電気的接続デバイス、電気ケーブルを組み立てる方法、および組み立てられた電気同軸ケーブル

申请号 JP2017047401 申请日 2017-03-13 公开(公告)号 JP2017168440A 公开(公告)日 2017-09-21
申请人 ティーイー コネクティビティ ジャーマニー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツンク; TE Connectivity Germany GmbH; ティーイー・コネクティビティ・コーポレイション; TE Connectivity Corporation; 发明人 デ クロエット, オリビエ; シュレットリンガー, クリスティアン; ミュラー, ヴォルフガング; フォルツ, キース リチャード;
摘要 【課題】ミニ同軸接続デバイス、ならびに改善されたコネクタまたは相手側コネクタ、好ましくはミニコネクタまたはミニ相手側コネクタを、小さく、簡単な構造で、かつ/または取扱いが容易なものとし、柔軟なプロセス管理で、たとえば任意選択で顧客の施設で、この方法を効率的に実施する。 【解決手段】電気的接続デバイス100は、少なくとも2つの個別部分を備え、第1の部分200は、ケーブル60上に設けることができるフェルール200の形態であり、第2の部分300は、電気的コンタクト手段の形態であり、フェルール200は、ケーブル60の第2の導電体640に少なくとも機械的に確実に接続することが可能であり、コンタクト手段は、ケーブルの第1の導電体に電気機械的に確実に接続することが可能である。 【選択図】図18
权利要求

ケーブル(60)、特に自動車産業向けの銅(60)および/またはアルミニウムケーブル(60)のための、少なくとも2つの個別部分(200、300)を備える電気的接続デバイス(100)、好ましくはミニ同軸接続デバイス(100)であって、 第1の部分(200)は、前記ケーブル(60)上に設けることができるフェルール(200)の形態であり、第2の部分(300)は、前記ケーブル(60)上に設けることができる電気的コンタクト手段(300)の形態であり、 前記フェルール(200)は、前記ケーブル(60)の第2の導電体(640)に少なくとも機械的に確実に接続することが可能であり、前記コンタクト手段(300)は、前記ケーブル(60)の第1の導電体(630)に電気機械的に確実に接続することが可能であることを特徴とする電気的接続デバイス(100)。前記接続デバイス(100)の軸方向(Ax)における前記フェルール(200)の実質上長手方向延長部(Ax)全体を、前記第2の導体(640)上に設けることができ、 前記フェルール(200)は、その嵌合状態で前記フェルール(200)が軸方向(Ax)に実質上一定の内径を有するように構成され、 前記フェルール(200)は、単一の嵌合可能な取付け部分(200)として構成され、かつ/または 前記フェルール(200)は、長い側面(Ax)に、単一の取付け手段(210)、特に取付けフランク(210)を有する ことを特徴とする、請求項1に記載の電気的接続デバイス(100)。前記電気的接続デバイス(100)は、第3の個別部分(400)を備え、 前記第3の部分(400)は、前記ケーブル(60)上に設けることができる第2の電気的コンタクト手段(400)の形態であり、前記第2のコンタクト手段(400)は、前記ケーブル(60)の第2の導電体(640)に電気的に接続することが可能であり、かつ/または 前記接続デバイス(100)は、前記ケーブル(60)の外側導体(640)および/もしくは前記第2のコンタクト手段(400)を前記フェルール(200)の上に設けることができるように構成されることを特徴とする、請求項1または2に記載の電気的接続デバイス(100)。前記フェルール(200)の上の前記第2のコンタクト手段(400)は、前記フェルール(200)の上に直接もしくは間接的に載置されるように取り付けることができ、かつ/または 前記接続デバイス(100)を組み立てるとき、前記第2のコンタクト手段(400)は、前記フェルール(200)にロックすることができることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の電気的接続デバイス(100)。前記フェルール(200)と前記第2のコンタクト手段(400)のロックが、少なくとも1つの軸方向(Ax)で有効であり、 前記フェルール(200)と前記第2のコンタクト手段(400)の前記ロックは、前記フェルール(200)のロック手段(240)および前記第2のコンタクト手段(400)のロック手段(240)によって構成され、 前記フェルール(200)の前記ロック手段(240)は、少なくとも1つのロック突起(240)、1つのロック肩部(240)、1つのロック縁部(240)、もしくは1つのロック凹部(240)を備え、 前記第2のコンタクト手段(400)の前記ロック手段(440)は、少なくとも1つのロック凹部(440)、1つのロック肩部(440)、1つのロック突起(440)、もしくは1つのロックラグ(440)を備え、 前記フェルール(200)は、その内側および/もしくは外側にブロック手段(215)を備え、 前記第2のコンタクト手段(400)は、特にその取付け部分(410)内に、少なくとも1つのブロック手段(415、450、452)を備え、かつ/または 前記第2のコンタクト手段(400)は、ブロック手段(415)として、前記ケーブル(60)のための滑り防止手段(415)を備える ことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の電気的接続デバイス(100)。前記フェルール(200)は、前記接続デバイス(100)の径方向平面(Ra)内に実質上U字状もしくはV字状の横断面を有し、好ましくは主にもしくは実質上単一の材料層(200)の形態であり、かつ/または 前記フェルール(200)は、互いに実質上反対側に位置する2つの取付け手段(210、220)を有し、前記取付け手段(210、220)は、好ましくは、取付けフランク(210、220)もしくは圧着フランク(210、220)の形態であることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の電気的接続デバイス(100)。ケーブル(60)、特に自動車産業向けの同軸ケーブル(60)のためのコネクタ(1)または相手側コネクタ(1)、好ましくはミニコネクタ(1)またはミニ相手側コネクタ(1)であって、コネクタハウジング(10)を備え 請求項1から6いずれか一項に記載の接続デバイス(100)として、前記コネクタ(1)は、接続デバイス(100)を有し、または前記相手側コネクタ(1)は、相手側接続デバイス(100)を有することを特徴とするコネクタ(1)。電気ケーブル(60)、好ましくは自動車産業向けの銅および/またはアルミニウム同軸ケーブル(60)を組み立てる方法において、 第1のステップ(I)で、前記ケーブル(60)の第2の導電体(640)が、フェルール(200)によって機械的に固定され、 時間的に前記第1のステップ(I)後の第2のステップ(II)で、前記ケーブル(60)の第1の導電体(630)が、電気的コンタクト手段(300)によって電気機械的に接触されることを特徴とする組立て方法。時間的に前記第2のステップ(II)後の第3のステップ(III)で、第2の電気的コンタクト手段(400)を前記フェルール(200)の上に直接または間接的に固定することができ、または固定し、 前記第2の導体(640)と前記第2のコンタクト手段(400)との間の電気的接続を確立することができ、または確立し、前記第2のコンタクト手段(400)は、好ましくは、前記ケーブル(60)上に固定することが可能であり、または固定されることを特徴とする、請求項8に記載の組立て方法。前記第1のステップ(I)で、 前記ケーブル(60)は、一部分が前記ケーブル(60)の外側絶縁(620)から解放された状態で、前記フェルール(200)内へ挿入され、もしくは逆も同様であり(部分ステップI.1)、 前記フェルール(200)は、前記外側導体(640)上で嵌合されるとき、塑性変形され、好ましくは曲げられもしくは圧着され、(部分ステップI.2)、 前記外側導体(640)の露出された端部部分(642)が、前記フェルール(200)の外側の周りに配置され(部分ステップI.3)、かつ/または 前記ケーブル(60)の残りの露出された部分が、端部部分側で前記ケーブル(60)の内側絶縁(610)から解放される(部分ステップI.4)ことを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の組立て方法。好ましくはキャリアストリップ(460)上の前記第2のコンタクト手段(400)の少なくとも1つの取付けウィング(411)は、事前に曲げられもしくは事前に丸められ(部分ステップIII.1a)、 好ましくは前記キャリアストリップ(460)上の前記第2のコンタクト手段(400)は、ケーブル(60)、フェルール(200)、および第1のコンタクト手段(300)を備えるサブアセンブリ(20)を装備し(部分ステップIII.1b)、 前記第2のコンタクト手段(400)が、ケーブル(60)、フェルール(200)、および第1のコンタクト手段(300)を備える前記サブアセンブリ(20)を装備するとき、前記第2のコンタクト手段(400)の前記少なくとも1つの取付けウィング(411)は、開かれ、事前に曲げられ、もしくは事前に丸められ、 ケーブル(60)、フェルール(200)、第1のコンタクト手段(300)、および第2のコンタクト手段(400)を備えるサブアセンブリ(30)が、前記キャリアストリップ(460)から分離され(部分ステップIII.2)、かつ/または ケーブル(60)、フェルール(200)、第1のコンタクト手段(300)、および第2のコンタクト手段(400)を備える前記サブアセンブリ(30)の前記第2のコンタクト手段(400)は、前記ケーブル(60)に締結され、特に前記ケーブル(60)上へ圧着される(部分ステップIII.3) ことを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の組立て方法。組み立てられた電気同軸ケーブル(6)、好ましくは自動車産業向けの組み立てられた電気銅(6)および/またはアルミニウム同軸ケーブル(6)であって、 電気同軸ケーブル(60)と、前記電気同軸ケーブル(60)に少なくとも部分的に締結された電気的接続デバイス(100)とを備える電気同軸ケーブル(6)において、 前記接続デバイス(100)のフェルール(200)が、前記同軸ケーブル(60)の外側導電体(640)に機械的に確実に締結され、 前記接続デバイス(100)の第1の電気的コンタクト手段(300)が、前記同軸ケーブル(60)の内側導電体(630)に電気機械的に確実に接続され、 前記接続デバイス(100)の第2の電気的コンタクト手段(400)が、前記外側導体(640)に電気的に接続することができまたは電気的に接続されることを備える、電気同軸ケーブル(6)。前記同軸ケーブル(6、60)の組立て中、 前記第2のコンタクト手段(400)は、少なくとも1つの開いたもしくは事前に曲げた取付け手段(411、412)、特に開いたもしくは事前に丸めた圧着ウィング(411、412)を有し、 前記少なくとも1つの開いたもしくは事前に曲げた取付け手段(411、412)を有する前記第2のコンタクト手段(400)は、前記フェルール(200)の上へ押し込まれ、もしくは押し込むことができ、 第2のコンタクト手段(400)が前記フェルール(200)の上へ押し込まれると、前記少なくとも1つの開いたもしくは事前に曲げた取付け手段(411、412)は、部分ステップで、その取付け位置へ動かすことができ、かつ/または 前記同軸ケーブル(60)上の前記第2のコンタクト手段(400)の取付け状態で、前記第2のコンタクト手段(400)は、前記外側導体(640)上、前記フェルール(200)上、および/もしくは前記外側絶縁(620)上にきつく係合することを特徴とする、請求項12に記載の電気同軸ケーブル(6)。前記同軸ケーブル(6)は、事前に組み立てられた同軸ケーブル(6)の形態であり、 前記同軸ケーブル(60)、前記第1のコンタクト手段(300)、および/もしくは前記フェルール(200)とは別個の第2のコンタクト手段(400)が、前記事前に組み立てられた同軸ケーブル(6)に連結され、 前記接続デバイス(100)は、相手側接続デバイス(100)の形態であり、 請求項1から13のいずれか一項に記載の前記接続デバイス(100)が形成され、かつ/または 前記組み立てられた同軸ケーブル(6)は、請求項1から13のいずれか一項に記載の組立て方法によって形成される ことを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載の電気同軸ケーブル(6)。特に自動車産業向けのデバイス、モジュール、器具、装置、設備、またはシステムにおいて、 請求項1から14のいずれか一項に記載の電気的接続デバイス(100)、電気コネクタ(1)、および/もしくは組み立てられた電気同軸ケーブル(6)を有し、かつ/または 請求項1から14のいずれか一項に記載の組立て方法によって形成された組み立てられた電気ケーブル(6)を有することを特徴とする、デバイス、モジュール、器具、装置、設備、またはシステム。

说明书全文

本発明は、ケーブル、特に同軸ケーブルのための電気接続デバイス、好ましくはミニ同軸接続デバイス、ならびにコネクタまたは相手側コネクタ、好ましくはミニコネクタまたはミニ相手側コネクタに関する。さらに、本発明は、電気ケーブルを組み立てる方法ならびに組み立てられた電気同軸ケーブル、好ましくは組み立てられた電気銅および/またはアルミニウム同軸ケーブルに関する。さらに、本発明は、特に自動車産業向けのデバイス、モジュール、器具、装置、設備、またはシステムに関する。

電気分野(電子技術、電気工学、電気学、電気エネルギー技術など)では、広帯域幅の電流、電圧、周波数、および/またはデータ率で電流、電圧、信号、および/またはデータを伝達する働きをする多数の電気接続手段およびデバイス、ブッシング、および/またはピンコネクタなど(以下、(電気)(相手側)コネクタまたは(相手側)接続デバイスと呼ぶ)が知られている。低、中、または高電圧および/または電流の範囲において、特に自動車産業では、そのようなコネクタは、温かいまたは高温の、汚染された、湿気の多い、および/または化学的に攻撃的な環境で、短期間および/または長期間の電、信号、および/またはデータの伝達を保証しなければならない。適用分野の帯域幅が広いため、多数の特別に構成されたコネクタが知られている。

そのようなコネクタおよびそれらのハウジングは、電気ケーブル、ライン、ケーブルハーネス、および/または電気手段もしくはデバイスに組み立てることができ、たとえば電気的、電気光学的、もしくはそれぞれ電子的な構成要素またはこのタイプのユニットのハウジング内または回路基板上などに組み立てることができる。この場合、(相手側)コネクタデバイスが挙げられることが多い。コネクタがライン、ケーブル、またはケーブルハーネスのみに位置する場合、(フライング)(プラグ)コネクタまたはプラグまたは継手が主として挙げられ、電気的、電子的、または電気光学的な構成要素内に位置する場合、(内蔵)プラグまたは(内蔵)ブッシングなどの(内蔵)コネクタが主として挙げられる。さらに、このタイプのデバイス上のコネクタは、プラグ受信器またはヘッダと呼ばれることが多く、このコネクタは、頑強な接続を保証することが意図される支持カラーを有することが多い。

電気コネクタは、電気信号(電圧)および/または電力の完全な伝送を保証しなければならず、互いに対応するコネクタ(コネクタおよび相手側コネクタ)は、主として、相手側コネクタ内にコネクタを長期間であるが、概して取外し可能に締結またはロックする締結またはロック手段を有する。さらに、たとえば実際の電気コンタクト手段および/または実際の電気遮蔽コンタクト手段、すなわちたとえばコネクタの電気接続デバイスなどの対応する電気コンタクト素子を、コネクタ内に確実に保持しなければならない。コネクタのハウジングは、主として、たとえばFAKRA規格などの特定の規格に準拠するため、ハウジングの最も重要な寸法は、異なる製造者と同じ寸法を有する。

電気コネクタを改善および低減させ、かつ/または電気コネクタを安価にするための取組みが、常になされている。小型化は、関連するケーブルおよび/または接続デバイスの横断面でも留まることなく継続している。したがって、たとえば、同軸ケーブルおよびその接続デバイスの寸法を低減させ、設備空間を低減させ、所与の最大電流負荷容量を有する線横断面の可能な限り最良の使用を可能にし、資源、特に銅を節約するための取組みが、なされている。さらに、小型化の結果、重量が減ることが望ましい。当然ながら、これは、同軸ケーブルだけではなく、他のケーブルおよびその接続デバイスにも関係する。

本発明の目的は、ケーブル、特に銅および/またはアルミニウムケーブルのための改善された電気接続デバイス、好ましくは改善されたミニ同軸接続デバイス、ならびに改善されたコネクタまたは相手側コネクタ、好ましくはミニコネクタまたはミニ相手側コネクタを指定することである。これに関連して、接続デバイスおよびコネクタまたは相手側コネクタは、小さく、簡単な構造で、かつ/または取扱いが容易なものとしなければならず、その製作およびその後の組立てを安価にする必要がある。さらに、本発明の目的は、電気ケーブル、好ましくは銅および/またはアルミニウム同軸ケーブルを組み立てる方法を利用可能にすることである。これに関連して、柔軟なプロセス管理で、たとえば任意選択で顧客の施設で、この方法を効率的に実施することを可能にするべきである。

本発明の目的は、独立請求項に記載のケーブル、特に銅および/またはアルミニウムケーブルのための電気接続デバイス、好ましくはミニ同軸接続デバイス、ケーブル、特に同軸ケーブルのためのコネクタまたは相手側コネクタ、好ましくはミニコネクタまたはミニ相手側コネクタ、電気ケーブル、好ましくは銅および/またはアルミニウム同軸ケーブルを組み立てる方法、組み立てられた電気同軸ケーブル、好ましくは組み立てられた電気銅および/またはアルミニウム同軸ケーブル、ならびに好ましくは自動車産業向けのデバイス、モジュール、器具、装置、設備、またはシステムによって実現される。本発明の有利なさらなる発展形態、追加の特徴、および/または利点は、従属請求項および以下の説明に見られる。

本発明による接続デバイスは、少なくとも2つの個別部分を備え、第1の(単一の)部分は、ケーブル上に設けることができるフェルールの形態であり、第2の(個々の)部分は、ケーブル上に設けることができる(第1の)電気コンタクト手段の形態であり、フェルールは、好ましくは、ケーブルの第2の導電体に少なくとも機械的に確実に接続することが可能でありまたは接続され、コンタクト手段は、好ましくは、ケーブルの第1の導電体に電気機械的に確実に接続することが可能でありまたは接続される。

コンタクト手段は、ピン、オス、タブ、メス、ジャックコンタクト手段などの形態とすることができる。相手側電気接続デバイスも同様に形成され、一部には相補型に形成される(たとえば、メスまたはジャックコンタクト手段に対するピン、オス、タブコンタクト手段)。接続デバイスおよび相手側接続デバイスという用語は、同義語として使用することが可能である。これはまた、コネクタおよび相手側コネクタにも適用することができる(下記参照)。コネクタハウジング内に接続デバイスを組み立てるとき、封止用のものを除いて、コネクタハウジングの構成に応じて、コンタクトキャビティインサートまたはアダプタをなしで済ますことができる。

実施形態では、実質上、接続デバイスの軸方向におけるフェルールの長手方向延長部全体を、第2の導体上に設けることができまたは設けられ、すなわちケーブル上のフェルールの嵌合状態で、フェルールは、ケーブルの電気絶縁、特に外側絶縁と軸方向に重複しない。このようにして、接続デバイスの直径を小さいまま保つことができる。フェルールは、その嵌合状態でフェルールが軸方向に一定の内径を有するように構成することができる。さらに、フェルールは、単一の嵌合可能な取付け部分として構成することができる。好ましくは、このフェルールは、塑性変形可能な、特に屈曲可能または圧着可能な、開いたまたは閉じたフェルール、たとえばスリーブの形態で形成される。

フェルールは、1つの長い側面に、単一の取付け手段、特に取付けフランクを有することができ、すなわちフェルールは、1つの長い側面に、たとえば圧着フランクまたは圧着ラグなどの2つの取付け手段を有していない。したがって、フェルールは、その2つの長い側面のそれぞれに、1つの取付けフランクを備えることができ、すなわちフェルールは、好ましくは、すなわち第2の導体を固定するために、1つの単一の取付け機能だけを有し、さらに、第2のコンタクト手段(下記参照)の嵌合のための基礎を形成することが可能である。フェルールは、軸方向に2つの実体をともに締め合わせるのではない。したがって、フェルールは、たとえば2つの取付け部分間の遷移部分を有していない。好ましくは、フェルールは、軸方向の配置における間隙または相互の円周方向の係合を除いて、ケーブル上に2重のスリーブなどを形成するのではなく、ケーブル上の嵌合状態で単一のスリーブを形成するように構成される。

接続デバイスは、第3の個別部分を有することができ、第3の部分は、ケーブル上に設けることができる第2のコンタクト手段の形態であり、第2のコンタクト手段は、好ましくは、ケーブルの第2の導体に電気的に接続することが可能でありまたは接続される。さらに、接続デバイスは、ケーブルの外側導体および/または第2のコンタクト手段が、内側の意味でフェルールの下ではなく、外側の意味でフェルールの上に設けることができまたは設けられるように構成することができる。

言い換えれば、単一の接続デバイスの3つの部分、すなわちフェルール、第1のコンタクト手段、および第2のコンタクト手段は、少なくとも時間的に取り付けられる前、理論上は3つすべて互いに個別であり、すなわち互いから個々に機械的に分離されるように設計される。第2のコンタクト手段が第2の導体に確実に機械的に接続することができまたは接続されることが好ましく、これは、フェルールの上で特に接続デバイスの径方向に行うことができる。別法として、電気コンタクトはまた、導電性フェルールによって行うことができ、すなわちフェルールは、導電性または非導電性のフェルールの形態とすることができ、フェルールは、好ましくは、金属シートから成形することが可能であり、特にパンチまたはパンチプレスすることが可能である。

時間的にケーブル上に嵌合する前の状態で、フェルールは、円周方向に開きかつ/または大きく開口することができる。さらに、時間的にケーブル上に嵌合する前の状態で、フェルールは、円周方向に少なくとも部分的に閉じ、すなわち完全に閉じることもできる。フェルールは、好ましくは、軸方向にその2つの表面で開いている。時間的にケーブル上に嵌合する前の状態で、フェルールは、平滑なかつ/または構造化された外面および/または内面を有することができる。フェルールの構造化は、塑性変形中に行うことができ、特にフェルール上のロック手段、溝、および/またはリブを確立することが可能でありまたは確立される。

実施形態では、フェルールの上の第2のコンタクト手段は、フェルール上に直接または間接的に載置されるように取り付けることができまたは取り付けられる。さらに、接続デバイスを嵌合するとき、第2のコンタクト手段は、フェルールにロック可能とすることができまたはロックすることができる。この目的で、第2のコンタクト手段およびフェルールは、接続デバイスが組み立てられるときに互いにロックすることができる対応するロック手段を有する。これに関連して、フェルールは、好ましくは、少なくとも第2のコンタクト手段の差込み方向にケーブル上で第2のコンタクト手段をブロックすることができ、すなわちフェルールの反差込み方向の方向に第2のコンタクト手段を引っ張ることができ、または逆も同様であり、すなわち第2のコンタクト手段は、ケーブルでフェルールの反差込み方向にフェルールをブロックする。 追加または別法として、これはまた、運動学的に逆に確立することもできる。互いに関係するロック手段は、ロック突起、ロック凹部、またはロック肩部の形態で、ロック凹部、ロック突起、またはロック肩部として形成することができる。

実施形態では、フェルールと第2のコンタクト手段のロックは、少なくとも1つの軸方向で有効である。フェルールと第2のコンタクト手段のロックは、フェルールのロック手段および第2のコンタクト手段のロック手段によって構成することができる。フェルールのロック手段は、少なくとも1つのロック突起、1つのロック肩部、1つのロック縁部、または1つのロック凹部を構成することができる。第2のコンタクト手段のロック手段は、少なくとも1つのロック凹部、1つのロック肩部、1つのロック突起、または1つのロックラグを構成することができる。フェルールは、その内側および/または外側にブロック手段を備えることができる。第2のコンタクト手段は、特にその取付け部分内に、少なくとも1つのブロック手段を備えることができる。第2のコンタクト手段は、ブロック手段として、ケーブルのための滑り防止手段を備えることができる。

実施形態では、フェルール(時間的にその嵌合前)は、接続デバイスの径方向平面内に実質上U字状またはV字状の横断面を有することができ、好ましくは主にまたは実質上単一の材料層の形態とすることができる。さらに、フェルールは、互いに実質上反対側に位置する2つの取付け手段を有することができ、取付け手段は、好ましくは、取付けフランクまたは圧着フランクの形態であり、すなわちフェルールは、任意選択で圧着可能なプレスされたフェルールと呼ぶことができる。さらに、任意選択で圧着可能なフェルールは、圧力スリーブ、締付けリング、環状の取付け部、もしくは編組端部スリーブと呼ぶことができ、またはそのような形とすることができ、このタイプのフェルールは、開き、部分的に閉じ、または実質上完全に閉じることが可能である。2つの取付け手段は、好ましくは、接続デバイスの円周方向で接し、好ましくは互いに確実に接続される(下記参照)。

実施形態では、第2のコンタクト手段は、互いに実質上反対側に位置する2つの取付け手段を有することができ、任意選択で2つのみの取付け手段は、好ましくは、取付けウィングまたは圧着ウィング(1つまたは複数のラグを備える)の形態である。さらに、2つの取付け手段は、遷移部分または第2のコンタクト手段のコンタクト部分に締結することができる。2つの取付け手段は、好ましくは、接続デバイスの円周方向で接し、好ましくは互いに確実に接続される(下記参照)。

さらに、第1のコンタクト手段は、コンタクト部分(たとえば、ピン、オス、タブ、メス、ジャックコンタクト部分など)および任意選択で確立される遷移部分に加えて、好ましくは、径方向に互いに実質上反対側に位置する2つの取付け手段を備える。これに関連して、任意選択で2つのみの取付け手段は、好ましくは、この場合も、取付けウィングまたは圧着ウィング(1つまたは複数のラグを備える)の形態である。2つの取付け手段は、好ましくは、接続デバイスの円周方向で接し、特に互いに確実に接続される(下記参照)。

実施形態では、フェルールの取付け手段は、実質上相補型または実質上フォームロック式に構成された2つの周縁部分を有することができる。さらに、第2のコンタクト手段の取付け手段の実施形態は、実質上相補型または実質上フォームロック式に構成された2つの周縁部分を有することができる。これに関連して、任意選択でまた、フェルールおよび/または第2のコンタクト手段の他の実施形態で、互いに関係する2つの取付け手段は、接続デバイス(時間的に組立て前および/または組立て後)の円周方向および/または径方向に互いに実質上反対側に配置される。互いに関係する周縁部分は、ここでそれぞれの取付け位置に一種の歯部を形成することができ、周縁部分の突起が、円周方向にそれぞれの他方の周縁部分の凹部内へ係合する。ここで、それぞれの周縁部分の縁部間に、空間、スロット、または遊びを確立することができる。

好ましくは、第2のコンタクト手段は、一部には、部分的に閉じた(たとえば、ジャックコンタクト手段の形態の第1のコンタクト手段であるが、ピンもしくはタブコンタクト手段などを使用することもできる)または実質上閉じた(たとえば、ピンもしくはタブコンタクト手段の形態の第1のコンタクト手段であるが、ジャックコンタクト手段を使用することもできる)スリーブ(コンタクト部分、遮蔽コンタクト部分)、および一部には、開いた(開いた取付け手段、たとえば実質上まっすぐな圧着ウィング/ラグ)、またはそれぞれ部分的に開いた(曲がったもしくは事前に丸めた取付け手段)スリーブ(取付け部分、たとえば曲げもしくは圧着部分)の形態とされる。

取付け部分において、第2のコンタクト手段は、少なくとも1つのブロック手段を有することができ、第2のコンタクト手段は、少なくとも1つのブロック手段によって、ケーブル上でさらに保持することができまたは保持される。これに関連して、ブロック手段は、好ましくは、取付け部分内の内側に向かって位置する。第2のコンタクト手段の取付け状態で、たとえば内側突起、突出部、リブ、穿孔手段などの形態のブロック手段は、弾性または塑性変形してケーブルの外側絶縁内へ貫入する。これに関連して、ブロック手段は、外側絶縁を押さえ付け、または実際に外側絶縁内へ貫入し、たとえば外側絶縁を薄く切りまたは勢いよく開く。

好ましくは、第2のコンタクト手段内には誘電体または電気絶縁が位置し、第1のコンタクト手段は、定位置に取り付けることができ、任意選択でロックすることができ、または定位置に取り付け、任意選択でロックされる。誘電体は、その電気絶縁機能に加えて、第1のコンタクト手段を心出しするさらなる機能を有する。これは、ピン、オス、タブコンタクト部分では、好ましくは、後部のみで行われる、すなわちピン、オス、タブコンタクト部分の自由端部部分および中間部分から離れて行われる。これはまた、ブッシングコンタクト部分では、好ましくは、後部(上記の意味)で行われ、さらに好ましくは中間部分内、ブッシングコンタクト部分の自由長手方向端部部分内および/または自由端部で行われる。

実施形態では、ピン、オス、タブコンタクト部分は、第2のコンタクト手段内で自由に延び、その合わせ面の方へ延びる。これに関連して、ピン、オス、タブコンタクト部分の自由端部は、その材料の剛性に応じて、第2のコンタクト手段内で実質上径方向に動くことが可能になるように設定することができる。さらに、実施形態では、ブッシングコンタクト部分は、誘電体内で延び、誘電体内で径方向に案内される。好ましくは、ブッシングコンタクト部分の径方向の可動性は、少なくとも小さい程度に制限される。これに関連して、ブッシングコンタクト部分の動きの径方向の自由度は、好ましくは、ピン、オス、タブコンタクト部分の動きの径方向の自由度より小さい。

第2のコンタクト手段へかつ/または第2のコンタクト手段内への第1のコンタクト手段のアクセスのために、ジャックコンタクト手段に対する誘電体は貫通孔を有し、貫通孔は、好ましくは、たとえば挿入斜面などの挿入エイドを有する。さらに、誘電体は、好ましくは、誘電体および第2のコンタクト手段の互いに対応するロック手段(ロック凹部、突起、肩部、およびロック突起、凹部、肩部)によって、第2のコンタクト手段内で、少なくとも第2のコンタクト手段内への誘電体の差込み方向にブロックすることを可能とすることができ、またはブロックされる。ケーブル上の第2のコンタクト手段の取付け状態で、誘電体およびフェルールは、好ましくは、1列に配置され、好ましくは、好ましくはケーブルの外側導体の2重層の厚さを別にして、実質上同じ外径を有する。

実施形態では、フェルール、第1のコンタクト手段、および/または第2のコンタクト手段は、単体として形成され、同じ材料片から形成され、または一体形成される。しかし、複数の部分から形成され、任意選択でともに接合された構造、すなわち任意選択で単体構造の構造を使用することもできる。単体とは、それぞれの構成要素の個々の部分(これらが存在する場合)が、たとえば組み立てられたケーブルの場合のように、場合によりその個々の部分を損傷しなければ、手または工具で簡単に分離することができないことを意味することが意図される。物理的な結束性は、好ましくは、力および/またはフォームクロージャによって実現される。

単体の材料から形成される構成要素では、その個々の部分(これらが存在する場合)は、材料ロックによって互いに固定され、好ましくは、その個々の部分の1つを損傷しなければ分離することができない。物理的な結束性は、力および/またはフォームクロージャによってさらに生みだすことができる。接続デバイスの3つの構成要素に対してそれぞれ好ましい一体の構成要素では、1つの単一の構成要素のみが存在し、事実上、この構成要素を破壊しなければ分離することができない。この構成要素は、単一の部分から形成され、この単一の部分は、一体またはモノリシックとすることができる。単体、材料的に単体、または一体の構成要素の反例は、ともに合わせて組み立てられていない接続デバイスの3つの個別の構成要素である。

本発明によるコネクタは、本発明による接続デバイスを有し、かつ/または本発明による相手側コネクタは、本発明による接続デバイスである相手側接続デバイスを有する。このタイプのコネクタまたは相手側コネクタは、単一のケーブルまたは複数のケーブル、特にたとえば2つ、4つ、または6つなどの偶数のケーブル向けに設計することができる。さらに、理論上は、単一の販売部分としての単一のコネクタまたは相手側コネクタは、好ましくは、ケーブルを含まない。当然ながら、販売時にコネクタまたは相手側コネクタとともに単一のケーブルまたは複数のケーブルを供給することも可能である。これは、リール(接続デバイスのそれぞれの部分を有するキャリアストリップ)の円周に応じて適当に適合されるべきである。

本発明による方法では、第1のステップ(図2〜5の例示的な図)で、ケーブルの第2の導電体が、フェルールによって機械的に固定され、時間的に第1のステップ後の第2のステップ(図6および図7の例示的な図)で、ケーブルの第1の導電体が、(第1の)電気コンタクトデバイスによって電気機械的に接触される。さらに、時間的に第2のステップ後の第3のステップ(図8〜10、図11〜13、および/または図14〜17の例示的な図)で、第2の電気コンタクトデバイスは、フェルールの上に直接または間接的に固定することができ、または固定される。これに関連して、第2の導体と第2のコンタクトデバイスとの間の電気接続を確立することができ、またはこれが確立され、第2のコンタクトデバイスは、好ましくは、ケーブル上に固定することが可能であり、または固定される。

この組立て方法では、第1のステップで、ケーブルは、一部分がケーブルの外側絶縁から解放された状態で、フェルール内へ挿入することができ、または逆も同様である(部分ステップI.1、図2は例示的な図を示す)。これに関連して、フェルールはキャリアストリップ上に留まることが好ましく、キャリアストリップは、リールとも呼ばれるバンドロールの輸送バンドとも呼ばれる。逆の場合(逆も同様である)、フェルールは、ケーブルの外側導体(第2の導体)上へ動かされ、外側導体と機械的に接触し、フェルールは、好ましくは、キャリアストリップから分離されまたは取り外される。

さらに、組立て方法の第1のステップで、フェルールは、外側導体(第2の導体)上へ嵌合されるとき、塑性変形することができ、好ましくは曲げまたは圧着することができる(部分ステップI.2、図2から図3への遷移は例示的な図である)。フェルールの塑性変形中、フェルール内にロック手段を形成、たとえば成形することができる。さらに、フェルールの塑性変形中、フェルール内に溝、リブなどを確立することができる。時間的にフェルールの塑性変形前またはその後、フェルールは、キャリアストリップから分離しまたは取り外すことができる。

さらに、組立て方法の第1のステップで、外側導体(第2の導体)の露出された端部部分は、フェルールの外側の周りに配置することができる(部分ステップI.3、図3から図4への遷移は例示的な図である)。これに関連して、外側導体(第2の導体)は、形成される接続デバイス内で周りに通された部分の長さにわたって円周を囲むその導体材料の2重層を形成する。さらに、組立て方法の第1のステップで、ケーブルの残りの露出された部分を、端部部分側でケーブルの内側絶縁から解放することができる(部分ステップI.4、図4から図5への遷移は例示的な図である)。これに関連して、内側絶縁の同等に小さい部分がケーブルの内側導体(第1の導体)上に留まることが好ましい。

第2のステップで、第1のコンタクト手段(ピン、オス、タブ、メス、ジャックコンタクト手段など)は、好ましくは、キャリアストリップから分離され、その後、ケーブルの内側導体(第1の導体)上に締結、特に圧着される(ステップII、図5から図6への遷移および図5から図7への遷移は例示的な図である)。別法として、この文脈で、第1のコンタクト手段がキャリアストリップ上に留まり、内側導体に締結した後にキャリアストリップから分離されることも可能である。

この組立て方法では、準備ステップで、好ましくは第2のコンタクト手段に対するキャリアストリップ上の第2のコンタクト手段の少なくとも1つの取付けウィング/ラグを、事前に曲げまたは事前に丸めることができる(部分ステップIII.1a、図14から図15への遷移は例示的な図である)。さらに、この組立て方法では、好ましくは第2のコンタクト手段に対するキャリアストリップ上の第2のコンタクト手段は、ケーブル、フェルール、および第1のコンタクト手段を備える第1のサブアセンブリを装備することができる(部分ステップIII.1b、図8から図9への遷移、図11から図12への遷移、および図15から図16への遷移は例示的な図である)。

第2のコンタクト手段が、ケーブル、フェルール、および第1のコンタクト手段を備える第1のサブアセンブリを装備するとき、第2のコンタクト手段の少なくとも1つの取付けウィング/ラグを開くことができ(図11から図12への遷移は例示的な図である)、事前に曲げまたは事前に丸めることができる(図8から図9への遷移および図15から図16への遷移は例示的な図である)。好ましくは、少なくとも2つ、2つすべて、または3つ以上の取付けウィング/ラグが開かれ、事前に曲げられ、または事前に丸められる。これに関連して、第2のコンタクト手段は、好ましくは、2つの(主な)取付けラグのみを有する。

ケーブル、フェルール、第1のコンタクト手段、および第2のコンタクト手段を備えるように形成された第2のサブアセンブリは、その後、キャリアストリップから分離することができる(部分ステップIII.2、図8から図9への遷移、図11から図12への遷移、および図15から図16への遷移は例示的な図である)。ケーブル、フェルール、第1のコンタクト手段、および第2のコンタクト手段を備えるサブアセンブリの第2のコンタクト手段は、その後、ケーブルに締結することができ、特にケーブル上へ圧着することができる(部分ステップIII.3、図9から図10への遷移、図12から図13への遷移、および図16から図17への遷移は例示的な図である)。

本発明による組み立てられた同軸ケーブルは、電気同軸ケーブルを備え、電気同軸ケーブルには電気接続デバイスが少なくとも部分的に接続される。これに関連して、接続デバイスのフェルールは、同軸ケーブルの外側導電体に機械的に確実に接続され、接続デバイスの第1の電気コンタクト手段は、同軸ケーブルの内側導電体に電気機械的に確実に接続され、接続デバイスの第2の電気コンタクト手段は、外側導体に電気的に接続することができまたは電気的に接続される。

フェルール、第1の電気コンタクト手段、および第2の電気コンタクト手段は、好ましくは、個別部分として形成される。これに関連して、フェルールは、好ましくは排他的に外側導体上に載置される。外側導体の長い自由端部部分は、フェルールの外側の上または周りに通すことができる。しかし、この特徴を省略し、このようにして巻かれた外側導体の長い端部部分上のみにフェルールを提供することも可能である。そのような場合、フェルールは、別段外側導体と第2のコンタクト手段との間に電気コンタクトが確立されない場合に、導電性を有していなければならない。さらに、第1の電気コンタクト手段は、ピン、オス、タブ、メス、ジャックコンタクト手段などの形態とすることができる。

実施形態では、同軸ケーブルの組立て中、第2のコンタクト手段は、少なくとも1つの開いたまたは事前に曲げた取付け手段、特に開いたまたは事前に丸めた圧着ウィング/ラグを有することができる。さらに、少なくとも1つの開いたまたは事前に曲げた取付け手段を有する第2のコンタクト手段は、フェルールの上へ挿し込むことができ、または挿し込むことを可能にすることができる。第2のコンタクト手段がフェルールの上へ押し込まれると、少なくとも1つの開いたまたは事前に曲げた取付け手段は、1つの部分ステップで、実質上その取付け位置へ動かすことができる。同軸ケーブル上の第2のコンタクト手段の取付け状態で、第2のコンタクト手段は、外側導体上、フェルール上、および/または外側絶縁上にきつく係合することができ、すなわち取付け状態で、取付け手段、または互いに反対側に位置する第2のコンタクト手段の好ましくは2つの個々の取付け手段が、フェルール上およびケーブル上の両方で第2のコンタクト手段を締結する。

実施形態では、組み立てられた同軸ケーブルは、事前に組み立てられた同軸ケーブルの形態とすることができる。さらに、同軸ケーブル、第1のコンタクト手段、および/またはフェルールとは別個の第2のコンタクト手段を、事前に組み立てられた同軸ケーブルに連結させることができる。実施形態では、接続デバイスは、相手側接続デバイスの形態とすることができる。さらに、接続デバイスは、本発明による接続デバイスの形態とすることができる。さらに、組み立てられた同軸ケーブルは、本発明による組立て方法によって形成することができる。

本発明によるデバイス、本発明によるモジュール、本発明による器具、本発明による装置、本発明による設備、または本発明によるシステムは、本発明による電気接続デバイス、本発明による電気コネクタ、および/または本発明による組み立てられた電気同軸ケーブルを有する。さらに、本発明によるデバイス、本発明によるモジュール、本発明による器具、本発明による装置、本発明による設備、または本発明によるシステムは、追加または別法として、本発明による組立て方法によって形成された電気ケーブルを有することができる。

たとえば、接続デバイス、コネクタハウジング、コネクタ、したがって接続、ならびにケーブルのための設備空間を低減させることができることが有利である。このようにして、より小さい線横断面を使用することができ、それによりコストおよび/または資源を節約する。さらに、従来のケーブルに比べて重量が低減される。さらに、特に同軸ケーブルの場合、第2のコンタクト手段の事前に曲げまたは事前に丸めた取付け手段によって、時間的に第2のコンタクト手段の取付け前(事前に組み立てられている)および/または後(完全に組み立てられている)に、第2のコンタクト手段をコード化する、または極性を与えることが可能になり、同軸ケーブルの遮蔽編組の優れた撚り線を回避することが可能になる。

以下、本発明について、原寸に比例しない添付の詳細な図面を参照して、例示的な実施形態によってより詳細に説明する。図の説明、参照符号の一覧、および特許請求の範囲において、同一、一義、または類似の設計および/または機能を有する要素、構成要素部分、または構成要素には、同じ参照番号を与え、図面の図中では同じ参照番号で識別する。本説明で説明しない可能な代替形態は、図面には図示せずかつ/または完全でないが、本発明の説明する例示的な実施形態またはその個々のアセンブリ、部品、もしくは部分に関する静的および/または運動学的な反転、組合せなどは、参照符号の一覧からさらに得ることができる。

参照符号の一覧の特徴を含む説明する特徴はすべて、1つもしくは複数の指定された組合せだけでなく、1つもしくは複数の異なる組合せで使用することができ、または単独で使用することができる。特に、本発明の説明および/または図の説明における1つまたは複数の特徴を、本発明の説明、図の説明、および/または参照符号の一覧でそれに割り当てられた参照番号および特徴によって取り替えることが可能である。さらに、このようにして、特許請求の範囲における1つまたは複数の特徴を、解釈し、より詳細に指定し、かつ/または置き換えることができる。例としてのみ与えられる図を、以下に示す。

本発明による電気接続デバイスが本発明による相手側電気接続デバイスとともに挿し込まれた2次元の中心断面側面図である。

第2の絶縁から解放された電気ケーブルの長手方向端部部分およびケーブルの露出された第2の電気ライン上に設けることができる接続デバイスのフェルールの斜め上から見た斜視図である。

フェルールが、露出された第2のラインの後部部分上に設けられ、残りのケーブルの露出された長手方向端部部分が、フェルールから突出する、図2に類似の図である。

第2の導体の残りの露出された長手方向端部部分が、フェルールの周りに配置され、電気的に絶縁された第1の導電体が、フェルールから突出する、図3に類似の図である。

第2の導体の方を向いている後部部分を除いて、第1の導体の絶縁が第1の導体からから取り外された、図4に類似の図である。

第1の導体上に電気ピンコンタクト手段が接続デバイスの第1のコンタクト手段として設けられる、図5からのケーブルの長手方向端部部分の斜め上から見た3次元の図である。

第1の導体上に電気ジャックコンタクト手段が接続デバイスの第1のコンタクト手段として設けられる、図5からのケーブルの長手方向端部部分の図6に類似の図である。

第1の代替アセンブリの枠組み内で、第2の電気コンタクト手段が最初に少なくとも1つの事前に取り付けられた取付け手段を備える、ケーブル上の接続デバイスの別の組立てシーケンス(図8〜10)を示す図である。

ケーブルの長手方向端部部分が第2のコンタクト手段内へ導入され、またはそれぞれ逆も同様であり、第2のコンタクト手段上にピンコンタクト手段(図6)が設けられる、図8に対して平方向に鏡像をなす斜め上から見た斜視図である。

第2のコンタクト手段が完全に取り付けられ、接続デバイスがケーブル上に完全に組み立てられた、(完全に)組み立てられたケーブルの図9に類似の図である。

第2の代替アセンブリの枠組み内で、第2の電気コンタクト手段が最初に少なくとも1つの開いた取付け手段を備える、ケーブル上の接続デバイスの別の組立てシーケンス(図11〜13)を示す図である。

ケーブルの長手方向端部部分が第2のコンタクト手段内へ導入され、またはそれぞれ逆も同様であり、第2のコンタクト手段上にピンコンタクト手段が設けられる(図6)、図11に対して水平方向に鏡像をなす斜め上から見た斜視図である。

第2のコンタクト手段が完全に取り付けられ、接続デバイスがケーブル上に完全に組み立てられた、(完全に)組み立てられたケーブルの図12に類似の図である。

第3の代替アセンブリの枠組み内で、第2の電気コンタクト手段が少なくとも1つの初めは開いた取付け手段を備える、ケーブル上の接続デバイスの別の組立てシーケンス(図14〜17)を示す。

少なくとも1つの取付け手段が第2のコンタクト手段内に事前に取り付けられている、斜め上から見た図14に類似の斜視図である。

ケーブルの長手方向端部部分が第2のコンタクト手段内へ導入され、または逆も同様であり、ケーブル上にジャックコンタクト手段が設けられる(図7)、図15に類似の図である。

第2のコンタクト手段が完全に取り付けられ、接続デバイスがケーブル上に完全に組み立てられた、(完全に)組み立てられたケーブルの図16に類似の図である。

本発明による(相手側)接続デバイスを有し、(相手側)接続デバイスにピンコンタクト手段が電気的に接続された、組み立てられたケーブルの長手方向端部部分を示す2次元の長手方向の断面を示す中心側面図である。

本発明による(相手側)接続デバイスを有し、(相手側)接続デバイスにジャックコンタクト手段が電気的に接続された、組み立てられたケーブルの長手方向端部部分を示す図18に類似の図である。

フェルールが第2のコンタクト手段と定位置でロックする領域における図18または図19からの組み立てられたケーブルのケーブル出口側の長手方向端部部分の、再び長手方向の断面を示す2次元の側面図である。

フェルールが第2の導体上の嵌合位置にあり、ケーブルおよび第2のコンタクト手段の径方向の断面を示す、側面で分解した斜視図である。

ブロック手段がその取付け手段の内側にあり、ケーブルの径方向の断面を示す、事前に取り付けられた第2のコンタクト手段の2次元の後面側面図である

第2のコンタクト手段が少なくとも1つの開いた取付け手段を有し、第2のコンタクト手段が2種類のブロック/ロック手段を備える、2つの側面で分解した斜視図である。

第2のコンタクト手段がケーブルのためのブロック手段を備え、第2のコンタクト手段をフェルールでロックするロック手段が省略された斜視図である。

第2のコンタクト手段のロック手段およびフェルールのロック手段が図1〜22に比べて逆に確立された、(完全に)組み立てられたケーブルの斜視図である。

ケーブルおよび接続デバイスを横断面で示す、図25からの組み立てられたケーブルおよびその接続デバイスの図25に類似の図である。

4つのケーブルの4つのブッシングコンタクト手段に対する封止されていない4極のミニコネクタに対するコネクタハウジングの斜め上から見た斜視図である。

4つのケーブルの4つのピンコンタクト手段に対する封止されていない4極のミニコネクタに対するコネクタハウジングの図27に対して水平方向に鏡像をなす図である。

4つのケーブルの4つのブッシングコンタクト手段に対する封止された4極のミニコネクタに対するコネクタハウジングの斜め上から見た斜視図である。

4つのケーブルの4つのピンコンタクト手段に対する封止されていない4極のミニコネクタに対するコネクタハウジングの図29に対して水平方向に鏡像をなす図である。

コネクタまたは相手側コネクタと相手側コネクタまたはコネクタとの本発明による封止されていない電気プラグ接続の2次元の断面側面図である。

コネクタまたは相手側コネクタと相手側コネクタまたはコネクタとの本発明による封止された電気プラグ接続の同様の2次元の断面側面図である。

本発明(図1〜32)について、自動車産業向けの電気(ミニ)コネクタ1の4つの実施形態および電気(ミニ)接続デバイス100の2つの実施形態からの2つの図示の変形形態(ピンプラグおよびブッシングプラグ)の例示的な実施形態によって、以下により詳細に説明する。さらに、本発明について、接続デバイス100の2つの実施形態に対する電気ケーブル60を組み立てる3つの方法によって、より詳細に説明する。本発明は、そのような変形形態および/またはそのような実施形態に制限されるのではなく、本質的により基本的なものであり、したがって、自動車産業または電子機器、電気工学、エネルギー技術の分野などの自動車産業以外の分野において、他のコネクタおよび接続デバイスまたは相手側コネクタおよび相手側接続デバイスに適用することができる。

さらに、以下、コネクタ1および相手側コネクタ1、接続デバイス100および相手側接続デバイス100、ピン/スタッド/タブコンタクト手段300およびメスまたはジャックコンタクト手段300、ならびにピン/オス/タブコンタクト部分330およびメスまたはジャックコンタクト部分330という名称は、同義語として解釈されるべきであり、すなわちそれぞれ任意選択で互いに入れ替えることができる。さらに、以下、本発明について、同軸ケーブル60、特に銅60および/またはアルミニウム同軸ケーブル60によって、より詳細に説明するが、本発明は、このタイプのケーブル60に制限されるのではなく、この場合も本質的により基本的なものであり、したがって本発明はまた、他のケーブル60、ライン60、ケーブルハーネス60などに適用することができる。

図1は、電気(プラグ)接続として挿し込まれた状態の本発明による2つの接続デバイス100、100(2つの同軸ケーブル60の接続デバイス100および相手側接続デバイス100)を示す。さらに、図31および図32は、本発明によるそれぞれ電気(プラグ)接続0として挿し込まれた状態の本発明による2つのコネクタ1、1(コネクタ1および相手側コネクタ1)を示し、これらのコネクタはそれぞれ、少なくとも2つまたは好ましくは偶数の複数のケーブル60を有し、少なくとも1つのケーブル60は、自由な長手方向端部部分上で、接続デバイス100または相手側接続デバイス100と組み立てられる(完全に組み立てられた同軸ケーブル6)。

以下、図2〜22を参照して、本発明による同軸ケーブル60を接続デバイス100と組み立てる設計ならびに実質上3段階(ステップI、II、およびIII)の方法について、より詳細に説明する。これに関連して、図2〜5は、接続デバイス100と相手側接続デバイス100の両方に対して同軸ケーブル60を同一に取り扱うことができる方法の第1のステップIを示す。組立て方法の第1のステップIは、最大4つまたはそれ以上の部分ステップ(I.1〜I.4)によるフェルール200の嵌合に関し、第1のステップIの終わりには、事前に組み立てられたケーブル60が得られる。

図2に示す(第1の)部分ステップI.1で、同軸ケーブル60は、その露出された長手方向端部部分上で、同軸ケーブル60の外側絶縁620または第2の電気絶縁620から解放され(絶縁が取り外される)、したがって同軸ケーブル60の外側導体640(遮蔽ワイア640、編組ワイア640、編組ライン640)または第2の導電体640の長手方向端部部分が露出される。その後、フェルール200は、露出された外側導体640の後部部分に締結、特に圧着される((第2の)部分ステップI.2(図2→図3))。フェルール200の圧着状態を図3に示す。

これに関連して、好ましくは、この露出された外側導体640の後部部分は、フェルール200に対するキャリアストリップ260(図1の破線)上に位置するそれぞれのフェルール200内へ挿入され、その後、このフェルールは圧着される(部分ステップI.2)。次いで、フェルール200は、キャリアストリップ260から分離することができる。また、最初にフェルール200をキャリアストリップ260から分離し、次いでフェルール200を露出された外側導体640の後部部分上へ動かし、次いでフェルール200を圧着することも可能である。フェルール200とケーブル60を合わせる混合形式も可能であり、フェルール200および露出された外側導体640の後部部分は、互いの方へ動く。

これに関連して、嵌合前に、好ましくは塑性変形可能な、特に一体のフェルール200は、接続デバイス100、またはそれぞれフェルール200の周りで、円周方向Umに開きまたは大きく開口し、取付けフランク210、220、特に圧着フランク210、220の形態の2つの取付け手段210、220を備える。それぞれの取付けフランク210、220は、周縁部分213、224を有する。これに関連して、互いに関係する2つの周縁部分213、224は、好ましくは、互いに実質上補完しまたは実質上フォームロック式になっており、その結果、接続デバイス100およびフェルール200の軸方向Axにおける嵌合されたフェルール200の取付けフランク210、220間の間隙は、光を実質上通さないようになっている(図3)。

さらに、実質上フェルール200全体の塑性変形中、少なくとも1つのロック手段240、特にロック突起240(図6〜17および図20〜22参照)を、フェルール200内に形成することができる。さらに、別法または追加として、フェルール200の塑性変形中、たとえば溝切または何らかの他の構造などの少なくとも1つの他のデバイスを、フェルール200の外側に確立することができる。これは、フェルール200とその外側に設けられる外側導体640の端部部分642(図4)との間に改善された電気接触挙動をもたらすことができ、そのような場合、非導電性フェルール200を使用することが可能である。

図4に示す(第3の)部分ステップI.3で、フェルールの下に依然として突出している外側導体640の露出された部分が、好ましくは、フェルール200の外側の周りに配置される(外側導体640の露出されてひっくり返された端部部分642は、シラムフェレンシャル(cirumferential)のU字状(たとえば、図1、図18、および図19)の軸方向横断面Axを有する)(図3→図4)。部分ステップI.3が省略される場合、これは可能であり、フェルール200が導電性材料から形成されることが好ましい。さらに、これに関連して、外側導体640の露出された端部が、フェルール200の露出された端部と軸方向Axに実質上一致することが好ましい。

図5に示す(第4の)部分ステップI.4で、ひっくり返された外側導体640の露出された端部の下に突出しているケーブル60の露出された長手方向端部部分は、好ましくは、取り外され(図4→図5)、すなわち内側絶縁610または電気絶縁610を有する内側導体630(たとえば、撚り線630)または第1の導電体630の長手方向端部部分が、外側導体640のひっくり返された端部部分642から突き出す。この部分ステップI.4で、内側導体630は、好ましくは、内側絶縁610の同等に小さい後部部分を除いて露出される。

図6および図7、またはそれぞれ図5から図6への遷移および図5から図7への遷移は、どの第1の電気コンタクト手段300が使用されるかに関して、接続デバイス100およびそれに関係する相手側接続デバイス100に対する同軸ケーブル60のみが異なる方法の第2のステップIIを示す。組立て方法の第2のステップIIは、第1のコンタクト手段300の取付けに関し、第2のステップIIの終わりには、(事前に)組み立てられたケーブル60が得られる。(事前に)組み立てられたケーブル60はまた、フェルール200および第1のコンタクト手段300を有するケーブル60を有する(第1の)サブアセンブリ20と呼ぶことができる。

細長い、特に一体形成された第1のコンタクト手段300は、後端部分上に、取付け部分310、特に圧着部分310を有し、2つの取付け手段311、312が互いに反対側に位置し、好ましくは、取付けウィング311、312(1つまたは複数のラグを備える)、特に圧着ウィング311、312(1つまたは複数のラグを備える)の形態で形成される。これに関連して、好ましくは、取付け部分310のみが、少なくとも部分的に塑性変形可能であり、取付けウィング311、312は、取り付けられる前に、円周方向Umに開きまたは大きく開口する。好ましくは、2つの(主な)取付けラグのみが設けられる。

さらに、第1のコンタクト手段300は、前端部分上にコンタクト部分330を有し、コンタクト部分330は、たとえばピン330、オス330、タブ、メス、ジャックコンタクト部分330などの形態とすることができる。さらに、第1のコンタクト手段300は、取付け部分310とコンタクト部分330との間に、遷移部分320を有することができる。さらに、第1のコンタクト手段300は、好ましくは遷移部分320内に、誘電体500内で第1のコンタクト手段300をブロックするために(下記参照)、ロック手段340、特にロック突起、ロック凹部、またはロック肩部を有することができる。

第2のステップIIで、第1のコンタクト手段300は、最初に、第1のコンタクト手段300に対するキャリアストリップから分離される。その後、取付け部分310は、内側導体630の露出された長手方向端部部分の方へ動かされ、内側導体630の露出された長手方向端部部分および取付け部分310は、互いの方へ動かされ、内側導体630の長手方向端部部分は、取付け部分310の底部に位置をとる。その後、取付け部分310は、内側導体630に圧着される。

これはまた、逆に行うことができ、すなわち第1のコンタクト手段300がまだキャリアストリップ上に位置する間に、取付け部分310を内側導体630に圧着する。次いで、このようにして形成された(事前に)組み立てられた同軸ケーブル6は、その後キャリアストリップから分離されるだけである。図6は、ピンコンタクト手段300((第1の)サブアセンブリ20)が圧着された(事前に)組み立てられた同軸ケーブル6を示し、図7は、ジャックコンタクト手段300((第1の)サブアセンブリ20)が圧着された(事前に)組み立てられた同軸ケーブル6を示す。当然ながら、他の第1のコンタクト手段300を使用することもできる。

さらに、図8〜10、図11〜13、および図14〜17は、この方法の3つの代替の第3のステップIIIを示し、図6または図7からの(事前に)組み立てられたケーブル6がさらに組み立てられる。このようにして、(完全に)組み立てられたケーブル6が得られる。(完全に)組み立てられたケーブル6はまた、フェルール200、第1のコンタクト手段300、および第2のコンタクト手段400を有するケーブル60を有する(第2の)サブアセンブリ30と呼ぶことができる。(第2の)サブアセンブリ30は、好ましくは、(相手側)コネクタ1(図27〜32)内に収容することができるように、特にいかなる追加の方策もなく(主として、任意選択でさらに副次的に)ロックすることができるように確立される。

組立て方法の第3のステップIIIは、最大2つから4つまたはそれ以上の部分ステップ(III.1a〜III.3)による第2の電気コンタクト手段400の取付けに関する。これに関連して、第2のコンタクト手段400は、ピンコンタクト手段300などと(事前に)組み立てられたケーブル6上に取り付けられるか、それともジャックコンタクト手段300と(事前に)組み立てられたケーブル6上に取り付けられるかに応じて、異なる構成を有することができる。そのような第2のコンタクト手段400の違いにかかわらず、3つの代替の第3のステップIIIは実質上同じである。

細長い、特に一体形成された第2のコンタクト手段400は、好ましくは、圧着スリーブ400、インピーダンスコンタクト手段400、遮蔽コンタクト手段400などの形態である。これに関連して、第2のコンタクト手段400は、後端部分上に、取付け部分410、特に圧着部分410を有し、2つの取付け手段411、412が互いに反対側に位置し、好ましくは、取付けウィング411、412(1つまたは複数のラグを備える)、特に圧着ウィング411、412(1つまたは複数のラグを備える)の形態である。これに関連して、取付けウィング411、412は、開き、大きく開口し、曲げ、かつ/または事前に丸めることができる。さらに、第3のステップIIIの枠組み内で、取付けウィング411、412は、曲げまたは事前に丸めることができる(下記参照)。

好ましくは、第2のコンタクト手段400の取付け部分410のみが、少なくとも部分的に塑性変形可能である。これに関連して、好ましくは2つの(主な)取付けラグのみが設けられる。それぞれの各取付けウィング411、412は、好ましくは、周縁部分413、414を有する。これに関連して、互いに関係する2つの周縁部分413、414は、好ましくは、互いに実質上相補型または実質上フォームロック式になっており、その結果、第2のコンタクト手段400の軸方向Axにおける取り付けられた第2のコンタクト手段400の取付けウィング411、412間の間隙は、光を実質上通さないようにすることができる(図10、図13、および図17)。

さらに、第2のコンタクト手段400は、前端部分上にコンタクト部分430を有し、コンタクト部分430は、好ましくは、遮蔽コンタクト部分430の形態である。当然ながら、異なるコンタクト部分430を使用することもできる。さらに、第2のコンタクト手段300は、取付け部分410と、好ましくはスリーブの形態であるコンタクト部分430との間に、遷移部分420を有することができる。さらに、第2のコンタクト手段400は、好ましくは、特にその取付け部分410内、またはそれぞれ少なくとも1つの取付けウィング411、412内に、フェルール200をブロックするために、ロック手段440、特にロック突起、ロック凹部400、またはロック肩部440を有する。

さらに、好ましくは部分的にスリーブ状の第2のコンタクト手段400内には、誘電体500または電気絶縁500を提供または確立することができる。誘電体500は、第2のコンタクト手段400に対する第1のコンタクト手段300の電気絶縁のために使用され、さらに好ましくは、第2のコンタクト手段400内、したがって接続デバイス100内での第1のコンタクト手段300の取付けおよび/または心出しために使用される。誘電体500は、好ましくは、複数の部分として、単体として、1つの材料片から、または一体的に形成される。さらに、誘電体500は、第2のコンタクト手段400内でロックすることができ、または誘電体500を第2のコンタクト手段400内へ挿し込む少なくとも方向Sに、第2のコンタクト手段400内でブロックすることができる。以下、3つの代替の第3のステップIIについて、簡単に説明する。

第1の代替アセンブリ(図8〜10)において、(第1の)部分ステップIII.1bで、曲げたまたは事前に丸めた取付けウィング411、412を有する第2のコンタクト手段400と、第2のステップから得られる(事前に)組み立てられたケーブル6または(第1の)サブアセンブリ20(ここでは図6による)とが対になり、第2のコンタクト手段400は、第2のコンタクト手段400に対するキャリアストリップ460上に留まり、すなわちケーブル60のそれぞれの露出された(事前に)組み立てられた長手方向端部部分が、後ろからそれぞれの第2のコンタクト手段400内へ動かされる(図8→図9)。その後、それぞれの第2のコンタクト手段400は、キャリアストリップ460から分離される((第2の)部分ステップIII.2、図9)。

その後の(第3の)部分ステップIII.3で、第2のコンタクト手段400の取付け部分410は完全に閉じられ、好ましくは圧着され、フェルール200は、互いに反対側に位置する少なくとも2つの縁部上で、第2のコンタクト手段400、特にその取付け部分410とロックし(ロック手段240、440、図20も参照されたい)(図9→図10)、(第2の)サブアセンブリ30が形成される。これに関連して、取付け部分410は、好ましくは、ケーブル60またはその外側絶縁620上と、フェルール200上または外側導体640のひっくり返された端部部分642上との両方で、第2のコンタクト手段400をブロックする。

図8〜10は、ピンコンタクト手段300を有する代替アセンブリを示す。当然ながら、ここでジャックコンタクト手段300などを使用することが可能であり、第2のコンタクト手段400は、異なる形で形成され、好ましくは、使用することが可能である。好ましくは、これに関連して、第2のコンタクト手段400は、切り離されまたは打ち抜かれた少なくとも1つの遮蔽コンタクトばね432を有する(たとえば、図17および図19参照)。

第2の代替アセンブリ(図11〜13)において、(第1の)部分ステップIII.1bで、実質上まっすぐな取付けウィング411、412を有し、すなわち好ましくはそれ以上準備されていない、したがって好ましくは納入状態にある第2のコンタクト手段400と、第2のステップから得られる(事前に)組み立てられたケーブル6または(第1の)サブアセンブリ20(ここでは図6による)とが対になり、第2のコンタクト手段400は、最初はキャリアストリップ460上に留まり、すなわちケーブル60のそれぞれの露出された(事前に)組み立てられた長手方向端部部分が、後ろからそれぞれの第2のコンタクト手段400内へ動かされる(図11→図12)。その後、それぞれの第2のコンタクト手段400は、キャリアストリップ460から分離される((第2の)部分ステップIII.2、図12)。

その後の(第3の)部分ステップIII.3で、第2のコンタクト手段400の実質上まっすぐな取付け部分410は完全に閉じられ、好ましくは圧着され、フェルール200はこの場合も、互いに反対側に位置する少なくとも2つの縁部上で、第2のコンタクト手段400、特にその取付け部分410とロックし(ロック手段240、440、図20も参照されたい)(図12→図13)、(第2の)サブアセンブリ30が形成される。さらに、これに関連して、取付け部分410はこの場合も、好ましくは、ケーブル60、またはそれぞれその外側絶縁620上と、フェルール200上、またはそれぞれ外側導体640のひっくり返された端部部分642上との両方で、第2のコンタクト手段400をブロックする。

図11〜13は、この場合もピンコンタクト手段300を有する代替アセンブリを示す。当然ながらこの場合も、この文脈でジャックコンタクト手段300などを使用することが可能であり、好ましくは、異なる形の第2のコンタクト手段400を使用することが可能である(たとえば、図17および図19参照)。好ましくは、この目的で、第1の代替アセンブリに関連して説明した第2のコンタクト手段400を使用することができる。

第3の代替アセンブリ(図14〜17)において、(第1の)部分ステップIII.1bの一部とすることができる(準備)部分ステップIII.1aで、実質上まっすぐな取付けウィング411、412を有し、すなわち好ましくはそれ以上準備されていない、したがって好ましくは納入状態にある第2のコンタクト手段400が、最初に準備され、すなわち好ましくは事前に曲げられまたは事前に丸められ、これは、好ましくは、(事前)圧着によって実現される(図14→図15)。これに関連して、第2のコンタクト手段400は、好ましくは、第2のコンタクト手段400に対するキャリアストリップ460上に留まる。

さらに、(第1の)部分ステップIII.1bで、部分ステップIII.1aからの準備された取付けウィング411、412を有する第2のコンタクト手段400と、第2のステップから得られる(事前に)組み立てられたケーブル6またはサブアセンブリ20(ここでは図7による)とが対になり、第2のコンタクト手段400は、好ましくは、そのキャリアストリップ460上に留まり、すなわちケーブル60のそれぞれの露出された(事前に)組み立てられた長手方向端部部分が、後ろからそれぞれの第2のコンタクト手段400内へ動かされる(図15→図16)。その後、それぞれの第2のコンタクト手段400は、キャリアストリップ460から分離される((第2の)部分ステップIII.2、図15)。

その後の(第3の)部分ステップIII.3で、第2のコンタクト手段400の取付け部分410は完全に閉じられ、好ましくは圧着され、フェルール200は、互いに反対側に位置する少なくとも2つの縁部上で、第2のコンタクト手段400、特にその取付け部分410とロックし(ロック手段240、440)(図16→図17、図20も参照されたい)、(第2の)サブアセンブリ30が形成される。これに関連して、取付け部分410は、好ましくはこの場合も、ケーブル60、またはそれぞれその外側絶縁620上と、フェルール200上、またはそれぞれ外側導体640のひっくり返された端部部分642上との両方で、第2のコンタクト手段400をブロックする。

図14〜17は、ジャックコンタクト手段300を有する代替アセンブリを示す。好ましくは、第2のコンタクト手段400は、切り離されまたは打ち抜かれた少なくとも1つの遮蔽コンタクトばね432を有する。当然ながら、ここでピンコンタクト手段300などを使用することが可能であり、好ましくは、異なる形の第2のコンタクト手段400を使用することが可能であり、第2のコンタクト手段400は特に、円周方向Umに完全に閉じたコンタクト部分430を有する(たとえば、図10、図13、および図18参照)。

この閉じたコンタクト部分430は、第2のコンタクト手段400の合わせ面から軸方向Axに後方へ延びる。これに関連して、コンタクト部分430は、好ましくは、少なくとも、接続デバイス100が相手側接続デバイス100に挿し込まれた状態で、それぞれの第1のコンタクト手段300、300のそれぞれのコンタクト部分330、330のうち互いに挿し込まれた部分が特に完全に電磁遮蔽されるように、後方へ延びる(図1参照)。これはまた、他の実施形態にも適用することができる。

図21および図22で、この場合も、フェルール200のロック手段240、特に後部ロック突起240を容易に見ることができ、厳密に2つのロック手段240が、フェルール200の材料層によって形成される。当然ながら、異なる数のロック手段240を使用することが可能であるが、少なくとも2つのロック手段240が好ましい。さらに、これらの図では、2つの圧着された取付け手段210、220またはその周縁部分213、224間に、空間、スロット、または遊びを見ることができる。

さらに、第2のコンタクト手段400は、特にその取付け部分410内に、少なくとも1つのブロック手段450を有し、第2のコンタクト手段400は、ブロック手段450によって、ケーブル60上にブロックすることができる。これに関連して、取付け部分410はさらに、外側導体640のひっくり返された端部部分642をフェルール200上に固定し、フェルール200を外側導体640上に固定する。このタイプのブロック手段450は、内側突起450、突出部450、リブ、穿孔手段450などの形態とすることができる。取付け方法および外側絶縁620の一貫性に応じて、取付け部分410内のブロック手段450として凹部または通路凹部を使用することもできる。

好ましくは、第2のコンタクト手段400は、特にその取付け部分410内に、複数のブロック手段450を有し、図22には4つのブロック手段450を示す。当然ながら、異なる数、たとえば1つまたは3つのブロック手段450を使用することができ、そのような場合、このブロック手段450またはこれらのブロック手段450の1つは、好ましくは、取付け部分420の底部(取付けウィング411、412間の中間部分)上に位置する。この場合、4つのブロック手段450が使用され、そのうち2つは、取付け部分420の底部上で、中心線に隣接して左右に位置する。他の2つのブロック手段450は、取付けウィング411、412の内側に位置する。

図23に示す別の実施形態では、第2のコンタクト手段400は、特にその取付け部分410内に、1つまたは複数のブロック手段452を有し、ブロック手段452は、凹部452、窓452、貫通孔452などとして形成することができる。そのようなブロック手段452の縁部は、取付け力によってケーブル60に入ることができ、したがってケーブル60上に第2のコンタクト手段400を固定する。この特徴はまた、前述の実施形態にも適用可能である。さらに、そのような凹部452は、ロック手段440として機能することができる。図24は、別の実施形態を示し、第2のコンタクト手段400は、特にその取付け部分410内に、取り付けられた第2のコンタクト手段400内でケーブル60を保持するためのブロック手段415を備える。ブロック手段415は、滑り防止手段415、波形415、リブ、ひだ、溝などとして形成することができる。この場合も、この特徴はまた、前述の実施形態にも適用可能である。

さらに、フェルール200はまた、ブロック手段215を備えることができる。そのようなブロック手段215は、滑り防止手段415、波形、リブ、ひだ、溝215(図3および図18〜20参照)などとして形成することができる。ブロック手段215は、その内側および/または外側でフェルール200内へ一体化することができる。ブロック手段215がフェルール200の内側で一体化される場合、ブロック手段215は、フェルール200がケーブル60上に取り付けられるとき、外側導体640(その外側)の内端部分と相互作用する。ブロック手段215がフェルール200の外側で一体化される場合、ブロック手段215は、第2のコンタクト手段400がフェルール200上に取り付けられるとき、外側導体640のひっくり返された端部部分642(その内側)と相互作用する。この場合も、このような特徴はまた、前述の実施形態にも適用可能である。

第2のコンタクト手段400のブロック手段415およびフェルール200のブロック手段215は、ケーブル60上の第2のコンタクト手段400の取付け中に相互作用することができる。ここで、第2のコンタクト手段400のブロック手段415の突起は、フェルール200のブロック手段215の凹部と相互作用することができ、かつ/または第2のコンタクト手段400のブロック手段415の突起は、フェルール200のブロック手段215の突起と相互作用することができる。ここで、ひっくり返された端部部分642上で第2のコンタクト手段400をしっかり保持することで、外側導体640および/またはケーブル60が実現可能である。この特徴はまた、前述の実施形態にも適用可能である。

図1〜図22に示すフェルール200と第2のコンタクト手段400のロックとは逆に、図25および図26に示すフェルール200と第2のコンタクト手段400のロックが反転される。ここで、第2のコンタクト手段400は、その取付け部分410内にロック手段440を備え、ロック手段440は、ロックラグ440(ロック突起440)にロック肩部として形成される。少なくとも1つのロックラグ440は、取付け部分410から切り離しまたは打ち抜くことができる。ここで、ケーブル60上の第2のコンタクト手段400の取付け位置で、ロックラグ440は、第2のコンタクト手段400の内側へ突出する。

特にケーブル60上の第2のコンタクト手段400の取付け(圧着)中、ロックラグ440は、第2のコンタクト手段400の内側へ曲げることができる。これはまた、第2のコンタクト手段400の取付け前に行うことができる。第2のコンタクト手段400がケーブル60上に取り付けられるとき、ロックラグ440(ロック手段440、ロック突起440)のロック肩部は、フェルール200のロック手段240でブロックされる。フェルール200のそのようなロック手段240は、ロック凹部、ロック肩部240、ロック縁部240など(上記参照)として形成することができる。ここで、フェルール200と第2のコンタクト手段400のロックはまた、少なくとも1つの軸方向Axで有効である(上記参照)。

フェルール200と、外側導体640のひっくり返された端部部分642と、第2のコンタクト手段400との間、またはフェルール200と第2のコンタクト手段400との間の摩擦係合(圧着)に加えて、本発明によれば、フェルール200と第2のコンタクト手段400との間に余分の機械的ロック特徴が確立される。この余分のロック特徴は、好ましくは、フェルール200および第2のコンタクト手段400を少なくとも1つの軸方向Ax、好ましくは接続デバイス100の反差込み方向にロック、ブロック、または保持することによって確立される。フェルール200と第2のコンタクト手段400との間のロックは、ケーブルが引っ張られたときのストレインリリーフとして働く。

図31および図32の4つの単一のコネクタ1は、ここで、主な構成要素として、コネクタハウジング10と、電気接続デバイス100(同軸ケーブル60あり又はなし)と、好ましくは任意選択で接続デバイス100をコネクタハウジング10内で少なくとも平行移動方向に、好ましくは2つの平行移動方向に固定(1次および/または2次ロック)することができる少なくとも1つの接続デバイス100に対する別個の手段(下記参照)とを有する。ここで、接続デバイス100が、コネクタハウジング10のコンタクトキャビティ内に設けられる。

この場合、好ましくはコネクタハウジング10内の接続デバイス100の1次固定は、特にコンタクトロック17またはリテーナ17によって実現され、コンタクトロック17またはリテーナ17は、コネクタハウジング10内へ挿入することができ、かつ/またはコネクタハウジング10を通過させることができる(図31および図32参照)。コンタクトロック17またはリテーナ17は、ロック手段を備え、第2のコンタクト手段400、またはそれぞれ接続デバイス100全体、したがってケーブル60は、ロック手段によって、コネクタハウジング10内で少なくとも1つの平行移動方向(接続デバイス100またはコネクタ1上の挿込みとは反対の方向)に、好ましくは2つの平行移動方向(接続デバイス100またはコネクタ1上の挿込み方向Sおよび挿込みとは反対の方向)に固定することができる。これに関連して、ロック手段は、コンタクトロック17またはリテーナ17内のロック凹部、ロック肩部、またはロック突起の形態とすることができる。

これに対応して、接続デバイス100または第2のコンタクト手段400は、ロック手段470を有し、コンタクトロック17またはリテーナ17は、ロック手段470内で係合することができ(たとえば、図1、図18、および図19参照)または逆も同様である。このロック手段470は、第2のコンタクト手段400内のロック突起、ロック肩部470、またはロック凹部470の形態とすることができる。この場合、ロック手段470は、好ましくは完全に円周を囲む溝470、すなわちロック凹部470の形態であり、コンタクトロック17またはリテーナ17は、コネクタハウジング10内のコンタクトロック17またはリテーナ17のロック位置で、少なくとも1つのロック肩部470と係合することができる。

さらに、接続デバイス100は、任意選択で2次ロック手段として、ロックストラップを有することができ、ロックストラップは、好ましくは、弾性を有し、コネクタハウジング10内でそれに対応して形成されるロック手段に係合することができる。このタイプのロックストラップは、接続デバイス100、またはそれぞれ第2のコンタクト手段400から切り離しまたは打ち抜くことができ、曲げ広げることができる。このタイプのロック手段はまた、1次ロックと見なすことができ、この場合、コンタクトロック17またはリテーナ17による可能な任意選択の(ケーブル引離し力)ロックを2次ロックと呼ぶことが可能である。ケーブル引離し力が生じ、可能なロックストラップ(ミニコネクタ1)の寸法が極めて小さいため、少なくともコンタクトロック17またはリテーナ17を使用することが好ましい。

この場合、図示の4つのコネクタ1は、フライング同軸プラグコネクタ1の形態である。当然ながら、本発明をすべての電気接続に適用することが可能であり、好ましくは少なくとも1つのコンタクトキャビティが接続デバイス100を装備し、接続デバイス100に同軸ケーブル60が電気的に接続される。したがって、たとえば、本発明をピン、オス、タブ、メス、ジャック、またはハイブリッドのプラグコネクタ1、(フライング)継手1、(内蔵)プラグ、(内蔵)ブッシング、プラグ受信器、ブッシング受信器、ヘッダ、インターフェースなどに適用することが可能である。好ましくは、本発明は、特に自動車産業におけるRF(RF=無線周波)またはHF(HF=高周波)のプラグ接続に該当するFAKRA規格(FAKRA=Fachkreis Automobil(自動車専門家グループ))に準拠して設計されたコネクタ1に適用することができる。

0 コネクタ1および相手側コネクタ1を有する電気(プラグ)接続 1 好ましくはFAKRA規格(FAKRA=Fachkreis Automobil(自動車専門家グループ)、たとえばLV214など)に準拠する、特にRFまたはHFプラグ接続(RF:無線周波、HF:高周波)向けの、電気(ミニ)(相手側)コネクタ(ケーブル60なし)、たとえばピン、オス、タブ、メス、ブッシング、ハイブリッド(プラグ)コネクタ、(フライング)継手、(内蔵)プラグ、(内蔵)ブッシング、プラグ受信器、ブッシング受信器、ヘッダ、インターフェースなど 6 (事前に/完全に)組み立てられた/製造された電気ケーブル、ライン、たとえば(事前に/完全に)組み立てられた同軸ケーブル 10 (相手側)コネクタハウジング、好ましくはミニコネクタハウジング、(相手側)コネクタデバイス 17 接続デバイス100の1次または2次ロックを有するコンタクトロック、リテーナ、および/または接続デバイス100の1次または2次ロックのためのロックデバイス、特にロック突起、ロック凹部、ロック肩部 20 フェルール200および第1のコンタクト手段300を有するケーブル60を備える(第1の)サブアセンブリ 30 フェルール200、第1のコンタクト手段300、および第2のコンタクト手段400、すなわち接続デバイス100を有するケーブル60を備える(第2の)サブアセンブリ 60 電気ケーブル、特に銅および/またはアルミニウムケーブル、ライン、ケーブルハーネス、たとえば同軸ケーブル 100 ケーブル60のための電気(ミニ)(相手側)接続デバイス(フェルール200、コンタクト手段300、コンタクト手段400)、好ましくはミニ同軸接続デバイス 200 特に塑性変形可能、好ましくは屈曲可能または圧着可能であり、好ましくは1つの材料片の単体として形成され、または好ましくは軸方向Axに単一の取付け部分として一体形成される、フェルール(その嵌合/取付け前に円周方向Umに開いている、大きく開口する、または(部分的に)閉じている)、たとえばプレスされたフェルール、圧力スリーブ、締付けリング、環状の取付け部、編組端部スリーブなど 210 (第1の)取付け手段、取付けフランク、特に圧着フランク 213 好ましくは周縁部分224に対して実質上相補型または実質上フォームロック式の周縁部分 215 ブロック手段、滑り防止手段、波形、リブ、ひだ、溝など 220 (第2の)取付け手段、取付けフランク、特に圧着フランク 224 好ましくは周縁部分213に対して実質上相補型または実質上フォームロック式の周縁部分 240 ロック手段、特にロック突起、ロック肩部、ロック縁部、ロック凹部など 260 バンドロールまたはリールのキャリアストリップ、輸送バンド(図2に破線のみで示す) 300 特に(部分的に)塑性変形可能、好ましくは屈曲可能または圧着可能であり、好ましくは1つの材料片から単体として形成され、または一体形成される、(第1の)電気コンタクト手段、たとえばピン、オス、タブ、メス、ジャックコンタクト手段など 310 取付け部分、圧着部分 311 好ましくは取付け手段312と同様に形成される、(第1の)取付け手段、取付けウィング、特に圧着ウィング(1つまたは複数のラグを備える) 312 好ましくは取付け手段311と同様に形成される、(第2の)取付け手段、取付けウィング、特に圧着ウィング(1つまたは複数のラグを備える) 320 好ましくはピン、オス、タブ、メス、ジャックコンタクト手段300内の遷移部分 330 コンタクト部分、好ましくはピン、オス、タブ、メス、ジャックコンタクト部分 340 ロック手段、特にロック突起、ロック凹部、ロック肩部 400 特に(部分的に)塑性変形可能、好ましくは屈曲可能または圧着可能であり、好ましくは1つの材料の材料片から単体として形成され、または一体形成される、(第2の)電気コンタクト手段、たとえば圧着スリーブ、インピーダンスコンタクト手段、遮蔽コンタクト手段など 410 取付け部分、圧着部分 411 好ましくは開いた、(事前に)曲げた、または事前に丸めた、(第1の)取付け手段、取付けウィング、特に圧着ウィング(1つまたは複数のラグを備える) 412 好ましくは開いた、(事前に)曲げた、または事前に丸めた、(第2の)取付け手段、取付けウィング、特に圧着ウィング(1つまたは複数のラグを備える) 413 好ましくは周縁部分414に対して実質上相補型または実質上フォームロック式の周縁部分 414 好ましくは周縁部分413に対して実質上相補型または実質上フォームロック式の周縁部分 415 ブロック手段、滑り防止手段、波形、リブ、ひだ、溝など 420 遷移部分 430 コンタクト部分、好ましくは遮蔽コンタクト部分 432 好ましくは第2のコンタクト部分430から切り離されまたは打ち抜かれた、遮蔽コンタクトばね 440 ロック手段、特にロック凹部、ロック肩部、ロック突起、ロックラグなど 450 ブロック手段、内側突起、突出部、リブ、穿孔手段など 452 ブロック手段、凹部、窓、貫通孔など 460 リールのキャリアストリップ、輸送バンド(図面には破線のみで示す) 470 接続デバイス100の1次または2次ロックのためのロック手段、特にロック突起、ロック凹部、ロック肩部、好ましくは完全に円周を囲む溝 500 特にコンタクト手段400内に確立され、好ましくは1つの材料片から単体として形成され、または一体形成される、誘電体、電気絶縁 610 (第1の)電気絶縁、内側絶縁、誘電体 620 (第2の)電気絶縁、外側絶縁、誘電体 630 特にアルミニウムまたは銅から形成された、(第1の)導電体、たとえば撚り線、内側導体 640 特にアルミニウムまたは銅から形成された、(第2の)導電体、たとえば外側導体、遮蔽導体、編組ワイア、編組ライン 642 外側導体640の((露出された)ひっくり返された)端部部分 I 組立て方法の第1のステップ、最大4つまたはそれ以上の部分ステップ(I.1〜I.4)を含むフェルール200の嵌合/取付け、結果:(事前に)組み立てられたケーブル60 II 組立て方法の第2のステップ、コンタクト手段300の嵌合/取付け、結果:(事前に)組み立てられたケーブル60 III 組立て方法の第3のステップ、最大2つから4つまたはそれ以上の部分ステップ(1〜4)を含むコンタクト手段400の嵌合/取付け、結果:(完全に)組み立てられたケーブル60(コネクタハウジング10なし) S 軸方向Ax、長手方向Axでもある、コネクタ1、コネクタハウジング10、ケーブル60、接続デバイス100、フェルール200、コンタクト手段300、コンタクト手段400の差込み方向 Ax 差込み方向Sでもある、接続0、コネクタ1、コネクタハウジング10、接続デバイス100、その構成要素を含むケーブル60、組み立てられたケーブル6の軸方向、長手方向、長手方向軸、軸方向平面、長手方向平面 Ra 接続0、コネクタ1、コネクタハウジング10、接続デバイス100、その構成要素を含むケーブル60、組み立てられたケーブル6の径方向、径方向平面 Um 接続0、コネクタ1、コネクタハウジング10、接続デバイス100、その構成要素を含むケーブル60、組み立てられたケーブル6の円周方向、接線平面

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