Leakage blocking mechanism with attachment plug

申请号 JP7857192 申请日 1992-10-15 公开(公告)号 JP2590760Y2 公开(公告)日 1999-02-17
申请人 ホシデン株式会社; 发明人 博幸 長野;
摘要
权利要求 (57)【実用新案登録請求の範囲】
  • 【請求項1】 2相3線式のコンセントに用いるもので
    あって、漏電が発生した瞬間に負荷への給電を停止する
    漏電遮断機構付き差込プラグにおいて、負荷を電源に接
    続する給電コードに電気的に接続され、プラグ本体から
    突出される3本の栓刃と、前記プラグ本体に内蔵されて
    おり、漏れ電流を検出する漏れ電流検出センサと、この
    漏れ電流検出センサの検出結果に応じて前記3本の栓刃
    のうち、電源と接続される2本の栓刃と給電コードとの
    接続を遮断する遮断機構とを具備しており、前記プラグ
    本体は、前記遮断機構等が取り付けられる第1下本体
    と、この第1下本体の大部分をカバーする上本体と、給
    電コードと遮断機構等とを接続するターミナル部をカバ
    ーする第2下本体とを有しており、前記遮断機構は、一
    端がプラグ本体に固定された一対の可動接片と、前記電
    源に接続される2本の栓刃が接続された一対の固定接片
    と、前記可動接片の自由端に取り付けられたホルダと、
    前記可動接片を弾性力に抗して固定接片に接触させるべ
    く前記ホルダを引っ張るリフタと、前記漏れ電流検出セ
    ンサが漏れ電流を検出すると励磁されるソレノイドと、
    頭部が前記リフタに係合し、前記ソレノイドの励磁によ
    って移動し、リフタとホルダとの係合を解除するプラン
    ジャと、前記リフタと連結されたリセットスイッチと、
    このリセットスイッチを可動接片が固定接片に接触する
    方向に弾発付勢する弾性体とを有しており、前記リフタ
    はリセットスイッチに設けられた軸部に傾動可能に取り
    付けられ、リセットスイッチの押圧によりリフタの係合
    爪がホルダの被係合部に係合し、前記弾性体により可動
    接片が固定接片側に引っ張られて接触し、前記3本の栓
    刃に接続される3本の端子板は、前記ターミナル部にお
    いて前記上本体と第1下本体とで挟持固定されるととも
    に、各端子板間に上本体に形成された凸壁部が位置する
    ことを特徴とする漏電遮断機構付き差込プラグ。
  • 【請求項2】 前記請求項1記載の漏電遮断機構付き差
    込プラグにおいて、第1下本体には各端子板が嵌まり込
    む凹部と、この凹部の両サイドにあり、前記凸壁部が嵌
    まり込む切込部とが形成されており、上本体には第1下
    本体のターミナル部に位置する各端子板を押さえつける
    突脈が形成されており、前記3本の栓刃のうち、電源に
    接続される2本の栓刃と接続される左右端子板は、前記
    漏れ電 流検出センサを通過し、アースに接続される栓刃
    は、前記プラグ本体に固定される中央端子板と直接接続
    されており、前記中央端子板は漏れ電流検出センサを通
    過せず、前記凸壁部は第1下本体から延出された端子板
    の一端側よりも長く設定されていることを特徴とする漏<br>電遮断機構付き差込プラグ。
  • 说明书全文

    【考案の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本考案は、漏電が発生したならば、給電を瞬時にして遮断することができる漏電遮断機構付き差込プラグに関する。

    【0002】

    【従来の技術】本願出願人は、この種の漏電遮断機構付き差込プラグとして実願平1-343969号及び実願平2-8531
    5 号を出願した。

    【0003】

    【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の漏電遮断機構付き差込プラグは、部品点数が多く組み立てに手間がかかっている。 また、従来の漏電遮断機構付き差込プラグでは、給電コードが漏れ電流検出センサを貫通するようになっているため、給電コードの僅かな歪み、弛み等に起因して磁界が発生し、誤動作することがあった。

    【0004】本考案は上記事情に鑑みて創案されたもので、より少ない部品で構成することができ、しかも給電コードの歪み等に起因する誤動作が発生しない漏電遮断機構付き差込プラグを提供することを目的としている。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】 請求項1に係る漏電遮断
    機構付き差込プラグは、2相3線式のコンセントに用い
    るものであって、漏電が発生した瞬間に負荷への給電を
    停止する漏電遮断機構付き差込プラグであって、負荷を
    電源に接続する給電コードに電気的に接続され、プラグ
    本体から突出される3本の栓刃と、前記プラグ本体に内
    蔵されており、漏れ電流を検出する漏れ電流検出センサ
    と、この漏れ電流検出センサの検出結果に応じて前記3
    本の栓刃のうち、電源と接続される2本の栓刃と給電コ
    ードとの接続を遮断する遮断機構とを備えており、前記
    プラグ本体は、前記遮断機構等が取り付けられる第1下
    本体と、この第1下本体の大部分をカバーする上本体
    と、給電コードと遮断機構等とを接続するターミナル部
    をカバーする第2下本体とを有しており、前記遮断機構
    は、一端がプラグ本体に固定された一対の可動接片と、
    前記電源に接続される2本の栓刃が接続された一対の固
    定接片と、前記可動接片の自由端に取り付けられたホル
    ダと、前記可動接片を弾性に抗して固定接片に接触
    せるべく前記ホルダを引っ張るリフタと、前記漏れ電流
    検出センサが漏れ電流を検出すると励磁されるソレノイ
    ドと、頭部が前記リフタに係合し、前記ソレノイドの励
    磁によって移動し、リフタとホルダとの係合を解除する
    プランジャと、前記リフタと連結されたリセットスイッ
    チと、このリセットスイッチを可動接片が固定接片に接
    触する方向に弾発付勢する弾性体とを有しており、前記
    リフタはリセットスイッチに設けられた軸部に傾動可能
    に取り付けられ、リセットスイッチの押圧によりリフタ
    の係合爪がホルダの被係合部に係合し、前記弾性体によ
    り可動接片が固定接片側に引っ張られて接触し、前記3
    本の栓刃に接続される3本の端子板は、前記ターミナル
    部において前記上本体と第1下本体とで挟持固定される
    とともに、各端子板間に上本体に形成された凸壁部が位
    置するように構成されている。

    【0006】 また、請求項2に係る漏電遮断機構付き差
    込プラグは、第1下本体には各端子板が嵌まり込む凹部
    と、この凹部の両サイドにあり、前記凸壁部が嵌まり込
    む切込部とが形成されており、上本体には第1下本体の
    ターミナル部に位置する各端子板を押さえつける突脈が
    形成されており、前記3本の栓刃のうち、電源に接続さ
    れる2本の栓刃と接続される左右端子板は、前記漏れ電
    流検出センサを通過し、アースに接続される栓刃は、前
    記プラグ本体に固定される中央端子板と直接接続されて
    おり、前記中央端子板は漏れ電流検出センサを通過せ
    ず、前記凸壁部は第1下本体から延出された端子板の一
    端側よりも長く設定されている。

    【0007】

    【実施例】図1は本考案の一実施例に係る漏電遮断機構付き差込プラグの分解斜視図、図2はこの漏電遮断機構付き差込プラグの平面図、図3はこの漏電遮断機構付き差込プラグの第2下本体を除いた状態の底面図、図4はこの漏電遮断機構付き差込プラグの断面図、図5はプラグ本体を構成する第1下本体の平面図、図6は可動接片の側面図、図7は固定接片の平面図、図8は固定接片の側面図、図9はホルダの図面であって、同図(A)は平面図、同図(B)は側面図、図10はリフタの図面であって、同図(A)は正面図、同図(B)は側面図、図1
    1はリセットスイッチの半断面図、図12はベースの図面であって、同図(A)は平面図、同図(B)は側面図、図13はテストスイッチの断面図、図14は端子板の斜視図、図15は上本体の図面であって、同図(A)
    は裏面図、同図 (B) は (A) のA−A線断面図である。

    【0008】本実施例に係る漏電遮断機構付き差込プラグは、いわゆる2相3線式のコンセントに用いるものであって、漏電が発生した瞬間に負荷への給電を停止する漏電遮断機構付き差込プラグであって、負荷を電源に接続する給電コード200 に電気的に接続され、プラグ本体
    100 から突出される3本の栓刃500a〜500cと、前記プラグ本体100 に内蔵されており、漏れ電流を検出する漏れ電流検出センサ300 と、この漏れ電流検出センサ300 の検出結果に応じて前記3本の栓刃500a〜500cのうち、電源と接続される2本の栓刃500a、500bと給電コード200
    との接続を遮断する遮断機構とを備えている。

    【0009】前記遮断機構は、一端がプラグ本体100 に固定された一対の可動接片と、前記電源に接続される2
    本の栓刃が接続された一対の固定接片と、前記可動接片の自由端に取り付けられたホルダ430 と、前記可動接片を弾性力に抗して固定接片に接触させるべく前記ホルダ
    430 を引っ張るリフタ440 と、前記漏れ電流検出センサが漏れ電流を検出すると励磁されるソレノイド450 と、
    頭部461 が前記リフタ440 に係合し、前記ソレノイド45
    0 の励磁によって移動し、リフタ440 とホルダ430 との係合を解除するプランジャ460 と、前記リフタと連結されたリセットスイッチ470 と、このリセットスイッチ47
    0 を可動接片410 が固定接片420 に接触する方向に弾発付勢する弾性体480 とを有しており、前記リフタ440 はリセットスイッチ470 に設けられた軸部474 に傾動可能に取り付けられ、リセットスイッチ470 の押圧によりリフタ440 の係合爪441 がホルダ430 の被係合部431 に係合し、前記弾性体480 により可動接片410 が固定接片42
    0 側に引っ張られて接触するように構成されている。

    【0010】漏電遮断機構付き差込プラグのプラグ本体
    100 は、遮断機構等が取り付けられる第1下本体110
    と、この第1下本体110 の大部分をカバーする上本体12
    0 と、給電コード200 と遮断機構等とを接続するターミナル部114 をカバーする第2下本体130 とに大別される。

    【0011】第1下本体110 は、平面視一端側が丸くなった長方形状に形成されており、裏面側には図示しないコンセントに対応した丸い盛上部116 が形成されている。 かかる第1下本体110 には、図5に示すように、遮断機構を構成するソレノイド450 等が収められるソレノイド取付部111 と、漏れ電流検出センサ300 が収められるセンサ部112 と、可動接片410 の一端が固定される可動接片固定部113 と、3つの端子板210a〜210cが取り付けられるターミナル部114 とが設けられている。

    【0012】また、当該下本体110 の盛上部116 には、
    3本の栓刃500a〜500cが挿入されるための3つの栓刃用開口115a〜115cが開設されている。 電源に接続される2
    つの栓刃500a、500bが挿入される栓刃用開口115a、115b
    は略ハ字形状に、栓刃用開口115cは前記栓刃用開口115
    a、115bの中間部にそれぞれ開設されている。

    【0013】3本の栓刃500a〜500cのうち、栓刃500a、
    500bは電源に接続されるものであり、栓刃500cはアースに接続されるものである。 なお、栓刃500cは、他の栓刃
    500a、500bより若干長く設定されている。 また、各栓刃
    500a〜500cの基端側には係止突起510a〜510cが設けられており、栓刃用開口115a〜115cに内側から挿入すると、
    当該係止突起510a〜510cが栓刃用開口115a〜115cにおいて強固に係合するので一度挿入された栓刃500a〜500cが抜けることはない。

    【0014】 なお、前記第1下本体110には、上本体
    120を取り付けるための一対の係止爪118が設けら
    れている。

    【0015】一方、上本体120 には、図1、図2及び図15に示すように、長円状の2つのスイッチ用開口、すなわちリセットスイッチ用開口121 と、テストスイッチ用開口122 とが開設されている。 リセットスイッチ用開口121 は、上本体120 を第1下本体110 に取り付けると、前記栓刃用開口115 の上に対応する位置に、またテストスイッチ用開口122 は、ターミナル部114 の上に対応する位置にそれぞれ開設されている。 かかる上本体12
    0 には、図15に示すように、ターミナル部114にある各端子板210a〜210cを押さえつける突脈123 と、各端子板210a〜210cの間の切込部117 に嵌まり込む凸壁部124
    が設けられている。

    【0016】さらに、第2下本体130 は第1下本体110
    のターミナル部114 をカバーするように、ビス131 で上本体120 に取り付けられる。

    【0017】前記ターミナル部114 は、第1下本体110
    の丸くなった側とは反対の側の周壁に設けられている。
    このターミナル部114 は、3つの端子板210a〜210cが嵌まり込む3つの凹部114a〜114cと、各凹部114a〜114cの両サイドに設けられた4つの切込部117 とを有している。 切込部117 は、上本体120 に設けられた櫛歯状の凸壁部124 が嵌まり込む部分である。 すなわち、第1下本体110 に上本体120 を取り付けると、端子板210a〜210c
    は上本体120 と第1下本体110 とで挟持固定されることになる。 詳しく述べると、凹部114a〜114cに嵌まり込んだ各端子板210a〜210cは、上本体120 の突脈123 によって押さえつけられ、また、切込部117 には凸壁部124 が嵌まり込むようになる。 凸壁部124 は、ターミナル部11
    4 において給電コード200 が短絡しないようにするものである。

    【0018】また、端子板210 には、電源に接続される栓刃500a、500bに接続される左右端子板210a、210bと、
    アースに接続される栓刃500cに接続される中央端子板21
    0cとがある。 合計3つの端子板210a〜210cは、図14に示すように、硬い金属板を略クランク形状に打ち抜いて形成したものである。 この端子板210a〜210cの一端側
    (図面では右側) には、ビス214 が螺合するビス孔211a
    〜210cが開設されている。

    【0019】可動接片410 に接続される左右端子板210
    a、210bは、略コ字形状に形成された中間部分212a、212
    bがリング状の漏れ電流検出センサ300 の中を通過するように設定されている。 かかる左右端子板210a、210bの一端側、すなわち前記ビス214には給電コード200 が、
    他端側 (図面では左側) には後述する可動接片410 がそれぞれ接続される。 従って、左右端子板210a、210bの他端側には、可動接片410に接続し、かつ下本体110 に固定するための2つの開口213a、213bがそれぞれ開設されている。

    【0020】アースに接続される栓刃500cに接続される中央端子板210cは、漏れ電流検出センサ300 の中を通過せずに、栓刃500cに直接接続される。 従って、中央端子板210cの他端側 (図面では左側) には、栓刃500cが嵌合される嵌合孔213cが開設されている。

    【0021】 次に、遮断機構を構成する各部品について
    説明する。 一対の可動接片410は、図6に示すよう
    に、薄い金属板を略7字形状に折曲形成したものであっ
    て、ビスによって前記可動接片固定部113に固定され
    る。 かかる可動接片410の自由端411には、開口4
    12を開設されており、当該開口412には可動接点4
    14を取り付けられている。 また、図面中413は、後
    述するプリント基板600に形成された電子回路に接続
    される回路接続部を示している。 さらに、この可動接片
    410は、屈曲部416の近傍で前記左右端子板210
    a、210bにかしめ接続される。

    【0022】 一対の固定接片420は、左右対称になっ
    ている。 かかる固定接片420は、図7及び図8に示す
    ような、電源に接続される2本の栓刃500a、500
    bが取り付けられる栓刃取付部421と、この栓刃取付
    部421と一体でありかつ栓刃取付部421に対向する
    接触部422とが形成されている。 栓刃取付部421に
    は、栓刃500a、500bが貫通する長方形状の貫通
    孔421aが開設されている。 また、接触部422に
    は、固定接点423が取り付けられる。 また、当該固定
    接片420には、突出部424が設けられている。 この
    突出部424と、もう一方の固定接片420の突出部4
    23との間にはバリスター800が接続される。

    【0023】なお、前記可動接片410 の自由端411 は、
    少なくとも固定接片420 の栓刃取付部421 と接触部422
    との間を動くことができるように設定されており、何らの外力も加えられていなければ前記接触部422 とは接触しないようになっている。

    【0024】 ホルダ430は、絶縁性を有する合成樹脂
    で形成されており、前記一対の可動接片410の自由端
    411に取り付けられるものである。 すなわち、図9に
    示すように、このホルダ430の両端部の自由端取付部
    432に可動接片410の自由端411が取り付けられ
    ることによって、一対の可動接片410が連結されて一
    緒に動くことになる。 なお、当該ホルダ430は可動接
    片410の下側から取り付けられているので、固定接片
    420の栓刃取付部421に自由端411が接触するこ
    とはない。 かかるホルダ430の長手方向縁部には一対
    の被係合部431が設けられている。 この被係合部43
    1は、下向きに傾斜しており、後述するリフタ440の
    係合爪411に係合するようになっている。

    【0025】上述したようなホルダ430 に係合するリフタ440 は、図10に示すように、下方には一対の係合爪
    441 が、上方には開口442aが開設された一対の支持部44
    2 がそれぞれ延設されており、全体として略H字形状に形成されている。 すなわち、リフタ440 の係合爪441
    が、ホルダ430 の被係合部431 に係合して、可動接片41
    0 をホルダ430 とともに上方向に引っ張り上げるのである。

    【0026】リセットスイッチ470 は、図11に示すように、上本体120 のリセットスイッチ用開口121 から突出する押圧部471 と、この押圧部471 から延設された一対の脚部472 とが一体に形成されたものであって、前記押圧部471 の内部には突起473 が、脚部472 の外側には軸部474 がそれぞれ形成されている。 軸部474 が、前記リフタ440 の開口442aに嵌まり込むことによって、リセットスイッチ470 にリフタ440 が軸部474 を中心として傾動可能に取り付けられることになる。 なお、前記押圧部471 の上面には『RESET』の文字が刻印されている。 また、前記突起473 とプリント基板600 との間には弾性体480 が介在されており、当該リセットスイッチ47
    0 を常に上方向、すなわち可動接片410 が固定接片420
    に接触する方向に弾発付勢している。

    【0027】ソレノイド450 は、漏れ電流検出センサ30
    0 が漏れ電流を検出すると、励磁されるようになっている。 ソレノイド450 が励磁されると、プランジャ460 はスプリング462 の弾性力に抗して吸引される。 このプランジャ460 の頭部461 は、リフタ440 の係合爪441 の間に嵌まり込んでいるので、プランジャ460 がソレノイド
    450 の励磁に基づいて吸引されると、リフタ440 は、前記軸部474 を中心としてソレノイド450 の方向に引っ張られて傾動することになる。

    【0028】このようなソレノイド450 は、ベース490
    に取り付けられて第1下本体110 のソレノイド取付部11
    1 に収められる。 ベース490 の表面側には、図12に示すように、ソレノイド450 を収めるための壁部491 と、
    前記プリント基板600 との間に所定の間隔を確保するためのボス492 とが形成されている。 このベース490 は、
    ソレノイド取付部111 に取り付けられると、固定接片42
    0 の栓刃取付部421 の一部を覆うような大きさ及び形状に設定されている。

    【0029】前記漏れ電流検出センサ300 は、漏れ電流によって生ずる磁界を検出するカレントセンサであって、リング状に形成されている。 この漏れ電流検出センサ300は磁界を検出すると、その旨の信号を図示しない適宜な電子回路に送出する。 かかる漏れ電流検出センサ
    300 を第1下本体110 のセンサ部112 に収納すると、第1下本体110 の底面部分との間に隙間ができるようになっている。 この隙間を前記中央端子板210cが通過するのである。 なお、この電子回路は、プリント基板600 に搭載されており、当該プリント基板600 にはリセットスイッチ470 の脚部472 が貫通する一対の開口610 が開設されるとともに、テストスイッチ700 の導通棒710 等が貫通する開口620 が開設されている。

    【0030】一方、本実施例に係る漏電遮断機構付き差込プラグには、図1及び図13に示すようなテストスイッチ700 が設けられている。 このテストスイッチ700
    は、漏電が発生した瞬間に瞬時に電源と負荷との接続を遮断することができるか否かをテストするものである。
    このテストスイッチ700 は、前記左端子板210bと電子回路とを短絡させる略L字形状の導通棒710 と、テストスイッチ700 をガイドするガイド部720 と、前記導通棒71
    0 が電子回路に接触しない方向に弾発付勢するスプリング730 とを有している。 導通棒710 は、前記ガイド部72
    0 に嵌め込まれてテストスイッチ700 に固定される。 かかるテストスイッチ700 は、スプリング730 をガイド部
    720 に嵌め込んだ状態で当該ガイド部720 と導通棒710
    とが、プリント基板600 の開口620 に貫通される。 なお、当該テストスイッチ700 の上面には、『TEST』
    の文字が刻印されている。

    【0031】次に、このように構成されている漏電遮断機構付き差込プラグの動作について説明する。 リセットスイッチ470 を押圧して、リフタ440 の係合爪441 をホルダ430 の被係合部431 に係合させ、可動接片410 を自己の弾性力に抗して引き上げ、可動接片410 の自由端41
    1 を固定接片420 の接触部422 に接触させる。 これで給電コード200 は、左右端子板210a、210b、可動接片410
    及び固定接片420 を介して栓刃500a、500bに接続される。 この状態で負荷を使用する。

    【0032】何らかの原因で発生した漏電に起因して左右端子板210a、210bの周囲に生じた磁界を漏れ電流検出センサ300 が検出すると、これに基づいてソレノイド45
    0 が励磁され、プランジャ460 がスプリング462 に抗しつつソレノイド450 に吸引される。

    【0033】プランジャ460 の頭部461 がリフタ440 をソレノイド450 側に引っ張るので、リフタ440 は軸部47
    4 を中心にしてソレノイド450 側に傾動し、リフタ440
    の係合爪441 はホルダ430 の被係合部431 から外れる。
    すると、リフタ440 は、リセットスイッチ470 を上方向に弾発付勢している弾性体480 によって上方向に移動させられる。

    【0034】ホルダ430 の係合が解除されたので、可動接片410 は自己の弾性力によって本来の位置、すなわち自由端411 が固定接片420 の接触部422 に接触しない位置に復帰する。 これにより、可動接片410 と固定接片42
    0 との接続が解除され、負荷への給電も瞬時に停止される。

    【0035】リセットスイッチ470 を押圧してリフタ44
    0 をホルダ430 に係合させると、可動接片410 と固定接片420 との接続が復活するが、漏電の原因が解消されてないと、遮断機構によって上述したのと同様の過程を経て瞬時に可動接片410 と固定接片420 との接触が解除される。

    【0036】この漏電遮断機構付き差込プラグを使用する前に、遮断機構が正常に機能するか否かのテストは、
    テストスイッチ700 によって行われる。 すなわち、テストスイッチ700 を押圧すると、導通棒710 によって電子回路と左右端子板210a、210bとが短絡することに基づいて、遮断機構のソレノイド450 が励磁され、可動接片41
    0 と固定接片420 との接触が解除されるのである。

    【0037】なお、ユーザーがこの漏電遮断機構付き差込プラグを任意の負荷、例えばヘアードライヤーに使用することができる。 すなわち、第2下本体130 を取り外してターミナル部114 を露出させ、ヘアードライヤー等の給電コードをターミナル部114 に接続するだけでよい。

    【0038】

    【考案の効果】 本考案に係る漏電遮断機構付き差込プラ
    グは、2相3線式のコンセントに用いるものであって、
    漏電が発生した瞬間に負荷への給電を停止する漏電遮断
    機構付き差込プラグであって、負荷を電源に接続する給
    電コードに電気的に接続され、プラグ本体から突出され
    る3本の栓刃と、前記プラグ本体に内蔵されており、漏
    れ電流を検出する漏れ電流検出センサと、この漏れ電流
    検出センサーの検出結果に応じて前記3本の栓刃のう
    ち、電源と接続される2本の栓刃と給電コードとの接続
    を遮断する遮断機構とを備えており、前記プラグ本体
    は、前記遮断機構等が取り付けられる第1下本体と、こ
    の第1下本体の大部分をカバーする上本体と、給電コー
    ドと遮断機構等とを接続するターミナル部をカバーする
    第2下本体とを有しており、前記遮断機構は、一端がプ
    ラグ本体に固定された一対の可動接片と、前記電源に接
    続される2本の栓刃が接続された一対の固定接片と、前
    記可動接片の自由端に取り付けられたホルダと、前記可
    動接片を弾性力に抗して固定接片に接触させるべく前記
    ホルダを引っ張るリフタと、前記漏れ電流検出センサが
    漏れ電流を検出すると励磁されるソレノイドと、頭部が
    前記リフタに係合し、前記ソレノイドの励磁によって移
    動し、リフタとホルダとの係合を解除するプランジャ
    と、前記リフタと連結されたリセットスイッチと、この
    リセットスイッチを可動接片が固定接片に接触する方向
    に弾発付勢する弾性体とを有しており、前記リフタはリ
    セットスイッチに設けられた軸部に傾動可能に取り付け
    られ、リセットスイッチの押圧によりリフタの係合爪が
    ホルダの被係合部に係合し、前記弾性体により可動接片
    が固定接片側に引っ張られて接触し、前記3本の栓刃に
    接続される3本の端子板は、前記ターミナル部において
    前記上本体と第1下本体とで挟持固定されるとともに、
    各端子板間に上本体に形成された凸壁部が位置するよう
    に構成されている。 従って、従来より少ない部品で構成
    することができ、しかも給電コードの歪み等に起因する
    誤動作が発生しない漏電遮断機構付き差込プラグとする
    ことができる。 また、凸壁部が端子板間に位置するよう
    になっていることで、狭いピッチで設けられている各端
    子板の短絡を有効に防止することが可能となる。

    【0039】 また、請求項2に係る漏電遮断機構付き差
    込プラグは、前記第1下本体には各端子板が嵌まり込む
    凹部と、この凹部の両サイドにあり、前記凸壁部が嵌ま
    り込む切込部とが形成されており、上本体には第1下本
    体のターミナル部に位置する各端子板を押さえつける突
    脈が形成されており、前記3本の栓刃のうち、電源に接
    続される2本の栓刃と接続される左右端子板は、前記漏
    れ電流検出センサを通過し、アースに接続される栓刃
    は、前記プラグ本体に固定される中央端子板と直接接続
    されており、前記中央端子板は漏れ電流検出センサを通
    過せず、前記凸壁部は第1下本体から延出された端子板
    の一端側よりも長く設定されている。 このため、給電コ
    ードをビス止めする際に端子板のがたつきが凸壁部によ
    って抑え込まれるので、安定したビス止め作業が可能に
    なる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本考案の一実施例に係る漏電遮断機構付き差込プラグの分解斜視図である。

    【図2】この漏電遮断機構付き差込プラグの平面図である。

    【図3】この漏電遮断機構付き差込プラグの第2下本体を除いた状態の底面図である。

    【図4】この漏電遮断機構付き差込プラグの断面図である。

    【図5】プラグ本体を構成する第1下本体の平面図である。

    【図6】可動接片の側面図である。

    【図7】固定接片の平面図である。

    【図8】固定接片の側面図である。

    【図9】ホルダの図面であって、同図(A)は平面図、
    同図(B)は側面図である。

    【図10】リフタの図面であって、同図(A)は正面図、同図(B)は側面図である。

    【図11】リセットスイッチの半断面図である。

    【図12】ベースの図面であって、同図(A)は平面図、同図(B)は側面図である。

    【図13】テストスイッチの断面図である。

    【図14】端子板の斜視図である。

    【図15】上本体の図面であって、同図(A) は裏面図、同図 (B) は (A) のA−A線断面図である。

    【符号の説明】

    100 プラグ本体 110 第1下本体 120 上本体 200 給電コード 210a 左端子板 210b 右端子板 210c 中央端子板 300 漏れ電流検出センサ 410 可動接片 411 自由端 420 固定接片 430 ホルダ 431 被係合部 440 リフタ 441 係合爪 450 ソレノイド 460 プランジャ 461 頭部 470 リセットスイッチ 474 軸部 480 弾性体 500a、500b 電源に接続される栓刃 500c アースに接続される栓刃

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