保護カバー、ブレーカ、漏電検出装置、および漏電保護装置

申请号 JP2015204117 申请日 2015-10-15 公开(公告)号 JP2017076554A 公开(公告)日 2017-04-20
申请人 パナソニックIPマネジメント株式会社; 发明人 中道 義也;
摘要 【課題】接続バー5を保護し、かつ配線作業を容易に行うことができる保護カバー、ブレーカ、漏電検出装置、および漏電保護装置を提供する。 【解決手段】保護カバー4は、ブレーカ2と接続バー5によってブレーカ2と電気的に接続される漏電検出装置3とが組み合わされてなり、漏電検出装置3に流れる電流を監視して漏電を検出すると、ブレーカ2を開極させるように構成される漏電保護装置1に用いられる保護カバーである。保護カバー4は、ブレーカ2および漏電検出装置3と別体に形成される。保護カバー4は、接続バー5においてブレーカ2および漏電検出装置3から露出する部分である露出部511を覆うカバー本体41と、ブレーカ2と漏電検出装置3との少なくとも一方に取り付けられる取付部421,422とを備える。 【選択図】図3
权利要求

ブレーカと接続バーによって前記ブレーカと電気的に接続される漏電検出装置とが組み合わされてなり、前記漏電検出装置に流れる電流を監視して漏電を検出すると、前記ブレーカを開極させるように構成される漏電保護装置に用いられる保護カバーであって、 前記ブレーカおよび前記漏電検出装置と別体に形成され、前記接続バーにおいて前記ブレーカおよび前記漏電検出装置から露出する部分である露出部を覆うカバー本体と、前記ブレーカと前記漏電検出装置との少なくとも一方に取り付けられる取付部とを備える ことを特徴とする保護カバー。前記接続バーは、複数のバー片からなり、 前記ブレーカの前記カバー本体に覆われる部分に、前記複数のバー片が並んで配置され、 前記カバー本体には、前記露出部を覆った状態で前記複数のバー片の間を仕切る壁部が形成される ことを特徴とする請求項1に記載の保護カバー。前記壁部には、前記複数のバー片のそれぞれを保持するバー片保持部が設けられる ことを特徴とする請求項2に記載の保護カバー。前記バー片保持部は、前記壁部から突出する1つ以上の係止爪で構成される ことを特徴とする請求項3に記載の保護カバー。請求項1〜4の何れか一項に記載の保護カバーが取り付けられるブレーカであって、前記取付部を保持するブレーカ側保持部を備える ことを特徴とするブレーカ。請求項1〜4の何れか一項に記載の保護カバーが取り付けられる漏電検出装置であって、前記取付部を保持する検出装置側保持部を備える ことを特徴とする漏電検出装置。請求項1〜4の何れか一項に記載の保護カバーと、前記ブレーカと、前記漏電検出装置とを備える ことを特徴とする漏電保護装置。前記ブレーカは、前記取付部を保持するブレーカ側保持部を備える ことを特徴とする請求項7に記載の漏電保護装置。前記漏電検出装置は、前記取付部を保持する検出装置側保持部を備える ことを特徴とする請求項7または8に記載の漏電保護装置。

说明书全文

本発明は、保護カバー、ブレーカ、漏電検出装置、および漏電保護装置に関し、特にブレーカと漏電検出装置とで構成される漏電保護装置に用いられる保護カバー、この保護カバーが取り付けられるブレーカと、漏電検出装置と、漏電保護装置に関する。

従来例として、特許文献1記載の漏電ブレーカを例示する。従来、漏電を検知すると、電路を遮断する漏電ブレーカが提供されている。特許文献1に記載の漏電ブレーカは、住宅用分電盤などに使用される漏電ブレーカであって、漏電検知ブロックと、回路遮断ブロックとを連接して構成されている。

特開2010−251251号公報

ところで、従来の漏電ブレーカによっては、漏電検知ブロックと、回路遮断ブロックとを接続する接続バーが筐体から露出して配線されている場合がある。このような漏電ブレーカにおいて、接続バーが常に筐体から露出した状態で設置されていると、使用者などが接続バーに直接触れてしまう可能性がある。また、従来、使用者などから接続バーの接続および接続状態の確認を容易に行える漏電ブレーカが要望されていた。そこで、使用者などが接続バーに直接触れることができず、かつ接続バーの接続および接続状態の確認が容易に行うことができる漏電ブレーカが要望されている。

本発明は、上記事由に鑑みてなされており、接続バーを保護し、かつ配線作業を容易に行うことができる保護カバー、ブレーカ、漏電検出装置、および漏電保護装置を提供することを目的とする。

本発明の保護カバーは、ブレーカと接続バーによって前記ブレーカと電気的に接続される漏電検出装置とが組み合わされてなり、前記漏電検出装置に流れる電流を監視して漏電を検出すると、前記ブレーカを開極させるように構成される漏電保護装置に用いられる保護カバーであって、前記ブレーカおよび前記漏電検出装置と別体に形成され、前記接続バーにおいて前記ブレーカおよび前記漏電検出装置から露出する部分である露出部を覆うカバー本体と、前記ブレーカと前記漏電検出装置との少なくとも一方に取り付けられる取付部とを備えることを特徴とする。

本発明のブレーカは、上述の保護カバーが取り付けられるブレーカであって、前記取付部を保持するブレーカ側保持部を備えることを特徴とする。

本発明の漏電検出装置は、上述の保護カバーが取り付けられる漏電検出装置であって、前記取付部を保持する検出装置側保持部を備えることを特徴とする。

本発明の漏電保護装置は、上述の保護カバーと、前記ブレーカと、前記漏電検出装置とを備えることを特徴とする。

本発明の保護カバー、ブレーカ、漏電検出装置、および漏電保護装置は、接続バーを保護し、かつ配線作業を容易に行うことができるという効果がある。

本実施形態に係る漏電保護装置を示す斜視図である。

本実施形態に係る漏電保護装置を示し、後側から見た斜視図である。

本実施形態に係る漏電保護装置を示し、保護カバーを外した状態の斜視図である。

本実施形態に係るブレーカを示す斜視図である。

本実施形態に係る漏電検出装置の要部を示す平面図である。

本実施形態に係る漏電検出装置を示す斜視図である。

本実施形態に係る接続バーの配置を示す平面図である。

本実施形態に係る保護カバーを示し、裏面側から見た斜視図である。

本実施形態に係る漏電検出装置の要部を示す斜視図である。

本実施形態に係る漏電検出装置と保護カバーを示す後側から見た斜視図である。

以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照にして詳細に説明する。なお、以下の説明で特に断りがない限り、図1に示す向きにおいて、左右方向、上下方向、および前後方向を規定するが、使用形態を限定する趣旨ではない。

本実施形態の漏電保護装置1は、住宅などに設置され、系統電源と負荷との間の電路において、負荷側の漏電を検出すると、当該電路を遮断するように構成されている。

漏電保護装置1は、図1に示すように、ブレーカ2と、漏電検出装置3と、保護カバー4とで構成される。

ブレーカ2は、図2〜図4に示すように、ブレーカ筐体21と、ブレーカ筐体21の後側に設けられる複数の一次側端子部22(図示では4つ)(図2参照)と、ブレーカ筐体21の前側に設けられる複数の二次側端子部23(図示では4つ)(図3参照)とを備える。さらに、ブレーカ2は、ブレーカ筐体21の上部に設けられるハンドル25と、連動ピン26と、ブレーカ筐体21内に設けられる接点部とを備える(図4参照)。

ブレーカ筐体21は、図3に示すように、樹脂製の材料によって、左右方向から見て凸型に形成されている。ブレーカ筐体21の下面には、ブレーカ2がDINレールなどに取り付けられるための凹部211が設けられる。また、ブレーカ筐体21の下部には、2つの操作片212が設けられる。2つの操作片212は、ブレーカ筐体21の前面から一部突出するように形成される。2つの操作片212が、例えば前側に引っ張られるなどの操作が行われることで、ブレーカ2は、DINレールに係止された状態から解除される。

複数の一次側端子部22のそれぞれは、図2に示すように、挿通孔221と、端子ねじ222と、ねじ挿通孔223とを備えており、さらに端子板および端子金具も有している。複数の一次側端子部22のそれぞれには、系統電源側の電路(4線の電源ケーブル)が接続される。つまり、複数の挿通孔221には、対応する当該電源ケーブルのそれぞれの一端が挿通される。当該電源ケーブルのそれぞれは、ねじ挿通孔223に挿通されている端子ねじ222が締め込まれることによって、端子金具と端子板との間に挟み込まれて一次側端子部22に固定される。このようにして、ブレーカ2は、系統電源と電気的に接続される。

複数の二次側端子部23のそれぞれは、図3に示すように、挿通孔231と、端子ねじ232と、ねじ挿通孔233とを備えており、さらに端子板および端子金具も有している。複数の二次側端子部23のそれぞれには、後に説明する接続バー5のバー片51(図示では4本)のそれぞれが接続される。バー片51のそれぞれの一端51aは、対応する挿通孔231に挿通され、ねじ挿通孔233に挿通されている端子ねじ232が締め込まれることによって、端子金具と端子板との間に挟み込まれて二次側端子部23に固定される。

接点部は、一次側端子部22と二次側端子部23との間に設けられ、開極または閉極することで一次側端子部22と二次側端子部23との間の電路を導通または遮断するように構成される。

ブレーカ2は、接点部を強制的に開極してトリップさせるトリップ機構をさらに備える。

ハンドル25は、ブレーカ2の上部に設けられ、操作片251を備える。操作片251は、前後方向に操作可能に構成される。接点部は、操作片251が前後方向に操作されることで、開極の状態(開極状態)から閉極の状態(閉極状態)へ、または閉極状態から開極状態へ切り換えられる。なお、本実施形態のブレーカ2において、操作片251が前側に位置している場合を、開極状態(電路が遮断している状態)とする。また、操作片251が後側に位置している場合を、閉極状態(電路が導通している状態)とする。

連動ピン26は、図4に示すように、一端側がブレーカ筐体21の外側に露出するように、他端側がブレーカ筐体21の内部に組み込まれている。連動ピン26は、左右方向を回転軸として回転移動することで、トリップ機構のラッチ状態を解除する。

漏電検出装置3は、図1、図5〜図7に示すように、検出装置筐体31と、検出装置筐体31に設けられる負荷側端子部32と、漏電検出部33と、駆動部37と、接続バー5と、係止片34と、2つの引掛片35と、ハンドル36とを備える。

検出装置筐体31は、図1に示すように、樹脂製の材料によって、左右方向から見て凸型に形成されている。検出装置筐体31の下面には、漏電検出装置3をDINレールなどに取り付けるための凹部311が設けられる。また、検出装置筐体31の下部には、操作片312が設けられる。操作片312は、検出装置筐体31の前面から一部突出するように形成される。操作片312が、例えば前側に引っ張られるなどの操作が行われることで、漏電検出装置3は、DINレールに係止された状態から解除される。

負荷側端子部32(図示では4つ)は、図5および図6に示すように、検出装置筐体31の前側に形成され、挿通孔321と、端子ねじ322と、端子板323と、ねじ挿通孔324とを備えており、さらに端子金具も有する。負荷側端子部32は、ケーブル(4本)を介して例えば分岐ブレーカに電気的に接続される。当該ケーブルのそれぞれの一端は、対応する挿通孔321に挿入され、ねじ挿通孔324に挿通される端子ねじ322が締め込まれることによって、端子金具と端子板323との間に挟み込まれて負荷側端子部32に固定される。

接続バー5は、図6に示すように、電気伝導性を有する材料によって棒状に形成された複数のバー片51(図示では4本)で構成される。4本のバー片51のそれぞれは、図7に示すように、検出装置筐体31の内部に配設されている部分がU字状に形成され、検出装置筐体31の前面から外部に配出される。4本のバー片51のそれぞれは、他端51bが対応する端子板323に溶着されることで、負荷側端子部32と電気的に接続される。4つのバー片51のそれぞれは、図3および図6に示すように、一端51aが二次側端子部23に接続されている状態で、検出装置筐体31およびブレーカ筐体21の外側に配設される露出部511を有する。このとき、露出部511は、上下方向に、それぞれの間に隙間が生じるように並んで配置される。さらに、4本のバー片51のそれぞれは、一端51a側が対応する挿通孔231に挿通されるように、左右方向において異なる場所で後方向に折れ曲がるように形成される。

漏電検出部33は、図5に示すように、零相変流器(ZCT)(Zero phase Current Transformer)331、2つの基板332などによって構成される。ZCT331は、コアの中心にケーブルが通され、漏電が生じると二次巻線に電圧が発生するように構成されている。つまり、接続バー5がZCT331のコアの中心に通され、負荷側に漏電が生じた場合、二次巻線には電圧が発生する。基板332には、少なくとも、二次巻線に発生した電圧を増幅するための回路部品が実装されている。

駆動部37は、連動リンクを有する。連動リンクには、連動ピン26の一端側が挿入される挿入孔が設けられている。駆動部37は、漏電検出部33が漏電を検出すると、基板332に実装される回路部品などによって増幅された当該電圧によって、連動リンクを回転させるように構成されている。駆動部37は、連動リンクを回転させることで、連動ピン26も同様に回転させるように構成されている。

ハンドル36は、図6に示すように、検出装置筐体31の上部に設けられ、操作片361と、操作片251に設けられる孔に差し込まれるピン362とを備える。操作片361は、操作片251が前後方向に操作されると、操作片251の動きと連動するように構成される。

係止片34は、検出装置筐体31の左側の側面313、つまり、ブレーカ2と接する面から突出し、先端にブレーカ2に形成される係止溝に係り合う係止爪341が形成されている。

また、2つの引掛片35は、検出装置筐体31の左側の側面313、つまり、ブレーカ2と接する面に形成され、ブレーカ2に形成される引掛孔に引掛けられる。

漏電検出装置3は、係止片34と2つの引掛片35とによって、ブレーカ2に取り付けられる。

ところで、前側に位置している操作片251が後側に操作されると、接点部は、開極している状態から閉極する状態へ切り換えられることができる。つまり、操作片251を前側から後側へ操作されると、電路が遮断状態から導通状態に切り替わる。電路が導通している状態において、負荷側で漏電が発生すると、漏電検出部33が漏電を検出する。漏電検出部33が漏電を検出すると、駆動部37が左右方向を回転軸とし、左側から見て時計回りに連動リンクを回転させることで連動ピン26を連動リンクと同様に回転させる(図4参照)。連動ピン26が回転することで、ブレーカ2に設けられているトリップ機構のラッチ状態が解除される。トリップ機構のラッチ状態が解除されることで、接点部が開極して一次側端子部22と二次側端子部23との間の電路は遮断される。このとき、操作片251は、後側から前側へ移動し、操作片361も後側から前側へ移動する。

ここで、電路を遮断状態から導通状態に戻す場合に、操作片251が前側から後側に操作されることで、操作片361も操作片251に連動して前側から後側に移動する。操作片361が前側から後側に移動することで、駆動部37が、左右方向を回転軸とし、左側から見て反時計回りに連動リンクを回転させることで、連動ピン26を反時計回りに回転させる。このようにして、接点部は、開極状態から閉極状態に切り替わり、電路が導通する。

保護カバー4は、図1、図3、および図8に示すように、樹脂製の材料によって、検出装置筐体31の前面と面一になるように断面がL字状に形成されるカバー本体41を備える。保護カバー4は、ブレーカ筐体21に取り付けるための2つの取付部421と、検出装置筐体31に取り付けるための取付部422とをさらに備える。

保護カバー4は、ブレーカ2および漏電検出装置3と別体に形成され、露出部511と、二次側端子部23のねじ挿通孔233の上方を覆うように形成される(図3参照)。なお、以下の説明において、露出部511および端子ねじ232のねじ頭と対向するカバー本体41の面を裏面とする。

2つの取付部421は、図8に示すように、カバー本体41の裏面上側に四錐台に形成される。ブレーカ2は、2つの取付部421が保持されるブレーカ側保持部24を備える。ブレーカ側保持部24は、ねじ挿通孔233のうち左右方向の両端の2つである(図3参照)。2つの取付部421がブレーカ側保持部24の縁に引掛けられることで、保護カバー4は、ブレーカ筐体21に取り付けられて保持される。

取付部422は、図8に示すように、カバー本体41の裏面下側から後方に突出するように形成される。取付部422の先端には、四角錐台の引掛部422aが形成されている。漏電検出装置3は、図9に示すように、取付部422が取り付けられる検出装置側保持部314を備える。検出装置側保持部314は、引掛部422aが引掛けられる引掛孔314aを有する。引掛部422aが引掛孔314aに引掛けられることで、保護カバー4は、検出装置筐体31に取り付けられて保持される。

カバー本体41の裏面には、図8および図10に示すように、露出部511を覆った状態で、露出部511の間を仕切る複数の壁部411が形成される。複数の壁部411のそれぞれは、露出部511のそれぞれに沿うように形成される。

さらに、複数の壁部411には、4本のバー片51のそれぞれを保持するバー片保持部43が設けられる。バー片保持部43は、対向する一対の壁部411の一方(下方)の壁部411の先端(後端)から突出する第1保持爪431と他方(上方)の壁部411の先端(後端)から突出する一対の第2保持爪432とで構成される。4本のバー片51のそれぞれは、第1保持爪431と一対の第2保持爪432によって、挟み込まれて保護カバー4に保持される。このように、バー片51のそれぞれがカバー本体41に保持されることで、保護カバー4がブレーカ2および漏電検出装置3から容易に外れないようになる。

このように、本実施形態の保護カバー4は、露出部511を覆うことで接続バー5を保護することが可能である。

ところで、従来、漏電検出装置に保護カバーが一体化されて形成されている漏電保護装置があった。このような一体型の保護カバーは、ブレーカと漏電検出装置が組み合わされた状態で作業者が接続バーを二次側端子部に結線できるように、上面が開閉自在に形成されていた。この場合、保護カバーと二次側端子部周辺のスペースが制限され、接続バーを前方に引っ張ることで、接続バーが二次側端子部に固定されているか否かを確認することが困難であった。

ここで、ブレーカ2および漏電検出装置3と別体に形成される本実施形態の保護カバー4を使用した場合の接続バー5の配線処理について説明する。

作業者は、バー片51のそれぞれの他端51bが予め端子板323に溶着されている漏電検出装置3をブレーカ2に、係止片34および2つの引掛片35を使用して接続する。そして、作業者は、バー片51のそれぞれの一端51aを挿通孔231に挿通してねじ挿通孔233に挿通される端子ねじ232を締め込むことによって、バー片51のそれぞれを二次側端子部23固定する。次に作業者は、露出部511を前方に引っ張ることで、接続バー5が二次側端子部23に固定されていることを確認する。このとき、露出部511の前方には保護カバー4がないので、作業者は、露出部511を容易に前方に引っ張ることができる。最後に、作業者は、2つの取付部421をブレーカ側保持部24、および取付部422を検出装置側保持部314に取り付けることで、保護カバー4をブレーカ2および漏電検出装置3に取り付ける。

本実施形態の保護カバー4は、ブレーカ2および漏電検出装置3と別体に形成されているので、作業者は、露出部511を前方に引っ張ることができ、接続バー5が二次側端子部23に固定されていることを容易に確認することができる。

なお、保護カバー4は、2つの取付部421と取付部422とのどちらか一方だけを備え、ブレーカ2と漏電検出装置3とのどちらか一方に取り付けられてもよい。

本実施形態の保護カバー4は、ブレーカ2と接続バー5によってブレーカ2と電気的に接続される漏電検出装置3とが組み合わされてなり、漏電検出装置3に流れる電流を監視して漏電を検出すると、ブレーカ2を開極させるように構成される漏電保護装置1に用いられる保護カバーである。保護カバー4は、ブレーカ2および漏電検出装置3と別体に形成される。保護カバー4は、接続バー5においてブレーカ2および漏電検出装置3から露出する部分である露出部511を覆うカバー本体41と、ブレーカ2と漏電検出装置3との少なくとも一方に取り付けられる取付部421,422とを備える。

本実施形態の保護カバー4は、上述のように構成されるので、接続バー5を保護し、かつ配線作業を容易に行うことができる。

本実施形態の保護カバー4において、接続バー5は、複数のバー片51からなり、ブレーカ2のカバー本体41に覆われる部分に、複数のバー片51が並んで配置されることが好ましい。カバー本体41には、露出部511を覆った状態で複数のバー片51の間を仕切る壁部411が形成されることが好ましい。

本実施形態の保護カバー4が上述のように構成されると、隣り合うバー片51が接触することを防止することができる。

本実施形態の保護カバー4において、壁部411には、複数のバー片51のそれぞれを保持するバー片保持部43が設けられることが好ましい。

本実施形態の保護カバー4において、バー片保持部43は、壁部411から突出する1つ以上の係止爪431,432で構成されることが好ましい。

本実施形態の保護カバー4が上述のように形成されると、バー片51が保護カバー4に保持されることで、保護カバー4がブレーカ2および漏電検出装置3からより外れ難くすることができる。

本実施形態のブレーカ2は、保護カバー4が取り付けられるブレーカ2であって、取付部421を保持するブレーカ側保持部24を備える。

本実施形態のブレーカ2は上述のように構成されるので、接続バー5を保護し、かつ配線作業を容易に行うことができる。さらに、保護カバー4がよりブレーカ2からより外れ難くなる。

本実施形態の漏電検出装置3は、保護カバー4が取り付けられる漏電検出装置3であって、取付部422を保持する検出装置側保持部314を備える。

本実施形態の漏電検出装置3は上述のように構成されるので、接続バー5を保護し、かつ配線作業を容易に行うことができる。さらに、保護カバー4がより漏電検出装置3からより外れ難くなる。

本実施形態の漏電保護装置1は、保護カバー4と、ブレーカ2と、漏電検出装置3とを備える。

本実施形態の漏電保護装置1は上述のように構成されるので、接続バー5を保護し、かつ配線作業を容易に行うことができる。

本実施形態の漏電保護装置1において、ブレーカ2は、取付部421を保持するブレーカ側保持部24を備えることが好ましい。

本実施形態の漏電保護装置1が上述のように構成されると、保護カバー4がよりブレーカ2からより外れ難くなる。

本実施形態の漏電保護装置1において、漏電検出装置3は、取付部422を保持する検出装置側保持部314を備えることが好ましい。

本実施形態の漏電保護装置1が上述のように構成されると、保護カバー4がより漏電検出装置3からより外れ難くなる。

1 漏電保護装置 2 ブレーカ 24 ブレーカ側保持部 3 漏電検出装置 314 検出装置側保持部 4 保護カバー 41 カバー本体 411 壁部 421,422 取付部 43 バー片保持部 431,432 係止爪 5 接続バー 51 バー片 511 露出部

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