Quadrature modulator having a carrier leakage compensation

申请号 JP2000607325 申请日 2000-03-06 公开(公告)号 JP2002540665A 公开(公告)日 2002-11-26
申请人 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ; 发明人 ペーター、ストローエト; リシ、モヒンドラ;
摘要 (57)【要約】 セットアンドフォーゲットの搬送波漏れ補償を有する直 角 変調器。 直角変調器は、同相および直角枝路を含む。 同相および直角枝路において、リアルタイムディジタル 信号 がアナログ信号に変換され、そのアナログ信号がフィルタ処理され、フィルタ処理されたアナログ信号が搬送波信号および搬送波信号の90度位相シフトされたものでそれぞれ変調される。 変調された同相および直角信号が、直角振幅変調信号を形成するように加えられる。 好ましくは、直角変調器の電源を投入する時に、同相および直角枝路において、搬送波漏れが測定される。 測定された搬送波漏れは比較器に供給され、搬送波漏れがそれぞれの同相および直角枝路で最小である時に、比較器は切り換わる。 直角変調器の電源を投入する時に、ステートマシンが、同相および直角枝路に補償信号を注入する信号発生器を始動させ、その結果、同相および直角枝路の直流オフセットが減少し、それによって、同相および直角枝路の搬送波漏れを減少させる。 比較器が切り換わる時に、ステートマシンは対応する信号発生器を制御することを停止させるように命令され、その時に、その信号発生器の出 力 信号は凍結される。
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 第1のディジタルアナログ変換器、第1の折り返し防止フィルタ、第1の加算手段および第1のミキサの第1の直列配列を含む同相変調枝路と、 第2のディジタルアナログ変換器、第2の折り返し防止フィルタ、第2の加算手段および第2のミキサの第2の直列配列を含む直角変調枝路と、 第1の局部発振器信号および第2の局部発振器信号をそれぞれ前記第1および第2のミキサに供給する局部発振器手段と、 前記第1および第2のミキサのそれぞれの出力に結合された第3の加算手段と、ここで前記第3の加算手段は直角変調信号を供給し、 前記同相変調枝路の前記第1の局部発振器信号の第1の搬送波漏れ信号、および前記直角変調枝路の前記第2の局部発振器信号の第2の搬送波漏れ信号を測定する搬送波漏れ測定手段と、 第1の単調増加信号および第2の単調増加信号を発生する制御可能信号生成手段と、 前記第1および第2の単調増加信号の値を保持する保持手段とを具備してなり、ここで前記保持手段が帰還経路を形成するように前記第1および第2の加算手段に結合され、 前記搬送波漏れ測定手段は、前記第1および第2の搬送波漏れ信号が測定される第1の状態、および前記制御可能信号生成手段が前記第1および第2の単調増加信号を発生することを停止させるように制御される第2の状態を採用し、前記第2の状態が前記第1および第2の搬送波漏れ信号の測定中に前記第1の状態から採用されることを特徴とする直角変調器。
  • 【請求項2】 前記第1および第2の単調増加信号がランプ信号であることを特徴とする請求項1に記載の直角変調器。
  • 【請求項3】 前記直角変調器の電源を投入する時に、前記制御可能信号発生器手段が前記第1および第2の単調増加信号を発生するように始動されることを特徴とする請求項1に記載の直角変調器。
  • 【請求項4】 前記局部発振器手段が同調可能であり、かつ前記制御可能信号発生器手段が、
    前記局部発振器手段の同調後に前記第1および第2の単調増加信号を発生するように始動されることを特徴とする請求項1に記載の直角変調器。
  • 【請求項5】 前記搬送波漏れ測定手段が前記第1および第2のミキサの前記それぞれの出力に結合されていることを特徴とする請求項1に記載の直角変調器。
  • 【請求項6】 前記搬送波漏れ測定手段が、第1の同期検出器と第1の比較器との第1の直列配列、および第2の同期検出器と第2の比較器との第2の直列配列を含み、前記第1および第2の比較器のそれぞれの出力信号が、前記第1および第2の単調増加信号を発生することを停止させるように前記制御可能信号生成手段を制御することを特徴とする請求項7に記載の直角変調器。
  • 【請求項7】 第1のフィルタが前記第1の同期検出器と前記第1の比較器との間に結合され、かつ第2のフィルタが前記第2の同期検出器と前記第2の比較器との間に結合され、前記第1および第2のフィルタが、それぞれ前記第1および第2の局部発振器信号の2倍周波数成分をフィルタ処理することを特徴とする請求項6に記載の直角変調器。
  • 【請求項8】 第1の増幅器が前記第1のミキサの前記出力と前記第1の同期検出器の入力との間に結合され、第2の増幅器が前記第2のミキサの前記出力と前記第2の同期検出器との間に結合されることを特徴とする請求項6に記載の直角変調器。
  • 【請求項9】 前記搬送波漏れ測定手段が、前記第1および第2のミキサの入力側で前記同相および直角変調枝路に結合されることを特徴とする請求項1に記載の直角変調器。
  • 【請求項10】 前記制御可能信号生成手段が、第1のカウンタ、第2のカウンタおよびステートマシンを含み、前記ステートマシンが前記搬送波漏れ測定手段と前記第1および第2のカウンタとの間に結合され、前記ステートマシンは、前記搬送波漏れ測定手段が前記第1の状態にある時に、前記第1および第2のカウンタにクロックパルスを供給し、さらに前記搬送波漏れ測定手段が前記第2の状態にある時に、
    前記第1および第2のカウンタにクロックパルスを供給することを停止させることを特徴とする請求項1に記載の直角変調器。
  • 【請求項11】 前記保持手段が、前記第1の単調増加信号の前記値を保持するための第3のディジタルアナログ変換器、および前記第2の単調増加信号の前記値を保持するための第4のディジタルアナログ変換器を含むことを特徴とする請求項1に記載の直角変調器。
  • 【請求項12】 前記同相および直角変調枝路並びに前記搬送波漏れ測定手段のアナログ信号が差動信号であることを特徴とする請求項1に記載の直角変調器。
  • 【請求項13】 少なくとも伝送能力を有する無線通信装置であって、前記無線通信装置が直角変調器を有する送信機を含み、前記直角変調器が、 第1のディジタルアナログ変換器、第1の折り返し防止フィルタ、第1の加算手段および第1のミキサの第1の直列配列を含む同相変調枝路と、 第2のディジタルアナログ変換器、第2の折り返し防止フィルタ、第2の加算手段および第2のミキサの第2の直列配列を含む直角変調枝路と、 第1の局部発振器信号および第2の局部発振器信号をそれぞれ前記第1および第2のミキサに供給する局部発振器手段と、 前記第1および第2のミキサのそれぞれの出力に結合された第3の加算手段と、ここで前記第3の加算手段は直角変調信号を供給し、 前記同相変調枝路の前記第1の局部発振器信号の第1の搬送波漏れ信号、および前記直角変調枝路の前記第2の局部発振器信号の第2の搬送波漏れ信号を測定する搬送波漏れ測定手段と、 第1の単調増加信号および第2の単調増加信号を発生する制御可能信号生成手段と、 前記第1および第2の単調増加信号の値を保持する保持手段と、を具備してなり、ここで前記保持手段が帰還経路を形成するように前記第1および第2の加算手段に結合され、 前記搬送波漏れ測定手段は、前記第1および第2の搬送波漏れ信号が測定される第1の状態、および前記制御可能信号生成手段が前記第1および第2の単調増加信号を発生することを停止させるように制御される第2の状態を採用し、前記第2の状態が前記第1および第2の搬送波漏れ信号の測定中に前記第1の状態から採用されることを特徴とする無線通信装置。
  • 【請求項14】 第1のディジタル信号をアナログ同相信号に変換するステップと、 第2のディジタル信号をアナログ直角信号に変換するステップと、 前記アナログ同相信号をフィルタ処理し次に搬送波信号と混合するステップと、 前記アナログ直角信号をフィルタ処理し次に前記搬送波信号の位相シフトされたものと混合するステップと、 直角振幅変調信号を形成するように、前記混合されたアナログ同相信号と前記混合されたアナログ直角信号を加算するステップと、 前記フィルタ処理されたアナログ同相信号、前記フィルタ処理されたアナログ直角信号、前記混合されたアナログ同相信号、前記混合されたアナログ直角信号、および前記直角振幅変調信号の選択から、前記搬送波信号中の搬送波漏れを測定するステップと、 第1の単調増加補償信号を前記フィルタ処理されたアナログ同相信号から引き、さらに第2の単調増加補償信号を前記フィルタ処理されたアナログ直角信号から引くステップと、 前記第1および第2の単調増加補償信号を引く間に前記測定された搬送波漏れが最小であるかどうかを決定するステップと、 前記測定された搬送波漏れが最小であると決定された時に前記引算を停止するステップとを含んでなる変調方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】 本発明は直変調器に関する。 本発明はさらに直角変調器を含む無線通信装置、および変調方法に関する。

    【0002】 米国特許第5,012,208において、直角変調器の同相および直角の枝路で搬送波漏れの適応抑制を行う直角変調器が開示されている。 初めに直角変調を調整し、整合構成要素を選択する時に、適当な直流オフセット(直流電流)を同相および直角枝路に加えることで、そのような搬送波漏れを実質的無くすることができる。 温度、周波数、負荷インピーダンスおよび搬送波電変動のような多くの要素は、搬送波漏れを補償するのに適していない可能性があることが記述されている。 前記米国特許第5,012,208では、無線周波ミキサの出力に対して局部発振器の漏れ信号を適応的に調整する複雑な制御ループが開示されている。 そのような制御ループは、帰還経路に相関器および積分器を含む。 直角変調器に結合されている無線周波電力増幅器の出力で、制御ループは伝送すべき無線周波電力を絶えず測定し相関関係を取り、それに応じて、絶えず直角変調器の入力側から直流オフセット補償値を注入する。

    【0003】 米国特許第5,396,196に、前記米国特許第5,012,208と同様なタイプの搬送波漏れ補償が開示されている。 そこに記述されている搬送波漏れ補償制御ループでは、それに加えて、複雑な疑似雑音発生器は必要になる。

    【0004】 日本要約書No. 07202961では、直角変調器を有する送信機における搬送波補償回路が開示されている。 直流レベル検出器で、直角変調器のベースバンド側の直流レベルを測定する。 そのような測定されたベースバンド直流オフセット信号に基づいて、調整回路でベースバンド直角信号の直流レベルを調整する。

    【0005】 本発明の目的は、簡単であるが頑丈な搬送波漏れ補償手段を有する直角変調器を提供することである。

    【0006】 本発明の他の目的は、搬送波漏れ補償が所定の時点に行われる直角変調器を提供することである。

    【0007】 本発明のさらに他の目的は、可能な直流オフセットまたは補償手段自体で生成される他の擾乱効果を無くする直角変調器を提供することである。

    【0008】 本発明のさらに他の目的は、搬送波漏れ補償の使用を簡単に制御することである。

    【0009】 本発明のさらに他の目的は、クロストークの効果をなくすることである。

    【0010】 本発明によれば、 第1のディジタルアナログ変換器、第1の折り返し防止フィルタ、第1の加算手段、および第1のミキサの第1の直列配列を含む同相直角変調枝路と、 第2のディジタルアナログ変換器、第2の折り返し防止フィルタ、第2の加算手段、および第2のミキサの第2の直列配列を含む直角変調枝路と、 第1の局部発振器信号および第2の局部発振器信号をそれぞれ前記第1および第2のミキサに供給する局部発振器手段と、 前記第1および第2のミキサのそれぞれの出力に結合された第3の加算手段と、ここで前記第3の加算手段が直角変調信号を供給し、 前記同相変調枝路の前記第1の局部発振器信号の第1の搬送波漏れ信号を測定し、さらに前記直角枝路の前記第2の局部発振器信号の第2の搬送波漏れ信号を測定する搬送波漏れ測定手段と、 第1の単調増加信号および第2の単調増加信号を発生する制御可能信号生成手段と、 前記第1および第2の単調増加信号の値を保持する保持手段とを含み、ここで前記保持手段が帰還経路を形成するように前記第1および第2の加算手段に結合され、 前記搬送波漏れ測定手段は、前記第1および第2の搬送波漏れ信号が測定される第1の状態と、前記制御可能信号生成手段が前記第1および第2の単調増加信号を発生することを停止させるように制御される第2の状態とを採用し、前記第2の状態が前記第1および第2の搬送波漏れ信号の測定中に前記第1の状態から採用される、直角変調器が提案される。

    【0011】 本発明は、搬送波漏れに影響を及ぼすパラメータは通常は時間とともにゆっくり変化し、その結果、絶えず補償する必要はないという洞察に基づいている。 この洞察に基づいて、簡単であるが頑丈な搬送波漏れ補償が、電力をオンにする時、または通信装置で使用される時には多分チャネルを切り換える時のような所定の時点で動作するように実現できることに気付いた。 原理的にはチャネル切換えが必要とされない広帯域CDMA通信装置のような通信装置で使用される時には、通信装置の電源投入時に搬送波漏れ補償を適用することが必要とされるだけである。 そのような場合に、電源投入後に、搬送波漏れ補償に使用される構成要素の電力さえもオフにすることができるので、そのような携帯型通信装置の電力節約を行う。

    【0012】 好ましくは、前記搬送波漏れ検出手段は、第1の同期検出器と第1の比較器との第1の直列配列、および第2の同期検出器と第2の比較器との第2の直列配列を含み、前記第1および第2の比較器のそれぞれの出力信号は、前記制御可能信号生成手段を制御して、前記第1および第2の単調増加信号を発生することを停止させる。 これとともに、搬送波漏れが正確に測定され、一方で、同時に適切に定義された基準が搬送波漏れ補償を停止するために使用可能である。

    【0013】 好ましくは、前記制御可能信号生成手段は、第1のカウンタ、前記搬送波漏れ測定手段と第2のカウンタの間に結合された第1のステートマシンと、前記搬送波漏れ測定手段の間に結合された第2のステートマシンとを含み、前記第1および第2のステートマシンは、前記搬送波漏れ手段が前記第1の状態にある時に前記第1および第2のカウンタにクロックパルスを供給し、前記搬送波漏れ手段が前記第2の状態にある時に前記カウンタにクロックパルスを供給することを停止する。 これとともに、搬送波漏れ測定手段が直流オフセット補償を停止させるまで、制御可能な量の直流オフセット補償をディジタル的に生成する非常に簡単な手段が得られる。

    【0014】 ディジタル的に生成された補償を表すアナログ直流補償信号を単に注入するだけのために、ディジタルアナログ変換器が設けられる。 フィルタは、測定手段に含まれる同期検出器で導入される2倍周波数の搬送波成分をフィルタ処理するために設けられる。 これらの同期検出器の前に、同期検出器で導入された直流オフセットを阻止する増幅器が設けられる。 そうしないと、同期検出器で追加の搬送波漏れが導入される。

    【0015】 図面全体を通して、同じ参照数字は同じ機能のために使用される。

    【0016】 図1は、無線通信装置1のブロック図を模式的に示す。 無線通信装置1はアンテナ3に結合されている送信機2を少なくとも含む。 無線通信装置1がトランシーバである場合は、無線通信装置1は、ここではその中の低雑音増幅器5だけが図示されている受信機4、および送信機2および受信機4をアンテナ3に結合する送受切替器6または任意の他の適当な装置をさらに含む。 送信機2は、直角変調器7、および直角変調器7とアンテナ3の間に結合された電力増幅器8を含む。 そのようなトランシーバのアーキテクチャは当技術分野では公知である。 図示のトランシーバは、FD/TDMAシステム、CDMAシステム、コードレス電話システム、または任意の他の適当なシステムにおける携帯無線トランシーバでありうる。 直角変調器7の入力信号は、それぞれ直角変調器の同相および直角枝路に供給されるリアルタイムのディジタル信号I(n)およびQ(n)である。
    ここでnは変調すべき整数表示ビット、チップまたは記号である。 直角変調器7
    は、電力制御入力9を含み、それを介して直角変調器の選択部分の電源を切ることができ、電子回路の当技術分野で公知のように回路の選択部分の電源を切る。

    【0017】 図2は、本発明による直角変調器7の第1の実施形態である。 直角変調器7は、同相変調枝路10および直角変調枝路11を含む。 同相変調枝路10は、第1
    のディジタルアナログ変換器12、第1の折り返し防止フィルタ13、第1の加算手段14および第1のミキサ15の第1の直列配列を含み、直角変調枝路11
    は、第2のディジタルアナログ変換器16、第2の折り返し防止フィルタ17、
    第2の加算手段18および第2のミキサ19の第2の配列を含む。 アナログディジタル変換器12は復元された信号I(nT)を供給する。 ここでTは復元周期である。 折り返し防止フィルタ13は、フィルタ処理されたアナログ信号I(t
    )を供給する。 同様に、直角枝路11では、ディジタルアナログ変換器16は復元された信号Q(nT)を供給し、折り返し防止フィルタ17はフィルタ処理されたアナログ信号Q(t)を供給する。 直角変調器7は局部発振器20をさらに含み、その局部発振器20は第1のミキサ15の差動入力21に結合され、さらに90度位相シフト装置22を経由して第2のミキサ19の差動入力23に結合されている。 局部発振器20は、搬送波信号を同相ミキサ15および直角ミキサ19に供給する。 直角変調器7は、混合された直角変調器信号Im(t)およびQm(t)を加算する加算手段24をさらに含む。 直角変調器は直角振幅変調出力信号s(t)を供給する。 本発明によれば、直角変調器7は信号Im(t)中の第1の搬送波漏れ信号を測定しさらに信号Qm(t)中の第2の搬送波漏れ信号を測定する搬送波漏れ測定手段をさらに含む。 ここで搬送波漏れ測定手段は第1の直列配列25および第2の直列配列26を含み、第1の直列配列25は同相枝路10に結合され、第2の直列配列26は直角枝路11に結合されて、例では、ミキサ15および16のそれぞれの出力に加えられている。 第1の直列配列2
    5の出力27はステートマシン29の入力28に結合され、第2の直列配列26
    の出力30はステートマシン29の入力31に結合される。 第1の直列配列25
    は、第1の増幅器40、第1の同期検出器41、第1のフィルタ42、および第1の比較器43の直列配列である。 第2の直列配列26は、第2の増幅器44、
    第2の同期検出器45、第2のフィルタ46、および第2の比較器47の直列配列である。 ステートマシン29の他の入力は、制御信号ctlおよびシステムクロック信号clkである。 出力側で、ステートマシン29は、フィルタ処理アナログ信号I(t)およびQ(t)の信号からそれぞれ引算される第1の単調増加信号sig1および第2の単調増加信号sig2を生成する制御可能信号生成手段に結合されている。 より詳細には、制御可能信号生成手段は第1のカウンタ5
    0および第2のカウンタ51を含み、その第1および第2のカウンタ50および51はステートマシン29で制御される。 直角変調器7は、信号sig1およびsig2の値を保持する保持手段を含み、その保持手段は、信号sig1の値を保持するための第3のディジタルアナログ変換器52、および信号sig2を保持するための第4のディジタルアナログ変換器53を含む。 図示の直角変調器7
    では、局部発振器20は同調制御入力60によって同調可能である。 搬送波漏れ補償に関して、本発明の直角変調器7はセットアンドフォーゲットの直角変調器として特徴づけられる。 原理は、直角変調器7または無線通信装置1の電源を投入する時に直角漏れが測定され、直角漏れ補償が一度行われる。 しかし、必要があれば、他の時点でも、例えば1つのチャネルから他のチャネルに同調を取る時に、補償を行うことができる。

    【0018】 変調枝路10および11から直流オフセットを導入しないために、枝路10および11へのディジタル入力信号はゼロに設定される。 好ましくは、搬送波漏れ補償中に、変調されない搬送波の伝送を防ぐために電力増幅器8はオフにされる。

    【0019】 直角変調器7におけるセットアンドフォーゲットの搬送波漏れの動作は次の通りである。 直角変調器7の電源を投入すると、第1および第2の同期検出器41
    および45は同相枝路10と直角枝路11の搬送波漏れを測定し、一方で同時にステートマシン29が第1および第2のカウンタ50および51を起動し、その結果、フィルタ処理されたアナログ信号I(t)およびQ(t)からそれぞれ単調増加信号sig1およびsig2が引かれる。 このようにして、搬送波漏れ低減のために帰還経路が設けられる。 同相枝路10および直角枝路11の搬送波漏れが最小である時に、比較器43および47は切り換わり、それぞれステートマシン29に命令してカウンタ50および51を停止させる。 その結果、ディジタルアナログ変換器52および53はそれぞれカウンタ50および51の現在値を保持する。

    【0020】 図3は本発明による直角変調器の第2の実施形態のブロック図である。 セットアンドフォーゲットの搬送波オフセット補償のこの非常に簡単な実施形態では、
    フィルタ13および17に対する直流オフセット補償だけが得られる。 この実施形態では、比較器43および47ではフィルタ13および17よりも遥かに小さい直流オフセットが発生する。 同相および直角枝路に分岐する代わりに、搬送波漏れ測定手段は出力信号s(t)を分岐することができる。 そのときには、単一制御信号でステートマシン29を制御して、同相および直角枝路10および11
    の両方で補償信号の注入を停止させる。 ピン数を節約するために、比較器43および47の出力27および30を多重化することができる。

    【0021】 図4は、本発明による直角変調器7で使用する発生器信号を示す。 好ましくは、制御可能信号生成手段は、本発明の簡単なディジタルの実施であるカウンタ5
    0および51で構成される。 そのような実施形態では、カウンタ50および51
    はステートマシン29で始動され、図4に示すように補償信号sig1およびs
    ig2はランプ信号rmpである。 図示する平方根信号sqtのような他の単調増加補償信号を適用することができる。 そのような平方根信号は、搬送波漏れ補償を立ち上げる時により急峻な勾配を示す。 これとともに、補償プロセス全体がより速くなる。 そのような平方根信号を発生するディジタル信号発生器は当技術分野ではよく知られている。 上記のようなディジタル発生器を使用する代わりに、制御可能アナログ信号発生器も同じく使用することができるが、セットアンドフォーゲットの補償信号が常に動作しているという相当なリスク、すなわち長時間動作で安定でないというリスクがある。 保持手段として、代わりに、容量保持手段を使用することができるだろう。

    【0022】 図5は、本発明による直角変調器7で使用するステートマシン29を示す。 ステートマシン29は、システムクロックclkの開始/停止制御信号str用の入力70を含む。 この目的のために、開始/停止制御信号strおよびシステムクロック信号clkは、それぞれのANDゲート71および72に入力されて、
    同相および直角枝路の補償信号の注入を制御する。 開始/停止信号strが論理「0」の値である場合は、ANDゲート71および72はシステムクロックcl
    kを阻止し、その結果、カウンタ50および51はそれ以上のクロックパルスを受取らないので現在値を保存するようになる。 開始/停止信号strが論理「1
    」の値である場合は、システムクロックはそれぞれの他のANDゲート73および74に通過し、そのANDゲートの出力75および76がそれぞれカウンタ5
    0および51に結合されている。 これとともに、カウンタ50および51は、同期をとられながらランプ信号を発生する。 ステートマシン29は、同相枝路カウンタ制御用の第1のマイナスエッジトリガDフリップフロップ77、および直角枝路カウンタ制御用の第2のマイナスエッジトリガDフリップフロップ78を含む。 比較器43および47の出力信号は、Dフリップフロップ77および78のそれぞれクロック入力79および80に供給される。 最小搬送波漏れで、比較器43および47が切り換わる場合に、マイナスエッジが生成され、Dフリップフロップを同期させ、その結果、論理「1」の反転が反転Q出力に現れる。 すなわち、場合によっては、論理「0」でANDゲート73および74を閉鎖する。 これとともに、システムクロックclkはANDゲート73および74でそれぞれ阻止される。 この例では、同相および直角カウンタの制御は独立に行われる。 直角変調器7の電源を投入すると、リセット信号rstがDフリップフロップ77
    および78をリセットして、システムクロックclkで信号生成が再び始められるようになる。 前に述べたように、搬送波漏れが出力信号s(t)から測定される例では、同相および直角枝路のシステムクロック制御は同時に行われる。 そのときに、ステートマシン29は2個のANDゲートと単一のDフリップフロップに簡単化できる。

    【0023】 図6は、本発明による直角変調器7の一部分の電子回路図を示す。 搬送波漏れ測定手段の第1の直列配列25を図示している。 すなわち、増幅器40、同期検出器41、フィルタ42、および比較器43の直列配列がミキサ15に結合され、そのミキサが局部発振器60に結合されている。 第2の直列配列26には、同様な電子回路手段を使用することができる。 この例では、全ての信号は差動信号である。 ミキサ15は、トランジスタQ1、Q2、Q3およびQ4をからなる平衡ミキサであり、信号I(t)はミキサ15の尾部トランジスタQ5およびQ6
    に供給される。 ミキサ15には、さらにバイアス抵抗80、81、82、83、
    および尾部電流源84が図示されている。 出力側で、ミキサ15は、トランジスタQ7およびQ8から成る増幅器40に結合されている。 トランジスタQ7およびQ8はバイアス抵抗90、91、92、93を持つ。 増幅器40はミキサ41
    で生成される直流オフセットを抑制する。 図示の回路では、また、トランジスタQ1、Q2、Q3およびQ4の内部の容量性結合で生じる搬送波漏れが打ち消される。 出力側で、増幅器40は、ミキサ42、平衡トランジスタQ9、Q10、
    Q11およびQ12から成り尾部トランジスタQ13およびQ14を有する同期検出器、および尾部電流源93、さらに電源レールVcに結合された電流源94
    および95に結合されている。 フィルタ42は単一のコンデンサとして実現されている。 フィルタ42は、同期検出器41で生成される2倍搬送波周波数を除去する。

    【0024】 上記を考慮することで、添付の特許請求の範囲で定義されるような本発明の精神および範囲内で、様々な修正物をつくることができること、したがって、本発明は示された例に限定されないことは当業者には明らかであろう。 特許請求の範囲の「含む」という単語は、請求項に挙げるもの以外の要素またはステップの存在を排除するものではないことは理解すべきである。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 無線通信装置のブロック図を模式的に示す図。

    【図2】 本発明による直角変調器の第1の実施形態のブロック図。

    【図3】 本発明による直角変調器の第2の実施形態のブロック図。

    【図4】 本発明による直角変調器で使用するための発生器信号を示す図。

    【図5】 本発明による直角変調器で使用するためのステートマシンを示す図。

    【図6】 本発明による直角変調器の一部分の電子回路図。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター、ストローエト オランダ国5656、アーアー、アインドーフ ェン、プロフ. ホルストラーン、6 Fターム(参考) 5K004 AA05 AA08 FE00 FF05 JE00 JF04 【要約の続き】 信号発生器の出力信号は凍結される。

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