Connector structure of the photoelectric sensor

申请号 JP21190493 申请日 1993-08-26 公开(公告)号 JP3346846B2 公开(公告)日 2002-11-18
申请人 松下電工株式会社; 发明人 利明 吉安; 安記 嘉正; 正治 宮崎; 隆 田中;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 光電センサーの本体ケースに 設けた開口
    、光電センサーと電気的に接続され且つ外部に電気的に引き出される電気的引出し部を内部に有する首振りケース の筒状部が首振り自在に接続され、 本体ケースの開
    口の外周側に設けた輪状の周壁と首振りケースの筒状部
    とに噛み合い可能な突起をそれぞれ設け、これら突起に
    よって首振りケースの光電センサーに対する首振り位置を特定位置で固定可能とするための固定手段 を構成する
    と共に、本体ケースの周壁に切欠きを設けて該周壁を外
    側に向けて撓み可能としたことを特徴とする光電センサーのコネクタ構造。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、光電センサーと外部ケーブルとを接続するための光電センサーのコネクタ構造に関する。

    【0002】

    【従来の技術】光電センサーは接続線の引き出し構造によって、コネクタ方式、ケーブル引き出し方式、コンジット方式の3方式に大別できるが、各方式には夫々長所短所があり、光電センサーの特徴付けとして使い分けられたり、光電センサーの使われる状況を考慮して方式が選定されたり、光電センサーの形状等の制約条件によっておのずと決定されたりする。 いずれにおいても、
    接続線の引き出し構造は光電センサーのケース等の外観形状との関係が深く、2つ以上の引き出し構造を単一機種で実現するためには、ケース等の外観部品をはじめとして、場合によっては内部回路基板形状も別々にする必要があり、部品の共用化、工数削減、初期投資費用の低減の観点から見て問題となっていた。

    【0003】そこで、本出願人は、特願平4−2883
    03号において、光電センサーの本体ケースに取り付けられたセンサー側コネクタ部(首振りケース)を本体ケースに対して首振り自在に接続してコネクタ接続の向きを変更可能な構造とし、これによりコネクタ接続のケース及び内部部品を共用した単一機種の光電センサーにて最少限の部品の追加で、光電センサーのコネクタ方式、ケーブル引き出し方式を夫々実現できるようにした2種の引き出し構造を既に提案している。

    【0004】即ち、図12及び図13に示すコネクタ方式においては、光電センサー1の下部の面取り部3には円形の開口4を設けてあり、開口4に回転自在に嵌め込まれるセンサー側コネクタ部11の首振りケース8′
    (コネクタ本体)は筒状に形成され、先部8bが基部8
    aに対して略45゜の度で傾斜しており、先部8bの外周にケーブル側コネクタ部(図示せず)と接続する雄ねじ13が設けてある。 そして、首振りケース8′の首振り回転操作によってリード線40に接続されるコネクタピン14を図12の矢印Mに示す平方向又は垂直方向に向けることが可能となっている。

    【0005】一方、図14及び図15に示すケーブル引き出し方式においては、本体ケース2に対して回転可能な特徴を持つ首振りケース25(ケーブルカバー)の内部にパッキン受け面27が設けられ、このパッキン受け面27よりも外側に雌ねじ28が形成され、この雌ねじ28に外端側からパッキン押さえねじ29が螺合されると共に、パッキン受け面27とパッキン押さえねじ29
    との間に防水用パッキン23が介在されており、防水用パッキン23がパッキン受け面27とパッキン押さえねじ29との間で圧縮されることによって本体ケース2と防水用パッキン23間、首振りケース25と防水用パッキン23間、及びケーブル20と防水用パッキン23間が水密構造とされる。 そして、首振りケース25の首振り回転操作によって光電センサー1からのケーブル20
    を図14の矢印Nに示す水平方向又は垂直方向に引き出せる構造となっている。

    【0006】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光電センサー1の本体ケース2に対して首振りケース8′又は25を首振り自在に接続すると、時間の経過と共に振動や衝撃等が加わるなどの理由で、予め設定した都合の良い首振りケース8′又は25の首振り設定位置が変わってしまい、結果として光電センサー1が取り付け難くなったり、或いは接続したケーブル20の向きが変わって配線が邪魔になるなどの問題が生じ得る。 そこで、光電センサー1、首振りケース8′以外の別の部品を用いて、首振りケース8′を特定位置で固定することも考えられるが、この場合、部品点数が増加して構造が複雑となり、しかも首振りケース8′又は25を固定するための作業が別途必要になるなどの問題がある。

    【0007】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、必要最少限の部品点数で、電気的引出し部を内部に有する首振りケースの首振り位置を都合の良い位置で簡単に固定できるように改良された光電センサーのコネクタ構造を提供するにある。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明は、光電センサー1の本体ケース2に設けた開
    口4に 、光電センサー1と電気的に接続され且つ外部に電気的に引き出される電気的引出し部10を内部に有する首振りケース8 の筒状部9が首振り自在に接続され、
    本体ケース2の開口4の外周側に設けた輪状の周壁5と
    首振りケース8の筒状部9とに噛み合い可能な突起6
    a,6bをそれぞれ設け、これら突起6a,6bによっ
    首振りケース8の光電センサー1に対する首振り位置を特定位置で固定可能とするための固定手段6 を構成す
    ると共に、本体ケース2の周壁5に切欠き7を設けて該
    周壁5を外側に向けて撓み可能としたことを特徴とする。

    【0009】

    【作用】本発明によれば、光電センサー1の本体ケース2に設けた開口4に 、光電センサー1と電気的に接続され且つ外部に電気的に引き出される電気的引出し部10
    を内部に有する首振りケース8 の筒状部9が首振り自在に接続され、 本体ケース2の開口4の外周側に設けた輪
    状の周壁5と首振りケース8の筒状部9とに噛み合い可
    能な突起6a,6bをそれぞれ設け、これら突起6a,
    6bによって首振りケース8の光電センサー1に対する首振り位置を特定位置で固定可能とするための固定手段6 を構成すると共に、本体ケース2の周壁5に切欠き7
    を設けて該周壁5を外側に向けて撓み可能としたから、
    首振りケース8の筒状部9を本体ケース2の開口4に嵌
    め込んで首振り回転操作を行なったときに、首振りケー
    ス8側に設けた突起6bと本体ケース2側に設けた突起
    6aとが噛み合うことで、首振りケース8の向きを特定
    の向きに簡単に設定できるようになる。 しかも、突起6
    a,6b同士が噛み合うことで首振りケース8を特定の
    向きで簡単に固定できる。 従って、従来のような固定の
    ための別部品を用いたり、或いは特別の固定作業を行な
    ったりする必要がなくなり、しかも振動や衝撃等に対し
    て首振り自在の首振り回転位置がずれるのを確実に防止
    できると共に、光電センサー1の取り付けに際して首振りケース8の電気的引出し部10を都合の良い向きで固定できるようになり、しかも時間の経過と共に振動や衝撃等が加わっても首振りケース8の首振り設定位置が変化するのを防止できる。 従って、固定のための別部品を用いたり、或いは特別の固定作業を行なったりする必要がなくなる。 さらに本体ケース2の輪状の周壁5に切欠
    き7を設けたので、首振りケース8側の突起6bが本体
    ケース2側の突起6aの頂点付近を移動するときに、切
    欠き7によって輪状の周壁5が外側に押し広げられるこ
    ととなり、首振り回転をより軽く滑らかに行なうことが
    できる。

    【0010】

    【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 本実施例では、光電センサー1のコネクタ方式の接続構造を例示する。 図7に示すように、光電センサー1の本体ケース2の下部の面取り部3に円形の開口4が設けられると共に、開口4の外周側には略筒状の周壁5
    が外方に向けて設けられており、この周壁5の内面側の円周上には開口4の中心から見て一定角度おきに半円形状の突起6a(例えば24個)が突設されている。 さらに、周壁5の周方向の複数箇所には切欠き7が設けられ、この切欠き7によって周壁5は図11の矢印Pに示す外側に向けて撓み可能となっている。

    【0011】一方、センサー側コネクタ部11の首振りケース8(コネクタ本体)の基部8aには、図5及び図6に示すように、上記開口4に回転自在に嵌め込まれる筒状部9が設けられると共に、筒状部9の先端側には、
    本体ケース2の開口4の縁に回転自在に係止して開口4
    から首振りケース8を抜け止めするための引掛爪12が突設してある。 また、首振りケース8の先部8b側は基部8aに対して略45゜の角度で傾斜しており、首振りケース8の首振り回転操作によって内部に設けたコネクタピン14(図1)の向きが変更自在とされると共に、
    先部8bの外周にはケーブル側コネクタ部6と螺合する雄ねじ13が形成されており、さらに首振りケース8の先部8bと筒状部9との間には全周に亙って防水用Oリング16(図1)が介装されている。

    【0012】ここで、図1に示すように、首振りケース8の内部には光電センサー1と電気的に接続され且つ外部に電気的に引き出されるコネクタピン14を有する電気的引出し部10が設けられ、このコネクタピン14は本体ケース2内のリード線(図示せず)に半田付けにて接続され、組み立て後にリード線の他端部が光電センサー1の内部回路部と接続されるようになっている。 さらに、首振りケース8の基部8aの外周上の180°離れた2箇所には上記光電センサー1側の突起6aに相対する半円形状の突起6bが突設され、この突起6bは本体ケース2の周壁5によって外側から囲まれるように設けられている。 そして、相対する突起6a,6bの寸法関係は、図11に示すように、光電センサー1の本体ケース2に首振りケース8を組み込んだ時に本体ケース2側の隣合う2つの突起6aと突起6aとの間に首振りケース8側の突起6bが丁度入り込むように設定され、これら突起6a,6bが光電センサー1に対する首振りケース8の首振り位置を特定の位置で固定可能とする固定手段6を構成している。

    【0013】しかして、首振りケース8側の突起6bが本体ケース2側の突起6aに噛み合うようにして、首振りケース8を光電センサー1の本体ケース2に組み込み、この状態で首振り回転操作を行なうと、首振りケース8側の突起6b(図11)が本体ケース2側の突起6
    a,6a間を滑りながら図9に示す矢印A 1 ,A 2 ,…
    …の範囲を移動することにより、首振りケース8内のコネクタピン14の向きを特定の向きに簡単に設定できるようになる。 しかも、上記突起6a,6a間に突起6b
    が入り込むことによって図9に示す矢印の端部a 1 ,a
    2 ,……のいずれかで首振りケース8が固定されることとなり、首振りケース8の特定の向きでの固定も簡単に行なうことができ、従って、図2〜図4に示すストレートタイプのケーブル側コネクタ部6を水平方向、垂直方向或いはそれ以外の方向から簡単に接続できるようになる。 その結果、従来のような固定のための別部品を用いたり、或いは特別の固定作業を行なったりする必要がなくなり、最少部品点数で済み、しかも振動や衝撃等に対して首振り自在の首振り回転位置がずれるのを確実に防止できると共に、光電センサー1の取り付け後においても首振りケース8の首振り回転位置を簡単に変更可能となり、施工性を良くしかも高信頼性の光電センサー1を安価に作製できるという利点がある。

    【0014】また、本実施例では、本体ケース2側の突起6aが設けられる周壁5の周方向の複数箇所に切欠き7(図7)を設けているから、首振りケース8側の突起6bが突起6aの頂点付近を移動するときに、輪状の周壁5が外側に押し広げられる(図11の破線で示す)ことにより、首振り回転をより軽く滑らかに行なうことができるという利点がある。 さらに、本体ケース2側の突起6aを周方向の多数箇所(本実施例では24箇所)で突設させたので、突起6aの設置された数に応じて首振りケース8の固定可能な角度が増えることとなり、光電センサー1に対して一般的に必要とされる水平姿勢、垂直姿勢以外にも電気的引出し部10の向きをより多様にしかも簡単に設定できるという利点がある。

    【0015】また、突起6aの間隔は図7に示すような等間隔ではなく、図8及び図10に示すような片寄った間隔(例えば180°離れた2箇所)で設けて首振りケースを180°離れた2箇所で固定可能とし、一般に必要な水平姿勢と垂直姿勢とで夫々固定できるようにしてもよく、また首振りケース8側の突起6bも2個に限られるものではない。 さらに本体ケース2側の突起6aと首振りケース8側の突起6bとの役割の入れ替えも可能である。

    【0016】なお、上記実施例では、コネクタ方式における首振りケース8の固定機能付き首振り構造について説明したけれど、図14及び図15に示すケーブル引き出し方式における光電センサー1の本体ケース2と、この本体ケース2に首振り自在に接続される首振りケース(ケーブルカバー)25との回転接続部分(図15の矢印Pで示す部分)に、上記首振りケース8の固定機能付き首振り構造をそのまま適用することができ、従って、
    ケーブル引き出し方式においてもコネクタ方式の場合と同じ作用効果が得られるものである。

    【0017】

    【発明の効果】上述のように本発明は、光電センサーの本体ケースに設けた開口に 、光電センサーと電気的に接続され且つ外部に電気的に引き出される電気的引出し部を内部に有する首振りケースの筒状部が首振り自在に接続され、 本体ケースの開口の外周側に設けた輪状の周壁
    と首振りケースの筒状部とに噛み合い可能な突起をそれ
    ぞれ設け、これら突起によって首振りケースの光電センサーに対する首振り位置を特定位置で固定可能とするための固定手段を構成したから、首振りケースの筒状部を
    本体ケースの開口に嵌め込んで首振り回転操作を行なっ
    たときに、首振りケース側の突起と本体ケース側の突起
    とが噛み合うことで、首振りケースの向きを特定の向き
    に簡単に設定できるようになる。 しかも、突起同士が噛
    み合うことで首振りケースを特定の向きで簡単に固定で
    きる。 従って、従来のような固定のための別部品を用い
    たり、或いは特別の固定作業を行なったりする必要がな
    くなり、しかも最少部品点数で済み、そのうえ振動や衝
    撃等に対して首振り自在の首振り回転位置がずれるのを
    確実に防止できると共に、光電センサーの取り付け後に
    おいても首振りケースの首振り回転位置が簡単に変更可
    能となり、光電センサーのコネクタ方式及びケーブル引き出し方式のいずれの接続構造においても、最少部品点数で、電気的引出し部を内部に有する首振りケースの首振り設定位置を都合の良い位置で固定できるようになり、施工性の良い信頼性の高い光電センサーを安価に提供できるという効果がある。 さらに、本体ケースの周壁
    に切欠きを設けて該周壁を外側に向けて撓み可能とした
    から、首振りケース側の突起が本体ケース側の突起の頂
    点付近を移動するときに、切欠きによって輪状の周壁が
    外側に押し広げられることとなり、首振り回転をより軽
    く滑らかに行なうことができるという効果がある。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の一実施例に用いられるコネクタ方式のセンサー側コネクタ部の組立構造を示し、(a)は側面図、(b)は底面図、(c)は正面図、(d)は断面図である。

    【図2】同上の首振りケースの回転状態を示す分解正面図である。

    【図3】同上の首振りケースの垂直姿勢の正面図である。

    【図4】同上の首振りケースの水平姿勢の正面図である。

    【図5】同上の首振りケースの構成図である。

    【図6】(a)は同上の首振りケースの正面図、(b)
    は(a)の断面図である。

    【図7】同上の光電センサーの本体ケースの開口付近を示し、(a)は光電センサー側から見た正面図、(b)
    は側面図、(c)は首振りケース側から見た正面図である。

    【図8】図7の変形例を示し、(a)は首振りケース側から見た正面図、(b)は(a)の断面図である。

    【図9】(a)(b)は図7の首振りケースの角度変更の説明図である。

    【図10】(a)(b)は図8の首振りケースの角度変更の説明図である。

    【図11】同上の本体ケース側の突起に対する首振りケース側の突起の移動状態を示す拡大断面図である。

    【図12】従来のコネクタ方式のセンサー側コネクタ部の組立構造を示す図である。

    【図13】図12のセンサー側コネクタ部の配線状態を示す図である。

    【図14】従来のケーブル引き出し方式の首振りケースの組立構造を示す図である。

    【図15】図14のケーブル引き出し構造を示す断面図である。

    【符号の説明】

    1 光電センサー 2 本体ケース 6 突起 8 首振りケース 10 電気的引出し部

    フロントページの続き (72)発明者 吉安 利明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−229520(JP,A) 実開 平3−50733(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl. 7 ,DB名) H01H 35/00

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