通信ケーブル用コネクタ

申请号 JP2015502645 申请日 2013-02-28 公开(公告)号 JP5885283B2 公开(公告)日 2016-03-15
申请人 エムテックコーポレーション株式会社; 发明人 桃井 靖之;
摘要
权利要求

通信ケーブルが挿入され、前記通信ケーブルの雄コネクタと接続する雌コネクタと、前記雌コネクタとケーブル接続し、前記通信ケーブルの挿入方向と異なる方向に雄コネクタを突き出す穴とを有するハウジングと、 前記雄コネクタを保持し、前記ハウジングの穴縁に突き当る突き当て部を有するソケットと、 前記ソケットの下部に設けたリング部材と係合するリングを有し、前記ソケットを前記ハウジングとの間に回転可能に挟みこんで保持するカバーとを有する ことを特徴とする通信ケーブル用コネクタ。前記ソケットのリング部材又は前記カバーのリングに、前記ソケットの回転係止機構を設けた ことを特徴とする請求項1の通信ケーブル用コネクタ。

说明书全文

本発明は、LAN(Local Area Network)ケーブル等の通信ケーブルの方向を変換して、被接続部に接続する通信ケーブル用コネクタに関する。

オフィスや家庭などでパーソナルコンピュータや周辺装置をLANケーブルで接続して、ネットワークを構築する。LANケーブルの接続は、機器や壁面等に設けたLANケーブル挿入口に、LANケーブル先端の雄コネクタを垂直方向に挿入して、接続する。

近年の機器の外部接続口が増加している。例えば、ノート型パーソナルコンピュータでは、コンピュータ本体の裏面又は横面にLANケーブルの挿入口、USB端子等が多数設けられている。LANケーブルの雄コネクタを挿入口に垂直方向に挿入した場合、比較的剛性の高いケーブルを有するLANケーブルを、自由に装置の壁面に沿って配置することは難しい。

この要請に対し、LANケーブル用コネクタが提案されている。このケーブル用コネクタは、LANケーブルの雄コネクタを有し、雄コネクタを回転可能に構成したものである。これにより、LANケーブルの雄コネクタを、ケーブル用コネクタの雌コネクタに接続し、ケーブル用コネクタの雄コネクタの回転度を適宜設定することにより、壁面に沿ったLANケーブルのレイアウト等、自由なレイアウトが可能となる。

特開2012−253038号公報

この提案のケーブル用コネクタでは、雄コネクタを回転自在にコネクタ本体に支持する。このため、雄コネクタの支持部材には、雄コネクタを回転する機能と、外に対し雄コネクタを強固に保持する機能とが求められる。既提案のケーブル用コネクタでは、雄コネクタの保持機能が充分でないおそれがあり、コネクタの接続及び使用時に、雄コネクタがコネクタ本体から折れてしまうおそれがあった。

本発明の目的は、雄コネクタの回転機能を保障しつつ、雄コネクタを強固に支持することができる通信ケーブル用コネクタを提供することにある。

この目的の達成のため、本発明の通信ケーブル用コネクタは、通信ケーブルが挿入され、前記通信ケーブルの雄コネクタと接続する雌コネクタと、前記雌コネクタとケーブル接続し、前記通信ケーブルの挿入方向と異なる方向に雄コネクタを突き出す穴とを有するハウジングと、前記雄コネクタを保持し、前記ハウジングの穴縁に突き当る突き当て部を有するソケットと、前記ソケットの下部に設けたリング部材と係合するリングを有し、前記ソケットを前記ハウジングとの間に回転可能に挟みこんで保持するカバーとを有する。

又、本発明は、好ましくは、前記ソケットのリング部材又は前記カバーのリングに、前記ソケットの回転係止機構を設けた。

雄コネクタをソケットに取り付け、ソケットをハウジングとカバーで保持し、挟みこむため、雄コネクタにかかる外力による雄コネクタの折れ等の損傷を防止できる。更に、このように構成しても、ソケットにハウジングの穴縁に突き当る突き当て部を設け、且つソケットの下部にカバーのリングと係合するリング形状部分を設けたので、雄コネクタの回転を保障できる。

本発明の実施の形態の通信ケーブル用コネクタの分解斜視図である。

図1のケーブル用コネクタの部分断面図である。

図1のケーブル用コネクタの構成図である。

図1のケーブル用コネクタのハウジングの構成図である。

図1のケーブル用コネクタのソケットの斜視図である。

図1のケーブル用コネクタのカバーの斜視図である。

図5のソケットの部分断面図である。

図6のカバーの部分断面図である。

図1は本発明の通信ケーブル用コネクタの分解斜視図である。図2は、図1のケーブル用コネクタの組み立て後の構成図であり、図2(A)は、その上面図、図2(B)は、その左側面図、図2(C)は、その横面図である。図3は図1のケーブル用コネクタの部分断面図である。図1乃至図3では、通信ケーブルをLANケーブルで説明するが、通信ケーブルはこれに限られない。

図1に示すように、通信ケーブル用コネクタは、LAN雄コネクタ2と、LAN雄コネクタを保持するソケット3と、ソケット3を回転可能に保持する第1のハウジング1と、LANケーブルの雄コネクタが挿入される第2のハウジング4と、第1のハウジング1の底部分を覆うカバー5と、LAN雄コネクタ2の接続ピンを収容するサブアッセンブリー6とを有する。

LAN雄コネクタ2は、LANケーブルの雄コネクタと同じ形状を有し、LAN挿入口に嵌めこまれる。LAN雄コネクタ2は、電極ブロック20とガイド及びロック部22とを備える。この雄コネクタ2は、図2及び図3で後述するように、ソケット3に固定される。

第1のハウジング1は、ソケット3を回転可能に保持し、上面18と3つの側面10を有する。側面の1つは開放面11であり、後述するように、雄コネクタ2の接続線の第2のハウジング4への通路を形成する。上面18には、ソケット3の穴12が設けられている。第1のハウジング1の底面は開放されており、カバー5は、第1のハウジングの底面を覆う。第2のハウジング4は、LANケーブル(図示せず)のコネクタが挿入される挿入口40と、サブアッセンブリー6とを備え、第1のハウジング1に連結される。

図2(B)は、図1の各構成要素を組み立てた後のコネクタの左側面図である。図1のソケット3に固定された雄コネクタ2を第1のハウジング1の下方から差し込むと、図2(B)に示すように、第1のハウジング1の上方に、雄コネクタ2が突き出す。又、第1のハウジング1の側面に第2のハウジング4を連結する。そして、第1のハウジング1の底面にカバー5を取り付ける。

図2(A)は、図2(B)に対応する上面図である。第1のハウジング1の略中央に、雄コネクタ2が挿入されたソケット3が位置する。雄コネクタ2は、電極ブロック20で挿入口の電極と電気的に接続する。

図2(C)は、図2(B)の横面図である。第2のハウジング4は、LANケーブル(図示せず)のコネクタが挿入される挿入口40に、LANケーブルのコネクタをガイド及びロックするガイド部材42と、サブアッセンブリー6に取り付けられた雄コネクタ2の電極ピン29とが設けられる。

図3の横断面図に示すように、雄コネクタ2のブロック本体24に、電極ブロック20と、ガイド及びロック部22と、下端部26とを備える。雄コネクタ2のブロック本体24の下部は、ソケット3に挿入され、ソケット3に固定される。雄コネクタ2の下端部26から電極ブロック20に接続する接続線28が引き出される。接続線28の先端には、電極ピン29が設けられる。

接続線28の先端の電極ピン29は、サブアッセンブリー6の穴に挿入され、折り曲げられる。サブアッセンブリー6は、第2のハウジング4の挿入口40の上部に取り付けられる。これにより、この折り曲げられた電極ピン29が、挿入口40に突き出し、LANケーブルの雄コネクタの電極との接触を保障する。

図3の第1のハウジング1、ソケット3、カバー5を説明する。図4は、第1のハウジング1の構成図であり、図4(A)はその断面図、図4(B)はその下面図、図4(C)はその上面図である。尚、図4(C)は、図4(A)、図4(B)の位置関係を反転した位置から見た図である。

図4(A),図4(B),図4(C)、に示すように、上面18に円形の挿入穴12が設けられている。この穴12の周囲にガイド縁14が設けられ、側面10側のガイド縁14の一部に切り欠き部16が設けられる。又、図4(B)に示すように、上面18の裏面側には、挿入穴12の位置の四隅に、4つのピンロック穴19−1,19−2,19−3,19−4が設けられる。このピンロック穴19−1,19−2,19−3,19−4は、図6及び図8で後述するカバー5の足部のロックピンに係合し、カバー5を第1のハウジング1に保持する。

図5及び図7により、図1乃至図3で説明したソケット3を説明する。尚、図5は、ソケットの斜視図であり、図7はソケットの断面図である。図5に示すように、ソケット3の上ブッロク30の円形上面には、接続線導出穴32と、導出穴32の周囲に設けた4つのソケット固定ブロック32−1,32−2,32−3,32−4を有する。固定ブロック32−1,32−2,32−3,32−4は、ソケット3の上ブロック30の円形上面の最外円の内側に設けられる。この最外円と固定ブロックの間が、第1のハウジング1のガイド縁14に突き当てられる突き当て縁31を形成する(図7も参照)。

又、ソケット3の1つのソケット固定ブロック32−2の外縁で上部には、スライド突起33が設けられる。このスライド突起33は、前述の第1のハウジング1のガイド縁14の切り欠き部16を通過する形状をしており、且つ上ブロック30の上面との間に間隙を形成する(図7参照)。

ソケット3は、上ブロック30に連結ブロック34を介し接続された下ブッロク36を有する。上ブロック30と下ブロック36の間の連結ブッロク34以外の空間が、雄コネクタ2の接続線28の導出空間37を形成する。下ブロック36には、円弧状に複数のリブ38−1、38−2、38−3、・・・、38−6が設けられる。図5及び図7に示すように、この複数のリブ38−1〜38−6は、離間しており、リブ間の間隙が、図6、図8で説明するカバー5の回転係止突起56に係合し、ソケット3の回転方向の位置決めを行う。

次に、図6及び図8により、カバー5を説明する。図6に示すように、カバー5は、カバー面50の中央に円筒形状のスライドリング52と、スライドリング52の一部に設けた回転係止突起56を有する。又、カバー5の四隅には、4つの足部54−1,54−2,54−3,54−4が設けられる。各足部54−1,54−2,54−3,54−4の上端には、ロックピン58A〜58Dが設けられる。

図1及び図3を参照して、この構成のコネクタの製作過程を説明する。LAN雄コネクタ2は、前述のように、コネクタブロック24に接続線28及び電極ピン29が設けられている。この雄コネクタ2の接続線28及び電極ピン29をソケット3の導出穴32に差し込むことにより、雄コネクタ32の下部は、4つのコネクタ固定ブロック32−1〜32−4に保持される(図1参照)。この時、接着材を用いて、雄コネクタ32の下部を、4つのコネクタ固定ブロック32−1〜32−4に固定することができる。

次に、接続線28の先端の電極ピン29を、サブアッセンブリー6の穴に挿入し、折り曲げ、サブアッセンブリー6を、第2のハウジング4の挿入口40の上部に取り付ける。そして、雄コネクタ2の上部を第1のハウジング1の挿入穴12に挿入する。図4(A)では、第1のハウジング1の下部から雄コネクタ2を挿入穴12に挿入する。

この時、図4及び図5で説明したように、挿入穴12の外形は、ソケット3の外形とほぼ同じであり、且つ挿入穴12の内側にはガイド縁14が設けられているため、ソケット3の突き当て縁31は、挿入穴12のガイド縁14に突き当る。このため、ソケット3に取り付けられた雄コネクタ2のみが、第1のハウジング1から飛び出し、ソケット3は、第1のハウジング1に突き当てられる。

ここで、ソケット3のスライド突起33を、第1のハウジング1のガイド縁14の切り欠き部16に一致するよう、回転方向の位置合わせを行い、ソケット3を第1のハウジング1に突き当てると、ソケット3のスライド突起33が、第1のハウジング1のガイド縁14の切り欠き部16を通過し、且つソケット3の突き当て縁31は、挿入穴12のガイド縁14に突き当る。このため、ソケット3を回転すると、ソケット3のスライド突起33と突き当て縁31で、第1のハウジング1のガイド縁14を挟むため、ソケット3の第1のハウジング1からの離脱を防止できる。又、後述するように、雄コネクタ2の回転位置を変更するため、雄コネクタ2を回転しても、雄コネクタ2を取り付けたソケット3の第1のハウジング1からの離脱を防止できる。

次に、第1のハウジング1を第2のハウジング2に連結する(図3参照)。そして、カバー5を第1のハウジング2の底面から取り付ける。この時、第1のハウジング2のソケット3の下ブロック36の円弧状の複数のリブ38−1、38−2、38−3、・・・、38−6が、カバー5のスライドリング52の外周に嵌めこまれる。そして、リブ38−1、38−2、38−3、・・・、38−6間の1つの間隙は、スライドリング52に設けられた回転係止突起56に嵌め合う。

このため、ソケット3の下部も、カバー5に保持される。又、ソケット3のリブ38−1、38−2、38−3、・・・、38−6間の間隙が、スライドリング52の回転係止突起56に嵌め合うことにより、ソケット3、即ち、雄コネクタ2の回転位置が固定される。そして、リブの間隙は複数有るため、雄コネクタ2を回転すると、ソケット3のリブが撓み、他の間隙がスライドリング52の回転係止突起56に嵌め合う。このため、雄コネクタの回転位置の変更も容易である。

更に、カバー5の足部54−1〜54−4のロックピン58A〜58Dが、第1のハウジング1のピンロック穴19−1,19−2,19−3,19−4に嵌めあう。このため、ソケット3の下部を保持するカバー5は、第1のハウジング1に保持される。即ち、雄コネクタ2を取り付けたソケット3は、その上部と下部で、第1のハウジング1とカバー5に挟まれて保持されるとともに、カバー5も第1のハウジング1に保持される。

雄コネクタ2はソケット3に取り付けられているため、ソケット3自体を強固に保持することができる。このため、雄コネクタ2を回転可能にしても、回転時、取り付け時、使用時の雄コネクタが受ける外力に対し、雄コネクタの折れ等を防止できる。この雄コネクタ部10の回転位置は、リブの分割数により、90度、180度以外にも他の角度(例えば、30度、45度、135度等)も可能である。

又、ソケット3のスライド突起33と突き当て縁31で、第1のハウジング1のガイド縁14を挟むため、ソケット3の第1のハウジング1からの離脱を防止できる。更に、カバー5の足部54−1〜54−4のロックピン58A〜58Dが、第1のハウジング1のピンロック穴19−1,19−2,19−3,19−4に嵌めあう構成のため、カバー5を第1のハウジング1の底面に接着しなくても、第1のハウジング1とカバー5で、ソケット3を保持できる。即ち、カバー5を第1のハウジング1の底面に接着すると、強固な箱構造を形成できる。しかし、組み立ての際に接着材の塗布により、完成品の見栄えが低下するおそれがある。これに対し、例え、カバー5の足部54−1〜54−4のロックピン58A〜58Dが、第1のハウジング1のピンロック穴19−1,19−2,19−3,19−4との嵌め合わせに、接着材を使用して、強固な構成としても、少量の接着材のため、見栄えに影響が少ない。

以上、本発明を実施の形態により説明したが、本発明の趣旨の範囲内において、本発明は、種々の変形が可能であり、本発明の範囲からこれらを排除するものではない。例えば、カバーに、足部とロックピンを設けた構成で説明したが、カバーに足部とロックピンを設けずに、カバーを第1のハウジングに取り付ける構成をとっても良い。又、ソケット3のスライド突起33と突き当て縁31で、第1のハウジング1のガイド縁14を挟む構成を削除しても良い。更に、ソケット側に回転係止突起を設け、カバーのスライドリング側に複数の間隙や穴等の回転係止突起に係合する部材を設け、雄コネクタの回転及び回転位置決めを保障する構成をとっても良い。同様に、第1のハウジングと第2のハウジングとを一体とした構成でも良い。

このように、通信用コネクタの雄コネクタが、LANケーブルの方向を変換するため、比較的剛性の高いケーブルを有するLANケーブルを、自由に装置の壁面に沿って配置でき、他の配線と交差したりして、配線が乱雑となることを防止でき、取り付け、取り外し作業を軽減できる。又、壁面に沿ったLANケーブルのレイアウトが可能となり、配線がすっきりした形となり、見た目も良くなる。

又、雄コネクタをソケットに取り付け、ソケットをハウジングとカバーで保持し、挟みこむため、雄コネクタにかかる外力による雄コネクタの折れ等の損傷を防止できる。更に、このように構成しても、ソケットにハウジングの穴縁に突き当る突き当て部を設け、且つソケットの下部にカバーのリングと係合するリング形状部分を設けたので、雄コネクタの回転を保障できる。

1 第1のハウジング 2 LAN雄コネクタ 3 ソケット 4 第2のハウジング 5 カバー 6 サブアッセンブリー 12 接続線導出穴 14 ガイド縁 18 上面 28 接続線 29 電極ピン 30 接続線導出穴 32−1〜32−4 コネクタ固定ブロック 38−1〜38−6 リブ 52 スライドリング 56 リブ係合突起

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