Wire harness |
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申请号 | JP2010253825 | 申请日 | 2010-11-12 | 公开(公告)号 | JP2012105502A | 公开(公告)日 | 2012-05-31 |
申请人 | Yazaki Corp; 矢崎総業株式会社; | 发明人 | NAKAYAMA MASAYUKI; | ||||
摘要 | PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a wire harness capable of easily adding a communication function without increasing the number of components.SOLUTION: The wire harness comprises: relay boxes 2a,2b in which an outer shape is defined by a frame to which a mechanical relay cassette or a relay cassette having a communication function can be mounted replaceably; junction connectors 3a,3b having a preliminarily provided installation space for a communication module; and junction boxes 4a,4b mounting a microcomputer capable of adding a communication function. | ||||||
权利要求 | 機械式のリレーカセットまたは通信機能付きのリレーカセットを交換可能に装着できるフレームによって外形形状を規定されたリレーボックスと、 通信モジュールの設置空間が予め設けられたジャンクションコネクタと、 通信機能を付加することが可能なマイクロコンピュータを搭載したジャンクションボックスとを備えていることを特徴とするワイヤハーネス。 前記ジャンクションコネクタは、配線板の上部とケースとの間に前記通信モジュールの設置空間が設けられており、前記配線板と前記通信モジュールを二段構造にすることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス。 |
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说明书全文 | 本発明はワイヤハーネスに関し、特に通信機能を容易に付加することが可能なワイヤハーネスに関する。 従来、車両に搭載するためのワイヤハーネスの開発では、機能の少ない下位グレードから多くの機能やオプションが搭載された上位グレードまでさまざまな要求を考慮して開発されていた。 特に、上位グレードでは特許文献1に開示されているようにワイヤハーネスに通信機能を付加することが行われており、このような機能は通常下位グレードには設定されることはなかった。 したがって、ワイヤハーネスを開発する際には、各グレードに応じて機能を追加したり、削除したりしながら開発していく必要があった。 例えば、図7に示すように、車両に搭載されているワイヤハーネス71では、すでにリレーボックス72と、ジャンクションコネクタ73、74と、ジャンクションボックス75が設置されている。 このようなワイヤハーネス71に新たな機能を追加する場合に、従来では新たな機能を備えたジャンクションボックス等のボックス類76を追加することによって新たな機能を実現していた。 しかしながら、近年では車両の安全性能や快適性の向上、あるいは軽量化の要請などから車両内の搭載スペースは急激に減少しており、新たな機能を追加するためにボックス類を追加して設置することができないという問題点があった。 特に、通信機能については下位グレードのワイヤハーネスには設置されていないので、新たに通信機能を追加しようとすると、設置が困難になってしまうという問題点があった。 そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、構成部品を増加させることなく、容易に通信機能を付加することのできるワイヤハーネスを提供することを目的とする。 上記した目的を達成するために、本願の請求項1に係る発明のワイヤハーネスは、機械式のリレーカセットまたは通信機能付きのリレーカセットを交換可能に装着できるフレームによって外形形状を規定されたリレーボックスと、通信モジュールの設置空間が予め設けられたジャンクションコネクタと、通信機能を付加することが可能なマイクロコンピュータを搭載したジャンクションボックスとを備えていることを特徴とする。 本願の請求項2に係る発明のジャンクションコネクタは、配線板の上部とケースとの間に前記通信モジュールの設置空間が設けられており、前記配線板と前記通信モジュールを二段構造にすることを特徴とする。 本願の請求項1に係る発明によれば、ワイヤハーネスを構成するリレーボックス、ジャンクションコネクタ、ジャンクションボックスのそれぞれが容易に通信機能を付加することのできる構造となっているので、構成部品を増加させることなく容易に通信機能を付加することができ、これによって下位グレードの車種から上位グレードの車種まで幅広い車種に柔軟に対応することのできるワイヤハーネスを提供することができる。 本願の請求項2に係る発明によれば、配線板の上部とケースとの間に通信モジュールの設置空間を設け、配線板と通信モジュールを二段構造にしたので、ジャンクションコネクタ内の空間を有効に活用して通信モジュールを設置することができる。 以下、本発明を適用した一実施形態について図面を参照して説明する。 [ワイヤハーネスの構成] 図1(a)に示すように、下位グレードの車両に搭載された場合のワイヤハーネス1aは、機械式のリレーカセットが設置されたリレーボックス2aと、通信モジュールの設置されていないジャンクションコネクタ3a、5aと、通信機能を付加されていないマイクロコンピュータを搭載したジャンクションボックス4aとを備えている。 また、図1(b)に示すように、上位グレードの車両に搭載された場合のワイヤハーネス1bは、通信装置20を備えたリレーカセットが装着されたリレーボックス2bと、通信モジュール30、50の設置されたジャンクションコネクタ3b、5bと、通信機能が付加されたマイクロコンピュータ40を搭載したジャンクションボックス4bとを備えている。 上述したように、本実施形態に係るワイヤハーネスは、下位グレードの車両に搭載する場合には通信機能を設置せずに、上位グレードの車両に搭載する場合には容易に通信機能を付加することができるものである。 そのために本実施形態に係るワイヤハーネスを構成するリレーボックス、ジャンクションボックス及びジャンクションコネクタには、通信機能を容易に付加することのできる構造が設けられている。 以下、本実施形態に係るワイヤハーネスを構成するリレーボックス、ジャンクションボックス及びジャンクションコネクタの構造をそれぞれ説明する。 [リレーボックスの構造] 図2(a)に示すように、下位グレードの車両に搭載されたリレーボックスではフレームFに機械式のリレーカセット25が複数設置されている。 一方、図2(b)に示す上位グレードの車両に搭載されたリレーボックスでは、フレームFに通信機能付きのリレーカセット26が複数設置されている。 通信機能付きのリレーカセット26には、それぞれ通信装置27が設置され、通信線28で電子ユニット29と連結されている。 ここで、本実施形態に係るリレーボックスでは、機械式のリレーカセット25と通信機能付きのリレーカセット26は同一形状に形成されており、リレーボックスの外形形状を規定するフレームFにはどちらも交換可能に装着することができる。 したがって、新たな構成部品を増加させることなく、リレーカセットを交換するだけで容易に通信機能を付加することができ、これによって下位グレードから上位グレードまで幅広い車種に対応することができる。 次に、図3を参照してリレーボックスの回路構成を説明する。 図3(a)は下位グレードの車両に搭載されたリレーボックスの回路構成を示し、図3(b)は上位グレードの車両に搭載されたリレーボックスの回路構成を示している。 図3(a)に示すように、下位グレードの車両に搭載されたリレーボックスでは機械式のリレーRを備えたリレーカセット31、32が装着され、ヒューズを介して負荷と接続されている。 一方、図3(b)に示す上位グレードの車両に搭載されたリレーボックスでは、リレーカセット35、36にそれぞれ通信装置37が設置されている。 通信装置37は、通信の送受信を行う通信部38と、リレーの制御を行う制御ブロック39とを備えている。 また、リレーカセット35、36には機械式のリレーRの他に半導体スイッチSを備えていてもよい。 図3(b)に示す上位グレードのリレーボックスでは、制御マスターECU34から制御命令が送信されると、リレーカセット36の制御ブロック39が制御命令に従ってリレーRや半導体スイッチSを制御する。 また、リレーカセット36の通信部38は制御命令を受信するとリレーカセット35に伝送するので、リレーカセット35の制御ブロック39も制御命令を受信してリレーRの制御を実行する。 上述したリレーボックスの回路構成は、搭載される車両のグレードや仕様に合わせて各配線をフレームFに配設し、そこへさらにリレーカセットを装着することによって形成することができる。 [ジャンクションコネクタの構造] 図4(b)に示すように、下位グレードの車両に搭載する場合にはケースC内には配線板41が設置され、この配線板41から端子42が伸びている構造となっている。 一方、図4(c)に示す上位グレードの車両に搭載する場合には、配線板41の上部にあるケースCとの間の空間に通信モジュール43を設置して端子44で配線板41と接続している。 このようにケースC内に予め通信モジュール43の設置空間を設けておき、配線板41と通信モジュール43を二段構造にすることによって、ジャンクションコネクタ内の空間を有効に利用して通信モジュールを設置することができる。 次に、図5を参照してジャンクションコネクタの回路構成を説明する。 図5(a)は下位グレードの車両に搭載されたジャンクションコネクタの回路構成、図5(b)は上位グレードの車両に搭載されたジャンクションコネクタの回路構成を示している。 図5(a)に示すように、下位グレードの車両に搭載されたジャンクションコネクタ51では入力された配線が分岐されて出力されている。 一方、図5(b)に示す上位グレードの車両に搭載されたジャンクションコネクタ52では、配線が分岐されるとともに通信モジュール53が設置されている。 通信モジュール53は、通信の送受信を行う通信部54と、スイッチ類やセンサーの制御を行う制御ブロック55とを備えている。 ジャンクションコネクタ52では、通信線56を介して制御命令を受信すると、制御ブロック55が制御命令に従ってスイッチ類57やセンサー58の制御を実行する。 [ジャンクションボックスの構造] 図6に示すように、ジャンクションボックス61は、ワイヤハーネス62を嵌合するコネクタ63と、ヒューズボックス64と、リレーボックス65とを備えている。 ただし、ここに挙げた構成は一例であり、これらの構成をすべて備えている必要はなく、またその他の構成を備えていてもよい。 このような構成のジャンクションボックス61にはボデーECUなどのマイクロコンピュータが搭載されているので、このマイクロコンピュータを、通信機能を付加することが可能なものに予め設定しておく。 これにより、下位グレードの車両に搭載する場合には通信機能の付加されていないマイクロコンピュータを搭載したジャンクションボックスを設置し、上位グレードの車両に搭載する場合には通信機能が付加されたマイクロコンピュータを搭載したジャンクションボックスを設置すれば、通信機能の有無を容易に変更することができる。 [本実施形態の効果] また、本実施形態に係るワイヤハーネスのジャンクションコネクタでは、配線板の上部とケースとの間に通信モジュールの設置空間を設け、配線板と通信モジュールを二段構造にしたので、ジャンクションコネクタ内の空間を有効に活用して通信モジュールを設置することができる。 なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。 このため、本発明は、上述の実施の形態に限定されることはなく、この実施の形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計などに応じて種々の変更が可能であることは勿論である。 本発明は、車両内の電源供給、信号通信に利用することができる。 1a、1b、62、71 ワイヤハーネス2a、2b、72、65 リレーボックス3a、3b、5a、5b、51、52、73、74 ジャンクションコネクタ4a、61、75 ジャンクションボックス20、27、37 通信装置25、26、31、32、35、36 リレーカセット28、56 通信線29 電子ユニット30、43、50、53 通信モジュール34 制御マスターECU |