電源端子箱構造及びこれを用いた圧縮機

申请号 JP2013090865 申请日 2013-04-24 公开(公告)号 JP2014216396A 公开(公告)日 2014-11-17
申请人 日立アプライアンス株式会社; Hitachi Appliances Inc; 发明人 OHASHI KATSUYA; NAKAMURA SATOSHI;
摘要 【課題】小型で衝撃などにより電源 端子 箱蓋が外れにくい電源端子箱構造および圧縮機を得る。【解決手段】電源端子箱構造において、3箇所の接続部は、電源線9入口部に対して最も近い 位置 に配置される第1接続部と、電源線入口部に対して第1の接続部よりも遠い位置に配置される第2接続部及び第3接続部とから構成されるとともに、第1接続部は電源線の挿入方向に対して最も近い位置に配置され、第2接続部は電源線の挿入方向に対して第1接続部よりも遠い位置に配置され、第3接続部は電源線の挿入方向に対して第1接続部よりも遠い位置に配置されるとともに電源線の挿入方向に対して第2接続部と反対側に配置され、2箇所の締結部は、第2接続部及び第3接続部よりも電源線入口部に近い位置に配置されるとともに電源線の挿入方向に対して第1接続部を挟むようにそれぞれ反対側に配置される。【選択図】図1
权利要求
  • 内部に少なくとも3本の電源線のそれぞれに接続する少なくとも3箇所の接続部を有する電源端子箱本体と、
    該電源端子箱本体及び前記接続部を覆う電源端子箱蓋と、を備え、
    前記電源端子箱本体の内側に前記電源端子箱蓋と締結するための少なくとも2箇所の締結部が形成され、
    前記電源端子箱本体又は前記電源端子箱蓋には前記電源線が挿入される電源線入口部が形成される電源端子箱構造において、
    前記3箇所の接続部は、前記電源線入口部に対して最も近い位置に配置される第1接続部と、前記電源線入口部に対して前記第1の接続部よりも遠い位置に配置される第2接続部及び第3接続部とから構成されるとともに、
    前記第1接続部は前記電源線の挿入方向に対して最も近い位置に配置され、前記第2接続部は前記電源線の挿入方向に対して前記第1接続部よりも遠い位置に配置され、第3接続部は前記電源線の挿入方向に対して前記第1接続部よりも遠い位置に配置されるとともに前記電源線の挿入方向に対して前記第2接続部と反対側に配置され、
    前記2箇所の締結部は、前記第2接続部及び第3接続部よりも前記電源線入口部に近い位置に配置されるとともに前記電源線の挿入方向に対して前記第1接続部を挟むようにそれぞれ反対側に配置されることを特徴とする電源端子箱構造。
  • 請求項1に記載の電源端子箱構造において、
    電源線入口部は前記電源端子箱本体又は前記電源端子箱蓋の一部を内側に折り曲げることにより形成されることを特徴とする電源端子箱構造。
  • 請求項1に記載の電源端子箱構造において、
    前記電源端子箱蓋の側面は正面から前記電源端子箱本体の底面方向に向かうにつれて前記電源端子箱本体の側面から離れるように形成され、
    前記電源端子箱蓋を前記電源端子箱本体に被せた状態で、前記電源端子箱蓋の正面の内側表面と前記締結部の外側表面との間に所定の隙間がある場合に、前記2箇所の締結部のさらに外側に位置する前記電源端子箱蓋の側面が前記電源端子箱本体の側面と第1接触部にて接触し、
    前記隙間が小さくなるように前記2箇所の締結部により締結を行うことで前記電源端子箱蓋の側面と前記電源端子箱本体の側面との接触点が前記第1接触部から第2接触部に変わり、
    前記第2接触部は前記電源端子箱蓋の側面において前記第1接触部より前記電源端子箱蓋の正面側に位置することを特徴とする電源端子箱構造。
  • 請求項1に記載の電源端子箱構造において、
    前記電源端子箱蓋の正面の内側表面と向き合う前記締結部の外側表面は前記電源端子箱蓋の正面の内側表面側に傾斜するように形成されるとともに、弾性変形する部材にて構成されることを特徴とする電源端子箱構造。
  • 圧力容器の内部に冷媒を圧縮する圧縮機構部と、この圧縮機構部を駆動する電動機を収容し、請求項1〜4の何れかに記載の電源端子箱構造にて構成される電源端子箱本体が前記圧力容器の表面に設置されることを特徴とする圧縮機。
  • 说明书全文

    本発明は、電源端子箱本体と電源端子箱蓋とを締結部にて締結する電源端子箱構造及びこれを用いた圧縮機に関する。

    従来の電源端子箱構造としては、特許文献1が知られている。 特許文献1に係る電源端子箱構造について図9、図10、図11にて説明する。
    図9は電源端子箱蓋を嵌込み式とした圧縮機の構造図である。 図9において、1は圧容器、2は圧縮機構部、3は電動機、4aは電源端子箱、5aは電源端子箱本体、6aは電源端子箱の蓋、7は冷媒の吸入配管、8は圧縮された冷媒の吐出配管、9は電源線、10は端子接続部である。

    圧縮機は、圧力容器1、圧縮機構部2、電動機3で構成され、電動機3に電源を供給する電源線9が接続される端子接続部10を内部に有する電源端子箱4aを圧力容器1の外表面に備えている。 電源端子箱4aは電源端子箱本体5aと電源端子箱の蓋6aで構成され、電源端子箱の蓋6aは電源端子箱本体5aに嵌込みし、防塵防の機能を果たす。 しかし、この構成の場合、電源端子箱の蓋6aを嵌込み式としているため、電源端子箱の蓋6aが衝撃などにより外れる虞があり、容易に外れない電源端子箱構造が必要であった。

    容易に電源端子箱の蓋6aが外れない構造としての例を図10、図11にて説明する。 図10は電源端子箱の蓋をねじ締結式とした圧縮機の構造図である。 図11は、図10に示す圧縮機の電源端子箱4bの構造図である。 図10、図11において、4bは電源端子箱、5bは電源端子箱本体、6bは電源端子箱の蓋で、11は電源端子箱蓋のねじ、電源端子箱4b以外の構成は図9と同一である。

    電源端子箱4bは電源端子箱本体5bと電源端子箱の蓋6b、電源端子箱蓋のねじ11で構成されており、電源接続部10の外周に締結面を有した端子箱本体5bと電源端子箱の蓋6bを電源端子箱蓋のねじ11で電源端子箱の蓋6bを締結し、容易に電源端子箱の蓋6bが外れない構造としている。

    特開2006−342672号公報

    上記した図10、11に示す構成の場合、電源接続部10の外周に締結面を有するため、電源端子箱4bは電源端子箱4aに対し、大きな構造となるため、より小型な電源端子箱構造とする必要があった。

    そこで本発明は、電源端子箱本体と電源端子箱蓋を締結する電源端子箱構造において、小型で衝撃などにより電源端子箱蓋が外れにくい電源端子箱構造および圧縮機を得ることを目的とする。

    上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
    本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、
    「 内部に少なくとも3本の電源線のそれぞれに接続する少なくとも3箇所の接続部を有する電源端子箱本体と、
    該電源端子箱本体及び前記接続部を覆う電源端子箱蓋と、を備え、
    前記電源端子箱本体の内側に前記電源端子箱蓋と締結するための少なくとも2箇所の締結部が形成され、
    前記電源端子箱本体又は前記電源端子箱蓋には前記電源線が挿入される電源線入口部が形成される電源端子箱構造において、
    前記3箇所の接続部は、前記電源線入口部に対して最も近い位置に配置される第1接続部と、前記電源線入口部に対して前記第1の接続部よりも遠い位置に配置される第2接続部及び第3接続部とから構成されるとともに、
    前記第1接続部は前記電源線の挿入方向に対して最も近い位置に配置され、前記第2接続部は前記電源線の挿入方向に対して前記第1接続部よりも遠い位置に配置され、第3接続部は前記電源線の挿入方向に対して前記第1接続部よりも遠い位置に配置されるとともに前記電源線の挿入方向に対して前記第2接続部と反対側に配置され、
    前記2箇所の締結部は、前記第2接続部及び第3接続部よりも前記電源線入口部に近い位置に配置されるとともに前記電源線の挿入方向に対して前記第1接続部を挟むようにそれぞれ反対側に配置される」ことを特徴とする。

    本発明によれば、電源端子箱本体と電源端子箱蓋を締結する電源端子箱構造において、小型で衝撃などにより電源端子箱蓋が外れにくい電源端子箱構造および圧縮機を得ることが可能となる。
    上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。

    電源端子箱の蓋をねじ締結式とした本発明の圧縮機構造図

    図1の電源端子箱構造図

    図2の断面A−A

    図3の詳細図(支え板12a)

    支え板を弾性変形とした図(支え板12b)

    支え板を弾性変形とした図(支え板12c)

    電源端子箱の蓋のプレス工程

    電源端子箱の蓋の構造図

    電源端子箱の蓋を嵌込み式とした圧縮機構造図

    電源端子箱の蓋をねじ締結式とした圧縮機構造図

    図10の電源端子箱構造図

    本発明の実施例について以下、図面を用いて説明する。

    本発明の実施例1について、以下、図面を用いて説明する。 上記したように図9、図10、図11に示す電源端子箱構造によれば、電源接続部10の外周に締結面を有するため、電源端子箱4bは電源端子箱4aに対し、大きな構造となり、また、製造原価上昇に繋がっていた。 このため、より小型な電源端子箱構造とする必要があった。 そこで、本実施例においては小型で衝撃などにより電源端子箱の蓋が外れにくい電源端子箱構造について説明する。

    図1は本実施例の電源端子箱の蓋をねじ締結式とした端子箱構造を備えた圧縮機構造図である。 図2は、図1に示す圧縮機の電源端子箱4cの構造図である。 図1、図2において、4cは電源端子箱、5cは電源端子箱本体、6cは電源端子箱の蓋で、11は電源端子箱蓋のねじ、12aは支え板a、電源端子箱4c以外の構成は図9と同一である。 電源端子箱4cは電源端子箱本体5cと電源端子箱の蓋6c、電源端子箱蓋のねじ11、支え板a12aで構成されている。

    電源端子箱蓋6cは電源接続部10から1方向に電源線9が配線されるように電源端子箱の蓋6cの底面には切り欠きが形成されており、この切り欠きは電源端子箱蓋6cの圧力容器の表面側に配置されている。 この切り欠きは電源線9が挿入される電源線入口部であり、電源端子箱蓋6cに形成されているが、電源端子箱本体5cに形成されるようにしてもよい。 なおここでは、便宜上、電源線入口部(切り欠き)が形成される側の面、つまり図2下図の左側の面を底面と呼び、反対側の面、つまり図2下図の右側の面を上面と呼ぶ。 また、図2下図の正面側の正面、図2下図の上側の面を左側側面、図2下図の下側の面を右側側面と呼ぶこととする。

    電源線9はU相、V相、W相の3本で構成されており、それぞれ電源接続部10、電源端子13のU相、V相、W相に電源端子のねじ14で締結する。 つまり、内部に少なくとも3本の電源線(U相、V相、W相)のそれぞれに接続する少なくとも3箇所の接続部(電源端子13)を有する電源端子箱本体5cと、電源端子箱本体5c及び接続部(電源端子13)を覆う電源端子箱蓋6cと、を備える。 なお、電源接続部10はこの少なくとも3箇所の接続部(電源端子13)を備えて構成される。

    支え板a12aは電源端子箱本体5cに取付けられており、電源端子箱本体5cと電源端子箱蓋6cは支え板a12aを介し電源端子箱蓋のねじ11で締結しており、この締結部は電源接続部10のW相の両側に設けている構造としている。 つまり、電源端子箱本体5cの内側に電源端子箱蓋6cと締結するための少なくとも2箇所の締結部が形成されるものである。

    なお、電源端子本体5cと電源端子蓋6cの締結部は電源接続部10のU相、V相の両側に設けていない。 より具体的に説明すると、3箇所の接続部(電源端子13)は、電源線入口部に対して最も近い位置に配置される第1接続部(W相)と、電源線入口部に対して第1の接続部(W相)よりも遠い位置に配置される第2接続部(U相)及び第3接続部(V相)とから構成される。 また第1接続部(W相)は電源線9の挿入方向に対して最も近い位置に配置される。 つまり、第1接続部(W相)は電源線9の挿入方向で形成される線上に一致する位置にある。

    第2接続部(U相)は電源線9の挿入方向に対して第1接続部(W相)よりも遠い位置に配置される。 つまり、第2接続部(U相)は電源線9の挿入方向で形成される線から離れた位置にある。 また、第3接続部(V相)は電源線9の挿入方向に対して第1接続部(W相)よりも遠い位置に配置されるとともに電源線9の挿入方向に対して第2接続部(U相)と反対側に配置される。 つまり、第3接続部(V相)は電源線9の挿入方向で形成される線から離れた位置にあるとともに、この線に対して第2接続部(U相)と反対側の位置にある。

    そして2箇所のねじ11による締結部は、第2接続部(U相)及び第3接続部(V相)よりも電源線入口部に近い位置に配置されるとともに電源線9の挿入方向に対して第1接続部(W相)を挟むようにそれぞれ反対側に配置される。 このように配置することにより、電源端子本体5cの内部スペースを無駄にすることなく有効に利用できるため、より小型な電源端子箱構造とすることが可能となる。 また、締結部にて電源端子本体5cと電源端子蓋6cとの安定した締結を可能とするため、輸送中に衝撃などがあったとしても電源端子箱蓋6cが外れにくい電源端子箱構造とすることができる。

    上記においては電源線入口部を電源端子箱蓋6cの底面の切り欠きとしたが、これに限るものではなく穴形状としても同様の効果を得ることができる。 また、本実施例は電源端子と電源線を電源接続部介し接続する例としたが、電源接続部を使用しない場合も、同様の効果を得ることが出来る。

    また、上記においては2箇所のねじ11による締結部が電源線9の挿入方向に対して第1接続部(W相)を挟むようにそれぞれ反対側に配置されると説明したが、このねじ11による締結部は1箇所のみで合っても十分に電源端子本体5cと電源端子蓋6cとを固定することが可能である。

    以下、本発明の実施例2について図面を用いて説明する。 なお、実施例1と同様の名称が付いた構成については同じ機能を果たすものであるため、詳細な説明は省略する。
    図8は本実施例の電源端子箱蓋の構造を説明するための図である。
    また図7は本実施例の電源端子箱蓋のプレス工程を説明するための図である。 ここで図8(d)が本実施例を示す電源端子箱蓋22dの構造図を示し、また図7(d)が図8(d)の電源端子箱蓋22dを製作するプレス工程を示す。 図7(a)(b)(c)は同様に図8(a)(b)(c)の電源端子箱の蓋のプレス工程を示す。 図7、図8において、9は電源線、10は端子接続部、21は、プレス打抜き時に発生するバリである。 図8において、22aは、図7のプレス工程(a)で製造した電源端子箱蓋を示し、それぞれ22b、22c、22dは図7のプレス工程(b)、(c)、(d)で製造した電源端子箱蓋を示す。

    電源端子箱蓋22a、22b、22c、22dは電源線9を配線するために電源線入口部が形成されており、本実施例においては電源端子箱蓋22dに示すように、この電源線入口部は電源端子箱蓋22の一部を内側に折り曲げることにより形成される。 なお、図7、8では電源端子箱蓋22を示しているが、電源端子箱本体の一部を内側に折り曲げることにより電源線入口部を形成するようにしても構わない。

    図7にてプレス工程により形成される電源端子箱蓋22の製造工程を説明する。 図7の上図に示すように電源端子箱蓋22は鋼板からプレス打抜きを行うことで製造する。 このプレス打抜き時にはバリ21が発生するため、このバリ21を最終工程にて取るバリ取りを行う、これにより、電源線9とバリ21による電源線9の損傷を防止している。 ここで図7の下図に示すようにプレス工程(a)(b)(c)により製造される電源端子箱蓋22a、22b、22cは、バリ21により電源線9が損傷する虞がある、あるいはバリ21がむき出しになるため、作業者が怪我をする虞があるため、このバリ21を取るバリ取りを最終工程で行う必要があり、これにより電源端子箱蓋22a、22b、22cが完成する。

    これに対して本実施例のプレス工程(d)により製造される電源端子箱蓋22dは電源線9を配線するための電源端子箱蓋dの下面に電源線入口部を設け、これを上面側である内側に折り曲げることにより形成している。 これにより、バリ21は電源線9と干渉しない位置となるため、プレス工程(a)(b)(c)では必要であったバリ取り工程を廃止することができ、製造原価を低減することができる。

    以下、本発明の実施例3について図面を用いて説明する。 なお、実施例1、2と同様の名称が付いた構成については同じ機能を果たすものであるため、詳細な説明は省略する。
    図2、図3、図4は本実施例の電源端子箱構造を説明するための図であり、図2は本実施例の電源端子箱構造を正面から示した図であり、図3は図2の断面A−Aを下面から示した図、また図4は図3のBに示す電源端子箱本体、電源端子箱蓋の側面の詳細図である。

    図2、図3、図4において、5cは電源端子箱本体、6cは電源端子箱蓋、11は締結手段であるねじである。 上記したように電源端子箱本体5cの内側に電源端子箱蓋6cと締結するための少なくとも2箇所の締結部を備えており、電源端子箱蓋6cのねじ穴にねじ11をねじ止めすることにより、上記2箇所の締結部がねじ止めされる。 12aは電源端子箱本体5cに取り付けられる支え板であり、この支え板の正面側においてねじを通す穴が形成されて締結部が構成される。

    図4に示すように電源端子箱蓋6cの側面(図4の上面)は正面(図4の右面)から電源端子箱本体5cの底面方向(図4の左側方向)に向かうにつれて電源端子箱本体5cの側面から離れるように形成される。 そして図4の上図に示すように、電源端子箱蓋6cを電源端子箱本体5cに被せた状態で、電源端子箱蓋6cの正面の内側表面と支え板12aに構成される締結部の外側表面との間に所定の隙間L(L>0)がある場合に、2箇所の締結部のさらに外側(図4の上側)に位置する電源端子箱蓋6cの側面が電源端子箱本体5cの側面と第1接触部にて接触する。

    次に図4の上図に示すように、隙間Lが小さくなるように2箇所の締結部により締結を行うことで電源端子箱蓋6cの側面と電源端子箱本体5cの側面との接触点が第1接触部から第2接触部に変わる。 この第2接触部は電源端子箱蓋6cの側面において第1接触部より電源端子箱蓋6cの正面側に位置するものである。 また、Pは電源端子箱蓋6cと支え板12aに構成される締結部を電源端子箱蓋の正面側からねじ11で締結する際に発生する荷重、Fは支え板12aと電源端子箱本体5cの固定強度である。 このFとPの関係がF>Pとなる。 上記により、電源端子箱本体5cと電源端子箱蓋6cの隙間を密着させて隙間が無い構造とすることができ、防塵性を得ることができる。

    以下、本発明の実施例4について図面を用いて説明する。 なお、実施例1、2と同様の名称が付いた構成については同じ機能を果たすものであるため、詳細な説明は省略する。
    図2、図3、図5は本実施例の電源端子箱構造を説明するための図であり、図2、3は実施例3と同様であり、図5は図3のBに示す電源端子箱本体、電源端子箱蓋の側面の詳細図である。

    5cは電源端子箱本体、6cは電源端子箱蓋、11は電源端子箱蓋のねじ、12bは支え板、Lは支え板b12b外側表面と電源端子箱の蓋6cの締結部内側表面の隙間、δは支え板が弾性変形する際のたわみ、Pは電源端子箱の蓋6cと支え板b12bを電源端子箱蓋のねじ11で締結する際に発生する荷重、Fは支え板a12aと電源端子箱本体の固定強度である。

    電源端子箱の蓋6cを電源端子箱本体5cに被せた状態で、電源端子箱の蓋6cのねじ締結部のさらに外側に、かつ、支え板12aよりも外側に形成される電源端子箱の蓋6cの側面が第1接触点にて接触し、この時、電源端子箱の蓋6cの締結部内側表面と支え板外側表面に所定の隙間Lができる。

    この所定の隙間(L>0)を電源端子本体5cと電源端子の蓋6cは支え板b12bを介し電源端子箱蓋のねじ11で締結する。 かつ、支え板bはたわみδの弾性変形をする。 このため、電源端子本体5cと電源端子の蓋6cの側面の接触点は第1接触点から第2接触点に支え板と電源端子箱の蓋の隙間Lとたわみδの差L−δ変化する。 なお、この時F>Pとなる。

    より具体的に説明すると電源端子箱蓋6cの正面の内側表面と向き合う支え板bに構成される締結部の外側表面は電源端子箱蓋6cの正面の内側表面側(図5の右側)に傾斜するように形成される。 このとき、支え板bに構成される締結部が弾性変形する部材にて構成されることより、図5下図で示すように、締結部をねじ11で締結することで電源端子箱蓋6cの正面の内側表面側(図5の右側)に傾斜していた締結部が電源端子箱蓋6cの正面と一致するため、より隙間が無い構造とすることができ、防塵性を得ることができる。

    また電源接続部の両側に配置している支え板12bのそれぞれの取付高さの公差幅を広げることができ作業性が改善できる。
    なお支え板の形状は図6の支え板c12cでも同様の効果を得ることができる。

    以上の実施例で説明した電源端子箱構造を圧縮機の圧力容器の表面に取り付けることで、防塵性を確保し、電源端子箱蓋の外れにくい圧縮機を提供することが可能となる。 圧縮機は輸送時や作業する際に振動、衝撃が起きることがあり、この場合に電源端子箱蓋が外れる虞があったものであるが、以上の実施例の電源端子箱構造を適用することにより、これを抑制することが可能となる。

    この圧縮機は圧力容器の内部に冷媒を圧縮する圧縮機構部と、この圧縮機構部を駆動する電動機を収容し、冷媒を圧縮機後部で圧縮した後に吐出配管から吐出することで冷凍サイクルを形成するように用いられる。

    1 圧力容器 2 圧縮機構部 3 電動機 4a 電源端子箱 4b 電源端子箱 4c 電源端子箱 5a 電源端子箱本体 5b 電源端子箱本体 5c 電源端子箱本体 6a 電源端子箱蓋 6b 電源端子箱蓋 6c 電源端子箱蓋 7 吸入配管 8 吐出配管 9 電源線 10 端子接続部 11 電源端子箱蓋のねじ 12a支え板a
    12b 支え板b
    12c 支え板c
    13 電源端子 14 電源端子のねじ
    21 プレス打抜き時に発生するバリ 22a プレス工程(a)により製造される電源端子箱蓋 22b プレス工程(b)により製造される電源端子箱蓋 22c プレス工程(c)により製造される電源端子箱蓋 22d プレス工程(d)により製造される電源端子箱蓋 L 支え板と電源端子箱の蓋の隙間 δ 支え板が弾性変形する際のたわみ P 支え板に発生する荷重 F 支え板と電源端子箱本体の固定強度

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