電気コネクタのための回転構成可能なバックシェル

申请号 JP2013536699 申请日 2011-10-24 公开(公告)号 JP5883017B2 公开(公告)日 2016-03-09
申请人 タイコ・エレクトロニクス・コーポレイション; Tyco Electronics Corporation; 发明人 インホ・ミョン; キース・トーマス・イー;
摘要
权利要求

電気コネクタに接合される回転構成可能なバックシェルであって、 コネクタ・インターフェースおよびシールド・インターフェースを有するコネクタ・ボディ、 コネクタ端部およびリリーフ端部を有するシールド終端ボディ、および シールド端部およびケーブル・クランプ端部を有するストレイン・リリーフ部 を有して成り、 コネクタ・インターフェースが、電気コネクタと係合して、電気的接続するように構成されており、 コネクタ端部がコネクタ・ボディのコネクタ・インターフェースに接合されており、コネクタ端部の面がリリーフ端部の面に対して度を成すように方向づけられており、シールド終端ボディが電気コネクタから延在するケーブルをシールドするために構成されており、 シールド端部の面がケーブル・クランプ端部の面に対して角度を成すように方向づけられ、シールド端部がシールド終端ボディのリリーフ端部に回転接合され、ストレイン・リリーフ部のケーブル・クランプ端部の面がシールド終端ボディのコネクタ端部の面に対して種々の角度で位置することが可能であるように、ストレイン・リリーフ部のシールド端部がシールド終端ボディのリリーフ端部に対して回転可能であり、ストレイン・リリーフ部のケーブル・クランプ端部が電気コネクタから延在するケーブルを固定するように構成されており、 ストレイン・リリーフ部のシールド端部は、シールド終端ボディのリリーフ端部の周りを包むバンドを含む、回転構成可能なバックシェル。ストレイン・リリーフ部のケーブル・クランプ端部の面が、シールド終端ボディのコネクタ端部の面に対して0度〜90度の角度で位置することが可能である、請求項1に記載の回転構成可能なバックシェル。シールド終端ボディのコネクタ端部の面が、シールド終端ボディのリリーフ端部の面に対して45度の角度で方向づけられる、請求項1に記載の回転構成可能なバックシェル。ストレイン・リリーフ部のシールド端部の面が、ストレイン・リリーフ部のケーブル・クランプ端部の面に対して45度の角度で方向づけられる、請求項1に記載の回転構成可能なバックシェル。シールド終端ボディのリリーフ端部が突起部を有して成り、又ストレイン・リリーフ部のシールド端部が切り欠き部を有して成り、 ストレイン・リリーフ部の切り欠き部が、シールド終端ボディに対してストレイン・リリーフ部の回転が制限されるためにシールド終端ボディの突起部を受容するように構成されている、請求項1に記載の回転構成可能なバックシェル。ストレイン・リリーフ部のシールド端部が、シールド終端ボディのリリーフ端部に形成された溝と回転自在に係合するバンドを有して成る、請求項1に記載の回転構成可能なバックシェル。コネクタ・インターフェースが歯を有して成り、 該歯は、電気コネクタに対してバックシェルが回転しないように、電気コネクタのボディと係合している、請求項1に記載の回転構成可能なバックシェル。電気コネクタのボディにコネクタ・インターフェースを固定するための連結ナットを更に有して成る、請求項1に記載の回転構成可能なバックシェル。シールド終端ボディとコネクタ・インターフェースとの間に連結されるレジューサー・ディスクを更に有して成り、 レジューサー・ディスクは、シールド終端ボディに大きさの異なるコネクタ・インターフェースを接合するように構成されている、請求項1に記載の回転構成可能なバックシェル。シールド終端ボディのリリーフ端部にストレイン・リリーフ部のシールド端部を固定するために構成され、又はケーブルの周りのストレイン・リリーフ部のケーブル・クランプ端部を固定するために構成されたツール・レス・ロックを更に有して成る、請求項1に記載の回転構成可能なバックシェル。

说明书全文

本明細書で記載される内容は、概して電気コネクタのためのバックシェルに関し、より具体的には、電気コネクタのための回転構成可能な(又は回転設定可能な;rotationally configurable)バックシェルに関する。

電気コネクタは、概してコネクタのケーブル端から延在するルーズ・ケーブルおよび/又はワイヤーの束を含む。ケーブルは電気部品と係合するために構成される。しかしながら、ケーブルは典型的には固定されず、電気製品および/又は電気コネクタからケーブルを離すがかけられてよい。ケーブルはバックシェルにより保護されてよい。バックシェルはコネクタのケーブル端に固定され、ケーブルを固定するために張力緩和メカニズムを含む。バックシェルは、一般的に電気コネクタに対して3つの方向のうちの1つの方向に設けられる。バックシェルはコネクタに対して直線に、すなわち0度に方向づけされてよく、又はバックシェルはコネクタに対して45度又は90度で方向づけされてよい。これら度の形態は電気コネクタのほとんどの用途に適合する。

しかしながら、ほとんどのバックシェルは異なる形態に適合するための互換性がない。それどころか、異なるバックシェルはしばしば各角度に適合して活用されるために必要とされる。従って、電気コネクタの用途が変わるにつれて、新しいバックシェルが電気コネクタにつなげられることを要する。あるバックシェルは、異なる角度で適合させるために構成されている。しかしながら、これらのバックシェルは、電気コネクタおよびバックシェルのボディ部に対して独立して回転する一対のアームを含む。従って、所望の角度でアームを適切に一直線上にすることは困難である。更に、アームは多重スクリューを使用して保持される。各スクリューは、バックシェルの角度を調節するために操作されることを要し、別々の操作を必要とする。そのため、これらバックシェルは不格好で、調整のためのかなりの時間および作業を必要とする傾向がある。

従って、ほとんど労力を要さず調整することができる、調節式の回転構成可能なバックシェルが必要である。

ある態様では、電気コネクタに接合される(又は接続される;joined)回転構成可能なバックシェルが供される。回転構成可能なバックシェルは、コネクタ・インターフェース(又は界接面又は界面又は接触面;connector interface)およびシールド・インターフェース(又はシールド界接面又はシールド界面又はシールド接触面;shield interface)を有するコネクタ・ボディを含む。コネクタ・インターフェースは、電気コネクタと係合し電気的接続を形成するように構成されている。コネクタ端部およびリリーフ端部(又は逃がし端部又は緩和端部;relief end)を有するシールド終端ボディが供される。コネクタ端部は、コネクタ・ボディのコネクタ・インターフェースに接合される。コネクタ端部は、リリーフ端部に対してある角度で方向づけされる。シールド終端ボディは、電気コネクタから延在するケーブルをシールドするように構成されている。シールド端部およびケーブル・クランプ端部を有するストレイン(又は変形又は負荷;strain)・リリーフ(又は逃がし又は逃げ又は緩和;relief)部が供される。シールド端部は、ケーブル・クランプ端部に対してある角度で方向づけされる。シールド端部は、ケーブル・クランプ端部に対してある角度で方向づけされる。シールド端部は、シールド終端ボディのリリーフ端部に回転自在に接合される。ストレイン・リリーフ部のシールド端部がシールド終端ボディのリリーフ端部に対して回転可能であることで、ストレイン・リリーフ部のケーブル・クランプ端部は、シールド終端ボディのコネクタ端部に対して種々の角度で位置決め可能である。ストレイン・リリーフ部のケーブル・クランプ端部は、電気コネクタから延在するケーブルを固定するように構成されている。

別の態様では、電気アッセンブリのためのバックシェルが供される。バックシェルは、コネクタ端部およびリリーフ端部を有するシールド終端ボディを含む。コネクタ端部は、電気コネクタのケーブル端部と接合するように構成されている。コネクタ端部の面は、リリーフ端部の面に対してある角度で方向づけされている。シールド端部およびケーブル・クランプ端部を有するストレイン・リリーフ部が供される。シールド端部の面は、ケーブル・クランプ端部の面に対してある角度で方向づけされる。シールド端部は、シールド終端ボディのリリーフ端部に回転自在に接合されている。ストレイン・リリーフ部のシールド端部はシールド終端ボディのリリーフ端部に対して回転可能であることで、ストレイン・リリーフ部のケーブル・クランプ端部の面は、シールド終端ボディのコネクタ端部の面に対して種々の角度で位置決め可能である。

図1は、電気アッセンブリの分解図である。

図2は、本発明の態様により形成され、図1に示される電気アッセンブリで使用されてよいバックシェルの斜視図である。

図3は、線分3−3に沿った図2に示されるバックシェルの断面図である。

図4は、図2に示される態様の連結ナットの拡大図である。

図5は、本発明の態様により形成され、図2に示されるバックシェルで使用されてよい別の連結ナットの拡大図である。

図6は、図2に示される態様のケーブル・クランプの拡大図である。

図7は、図2に示される態様のシールド終端ボディの一部の拡大図である。

図8は、図2に示される態様のバンドの正面図である。

図9は、様々な位置での図2に示される態様のバックシェルを示したものである。

図10は、本発明の態様により形成され、図1に示される電気アッセンブリで使用されてよいバックシェルの分解図である。

図11は、本発明の態様により形成され、図2に示されるバックシェルおよび/又は図10に示されるバックシェルで使用されてよいストレイン・リリーフ部の斜視図である。

図12は、本発明の態様により形成され、図2に示されるバックシェルおよび/又は図10に示されるバックシェルで使用されてよいストレイン・リリーフ部の斜視図である。

図13は、別の態様により形成されたストレイン・リリーフ部およびシールド終端ボディの斜視図である。

図14Aは、図13に示され、第1の入口位置でのストレイン・リリーフ部およびシールド終端ボディの斜視図である。

図14Bは、図14Aに示され、45度の位置に回転されたストレイン・リリーフ部およびシールド終端ボディの斜視図である。

図14Cは、図14Aに示され、90度の位置に回転されたストレイン・リリーフ部およびシールド終端ボディの斜視図である。

図15Aは、図13に示され、第2の入口位置でのストレイン・リリーフ部およびシールド終端ボディの斜視図である。

図15Bは、図15Aに示され、0度の位置に回転されたストレイン・リリーフ部およびシールド終端ボディの斜視図である。

図15Cは、図15Aに示され、45度の位置に回転されたストレイン・リリーフ部およびシールド終端ボディの斜視図である。

添付図面を併用すれば、前述の発明の概要およびある態様での下記の詳細な説明をより理解できるであろう。本明細書で使用されるように、単数で記載され、単語「a」又は「an」で始まる要素又は工程は、複数の前記要素又は工程が明確に除かれるとの記載がない限り、複数の前記要素又は工程は除かれないと理解されよう。更に、「ある態様」との言及は、記載された特徴を組み入れている更なる態様の存在を除くものと解釈されてはならない。その上、明確に反対に記載されていない限り、特定の特性を有する要素又は複数の要素を「含んで成る」又は「有する」態様は、その特性を有しない追加の要素を含んでよい。

図1は、電気アッセンブリ50の分解図である。電気アッセンブリ50は電気コネクタ52を含む。電気コネクタ52は、航空宇宙産業や自動車産業等で使用するための任意の適当なコネクタであってよい。又、電気コネクタ52は電気的応用に適当であってよい。電気コネクタ52は、嵌合端部54およびケーブル端部56を有したボディ53を含んでいる。嵌合端部54は対応するコネクタに接合するように構成されている。ケーブル端部56は、該ケーブル端部から延在するケーブルの束58を含んでいる。又、多重ケーブルおよび/又はルーズワイヤーがケーブル端部56から延在していてよい。ケーブルの束58は、(図示していないが)電気部品と接合するように構成されている。電気コネクタ52は、電気部品から対応するコネクタに接合された別の電気部品へ出力信号および/又はデータ信号を送る。又、電気コネクタ52は、対応するコネクタに光信号又はそれ以外の適当な信号を送ってよい。ケーブルの束58は、指定されたワイヤー・ハーネス・パスおよび/又はチャネルと適合させるためにある角度で電気コネクタ52から延在してよい。ケーブルの束58は長手軸59を有し、電気コネクタ52は長手軸55を有する。ケーブルの束58の長手軸59が電気コネクタ52の長手軸55に対してある角度で方向づけられるように、ケーブルの束58は電気コネクタ52から延在してよい。軸59および55は任意の角度で方向づけられてよい。ある態様では、軸59および55は0〜180度の任意の角度で方向づけられてよい。

バックシェル60は、電気コネクタ52のケーブル端部56のねじ込み領域59に固定するように構成されている。任意には、バックシェル60は電気コネクタ52のケーブル端部56に嵌め込まれてよい。バックシェル60はケーブルの束58を受容するように構成されている。バックシェル60は、ケーブルの束58を固定し、ケーブルの束58および/又は電気コネクタ52にかけられてよい力からケーブルの束58を保護する。又、バックシェル60により、ケーブルの束58が電気コネクタ52および/又は対応する電気部品から離れることを抑制している。又、バックシェル60はケーブルの束58のため電磁遮蔽を供してよい。バックシェル60は、コネクタ端部62およびケーブル・クランプ端部64を含む。ケーブルの束58はコネクタ端部62内に挿入される。コネクタ端部62は、ケーブルの束58のシールドを終端処理するため(図2に示される)ケーブルシールド終端ボディ114を含んでよい。ケーブルシールド終端ボディは、耐腐食性のスチール終端バンド等を含んでよい。ケーブルの束58はバックシェル60を介して延在し、ケーブル・クランプ端部64で固定される。ケーブル・クランプ端部64は、ケーブルタイ、鞍状クランプ、ケーブル束のストリング、および/又は熱回収可能な例えば熱収縮性のブーツ、例えば熱収縮性の成形ブーツを含んでいてよい。又、ケーブル・クランプ端部64は、熱回収可能な部品として本明細書に記載されているような形状と同じように径方向に伸縮する弾性材から製造されてよい。

図2は、バックシェル60の代わりに電気アッセンブリ50で使用されてよい態様により形成されたバックシェル100の斜視図である。図3は、線分3−3に沿ったバックシェル100の断面図である。バックシェル100は、ストレイン・リリーフ端部102およびコネクタ端部104を含む。コネクタ端部104は、(図3に示されるように)コネクタ・インターフェース106およびシールド・インターフェース107を有するコネクタ・ボディ105を含む。連結ナット(又は継手ナット;coupling nut)108はコネクタ・インターフェース106に接合されている。連結ナット108は電気コネクタ52に連結する(又は接続する又はつなぐ;couple)ように構成されている。例えば、連結ナット108は電気コネクタ52の後方の付属のスレッド59と係合してよい。コネクタ・ボディ105は、ケーブルの束58により生じた電磁的接触面からバックシェル100を保護するために電気コネクタ52に電気接続を供する。コネクタ・ボディ105は、バックシェル100が電気コネクタ52に対して回転しないようにするための電気コネクタ52と係合するように構成されている歯117を含む。連結ナット108は、電気コネクタ52にコネクタ・ボディ105に固定するためにコネクタ・インターフェース106と係合している。図3を参照すると、コネクタ・ボディ105の外面110は、連結ナット108の内面112と係合していることで、コネクタ・ボディ105は連結ナット108内に位置付けられている。

図2を参照すると、シールド終端ボディ114はコネクタ・ボディ105のシールド・インターフェース107に接合されている。シールド終端ボディ114は、所定の電磁両立性を得るために電磁遮蔽を供するように構成されている。例えば、シールド終端ボディ114は、バックシェル100の電磁両立性を最適化するために構成されてよい。シールド終端ボディ114はシールド終端デバイス、例えば耐腐食性シールド終端バンド等を含んでよい。シールド終端ボディ114は、コネクタ端部116およびリリーフ端部118を含む。コネクタ端部116は長手軸115および平面を規定する面117を有する。リリーフ端部118は、長手軸119および平面を規定する面121を有する。コネクタ端部116の面117は、リリーフ部118の面121に対して角度Aで方向づけされている。例示態様では、面117は面121に対して約45度で方向づけされている。又、面117は面121に対して任意の角度で方向づけされてよい。又、長手軸115および119は、相互にある角度で方向づけされる。ある態様では、長手軸115および119は0〜180度の角度で方向づけされてよい。

コネクタ・ボディ105のシールド・インターフェース107は(図3に示すように)タブ122を含む。タブ122がコネクタ・ボディ105へシールド終端ボディ114を固定するように、シールド・インターフェース107はシールド終端ボディ114のコネクタ端部116内に挿入される。又、シールド終端ボディ114はスプリング115を含む。スプリング115は、連結ナット108で歯117と係合するように構成されている。スプリング115は、シールド終端ボディ114に対して連結ナット108の回転を制限するための歯117と係合する。スプリング115により、連結ナット108は時計回りに、半時計回りに回転することができることで、連結ナットをシールド終端ボディ114に固定し、離すことができる。又、スプリング115により、シールド終端ボディ114に連結ナット108を固定するため、連結ナット108を単一の方向に回転させることができるのみでよい。そのような態様では、スプリング115は、シールド終端ボディ114から連結ナット108を離すために歯117から離れることを要する。

図4は連結ナット108の一部の拡大図を示す。連結ナット108は、連結ナット108が2つの方向228および230に回転することができる歯220を有している。各歯220は、連結ナット108の端部224から外側に延在し、ピーク226で接合する外面222により形成される。外面222は、連結ナット108の端部224により形成される面223に対して非直交の角度で延在する。スプリング115は、シールド終端ボディ114に連結ナット108を保持するために歯220内に設けるように構成されている。スプリング115は、方向228又は230のいずれかの方向に連結ナット108を回転させることで歯220から離すことが可能である。連結ナット108を回転させる際、スプリング115は、連結ナット108が所望の位置になるまで歯220に沿って歯止めされるために外面222に沿って動く。

図5は、本発明の態様により形成され、バックシェル100で使用されてよい別の連結ナット241を示す。連結ナット241は、連結ナット241が単一の方向242に回転することができる歯240を有している。歯240は、適切な位置で連結ナット241をロックし、244の方向に連結ナット241が回転しないようにする。各歯240は、一対の外面246および248から形成されている。外面246は、連結ナット241の端部243により形成された面241に対して90度の角度で延在する。又、外面246は、歯240内のスプリング115をロックする90度未満の角度で延在してよい。外面248は、90度よりも大きい角度で連結ナット241の端部243から延在してよい。又、スプリング115および連結ナット241の平側面を、望ましい分離力を得るために図4に示すように水平の角度から45度まで増やすことができる。

外面248は連結ナット241を単一の方向242に回転させることができる。連結ナット241を単一の方向242に回転させる際、スプリング115は、連結ナット241が所望の位置になるまで外面248に沿って動き、歯240に沿って歯止めされる。スプリング115は、スプリングが外面246と係合するように歯240内でロックされる。スプリング115は外面246に沿って動かないようにし、スプリング115により連結ナット241が244の方向に回転しないようにする。244の方向に連結ナット241を回転させるために、まず連結ナット241の歯からスプリング115を手動で外すことを要する。

図2を参照すると、ストレイン・リリーフ部124はシールド終端ボディ114のリリーフ端部118に接合されている。ストレイン・リリーフ部124は、ケーブル・クランプ端部126およびシールド端部128を含む。シールド端部128は、シールド終端ボディ114のリリーフ端部118に接合される。シールド端部128は、シールド終端ボディ114のリリーフ端部118の周りを包むバンド130を含む。バンド130は、ロックピン132でシールド終端ボディ114に固定される。例示態様では、ロックピン132は、バンド130に固定され、および/又はバンド130から除去されるための用具を要しない。ロックピン132により、バンド130をシールド終端ボディ114から外すことができることで、ストレイン・リリーフ部124はシールド終端ボディ114に対して回転することができる。

ストレイン・リリーフ部124のケーブル・クランプ端部126は、ケーブル・クランプ134を含んでいる。例示態様では、ケーブル・クランプ134は鞍状のクランプ135を含む。別の態様では、ケーブル・クランプ134は熱回収部品、例えば熱収縮性成形ブーツを含んでよい。ケーブル・クランプ134はケーブル固定バー136を含む。ケーブル固定バー136は、取付機構、例えばケーブルタイおよび/又はケーブルバンドリングストリングでケーブルの束58を固定するように構成されている。鞍状のクランプ135はケーブル・クランプ・アンカー138の周りを回転することで、ケーブルの束58は鞍状のクランプ135とケーブル固定バー136との間に位置することができる。

図6はケーブル・クランプ134を示す。鞍状のクランプ135は、ツール・レス(又は工具のない;tool less)ロックピン140および142でケーブル固定バー136に固定される。ツールレスのロックピン142はアパーチャー143に受容され、ケーブル固定バー136にツールレスのロックピン140を固定するためにツールレスのロックピン140と係合する。

図2を参照すると、ストレイン・リリーフ部124のケーブル・クランプ端部126は、長手軸123および平面を規定する面125を含む。ストレイン・リリーフ部124のシールド端部128は、長手軸127および平面を規定する面129を含む。ケーブル・クランプ端部126の面125は、シールド端部128の面129に対して角度Bで方向づけられる。例示態様では、角度Bは約45度である。又、角度Bは任意の角度であってよい。任意には、長手軸123および127はある角度で方向づけられてよい。角度AおよびBは、シールド終端ボディ114のコネクタ端部116の面117に対して角度Cでストレイン・リリーフ部124のケーブル・クランプ端部126の面129を位置付けるように設定される。角度Cは任意の角度であってよい。ある態様では、角度Cは0〜180度の角度である。ストレイン・リリーフ部124は、ストレイン・リリーフ部124の面129に対して角度Cでシールド終端ボディ114の面117を位置付けるために、シールド終端ボディ114の周りを回転するように構成される。図2および図3は、0度の角度Cと平行である面117および129を示す。任意には、ストレイン・リリーフ部124は、シールド終端ボディ114の長手軸115とストレイン・リリーフ部124の長手軸127との間のある角度を調整するためにシールド終端ボディ114の周りで回転されてよい。

図7は、シールド終端ボディ114のリリーフ端部118の一部の拡大図を示す。図8は、ストレイン・リリーフ部124のバンド130の正面図を示す。シールド終端ボディ114のリリーフ端部118は、(図7に示すように)リリーフ端部118の周縁に延在する溝144を含む。バンド130は溝144に位置するように構成され、それによって、バンド130は溝144内で回転する。ストレイン・リリーフ部124はシールド終端ボディ114の周りで回転し、それによって、ケーブル・クランプ端部126の面129を、シールド終端ボディ114のコネクタ端部116の面117に対して種々の角度Cで位置付けることが可能である。ある態様では、ストレイン・リリーフ部124の面129は、シールド終端ボディ114の面117に対して0、45および90度で位置付けられるように構成される。

ある態様では、溝144は(図7に示すように)突起部146を含む。突起部146は溝144の周りに180度増分で位置付けられる。又、溝144は、溝144の周りに90度増分で位置付けられる4つの突起部146を含んでいてよい。別の態様では、溝144は任意の数の突起部146を含んでいてよい。バンド130は、(図8に示すように)対応する切り欠き148を含む。切り欠き148は、バンド130の周りに90度増分で位置付けられる。又、バンド130は、突起部146の数に対応する任意の数の切り欠き148を含んでいてよい。切り欠き148は突起部146を受容するように構成されており、それにより、バンド130は溝144に対する位置にはまる。ある態様では、切り欠き148および突起部146は、ストレイン・リリーフ部124がシールド終端ボディ114の面117に対して0、45および90度で方向づけられるストレイン・リリーフ部124の面129を有する位置にはまるように、方向づけられる。又、バックシェル100は、突起部146および切り欠き148を含んでいなくてよい。そのような態様では、バンド130は溝144で自由に回転することで、ストレイン・リリーフ部124の面129をシールド終端ボディ114の面117に対して任意の角度Cで方向づけることができてもよい。又、ストレイン・リリーフ部124は、設置の間ボディ114とストレイン・リリーフ部124を一体的に組み立てるために、ボディ114に1つ又はそれよりも多い開口部およびマッチングタブを介して適合させてよい。溝362の周縁に設けられた突起部又は複数の突起部144は、所望の角度0、45又は90度でストレイン・リリーフ部124の回転を止めるために1つ又はそれよりも多い箇所に設けられてよい。

図9は、様々な位置でのバックシェル100を示す。位置200では、バックシェル100の面117および129は0度を有する角度Cで方向づけられる。位置202では、バックシェル100の面117および129は45度を有する角度Cで方向づけられる。位置204では、バックシェル100の面117および129は90度を有する角度Cで方向づけられる。バックシェル100のストレイン・リリーフ部124は、位置200、202および204のいずれかにおいてバックシェル100を位置付けるために、シールド終端ボディ114の周りで回転する。ストレイン・リリーフ部124の角度Bおよびシールド終端ボディ114の角度Aは、シールド終端ボディ114の面117とストレイン・リリーフ部124の面129の間に角度Cを形成する。

角度Cはバックシェル100の異なる用途に適合させる。バックシェル100は、0、45および90度の任意の角度で使用のために調整することができる。ある態様では、突起部146および切り欠き148は、0、45および90度のいずれかの角度にある位置にバックシェルをロックする。任意には、ストレイン・リリーフ部124は、任意の角度でバックシェル100の面117および129を位置付けるためにシールド終端ボディ114の周りを自由に回転してよい。ロックピン132により、ストレイン・リリーフ部124のバンド130をシールド終端ボディ114の溝144から外すことができる。ある態様では、ロックピン132は、溝144からバンド130を外すために用具無しに操作される。溝144からバンド130を外すことにより、ストレイン・リリーフ部124をシールド終端ボディ114に対して回転させることが可能である。ストレイン・リリーフ部124は、位置200、202および204のいずれかにおいてバックシェル100を位置付けるために回転される。別の態様では、ストレイン・リリーフ部124は、任意の角度でバックシェル100の面117および129を位置付けるために回転されてよい。

図10は、本発明の態様により形成され、電気アッセンブリ50で使用されてよいバックシェル300を示す。バックシェル300は、ストレイン・リリーフ部302およびコネクタ部304を有する。コネクタ部304は、バックシェルボディ306および連結ナット308を含む。バックシェルボディ306は、コネクタ・インターフェース305およびシールド・インターフェース307を含む。連結ナット308は、バックシェル300と電気コネクタ52を連結するため、電気コネクタ52の後方の付属のスレッド59に接合されるように構成される。バックシェルボディ306は、ケーブルの束58により生じる電磁的接触面からバックシェル300を保護するために電気コネクタ52のボディと接合する。又、バックシェルボディ306は、バックシェル300が電気コネクタ52に対して回転することを制限するための歯310を含んでよい。連結ナット308は、電気コネクタ52へバックシェルボディ52を接合するためにバックシェルボディ306のコネクタ・インターフェース305内にねじ込まれる。

バックシェルボディ306は、連結ナット308に供される歯314と係合するように構成されている少なくとも1つのスプリング312を含む。スプリング312は、バックシェルボディ306に対して連結ナット308の回転を制限する歯314と係合する。例示態様では、歯314により連結ナット308を2つの方向316および318に回転させることができる。各歯314は、連結ナット308の端部322から90度よりも大きい角度で延在する外面320を含む。スプリング312は、バックシェルボディ306に連結ナット308を保持するために歯314内に位置するように構成されている。連結ナット308を方向316又は318のいずれかの方向に回転する際、スプリング312は、連結ナット308が所望の位置になるまで歯314内で歯止めで動く。方向316、318の一方は、バックシェルボディ306に連結ナット308を締め付ける。方向316、318の他方は、バックシェルボディ306から連結ナット308を離す。別の態様では、連結ナット308の歯314により、方向316、318の一方のみに連結ナット308が回転することができるように構成されてよい。そのような態様では、スプリング312は、バックシェルボディ306から連結ナット308を外すために歯314から手動で外すことを要する。

シールド終端ボディ324は、レジューサー326を通じてバックシェルボディ306に接合される。シールド終端ボディ324は、バックシェル300の所定の電磁性能を得るため電磁遮蔽を供する。シールド終端ボディ324は、例えば、耐腐食性シールド終端バンド等のシールド終端デバイスを含んでいてよい。シールド終端ボディ324は、コネクタ端部328およびリリーフ端部330を含む。レジューサー326は、シールド終端ボディ324のコネクタ端部328に位置付けられるように構成されている。レジューサー326は、外側径332および内側径334を含む。レジューサー326の内側径334は、シールド終端ボディ324のコネクタ端部328の外側径336に対応する大きさである。レジューサー326の外側径332は、バックシェルボディ306のシールド・インターフェース307の内側径338に対応する大きさである。

レジューサー326の内側径334および外側径332は、シールド終端ボディ324およびバックシェルボディ306の任意の大きさに形成したものであってよい。レジューサー326により、シールド終端ボディ324および/又はバックシェルボディ306を操作することなく接合させるために、シールド終端ボディ324およびコネクタ・インターフェース306を異なる大きさにすることができる。又、シールド終端ボディ324およびバックシェルボディ306が対応する大きさでない場合、レジューサーは、シールド終端ボディ324および/又はバックシェルボディ306を取り換える必要がなくなる。レジューサー326は、任意の大きさおよび/又は形状のシールド終端ボディ324およびバックシェルボディ306に適した大きさや形状にすることができる。

シールド終端ボディ324のコネクタ端部328は、シールド終端ボディ324のリリーフ端部330の面331に対して角度Xで方向づけられる面323を含む。例示態様では、面323により規定される平面は、面331により規定される平面に対して45度に方向づけられる。又、面323は面331に対して任意の角度で方向づけられてよい。

ストレイン・リリーフ部340は、シールド終端ボディ324のリリーフ端部330に接合される。ストレイン・リリーフ部340は、ケーブル・クランプ端部342およびシールド端部344を含む。シールド端部344は、シールド終端ボディ324のリリーフ端部330に接合される。シールド端部344は、シールド終端ボディ324のリリーフ端部330の周りを包むバンド346を含む。バンド346は、一対のロックピン348、349でシールド終端ボディ324に固定される。例示態様では、ロックピン348、349をバンド346に固定し、および/又はバンド346から取り外すための用具を要しない。ロックピン348、349によりバンド346をシールド終端ボディ324から外すことができ、それによって、シールド終端ボディ324に対してストレイン・リリーフ部340を回転させることができる。

ストレイン・リリーフ部340のケーブル・クランプ端部342はケーブル・クランプ350を含む。例示態様では、ケーブル・クランプ350は鞍状のクランプ351を含む。ケーブル・クランプ350は、取付け機構でケーブルの束58を固定するためのケーブル固定バー352を含む。ケーブル・クランプ350はケーブル・クランプ・アンカー354の周りで回転し、それによって、ケーブルの束58がケーブル・クランプ350とケーブル固定バー352の間に位置することができる。ケーブル・クランプ350は、ねじ356およびワッシャー358でケーブル固定バー352に固定される。又、ケーブル・クランプ350は、ツール・レス・ロックピン、ラッチ、スナップ等で固定されてよい。

ストレイン・リリーフ部340のケーブル・クランプ端部342は、ストレイン・リリーフ部340のシールド端部344の面343に対して角度Yで方向づけられる面341を含む。例示態様では、角度Yは約45度である。又、角度Yは任意の角度であってよい。角度YおよびXは、シールド終端ボディ324の面323により規定される平面に対して角度Zであるストレイン・リリーフ部340の面341により規定される平面を位置付けるように構成される。角度Zは任意の角度であってよい。ストレイン・リリーフ部340は、シールド終端ボディ324の面323に対して角度Zにあるストレイン・リリーフ部340の面341を位置付けるために、シールド終端ボディ324の周りでスライド可能に回転するように構成されている。

シールド終端ボディ324のリリーフ端部330は、リリーフ端部330の周縁に延在する溝360を含む。バンド346を溝360内に位置するように構成することで、バンド346が溝360内をスライド可能に回転する。ストレイン・リリーフ部340がシールド終端ボディ324の周りで回転することで、ケーブル・クランプ端部342はシールド終端ボディ324のコネクタ部328に対して種々の角度Zに位置することができる。ある態様では、ケーブル・クランプ端部342の面341は、シールド終端ボディ324の面323に対して0、45および90度に位置するように構成されている。又、面323および341は任意の角度Zで位置付けることが可能であってよい。

溝360は突起部362を含み、(図示していないが)バンド346は切り欠きを含む。切り欠きは、溝360の突起部362に対応するようにバンド346の周りに方向づけられる。切り欠き部は、シールド終端ボディ324に対してストレイン・リリーフ部340を固定するために突起部362と係合するように構成されている。切り欠きおよび突起部362は、ストレイン・リリーフ部340が0、45および90度で方向づけられる面を有する位置でロックされるように方向づけられる。又、バックシェル300は突起部362および切り欠きを含んでいなくてよい。そのような態様では、バンド346は自由に溝360内を回転することで、面323および341のケーブル・クランプ端部342を任意の角度Zで方向付けることができてよい。形状変更フランジおよび(ストレイン・リリーフ部での)溝363は、実質的には相互に回転できない一対の楕円形状の開口部364に変わる。

角度Zはバックシェル300の種々の用途に適合される。バックシェル300は任意の角度で使用するため適合させることができる。ある態様では、バックシェルは0、45および90度のいずれかの角度で使用するため適合させることができる。ある態様では、突起部362および切り欠きはある位置でバックシェル300をロックする。任意には、ストレイン・リリーフ部340は、任意の角度でバックシェル300を位置付けるためにシールド終端ボディ324の周りで自由に回転してよい。バンド346は、ストレイン・リリーフ部340がシールド終端ボディ324に対して回転することができるように、溝360から離すことができる。ストレイン・リリーフ部340は、バックシェル300のコネクタ端部304に対してある角度でバックシェル300のストレイン・リリーフ部端部302を位置付けるために回転させてよい。

図11は、本発明の態様により形成され、位置402、404および406で方向づけられたストレイン・リリーフ部400の斜視図である。ストレイン・リリーフ部400は、バックシェル100および/又はバックシェル300で使用されてよい。ストレイン・リリーフ部400は、熱回収部品、例えば熱収縮性成形ブーツ又は熱収縮性チューブから製造されてよい。又、ストレイン・リリーフ部は、熱回収部品として本明細書に記載されているように同様の形状で径方向に拡張される弾性材から製造されてよい。そのブーツ又はチューブは、種々の環境および運転条件に適当な様々な材料から作られてよい。ストレイン・リリーフ部400は、連結ナット410、コネクタ・インターフェース412およびシールド終端ボディ414を有するバックシェルボディ408につながれる。バックシェルボディ408は、(図示していないが)電気コネクタと係合するための嵌合端部401を含む。ストレイン・リリーフ部400は、シールド終端ボディ414のストレイン・リリーフ部端部416につながる。ストレイン・リリーフ部400は、シールド端部418およびケーブル端部420を含む。シールド端部418はシールド終端ボディ414に接合される。シールド端部418は、ケーブル端部420の径424よりも小さい径422を有する。又、シールド端部418の径422はケーブル端部420の径424と類似であってよい。ブーツのシールド端部は、接触面で密封を促進するため、予め設けた又はユーザーが設けた接着剤を有していてよい。接着材料は、種々の環境、化学および他の条件に適合させるため変えてよい。

シールド端部418の面417は、ケーブル端部420の面419に対して角度Lで方向づけられる。例示態様では、角度Lは約45度である。又、角度Lは0〜90度の角度であってよい。ストレイン・リリーフ部400はシールド終端ボディ414の周りで回転し、それによって、ケーブル端部420の面419は、バックシェルボディ408の嵌合端部401の面403に対して角度Mで位置付けられる。位置402は角度Mが45度である面403および419を示す。位置404は角度Mが90度である面403および419を示す。位置406は角度Mが0度である面403および419を示す。

ストレイン・リリーフ部400は、所望の角度Mを供するためにバックシェルボディ408に対して位置付けられる。(図示していないが)電気コネクタのケーブルの束は、ストレイン・リリーフ部400を介して延在する。ストレイン・リリーフ部400は、ストレイン・リリーフ部400をケーブルの束に合わせるために加熱させてよい。又、ストレイン・リリーフ部400は、ケーブルの束に圧着させ、および/又はケーブルの束に接合させてよい。ストレイン・リリーフ部400により、ケーブルの束が電気コネクタおよび/又はバックシェルボディ408から外れないようにされる。

図12は、本発明の態様により形成され、位置452、454および456に方向づけられるストレイン・リリーフ部450の斜視図である。ストレイン・リリーフ部450はバックシェル100および/又はバックシェル300で使用されてよい。ストレイン・リリーフ部450は、例えばブーツ形状である熱収縮性成形部から製造される。ストレイン・リリーフ部450は、バックシェルボディ408につなぐように構成されている。ストレイン・リリーフ部450はシールド端部468およびケーブル端部470を含む。シールド端部468は、ケーブル端部470の径474よりも大きい径472を有している。又、シールド端部468の径472はケーブル端部470の径474と類似であってよい。

シールド端部468の面467は、ケーブル端部470の面469に対して角度Rで方向づけられる。例示態様では、角度Rは約45度である。又、角度Rは任意の角度であってよい。ストレイン・リリーフ部450はシールド終端ボディ414の周りで回転し、それによって、ケーブル端部470の面469は、バックシェルボディ408の嵌合端部401の面403に対して角度Sで位置付けられる。位置452は角度Sが45度である面403および469を示す。位置454は角度Sが90度である面403および469を示す。位置456は角度Sが0度である面403および469を示す。

ストレイン・リリーフ部450は、所望の角度Sを供するためにバックシェルボディ408に対して位置付けられる。(図示していないが)電気コネクタのケーブルの束は、ストレイン・リリーフ部450を介して延在する。ストレイン・リリーフ部450は、ストレイン・リリーフ部450をケーブルの束に合わせるために加熱させてよい。又、ストレイン・リリーフ部450は圧着させ、および/又はケーブルの束に固定させてよい。ストレイン・リリーフ部450により、ケーブルの束が電気コネクタおよび/又はバックシェルボディ408から外れないようにされる。

図13は、別の態様により形成されたストレイン・リリーフ部500を示すものである。ストレイン・リリーフ部500は、シールド終端ボディ502につながれるように構成されている。シールド終端ボディ502は、リリーフ端部504およびコネクタ端部506を含む。リリーフ端部504は面508を含み、コネクタ端部506は面510を含む。面508は、面510に対して約45度の角度で方向づけられる。嵌合部512はシールド終端ボディ502のリリーフ端部504に位置する。嵌合部512は概して円形であり、外面514を含む。第1タブ516は外面514から径方向に外側に延在する。第1リップ518は、嵌合部512に隣接するシールド終端ボディ502に形成される。第1リップ518は、空間520が第1リップ518と第1タブ516との間に規定されるように第1タブ516に並べられる。(図14A〜15Cに示される)第2タブ522は、外面514から径方向に外側に延在する。第2タブ522は第1タブ516から約180度に位置する。第2リップ524は、嵌合部512に隣接するシールド終端ボディ502に形成される。第2リップ524は、空間526が第2リップ524と第2タブ522との間に形成されるように第2タブ522に並べられる。

ストレイン・リリーフ部500は、シールド端部530およびケーブル・クランプ端部532を含む。例示態様では、ケーブル・クランプ端部532は鞍状のクランプ533を含む。シールド端部530はシールド終端ボディ502のリリーフ端部504と嵌合するように構成されている。シールド終端ボディ502のリリーフ端部504は、ストレイン・リリーフ部504のシールド端部530内に受容されるように構成されている。ストレイン・リリーフ部504のシールド端部530は嵌合部534を含む。シールド終端ボディ502の嵌合部512は、ストレイン・リリーフ部500の嵌合部534に受容される大きさである。

シールド端部530の嵌合部534は概して円形であり、内面536を含む。フランジ538は内面536の周りで円周方向に延在する。フランジ538は、(図14Aおよび15Aに示されるように)第1開口部540および第2開口部542を含む。第1開口部540は、第2開口部542から約180度に位置付けられる。第1開口部540および第2開口部542は、シールド終端ボディ502の第1タブ516又は第2タブ522のいずれかを受容する大きさである。第1開口部540は、第1タブ516又は第2タブ522のうちの一方を受容するように構成されている。第2開口部542は、第1タブ516および第2タブ522の他方を受容するように構成されている。

第1突起部544および第2突起部546は、フランジ538から延在している。第1突起部544は、第1開口部540に隣接して位置している。第2突起部546は、第2開口部542に隣接して位置している。第1突起部544は、第1開口部540と第2突起部546との間に位置している。第2突起部546は、第2開口部542と第1突起部544との間に位置している。

嵌合部材534はロック548を含む。ロック548は、(図示していないが)ロックピンを受容するように構成されている。ロック548は、嵌合部材534を嵌合部材512に固定するように構成されている。ロック548は、嵌合部材534内で嵌合部材512が回転しないようにする。嵌合部材534内で嵌合部材512が回転できるように、ロックピンをロック548から取り除くことが可能である。

ストレイン・リリーフ部500のシールド端部530は面550を含む。ストレイン・リリーフ部500のケーブル・クランプ端部532は面552を含む。面550は、面552に対して約45度の角度で方向づけられる。

図14Aは、第1入口位置560でストレイン・リリーフ部500内に挿入されるシールド終端ボディ502の斜視図である。第1入口位置560では、シールド終端ボディ502の嵌合部材512は、ストレイン・リリーフ部500の嵌合部材534内に挿入される。第1タブ516は第1開口部540を介して挿入される。第2タブ522は第2開口部542内に挿入される。嵌合部材512は嵌合部材534内で回転することができる。

図14Bは、最初の45度の位置562に回転させたストレイン・リリーフ部500の斜視図である。ストレイン・リリーフ部500は矢印564の方向に回転させる。ストレイン・リリーフ部500はシールド終端ボディ502に対して回転する。フランジ538は、シールド終端ボディ502の空間520および空間526内で回転する。フランジ538は、シールド終端ボディ502がストレイン・リリーフ部500から離れないようにするために第1タブ516と第1リップ518との間に位置付けられる。又、フランジ538は、シールド終端ボディ502がストレイン・リリーフ部500から離れないようにするために第2タブ522と第2リップ524との間に位置付けられる。フランジ538は、シールド終端ボディ502にストレイン・リリーフ部500を固定するために、第1タブ516および第2タブ522と係合する。

最初の45度の位置562では、第1タブ516は第1突起部544に対して回転される。第1タブ516は第1突起部544に隣接する。第1突起部544により、矢印564の方向にストレイン・リリーフ部500の更なる回転が抑制される。最初の45度の位置562では、ストレイン・リリーフ部500のケーブル・クランプ端部532により形成される面552は、シールド終端ボディ502のコネクタ端部506により形成される面510に対して約45度に方向づけされる。ロック548は、45度の位置でシールド終端ボディ502およびストレイン・リリーフ部500を保持するために固定される(又は取り付けられる;secure)。

最初の入口位置560と最初の45度の位置562との間の中間の位置にストレイン・リリーフ部500を回転させて、面552が間欠(断続;intermittent)的な角度で面510に対して方向づけられてよい。ロック548は、シールド終端ボディ502に対してストレイン・リリーフ部500が回転しないように固定される。ロック548は、最初の入口位置560と最初の45度の位置562との間の中間の位置でシールド終端ボディ502にストレイン・リリーフ部500を固定する。

図14Cは、90度の位置566に回転されるストレイン・リリーフ部500の斜視図である。ストレイン・リリーフ部500は、矢印568の方向に回転される。矢印568の方向は、矢印564の方向に対して反対向きである。90度の位置566では、第2タブ522は第2突起部546の方へ回転される。第2タブ522は第2突起部546に隣接する。第2突起部546により、矢印568の方向にストレイン・リリーフ部500が更に回転しないようにされる。90度の位置566では、ストレイン・リリーフ部500のケーブル・クランプ端部532により形成される面552は、シールド終端ボディ502のコネクタ端部506により形成される面510に対して約90度に方向付けされる。

最初の入口位置560と90度の位置566との間の中間の位置までストレイン・リリーフ部500を回転させて、面552が間欠的な角度で面510に対して方向づけられてよい。ロック548は、シールド終端ボディ502に対してストレイン・リリーフ部500が回転しないように固定される。ロック548は、最初の入口位置560と90度の位置566との間の中間の位置でシールド終端ボディ502にストレイン・リリーフ部500を固定する。

図15Aは、第2の入口位置570でシールド終端ボディ502につながれるストレイン・リリーフ部500の斜視図である。第2の入口位置570では、ストレイン・リリーフ部500は、最初の入口位置560でのストレイン・リリーフ部500の向きに対して約180度に方向づけられる。第1タブ516は第2開口部542を介して挿入される。第2タブ522は、第1開口部540内に挿入される。嵌合部材512は嵌合部材534内で回転することができる。

図15Bは、0度の位置572に回転されるストレイン・リリーフ部500の斜視図である。ストレイン・リリーフ部500は矢印574の方向に回転される。0度の位置572では、第1タブ516は第2突起部546に隣接する。第2突起部546により、矢印574の方向にストレイン・リリーフ部500が更に回転しないようにされる。0度の位置572では、ストレイン・リリーフ部500のケーブル・クランプ端部532により形成される面552は、シールド終端ボディ502のコネクタ端部506により形成される面510に対して約0度に方向づけされる。

第2の入口位置570と0度の位置572との間の中間の位置にストレイン・リリーフ部500を回転させて、面552が間欠的な角度で面510に対して方向づけられてよい。ロック548は、シールド終端ボディ502に対してストレイン・リリーフ部500が回転しないように固定される。ロック548は、第2の入口位置570と0度の位置572との間の中間の位置でシールド終端ボディ502にストレイン・リリーフ部500を固定する。

図15Cは、第2の45度の位置576に回転されるストレイン・リリーフ部500の斜視図である。ストレイン・リリーフ部500は、矢印578の方向に回転される。第2の45度の位置576では、第2タブ522は第1突起部544と隣接する。第1突起部544により、矢印578の方向にストレイン・リリーフ部500が更に回転しないようにされる。第2の45度の位置576では、ストレイン・リリーフ部500のケーブル・クランプ端部532により形成される面552は、シールド終端ボディ502のコネクタ端部506により形成される面510に対して約45度に方向付けされる。

第2の入口位置570と第2の45度の位置576との間の中間の位置までストレイン・リリーフ部500を回転させて、面552が間欠的な角度で面510に対して方向づけられてよい。ロック548は、シールド終端ボディ502に対してストレイン・リリーフ部500が回転しないように固定される。ロック548は、第2の入口位置570と第2の45度の位置576との間の中間の位置でシールド終端ボディ502にストレイン・リリーフ部500を固定する。

上記記載は例示を意図しており、制限されないと理解されよう。例えば、上記に記載の態様(および/又はその態様の形態)は、相互に組み合わせて使用されてよい。更に、多くの変更が、発明の範囲から逸脱することなく発明の様々な態様の教示に対する特定の状況又は材料を適合させるために行われてよい。本明細書に記載の材料の大きさおよび種類は、本発明の様々な態様のパラメーターを規定することを目的としているが、それらの態様は決して制限するものではなく、典型的な態様である。多くの他の態様は、上記記載を見返した際当業者にとって明らかであるであろう。従って、本発明の様々な態様の範囲は、付加したクレームが権利付与される同等物の最大範囲に沿って、そのクレームを参照して決定されるべきである。

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