調入力は、図1の要素36と38 との間の信号に対応することが理解されよう。 再び図3を参照すれば、キャリア発生器340が設けられて、半波長遅延素子360に接続されている。 第1変調器330 1は、キャリア発生器340の出力を直接受け取り、一方、第2変調器330 2は、遅延素子360から半波長遅延されたキャリアを受け取る。 図3の変調器のキャリア入力はRF信号発生器46 (図1)に対応することが理解されよう。 変調器330 1及び330 2は、加算素子(加算器)370へ各出力を与え、その出力は、上記の一般化された平衡型変調器の式(3)として表される。 加算器370は、2つの変調器の出力を加算するが、いかなる所与の瞬間にも、変調器の少なくとも一方は、クリップ回路310、320の動作によりゼロ出力であることを理解されたい。 従って、、システムの最終的な出力s(t)は、所与の瞬間にアクティブである一方の変調器の出力となる。 クリッパ素子310、320は、その性質が概略的に示されただけで、説明上使用されたものである。 実際の形態では、各変調器330 1 、330 2は、それ自身のアナログ/デジタルコンバータ(ADC)をその入力に有する。 第1変調器のADC(図1の素子38)は、その入力がゼロより大きいときだけ測定可能な(非ゼロ)出力に応答するように構成される。 逆に、第2変調器のADCは、変調入力波形a(t)がゼロより小さいときだけ非ゼロの出力を与える。 このように、実際のアナログクリップ素子310、320が回避される。 前記'931号特許に開示されたように、個々の変調器230、330 1 、3 30 2 (図2−3)の各々は、非直線的RF増幅器の効率の高い利点を得ながらも、送信に充分な高さの信号レベルで直線的な振幅変調信号を与えることができる。 本発明は、その効率及び高い信号レベルを利用することによりその変調器の利点の上に構築される。 更に、本発明は、種々の標準化された送信フォーマットに特に適した抑制キャリア変調及び送信のための装置を提供する。 注目すべき例は、直角振幅変調(QAM)である。 QAM変調器は、位相が1/4波長異なる2つのキャリアが抑制された出力を発生する。 通常、QAM変調器への変調信号入力は、一連のパルス対を含み、各パルス対の平均DC値はゼロである。 好都合なことに、本発明は、対パルス標準のものでないものも含めて、DC成分をもたない任意の入力波形を変調することのできるQAM変調器を提供する。 図4A及び4Bは、図2及び3の実施形態の教示を用いたQAM変調器を示している。 入力変調信号は、各々同相及び直角位相成分a I (t)及びa Q (t)の形態で与えられる。 これらの同相及び直角位相信号は、各変調器420及び43 0の変調入力に入力される。 図4Aにおいて、変調器420、430は、図2に示された形式のものとして示されている(キャリア発生器以外は)。 同様に、図4Bは、図3に示された形式の変調器420、430を示している(これも、キャリア発生器以外は)。 変調器420、430は、キャリア発生器440及び1/4波長遅延素子46 0から各キャリア入力を受け取る。 変調器420、430は、加算装置470へ出力を発生する。 加算装置470は、QAM変調された出力信号を発生する。 QAM出力信号は、次の式で表される。 S QAM (t)=A〔a I (t)cos ω c t+a Q (t)sin ω c t〕 (4) 但し、 Aは、定数であり、 a I (t)は、変調信号の同相成分であり、 a Q (t)は、変調信号の直角成分であり、 a(t)は、a I (t)とa Q (t)の和に等しく、 ω cは、キャリアの角周波数であり、 tは、時間に対する変数であり、そして a I (t)及びa Q (t)は、正又は負の値をとり得る。 図5は、本発明による更に別の直角振幅変調器を示している。 図5に示された本発明は、図2−4の実施形態の利点の上に構成され、電力の節約及び低い所要ナイキストサンプリングレートに関連した付加的な利点を与える。 図5の実施形態は、図3の合成器(加算装置)370の使用を回避するものである(合成器は、その入力信号が位相及び振幅についてコヒレントでないときに個々のデジタル振幅変調器330 1 、330 2からの電力を半分消費する)。 直角振幅変調の場合には、a I (t)及びa Q (t)が互いに独立であるから、このコヒレント性の欠如が常である。 又、同相及び直角位相成分を加算するやり方であるために、クロスオーバーポイントにおいて波形に不連続部が生じる。 この不連続部は、高い周波数のエネルギーを導入し、高いナイキストサンプリングレートの要求を満足するためにゲート型クラスC増幅器の使用を必要とする。 図5の実施形態は、前記の実施形態で使用された直交座標ではなくて、入力変調信号の極座標表示の利点を取り入れるものである。 図5に示されたように、直交座標−極座標コンバータ520は、同相及び直角位相信号成分の形態の入力変調信号を受け取る。 コンバータ520は、大きさ及び位相出力信号を与える。 この大きさ及び位相出力信号は、次の式で表される。

    これらの各振幅及び位相表示は、次のように表される変調信号の極座標表示を指示する。 S(t)=R(t)e

    j θ

    (t) (7) 又、図5の実施形態には、前記実施形態のキャリア発生器と実質的に同じキャリア発生器540が設けられる。 位相変調器550は、キャリア発生器540の出力を信号入力として受け取る。 又、位相変調器550は、入力変調信号の位相表示θ(t)を位相変調入力として受け取る。 従って、位相変調器550は、変調入力信号の位相に基づいてキャリア発生器540からのキャリアを変調し、位相変調されたキャリアを振幅変調器530のキャリア入力に与える。 振幅変調器530は、図1に示された'931号特許の教示に基づいて実施されるのが好ましい。 コンバータ520は、変調信号の振幅R(t)を変調器の振幅入力に与える。 振幅入力は図1の要素36、38間の信号に対応し、そしてキャリア(ここでは位相)入力はRF信号発生器46(図1)に対応することが明らかであろう。 それ故、変調器530は、図4A及び4Bの実施形態の効果を発揮するだけでなく、電力効率が増加され且つナイキストサンプリングレート要求が低いという更に別の効果も発揮する直角振幅変調出力を与える。 図6を参照し、本発明の更に別の特徴である単一側波帯変調器について説明する。 ここではcos ω

    M tと示された基本帯域入力変調波形は、基本帯域1/4波長移相器610に入ると共に、平衡型変調器640の振幅入力に送られる。 移相器610の出力は、平衡型変調器630の振幅入力に入力される。 平衡型変調器630、640は、上記実施形態で述べた形式のものであるのが好ましい。 又、図6に示されたキャリア発生器620は、平衡型変調器640のキャリア入力と、キャリア周波数1/4波長移相器650とにキャリア周波数信号を供給する。 移相器650は、移相されたキャリア入力を平衡型変調器630に供給する。 平衡型変調器630、640の各出力は、好ましくは同相電力合成器である加算装置660へ入力される。 この加算装置660は、単一側波帯出力を発生する。 当業者に明らかなように、平衡型変調器630の出力は、次の式で表される。 sin ω

    c t sin ω

    M t=1/2cos(ω

    c −ω

    M )t −1/2cos(ω

    c +ω

    M )t (8) 同様に、平衡型変調器640の出力は、次のように表される。 cos ω

    c t cos ω

    M t=1/2cos(ω

    c −ω

    M )t +1/2cos(ω

    c +ω

    M )t (9) 従って、単一側波帯出力は、次のように表される。 SSB=cos(ω

    c −ω

    M )t (10) ここに示す装置は、下部側波帯信号を発生する。 しかしながら、移相器610、 650の厳密に一方(両方でなく)を各入力ノードの他の側で切り換えて平衡型変調器630ではなく平衡型変調器640に直接供給するようにすることにより上部側波帯SSB変調器が形成される。 図7には、単一側波帯直角振幅変調器が示されている。 図7の変調器は、図6 の単一側波帯変調器に良く似ている。 基本帯域移相器710、キャリア発生器7 20、平衡型変調器730、740、キャリア周波数移相器750及び加算装置760は、対応する図6の要素610、620、630、640、650及び6 60と同様に実施される。 しかしながら、位相変調器550(図5)と実質的に同様に動作する位相変調器770は、キャリア発生器720の出力に挿入される。 更に、入力変調信号の極座標表示の効果を利用するために、基本帯域移相器710及び平衡型変調器7 40への入力は、上記式(5)の一般形式で表された変調信号の大きさR(t) である。 位相変調器770は、上記式(6)で表された位相関数θ(t)をその変調入力に受け取る。 動作中に、平衡型変調器730、740の変調入力は、1/4の基本帯域波長だけ互いにずらされた入力変調信号の大きさR(t)を構成する各信号を受け取る。 2つの平衡型変調器730、740のキャリア入力は、入力変調信号の位相θ(t)で位相変調された後に1/4のキャリア波長だけ互いにずらされた各キャリア信号を受け取る。 平衡型変調器730、740の出力は、要素760によって加算され、単一側波帯の直角振幅変調出力信号を与える。 図7の単一側波帯直角振幅変調器は、図5のQAM変調器と図6のSSB変調器の利点を結合すると考えられる。 上記実施形態における種々の合成(加算)装置は、種々のやり方で実施できることが明らかであろう。 例えば、前記'931特許に開示されたような90°のハイブリッド合成器は、電力の浪費を最小にしながら入力の適切な分離を与えるので、これを使用することができる。 しかしながら、特定の実施形態に対するその適合性に基づき、同相のウイルキンソン合成器及び分岐合成器のような他の合成(加算)装置も使用できる。 上記した本発明の使用に加えて、平衡型変調器は、アップ変換、ダウン変換、 同期検出、積の検出及び他の良く知られたミクサの用途にも容易に使用できる。 上記の教示に鑑み、当業者であれば、本発明の上記実施形態の変更及び修正が明らかであろう。 それ故、本発明は、請求の範囲及びその等効物の範囲内において、上記とは別のやり方でも実施できることを理解されたい。

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