Switch device

申请号 JP2008196203 申请日 2008-07-30 公开(公告)号 JP2010033942A 公开(公告)日 2010-02-12
申请人 Tokai Rika Co Ltd; 株式会社東海理化電機製作所; 发明人 UKAI TOSHIMITSU;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To prevent peeling of a plated layer by a simple structure in a device with an operation knob for switching operation rockably or rotatably disposed in an opening of a switch cover with the plated layer on its surface. SOLUTION: The operation knob 22 is rockably provided in the opening 13 of the switch cover 11. The switch cover 11 is molded with a material to which the plated layer is not adhered to form the opening 13 and includes a first resin layer 30 forming a back side of the switch cover 11, a second resin layer 31 formed by molding on a front surface side of the first resin layer 30 with a material to which the plated layer is adhered and the plated layer 32 provided on the surface of the second resin layer 31 to cover the surface. A parting line 30a is set on a peripheral edge part of the opening 13 in molding the first resin layer 30. The plated layer 32 is not adhered to the parting line 30a to prevent peeling of the plated layer 32. COPYRIGHT: (C)2010,JPO&INPIT
权利要求
  • 開口部を有するスイッチカバーと、
    前記開口部内に揺動可能または回転可能に設けられたスイッチ操作用の操作ノブとを備え、
    前記スイッチカバーは、
    メッキ層が付着しない材料により成形され、前記開口部を形成するとともに、前記スイッチカバーの裏側を形成する第1の樹脂層と、
    メッキ層が付着可能な材料により前記第1の樹脂層の表面側に当該第1の樹脂層と一体的になるように成形により設けられた第2の樹脂層と、
    この第2の樹脂層の表面に当該表面を覆うように設けられたメッキ層とを有する構成としたことを特徴とするスイッチ装置。
  • 说明书全文

    本発明は、スイッチカバーの開口部内に、スイッチ操作用の操作ノブを揺動可能または回転可能に配置するとともに、前記スイッチカバーの表面にメッキ層を設けるようにしたスイッチ装置に関する。

    例えば図2に示すようなスイッチカバー1の開口部2内に、図4に示すようなシーソー式の操作ノブ3を揺動可能に設ける構成のスイッチ装置を製作する場合において、スイッチカバー1の裏側には、操作ノブ3の揺動を許容するための逃げ部4を形成する必要がある。 このような構成のスイッチカバー1を樹脂で成形する場合、図3に示すように、開口部2の周縁部において、操作ノブ3の回転軌跡3a(図4参照)付近にパーティングライン5を設定する必要がある。 パーティングライン5は、樹脂の成形時に2つの成形型(この場合、図示はしないが、上下2つの型)の合わせ面にできるラインのことで、成形後に、そのパーティングライン5に、樹脂の一部が突出した、いわゆるばり6が形成される。 このような構成のスイッチカバー1の表面に、意匠性の向上などを目的に、電気めっきにより、メッキ層7(図4参照)を設けることが要求される場合がある。

    この場合、スイッチカバー1に前記ばり6が形成されたままの状態でメッキ層7を設けようとすると、そのばり6の表面にもメッキ層7(図3の二点鎖線参照)が形成されることになる。 このようになると、操作ノブ3の操作時に、そのばり6の部分に操作ノブ3が当たり、そこからメッキ層7が剥がれてしまうおそれがある。 これを避けるためには、メッキ層7を設ける前に、前記ばり6を取り除くようにすればよいが、ばり6を取り除くためには、ばり取り作業が別途必要になってしまうことになる。 また、形状によっては、ばり取り作業が容易にはできない場合もある。

    このため、従来では、表面にメッキ層7を設けるようにしたスイッチカバー1の開口部2内に、揺動可能または回転可能な操作ノブ3を配設する構成のものは、容易に製造することができないものであった。

    なお、本件発明の課題とは直接関係はないが、メッキ層を付着させることが可能な樹脂と、メッキ層が付着しない樹脂とを2色成形する技術は、例えば特許文献1或いは特許文献2に開示されている。

    特開2005−309103号公報

    特開2008−130519号公報

    そこで、本発明の目的は、表面にメッキ層を設けたスイッチカバーの開口部内に、スイッチ操作用の操作ノブを揺動可能または回転可能に配置するものにおいて、メッキ層が剥がれることを簡単な構成で防止することができるスイッチ装置を提供することにある。

    上記した目的を達成するために、本発明のスイッチ装置は、開口部を有するスイッチカバーと、前記開口部内に揺動可能または回転可能に設けられたスイッチ操作用の操作ノブとを備え、前記スイッチカバーは、メッキ層が付着しない材料により成形され、前記開口部を形成するとともに、前記スイッチカバーの裏側を形成する第1の樹脂層と、メッキ層が付着可能な材料により前記第1の樹脂層の表面側に当該第1の樹脂層と一体的になるように成形により設けられた第2の樹脂層と、この第2の樹脂層の表面に当該表面を覆うように設けられたメッキ層とを有する構成としたことを特徴とする。

    本発明においては、スイッチカバーにおいて、開口部を形成する第1の樹脂層は、メッキ層が付着しない材料により成形する。 この第1の樹脂層により、開口部及びスイッチカバーの裏側を形成する。 そして、この第1の樹脂層の表面側に、メッキ層が付着可能な材料により第2の樹脂層を成形し、第1の樹脂層と第2の樹脂層を一体的に形成する。 この後、第2の樹脂層の表面にメッキ層を形成する。 このとき、第1の樹脂層の露出面にはメッキ層が付着しないので、第1の樹脂層により形成された開口部の内周面には、メッキ層は形成されない。 このため、仮に第1の樹脂層を成形する際に、開口部の周縁部にパーティングラインを設定し、そこにばりが形成されたとしても、そのばりにはメッキ層が付着しないから、メッキ層が剥がれるようなことはない。

    以下、本発明の一実施形態について図1を参照して説明する。
    スイッチカバー11は、スイッチボディ12の上方に配置され、開口部13を有している。 スイッチボディ12の下側には、プリント基板からなる回路基板14が配設されている。 回路基板14の上面には、ゴムシート15が設けられている。 ゴムシート15には、図1において2箇所に、ドーム状をなすゴム接点部16が設けられている。 各ゴム接点部16は、円柱状部17と、この円柱状部17の下側に設けられた弾性変形が可能なスカート状部18を一体に有していて、円柱状部17の下面に可動接点19が設けられている。 回路基板14の上面において、可動接点19と対向する部位には、一対の固定接点20a,20bが設けられている。 可動接点19と一対の固定接点20a,20bにより、スイッチ21を構成している。

    前記開口部13内には、スイッチ操作用の操作ノブ22が配設されている。 この操作ノブ22は、下部の軸部23を介してスイッチボディ12に揺動可能に取り付けられている。 操作ノブ22の下面には、前記2個のゴム接点部16の上方に位置させて、2個の押圧用凸部24が一体に設けられている。 押圧用凸部24と、これに対応するゴム接点部16との間には、プッシャ25が配置されている。

    次に、上記スイッチカバー11について説明する。 スイッチカバー11は、当該スイッチカバー11の裏側を形成する第1の樹脂層30と、この第1の樹脂層30の上面側(表面側)に設けられた第2の樹脂層31と、この第2の樹脂層31の表面に設けられた薄膜状のメッキ層32とから構成されている。

    このうち、第1の樹脂層30は、メッキ層32が付着しない材料である、この場合ポリカーボネートにより型成形にて形成されている。 この第1の樹脂層30には、成形の際に、前記開口部13を形成しているとともに、スイッチカバー11の裏側となる下側に、操作ノブ22の揺動を許容するための逃げ部33を形成している。 この場合、第1の樹脂層30を成形する際のパーティングライン30aは、開口部13の下側の部に設定する。

    第2の樹脂層31は、メッキ層32が付着しやすい材料、この場合ABS樹脂により型成形にて、第1の樹脂層30の上面側に当該第1の樹脂層30と一体的になるように形成されている。 したがって、第1の樹脂層30と第2の樹脂層31とは、いわゆる2色成形により一体的に形成されている。 この場合、第2の樹脂層31は、開口部13の周縁部分が第1の樹脂層30の開口部13の外周部寄り(開口部13から外側へ少し(メッキ層32の厚さ分)退避した位置)に形成されている。 そして、メッキ層32は、クロムメッキからなるもので、第2の樹脂層31の表面に電気めっきにより設けられている。 メッキ層32の開口部13側の内周面は、第1の樹脂層30の内周面とほぼ面一となっている。

    上記構成において、操作ノブ22が操作されていない状態では、操作ノブ22は、図1に示すように、ほぼ平状態に保持されている。 この状態から、操作ノブ22の、例えば図1における左側を押圧操作すると、操作ノブ22は軸部23を中心に反時計回り方向へ回動する。 これに伴い、左側の押圧用凸部24及びプッシャ25を介して左側のゴム接点部16が下方へ押圧される。 すると、ゴム接点部16のスカート状部18の弾性変形を伴いながら、円柱状部17が下方へ移動し、下面の可動接点19が一対の固定接点20a,20bに接触し、スイッチ21がオン状態となる。

    この状態から操作ノブ22に対する押圧が解除されると、押圧されていた左側のゴム接点部16のスカート状部18が弾性変形から復帰し、これに伴い円柱状部17及びプッシャ25が上方へ移動し、左側の押圧用凸部24を介して操作ノブ22の左側が押し上げられる。 これに伴い、操作ノブ22は軸部23を中心に時計回り方向へ回動し、元の水平状態に戻される。 このとき、ゴム接点部16における円柱状部17が上方へ移動することに伴い、可動接点19が固定接点20a,20bから離間し、スイッチ21がオフ状態となる。

    なお、操作ノブ22の右側を押圧操作した際には、操作ノブ22の左側を押圧操作した場合に対して、操作ノブ22の回動方向が逆方向になるだけで、他の動作は上述と同様となる。

    上記した実施形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。 スイッチカバー1において、開口部13を形成する第1の樹脂層30は、メッキ層32が付着しない材料(この場合、ポリカーボネート)により成形する。 この第1の樹脂層30により、開口部13及びスイッチカバー11の裏側を形成する。 そして、この第1の樹脂層30の表面側に、メッキ層32が付着可能な材料(この場合、ABS樹脂)により第2の樹脂層31を成形し、第1の樹脂層30と第2の樹脂層31を一体的に形成する。 この後、第2の樹脂層31の表面にメッキ層32を形成する。 このとき、第1の樹脂層30の露出面にはメッキ層32が付着しないので、第1の樹脂層30により形成された開口部13の内周面には、メッキ層32は形成されない。 このため、第1の樹脂層30を成形する際に、開口部13の周縁部にパーティングライン30aを設定し、そこにばりが形成されたとしても、そのばりにはメッキ層32が付着しないから、メッキ層32が剥がれるようなことを防止できる。 よって、ばり取り作業が困難な開口形状を有するスイッチカバー11の表面にメッキ層32を設ける構成のものであっても、パーティングライン30aを、メッキ層32が付着しない第1の樹脂層30の開口部13に設定するという簡単な構成で、メッキ層32が剥がれることを防止できる。 また、ばりを取り除く処理を行う必要もなくすことが可能となる。

    本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
    スイッチカバー11を形成する第1の樹脂層30としては、メッキ層32が付着しない材料であればポリカーボネート以外の樹脂でもよい。 また、第2の樹脂層31としては、メッキ層32が付着しやすい樹脂であれば、ABS樹脂に限られず、例えばポリアミド樹脂でもよい。
    操作ノブは、揺動可能なものに限られず、回転操作可能なものでもよい。

    本発明の一実施形態を示すスイッチ装置の縦断面図

    従来例を示すスイッチカバーの外観斜視図

    図2中X1−X1線に沿う縦断面図

    スイッチカバーの開口部内に操作ノブを配置した状態の縦断面図

    符号の説明

    図面中、11はスイッチカバー、13は開口部、21はスイッチ、22は操作ノブ、30は第1の樹脂層、30aはパーティングライン、31は第2の樹脂層、32はメッキ層を示す。

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