Bus bar

申请号 JP2011044715 申请日 2011-03-02 公开(公告)号 JP2012182043A 公开(公告)日 2012-09-20
申请人 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk; Sumitomo Wiring Syst Ltd; Sumitomo Electric Ind Ltd; 住友電気工業株式会社; 住友電装株式会社; 株式会社オートネットワーク技術研究所; 发明人 HASHIMOTO DAISUKE; FUKUMOTO KOJI; SUETANI MASAHARU;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a bus bar that has good heat dissipation and installation workability even when the bus bar is formed, for use as a power line, with a conductor having a large cross-section area and that prevents excessive heat generation due to poor electrical connection.SOLUTION: A bus bar 1 includes an intermediate portion 11 and terminal portions 12. The intermediate portion 11 is a conductor that is formed so as to extend in a first direction and in part of which a folding portion 20 is provided to form a groove 21 along a second direction intersecting the first direction. The terminal portions 12 are conductors that lead from both sides of the intermediate portion 11 in the first direction, and are to be connected to other component parts. More preferably, the intermediate portion 11 has a structure in which a plurality of plate-like conductors 11A are superimposed.
权利要求
  • 第一の方向に延びて形成され、一部に前記第一の方向に交差する第二の方向に沿う溝を形成する折返し部が形成された導体からなる部分である中間部と、
    前記中間部の前記第一の方向における両側に連なる導体からなり他の部材と連結される部分である端子部と、が形成されていることを特徴とするバスバー。
  • 前記中間部は、複数の板状の導体が重なった構造を有する、請求項1に記載のバスバー。
  • 说明书全文

    本発明は、曲げ性能に優れたバスバーに関する。

    電気自動車及びハイブリッド自動車などの電動車両においては、バッテリの高出化に伴い、電力線に流れる電流が増大する傾向にある。 そして、電力線が、大きな電流によって過剰に発熱することを防止するため、断面積が大きく、放熱性に優れた電力線の採用が必要となっている。

    例えば、特許文献1には、並列に配置された複数の丸電線と、それら丸電線の周囲を覆う扁平な筒状のコルゲートチューブとを備えたワイヤハーネスが示されている。 複数の電線が並列に配置された場合、複数の電線が縦方向及び横方向に積み重なる状態で束ねられる場合に比べ、電線束全体の輪郭を形成する部分の表面積が大きくなり、電線束全体の放熱性が高まる。

    一方、車両に搭載される電力線として板状の導電体からなるバスバーが採用されることも多い。 バスバーは、扁平な形状であるため、同じ断面積の丸形状の芯線を有する丸電線に比べ、導体部分の表面積が大きく、放熱性が高い。

    特開2010−47033号公報

    ところで、特許文献1に示されるように、電力線が、並列に配置された複数の被覆電線からなる電線束により構成される場合、複数の被覆電線各々における芯線の端部を結束しつつ電気的に接続する端子が、電線束の両端に取り付けられる。

    しかしながら、バラバラに構成された複数本の電線は、それらの端部における芯線相互間において隙間が生じやすい。 そのため、電線束の端部の芯線部分に端子が取り付けられた場合、一部の芯線が、端子に対して電気的に十分に接続されず、各電線の芯線と端子との接続不良が生じやすい。 各電線の芯線と端子との接続不良は、電線の過剰な発熱の原因となる。

    一方、1つの電力線が、1本の被覆電線又は1本のバスバーで構成される場合、そのような電力線は、硬いために曲げることが難しく、敷設の作業性に劣るという問題点を有している。 特に、1本の被覆電線又は1本のバスバーからなる電力線は、その長さが短いほど、曲げにくさの問題がより顕著となる。

    本発明は、電力線用として導体の断面積が大きく形成された場合でも、放熱性及び敷設の作業性に優れ、かつ、電気的な接続不良などに起因する過剰な発熱を防止できるバスバーの提供を目的とする。

    本発明に係るバスバーは、以下に示す各構成要素を備える。
    (1)第1の構成要素は、第一の方向に延びて形成され、一部に第一の方向に交差する第二の方向に沿う溝を形成する折返し部が形成された導体からなる部分である中間部である。
    (2)第2の構成要素は、中間部の第一の方向における両側に連なる導体からなり他の部材と連結される部分である端子部である。

    また、本発明に係るバスバーにおいて、中間部が、複数の板状の導体が重なった構造を有すれば好適である。 なお、本明細書において、板状の導体という用語は、例えば厚みが0.1ミリメートル程度の導体などの他、それよりも格段に薄い箔状の導体をも含む用語として用いられている。

    バスバーは、扁平に形成されることにより、断面積に対する表面積の比が大きくなり、放熱性が高まる。 さらに、本発明に係るバスバーにおいて、バスバーの中間部には、その長手方向に交差する方向に沿う溝を形成する折返し部が形成されている。 この折返し部は、溝の幅が伸縮するように弾性的に変形しやすいため、バスバーの中間部は、折返し部において弾性的に曲がりやすい。 即ち、本発明に係るバスバーは、比較的短くかつ太く形成された場合であっても、折返し部において、その厚みの方向に弾性的に曲がる可撓性を有する。

    さらに、本発明に係るバスバーは、折返し部の部分において特に曲がりやすい。 そのため、本発明に係るバスバーに対してそれを曲げる方向の力が加わった場合、折返し部のみが弾性的に曲がり、その他の部位は曲がらない。 その結果、本発明に係るバスバーに力が加わった場合に、折返し部以外の平坦な部位に曲げ跡が残ることが防止される。 なお、曲げ跡は、曲がった後に元の形状に戻らない部位を意味する。

    また、バスバーの両端の端子部は、中間部に連なる部分であるため、バスバーの端子部において、電気的な接続不良は生じにくい。

    従って、本発明に係るバスバーは、電力線用として導体の断面積が大きく形成された場合でも、放熱性及び敷設の作業性に優れ、かつ、電気的な接続不良などに起因する過剰な発熱を防止できる。

    また、本発明に係るバスバーにおいて、中間部が、複数の薄い板状の導体が重なった多重構造を有する場合、中間部自体が、その厚みの方向、即ち、複数の板状の導体が積み重なる方向において可撓性を有する。 そのため、本発明に係るバスバーにおいて、中間部が多重構造を有する場合、中間部は、折返し部の作用及び多重構造の作用により、曲げ性能がより高まる。

    本発明の第1実施形態に係るバスバー1の斜視図である。

    端子台に取り付けられる途中のバスバー1の側面図である。

    バスバー1の製造方法の例を示す図である。

    本発明の第2実施形態に係るバスバー1Aの斜視図である。

    以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。 以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。 本発明の実施形態に係るバスバー1は、例えば、電動車両におけるインバータ回路とモータもしくは発電機とを接続する電力線として、或いはバッテリとインバータ回路とを接続する電力線として用いられる。

    <第1実施形態>
    まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係るバスバー1の構成について説明する。 バスバー1は、例えば銅などの金属からなる導体の部材であり、図1に示されるように、一の方向に延びて形成されている。 以下の説明において、バスバー1の長手方向を第一方向、バスバー1の幅方向、即ち、第一方向に直交する方向を第二方向と称する。 なお、図1から図4において、第一方向は左右の方向である。

    図1に示されるように、バスバー1は、中間部11及び両端の端子部12から構成されている。 バスバー1は、例えば3相モータなどの電動機の各相への電力の伝送経路の一部として敷設される。

    バスバー1の中間部11は、第一方向に延びて形成され、その一部に第二方向に沿う溝21を形成する折返し部20が形成された導体からなる部分である。 さらに、バスバー1の中間部11は、複数の板状の導体11Aが重なった構造を有する。

    一方、端子部12は、中間部11の両端に連なる導体からなり、他の部材と連結される部分である。 端子部12には、電力の伝送経路の前段及び後段の接続端に対してボルトなどの固定具によって連結されるための端子孔12Aが形成されている。

    図2は、電力の伝送経路の前段及び後段の端子台9に取り付けられる途中のバスバー1の側面図である。 図2に示される例では、端子台9に設けられたスタッドボルト91が、バスバー1における端子部12の端子孔12Aに通され、さらに、ナット8がスタッドボルト91に装着される。 これにより、端子部12は、端子台9に対して固定されるとともに、端子台9に対して電気的に接続される。

    バスバー1は、断面が扁平な形状に形成されているため、断面積に対する表面積の比が大きく、放熱性が高い。

    また、バスバー1の中間部11には、その長手方向に交差する第二方向に沿う溝21を形成する折返し部20が形成されている。 図2に示されるように、バスバー1の折返し部20は、溝21の幅が伸縮するように弾性的に変形しやすいため、バスバー1の中間部11は、折返し部20において弾性的に曲がりやすい。 即ち、バスバー1は、比較的短くかつ太く形成された場合であっても、折返し部20において、その厚みの方向に弾性的に曲がる可撓性を有する。

    なお、図2に示されるように、バスバー1は、折返し部20の溝21が、端子部12を曲げたい側に対して反対側に位置するように、即ち、折返し部20の溝21が曲げ部分の外側に位置するように使用されることが望ましい。

    さらに、バスバー1の中間部11は、複数の薄い板状の導体11Aが重なった構造を有する。 そのため、バスバー1の中間部11は、折返し部20の有無によらず、その厚みの方向、即ち、複数の板状の導体11Aが積み重なる方向において可撓性を有する。 そのため、バスバー1の中間部11は、折返し部20の作用及び多重構造の作用により、曲げ性能が極めて高く、弾性的に大きく曲がる。

    従って、図2に示されるように、バスバー1の敷設作業において、中間部11を弾性的に曲げつつ、端子部12を目的の位置に位置決めすることが可能である。 その結果、バスバー1は、容易に曲げることができない従来のバスバーに比べ、敷設の作業性に優れている。

    また、バスバー1は、折返し部20の部分において特に曲がりやすい。 そのため、バスバー1に対してそれを曲げる方向の力が加わった場合、折返し部20のみが弾性的に曲がり、その他の部位は曲がらない。 その結果、バスバー1に力が加わった場合に、折返し部20以外の平坦な部位に曲げ跡が残ることが防止される。

    また、バスバー1の両端の端子部12は、中間部11において重なる複数の板状の導体11Aに連なる部分であり、例えば、重なった複数の板状の導体が一体に溶接された部分、もしくは中間部11の複数の導体各々に元々連なっている部分、などとして構成される。 そのため、バスバー1の端子部12において、電気的な接続不良は生じにくい。

    以上に示されるように、バスバー1は、電力線用として断面積が大きく形成された場合でも、放熱性及び敷設の作業性に優れ、かつ、電気的な接続不良などに起因する過剰な発熱を防止できる特性を有している。

    <バスバー1の製造方法の例>
    次に、図3を参照しつつ、バスバー1の製造方法の一例について説明する。 本例に係る製造方法は、図3(a)に示される重ね合わせ工程と、図3(b)に示されるプレス成形工程と、図示されていない接合工程とを含む。

    重ね合わせ工程は、バスバー1の厚みよりも薄い板状の導体からなる複数の薄肉部材110を重ね合わせる工程である。 薄肉部材110は、例えば銅などの金属からなる導体の部材であり、中間部111及び両端の端子部112から構成されている。 端子部112には、貫通孔112Aが形成されている。

    また、複数の薄肉部材110は、重ねられた状態で折返し部20の成形が行われた場合、折返しの深さが少しずつ異なる。 そのため、複数の薄肉部材110は、折返し部20の成形が行われた後に両端の位置が揃うように、第一方向の長さが少しずつ異なる長さで形成されている。

    また、プレス成形工程は、重ね合わされた複数の薄肉部材110の中間部111の一部に対するプレス加工により、折返し部20を形作る工程である。 図3(b)に示される例では、重ね合わされた複数の薄肉部材110の中間部111が、折返し部20の外側面を成形する溝411が形成された第一金型41と、折返し部20の溝21を成形する突起部421が形成された第二金型42との間に挟み込まれる。 これにより、重ね合わされた複数の薄肉部材110の中間部111の一部に、折返し部20が形成される。

    また、不図示の接合工程は、重ね合わされた複数の薄肉部材110各々の両端部を、溶接などにより接合して端子部12を形成する工程である。 各々の両端の端子部112が接合されることにより一体に連結された複数の薄肉部材110は、バスバー1となる。

    即ち、本例に係る製造方法により製造されたバスバー1は、その厚みよりも薄い板状の導体からなる複数の薄肉部材110が重ね合わされ、さらに薄肉部材110各々の両端の端子部112が接合された構造を有する。 そして、両端において複数の端子部112が接合された接合部とその接合部の間の中間部111とが、それぞれバスバー1における端子部12と中間部11とを構成する。

    本例に係る製造方法により製造されたバスバー1は、ごく単純な構造の複数の薄肉部材110を用意し、それらを重ね合わせてプレス加工及び溶接などの接合加工を施すという簡易な工程により製造できる点で好適である。 また、重ねられた複数の薄肉部材110が溶接などにより接合されることによって形成された端子部12は、複数の芯線の束に対して取り付けられる圧着端子などに比べ、電気的な接続不良は生じにくい。

    <第2実施形態>
    次に、図4を参照しつつ、本発明の第2実施形態に係るバスバー1Aについて説明する。 このバスバー1Aは、図1に示されたバスバー1と比較して、中間部が多重構造を有していない点のみが異なる。 図4において、図1に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。 以下、バスバー1Aにおけるバスバー1と異なる点についてのみ説明する。

    バスバー1Aは、バスバー1と同様に、第一方向に延びて形成され、その一部に第二方向に沿う溝21を形成する折返し部20が形成された導体からなる中間部13と、中間部11の両端に連なる導体からなり、他の部材と連結される部分である端子部12とが形成された導体からなる部材である。

    しかしながら、バスバー1Aの中間部13は、バスバー1の中間部11のような多重構造を有さない。 即ち、バスバー1Aは、バスバー1Aの厚みと同一の厚みの1枚の板状の導体における両端の一部の領域を除く中間領域の一部に、折返し部20が形成された構造を有する。

    バスバー1Aは、バスバー1と同様に、断面が扁平な形状に形成されているため、断面積に対する表面積の比が大きく、放熱性が高い。

    また、バスバー1Aの中間部13には、その長手方向に交差する第二方向に沿う溝21を形成する折返し部20が形成されている。 そのため、バスバー1Aは、比較的短くかつ太く形成された場合であっても、折返し部20において、その厚みの方向に弾性的に曲がる可撓性を有する。

    また、バスバー1Aは、折返し部20の部分において特に曲がりやすい。 そのため、バスバー1Aに対してそれを曲げる方向の力が加わった場合、折返し部20のみが弾性的に曲がり、その他の部位は曲がらない。 その結果、バスバー1Aに力が加わった場合に、折返し部20以外の平坦な部位に曲げ跡が残ることが防止される。

    また、バスバー1Aの両端の端子部12は、元々一体の部分であるため、端子が複数の芯線に取り付けられる場合とは異なり、電気的な接続不良は生じない。

    従って、バスバー1Aは、バスバー1と同様に、電力線用として断面積が大きく形成された場合でも、放熱性及び敷設の作業性に優れ、かつ、電気的な接続不良などに起因する過剰な発熱を防止できる特性を有している。

    <その他>
    以上に示された実施形態において、バスバー1,1Aは、その中間部11,13の一箇所に折返し部20を有する。 しかしながら、バスバー1,1Aの中間部11,13に、複数の折返し部20が形成されることも考えられる。

    また、バスバー1の中間部11における折返し部20は、重ね合わされた複数の薄肉部材110に対する曲げ加工により形成される場合の他、他の方法で形成されることも考えられる。 例えば、複数の薄肉部材110各々の中間部111に対し、少しずつ溝の深さ及び幅が異なる折返し部が形成されることも考えられる。 この場合、折返し部が形成された複数の薄肉部材110が重ね合わされ、その後、重ね合わされた複数の薄肉部材110の両端の端子部112が、溶接などによって接合される。

    また、バスバー1,1Aは、その中間部11,13が絶縁部材で覆われた状態で使用されることも考えられる。 絶縁部材は、例えば、ゴムもしくはゴム系材料であるエラストマー(elastic polymer)からなる絶縁性の弾性部材で構成されることが考えられる。 エラストマーには、天然ゴム及び合成ゴムなどの加硫ゴム、並びにウレタンゴム、シリコーンゴム及びフッ素ゴムなどが含まれる。 一般的には、熱硬化性樹脂系エラストマーが、エラストマー製の絶縁部材の材料として用いられる。 絶縁部材が、可撓性に優れたエラストマーからなる部材であれば、バスバー1,1Aの中間部11,13の可撓性が阻害されず好適である。

    また、バスバー1,1Aの中間部11,13を覆う絶縁部材が、ポリアミド(PA)、ポリプロピレン(PP)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ABS樹脂又はポリエチレン(PE)などの樹脂で構成されることも考えられる。 また、中間部11,13を覆う絶縁部材が、熱収縮チューブであることも考えられる。

    また、バスバー1,1Aは、その中間部11,13が絶縁部材で覆われ、さらに、その絶縁部材の周囲が編組線などのシールド部材で覆われた状態で使用されることも考えられる。 また、バスバー1,1Aは、中間部11,13を覆う絶縁部材の周囲が編組線などのシールド部材で覆われ、さらにその外側が可撓性を有する樹脂製の保護チューブ又はテープなどの絶縁性の外装部材で覆われた状態で使用されることも考えられる。

    また、複数のバスバー1,1Aが、一の平面に沿って間隔を空けて並列配置された、それらの中間部11,13が絶縁部材により覆われるとともに連結された状態で、使用されることも考えられる。

    1,1A バスバー 8 ナット 9 端子台 11,13 バスバーの中間部 11A 板状の導体 12 バスバーの端子部 12A 端子孔 20 折返し部 21 折返し部の溝 41 第一金型 42 第二金型 91 スタッドボルト 110 薄肉部材 111 薄肉部材の中間部 112 薄肉部材の端子部 112A 貫通孔 411 第一金型の溝 421 第二金型の突起部

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