【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のドア側の回路体とボディ本体側の回路体とをコネクタ接続し、ドアの開閉に伴ってドア側の回路体を伸縮自在としたドア用回路体の伸縮構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図11は特開平8−48146号公報に記載された従来のドア用回路体の伸縮構造を示すものである。 この構造は、自動車のドア76と車両ボディ本体77とを結ぶワイヤハーネス78をコイル状に巻いて伸縮自在とし、この伸縮自在なワイヤハーネス78の周囲に蛇腹状ダクト79を配設して、該蛇腹状ダクト79の内部にワイヤハーネス78とエアダクト80とを位置させたものである。 【0003】この構造によれば、ドア開閉時のワイヤハーネス78の弛みが吸収されてスムーズなドア開閉操作が行えると同時に、例えば特開平8−33166号公報に示されるようなドア−車両ボディ本体間のゴム製の防水グロメット(図示せず)を用いないから、小径なグロメット内への面倒なハーネス挿通作業等が不要となり、 組付作業性が向上する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の構造にあっては、ドア開閉時にワイヤハーネス78 が絡みやすく、エアダクト80への挟み込みや、蛇腹状ダクト79との擦れ等により痛みやすいという懸念があった。 また、蛇腹状ダクト79内でワイヤハーネス78 が密閉されて、熱等の悪影響を受けやすいという懸念もあった。 【0005】本発明は、上記した点に鑑み、ドアの開閉に際してワイヤハーネスが絡んだり擦れたりすることがなく、スムーズ且つ確実に伸縮することのできるドア用回路体の伸縮構造を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は、ドア側からボディ本体側に接続したドア用回路体の伸縮構造であって、ドア内に回路体収容部を形成し、該回路体収容部内に回路体を略S字状に屈曲させて収容したことを基本とする。 前記回路体に続くコネクタを前部に有するプロテクタを前記回路体収容部内に前後方向進退自在に設け、該回路体収容部の前部に回路体固定部を設け、該プロテクタの後部にガイドローラを回動自在に設け、該回路体を該回路体固定部から該ガイドローラを経てプロテクタ内に配索した第一の構造や、 前記回路体に続くコネクタを前部に有するプロテクタを前記回路体収容部内に前後方向進退自在に設け、該回路体収容部の前部に回路体固定部を設け、該回路体固定部から該回路体を該コネクタ側の回路体固定部に連結した第二の構造、あるいは、前記回路体に続くコネクタを前部に有するプロテクタを前記回路体収容部内に前後方向進退自在に設け、該回路体収容部の前部に回路体固定部と、回動自在なガイドローラとを配設し、該ガイドローラを該プロテクタの内側に位置させ、該回路体を該回路体固定部から該ガイドローラを経てプロテクタ内に配索し、プロテクタ内で該回路体を該ガイドローラで押さえた第三の構造も可能である。 第三の構造において、ガイドローラにピニオンギヤを設け、該ピニオンギヤに対するラックを前記プロテクタに設けたことも有効である。 また、ガイドローラに対向して支持ローラを設け、該ガイドローラと該支持ローラとの間に前記回路体とプロテクタとを挟持させたことも有効である。 また、ガイドローラを弾性部材で回路体挟持方向に付勢したことも有効である。 また、前記回路体固定部が、前記回路体に接する湾曲面を有する構造や、前記回路体収容部が回路体収容ケースで構成され、該回路体収容ケースに回路体配索溝が形成され、該回路体収容ケースの後部側に回路体固定部が設けられている構造も可能である。 【0007】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の具体例を詳細に説明する。 図1は本発明に係るドア用回路体の伸縮構造の一実施例を示す横断面図である。 この構造は、例えばドアパネル1とドアトリム2との間にハーネス収容部(回路体収容部)3を形成し、ドアパネル1ないしドアトリム2に沿って配索したフラットワイヤハーネス(回路体)4を該ハーネス収容部3内で略S字状に屈曲させて縮め、該フラットワイヤハーネス4の先端部をハーネスプロテクタ5の前部のコネクタ6に接続させて、該プロテクタ5の前進動作に伴ってハーネス収容部3内のワイヤハーネス屈曲部4aを伸長させるものである。 【0008】該ハーネス収容部3は、例えばドアトリム2からドアパネル1側に膨出形成されたテーパ壁7と、 該テーパ壁7の前端に垂設された前壁8と、該テーパ壁7及び前壁8からドアトリム2側に垂設された上下壁(上壁及び下壁)9とを有するハーネス収容ケース(回路体収容ケース)10で構成され、該収容ケース10内にハーネス収容室11が形成されている。 該収容ケース10の形状については図5でその一例を詳述する。 【0009】該テーパ壁7の前端寄りにハーネス固定部(回路体固定部)12が設けられている。 該ハーネス固定部12は円柱状に形成され、アール形状の湾曲面12 aを有し、テーパ壁7との間にハーネス挿通隙間を存して、例えば上下壁9に固定部上下端が固定されている。 該上下壁9には、プロテクタ5を案内するガイド孔13 が長手方向(前後方向)に形成されている。 【0010】該プロテクタ5は合成樹脂で例えば縦断面コの字状に形成され、後端に、ガイド孔13に係合するスライド軸14を有し、前端に、ワイヤハーネス4に接続したコネクタ6を有している。 該スライド軸14には円柱状のガイドローラ15が回動自在に設けられている。 該ガイドローラ15はスライド軸14と一体にガイド孔に沿って移動可動である。 【0011】フラットワイヤハーネス4は後方から前記テーパ壁7に沿って配索され、ハーネス固定部12で固定され、湾曲面12aに沿って折り返され、ガイドローラ15に沿って屈曲し折り返されてプロテクタ5内を通ってコネクタ6に接続している。 該コネクタ6は、車両ボディ本体16(図5参照)側のワイヤハーネス17のコネクタ18に接続される。 【0012】本例でハーネス固定部12とガイドローラ15の前進端位置イとはほぼ同一位置にあり、プロテクタ5のスライド量Lすなわちワイヤハーネスの伸縮可能ストロークは本例で200mm程度である。 ドアの開操作に伴ってプロテクタ5及びワイヤハーネス4が鎖線ロの如くハーネス収容部3から引き出される。 ガイドローラ15もプロテクタ5と一体に前進し、ハーネス収容部3 内でワイヤハーネス4の屈曲部4aはガイドローラ15 から離れて鎖線ハの如く略U字状に撓んだ状態で残される。 そしてドアの閉操作で図1の実線の如くプロテクタ5がハーネス収容部3内に収容され、同時にワイヤハーネス4がガイドローラ15に押されてハーネス収容部3 の後端側に押し戻されて、略S字状にほぼ弛みなく張った状態で収容される。 【0013】この際、ハーネス固定部12及びガイドローラ15がその湾曲面でワイヤハーネス4に接触し、且つガイドローラ15が回動してワイヤハーネス4に接触するから、ワイヤハーネス4の連続曲げによる導体部の疲労や、絶縁被覆部の擦れによる磨耗等が防止される。 なお、フラットワイヤハーネス(回路体)としてフレキシブルプリント回路体やリボン電線等を用いることも可能である。 【0014】図2は、ハーネス収容部内におけるワイヤハーネスの短縮化を図った例を示すものである。 ハーネス収容ケース10には前例同様のハーネス固定部12が設けられ、ワイヤハーネス4はハーネス固定部12を経て略S字状に屈曲して、前記ガイドローラ15(図1) を用いることなく直接、プロテクタ5のコネクタ6のハーネス固定部20に固定されている。 ドア閉時においてプロテクタ5のスライド軸14はガイド孔13の後端に位置し、ワイヤハーネス4の屈曲部4a′はハーネス収容部3の前半部に位置して、図1のワイヤハーネス屈曲部4aよりも短縮化されている。 【0015】ドア開時には図3の如くプロテクタ5が突出するに伴ってワイヤハーネス4a′がプロテクタ5の外側に浮き上がって位置する。 ワイヤハーネス4a′の浮き上がりが大きいと、ドア閉時にワイヤハーネス4 a′を挟み込む危険がある。 図4の実施例はこの浮き上がりHをなくすためのものである。 【0016】図4の構造は、ハーネス収容ケース21の前端寄りで上下壁22にハーネス浮き防止用のガイドローラ23を回動自在に設け、ドア開状態においてフラットワイヤハーネス24をテーパ壁25の前端寄りのハーネス固定部26からガイドローラ23に弛みなく直線的に配索し、プロテクタ27のコネクタ28まで延長してハーネス固定部29に固定させたものである。 ドア閉時には、ワイヤハーネス24は鎖線ニの如く略U字状に屈曲してハーネス収容部30内に収容される。 【0017】図5は、図4のガイドローラ23でワイヤハーネス24を強制的に引き込んで収容ないしは強制的に送り出し可能とした構成を示すものである。 ハーネス収容ケース21の上下壁22には、ハーネスプロテクタ27をスライド案内する長いガイド溝31が長手方向に形成され、上下壁22の前端寄りに、ガイドローラ23 を支持するための短いガイド溝32が、ガイド溝31と直交する方向にやや円弧状に形成されている。 該上下壁22はテーパ壁25に沿って前方に向かうに従い漸次拡幅し、ガイド溝32を形成すべく前端方で大きく拡幅している。 該上下壁22が、プロテクタ27に対するスライドガイドとなっている。 【0018】前記ガイドローラは図6に示す如く平板状のブラケット33の一端方に回動自在に設けられ、且つブラケット33とガイドローラ23との間にピニオンギヤ34がガイドローラ23と一体に設けられる。 該ブラケット23の他端方には、ピニオンギヤ34に対向して小さな支持ローラ35が回動自在に設けられる。 該ブラケット33の中央には、短いガイド溝32に係合可能な短円柱状の軸36が突設されている。 該ガイドローラ2 3と支持ローラ35とは、縦断面コの字状のハーネスプロテクタ27の側壁37を挟むように配置される。 該プロテクタ27の上下壁38,38には、図7にも示す如くピニオンギヤ34に歯合するラック39が一体ないし別体に形成されている。 【0019】図5においてプロテクタ27の上下にガイドローラAssy40が一対配置されている。 フラットワイヤハーネス24は固定部26を介して略S字状に屈曲し、ガイドローラ23と支持ローラ35の間を通ってプロテクタ27の側壁37の内面に沿って配索され、プロテクタ先端のコネクタ28に続いている。 支持ローラ35はプロテクタ側壁37の外面に接触し、ガイドローラ23はワイヤハーネス24に接触している。 【0020】また、プロテクタ27の上下壁38後端には、ハーネス収容ケース21のガイド孔31に対する上下一対のスライド軸41が突設されている。 該プロテクタ27のコネクタ28は車両ボディ本体16側のワイヤハーネス17のコネクタ18に接続される。 ドア開閉時にプロテクタ27は後端のスライド軸41を支点に左右に揺動する。 従って、プロテクタ27と一体に揺動するブラケット33の軸36に対する長孔状のガイド孔32 が必要となる。 【0021】本実施例の特徴は、ドア閉時にプロテクタ27がスライド孔31に沿ってハーネス収容ケース21 内に後退する際に、ラック39がピニオンギヤ34を回動させ、ガイドローラ23がピニオンギヤ34と一体に図6の矢印イ方向に回動することである。 これによりワイヤハーネス24が強制的にハーネス収容ケース21内に引き込まれる。 ガイドローラ23はワイヤハーネス2 4とプロテクタ27との間に隙間を与えることなく回転し、収容時の磨耗抵抗をなくして、ワイヤハーネス24 をスムーズに収容する。 また、ドア開時にプロテクタ2 7が引き出されると同時に、ガイドローラ23がラック39で矢印イとは逆方向に回転し、ワイヤハーネス24 が強制的に送り出される。 【0022】なお、ガイドローラ23や支持ローラ35 及び/又はフラットワイヤハーネス24の被覆をゴムのような摩擦係数の大きな材料で形成してもよい。 これにより、ワイヤハーネス24の引き込みや送り出しが一層確実、スムーズに行われる。 【0023】車両ボディ本体16側のコネクタ18は例えばインストルメントパネルのサイド部(ダッシュサイド)においてブラケット42に回動自在に設けられる。 車両ボディ本体側のワイヤハーネス17は垂下され、ドア開閉時のコネクタ18の回動に伴ってツイスト可能である。 この構成については特願平8−176687号等で提案済である。 【0024】ドア側と車両ボディ本体側とのコネクタ接続は目視可能な位置で行われるから、接続が確実化し、 メンテナンス時のコネクタ取り外しも容易である。 また車両内部でコネクタ接続するため、防水構造が不要で、 グロメット等がいらない。 また、防水が不要であるから、ハーネス収容ケース21を縦断面略コの字状に形成して外部に開口させることができ、従来の蛇腹状ダクト(図11の79)のようにワイヤハーネスが密閉されることがなく、熱等の悪影響を受けることがない。 【0025】図8は、弾性部材を用いてガイドローラ2 3と支持ローラ35とを近接方向に付勢し、フラットワイヤハーネス24(図4)にガイドローラ23を強制的に密着させる構成を示すものである。 【0026】ブラケット45は段付きに形成され、下側の板部46にガイドローラ23と支持ローラ35とが回動自在に設けられ、上側の板部47に、前記ハーネス収容ケース21のガイド孔31に対する係合軸48が突設されている。 該下側の板部46には、ガイドローラ23 の軸部49に対する係合用の長孔50と、支持ローラ3 5の軸部51に対する挿入孔52とが形成されている。 各軸部49,51には係止リング53に対する係合溝5 4が周設されている。 【0027】各ローラ23,35の軸部49,51は引張コイルばね(弾性部材)55で近接方向(ワイヤハーネス挟持方向)に付勢される。 引張コイルばね55の引っ掛け端部56は係止リング53の下側で各軸部49, 51に係合する。 コイルばね55の引張付勢のもとでガイドローラ23は長孔50の範囲内でハーネス直交方向に移動可能である。 ガイドローラ23の軸部49には前例同様にラック39に対するピニオンギヤ34が設けられている。 【0028】該引張コイルばね55により、ガイドローラ23がフラットワイヤハーネス24(図5)に密着し、ガイドローラ23とフラットワイヤハーネス24との滑りがなくなり、ワイヤハーネス24の取り込み及び送り出しが一層確実に行われる。 両ローラ23,35をゴム等の弾性体で形成してもよいのは勿論である。 【0029】図9は、自動車ドアの構成部品の簡素化のために、ハーネス収容ケース59にスピーカブラケット60とコントローラケース(通信制御基板ケース部)6 1とを一体に設けた例を示すものである。 【0030】該コントローラケース61には図示しない通信制御基板が装着される。 該通信制御基板は例えばドア内の補機の多重通信機能やドアスイッチのプログラマブル機能を有するもので、詳細構造については特願平8 −77203号で提案済である。 該コントローラケース61は、ハーネス収容ケース59のテーパ壁62に続いてドアトリムと平行な後部延長壁63に一体に形成されている。 また、前記スピーカブラケット60は下壁64 に一体に設けられている。 これにより、部品点数の削減が図られている。 該後部延長壁63からテーパ壁59にかけては、フラットワイヤハーネスを沿わせて位置決めするためのハーネス配索溝65が形成されている。 【0031】図10は、ハーネス収容ケース67にフラットワイヤハーネス68を固定させるための構造を示すものである。 すなわち、合成樹脂製のハーネス収容ケース67の後部壁69からテーパ壁70にかけてハーネス配索溝71が形成され、該後部壁69においてハーネス配索溝71内に複数本のハーネス固定ピン72(回路体固定部)が一体に突設されている。 フラットワイヤハーネス68の被覆部には、該固定ピン72に対する係合孔73が形成されており、固定ピン72を係合孔73に挿通して、ワイヤハーネス68を配索溝71に嵌め込んだ状態で、固定ピン72の先端部を溶着してワイヤハーネス68を確実に固定することができる。 【0032】ワイヤハーネス68がハーネス収容ケース67に固定されることで、ワイヤハーネス68の前後上下方向の位置ずれが起こらず、ドア閉時にハーネス収容ケース67内にワイヤハーネス68の屈曲部(弛み部) が確実に形成される。 【0033】 【発明の効果】以上の如くに、本発明の請求項1によれば、回路体が略S字状に屈曲して収容されているから、 回路体に絡みや擦れが発生せず、スムーズ且つ確実な伸縮動作が可能となる。 また、請求項2によれば、回路体がガイドローラで回路体収容部内に押し込まれるから、 回路体の収容が確実に行われる。 また、請求項3によれば、回路体を回路体固定部からコネクタ側の回路体固定部に直接連結したから、回路体が短縮され、回路体収容部内での回路体の余長が短くなり、回路体収容部の省スペース化が図られる。 また、請求項4によれば、プロテクタと一体に回路体が伸長した際に、ガイドローラが回路体の浮き上がりを押さえるから、回路体の引っ掛かり等が防止される。 また、請求項5によれば、プロテクタの移動に伴ってラックがピニオンを回動させ、ガイドローラが一体に回動して回路体を収容部内に引き込んで確実に収容させる。 また、請求項6,7によれば、回路体へのガイドローラの接触圧力が増して、回路体の引き込みが一層確実に行われる。 また、請求項8によれば、回路体固定部の湾曲面により、回路体の痛みが防止される。 また、請求項9によれば、回路体が回路体配索溝で位置決めされ、且つ回路体固定部で固定されるから、回路体の位置ずれが防止される。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るドア用回路体の伸縮構造の第一実施例を示す横断面図である。 【図2】ドア用回路体の伸縮構造の第二実施例を示す横断面図である。 【図3】第二実施例の回路体が伸長した状態を示す横断面図である。 【図4】ドア用回路体の伸縮構造の第三実施例を示す横断面図である。 【図5】第三実施例の詳細構造を示す分解斜視図である。 【図6】同じくガイドローラAssyを示す分解斜視図である。 【図7】同じくラックを有するプロテクタを示す斜視図である。 【図8】ガイドローラAssyの他の実施例を示す分解斜視図である。 【図9】一体型の回路体収容プレートを示す斜視図である。 【図10】回路体収容プレートへの回路体の固定構造を示す分解斜視図である。 【図11】従来例を示す横断面図である。 【符号の説明】 3,30 ハーネス収容部(回路体収容部) 4,24,68 フラットワイヤハーネス(回路体) 5,27 プロテクタ 6,28 コネクタ 12,20,26 ハーネス固定部(回路体固定部) 12a 湾曲面 15,23 ガイドローラ 34 ピニオンギヤ 35 支持ローラ 39 ラック 55 引張コイルばね(弾性部材) 21,67 ハーネス収容ケース(回路体収容ケース) 71 回路体配索溝 72 ハーネス固定ピン(回路体固定部) |