電子部品と端子金具との接続構造

申请号 JP2013179118 申请日 2013-08-30 公开(公告)号 JP2015049963A 公开(公告)日 2015-03-16
申请人 矢崎総業株式会社; Yazaki Corp; 发明人 KAWAMURA YUKIHIRO;
摘要 【課題】電子部品を誤挿入しようとした際に、電子部品の 端子 部が変形・破損することを防止できる電子部品と端子金具との接続構造を提供する。【解決手段】電子部品と端子金具との接続構造7は、直方体状のリレー本体2から複数の端子部が突出したリレー1と、各端子部と嵌合される端子金具と、リレー1及び端子金具が収容される保持部材6と、を有している。リレー1の各端子部は直 角 に折り曲げられ、先端部がリレー本体2の側面2c,2dと対向している。リレー本体2の一側面2eには誤挿入防止凸部9が設けられている。保持部材6には、リレー本体2を収容する部品本体収容部60と、各端子部の先端部及び各端子金具を収容する端子部収容部61a,61bと、リレー1が正規の向きで挿入される際に誤挿入防止凸部9を 位置 付ける溝部67と、リレー1が正規でない向きで挿入される際に誤挿入防止凸部9に当接する当接部68と、が設けられている。【選択図】図8
权利要求
  • 外形が直方体状の部品本体及び複数の端子部を有する電子部品と、前記複数の端子部とそれぞれ嵌合される複数の端子金具と、前記電子部品及び前記複数の端子金具が収容される保持部材と、を有する電子部品と端子金具との接続構造において、
    前記電子部品は、前記複数の端子部の先端部が前記部品本体の側面と対向し、前記部品本体の一側面に誤挿入防止凸部が設けられ、
    前記保持部材には、前記部品本体を収容する部品本体収容部と、前記各端子部の先端部及び前記各端子金具を収容する端子部収容部と、前記電子部品が正規の向きで挿入される際に前記誤挿入防止凸部を位置付ける溝部と、前記電子部品が正規でない向きで挿入される際に前記誤挿入防止凸部に当接して前記部品本体が前記部品本体収容部に挿入されることを規制する当接部と、が設けられ、
    前記誤挿入防止凸部が前記当接部に当接した状態で、前記端子部が前記保持部材に接触していない ことを特徴とする電子部品と端子金具との接続構造。
  • 前記複数の端子部が、前記部品本体から突出して直角に折り曲げられている ことを特徴とする請求項1に記載の電子部品と端子金具との接続構造。
  • 前記部品本体の前記誤挿入防止凸部が設けられた一側面と対向する側面に係止突起が設けられ、
    前記保持部材に、前記係止突起が係止する変形自在な係止片が設けられ、
    前記係止片が、前記当接部と隣接して設けられ、かつ、前記当接部よりも前記部品本体収容部の挿入口側に片持ち状に延びている ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子部品と端子金具との接続構造。
  • 前記保持部材に、前記部品本体収容部、前記端子部収容部、前記溝部、前記当接部、前記係止片で構成される部品収容部が少なくとも二つ設けられ、
    二つの部品収容部が点対称の配置とされ、当該二つの部品収容部の各部品本体収容部が各係止片によって区画され、
    隣接した前記係止片同士が、前記二つの部品収容部の並び方向に位置ずれしている ことを特徴とする請求項3に記載の電子部品と端子金具との接続構造。
  • 前記誤挿入防止凸部が、前記端子部が対向した側面と交差する一側面の両端に設けられ、かつ、当該一側面から前記端子部の側端面まで、又はそれよりも突出している ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の電子部品と端子金具との接続構造。
  • 说明书全文

    本発明は、電子部品と端子金具との接続構造に関するものである。

    図11は、従来のリレーの斜視図である。 図12は、図11に示されたリレーの底面図である。 図13は、図11に示されたリレーと端子金具との接続構造の断面図である。

    図11,12に示すように、従来のリレー301は、外形が直方体状のリレー本体302と、該リレー本体302の底面302bから突出し、端子金具304(図13に示す。)と嵌合される複数の板状の端子部303a,303bと、を有している。 また、符号303aは、リレー本体302内部のコイルに通電を行うための端子部であり、符号303bは、端子部303aよりも高電圧又は大電流が印加される端子部である。

    図13に示すように、従来のリレーと端子金具との接続構造307は、図11,12に示したリレー301と、該リレー301の複数の端子部303a,303bと嵌合される複数の端子金具304と、これらリレー301及び端子金具304が装着される保持部材306と、を有している。 また、端子金具304は、電線305の端部に接続されている。

    上記保持部材306は、合成樹脂で構成されている。 保持部材306には、各端子部303a,303b及び各端子金具304を収容する複数の収容部361と、各収容部361内に設けられ、端子金具304に係止するランス362と、が設けられている。

    また、特許文献1には、上述したリレーと端子金具との接続構造307が適用された自動車用電気接続箱が開示されている。

    特開2010−221787号公報

    上述した従来のリレーと端子金具との接続構造307においては、リレー301を保持部材306に装着する際、リレー301の向きを誤ってしまうことがあり、その際、各端子部303a,303bを保持部材306の外表面などにぶつけてしまうことがあるという問題があった。 また、このことにより、端子部303a,303bに変形又は破損を生じさせるおそれがあるという問題があった。

    なお、上記リレー301以外の電子部品と端子金具との接続構造においても、電子部品を保持部材に装着する際に向きを誤ってしまうことにより、端子部に変形又は破損を生じさせるおそれがあるという問題はあった。

    したがって、本発明は、電子部品を誤挿入しようとした際に、電子部品の端子部が変形・破損することを防止できる電子部品と端子金具との接続構造を提供することを目的とする。

    請求項1に記載された発明は、外形が直方体状の部品本体及び複数の端子部を有する電子部品と、前記複数の端子部とそれぞれ嵌合される複数の端子金具と、前記電子部品及び前記複数の端子金具が収容される保持部材と、を有する電子部品と端子金具との接続構造において、前記電子部品は、前記複数の端子部の先端部が前記部品本体の側面と対向し、前記部品本体の一側面に誤挿入防止凸部が設けられ、前記保持部材には、前記部品本体を収容する部品本体収容部と、前記各端子部の先端部及び前記各端子金具を収容する端子部収容部と、前記電子部品が正規の向きで挿入される際に前記誤挿入防止凸部を位置付ける溝部と、前記電子部品が正規でない向きで挿入される際に前記誤挿入防止凸部に当接して前記部品本体が前記部品本体収容部に挿入されることを規制する当接部と、が設けられ、 前記誤挿入防止凸部が前記当接部に当接した状態で、前記端子部が前記保持部材に接触していないことを特徴とする電子部品と端子金具との接続構造である。

    請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記複数の端子部が、前記部品本体から突出して直に折り曲げられていることを特徴とするものである。

    請求項3に記載された発明は、請求項1又は請求項2に記載された発明において、前記部品本体の前記誤挿入防止凸部が設けられた一側面と対向する側面に係止突起が設けられ、前記保持部材に、前記係止突起が係止する変形自在な係止片が設けられ、前記係止片が、前記当接部と隣接して設けられ、かつ、前記当接部よりも前記部品本体収容部の挿入口側に片持ち状に延びていることを特徴とするものである。

    請求項4に記載された発明は、請求項3に記載された発明において、前記保持部材に、前記部品本体収容部、前記端子部収容部、前記溝部、前記当接部、前記係止片で構成される部品収容部が少なくとも二つ設けられ、二つの部品収容部が点対称の配置とされ、当該二つの部品収容部の各部品本体収容部が各係止片によって区画され、隣接した前記係止片同士が、前記二つの部品収容部の並び方向に位置ずれしていることを特徴とするものである。

    請求項5に記載された発明は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載された発明において、前記誤挿入防止凸部が、前記端子部が対向した側面と交差する一側面の両端に設けられ、かつ、当該一側面から前記端子部の側端面まで、又はそれよりも突出していることを特徴とするものである。

    請求項1,2に記載された発明によれば、前記電子部品は、前記複数の端子部の先端部が前記部品本体の側面と対向し、前記部品本体の一側面に誤挿入防止凸部が設けられ、前記保持部材には、前記部品本体を収容する部品本体収容部と、前記各端子部の先端部及び前記各端子金具を収容する端子部収容部と、前記電子部品が正規の向きで挿入される際に前記誤挿入防止凸部を位置付ける溝部と、前記電子部品が正規でない向きで挿入される際に前記誤挿入防止凸部に当接して前記部品本体が前記部品本体収容部に挿入されることを規制する当接部と、が設けられ、前記誤挿入防止凸部が前記当接部に当接した状態で、前記端子部が前記保持部材に接触していないので、電子部品を誤挿入しようとした際に、電子部品の端子部が変形・破損することを防止できる電子部品と端子金具との接続構造を提供することができる。

    請求項3に記載された発明によれば、前記係止片が、前記当接部と隣接して設けられ、かつ、前記当接部よりも前記部品本体収容部の挿入口側に片持ち状に延びているので、保持部材の省スペース化を図りつつ、係止片の前記挿入口側の端部を変形自在な自由端とすることができる。

    請求項4に記載された発明によれば、二つの部品収容部が点対称の配置とされ、当該二つの部品収容部の各部品本体収容部が各係止片によって区画され、隣接した前記係止片同士が、前記二つの部品収容部の並び方向に位置ずれしているので、保持部材の省スペース化を図ることができる。

    請求項5に記載された発明によれば、前記誤挿入防止凸部が、前記端子部が対向した側面と交差する一側面の両端に設けられ、かつ、当該一側面から前記端子部の側端面まで、又はそれよりも突出しているので、電子部品単体を取り扱う作業時や電子部品同士を重ねる際などにバランスを取り易い。

    本発明の第1の実施形態にかかる電子部品と端子金具との接続構造の断面図である。

    図1に示されたリレーの斜視図である。

    図2に示されたリレーを逆側から見た斜視図である。

    図2に示されたリレーの正面図である。

    図2に示されたリレーの底面図である。

    図1に示された保持部材の斜視図である。

    図6に示された保持部材の平面図である。

    図1に示された電子部品と端子金具との接続構造における誤挿入防止構造の説明図であり、リレーを正規の向きで部品収容部に挿入した場合の説明図である。

    図1に示された電子部品と端子金具との接続構造における誤挿入防止構造の説明図であり、リレーを正規でない向きで部品収容部に挿入しようとした場合の説明図である。

    本発明の第2の実施形態にかかる電子部品と端子金具との接続構造における誤挿入防止構造の説明図である。

    従来のリレーの斜視図である。

    図11に示されたリレーの底面図である。

    図11に示されたリレーと端子金具との接続構造の断面図である。

    (第1の実施形態)
    本発明の第1の実施形態にかかる「電子部品と端子金具との接続構造」を図1〜9を参照して説明する。 図1に示す電子部品と端子金具との接続構造7は、例えば自動車用電気接続箱に適用される。 この電子部品と端子金具との接続構造7は、外形が直方体状のリレー本体(請求項の「部品本体」)2から複数の端子部3a,3bが突出したリレー(請求項の「電子部品」)1と、複数の端子部3a,3bとそれぞれ嵌合される複数の端子金具4と、リレー1及び複数の端子金具4が収容される保持部材6と、を有している。

    上記リレー1は、上述したように外形が直方体状のリレー本体2を有している。 リレー本体2は、図2〜5に示すように、対向する上面2a及び底面2bと、対向する側面2c及び側面2dと、対向する側面2e及び側面2fと、を有している。 図2に示すように、リレー本体2の一つの側面2eには、一対の誤挿入防止凸部9が設けられている。 これら誤挿入防止凸部9は、側面2eの両端(側面2c側の端、及び、側面2d側の端)に設けられており、側面2eの上端(上面2a側の端)から下端(底面2b側の端)にわたって延びたリブ状に形成されている。 また、図3に示すように、誤挿入防止凸部9が設けられた側面2eと対向する側面2fには、保持部材6に係止する係止突起21が設けられている。

    さらに、リレー1は、複数の端子部3a,3bを保持しかつリレー本体2の上面2aに組み付けられる板状の樹脂部材8を有している。 樹脂部材8は、インサート成形又は係止構造により複数の端子部3a,3bを保持している。

    上記複数の端子部3a,3bは、金属板から形成されており、上述したように樹脂部材8に保持されている。 端子部3a,3bの基端部は、リレー本体2内部の導体に電気接続されている。 端子部3a,3bの中間部は、樹脂部材8の表面においてリレー本体2の底面2b側に直角に折り曲げられている。 端子部3a,3bの先端部は、リレー本体2の側面2c,2dと対向している。 これら端子部3a,3bの先端部は、後述する端子金具4の接続部41と嵌合される。 また、これら端子部3a,3bの先端は、リレー本体2の底面2bよりも上面2a側に配置されている。

    また、上記端子部3a,3bは、合計四つ設けられており、そのうち三つが側面2cと対向し、残り一つが側面2dと対向している。 全ての端子部3a,3bの先端は、同じ高さ位置に揃えられている。 端子部3aは、リレー本体2内部のコイルに通電を行うための端子部であり、端子部3bは、端子部3aよりも高電圧又は大電流が印加される端子部である。

    図5中のA部に示すように、リレー本体2の側面2cと対向した三つの端子部のうち最も側面2e側に配置された端子部3aは、その側端面30が側面2eよりも外方にはみ出している。 一方、側面2dと対向した一つの端子部3bの側端面30は、側面2eの外方にはみ出してはいない。 上記一対の誤挿入防止凸部9は、側面2eから前述した端子部3aの側端面30よりも外方に突出している。 また、一対の誤挿入防止凸部9は、樹脂部材8の側端面まで突出している。 この樹脂部材8の側端面は、リレー1の外縁を成している。 このような構成により、例えばリレー1単体を平らな台の上に載置する際、側面2aを下にして載置すると、一対の誤挿入防止凸部9と樹脂部材8の側端面が台に当接し、傾くことなく、又、がたつくことなく安定した姿勢でリレー1を載置することができる。

    上記端子金具4は、金属板にプレス加工等が施されて得られるものであり、電線5の端部に接続されている。 この端子金具4は、端子部3a,3bと嵌合する雌型の接続部41と、電線5の端部において絶縁被覆が除去されて露出した芯線をかしめる圧着片42と、絶縁被覆の部分をかしめる圧着片43と、を有している。 接続部41は、内側に端子部3a,3bを位置付ける筒部44と、筒部44内に位置付けられた端子部3a,3bを筒部44の内面側に付勢するバネ45と、を有している。 なお、この端子金具4以外に本発明では、ファストン形状の端子金具、音叉形状の端子金具を用いることも可能である。

    上記保持部材6は、合成樹脂で構成されている。 この保持部材6には、図6,7に示すように、二つの部品収容部63と、電気接続箱等のケースに係止する係止部64と、が設けられている。

    上記部品収容部63は、リレー本体2を収容する部品本体収容部60と、各端子部3a,3bの先端部及び各端子金具4を収容する端子部収容部61a,61bと、各端子部収容部61a,61b内に設けられ、端子金具4に係止するランス62と、リレー1が正規の向きで挿入される際に誤挿入防止凸部9を位置付ける溝部67と、リレー1が正規でない向きで挿入される際に誤挿入防止凸部9に当接してリレー本体2が部品本体収容部60に挿入されることを規制する当接部68と、係止突起21が係止する変形自在な係止片69と、で構成されている。

    部品本体収容部60は、上方に開口した凹状に形成されている。 端子部収容部61a,61bは、上下に開口した筒状に形成されている。 端子部収容部61aは端子部3aを収容し、端子部収容部61bは端子部3bを収容する。

    また、二つの部品収容部63は、点対称に配置されており、二つの部品本体収容部60は、二つの係止片69によって区画されている。 すなわち、二つの部品本体収容部60の境界部に二つの係止片69が配置されている。 また、二つの部品本体収容部60の四隅に溝部67が配置されている。

    上記二つの係止片69は、二つの部品収容部63の並び方向に位置ずれしていると共に、前記並び方向と直交する方向に位置ずれしている。 これら二つの係止片69の両側かつ二つの部品本体収容部60の境界部に一対の当接部68が配置されている。 各当接部68は、二つの部品収容部63双方に跨った面である。 二つの係止片69は、これら当接部68よりも部品本体収容部60の挿入口側(部品本体収容部60の底面と反対側)に片持ち板状に延びている。 また、係止片69は、その中央に係止突起21が嵌まる貫通孔69aが形成されている。

    上記構成により、係止片69は、部品本体収容部60の挿入口側の上端部が変形自在な自由端となっている。 リレー本体2が部品本体収容部60に挿入される際は、係止片69が図6,7中の矢印方向に撓む。 そして、係止突起21が貫通孔69aに嵌まることにより撓んだ係止片69が自然状態に復帰する。 つまり、各係止片69が撓むためのスペースを設けるために、上述したとおり、二つの係止片69が二つの部品収容部63の並び方向に位置ずれしている。

    なお、当接部68と係止片69の上端部が同じ高さに位置して繋がっていると、係止片69が撓むことができない。 その場合、当接部68と係止片69の間にスリットを設ければ良いが、スリットを設けるスペースが余分に必要になる。 そこで、本実施形態の保持部材6においては、当接部68と係止片69の上端部の高さをずらすことで、スリットを設けることなく係止片69を変形自在にしている。 これにより、保持部材6の省スペース化を図っている。

    また、本実施形態の保持部材6においては、上述したように、二つの部品収容部63を点対称に配置し、二つの部品本体収容部60を二つの係止片69によって区画し、二つの係止片69を二つの部品収容部63の並び方向に位置ずれさせると共に、前記並び方向と直交する方向に位置ずれさせることにより、デッドスペースのない省スペースなレイアウトを実現している。

    このような電子部品と端子金具との接続構造7を組み立てる際は、予め電線5の端部に端子金具4を接続しておき、この端子金具付き電線5を下方から端子部収容部61a,61b内に挿入し、端子金具4をランス62に係止させる。 そして、保持部材6の上方から部品収容部63内にリレー1を挿入し、各端子部3a,3bを各端子金具4に嵌合させて組み立てる。

    また、リレー1を正規の向きで部品収容部63に挿入した場合は、図8に示すように、誤挿入防止凸部9が溝部67内に位置付けられると共に、リレー1が正常に部品収容部63内に挿入される。

    一方、リレー1を正規でない向きで部品収容部63に挿入しようとした場合は、図9に示すように、誤挿入防止凸部9が当接部68に当接することにより、リレー1をそれ以上奥側に挿入することができない。 さらに、電子部品と端子金具との接続構造7においては、誤挿入防止凸部9が当接部68に当接した状態で、端子部3a,3bが保持部材6に接触しないように、当該端子部3a,3bの先端位置を設定している。 このことにより、端子部3a,3bが変形・破損することを防止できる。

    (第2の実施形態)
    本発明の第2の実施形態にかかる「電子部品と端子金具との接続構造」を図10を参照して説明する。 また、図10において、前述した第1の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。

    図10に示すように、本実施形態の電子部品と端子金具との接続構造7'は、リレー本体(請求項の「部品本体」)2の側面2eに誤挿入防止凸部9及び係止突起21が設けられたリレー(請求項の「電子部品」)1'と、部品収容部63'が一つ設けられた保持部材6'と、が用いられる。 それ以外の構成は、第1の実施形態の電子部品と端子金具との接続構造7と同一である。

    部品収容部63'は、溝部67が設けられた壁に二本のスリット69bが形成されており、当該二本のスリット69b間の部分が係止片69とされている。 また、部品本体収容部60を構成する壁の上端面が当接部68として機能している。 部品本体収容部60の挿入口の断面形状は、リレー本体2の断面形状と略等しい。

    このような電子部品と端子金具との接続構造7'においては、リレー1'を正規の向き(図10中の右上に示す向きである。)で部品収容部63'に挿入した場合は、誤挿入防止凸部9が溝部67内に位置付けられると共に、リレー1'が正常に部品収容部63'内に挿入される。 一方、リレー1'を正規でない向き(図10中の左上に示す向きである。)で部品収容部63'に挿入しようとした場合は、誤挿入防止凸部9が当接部68に当接することにより、リレー1'を部品収容部63'内に挿入することができない。

    また、上述した第1の実施形態では、保持部材6に部品収容部63が二つ設けられていたが、本発明では、保持部材に部品収容部が三つ以上設けられていても良い。 保持部材に部品収容部が三つ設けられている場合は、そのうちの二つを第1の実施形態で説明したように点対称の配置とすることで、当該保持部材を省スペース化することができる。 また、保持部材に設けられた部品収容部の数が偶数の場合は、これらを二つずつのペアとして、各ペアの部品収容部を第1の実施形態で説明したように点対称の配置とすることで、当該保持部材を省スペース化することができる。

    なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。 即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。

    1,1' リレー(電子部品)
    2 リレー本体(部品本体)
    3a,3b 端子部 4 端子金具 6,6' 保持部材 7,7' 電子部品と端子金具との接続構造 9 誤挿入防止凸部 60 部品本体収容部 61a,61b 端子部収容部 67 溝部 68 当接部

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