Transmitting circuit, and communication apparatus using communication apparatus

申请号 JP2009152697 申请日 2009-06-26 公开(公告)号 JP2010035158A 公开(公告)日 2010-02-12
申请人 Panasonic Corp; パナソニック株式会社; 发明人 MORIMOTO SHIGERU; KITAMURA RYO;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a transmitting circuit capable of reducing reception band noise generated in an amplitude amplification section without causing loss in a main signal while reducing noise concurrently with suppression of modulation distortion. SOLUTION: A signal generating section 10 outputs an amplitude signal and a frequency signal by conducting signal processing on input data. A regulator 31 outputs a signal that is proportional to the magnitude of the amplitude signal. The signal output from the regulator 31 passes through a low pass filter 41, and is input into a power amplifier 51. The power amplifier 51 conducts an amplitude modulation on a frequency signal on which an angle modulation is conducted by an angle modulation section 20, by using a signal output from the low pass filter 41. A controlling section 60 controls an attenuation amount of a radio frequency component at the low pass filter 41 based on information such as a modulation method and modulation condition of the input data, the reception band, output power and frequency of the modulated signal and the like. COPYRIGHT: (C)2010,JPO&INPIT
权利要求
  • 入力されるデータに基づいて、送信信号を生成して出力する送信回路であって、
    前記データを信号処理することによって得られる振幅成分及び位相成分に基づいて、振幅信号及び周波数信号を生成する信号生成部と、
    前記周波数信号を角度変調する角度変調部と、
    前記振幅信号の大きさに応じた信号を出力する振幅増幅部と、
    前記振幅増幅部からの出力信号に含まれる高周波成分を減衰させ、当該減衰された信号を出力するローパスフィルタ部と、
    前記角度変調部からの出力信号を入力し、前記ローパスフィルタ部からの出力信号で振幅変調して、変調信号として出力する振幅変調部とを備える、送信回路。
  • 前記振幅増幅部は、前記振幅信号の大きさに応じた信号をそれぞれ出力する複数の振幅増幅器で構成され、
    前記ローパスフィルタ部は、前記複数の振幅増幅器に対応して設けられ、対応する振幅増幅器からの出力信号の高周波成分を減衰させる複数のローパスフィルタで構成され、
    前記振幅変調部は、前記複数のローパスフィルタに対応して設けられ、入力信号を対応するローパスフィルタからの出力信号で振幅変調して出力する、直列接続された複数の振幅変調器で構成される、請求項1に記載の送信回路。
  • 前記ローパスフィルタ部は、前記振幅増幅部と前記振幅変調部との間に直列に挿入されるインダクタと、前記インダクタの出力側を接地するキャパシタとからなる、請求項1に記載の送信回路。
  • 前記データの変調方式や変調条件、受信帯域、前記変調信号の出力パワー、及び前記変調信号の周波数の少なくとも1つに応じて、前記ローパスフィルタ部における所定の高周波成分の減衰量を変更する制御部をさらに備える、請求項1に記載の送信回路。
  • 前記信号生成部と前記複数の振幅増幅器の少なくとも1つとの間に、前記複数のローパスフィルタ間で生じる遅延量を調整するための遅延調整部をさらに備える、請求項2に記載の送信回路。
  • 前記データの変調方式や変調条件、受信帯域、前記変調信号の出力パワー、及び前記変調信号の周波数の少なくとも1つに応じて、前記遅延調整部における遅延量を調整する制御部をさらに備える、請求項5に記載の送信回路。
  • 前記振幅増幅部がレギュレータである、請求項1に記載の送信回路。
  • 通信機器であって、
    送信信号を生成する請求項1に記載の送信回路と、
    前記送信回路で生成された送信信号を出力するアンテナと、
    前記アンテナから受信した受信信号を処理する受信回路と、
    前記送信回路で生成された送信信号を前記アンテナに出力し、前記アンテナから受信した受信信号を前記受信回路に出力するアンテナ共用部とをさらに備える、通信機器。
  • 说明书全文

    本発明は、ポーラ変調方式を用いて送信信号を生成する送信回路、及びその送信回路を用いた通信機器に関する。

    従来、包絡線変動成分を含む変調信号を増幅する高周波電増幅器には、包絡線変動成分を線形に増幅するためにA級又はAB級の線形増幅器が用いられていた。 このような線形増幅器は、線形性には優れている反面、常時直流バイアス成分に伴う電力を消費しているために、C級ないしE級等の非線形増幅器に比べて電力効率が低い。 このため、このような高周波電力増幅器を、電池を電源とする携帯型の通信機器に適用した場合、高周波電力増幅器の電力消費量が多いため、使用時間が短くなってしまうという問題点があった。 また、このような高周波電力増幅器を、大電力の送信回路を複数設置する無線システムの基地局装置に適用した場合においては、装置の大型化や発熱量の増大を招いてしまうという問題点があった。

    そこで、高効率に動作する送信回路として、ポーラ変調方式が適用された送信回路が従来から提案されている。 図9は、ポーラ変調方式が適用された従来の送信回路500の構成を示すブロック図である。 図9において、従来の送信回路500は、信号生成部510、度変調部520、振幅増幅部530、及び振幅変調部550を備える。

    信号生成部510は、入力データを信号処理することによって得られる振幅成分及び位相成分に基づいて、振幅信号及び周波数信号を出力する。 周波数信号は、位相を時間で微分した信号である。 振幅信号は、振幅増幅部530に入力され、周波数信号は、角度変調部520に入力される。 振幅増幅部530は、入力された振幅信号に応じた電圧を振幅変調部550に供給する。 角度変調部520は、入力された周波数信号を角度変調して角度変調信号を生成し、振幅変調部550に出力する。 振幅変調部550は、角度変調部520が出力する角度変調信号を振幅増幅部530から供給された電圧で振幅変調して、変調信号として出力する。 この変調信号が、送信信号として出力される。

    このように、ポーラ変調方式が適用された従来の送信回路500は、振幅信号と周波数信号とを個別に処理することによって、高効率かつ低歪な送信回路を実現している。

    特開2003−143060号公報

    上述したポーラ変調方式を用いた送信回路では、変調波が広帯域化するため、要求される受信帯域ノイズの抑制と変調歪みの抑制との両立が難しい。 特に、マルチバンド・マルチモード無線機では、各バンド・モードにおいて受信周波数と送信周波数との間隔や要求仕様が異なる。 ポーラ変調方式の送信回路では、振幅変調部が飽和動作している状態において振幅信号に重畳したノイズが振幅変調部の出力に現れやすいので、直交変調方式では問題にならなかった振幅増幅部におけるノイズが大きな問題となる。

    そこで、この問題の対応策として、振幅変調部の出力部にバンドパスフィルタを挿入する回路構成が提案されている(特許文献1を参照)。 この構成によって、送信系回路から共用器を介して受信系回路へ漏れるノイズをカットすることができる。 しかしながら、この特許文献1に記載の構成では、主信号もバンドパスフィルタを通過することになり、主信号に損失が生じてしまう。

    それ故に、本発明の目的は、主信号に損失を生じさせることなく、振幅増幅部で生じた受信帯域ノイズを低減できると共に、変調歪みの抑制との両立を可能とする送信回路、及びその送信回路を用いた通信機器を提供することである。

    本発明の目的は、入力されるデータに基づいて、送信信号を生成して出力する送信回路に向けられている。 そして、上記目的を達成させるために、本発明の送信回路は、信号生成部、角度変調部、振幅増幅部、ローパスフィルタ部、及び振幅変調部を備える。

    信号生成部は、データを信号処理することによって得られる振幅成分及び位相成分に基づいて、振幅信号及び周波数信号を生成する。 角度変調部は、周波数信号を角度変調する。 振幅増幅部は、振幅信号の大きさに応じた信号を出力する。 ローパスフィルタ部は、振幅増幅部からの出力信号に含まれる高周波成分を減衰させ、この減衰された信号を出力する。 振幅変調部は、角度変調部からの出力信号を入力し、ローパスフィルタ部からの出力信号で振幅変調して、変調信号として出力する。

    典型的には、振幅増幅部は、レギュレータである。 また、ローパスフィルタ部は、振幅増幅部と振幅変調部との間に直列に挿入されるインダクタと、インダクタの出力側を接地するキャパシタとからなる。

    好ましくは、振幅増幅部は、振幅信号の大きさに応じた信号をそれぞれ出力する複数の振幅増幅器で構成され、ローパスフィルタ部は、複数の振幅増幅器に対応して設けられ、対応する振幅増幅器からの出力信号の高周波成分を減衰させる複数のローパスフィルタで構成され、振幅変調部は、複数のローパスフィルタに対応して設けられ、入力信号を対応するローパスフィルタからの出力信号で振幅変調して出力する、直列接続された複数の振幅変調器で構成される。 また、この構成では、信号生成部と複数の振幅増幅器の少なくとも1つとの間に、複数のローパスフィルタ間で生じる遅延量を調整するための遅延調整部をさらに備えることが望ましい。

    また、データの変調方式や変調条件、受信帯域、変調信号の出力パワー、及び変調信号の周波数の少なくとも1つに応じて、ローパスフィルタ部における所定の高周波成分の減衰量を変更する制御部をさらに備えることが好ましい。 この制御部は、データの変調方式や変調条件、受信帯域、変調信号の出力パワー、及び変調信号の周波数の少なくとも1つに応じて、遅延調整部における遅延量を調整してもよい。

    さらに、本発明は、上述した送信回路を備える通信機器にも向けられている。 通信機器は、送信信号を生成する上述したいずれかの送信回路と、送信回路で生成された送信信号を出力するアンテナと、アンテナから受信した受信信号を処理する受信回路と、送信回路で生成された送信信号をアンテナに出力し、アンテナから受信した受信信号を受信回路に出力するアンテナ共用部とを備える。

    上記本発明によれば、主信号に損失を生じさせることなく、振幅増幅部で生じた受信帯域ノイズを低減できると共に、変調歪みの抑制との両立が実現できる。

    本発明の第1の実施形態に係る送信回路1の構成を示す図

    無線通信における周波数利得特性の一例を示す図

    ローパスフィルタ41及び42の詳細な構成の一例を示す図

    制御部60が有するルックアップテーブルの一例を示す図

    本発明の第1の実施形態に係る他の送信回路1'の構成を示す図

    本発明の第2の実施形態に係る送信回路2の構成を示す図

    制御部65が有するルックアップテーブルの一例を示す図

    本発明の一実施形態に係る通信機器200の構成を示す図

    従来の送信回路500の構成例を示す図

    <第1の実施形態>
    図1は、本発明の第1の実施形態に係る送信回路1の構成を示す図である。 図1において、本発明の第1の実施形態に係る送信回路1は、信号生成部10と、角度変調部20と、振幅増幅器31を含む振幅増幅部30と、ローパスフィルタ(LPF)41を含むローパスフィルタ部40と、パワーアンプ51を含む振幅変調部50と、制御部60とを備える。

    信号生成部10は、入力データを信号処理することによって得られる振幅成分及び位相成分に基づいて、振幅信号及び周波数信号を出力する。 周波数信号は、位相を時間で微分した信号である。 振幅信号は、振幅増幅器31に入力される。 振幅増幅器31は、典型的にはレギュレータで構成され、このレギュレータ31は、入力された振幅信号の大きさに比例した信号を出力する。 レギュレータ31から出力される信号は、ローパスフィルタ41を介して高周波成分が減衰された後、パワーアンプ51の電源供給端子に入力される。

    典型的には、ローパスフィルタ41は、レギュレータ31とパワーアンプ51(増幅トランジスタのコレクタの入力インピーダンス)との間に直列に挿入される可変インダクタLと、可変インダクタLの出力側を接地する可変キャパシタCとで構成される。

    周波数信号は、角度変調部20に入力されて角度変調が施される。 角度変調が施された周波数信号は、振幅変調部50のパワーアンプ51の信号入力端子に入力される。 パワーアンプ51は、角度変調部20から出力された信号を電源供給端子に入力された信号で振幅変調し、この変調された変調信号を送信信号として出力する。

    制御部60は、信号生成部10に入力されるデータの変調方式や変調条件、受信帯域、及び変調信号の出力パワーや周波数等の情報に基づいて、ローパスフィルタ41における高周波成分の減衰量を制御する。 具体的には、制御部60は、可変インダクタL及び可変キャパシタCのいずれか又は両方の値を変化させる。 上記情報は、外部(例えば基地局)から与えられる。

    例えば、送信回路1が携帯電話に適用される場合、無線通信方式として「UMTS」と「GSM」とが存在し、UMTSの帯域に「BandII」と「BandV」とが存在する場合を考える。

    この場合において、レギュレータ31から出力されるノイズレベルを受信帯域で約6dB抑制したいときには、図2に示される周波数利得特性に従って、可変キャパシタCを図3に示す構成に設計する。
    そして、実運用時には、制御部60は、「UMTS(BandII)で動作する場合にはスイッチでキャパシタC1(500pF)を選択し、UMTS(BandV)で動作する場合にはスイッチでキャパシタC2(1000pF)を選択し、GSMの信号で動作する場合にはスイッチでキャパシタC3(5000pF)を選択する制御を行う。

    受信帯域の周波数は、送信周波数に対して定められるオフセット周波数によって規定されており、例えばUMTS(BandII)で80MHz、UMTS(BandV)で45MHz、またGSMで20MHzである。 そのため、無線通信方式によってレギュレータ31の出力で抑制すべき周波数がそれぞれ異なる。 一方、GSMとUMTSとでは振幅信号の帯域が異なり、GSMで約2MHz、UMTS(BandII)で約30MHz、またUMTS(BandV)で約20MHzである。

    ここで、UMTSにおいてもGSMで使用するキャパシタC3(5000pF)を選択すれば良いように思われる。 しかし、この場合、受信帯域では十分な抑制量を確保できるが、フィルタのカットオフ周波数(−3dB減衰)として必要な振幅信号の帯域を確保できず、変調歪みが劣化してしまう。 そこで、UMTS(Band V)ではキャパシタC2(1000pF)を選択し、フィルタのカットオフ周波数(−3dB減衰)として20MHzを確保しつつ、受信帯域の45MHzで6dB以上のノイズ抑制量を確保することが可能となる。 また、UMTS(BandII)ではキャパシタC1(500pF)を選択することによって、フィルタのカットオフ周波数(−3dB減衰)として必要な振幅信号の帯域である30MHzを確保しつつ、受信帯域の80MHzで6dB以上のノイズ抑制量を確保することが可能となる。

    なお、どの変調方式(GSM又はUMTS)及び受信帯域(BandII又はBand V)の時にどのキャパシタが最適であるかという情報は、ルックアップテーブル(LUT)等で予め保持しておき、制御部60が、変調方式及び受信帯域に応じて適宜選択するようにすればよい。 図4は、制御部60が有するルックアップテーブルの一例を示す図である。

    以上のように、本発明の第1の実施形態に係る送信回路1によれば、制御部60及びローパスフィルタ部40を用いて、信号生成部10及び振幅増幅部30から出力される信号の各成分の減衰量を制御する。 これにより、振幅増幅部30で生じた受信帯域ノイズを低減できると共に、変調歪みの抑制との両立を実現できる。

    なお、上記第1の実施形態では、レギュレータ31、ローパスフィルタ41、及びパワーアンプ51がそれぞれ1つである送信回路1を説明したが、これらの構成は図5に示すように多段増幅で実現される送信回路1'にも適用可能である。 この場合、複数のローパスフィルタ41〜4m(mは整数)で選択されるキャパシタの値は、全て同じである必要はなく、一部又は全てが異なっていてもよい。 さらには、ローパスフィルタ41〜4mは、複数のレギュレータ31〜3n(nは整数)と複数のパワーアンプ51〜5nとの間の全てに挿入されなくてもよい。

    <第2の実施形態>
    上述した多段増幅を用いて送信回路を実現する場合、各パワーアンプに入力される信号に遅延が生じることが予想される。 そこで、この第2の実施形態では、生じる遅延を調整することができる送信回路を説明する。 なお、以下では2段のパワーアンプを用いた送信回路を一例に説明するが、3段以上のパワーアンプを用いた送信回路についても同様に適用可能である。

    図6は、本発明の第2の実施形態に係る送信回路2の構成を示す図である。 図6において、本発明の第2の実施形態に係る送信回路2は、信号生成部10と、角度変調部20と、振幅増幅部30と、ローパスフィルタ部40と、振幅変調部50と、制御部65と、遅延調整部70とを備える。 この第2の実施形態に係る送信回路2は、上記第1の実施形態に係る送信回路1と制御部65及び遅延調整部70の構成が異なる。 送信回路2の他の構成は、送信回路1の構成と同じであるので、同一の参照符号を付して説明を省略する。

    遅延調整部70は、レギュレータ31と信号生成部10との間、又はレギュレータ32と信号生成部10との間に設けられる。 図6の例では、レギュレータ31と信号生成部10との間に遅延調整部70が設けられている。 この遅延調整部70は、ローパスフィルタ41によって高周波成分が減衰した後のパワーアンプ51へ出力される信号と、ローパスフィルタ42によって高周波成分が減衰した後のパワーアンプ52へ出力される信号とで、主信号帯域(DC付近の帯域)のタイミングを概ね一致させるために設けられる。

    制御部65は、上述した信号生成部10に入力されるデータの変調方式や変調条件、受信帯域、及び変調信号の出力パワーや周波数に基づいて、ローパスフィルタ41及び42における高周波成分の減衰量を制御することに加え、さらに遅延調整部70における信号遅延量を制御する。 なお、どの変調方式(GSM又はUMTS)及び受信帯域(BandII又はBand V)の時にどれだけの信号遅延量の調整が必要かという情報は、ルックアップテーブル(LUT)等で予め保持しておき、制御部65が、変調方式及び受信帯域に応じて適宜選択するようにすればよい。 図7は、制御部65が有するルックアップテーブルの一例を示す図である。

    以上のように、本発明の第2の実施形態に係る送信回路2によれば、制御部65、ローパスフィルタ部40、及び遅延調整部70を用いて振幅増幅部30から出力される信号の高周波成分の減衰量及びローパスフィルタ部40での信号遅延量を制御する。 これにより、ローパスフィルタ41及び42からそれぞれ出力される信号の主信号帯域(DC付近の帯域)のタイミングを概ね一致させることができる。 従って、振幅変調部50の出力変調信号の変調特性を劣化させることなく、振幅増幅部30で生じた受信帯域ノイズを低減できると共に、変調歪みの抑制との両立がより効率的に実現できる。

    なお、上記第1及び第2の実施形態で説明したレギュレータ31及び32は、シリーズレギュレータのみの構成であっても、スイッチングレギュレータとシリーズレギュレータとを組み合わせた構成であってもよい。

    <本発明の送信回路を用いた通信機器>
    図8は、本発明の一実施形態に係る通信機器200の構成例を示す図である。 図8において、通信機器200は、送信回路210、受信回路220、アンテナ共用部230、及びアンテナ240を備える。 送信回路210は、上述した本発明の送信回路である。 アンテナ共用部230は、送信回路210から出力された送信信号をアンテナ240に伝達し、受信回路220に送信信号が漏れるのを防ぐ。 また、アンテナ共用部230は、アンテナ240から入力された受信信号を受信回路220に伝達し、受信信号が送信回路210に漏れるのを防ぐ。

    従って、送信信号は、送信回路210から出力され、アンテナ共用部230を介してアンテナ240から空間に放出される。 受信信号は、アンテナ240で受信され、アンテナ共用部230を介して受信回路220で受信される。

    この通信機器200は、上述した本発明の送信回路を用いることで、送信信号の線形性を確保しつつ、かつ無線装置としての低歪みを実現することができる。 また、送信回路210の出力に方向性結合器等の分岐がないため、送信回路210からアンテナ240までの損失を低減することが可能であり、送信時の消費電力を低減することができ、無線通信機器として長時間の使用が可能となる。 なお、通信機器200は、送信回路210とアンテナ240とのみを備えた構成であってもよい。

    本発明の送信回路は、携帯電話や無線LANのような通信機器等に利用可能であり、特に主信号に損失を生じさせることなく、振幅増幅部で生じた受信帯域ノイズを低減したい場合等に適している。

    1、1'、2、210、500 送信回路10、510 信号生成部20、520 角度変調部30、530 振幅増幅部31、32、3n レギュレータ40 ローパスフィルタ部41、42、4m ローパスフィルタ(LPF)
    50、550 振幅変調部51、52、5n パワーアンプ60、65 制御部70 遅延調整部200 通信機器220 受信回路230 アンテナ共用部240 アンテナ

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