Multipole crossbar assembly for circuit breaker

申请号 JP2425792 申请日 1992-01-16 公开(公告)号 JPH0512976A 公开(公告)日 1993-01-22
申请人 General Electric Co ; ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイ; 发明人 DEBITSUDO AANORUDO; ROJIYAA NIIRU KIYASUTONGEI;
摘要 PURPOSE: To provide an apparatus to assemble common module type crossbar units into multiple poles of the molded case circuit breaker. CONSTITUTION: The module type crossbar units of molded case circuit breaker make possible interconnection of multiple contact arm assembly 45 by a single module unit. To increase acceleration to moving a contact arm 25, a contact arm acceleration lever 36 is connected to the contact arm of and crossbar assembly 45 is connected. To improve the acceleration to the break position of the moving contact arms 25, the moving contact arm 25 of the multiple-pole circuit breaker is shifted from an alignment line of rotation in each pole on the crossbar assembly.
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 絶縁された遮断器ケースおよびカバーと、 前記ケース内に設けられている固定接点および可動接点アームの一端に設けられている可動接点と、 前記ケース内に設けられ、保護回路内に過電流状態が発生したとき、前記固定接点および可動接点を分離するように構成されている作動機構と、 前記カバーの外側に延出し、保護回路内の電流が静止状態にあるとき、前記固定接点および可動接点を開閉するように構成されているハンドル操作部と、 前記作動機構と接続され、前記可動接点を前記固定接点に向けてまたは固定接点から離れるように迅速に駆動するように構成されている一対の伸ばされた作動ばねと、 前記作動機構と相互作用し、前記可動接点を遅延させ、
    前記作動ばねを更に伸ばして、前記可動接点を固定接点に向けて更に迅速に駆動する作動ばね加速部と、 を有する配線用遮断器。 【請求項2】 前記加速部は前記作動機構上の側部フレームに旋回自在に取り付けられたレバーを有している請求項1記載の遮断器。 【請求項3】 前記レバーは前記側部フレームの一部と相互作用する上端部および前記可動接点アームの一部と干渉する底端部を有している請求項2記載の遮断器。 【請求項4】 前記作動機構は前記可動接点アームを支持するクロスバーを有している請求項3記載の遮断器。 【請求項5】 前記クロスバーはそれから延出して、前記レバーの底端部上に形成された段部に接触する突出部を有している請求項4記載の遮断器。 【請求項6】 前記上端部は圧縮ばねを介して前記側部フレームと相互作用する請求項3記載の遮断器。 【請求項7】 複数の分離した仕切り部を有する遮断器ケースおよびカバーと、 前記仕切り部の各々の中に設けられた、保護回路内の電流を遮断する一対の接点と、 前記仕切り部の1つの中に設けられた、保護回路内に過電流状態が発生したとき、前記接点を分離するように構成された作動機構と、 前記仕切り部の各々の中に1個ずつ設けられ、前記接点の一方が一端に取り付けられ、旋回ピンが他端に設けられている複数の可動接点アームと、 前記仕切り部の各々の中に1個ずつ設けられ、前記可動接点アームの関連する1つを旋回自在に支持している複数の可動接点アーム支持部と、 前記接点アーム支持部の隣接する対の間をそれぞれ接続する複数の別々のクロスバーモジュールユニットと、 を有する配線用遮断器。 【請求項8】 前記可動接点アーム支持部の各々はクロス片によって上部に接合された一対の側部アームを有しているU字形金属片を有している請求項7記載の遮断器。 【請求項9】 前記クロスバーモジュールユニットの各々は一対の外側円筒体の間に一体的に形成されたプラスチックの中央障壁ユニットを有している請求項8記載の遮断器。 【請求項10】 前記支持側部アームは一対の矩形スロットを有している請求項9記載の遮断器。 【請求項11】 前記クロスバーモジュールユニットの各々は、前記円筒体から延出して、前記矩形スロットの対応する対を貫通し、これにより前記可動接点アーム支持部を前記クロスバーモジュールユニットに固定する一対の支持ピンを有している請求項10記載の遮断器。 【請求項12】 可動接点アーム支持部を通って長手方向に延出している開口部を有している請求項11記載の遮断器。 【請求項13】 前記旋回ピンは前記開口部を通って延びて、前記可動接点アームを前記可動接点アーム支持部および前記クロスバーモジュールユニットに回転自在に取り付けている請求項12記載の遮断器。 【請求項14】 複数の分離した仕切り部を有するプラスチックの遮断器ケースおよびカバーと、 前記仕切り部の各々の中に設けられている固定接点および可動接点の対と、 前記仕切り部のうちの第1の仕切り部内に設けられ、一端において前記可動接点のうちの第1の可動接点を支持し、前記固定接点のうちの第1の固定接点に向けて前記第1の可動接点を駆動するように作動機構と相互作用する第1の可動接点アームと、 前記仕切り部のうちの第1の仕切り部内に設けられ、該第1の仕切り部内において前記第1の可動接点アームを旋回自在に支持するクロスバーであって、前記第1の可動接点アームは前記第1の可動接点に対向する前記第1
    の可動接点アームの端部において前記クロスバー上の第1の面と接触して、前記第1の固定接点および前記第1
    の可動接点が開放状態にあるとき、前記第1の仕切り部内において前記第1の固定接点および前記第1の可動接点の間に第1の分離距離を設定するクロスバーと、 前記仕切り部の1つの中に設けられ、前記第1の可動接点アームと相互作用して、前記第1の可動接点アームを第1の時刻において閉じた位置に回転させる作動機構と、 を有する配線用遮断器。 【請求項15】 前記仕切り部のうちの第2の仕切り部内に設けられ、前記可動接点のうちの第2の可動接点を支持する第2の可動接点アームを有し、該第2の可動接点アームは前記クロスバー上の第2の面に接触して、前記第2の仕切り部内において第1の可動接点と前記固定接点の第2の固定接点との間に第2の分離距離を設定し、前記作動機構は前記第1の時刻に続く第2の時刻において前記第2の可動接点アームを閉じた位置に回転させる請求項14記載の遮断器。 【請求項16】 前記仕切り部のうちの第3の仕切り部内に設けられ、前記可動接点のうちの第3の可動接点を支持する第3の可動接点アームを更に有し、該第3の可動接点アームは前記クロスバー上の第3の面と接触して、前記第3の仕切り部内において前記第3の可動接点と前記固定接点の第3の固定接点との間に第3の分離距離を設定し、前記作動機構は前記第2の時刻に続く第3
    の時刻において前記第3の可動接点アームを閉じた位置に回転させる請求項15記載の遮断器。 【請求項17】 前記仕切り部のうちの第4の仕切り部内に設けられ、前記可動接点のうちの第4の可動接点を支持する第4の可動接点アームを有し、該第4の可動接点アームは前記クロスバー上の第4の面と接触して、前記第4の仕切り部内において前記第4の可動接点と前記固定接点の第4の固定接点との間に第4の分離距離を設定し、前記作動機構は前記第3の時刻に続く第4の時刻において前記第4の可動接点アームを閉じた位置に回転させる請求項16記載の遮断器。 【請求項18】 遮断器カバーおよび複数の仕切り部を有する遮断器ケースと、 前記仕切り部の各々の中に設けられている固定接点および可動接点の対と、 前記カバーの外側に延出し、前記可動接点を開放位置と閉成位置の間で手動で動かす作動ハンドルと、 前記仕切り部のうちの第1の仕切り部内に設けられ、一端において前記可動接点のうちの第1の可動接点を支持する第1の可動接点アームであって、前記第1の可動接点が第1の距離だけ前記第1の仕切り部内において前記固定接点のうちの第1の固定接点から分離される前記第1の可動接点アームと、 前記仕切り部のうちの第2の仕切り部内に設けられ、一端において前記可動接点のうちの第2の可動接点を支持する第2の可動接点アームであって、前記第2の可動接点が第2の距離だけ前記第2の仕切り部内において前記固定接点のうちの第2の固定接点から分離されて、前記第1および第2の可動接点アームの回転時に前記第2の可動接点が前記第2の固定接点に当たる前に前記第1の可動接点が前記第1の固定接点に当たる前記第2の可動接点アームと、 を有する配線用遮断器。 【請求項19】 前記仕切り部のうちの第3の仕切り部内に設けられ、一端において第3の可動接点を支持する第3の可動接点アームを有し、前記第3の可動接点は第3の距離だけ前記第3の仕切り部内において第3の固定接点から分離され、前記第3の距離は前記第2の距離より大きく、このため前記第2および第3の可動接点アームの回転時に、前記第3の可動接点が前記第3の固定接点に当たる前に前記第2の可動接点が前記第2の固定接点に当たる請求項18記載の配線用遮断器。 【請求項20】 前記仕切り部のうちの第4の仕切り部内に設けられ、一端において第4の可動接点を支持する第4の可動接点アームを有し、前記第4の可動接点は第4の距離だけ前記第4の仕切り部内において第4の固定接点から分離され、前記第4の距離は前記第3の距離より大きく、このため前記第3および第4の可動接点アームの回転時に、前記第4の可動接点が前記第4の固定接点に当たる前に前記第3の可動接点が前記第3の固定接点に当たる請求項19記載の配線用遮断器。 【請求項21】 前記第1の仕切り部内は第1の可動接点アーム支持部上に前記第1の可動接点アームを支持する第1のクロスバーユニットが含まれ、前記第2の仕切り部内には第2の可動接点アーム支持部上に前記第2の可動接点アームを支持する第2のクロスバーユニットが含まれ、前記第1の可動接点アーム支持部は第1の位置において前記第1のクロスバーユニットに取り付けられ、前記第2の可動接点アーム支持部は第2の位置において前記第2のクロスバーユニットに取り付けられ、このため前記第1の可動接点と固定接点との間に第1の分離距離が設定され、前記第2の可動接点と固定接点との間に前記第2の分離距離が設定される請求項18記載の配線用遮断器。 【請求項22】 前記第3の仕切り部内には第3の可動接点アーム支持部上に前記第3の可動接点アームを支持する第3のクロスバーユニットが含まれ、前記第4の仕切り部内には第4の可動接点アーム支持部上に前記第4
    の可動接点アームを支持する第4のクロスバーユニットが含まれ、前記第3の可動接点アーム支持部は第3の位置において前記第3のクロスバーユニットに取り付けられ、前記第4の可動接点アーム支持部は第4の位置において前記第4のクロスバーユニットに取り付けられ、このため前記第3の可動接点と固定接点との間に前記第3
    の分離距離が設定され、前記第4の可動接点と固定接点との間に前記第4の分離距離が設定される請求項20記載の配線用遮断器。 【請求項23】 遮断器カバーおよび複数の仕切り部を有する遮断器ケースと、 前記仕切り部の各々の中に設けられている固定接点および可動接点の対と、前記カバーの外側に延出し、前記可動接点を開放位置および閉成位置の間で手動で動かす作動ハンドルと、 前記仕切り部のうちの第1の仕切り部内に設けられ、一端において前記可動接点のうちの第1の可動接点を支持する可動接点アームであって、前記第1の可動接点が第1の距離だけ前記第1の仕切り部内において前記固定接点の第1の固定接点から分離されている前記可動接点アームと、 単一のダイキャスト片から形成されたトリップバーおよび2次ラッチを有する2次ラッチ装置であって、前記ダイキャスト片が前記トリップバーおよび前記2次ラッチの滑らかさを促進し且つ汚染を防止するようにニッケルメッキされている前記2次ラッチ装置と、 前記仕切り部の1つの中に設けられ、前記2次ラッチおよび前記第1の可動接点アームと相互作用し、前記トリップバーの関節式連結時に前記第1の可動接点アームを閉じた位置に回転させる作動機構と、 を有する配線用遮断器。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、配線用遮断器の多極クロスバー組立体に関する。

    【0002】

    【従来の技術】多相工業用配電系統は、配電回路の各相が遮断器組立体内の別々の極を通るようにした対応する多極遮断器によって過電流回路状態から損傷しないように保護されている。

    【0003】多極遮断器の設計および製造において遭遇する問題の1つは、遮断器の接点を開放位置および閉成位置の間でスイッチする場合に同時に各極を開閉するのに十分な強さの一対の作動ばねを有することである。
    「積み重ね式遮断器モジュール用の作動ハンドル手段(O
    perating Handle Means for Stacked Circuit BreakerM
    odules)」という名称の米国特許第4,090,157
    号は多極遮断器装置の各別々の極内に別々の作動ばねを使用することを提案している。 米国特許第4,736,
    174号は、過電流状態の間および遮断器接点の手動による開閉動作の間個々の極内の遮断器接点を分離するために3極遮断器の中心極内に使用された一対の作動ばねについて記載している。

    【0004】ある工業用配電系統においては、電気回路および関連する工業装置を保護するために4極遮断器が設置されている。 また、別個の極内において可動接点を支持している可動接点アームは単一の共通なクロスバー組立体によって支持されている。 このような4極遮断器を備えることは長さの増大した単一のクロスバー組立体を必要とする。 標準の3極遮断器の設計に第4の極を追加することは、可動接点アームを回転自在に支持している旋回ピンに関連する静止摩擦係数を増大し、従ってこの増大した摩擦に打ち勝つために大きな作動ばねを必要とする。

    【0005】3極遮断器よりも大きな対の作動ばねまたは長いクロスバー組立体を必要とすることなく、別々の極内において接点を分離することができる4極遮断器を提供することは経済的に有益なことである。 各多極設計用に別々のクロスバー組立体を必要とすることなく多極遮断器を形成するように追加して組み合わせることができるモジュール型のクロスバーユニットを提供することは更に有益なことである。

    【0006】

    【発明の目的】本発明の目的は、遮断器の複数の極を共通のモジュール型クロスバーユニットから形成することのできるモジュール型クロスバー装置を提供することにある。

    【0007】本発明の他の目的は、標準の多極遮断器設計内において可動接点アームに加わる閉成を増大する接点アーム加速レバーを提供することにある。

    【0008】本発明の別の目的は、既存の多極遮断器設計における可動接点アーム上の摩擦の影響を低減する手段を提供することにある。

    【0009】

    【発明の概要】モジュール型クロスバー構成は、複数の多極遮断器のクロスバー構成が複数のモジュールユニットから形成されることを可能にしている。 遮断器の作動機構に取り付けられた接点アーム加速レバーは、作動ばねが最も延びた状態に達するまで作動ばねの作用を遅らせる。 多極遮断器の個々の極内において可動接点アームの閉じる順序をずらすことによって実質的に接点が閉じる場合の摩擦の影響を低減する。

    【0010】

    【実施例の記載】図1に示すような4極電子式遮断器1
    0はモールド成形されたプラスチックケース11を有し、このプラスチックケース11にはモールド成形されたプラスチックカバー12がアクセサリカバー13とともに取り付けられている。 遮断器の作動ハンドル14はカバーに形成されたスロット15を通って延出し、遮断器を「オン」および「オフ」状態に手動ですることができるようになっている。 米国特許第4,649,455
    号に記載されている定格プラグ16が米国特許第4,5
    89,052号に記載されているような電子トリップユニットのプリント配線基板17と相互接続されている。
    米国特許第4,806,893号に記載されているアクチュエータユニット18がアクセサリカバー13の下側の遮断器カバー12内に設けられている。 米国特許第4,794,356号に記載されているような補助スイッチユニット19がアクセサリカバーの下側の遮断器カバー内に作動ハンドル14の反対側に設けられている。

    【0011】動作においては、回路電流は図2に示されている遮断器10内に図示されている3つの変流器26
    内で感知される。 この変流器26はピンコネクタ27を介してトリップユニットのプリント配線基板に接続されている。 回路電流はプリント配線基板内に設けられているトリップユニット内で処理され、作動機構20は、回路電流が所定期間にわたって所定レベルを超えた場合、
    回路電流を遮断するように関節式に連結される。 アクチュエータはトリップバー21および取り付けられたラッチ組立体22の変位時に作動機構と相互作用し、これにより強力な作動機構ばね42を解放する。 また、作動機構ばね42はクロスバー組立体45上の可動接点アーム25を開放位置に駆動し、可動接点23と固定接点24
    との間の電気的接触を絶ち、回路電流を迅速に遮断する。 上述したように、各可動接点アームは遮断器の各極毎に9で示すように別々の仕切り部内に設けられている。 加速レバー36はクロスバー45に遅延動作を与え、以下に詳細に説明するように可動接点アームに対する閉成力を増大する。

    【0012】作動機構20およびラッチ組立体22が図3に示されている。 作動機構20は強力な作動ばね42
    を支持している周囲を取り囲んで連続している側部フレーム内に支持されている。 クレードル組立体29が1次ラッチ31と相互作用し、ここで開口部31Aがクレードル組立体29の端部においてクレードルフック30を保持するように画定されている。 トリップバー21は2
    次ラッチ32によって支持され、この2次ラッチ32は2次ラッチピン33を有している。 トリップバー21による接触の前後における2次ラッチの迅速なラッチ動作および解放を促進するために、トリップバーおよび2次ラッチを有する単一のダイキャスト部はニッケルメッキされている。 ニッケルコーティングはダイキャスト材が長期間の使用で腐食することを防止する。 作動機構はローラピン34を介して可動接点アームおよびクロスバーと接続されている。

    【0013】可動接点アーム組立体44はクロスバー組立体45に取り付けられて図4に示されている。 可動接点アーム組立体は可動接点アーム25および可動接点2
    3を有している。 可動接点アームは旋回ピン37を介してクロスバー組立体と接続されることによって可動接点アーム支持部48に旋回自在に取り付けられている。 上述した米国特許第4,733,211号および第4,7
    82,583号に記載されているようなクロスバー組立体45は接点ばね46を有し、静止電流状態の間可動接点23を固定接点24(図2)と良好な電気的接触状態に保持している。 クロスバー組立体上のカム部材50は湾曲スロット64内の作動ばね42の端部に旋回自在に支持されて示されているローラーピン34を捕獲することによってクロスバー組立体を作動機構組立体20(図3)と相互に連結する。 可動接点アーム25の端部76
    は図示のようにクロスバーの底面77に接触することによってクロスバー組立体45と相互作用する。

    【0014】図1および図2に示す遮断器10の第4極は、例えば上述した米国特許第4,733,211号および第4,782,583号に記載されているような3
    極遮断器内に使用するために本来設計された作動機構ばねに別の引っ張り力を与えている。 作動ハンドル14および関連する可動接点アーム25を図5の実線で示す「オフ」位置から想像線で示す「オン」状態まで動かす場合に、作動ばねはクロスバー組立体45から延出している接点アーム旋回ピン60上に加わる静止摩擦係数に打ち勝たなければならない。 別の対の旋回ピンが別の極内の個々の可動接点アームに使用されているので、個々の旋回ピン用の静止摩擦係数は累積される。 可動接点アームが閉じた位置に駆動される前に作動ばねがその最大に延びた状態まで完全に引き伸ばされたとき、伸びた作動ばねから可動接点アームへのエネルギの転移は最大値になることが確認された。 可動接点アーム加速レバー3
    6は、以下「加速レバー」と称するが、作動ばねがその最大に延びきった状態に引き伸ばされるまで可動接点アーム25の動きを遅延させるのに使用される。 加速レバーは旋回ピン37によって作動機構の側部フレーム41
    に旋回自在に取り付けられ、小さな圧縮ばね40および加速レバーの上部延出部53のタブ39によって側部フレームの前部43に対してバイアスされている。 加速レバーの反対の端部の底部延出部51は加速レバーの底部延出部上に形成された段部49およびクロスバー組立体の上部から突出している突出部52によってクロスバー組立体と相互作用する。 作動ハンドル14がその「オフ」位置から「オン」位置に移動し、作動ばねをオーバーセンターさせ、可動接点アーム25をクロスバー組立体45を介してその閉じた位置に駆動すると、加速レバー36は次のようにクロスバー組立体45が反時計方向に回転することを一時的に防止する。 ハンドルスカート38およびハンドルヨーク78を介して作動機構20に連結されている作動ハンドル20が反時計方向にクロスバー組立体45を回転させ始めると、クロスバー組立体上の突出部52は加速レバー上の段部49に接触し、突出部52が段部49から離れるまでクロスバー組立体の回転を防止する。 クロスバー組立体の遅延した動作によって作動ばねはその最も延びた状態に引き伸ばされ、クロスバー組立体が加速レバーから自由になると、引き伸ばされた作動ばねは可動接点アーム25を想像線で示す閉じた位置に素早く駆動する。 作動ハンドルの連続した回転によってハンドルヨーク78は加速レバー上のタブ39と接触状態になり、突出部52を段部49から自由に回転させる。 可動接点アーム25が実線で示すようにその開放位置に戻るまで、突出部52は底部延出部52
    の面に係合している。 これは、加速レバーと側部フレームの前部との間のチャージされた圧縮ばね40が加速レバーを実線で示す初期位置まで時計方向に回転させて戻すことを可能にする。 これは加速レバーをリセットし、
    遮断器の作動ハンドル14が再び「オフ」位置から「オン」位置まで移動するときにクロスバー組立体上の突出部52が加速レバー上の段部49に接触することになる。

    【0015】図4に説明したクロスバー組立体45を形成するには、以下「カプラ」と称するモジューラー型のクロスバーカプラユニット58を使用し、図6の54
    A、54Bで示すような隣接する対の可動接点アーム支持部の間を相互接続する。 各カプラは一対の外側円筒体70が一体的に形成されたモールド成形のプラスチック内側バッフル69を有している。 円筒体の面70Aから延出しているスチールの連動ピン62は可動接点アーム支持部54A、54Bの側部アーム79A、79B内に形成されている対応する対の矩形スロット61A、61
    Bを貫通する。 カプラの外側円筒体の端部内に形成された開口部59は対向する側部アームの対応する貫通孔7
    1A、71Bと一列に整列され、図5に示す接点アーム旋回ピン60を受け入れ支持している。

    【0016】カプラ58と可動接点アーム支持部58の一方との間の取り付けは図7を参照することによってよくわかる。 支持部は一対の側部アーム79を有し、この側部アーム79の一方のみがL字型クロス片56とともに示されている。 このL字型クロス片56は側部アームを横切って延出し、スロット付きカム部材50を受け入れるように穴があけられている。 可動接点アーム25とL字型クロス片56の底面との間に延出している接点ばね55は、短絡障害の発生時に可動接点アーム25を電気力学的にその開放位置に駆動する場合に可動接点アーム25がカプラ58から独立に回転することを可能にしながら可動接点23を静止動作状態において閉成位置に保持するように作用している。 可動接点23と反対側の可動接点アームの端部の延出部57は編組導体(図示せず)との電気的接続用に適合されている。 内側バッフル69は、別々の仕切り部9(図2)内に設けられ、図1
    および図2に示す4極遮断器の別々の極を有する個々の可動接点アーム25の間を電気的に分離している。

    【0017】図7を参照すると、可動接点アーム支持部54の側部アーム79は側部アーム内に形成された矩形スロット61を通って外側円筒体70から連動ピン62
    が延出し、旋回ピン60が貫通孔59内に挿入されることによってカプラ58に取り付けられていることに注意されたい。 カプラ58は、別個のクロスオーバ接点ばね46を有し、上述したように可動接点アームの端部76
    とクロスバー組立体の底面との間の接触によって可動接点アーム25と相互作用している図4で示したクロスバー組立体45と異なっている。 可動接点アーム支持部5
    4と組み合わせてカプラ58を有することは、対応する支持部およびカプラユニットを追加組合せすることによって2極、3極および4極の遮断器クロスバー組立体を形成することを可能にする。

    【0018】3つのカプラユニット58を有するこのような4極遮断器10が図8に示されている。 作動ハンドル14は遮断器カバー12に形成されたハンドルスロット15を通って延出し、上述したようにハンドルヨークを介して作動機構20と連結されている。 可動接点23
    を固定接点24に対して接触状態および開放状態に支持する可動接点アーム25は可動接点アーム支持部54上のカム部材50および作動ばね42の端部に設けられたローラピン34を介して作動機構20と相互接続されている。 可動接点アーム54は連動ピン62および接点アーム旋回ピン60によって間に設けられているカプラ5
    8と相互接続している。 可動接点アーム支持部54、固定接点24および固定接点支持部65は遮断器ケース1
    1内に形成された凹部66内に位置決めされている。 可動接点アーム支持部54の下側に設けられた接点ばね5
    4は関連する可動接点アーム25およびそこに取り付けられた可動接点23を固定接点24に対してしっかりと当接させるようにしている。 カプラ58は、外側円筒体70の上面70Aを作動機構20の側部フレーム41の一端に接触させ、遮断器カバーの底面12Aの下側に側部フレームの上部を捕捉することによって遮断器ケース内に形成された凹部82内に確実に保持されている。 また、カプラ58は、73Aで示すようにカバーの側壁7
    3の下側に捕捉され、83Aで示すようにカバーの内壁83の下側に捕捉されているU字形ブラケット67によって遮断器ケース内に支持されている。 カプラ58の各々上に設けられている内側バッフル69は、異なる仕切り部内に設けられている可動接点アーム25間の電気的分離を維持しながら、遮断器カバー12およびケース1
    1内に形成された対応する凹部75Aおよび75B内で回転する。

    【0019】遮断器の作動ばね42の接点閉成能力を増大する方法は図9に示す遮断器10を参照することによって理解することができる。 上述したように、可動接点アーム旋回部60は、遮断器の作動ハンドル14が作動機構20を回転させ、可動接点アーム25A−25Dをその閉じた位置に駆動する場合に克服されなければならない静止摩擦係数に対して累積的に貢献している。 動的摩擦係数は、可動接点アーム旋回部の場合、静止摩擦係数よりも実質的に小さいことが知られている。 従って、
    接点閉成動作直前に克服されなければならない組合せられた静止摩擦係数を減らすことは機械的に有利なことである。 これは、複数個の可動接点アームが同時よりもむしろ時間的に順々に動くことができるように、可動接点アームが開放位置にある場合に可動接点23A−23D
    と固定接点24A−24Dとの間の分離距離をずらすことによって達成される。 A極における可動接点23Aと固定接点24Aとの間の分離距離xの場合には、接点分離距離は残りの3極(B−D)に対して例えば1/1
    6”の増分だけずれている。この1/16”の増分は、
    (B−D)極の可動接点(23B−23D)がそれぞれの固定接点(24B−24D)に当たる前に図9の左からみたA極の可動接点23AがA極の関連する固定接点24Aに当たることを保証しており、従って静的状態から動的状態には順々に変移する。 D極の可動接点23D
    が関連する固定接点24Dに当たるときまでには、他の3極(A−C)の他の可動接点(23A−23C)は既に関連する固定接点(24A−24D)に当たっており、従って作動機構は接点閉成動作の間どの時点においても1つの極の静止摩擦係数を克服する必要があるのみである。

    【0020】従って、静的状態から動的状態への摩擦の変移は図7で説明した旋回ピン60によって発生する摩擦を低減する。 図6を参照すると、遮断器接点の閉成の「ずらし(staggering)」は、各異なる極に対して図6
    において想像線で示すように連動ピン62の位置を変化させるとともに、想像線で示すように可動接点アーム支持部54A、54B内の矩形スロット61A、61Bの位置を変えることによって都合よく達成することができる。 遮断器の隣接する極内の連動ピンおよび矩形スロットを順次変位させることによって各別個の極内の関連する可動接点がその閉じた位置に達する時間を効果的に遅延させる。

    【0021】遮断器の別々の極の可動接点アーム間の回転関係をずらす別の便宜な方法は図4に示す可動接点アーム組立体44を参照することによってわかる。 上述したように可動接点アーム25は可動接点アームの端部7
    6とクロスバー組立体の底面77との間の接触によってクロスバー組立体45と相互作用する。 想像線で示すように面77を変位するように制御することによって可動接点23の位置は23として想像線で示すように対応して変位する。 従って、別々の極内のクロスバー組立体の各々上の底面77は個々の接点アームがそれぞれの閉成位置に達する時刻を対応的にずらすように増大変化させて調整することができる。

    【0022】個々の可動接点アームの閉成位置をずらすことによって達成される付加的利点は可動接点と固定接点との間に発生する閉成動作において実現される。 図8
    に示す接点ばね55は可動接点と固定接点との衝撃時に縮む傾向があり、従って作動機構ばねによって形成される閉成力に反対の力を発生する。 4極内の接点ばねの累積力により作動機構がトグルまたはオーバーセンター状態にならないことがある。 回路保護工業で周知であるように、過電流状態の発生時にオーバーセンター状態にして、接点を開放位置へ駆動するために、遮断器の接点が閉じた状態にあるとき、作動機構はトグル状態に留まっていなければならない。 別々の極内の接点アームのずらしは、個々の極内の可動接点が同時でなく順次にそれぞれの固定接点に当たり、可動接点と固定接点との間に衝撃時に加わる静的摩擦を対応的に低減することを保証する。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明によるモジュラー型のクロスバー構造および接点アーム加速レバーを使用した4極配線用遮断器の上側斜視図である。

    【図2】図1の遮断器の斜視図であり、遮断器の作動機構組立体を示すようにカバーが取り外されている。

    【図3】図2に示す遮断器作動機構の拡大斜視図である。

    【図4】図2のクロスバーおよび可動接点アームの部分断面拡大側面図である。

    【図5】図3の作動機構の拡大側面図であり、本発明の加速レバーが作動機構側部フレームに取り付けられている。

    【図6】組立前の本発明のモジュール型クロスバーユニットの拡大斜視図である。

    【図7】可動接点アーム組立体に組立てた後の図6のモジュール型クロスバーユニットの拡大側面図である。

    【図8】図6に示すモジュール型クロスバーユニットの組立体を示す図1の多極遮断器の拡大前側断面図である。

    【図9】所定の増分ずつ変位している別々の極内に設けられている可動接点アームを示す図1の多極遮断器の拡大前側断面図である。

    【符号の説明】

    10 遮断器 11 ケース 12 カバー 13 アクセサリカバー 18 アクチュエータユニット 19 補助スイッチユニット 20 作動機構 22 ラッチ組立体 23 可動接点 24 固定接点 44 可動接点アーム組立体 45 クロスバー組立体

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