首页 / 国际专利分类库 / 电学 / 基本电气元件 / 电开关;继电器;选择器;紧急保护装置 / 过电流动作并需单独复位动作的过负荷保护断路开关(H01H73/00,H01H75/00优先) / サーキットブレーカ、サーキットブレーカターミナルラグカバー及びターミナルラグの保護方法

サーキットブレーカ、サーキットブレーカターミナルラグカバー及びターミナルラグの保護方法

申请号 JP2014545918 申请日 2012-11-16 公开(公告)号 JP2015503206A 公开(公告)日 2015-01-29
申请人 イートン コーポレーションEaton Corporation; イートン コーポレーションEaton Corporation; 发明人 シスレイ,ジェームス,ピー; メルク,ポール,エー; ムエラー,ロバート,ダブリュー;
摘要 本発明のサーキットブレーカターミナルラグカバー(1)は、サーキットブレーカターミナルラグ(2)を機械的に保持することで、該ターミナルラグを劣化又は腐食から保護すると共に、前記ターミナルラグは、複数のケーブルをサーキットブレーカ(3)に固定するための複数のターミナルラグスクリュー(5)を含むものである。ターミナルラグカバーは、前記ターミナルラグから熱を放出し、又は、ターミナルラグからイオン化されたガスを隔離するように構成された、複数の側部(11、12、13、14)を有する。又、少なくとも一つの側部(12、13)は、前記サーキットブレーカターミナルラグに対して機械的に前記ターミナルラグカバーを保持するための複数の保持部材(8、9)を含んでいる。少なくとも一つの側部(10)は、前記複数のターミナルラグスクリューを挿通させるための挿通孔(6)を含んでいる。
权利要求
  • サーキットブレーカターミナルラグ(2)を機械的に保持することで、該ターミナルラグを劣化又は腐食から保護すると共に、前記ターミナルラグは、複数のケーブルをサーキットブレーカに固定するための複数のターミナルラグスクリュー(5)を含む、サーキットブレーカターミナルラグカバーであって、該ターミナルラグカバーは、
    前記ターミナルラグから熱を放出し、又は、ターミナルラグからイオン化されたガスを隔離するように構成された、複数の側部(11、12、13、14)を有し、
    少なくとも一つの側部(12、13)は、前記サーキットブレーカターミナルラグに対して機械的に前記ターミナルラグカバーを保持するための複数の保持部材(8、9)を含んでおり、
    少なくとも一つの側部(10)は、前記複数のターミナルラグスクリューを挿通させるための挿通孔(6)を含んでいることを特徴とするサーキットブレーカターミナルラグカバー(1)。
  • 前記複数のターミナルラグスクリューは、前記ターミナルラグの頂部又は後部と係合するように構成された、複数の保持クリップ(8、9)を含むことを特徴とする請求項1記載のサーキットブレーカターミナルラグカバー(1)。
  • 前記複数の保持クリップ(9)は、前記ターミナルラグの後部の垂直方向の所定長さの部分に掛り係合することを特徴とする請求項2記載のサーキットブレーカターミナルラグカバー(1)。
  • 前記ターミナルラグの後部の垂直方向の所定長さの部分は、面取り端部14であり、前記複数の保持クリップは、前記面取り端部に対し機械的に係合可能に構成されていることを特徴とする請求項3記載のサーキットブレーカターミナルラグカバー(1)。
  • 請求項1記載のサーキットブレーカターミナルラグ(2)と、前記サーキットブレーカターミナルラグを機械的に保持するサーキットブレーカターミナルラグカバー(1)と、を含むサーキットブレーカ(3)を備えるサーキットブレーカ装置(4)。
  • 前記複数の側部は四つの側部(11、12、13、14)であり、前記複数の保持部材は、前記ターミナルラグカバーを前記ターミナルラグに係合させる複数の保持クリップ(8、9)であることを特徴とする請求項5記載のサーキットブレーカ装置(4)。
  • 前記複数の側部は、前部(10)、底部(11)、及び、二つの対向する側部(12、13)を含み、前記二つの対向する側部の各々が前記前部及び前記底部に係合されており、前記ターミナルラグカバーは、前記前部、前記底部、及び、前記ターミナルラグの二つの対向する側部に対して密に係合し、前記ターミナルラグカバーと前記ターミナルラグとの物理的接触により、前記ターミナルラグカバーによる前記ターミナルラグ及び複数のケーブルからの熱の放出、又は、前記ターミナルラグからのイオン化されたガスを隔離するものである請求項5記載のサーキットブレーカ装置(4)。
  • 前記複数の保持部材は、前記ターミナルラグの頂部及び後部と係合する保持クリップ(8、9)であることを特徴とする請求項5記載のサーキットブレーカ装置(4)。
  • 複数の保持クリップ(9)は、前記ターミナルラグの後部の垂直方向の所定長さの部分に掛り係合し、前記ターミナルラグの後部の垂直方向の所定長さの部分は、面取り端部(14)であり、前記複数の保持クリップは、前記面取り端部に対し機械的に係合可能に構成されていることを特徴とする請求項5記載のサーキットブレーカ装置(4)。
  • 前記ターミナルラグカバーは、前記サーキットブレーカの外部において前記ターミナルラグに係合し、前記ターミナルラグは、前記サーキットブレーカから取り外し可能であり、前記ターミナルラグと前記ターミナルラグカバーとの係合部は、前記サーキットブレーカの外部に位置していることを特徴とする請求項5記載のサーキットブレーカ装置(4)。
  • サーキットブレーカターミナルラグ(2)を劣化又は腐食から保護するための方法であって、前記サーキットブレーカターミナルラグは、サーキットブレーカに対して複数のケーブルを固定するためのターミナルラグスクリュー(5)を含み、前記サーキットブレーカはターミナルラグ(2)を備え、
    前記ターミナルラグを劣化又は腐食から保護するために、サーキットブレーカターミナルラグに対してサーキットブレーカターミナルラグカバー(1)を機械的に保持し、
    サーキットブレーカターミナルラグカバーに、ターミナルラグから熱を放出させ、ターミナルラグからイオン化されたガスを隔離するように構成された、複数の側部(10、11、12、13)を設け、
    少なくとも一つの側部(12、13)は、ターミナルラグカバーをサーキットブレーカターミナルラグに対して機械的に保持するための複数の保持部材(8、9)を含み、
    少なくとも一つの側部(10)に、複数のターミナルラグスクリューを挿通させるための挿通孔(6)を設けることを特徴とする方法。
  • 前記ターミナルラグカバーを、前記ターミナルラグに対して、複数の側部(12、13)の複数の保持クリップ(8、9)により係合させることを特徴とする請求項11記載の方法。
  • 前記保持クリップ(8、9)を前記ターミナルラグの頂部又は後部に係合させることを特徴とする請求項12記載の方法。
  • 前記側部として四つの側部(10、11、12、13)を設け、
    前記ターミナルラグカバーの四つの側部を、前記ターミナルラグの前部(16)、底部(1)及び二つの対向する側部18、19に密着させ、ターミナルラグカバー1とターミナルラグ2とが物理的に接触することで、前記ターミナルラグ及び複数のケーブルから熱を除去し、又は、前記ターミナルラグからイオン化されたガスを隔離することを特徴とする請求項11記載の方法。
  • 複数の保持クリップ(9)を前記ターミナルラグの後部に係合させ、
    複数の保持クリップを、前記ターミナルラグの後部の垂直方向の所定長さの部分に掛り係合させ、
    前記ターミナルラグの後部の垂直方向の所定長さの部分を、面取り端部(14)として構成し、前記複数の保持クリップを、前記面取り端部に対し機械的に係合させることを特徴とする請求項12記載の方法。
  • 说明书全文

    本出願の請求項に係る発明は、2011年12月12日付出願の米国特許出願番号61/569,726号を基礎とするものであり、当該出願の内容は本出願にも適用されるものである。
    本発明は、概略的には、熱及び腐食から保護するための技術的思想に関して開示するものであり、より具体的には、サーキットブレーカターミナル、ターミナルスクリューのねじ山、接続ケーブル等々を、高温のガスに起因する熱及び腐食から保護するための手段に関するものである。 本発明が開示する技術的思想は、更にサーキットブレーカに関連するものである。 更には、サーキットブレーカターミナル、ターミナルスクリューのねじ山、接続ケーブル等々の保護方法に関する技術的思想についても、開示するものである。

    サーキットブレーカは、電回路において、過負荷又は短絡が検知された場合に、電流を遮断する機能を有するものである。 サーキットブレーカによって過負荷又は電流短絡を阻止する際に、アークが発生して、高温の排気ガスが発生する。 この、イオン化された排気ガスは、腐食を招き、サーキットブレーカのターミナルラグにダメージを与えるものである。 加えて、加熱された排気ガスは、ターミナルラグ上で接続ケーブルを溶かすことで、ターミナルラグにダメージを与えるものである。 ターミナルラグの腐食にケーブル素材の溶融が組み合わさることで、ターミナルラグのねじ山は、ねじ山とターミナルラグとの使用が不可能となるようなダメージを受けることとなる。

    サーキットブレーカに接続されたケーブルがターミナルラグ上で溶融すると、ケーブルを取り外すことが困難となり、一般的には、損傷したケーブルを切断して対処することとなる。 加えて、腐食及びケーブル溶融は、ターミナルラグ及びねじ山の使用が不可能な程度に、サーキットブレーカのターミナルラグの品質の劣化を招き、通常は、ターミナルラグを交換して対処することとなり、時折、サーキットブレーカ全体の交換に至ることもある。 この問題と関連する試みが、米国特許番号第5,111,008号に開示されている。 しかしながら、本特許による開示は、市販のサーキットブレーカ及びターミナルラグの間の接続に適用することが、容易でないことが難点となる。

    又、いくつかのサーキットブレーカ製造者による製品は、「ターミナルシールド」を有している。 これらのシールドは、以下に詳述する装置と混同されるものではない。 それらに開示された技術的思想は、サーキットブレーカの内部(internal phase)と、その他の部分(another phase)より飛来するアークから、両方の部位(each phase)を保護するように配置された「ターミナルシールド」とは、一線を画するものである。 このようなターミナルシールドは、外部サーキットブレーカターミナルラグと、接続ケーブルとを、上述の事象から適切に保護するには、支障があると考えられる。

    従って、上述のごときターミナルラグの品質の劣化又は腐食を回避することが可能な方法、装置及び手段についての、技術的要請が存在している。
    すなわち、サーキットブレーカには、いまだ進歩の余地がある。
    又、サーキットブレーカのターミナルラグにも、いまだ進歩の余地がある。
    更には、サーキットブレーカのターミナルラグの保護の方法には、更なる進歩の余地がある。

    上記課題その他は、本発明の実施の形態に開示される技術的思想によって対処されるものであり、サーキットブレーカターミナルラグカバー及び複数の接続されたケーブルは、サーキットブレーカターミナルラグによって、劣化又は腐食(例えば、これに限定されるものではないが、熱及び/又はイオン化された排気ガスに起因する)から保護される。

    本説明に開示される技術的思想の一つによれば、サーキットブレーカターミナルラグカバーは、サーキットブレーカターミナルラグを機械的に保持(mechanically secure)するものであり、ターミナルラグを劣化又は腐食から保護(protect)するものである。 そして、ターミナルラグは、複数のケーブルをサーキットブレーカに保持するための複数のターミナルラグスクリューを含んでいる。 ターミナルラグカバーは、ターミナルラグから熱を放出し、又は、ターミナルラグからイオン化されたガスを隔離(deflect)するように構成された、複数の側部を有し、少なくとも一つの側部は、サーキットブレーカターミナルラグに対してターミナルラグカバーを機械的に保持するための複数の保持部材を含んでおり、更には、少なくとも一つの側部は、複数のターミナルラグスクリューを挿通させるための挿通孔を含んでいる。

    本説明に開示されるその他の技術的思想によれば、サーキットブレーカ装置は、複数のケーブルをサーキットブレーカに固定するための複数のターミナルラグスクリューを含むサーキットブレーカターミナルラグと、ターミナルラグを劣化又は腐食から保護するための、サーキットブレーカターミナルラグに機械的に保持されるサーキットブレーカターミナルラグカバーとを含み、ターミナルラグカバーは、ターミナルラグから熱を放出し、又は、ターミナルラグからイオン化されたガスを隔離するように構成された、複数の側部を含み、少なくとも一つの側部は、ターミナルラグカバーをサーキットブレーカターミナルラグに対して機械的に保持する複数の保持部材を含み、側部の一つは、複数のターミナルラグスクリューの挿通を可能とする挿通孔を含むものである。

    複数の側部は、前部、底部、及び、二つの対向する側部を含み、二つの対向する側部の各々が前部及び底部に係合されている。 ターミナルラグカバーは、前部、底部及びターミナルラグの二つの対向する側部に対して密に係合(fit snugly)し、ターミナルラグカバーとターミナルラグとの物理的接触により、ターミナルラグカバーによるターミナルラグ及び複数のケーブルからの熱の放出、又は、ターミナルラグからのイオン化されたガスの隔離を可能とするものである。

    本説明に開示されるその他の技術的思想は、サーキットブレーカターミナルラグを劣化又は腐食から保護するための方法に関するものである。 サーキットブレーカターミナルラグは、サーキットブレーカに対して複数のケーブルを固定するためのターミナルラグスクリューを含み、サーキットブレーカはターミナルラグを備えるものである。 本方法は、ターミナルラグを劣化又は腐食から保護するために、サーキットブレーカターミナルラグカバーをサーキットブレーカターミナルラグに対して機械的に固定し、サーキットブレーカターミナルラグカバーに、ターミナルラグから熱を放出させ、ターミナルラグからイオン化されたガスを隔離するように構成された、複数の側部を設け、少なくとも一つの側部は、ターミナルラグカバーをサーキットブレーカターミナルラグに対して機械的に固定するための複数の保持部材を含み、少なくとも一つの側部に、複数のターミナルラグスクリューを挿通させるための挿通孔を設けるものである。

    開示された技術的思想の完全な理解は、以下の添付図面を参照しながら、後述する本発明の実施の形態を参酌することにより得られるものである。

    図1は、本発明の実施の形態に係る、サーキットブレーカターミナルラグ及びターミナルラグカバーを含むエレクトリカルサーキットブレーカの、要部分解斜視図である。

    図2は、図1に示されるターミナルラグ及びターミナルラグカバーの分解斜視図である。

    図3は、図2に示されるターミナルラグに対し機械的に連結されかつ組み込まれ、完成状態に組み付けられたターミナルラグカバーの側面図である。

    図4は、図1から図3に示されるターミナルラグに対し機械的に固定されかつ組み込まれたターミナルラグカバーの正面図である。

    図5は、図1から図4に示されるターミナルラグに対し機械的に固定されかつ組み込まれたターミナルラグカバーの上面図である。

    図6は、図5に示されるターミナルラグに対し固定されたターミナルラグカバーの上面図であり、ターミナルラグ及びターミナルラグカバーを拡大図示したものである。

    本説明における用語「数」は、1又は1以上の整数(即ち、複数)の意味で用いられている。
    又、本説明において、二つもしくはそれ以上の部材が、互いに「接続」され、「係合」され又は「固定」された状態とは、互いに直接的に、又は、1又はそれ以上の中間部材を介して係合される状態を意味するものである。 更に、二つもしくはそれ以上の部品が「当接」している状態とは、部材同士が直接的に係合している状態を意味するものである。

    本説明における用語「サーキットブレーカ」は、所定数の機械的/電気的故障状態の存在又は発生を受けて、電気回路を流れる電流を遮断する、複数の電気スイッチ又は回路断続器を意味するものである。
    本説明おける用語「サーキットブレーカターミナル」は、サーキットブレーカに対して複数の回路ケーブルの接続を可能とする、サーキットブレーカの構成要素を意味するものである。
    本説明における用語「サーキットブレーカターミナルラグ」又は「ターミナルラグ」は、サーキットブレーカが具備する物理的構成要素を意味するものである。

    本説明おける用語「孔」は、あるもの(something)を貫通する開口、あるものの欠落した空間、又は、あるものを貫通する孔を意味するものである。
    本説明における用語「挿通孔」は、なんらかのもの(something else)を、あるものに貫通し又は挿通する孔を意味するものである。
    本説明における用語「スクリュー」は、簡単な機械要素であって、らせん状の溝を含む傾斜面を備えた中実の円柱構造をなし、相補的な溝が形成された中空円筒に係合するものである。 又、らせん状の溝が形成された釘状又は棒状の部材であって、回転させることにより、相補的な溝が形成された中空円筒部材と係合するものである。 若しくは、筋又はらせん状の溝が形成されたファスナーであって、回転させることにより、相補的な筋又は溝が形成されたターミナルラグと係合するものである。
    本説明における用語「ケーブル」は、複数の独立した導電体からなる回路導電体を意味するものである。

    本説明は、アーク発生時に生じるイオン化されたガスに起因する過度の熱を受けることによる、故障、劣化、腐食及び起こり得る交換から、サーキットブレーカを保護するための、進歩した装置及び手段に関する技術的思想を開示するものである。 ここで説明するサーキットブレーカターミナルラグにより、サーキットブレーカの製品寿命を伸ばすものである。
    ここに開示される技術的思想を装置及び手段に適用することで、熱エネルギー及び/又はイオン化された排気ガスは、効率的かつ効果的に、サーキットブレーカ及びそれに接続されるケーブルから、処理され又は隔離される。

    図1には、本発明の実施の形態に係る、サーキットブレーカターミナルラグ2及びターミナルラグカバー1を含む、エレクトリカルサーキットブレーカ3が、斜視図で示されている。 エレクトリカルサーキットブレーカ3、複数のサーキットブレーカターミナルラグ2及び複数のターミナルラグカバー1は、サーキットブレーカ装置4を構成するものである。 例示のサーキットブレーカ3は、六つのサーキットブレーカターミナルが示されているが、開示された技術的思想は、サーキットブレーカへの異なる数のサーキットブレーカターミナルの適用も含まれるものである。 図1の例では、三つのターミナルがサーキットブレーカ3の頂部に配置され(図1参照)、三つのターミナルがサーキットブレーカ3の底部に配置されている(図1参照)。 五つのサーキットブレーカターミナルが組み付けられた態様で図示され、ターミナルラグカバー1は、ターミナルラグ2に固定されている。 ターミナルラグ2(図1には、一つのみ示されているが、各サーキットブレーカターミナルにターミナルラグ2を備えることが理解されるであろう。)及び結合する対応のターミナルラグカバー1は、図1に示される六つのターミナルアッセンブリのうちの五つが、サーキットブレーカ3に取り付けられた態様で示されている。 図1に示される六つ目のターミナルアッセンブリは、ターミナルラグ2及びターミナルラグカバー1が分解された態様で示され、「非装着状態」(すなわち、サーキットブレーカ3から取り外された状態)で示されている。

    図1を参照すると、各ターミナルラグ2は複数のターミナルラグスクリュー5を含み、これらは、複数のサーキットブレーカケーブル(図示省略)をターミナルラグ2に固定するするために用いられる。 ターミナルラグカバー1は挿通孔6を含むものであり、これは、スクリュードライバその他のツール(図示省略)を用いてターミナルラグスクリュー5により複数のケーブル(図示省略)を締め付けることを可能とするものである。 図1に示される一実施形態によれば、ターミナルラグカバー1は下部フランジ7及び保持クリップ8を備えている。 下部フランジ7及び保持クリップ8は、ターミナルラグカバー1をターミナルラグ2に装着し、固定するために用いられる。

    ターミナルラグ2は、銅、アルミニウム又はその他の回路構成に適した導体によって構成することが可能である。
    ターミナルラグカバー1は、適切な熱可塑性素材(例えば、これに限定されるものではないが、レキサン(登録商標)500 10%ガラス含有率V0規格(10% glass filled V0 rated))により構成することが可能である。
    ターミナルラグカバー1は、サーキットブレーカ3の外側からターミナルラグ2の部分に結合するに適したものである。 ターミナルラグ2は、サーキットブレーカ3から取り外すことが可能である。 (図1中の)ターミナルラグ2及びターミナルラグカバー1の上部との互いの結合は、サーキットブレーカ3の外側でなされるものである。 ターミナルラグ2は、ターミナル装着スクリュー(図示省略)を介して、電気的かつ機械的に、サーキットブレーカ装置4の、一つの線又は負荷導体(図示省略)と接続する。

    図2には、ターミナルラグ2及びターミナルラグカバー1の分解斜視図が示されている。 図2に示されるように、ターミナルラグ2は、各ターミナルにケーブル(図示省略)を固定するために、二つのターミナルラグスクリュー5が用いられている。 図2に示される例では、更に、ターミナルラグカバー1は、保持クリップ(保持部材)8を含んでいる。 保持クリップ8は、ターミナルラグカバー1の頂部(図2参照)から延びるようにして設けられている。 図示の例では、ターミナルラグカバー1から延びる下部フランジ7を含んでいる。 挿通孔6は、図2に示されるように、ターミナルラグカバー1に設けられている。 挿通孔6は、ターミナルラグスクリュー5の挿通を可能とするものであり、ケーブル(図示省略)を、対応するサーキットブレーカ内に設けられたサーキットブレーカターミナル(図示省略)と係合させるために、交換可能に用いられる。

    図3には、ターミナルラグ2に対し、機械的に装着されかつ組み込まれた、ターミナルラグカバー1の側面図が示されている。 図3に示された例では、ターミナルラグ2の側面形状が明示されている。 本例では、ターミナルラグカバー1は、頂部(図3参照)保持クリップ8(図3には、一つの保持クリップ8のみ示されている。)を介して、ターミナルラグ2に対して密着するようにして固定されている。 ここに示されるターミナルラグカバー1の下部フランジ7(図3参照)は、図1及び図2に示されるように、ターミナルラグ2の下半分と接触する。 ターミナルラグカバー1は、ターミナルラグ2の前部16、底部17及び二つの対向する側部18、19(図2参照)に密着し、これによって、ターミナルラグカバー1とターミナルラグ2とが物理的に接触することで、ターミナルラグカバー1は、ターミナルラグ2及び複数のケーブル(図示省略)から熱を放出し、及び/又は、ターミナルラグ2からイオン化されたガスを隔離する。

    図4には、図1から図3に示されるターミナルラグ2に対し、機械的に固定されかつ組み込まれた、ターミナルラグカバー1の正面図(図1及び図4も参照)が示されている。 図4に例示されたターミナルラグカバー1には、四つの側部10、11、12、13と、図1から図3にも示される保持クリップ8と、ターミナルラグカバー1の前部10(図4参照)に配置された挿通孔6とが示されている。 図1及び図2に示されるように、挿通孔6は、スクリュードライバその他のツール(図示省略)をターミナルラグスクリュー5に接触させることを可能とするものである。 複数のターミナルラグスクリュー5は、複数のケーブル(図示省略)をターミナルラグ2に固定するために用いられるものである。

    図5には、図1から図4に示されるターミナルラグ2に対し機械的に固定されかつ組み込まれ、完全に組み付けられたターミナルラグカバー1の上面図(図1及び図5も参照)が示されている。 図3から図5を参照すると、ターミナルラグ2に固定されたターミナルラグカバー1の、四つの側面10、11、12、13のうちの三つの側面10、12、13が示されている。 保持クリップ8は、図1から図4にも示されるように、ターミナルラグカバー1をターミナルラグ2に対して固定する手助けをするものである。 図5に示される本発明の実施の形態に係るターミナルラグカバー1は、補完保持クリップ(保持部材)9を備えており、これは、ターミナルラグカバー1の後部の、垂直方向の所定長さの部分に掛るように、形成されている。 本実施の形態では、補完保持クリップ9は、補助的に、ターミナルラグカバー1をターミナルラグ2に装着し、機械的に固定するものである。 一つの実施形態では、補完保持クリップ9は、ターミナルラグ2の面取り端部(chamfered edge)14(その頂部が図6に最も明確に示されている)との受け部及び係合部であり、したがって、面取り端部14は補完保持クリップ9と機械的に係合するものとして構成されている。

    図6は、図5に示されるターミナルラグ2に対し固定されたターミナルラグカバー1の上面図(図1、図5、図6も参照)であり、ターミナルラグ及びターミナルラグカバーをより詳細に拡大図示したものである。 本実施の形態では、ターミナルラグ2の頂部(図1参照)は、ターミナルラグカバー1と機械的に係合している。 ターミナルラグカバー1の四つの側面10、11、12、13のうちの三つの側面10、12、13が示されており、保持クリップ8及び補完保持クリップ9がより明確に示されている。

    開示されたターミナルラグカバー1は、サーキットブレーカ3が、対応する電気回路(図示省略)を遮断した後に発生する、比較的高温の排気ガスに対して、ターミナルラグ2を保護するものである。 ターミナルラグカバー1は、サーキットブレーカ3から発生する高温のガスに起因するターミナル素材の溶融に伴う、ターミナルの腐食から、ターミナルラグ2を保護するものである。 これが無いと、ターミナル及びラグスクリュー溝は、ケーブルを交換するために切断することが必要なほどの、損傷を受けることとなるが、本説明に開示された解決手段によれば、簡単な補修で済むような回路損傷の度合いを超えた、潜在する高コストを招く補修を、回避することが可能となる。

    開示されたターミナルラグカバー1は、保持クリップ8及び/又は補完保持クリップ9によりカバーの所定部が保持されることで、サーキットブレーカターミナルラグ2の側面に装着される。 カバー1は、ケーブルを接続するために、複数のサーキットブレーカターミナルラグスクリュー5の挿通を可能としている。 カバー1は、従って、イオン化されたガスをターミナルラグ2の本体から隔離するものである。

    以上のように、本発明の一つの実施の形態によれば、上述のサーキットブレーカ3、サーキットブレーカターミナルラグ2、及び、ターミナルラグカバー1を含むものであることが理解されるであろう。 本説明において例示したターミナルラグカバーにおいては、四つの側面10、11、12、13に加え、下部フランジ7(図1参照)と、頂部に設けられた保持クリップ8(図1参照)、更には、後部に設けられた補完保持クリップ9(図1参照)、及び、ターミナルラグスクリュー5を挿通してターミナルに結合するための貫通孔6を備えるものである。 ターミナルラグカバー1の特徴は、ターミナルラグ2に確実に固定され、ターミナルラグ2から熱を放出し、接続ケーブル(図示省略)と物理的に当接する機能と、及び/又は、イオン化されたガスをターミナルラグ2から遮蔽する機能とを有するものである。 ガスが遮蔽され、これによって、ガスの熱によるターミナル素材と、ケーブルの絶縁素材及び導電性素材の溶融を防ぐものである。 好ましくは、ターミナルラグカバー1の構成素材には、難燃性成分(例えば、これに限定されるものではないが、難燃性V0規格素材)が含まれるものである。

    当業者であれば、例示されたような保持クリップ8及び/又は補完保持クリップ9を用いてターミナルラグカバー1をターミナルラグ2に固定するものとは、異なる機械的構成を用いることによっても、本発明の利点が見いだされるであろう。 又、当業者であれば、ターミナルラグカバー1の前部10(図1参照)に、例示されたような円形の貫通孔6を設け、ターミナルラグスクリュー5を、ターミナルラグカバーに挿通させるものとは、異なる形態の孔を用いることでも、本発明の利点が見いだされるであろう。 当業者であれば、ターミナルラグカバー1に、より多くの又はより少ない側面を与えることでも、本発明の利点が見いだされるであろう。 又、当業者であれば、下部フランジ7を、全て削除し、又はこれに置換して、ターミナルラグ2の(図1参照)下半分の全体に渡り伸ばし、かつ、ターミナルラグスクリューの挿通孔を付加する(図示省略)ように、形状及び外観変更することでも、本発明の利点が見いだされるであろう。

    本発明の実施の形態によれば、開示された技術的思想により、熱、イオン化されたガスによる劣化及び/又は腐食、若しくは接続ケーブルの溶融に対して保護することにより、サーキットブレーカターミナルラグ及び接続ケーブル(図示省略)の寿命を延ばすことが可能となる。 このようなターミナルラグカバー1の有利な特徴は、サーキットブレーカのメンテナンスコストの相当な抑制に寄与するものとなる。

    本説明には、サーキットブレーカターミナルラグカバー1が示されている。 しかしながら、このターミナルラグカバー1は、あくまでも一つの実施形態に係るものであり、この出願において例示されたものである。 従って、本説明において開示された具体的内容に限定されることなく、様々な変更やバリエーションが可能であることが、当業者に理解されるであろう。 従って、本願の請求項に記載の範囲内で、本説明に特に記述される、明らかにされた技術的思想が実施可能なものである。

    従って、本説明に開示された技術思想が、図示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって定められるものであることが理解されるであろう。 そのような個々の記載が特許請求の範囲を理解する要点でない限り、類似した特徴の例が特許請求の範囲においてそれらと同一であることが理解されるであろう。 いくつかの例では、請求項の構成要素と説明中の構成要素との意図された区別が、わずかに異なる用語を用いて強調されている。
    本説明に開示された概念は、モールド成形されたケースサーキットブレーカにより説明されているが、本願の開示する技術思想は、より広範囲のサーキットブレーカに及ぶものである。

    開示された技術思想の特定の具体的実施形態が詳述されているが、本説明の全体的な開示を考慮して、様々な修正とそれらの具体的態様に代わるものが開発され得ることが、当業者に理解されるであろう。 したがって、本説明に開示された特定の構成は、あくまでも図示上の便宜を考慮したものであり、本願発明の技術的思想がこれらに限定されることなく、特許請求の範囲と同等の範囲において、開示されているものであることが理解されるであろう。

    1:ターミナルラグカバー、 2:サーキットブレーカターミナルラグ、 3:エレクトリカルサーキットブレーカ、 4:サーキットブレーカ装置、 5:ターミナルラグスクリュー、 6:挿通孔、 7:下部フランジ、 8:保持クリップ、 9:補完保持クリップ、 14:面取り端部 16:前部、 17:底部、 18、19:側部

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