電気機器

申请号 JP2017010085 申请日 2017-01-24 公开(公告)号 JP2017118122A 公开(公告)日 2017-06-29
申请人 京セラドキュメントソリューションズ株式会社; Kyocera Document Solutions Inc; 发明人 FUKUDA MOTOYUKI; TANAKA HIROYUKI; ICHIGUCHI TETSUYA;
摘要 【課題】装置本体に対し電源コードを簡易且つ確実に固定できるとともに、電源コード取り付け部への塵埃の滞留も抑制できる電気機器を提供する。【解決手段】電気機器は、電源コードと、プラグ挿入凹部と、コード収納溝と、を備える。プラグ挿入凹部は、装置本体の側面よりも内側に凹んだ 位置 に側面と略平行に形成され、インレットが取り付けられた挿入面と、挿入面の下端部からプラグ挿入凹部の下端縁に向かう第1傾斜面と、挿入面の上端部からプラグ挿入凹部の上端縁に向かう第2傾斜面と、を有する。インレットに電源コードの第1プラグ部が挿入されたとき、第1プラグ部の下端部からプラグ挿入凹部の下端縁までの距離aと、第1プラグ部の上端部からプラグ挿入凹部の上端縁までの距離bとの関係がa>bである。第1傾斜面の 角 度が50°以上であり、第1プラグ部の先端面とプラグ挿入凹部の内側面との間に隙間が形成される。【選択図】図11
权利要求
  • 装置本体に着脱可能に接続される第1プラグ部と、外部電源に着脱可能に接続される第2プラグ部と、前記第1プラグ部と前記第2プラグ部とを連結するコード部と、を有する電源コードと、
    装置本体の側面に配置され、前記第1プラグ部が接続されるインレットが取り付けられたプラグ挿入凹部と、
    該プラグ挿入凹部に連通して形成され、前記コード部の外径以上の深さを有し、前記コード部と略同一の幅を有するコード収納溝と、
    を備えた電気機器であって、
    前記プラグ挿入凹部は、前記側面よりも内側に凹んだ位置に前記側面と略平行に形成され、前記インレットが取り付けられた挿入面と、該挿入面の下端部から前記プラグ挿入凹部の下端縁に向かう第1傾斜面と、前記挿入面の上端部から前記プラグ挿入凹部の上端縁に向かう第2傾斜面と、を有し、
    前記インレットに前記第1プラグ部が挿入されたとき、前記第1プラグ部の下端部から前記プラグ挿入凹部の下端縁までの距離aと、前記第1プラグ部の上端部から前記プラグ挿入凹部の上端縁までの距離bとの関係がa>bであり、
    前記第1傾斜面の角度が50°以上であり、前記インレットに挿入された前記第1プラグ部の先端面と前記プラグ挿入凹部の内側面との間に隙間が形成されることを特徴とする電気機器。
  • 前記第1傾斜面の下端縁から前記第2傾斜面の上端縁までの距離が、前記第1プラグ部の上下方向の寸法の3倍以上4倍以下であることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  • 前記挿入面の上下方向の寸法が、前記第1プラグ部の上下方向の寸法の1.2倍以上1.5倍以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気機器。
  • 前記距離aは、前記第1プラグ部の上下方向の寸法の1.1倍以上1.4倍以下であり、前記距離bは、前記第1プラグ部の上下方向の寸法の0.8倍以上1倍以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電気機器。
  • 前記挿入面から前記側面までの距離が、前記第1プラグ部の厚み方向の寸法と略同一であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電気機器。
  • 前記プラグ挿入凹部が形成された前記側面は、設置面に対し略垂直な平面であることを特徴とする請求項5に記載の電気機器。
  • 前記コード収納溝は、前記コード部の下部に対向する下面と、前記コード部の上部に対向する上面とを有し、前記コード収納溝の延在方向における前記下面の寸法が前記上面に比べて小さいことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電気機器。
  • 装置本体内部の空気を外部に排気する排気ダクトが、前記プラグ挿入凹部が形成された前記側面とは異なる側面に形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の電気機器。
  • 说明书全文

    本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置や、スキャナー、空気清浄器、パソコン等の、卓上で使用するような小型の電気機器に関し、特に電気機器に電を供給するための電源コードの取り付け部に関する。

    従来、複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置や、スキャナー、空気清浄器、パソコン等の、卓上で使用するような小型の電気機器を作動させるための電力は、コンセントから電源コードを通じて電気機器の電源基板に供給される。 そして、電源コードの固定方法としては、電源コード側のプラグ部を電気機器側のインレットに差し込んで固定する構成が一般的である。

    例えば特許文献1には、装置本体の外壁面に凹部を設け、外壁面とほぼ直な凹部の内周面に電源コードやケーブル等を接続するコネクターを設けることで、設置面積の省スペース化を図るとともに電源コードの接続を容易にしたプリンターが開示されている。

    また、特許文献2には、枠体内から外部に引き出した電源コードを備える機器の電源コードの取付け構造において、枠体には電源コードが貫通する開口部を設け、該開口部は床面との間に所定間隔をあけた高所に配置すると共に、電源コードを固定するための係合部は開口部とは間隔をあけた枠体内に設け、枠体内の係合部から開口部に向かって伸びる電源コードは枠体内の側面に沿って配置し、開口部から枠体外に伸びる電源コードを枠体の側面に沿って引き出し可能に設けたことを特徴とする機器の電源コードの取付け構造が記載されている。

    特開平4−199157号公報

    特開2007−35795号公報

    しかしながら、特許文献1の方法では、外壁面に設けられた凹部に塵埃が溜まりやすい。 その結果、電源コード側のプラグ部を電子機器側のインレットに差し込んで長期間放置した場合、塵埃が湿気を呼ぶことによってプラク部の両極間で火花放電が繰り返され、絶縁状態が悪くなってプラグ部の両極間に電気が流れて発熱し、発火するトラッキング現象などの発生の恐れがある。 また、凹部のインレット上部の空間が広い場合は凹部の内面とインレット上面との隙間にも塵埃が溜まる。 さらに、凹部の底面に平面があり、電源コードを装着していない状態で保管している場合はこの水平面にも塵埃が溜まりやすい。

    また、特許文献2の構成では、塵埃も溜まりにくく省スペース化も可能であるが、電源コードのプラグ部が上向きに差し込まれているために、電源コードに外力が加えられた場合に誤って抜けてしまうことがあった。 さらに、下から上方向に電源コードを挿すのは操作性が悪い上に、プラグ部がインレットに完全に差し込まれているかどうかの確認も困難であった。 その他、プラグ部が差し込まれるインレットを開閉カバーで覆うという方法もあるが、操作性の低下や部品点数の増加等の問題がある。

    本発明は、上記問題点に鑑み、装置本体に対し電源コードを簡易且つ確実に固定できるとともに、電源コード取り付け部への塵埃の滞留も抑制できる電気機器を提供することを目的とする。

    上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、電源コードと、プラグ挿入凹部と、コード収納溝と、を備えた電気機器である。 電源コードは、装置本体に着脱可能に接続される第1プラグ部と、外部電源に着脱可能に接続される第2プラグ部と、第1プラグ部と第2プラグ部とを連結するコード部と、を有する。 プラグ挿入凹部は、装置本体の側面に配置され、第1プラグ部が接続されるインレットが取り付けられる。 コード収納溝は、プラグ挿入凹部に連通して形成され、コード部の外径以上の深さを有し、コード部と略同一の幅を有する。 プラグ挿入凹部は、側面よりも内側に凹んだ位置に側面と略平行に形成され、インレットが取り付けられた挿入面と、挿入面の下端部からプラグ挿入凹部の下端縁に向かう第1傾斜面と、挿入面の上端部から前記プラグ挿入凹部の上端縁に向かう第2傾斜面と、を有する。 インレットに第1プラグ部が挿入されたとき、第1プラグ部の下端部からプラグ挿入凹部の下端縁までの距離aと、第1プラグ部の上端部からプラグ挿入凹部の上端縁までの距離bとの関係がa>bである。 第1傾斜面の角度が50°以上であり、インレットに挿入された第1プラグ部の先端面とプラグ挿入凹部の内側面との間に隙間が形成される。

    本発明の第1の構成によれば、第1プラグ部の下端部からプラグ挿入凹部の下端縁までの距離aを第1プラグ部の上端部からプラグ挿入凹部の上端縁までの距離bよりも広くする。 その結果、プラグ挿入凹部の上端縁と第1プラグ部の上面との間隔が相対的に狭くなるため、第1プラグ部の上面に塵埃を溜まりにくくすることができる。 また、第1プラグ部の下方の空間は上方の空間に比べて広くなるが、第1プラグ部の下端部からプラグ挿入凹部の端縁まで第1傾斜面が形成されているため、塵埃が溜まりにくくなる。 さらに、第1傾斜面と第2傾斜面に沿ってプラグ挿入凹部と第1プラグ部との隙間に円滑に指を挿入することができる。 また、第2傾斜面の近傍に入り込んだ塵埃が第1プラグ部の先端面とプラグ挿入凹部の内側面との間の空間を通過して第1傾斜面に移動し、50°以上の急角度である第1傾斜面に沿って下方に落下し易くなる。

    本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の外観斜視図

    図1におけるプラグ挿入凹部9の拡大斜視図

    プラグ挿入凹部9の断面図

    プラグ挿入凹部9を図3と異なる位置で切断した断面図

    プラグ挿入凹部9に装着されるインレット11を端子13a〜13c側から見た図

    インレット11の側面断面図

    電源コード8の全体図

    電源コード8の第1プラグ部8aを端子穴17a〜17c側から見た図

    黒色のプラグ挿入凹部9、コード収納部10に白色の電源コード8を装着した状態を示す平面図

    白色のプラグ挿入凹部9、コード収納部10に黒色の電源コード8を装着した状態を示す平面図

    本発明の第2実施形態に係る画像形成装置100のプラグ挿入凹部9の拡大斜視図

    本発明の第3実施形態に係る画像形成装置100のプラグ挿入凹部9の拡大斜視図

    以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。 図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の外観斜視図である。 図1に示すように、画像形成装置100は、いわゆる胴内排紙型のデジタル複合機であって、大まかには、本体ハウジング1と、その上部に配設された上ハウジング2と、から構成されている。

    上ハウジング2には、原稿の画像を電気信号として読み取るための画像読取部が設けられ、上ハウジング2の上部には原稿搬送装置(図示せず)が付設される。 他方、本体ハウジング1には、読み取った原稿画像の電気信号に基づいて用紙に画像を転写するための後述する各種機構が設けられている。 上ハウジング2の上面には、原稿を1枚ずつ分離して画像読取部に送り込む原稿搬送装置3が設けられている。 また、上ハウジング2の側面から画像形成装置100の前方に突出するように操作パネル4が設けられている。

    本体ハウジング1は、下ハウジング1aと、その上方で背面部に沿って位置し上ハウジング2に連結される連結ハウジング1bと、から構成される。 下ハウジング1aには、用紙の給紙部や、用紙P上にトナー画像を形成する画像形成部や、用紙上のトナー画像を定着するための定着装置(いずれも図示せず)等が設けられる。 他方、連結ハウジング1bには、定着後の用紙を搬送して本体ハウジング1から排出するための用紙排出部5が設けられている。

    また、上ハウジング2の直下における連結ハウジング1bの前方には、正面に向けて大きく開放された胴内排紙空間6が形成されている。 この胴内排紙空間6には、連結ハウジング1bの用紙排出部5から排出される用紙を受け取って積載する用紙排出トレイ7が設けられている。

    下ハウジング1aの右側面下方には、電源コード8のプラグ部8aが挿入されるプラグ挿入凹部9が形成されている。 電源コード8からプラグ挿入凹部9を介して画像形成装置100へ電力が供給される。 また、画像形成装置100内には定着装置等からの放熱により暖められた空気を外部に排気する排気ファン(図示せず)が設けられている。 画像形成装置100内の空気は、排気ファンによって下ハウジング1aの左側面に設けられた排気ダクト(図示せず)から外部に排気される。

    図2は、図1におけるプラグ挿入凹部9の拡大図であり、図3は、プラグ挿入凹部9の断面図(図2のAA矢視断面図)、図4は、プラグ挿入凹部9を図3と異なる位置で切断した断面図(図2のBB矢視断面図)、図5は、プラグ挿入凹部9に装着されるインレット11を端子13a〜13c側から見た図、図6は、インレット11の側面断面図(図5のCC矢視断面図)、図7は、電源コード8の全体図、図8は、電源コード8の第1プラグ部8aを端子穴17a〜17c側から見た図である。

    図2及び図3に示すように、プラグ挿入凹部9は、下ハウジング1aの側面よりも内側に凹んだ位置にある挿入面9aと、挿入面9aの下端部からプラグ挿入凹部9の下端縁に向かう第1傾斜面9bと、挿入面9aの上端部からプラグ挿入凹部9の上端縁に向かう第2傾斜面9cと、を有している。 挿入面9aには、電源コード8の第1プラグ部8aが挿入されるインレット11が設けられている。

    図2及び図4に示すように、プラグ挿入凹部9には画像形成装置100の背面方向に延在するコード収納溝10が連通しており、電源コード8のコード部8cが収納される。 コード収納溝10の深さは、プラグ挿入凹部9の深さと同一で、コード部8cの外形より少し大きい。 さらに、コード収納溝10の幅は、コード部8cの外径と略同一となっている。 その結果、コード収納溝10は、コード部8cで埋められて使用されることとなる。 例えば、プラグ挿入凹部9およびコード収納溝10が設けられた画像形成装置100の右側面を壁面に直付けして使用する場合には、コード収納溝10を通じてプラグ挿入凹部9に塵埃が進入するのを抑制することができる。

    図5及び図6に示すように、インレット11は、断面視コ字状の本体部11aの内側に電極端子13a、13bとアース端子13cとが突出している。 本体部11aの背面側には電源基板(図示せず)に接続される基板側端子15a、15bが突出している。

    図7に示すように、電源コード8は、差し込み面9aに配置されたインレット11に挿入される第1プラグ部8aと、100V電源(ソケット)に挿入される第2プラグ部8bと、第1プラグ部8a及び第2プラグ部8bを連結するコード部8cとで構成される。

    図8に示すように、第1プラグ部8aは、インレット11の電極端子13a、13bが挿入される電極端子穴17a、17bと、インレット11のアース端子13cが挿入されるアース端子穴17cを有するアース端子付き3極L型プラグである。 第2プラグ部8bは、アース端子のない2極プラグである。

    本実施形態では、プラグ挿入凹部9の上下方向の開口寸法(第1傾斜面9bの下端縁から第2傾斜面9cの上端縁までの距離、図3の距離a+b+c)を、第1プラグ部8aの上下方向の寸法(図3の距離c)の3倍以上4倍以下としている。 具体的には、第1プラグ部8aの上下方向の寸法が15mmであるため、プラグ挿入凹部9の上下方向の開口寸法を45mmとしている。

    また、インレット11に第1プラグ部8aが挿入されたとき、第1プラグ部8aの下端部からプラグ挿入凹部9の下端縁までの距離aと、第1プラグ部8aの上端部からプラグ挿入凹部9の上端縁までの距離b(いずれも図3参照)との関係がa>bとなるようにしている。 また、距離aを、第1プラグ部8aの上下方向の寸法の1.1倍以上1.4倍以下とし、距離bを、第1プラグ部8aの上下方向の寸法の0.8倍以上1倍以下としている。 具体的には、距離aを17.5mm、距離bを12.5mmとしている。

    この構成により、第1プラグ部8aの上端部からプラグ挿入凹部9の上端縁までの距離bは、人差し指を第1プラグ部8aの上端部に掛け、第1プラグ部8aの下端部からプラグ挿入凹部9の下端縁までの距離aは親指を第1プラグ部8aに掛けるのに適した距離となる。 即ち、第1プラグ部8aの上下方向の空間を、第1プラグ部8aの取り外しに必要且つ十分な最小の距離とすることができる。 また、第1傾斜面9bと第2傾斜面9cに沿ってプラグ挿入凹部9と第1プラグ部8aとの隙間に円滑に指を挿入することができる。

    また、プラグ挿入凹部9の上端縁と第1プラグ部8aの上面との間隔を狭くすることで、第1プラグ部8aの上面に塵埃を溜まりにくくすることができる。 なお、第1プラグ部8aの下方の空間は上方の空間に比べて広くなるが、第1プラグ部8aの下端部からプラグ挿入凹部9の端縁まで第1傾斜面9bが形成されているため、塵埃が溜まりにくくなっている。 さらに、この第1プラグ部8aの下端部からプラグ挿入凹部9の下端縁までの領域に塵埃が溜まっても、第1傾斜面9bは急角度(例えば50°以上)であるため、この領域に溜まった塵埃は下に落下する。

    また、本実施形態では、インレット11が配置される挿入面9aの上下方向の寸法を、第1プラグ部8aの上下方向の寸法の1.2倍以上1.5倍以下としている。 具体的には、第1プラグ部8aの上下方向の寸法が15mmであるため、挿入面9aの上下方向の寸法を20mmとしている。

    この構成により、第1プラグ部8aをインレット11に挿入する際に第1プラグ部8aが挿入面9aに当接するまで押し込むことにより、第1プラグ部8aの電極端子穴17a、17b、アース端子穴17cにインレット11の電極端子13a、13b、アース端子13cを基端部(根元)まで確実に挿入することができる。 従って、第1プラグ部8aの抜けを防止することができる。

    また、挿入面9aから下ハウジング1aの側面までの距離d(図3参照)、即ちプラグ挿入凹部9の深さは第1プラグ部8aの厚み方向(図3の左右方向)の寸法と略同一の寸法(ここでは25mm)となっている。 この構成により、第1プラグ部8aをインレット11に挿入した状態で第1プラグ部8aの背面が下ハウジング1aの側面と面一となる。 従って、第1プラグ部8aが下ハウジング1aの側面から突出せず、かつ、プラグ挿入凹部9内に深く埋没もしていないため、設置面積の省スペース化を図るとともに、この第1プラグ部8aの着脱も容易となる。

    さらに、電源コード8のコード部8cをコード収納溝10に沿って収納することで、第1プラグ部8a及びコード部8cを下ハウジング1aの側面から突出させずに電源コード8を接続することができる。 これにより、プラグ挿入凹部9が形成された下ハウジング1aの側面を設置場所の壁面に直付けした状態で画像形成装置100を設置することができ、プラグ挿入凹部9への塵埃の進入を抑制することができる。

    また、プラグ挿入凹部9が形成された側面(下ハウジング1aの右側面)と反対側(左側面)に排気ダクトが形成されているため、塵埃の発生源となる排気ダクトがプラグ挿入凹部9の近傍に存在せず、プラグ挿入凹部9への塵埃の堆積を抑制することができる。 さらに、プラグ挿入凹部9が形成された下ハウジング1aの側面を設置場所の壁面に直付けしたとき排気ダクトを塞いでしまうおそれもなくなる。

    また、図9に示すように、プラグ挿入凹部9を光沢のある黒色の樹脂で形成しておくと、プラグ挿入凹部9内に付着した塵埃が目立ちやすくなり、塵埃の堆積によるトラッキング現象を未然に防止することができる。 また、プラグ挿入凹部9に連通するコード収納溝10も黒色の樹脂で形成し、電源コード8の第1プラグ部8a、コード部8cを白色とすることにより、電源コード8が装着されているか否かを一目で確認することができる。

    なお、図10に示すように、プラグ挿入凹部9及びコード収納溝10を白色の樹脂で形成し、電源コード8の第1プラグ部8a、コード部8cを黒色とした場合も、図9と同様の作用、効果が期待できる。

    図11は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置100のプラグ挿入凹部9の拡大斜視図である。 第1実施形態の図2と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。 本実施形態では、第1実施形態に比べてプラグ挿入凹部9の第1傾斜面9bがコード収納溝10側に延長されている。 コード収納溝10は、コード部8cの下部に対向する下面10aと、コード部8cの上部に対向する上面10bとを有し、コード収納溝10の延在方向における下面10aの寸法が上面10bよりも小さくなっている。

    本実施形態の構成によれば、コード収納溝10の下面10aの面積を小さくすることができ、下面10aへの塵埃の堆積をより効果的に抑制することができる。

    図12は、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置100のプラグ挿入凹部9の拡大斜視図である。 第1実施形態の図2と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。 本実施形態では、プラグ挿入凹部9の上端縁に沿って形成されたカバー部材固定用凹部9dに矩形状のカバー部材20の一辺が固定されており、カバー部材20の先端部(自由端)20aがプラグ挿入凹部9の内側に突出している。

    カバー部材20はポリエチレンテレフタレート(PET)等の可撓性のフィルムで形成されており、先端部20aは第1プラグ部8aに重ならない第1プラグ部8aの上端直近まで突出している。 この構成によれば、第1プラグ部8aの上方の空間への塵埃の進入がカバー部材20によって妨げられるため、第1プラグ部8aの上面への塵埃の堆積を効果的に抑制することができる。 また、第1プラグ部8aを着脱する際はカバー部材20の先端部20aを押圧して撓ませることで、第1プラグ部8aの上方に指を挿入することができる。

    その他、本発明は上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。 例えば、上記各実施形態で示した電源コード8やプラグ挿入凹部9等の各部材の寸法や配置は一例であって、画像形成装置100の仕様等によって適宜変更可能である。

    また、上記各実施形態では、画像形成装置100として図1に示したようなデジタル複合機を例に挙げて電源コードの取り付け構造を説明したが、デジタル複合機に限らず、モノクロプリンター、カラープリンター、カラー複合機、ファクシミリにも適用できるのはもちろんである。 さらに、画像形成装置に限らず、スキャナー、空気清浄器、パソコンなどの電気機器にも本発明を適用できる。

    本発明は、電気機器に電力を供給するための電源コードの取り付け部に利用可能である。 本発明の利用により、装置本体に対し電源コードを簡易且つ確実に装着できるとともに、塵埃の滞留も抑制できる電気機器を提供することができる。

    1 本体ハウジング 1a 下ハウジング 2 上ハウジング 8 電源コード 8a 第1プラグ部 8b 第2プラグ部 8c コード部 9 プラグ挿入凹部 9a 挿入面 9b 第1傾斜面 9c 第2傾斜面 10 コード収納溝 11 インレット 13a、13b 電極端子 13c アース端子 17a、17b 電極端子穴 17c アース端子穴 20 カバー部材 100 画像形成装置

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