Multi - carrier transmission device and method

申请号 JP2000571555 申请日 1998-09-23 公开(公告)号 JP3698643B2 公开(公告)日 2005-09-21
申请人 ノキア コーポレイション; 发明人 ポスティ ハーリ;
摘要
权利要求
  • a)複数の 変調されたデジタルキャリアの振幅をそれら各々のキャリア周波数に従って個々にプリ−スケーリング するスケーリング手段(51から54)と、
    b)前記 スケーリング手段(51から54)の出力をデジタルドメインで合成 する合成手段と、
    c) 前記合成された 複数のデジタルキャリア 信号を伝送されるべきアナログ信号に変換 する D/A変換手段(3)と
    d)複数のスケーリング因子を選定して、それらを前記スケーリング手段(51から54)に供給する制御手段(6)と、を備え、
    e)前記スケーリング手段(51から54)は、使用されるスケーリング因子が、前記D/A変換手段(3)の周波数特性を補償 するようになっており、
    f)前記制御手段(6)は、前記複数のデジタルキャリアの信号の電力を制御するために使用されるべき複数の電力制御ワードを供給する電力制御手段(61から6n)と、前記複数の変調されたデジタルキャリアの前記キャリア周波数に従って周波数関数によって計算されて前記スケーリング手段(51から54)に供給される複数のスケーリング制御ワードを供給するスケーリング制御手段(71から7n)とを備え、前記制御手段(6)は、前記複数の電力制御ワードの各々を前記複数のスケーリング制御ワードのうちの対応するものと乗算することにより各々のスケーリング因子を形成して、結果を前記スケーリング手段(51から54)に供給するようにされていること、を特徴とするマルチ−キャリア伝送装置。
  • 前記スケーリング手段は、 前記複数の変調されたデジタルキャリアの信号からの各信号を前記複数のスケーリング因子のうちの対応するもので乗算 する乗算手段(51から54)を備える請求項1に記載の装置。
  • 前記制御手段(6)は、 前記複数のスケーリング因子を記憶 する記憶手段を備える 請求項1に記載の装置。
  • 前記記憶手段は、 前記複数のスケーリング因子を記憶 する探索テーブルを備える 請求項3に記載の装置。
  • 前記探索テーブルは電力レベル及び周波数によって索引付けされる請求項4に記載の装置。
  • a)複数の 変調されたデジタルキャリアの振幅をそれら各々のキャリア周波数に従って個々にプリ−スケーリングするステップと、
    b) 前記プリ−スケーリングするステップの出力をデジタルドメインで合成するステップと、
    c) 前記合成された 複数のデジタルキャリア 信号を伝送されるべきアナログ信号にD/A変換するステップと、
    d)前記プリ−スケーリングするステップにおいて使用される 複数のスケーリング因子が、前記D/A変換 するステップの周波数特性を補償するために選定される ステップと、
    e)前記プリ−スケーリングするステップは、前記複数の変調されたデジタルキャリアの各々を前記複数のスケーリング因子のうちのそれぞれで乗算することによって実行されるものであり、
    f)前記複数のスケーリング因子のそれぞれは、電力制御ワードと、前記複数の変調されたデジタルキャリアのうちの対応するものの前記キャリア周波数に従って周波数関数によって計算されたスケーリング制御ワードとの組み合わせであること、を特徴とするマルチ−キャリア伝送方法。
  • 前記 複数のスケーリング因子 の各々は、 前記スケーリング制御ワードを前記電力制御ワードで乗算することによって取得される 請求項6に記載の方法。
  • 前記 複数のスケーリング因子は、探索テーブルに記憶される 請求項6に記載の方法。
  • 说明书全文

    【0001】
    発明の分野
    本発明は、複数のキャリア信号がデジタルドメインで合成されるような、無線ネットワークのためのマルチ−キャリア伝送装置及び方法に関する。
    発明の背景
    近年では、FDMA、TDMA又はCDMAシステムへのマルチ−キャリア広帯域の利用の分野において、研究及び開発が盛んに行われている。 このようなマルチ−キャリアの利用によって、コスト及びサイズの利益の可能性が提供される。 図3は、既知のマルチ−キャリア送信器を示し、この送信器では、複数キャリアの信号合成が、後続のD/A−変換の前にデジタルドメインで実施される。
    【0002】
    図3では、参照番号11から14は、異なるキャリア周波数で伝送されるべきデジタル基本帯域信号を処理するための基本帯域処理手段を示す。 そこでは、異なる入信号は、容易に変調することができるキャリア信号をデジタル方式で生成するための手段としての1列のパラレルDDS(Direct Digital Synthesizers−ダイレクトデジタルシンセサイザー)21から24によって異なるキャリア周波数に配置される。 代替で、高速フーリエ変換(FFT)を入力信号について実施することができる。 もし、DDS21から24が使用されるならば、変調をデジタル周波数合成に合体することができる。 FFTの場合には、変調は周波数変換に先立って実施される。
    【0003】
    続いて、DDSs21から24から出力され、変調されたデジタル信号を表すパラレルワードは、デジタル加算によって合成され、D/A変換手段3へ供給される。 FFT処理の場合には、信号ビットストリームが生成され、加算は必要でなくなる。
    【0004】
    D/A変換手段3は、デジタル合成されたマルチ−キャリア信号のD/A−変換を実施して、アナログマルチ−キャリア信号を生成し、その信号は伝送手段4に供給される。 伝送手段4では、D/A変換手段3から受信されるアナログマルチ−キャリア信号は、最終伝送周波数に周波数変換され、対応する無線チャネルを介して伝送される。
    【0005】
    しかしながら、D/A変換手段3の出力振幅応答は、図4に示されるようなsinc(x)特性を示す。 このようなsinc(x)特性は、以下の公式によって定義される。
    A(f 0 )=sin(πf 0 /f c )/(πf 0 /f c
    ここで、f 0は出力周波数を示し、f cはD/A変換手段3のクロック周波数を示す。
    【0006】
    マルチ−キャリア送信器の上記の場合には、複数のキャリア信号は、D/A変換の前にデジタルドメインで合成され、異なる周波数に配置される。 そして、異なるキャリアの出力振幅は、D/A変換手段3の上記の出力振幅応答すなわち変換関数によって重み付けられる。
    【0007】
    図5aは、D/A変換の前のデジタルマルチ−キャリア信号の周波数スペクトルを示す。 図示されている例では、合成された4つのキャリア信号は、振幅の絶対値|A|が同一である。
    【0008】
    もし、このような周波数スペクトルを有するデジタルマルチ−キャリア信号が、D/A変換手段3に入力されるならば、図5bに示されるような周波数スペクトルを有する、D/A変換された出力信号が取得される。 図5bによると、個々のキャリア信号の振幅の絶対値|A|は、D/A変換手段3の変換関数によって重み付けられている。 ここでは、絶対値|A|は、キャリア周波数が増大するにつれて減少する。
    【0009】
    D/A変換手段3の重み付け問題に対する既知の解決策によると、1/sinc(x)周波数応答を有するアナログフィルタが、D/A変換手段3の後に提供される。 このような1/sinc(x)周波数応答は図6に示される。
    【0010】
    従って、アナログフィルタは、D/A変換手段3によって実施される重み付けを補償するように機能する。
    【0011】
    しかしながら、このようなアナログフィルタは理想的な性質を示さず、従って、アナログハードウェアの量を付加すると共に、信号を劣化する。
    【0012】
    別の既知の解決策によると、1/sinc(x)周波数応答を有するデジタルフィルタが、個々のキャリアの合成の後であってD/A変換手段3の前に挿入される。 図7は、このようなデジタルフィルタの周波数応答を示す。
    【0013】
    デジタルフィルタリングすなわちプリエンファシスは、アナログフィルタよりも高い性能を提供するが、信号処理のコストを増大する。 更に、処理は、一般的にD/A変換のクロック速度に等しい高データ速度で行われなければならない。
    発明の概要
    本発明の目的は、マルチ−キャリア信号の上記の振幅ひずみを簡便な方法で補償することができるような、マルチ−キャリア伝送装置及び方法を提供することである。
    【0014】
    この目的は、複数のキャリア信号のそれぞれをプリ−スケーリングするためのスケーリング手段と、前記複数のキャリア信号をデジタルドメインで合成するための合成手段と、合成されたデジタルキャリア信号を伝送されるべきアナログ信号に変換するためのD/A変換手段とを備えるマルチ−キャリア伝送装置によって達成され、この装置においては、前記スケーリング手段のスケーリング因子は、前記D/A変換手段の周波数特性を補償するように選定される。
    【0015】
    更に、この目的は、複数のキャリア信号のそれぞれをプリ−スケーリングする段階と、前記複数のキャリア信号をデジタルドメインで合成する段階と、合成されたキャリア信号を伝送されるべきアナログ信号にD/A変換する段階とを備えるマルチ−キャリア伝送方法によって達成され、この方法においては、プリ−スケーリング段階で使用されるスケーリング因子は、前記D/A変換段階の周波数特性を補償するように選定される。
    【0016】
    同様に、不都合なデジタルもしくはアナログフィルタを、各キャリアの簡便なスケーリングによって置き換えることができる。 これは、キャリアを合成する前に行われる。 それによって、信号処理集中デジタルフィルタもしくは理想的でないアナログフィルタは必要でなくなる。
    【0017】
    更に、プリ−スケーリングを、データ補間の前に、一般的にシンボル速度に等しい低データ速度で実施することができる。 例えば、10MHzの帯域幅を有するマルチキャリア信号を有するGSMシステムでは、クロック速度は20MHz、好ましくは30MHzよりも高速でなければならず、一方、シンボル速度はわずか271kHzである。
    【0018】
    スケーリングは、デジタルキャリアデータをスケーリング因子で乗算することによって実施されるのが好ましい。 その場合には、複数の周波数−従属スケーリング因子を、伝送装置を制御するために使用される制御手段の記憶手段に記憶することができる。 制御手段はスケーリング因子を選定して、スケーリング手段に供給することができる。 記憶手段は、複数の周波数従属スケーリング因子を含む探索テーブルを備えるのが好ましい。
    【0019】
    デジタル電力制御が提供される場合には、電力制御ワードもまたプリ−スケーリングを実施するために使用することができる。 このような場合には、制御手段は、複数のキャリア信号の電力を制御するために使用されるべき電力制御ワードを供給するための電力制御手段と、周波数−従属スケーリング制御ワードをスケーリング手段に供給するためのスケーリング制御手段とを備え、そこでは、制御手段は、複数の電力制御ワードの各々を複数のスケーリング制御ワードのうちの対応するものと乗算して、結果をスケーリング手段に供給するようにされるのが良い。
    【0020】
    それによって、スケーリングも実施するように電力制御手段を拡張することができるので、ハードウェア要件は最小化される。
    【0021】
    更に、本発明の好ましい態様は、従属請求項に記載されている。
    【0022】
    以下では、本発明を、より詳細に、好ましい実施例に基づいて、添付図面を参照して説明する。
    好ましい実施例の説明
    本発明の好ましい実施例のブロック図が図1に示され、そこには、伝送手段4は図示されておらず、また、そこでは、図3に示される構成要素と同一の構成要素は、同一の参照番号によって示されている。 図1では、更なる乗算手段51から54が、変調及びDDS手段21から24から取得される個々のデジタルキャリアデータを、マイクロコントローラ6又は別の適切な制御手段から供給されるスケーリングワードで乗算するために提供される。 供給されたスケーリングワードは、乗算されるべき対応するキャリアデータのキャリア周波数に応じて、マイクロコントローラ6によって選定される。
    【0023】
    スケーリングワードは、D/A変換手段3の周波数特性の反転であるのが好ましい周波数関数に従って選定され、D/A変換手段3によって実施される重み付けを補償する。 しかしながら、十分な補償を達成することができる限りにおいては、いずれか他の周波数従属性を選定することができる。
    【0024】
    スケーリングワードを、探索テーブル又はそれに類似するようなマイクロコントローラ6のメモリに記憶することができる。 10MHzの帯域幅で、200kHz毎に間隔が空いている50の可能なキャリア周波数を有するGSMシステムの場合には、50のスケーリングワードが必要とされる。 デジタルデータ及びスケーリング因子について1ワードの長さを16ビットと仮定すると、探索テーブルのために必要とされるメモリ容量は、50×16/8=100バイトに等しい。 同様に、変調及びDDS手段21から24から出力される各デジタルキャリアデータは、マイクロコントローラ6から供給される各スケーリングワードで乗算されて、D/A変換手段3の周波数特性による重み付け関数が補償され、D/A変換手段3との組み合わせで乗算手段51から54の全周波数応答が、当周波数レンジのほぼ固定値を有する周波数特性を示す。
    【0025】
    デジタル電力制御関数が、マルチ−キャリア伝送装置で実施される場合には、電力制御のために使用される制御手段を、プリ−スケーリングも共に実施するようにすることができる。 図2は、デジタル電力制御のためにも使用されるマイクロコントローラ6のブロック図を示す。 図2によると、マイクロコントローラ6は、対応する各キャリアデータチャネルに供給されるべきデジタル電力制御ワードを生成するために使用される電力制御手段61から6nを備える。 電力制御ワードは、結果生じるキャリア信号の電力を対応する無線チャネルの伝送特性に調整するために、対応するキャリアデータと乗算される。
    【0026】
    このようなデジタル電力制御システムを、容易に、D/A変換手段3の周波数特性を補償するためにプリ−スケーリングを実施するようにすることができる。 この場合には、マイクロコントローラ6は、対応するキャリア信号の電力制御ワードと乗算されるべき周波数−従属デジタルスケーリングワードを生成するための周波数−従属スケーリング手段71から7nを備えるのが良い。 このように、マイクロコントローラ6は、電力制御ワードを周波数−従属スケーリングワードで乗算することによって取得される各組み合わせデータを供給する。 同様に、電力制御ワードは、D/A変換手段3の周波数特性を補償するためにスケーリングされる。
    【0027】
    電力制御手段61から6nによって供給される電力制御ワードと共に周波数−従属スケーリング手段71から7nによって供給されるスケーリングワードを、マイクロコントローラ6に提供される、対応する探索テーブルを読み出すことによって取得することができる。
    【0028】
    更に、周波数−従属スケーリング手段71から7n及び電力制御手段61から6nは、必ずしもハードウェア手段として提供される必要はなく、マイクロコンピュータ6のメモリに記憶される、対応する制御プログラムによっても実現することができる。
    【0029】
    電力制御及びスケーリングワードは個々に探索されて、続いて乗算される必要はない。 代替で、組み合わせデータが、電力レベル及び周波数によって索引付けされた単一の探索テーブルに含まれても良い。
    【0030】
    9電力レベル及び50周波数において制御ワードの長さが16ビットの場合には、以下のメモリ容量が制御ワードのために必要とされる。 すなわち、
    i) 組み合わされた制御ワード(すなわち、9×50ワード)を有する単一の探索テーブル:
    9×50×16/8=900バイト
    ii) 2つの別個の探索テーブル(すなわち、9+50ワード):
    (9+50)×16/8=118バイト上記の説明及び添付図面は、本発明を例示することのみを意図していることは理解されるべきである。 従って、本発明に従う装置及び方法は、添付の請求の範囲内で様々に変更可能である。
    【0031】
    マルチ−キャリア伝送装置及び方法が説明され、そこでは、複数のキャリア信号がデジタルドメインで合成され、そして、合成されたデジタルキャリア信号を伝送されるべきアナログ信号に変換するためのD/A変換手段に供給される。 D/A変換手段の周波数特性は、合成されて、D/A変換手段に供給される前に、前記複数のキャリア信号のそれぞれをプリ−スケーリングするためのスケーリング手段によって補償される。 キャリア信号を表すデジタルデータを、対応する周波数従属デジタルスケーリングワードで乗算することによって、プリ−スケーリングを実施することができる。 それによって、信号処理集中デジタルフィルタ又は理想的でないアナログフィルタの必要を排除することができる。 デジタル電力制御が提供される場合には、スケーリングワードを電力制御ワードと組み合わせることができる。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】 本発明の好ましい実施例に従うマルチ−キャリア伝送装置のブロック図を示す。
    【図2】 本発明の好ましい実施例で使用される制御手段のブロック図を示す。
    【図3】 従来技術に従うマルチ−キャリア伝送装置のブロック図を示す。
    【図4】 D/A変換手段の周波数特性を示す。
    【図5a】 D/A−変換前のマルチ−キャリア信号の周波数スペクトルを示す。
    【図5b】 D/A−変換後のマルチ−キャリア信号の周波数スペクトルを示す。
    【図6】 D/A変換手段の周波数特性を補償するために使用されるアナログ又はデジタルフィルタの周波数特性を示す。
    【図7】 プリエンファシスされたマルチ−キャリア信号の周波数スペクトルを示す。

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