Standby power cut-off switch

申请号 JP2010533016 申请日 2008-11-18 公开(公告)号 JP2011503796A 公开(公告)日 2011-01-27
申请人 キム,ビョンホ; 发明人 キム,ビョンホ;
摘要 本発明は、TVセット、オーディオシステム、コンピュータなど電気製品に設けられて制御回路のオフ 信号 によりプラグを介して印加される外部電源が完全遮断(2極遮断)されるようにすることによりコンセントにおいてプラグを分離したのと同じ効果を奏して待機電 力 (微細電力)の消耗をなくし、電源のオンされるときに電気製品本体に2極の 端子 が同時に接点時に発生可能なスパーク及び電気製品の電気的衝撃を防止するように接点が順次的となる待機電力遮断用スイッチを提供する。 このような待機電力遮断用スイッチは、ハウジング12、オンボタン14、入力端子台20、開閉ユニット40、出力端子台100及びオフユニット110を備えてなる。 このとき、開閉ユニット40は第2入力端子24と接点される第2開閉端子44を有し、第1入力端子22と接点される第1開閉端子42を有し、第2開閉端子44及び第1開閉端子42が第2入力端子24及び第1入力端子22とそれぞれ接点及び分離されるようにする。 さらに、遅延ユニット80を介して電気製品の電源を入れるとき、まず第1入力端子22と第1出力端子102が電気的に連結接続され、第2出力端子104が第2入力端子24と電気的に連結接続されるようにすることにより電気製品に2極が同時に接点時に端子において発生可能なスパーク及び電気製品に電気的衝撃を防止することができる。
【選択図】図1
权利要求
  • 電気製品に設けられてオフ時にプラグ1を介して印加される外部電源を完全遮断せしめるための待機電力遮断用スイッチにおいて、
    前記電気製品に固定されるハウジング12と、
    前記ハウジング12内において前記プラグ1の第2電線3と接続される第2入力端子24を有し、前記ハウジング12内において前記プラグ1の第1電線2と接続される第1入力端子22を有する入力端子台20と、
    前記ハウジング12内に設けられ、前記第2入力端子24と接点される第2開閉端子44を有し、前記第1入力端子22と接点される第1開閉端子42を有し、前記第2開閉端子44及び第1開閉端子42と前記第2入力端子24及び第1入力端子22をそれぞれ接点及び分離するための開閉ユニット40と、
    前記ハウジング12に摺動可能に結合されてユーザーにより押されたときに前記開閉ユニット40を作動させて前記第2開閉端子44及び第1開閉端子42と前記第2入力端子24及び第1入力端子22をそれぞれ接点させた後に元の位置に戻るオンボタンと、
    前記ハウジング12内において前記開閉ユニット40の第2開閉端子44と電気的に接続するように前記電気製品の内側に延びる内部電源ライン5の第2電線7と接続される第2出力端子104を有し、前記ハウジング12内において前記開閉ユニット40の第1開閉端子42と電気的に接続するように前記電気製品の内側に延びる内部電源ライン5の第1電線6と接続される第1出力端子102を有する出力端子台100と、
    前記ハウジング12に設けられて前記開閉ユニット40の第2開閉端子44及び第1開閉端子42が前記第2入力端子24及び第1入力端子22とそれぞれ接点された状態で前記開閉ユニット40を作動させることにより、前記第2開閉端子44及び第1開閉端子42を前記第2入力端子24及び第1入力端子22と同時にそれぞれ分離させるオフユニット110と、
    前記第2入力端子24と第2出力端子104との間に設けられ、前記オンボタン14が押されたときに前記開閉ユニット40よりも先に作動されて前記開閉ユニット40が作動されても前記第2入力端子24と第2出力端子104が電気的に接続できないようにし、前記オンボタン14が押されて前記開閉ユニット40が作動し前記第1入力端子22と第1出力端子102が電気的に接続された後、前記オンボタン14が元の位置に戻るときに前記第2入力端子24と第2出力端子104が電気的に接続されるようにすることにより、前記第一出力端子102及び前記第二出力端子104が時間差をおいて順次に内部電源ライン5に接続されるようにする遅延ユニット80と、
    を備えることを特徴とする待機電力遮断用スイッチ。
  • 前記入力端子台20の前記第2入力端子24と第1入力端子22は前記オンボタン14の摺動方向に対して垂直に配設され、前記開閉ユニット40の前記第2開閉端子44と第1開閉端子42は前記オンボタン14の摺動方向に対して垂直に配設されるが、前記第2開閉端子44の一方の端は固定されて第2出力端子104と電気的に接続されており、前記第二開閉端子44の他方の端は前記第2入力端子24と対応する位置において前記第2入力端子24と離隔されるようにして弾性的に移動可能になって接点及び分離(開放)されるように設けられ、前記第1開閉端子42は一方の端は固定されて前記第1出力端子102と電気的に接続されており、他方の端は前記第1入力端子22と対応する位置において前記第1入力端子22と離隔されるようにして弾性的に移動可能になって接点及び分離(開放)されるように設けられ、
    前記開閉ユニット40は前後に開口される中空53が前記オンボタン14の摺動方向に平行に配置されるように前記ハウジング12に固定されて支持され、前記オンボタン14が位置する前方には前記中空53から外周縁に貫通されて平行に第1孔54及び第2孔56が形成されるサポートバレル50と、メインロッド62から一側に分岐されて形成されることにより弾性的に動くサブロッド64を有し、前記メインロッド及び前記サブロッドは前記オンボタン14が位置する方向において前記サポートバレル50の中空53に摺動可能に結合され、
    前記サブロッドは、その上に外側に突出されるように形成されて前記サポートバレル50に結合されたときに前記第1孔54に結合される第1ストッパー66及び前記第2孔56に結合される第2ストッパー68を有し、
    前記オンボタン14により押されたときに前記第1ストッパー66及び前記第2ストッパー68が前記第2孔56に一緒に結合されることにより位置が固定されるロックバー60と、カラム72の一側から、前記第2開閉端子44と第1開閉端子42を一定の力で押すようにカラム72に垂直に位置するよう、外側に突出するように形成されるローダー74を有し、一側が前記ロックバー60の反対側において前記サポートバレル50の中空53に摺動可能に結合され、他側が前記ハウジング12に支持されるバネ78により支持されるプレッシングバー70と、を備え、
    前記サポートバレル50は、第2孔56の隣の個所に取り付けられ中空部分の外周縁表面上にヒンジ式に設置される解除片58を備え、前記解除片58は第2孔に載置された第1ストッパー66及び第2ストッパー68中に第2ストッパー68を押してロックバー60が後退して第1孔54にサブロッド64の第1ストッパー66が載置されるようにし、ヒンジ運動し、回動後に元の位置に戻るようにバネが取り付けられ、
    前記遅延ユニットは前記サポートバレル50とオンボタン14との間に位置して前記オンボタン14の摺動方向に対して水平に配設され、前記第1遅延ブラケット81aとサポートバレル50との間に位置して前記ハウジング12に固設される支持ブロック90と、前記第1遅延ブラケット81aと当接するように前記支持ブロック90の上側に結合されて配設され、前記第2出力端子104と電気的に接続される第2遅延ブラケット81bと、を備えて、
    第1遅延ブラケット81aは一方の端が前記ハウジング12に固定されて前記第2開閉端子44と電線により接続され、他方の端が前記オンボタン14の押下時に押されて弾性的に移動可能に設けられて第2遅延ブラケットから分離され、
    前記オンボタン14が押されて前進する方向に摺動するときに接点された前記第1遅延ブラケット81aと第2遅延ブラケット81bが分離し前記第2出力端子104と第2入力端子24が電気的に分離された状態で、前記開閉ユニット40が作動されて前記第2開閉端子44及び第1開閉端子42が前記第2入力端子24及び第1入力端子22とそれぞれ接点されて前記第1出力端子102と前記第1入力端子22が電気的に接続された後、前記オンボタン14が後進する方向に摺動して元の位置に戻るときに分離していた前記第1遅延ブラケット81aと第2遅延ブラケット81bが接点されて前記第2出力端子104と第2入力端子24が電気的に接続されるようにすることを特徴とする請求項1に記載の待機電力遮断用スイッチ。
  • 前記オフユニット110は前記オンボタン14が摺動する経路において離隔された位置に設けられるが、一側の先端部に形成された回転片138が前記オンボタン14の前後方向の1サイクルの摺動動作と前記開閉ユニット40をなすロックバー60の前進によって前記オンボタン14が摺動する経路上に位置して前記オンボタン14により押されながら他側の先端部がオフバーの一側を押して前記オフバーの他側が前記開閉ユニット40を作動させて接点された前記第2開閉端子44及び第1開閉端子42と前記第2入力端子24及び第1入力端子22を同時に分離するオフ用関節機構130であることを特徴とする請求項2に記載の待機電力遮断用スイッチ。
  • 前記オフ用関節機構130は前記開閉ユニット40の一側に互いに離隔されるように設けられ、上端に支持孔133a、133a'が貫通して形成された一対の支持台と、
    棒状を呈する胴体端136bの両端部の側面に互いに反対方向を向いて突出された連結端136aと押下端136cがそれぞれ形成され、前記一対の支持台133、133'の支持孔133a、133a'にそれぞれ貫通するように挿入される前記押下端136cと連結端136aにより支持されて水平移動が可能となり、前記押下端136cが挿入され、前記胴体端136bと前記支持孔133aとの間に位置し前記胴体端136bが取り付けられるバネにより弾性的な復元力が与えられる移動具136と、
    一方の端部が一側に折れ曲がって接触端138aを形成する「L」字状を呈し、他方の端部が前記移動具136の連結端136aにピン結合され、回転片139が回転する際、前記接触端138aを前記オンボタン14の摺動経路上に位置せしめる回転片138と、
    前記ハウジング12に設けられる固定台132に垂直に形成された回転軸132aに中央部が挿入されて水平に回転可能になるが、オンボタン14が前進するときオフバー134の一方の端部が前記移動具136の押下端136cにより押されながら他方の端部が前記開閉ユニット40の解除片58を押して前記ロックバー60が摺動する方向とは反対方向へと後進するようにするオフバー134と、からなるが、
    前記開閉ユニット40のロックバー60は遠位端が側面から突出して係止爪60aを形成し、
    前記回転片138は他方の端部の先端が外部に所定の長さだけ前記連結端136aから突出されるように前記連結端136aにピン結合され、
    前記ロックバーがオンボタン14の摺動動作に応じて後退しながら、前記回転片138と前記連結端136aとの間にトーションバネが設けられて前記回転片には弾性が付与され、前記回転片138の接触端138aは前記トーションバネの弾性により前記オンボタン14が摺動する経路において離隔された位置に待機するようにする一方、外部に突出される前記回転片138の他方の端部先端は前記オンボタン14の摺動動作により前進する前記ロックバー60の係止爪60aにより押されながら、前記回転片138の接触端138aが前記回転編38の回転動作により、前記オンボタン14の摺動経路上に位置するようにすることを特徴とする 請求項3に記載の待機電力遮断用スイッチ。
  • 说明书全文

    本発明は待機電遮断用スイッチに係り、さらに詳しくは、TVセット、オーディオシステム、コンピュータなど電気製品に直接的に組み付けられて自動制御されたオフ信号によりコンセントにプラグが接続されていてもプラグを介して印加される外部電源を機械的に完全遮断(2極遮断)することにより待機電力の消耗をなくし、まず第1入力端子と第1出力端子が電気的に接続され、その後に第2入力端子と第2出力端子が電気的に接続されて接点が順次的となるように、2極スイッチが最終的には1極スイッチとなり、それによって電気製品の電源のオン時にスイッチの2極が同時に電気製品の本体に接点する時に発生しうるスパーク及び電気製品の電気的衝撃を防止する待機電力遮断用スイッチに関する。

    一般的に使用される家電機器、事務機器、産業機器などの製品(以下、「電気製品」と称する。)は、スイッチを介して外部から印加される電源(電力)を供給されて作動する。 そして、電気製品のスイッチを介して内部に印加される電源は電気製品に差し込まれるプラグ(この種のプラグは、電気製品に一体に結合されるタイプのものであってもよく、電気製品の接続端子を介して接続されるタイプのものであってもよい)を介して供給されるが、このプラグは建物内壁面に配設されるコンセントに接続される。
    このようなプラグがコンセントに接続された電気製品は未使用状態でも接触抵抗により微細ながらも電力消耗が発生する。 また、ある指示に応答可能な基本的な状態を維持するために待機電流が電気製品の内部に流れる状態を維持して電力を消耗する。 例えば、PCの電源スイッチは実際に電力を遮断し且つ供給するスイッチではなく、制御回路にON/OFF信号を与えるためのスイッチであり、TVなどの場合にはリモコンの信号に応答するためにTV画面が出ないときにもTVに連結されたプラグをコンセントに接続させてリモコン信号を受信するために待機電流を必要とする。 さらに、電気製品の主機能ではない補助機能(例:時計、表示)などとして生活の便利さのために待機電力が社会の全般に亘って消耗されている。 このように使用される待機電流の量が大きく、それによる電力消耗が大であるため、コンセントから電気製品のプラグを引き抜くようにするか、または、マルチタップなどの補助スイッチを用いて待機電力を遮断するように政府で広報しているのが現状である。 一方、ある電気製品は、使用の便宜のために電気製品のプラグをコンセントに常に差し込んだ状態で電気製品そのものに配設されたスイッチ(1極スイッチ)を用いて手動で電源をオン/オフさせて電力を遮断している。 電力を実際に遮断するこのような1極スイッチは装着された電気製品に待機電流が流れることを遮断するが、微細に電力漏れが発生し、電気使用の確実な安定性を確保するという面では2極スイッチよりは劣っている。
    大韓民国登録特許公報登録番号第10−0299760号「節電型待機電力制御装置及び方法」は、ユーザーが手動で設定した時間帯またはユーザーが機器を使用する時間帯を統計的に分析した時間帯または機器の用途特性に依存して機器が使用される可能性がある時間帯に限って待機電力回路に電源を供給し、それ以外の時間帯には待機電力回路の電源を遮断して時間帯情報からマイコンにおいて待機電力が供給される時間を設定し、設定された待機電力供給時間情報は内部にタイマーを内蔵する待機電力制御部に伝送され、待機電力制御部はタイマーに待機電力が供給される時間を設定して設定された時間までは待機電力を遮断し、設定された時間が経過すれば自動的に待機電力が供給できるように制御することにより、待機電力状態の電力の無駄使いを減らすようにした技術を提案している。
    大韓民国公開実用新案公報公開番号実2000−0015102号「待機電力時における消費電力節減装置」は、電源プラグから出力される交流電源を直流電源に変換する待機電力回路の出力電圧をマイコンにのみ供給することにより、従来より待機電力回路の出力電圧を低く設定できるようにし、また、フォトトライアックを備えてマイコンにおいて機器の主電源供給の有無をフォトトライアックを用いて制御することにより、主電源回路の交流電源入力の有無を制御するための部品点数を低減すると共に待機電力の消費電力を低減するための技術を提案している。
    大韓民国公開特許公報公開番号第10−2006−0008699号「待機電力節電型プッシュスイッチの構造」は、主電源を電子機器のシステムの各部に印加する電源部に設けられて主電源をオン/オフさせるプッシュスイッチ、プッシュスイッチに設けられてプッシュスイッチのボタンを解除することにより、主電源をオフさせるボタン解除部、及び待機モード進入時から時間をカウントして既定の時間が経過すれば、電気信号をボタン解除部に伝達してボタン解除部をしてボタンを解除せしめるマイコンと、を備えてなることにより、電子機器の待機モード時に発生する電力消耗を防止できるようにした技術を提案している。
    これらの従来の技術は、待機電力を低減するための制御方法と装置を提案しているが、基本的にマイコンなどを維持するための電源(待機電力)は維持されるようにする技術であり、電気製品内の待機電力を根本的に遮断することができないといった問題点がある。
    一方、大韓民国登録実用新案公報登録番号第20−0255382号「待機電力遮断用コンセントの配設構造」は、第1引出線及び第2引出線に連結される第1コンセント端子と、第3引出線及び第4引出線に連結される第2コンセント端子はそれぞれ分離されており、第1コンセント端子または第2コンセント端子に非引込線が連結されるが、第1引出線は電源をオン、オフにできるスイッチが連結された補助主線と連結され、この補助主線は第1主線と連結され、第2引出線は第2主線と連結され、第3引出線と第4引出線はそれぞれ第1主線及び第2主線に連結されるコンセントの配設構造を通じて第1コンセント端子はスイッチを短絡させて未使用の待機電力を遮断できるようにした技術を提案している。
    しかしながら、これらの従来の技術は途中に別途の補助スイッチを設けるものであるため、通常、家内遮断機またはマルチタップと呼ばれる補助スイッチを使用する方法とほとんど同じものである。 すなわち、これらの従来の技術は、コンセントからプラグを引き抜くかのように、ユーザーが待機電力を遮断するために意識的に補助スイッチまたはマルチタップなどの待機電力を遮断するための1極または2極スイッチを設け、電気製品の未使用時に(電源のオフ時に)当該スイッチを作動させなければならないという煩雑さがある。 さらに、上述した如き2極スイッチは電気製品がオンされた状態で電源の接続時にスパークが激しく起こる恐れがあるといった問題点があり、電気製品の電気及び電子回路に衝撃を与えて損傷する可能性があるという問題点がある。

    大韓民国登録特許公報登録番号第10−0299760号

    大韓民国公開実用新案公報公開番号実2000−0015102号

    大韓民国公開特許公報公開番号第10−2006−0008699号

    大韓民国登録実用新案公報登録番号第20−0255382号

    このため、本発明はこれらの従来の技術の問題点を解消するために提案されたものであり、電気製品に直接設けられて自動制御されるオフ信号によりプラグを介して印加される外部電源を機械的に完全遮断(2極遮断)せしめることにより、まるでコンセントからプラグを引き抜くかのようになって便利に待機電力(微細電力)をなくすことのできる新規なタイプの待機電力遮断用スイッチを提供することを目的とする。
    本発明は、このようなスイッチを構成するに当たって、第1入力端子と第2入力端子からなる入力端子台を備え、第1開閉端子と第2開閉端子を有する開閉端子台からなる電気製品のスイッチを構成するに当たって、オフ時に接点されている入力端子台の第1入力端子及び第2入力端子と開閉端子台の第1開閉端子及び第2開閉端子を同時にいずれも分離(開放)することにより待機電力をなくすことのできる新規なタイプの待機電力遮断用スイッチを提供することを目的とする。
    一方、電気製品の電源印加時にスイッチの入力端子台において第2入力端子及び第1入力端子が第2開閉端子及び第1開閉端子と同時に接点される場合、接点される端子間において大きなスパークが発生する恐れがあり、電気衝撃により内部回路が損傷もしくは破損されるといった問題点を補完するためにまず第1端子を接続し、その後に第2端子を接続することにより、電源をオフ制御回路及び電気製品本体に供給する。
    換言すると、本発明は、電気製品に設けられてオフ時に手動または自動制御によりプラグを介して印加される外部電源を手軽に機械的に完全に遮断(2極遮断)せしめることにより待機電流(微細電流)をなくすことを可能にするが、電気製品に電源を入れるときに2極スイッチから発生可能な大きなスパークによる火災及び電気製品の電気的衝撃を防止するように端子の接点を順次的にして2極のスイッチが1極のスイッチの形態となる新規なタイプの待機電力遮断用スイッチを提供することを目的とする。

    上述した目的を達成するために、本発明の特徴によれば、本発明は、電気製品に設けられてオフ時にプラグ1を介して印加される外部電源を完全遮断せしめるための待機電力遮断用スイッチにおいて、前記電気製品に固定されるハウジング12と、前記ハウジング12内において前記プラグ1の第2電線3と接続される第2入力端子24を有し、前記ハウジング12内において前記プラグ1の第1電線2と接続される第1入力端子22を有する入力端子台20と、前記ハウジング12内に設けられ、前記第2入力端子24と接点される第2開閉端子44を有し、前記第1入力端子22と接点される第1開閉端子42を有し、前記第2開閉端子44及び第1開閉端子42と前記第2入力端子24及び第1入力端子22をそれぞれ接点及び分離するための開閉ユニット40と、前記ハウジング12に摺動可能に結合されてユーザーにより押されたときに前記開閉ユニット40を作動させて前記第2開閉端子44及び第1開閉端子42と前記第2入力端子24及び第1入力端子22をそれぞれ接点させた後に元の位置に戻るオンボタン14と、前記ハウジング12内において前記開閉ユニット40の第2開閉端子44と電気的に接続されて前記電気製品の内側に延びる内部電源ライン5の第2電線7と接続される第2出力端子104を有し、前記ハウジング12内において前記開閉ユニット40の第1開閉端子42と電気的に接続されて前記電気製品の内側に延びる内部電源ライン5の第1電線6と接続される第1出力端子102を有する出力端子台100と、前記ハウジング12に設けられて前記開閉ユニット40の第2開閉端子44及び第1開閉端子42が前記第2入力端子24及び第1入力端子22とそれぞれ接点された状態で前記開閉ユニット40を作動させることにより、前記第2開閉端子44及び第1開閉端子42を前記第2入力端子24及び第1入力端子22とそれぞれ分離させるオフユニット110と、前記第2入力端子24と第2出力端子104との間に設けられ、前記オンボタン14が押されたときに前記開閉ユニット40よりも先に作動されて前記開閉ユニット40が作動されても前記第2入力端子24と第2出力端子104が電気的に接続できないようにし、前記開閉ユニット40が作動されて前記第1入力端子22と第1出力端子102が電気的に接続された後、前記オンボタン14が元の位置に戻るときに前記第2入力端子24と第2出力端子104が電気的に接続されるようにすることにより、時間差をおいて順次に内部電源ライン5に接続されるようにする遅延ユニット80と、を備えることを特徴とする。
    このように、本発明による待機電力遮断用スイッチにおいて、前記入力端子台20の前記第2入力端子24と第1入力端子22は前記オンボタン14の摺動方向に対して垂直に配設され、前記開閉ユニット40の前記第2開閉端子44と第1開閉端子42は前記オンボタン14の摺動方向に対して垂直に配設されるが、前記第2開閉端子44の一方の端は固定されて第2出力端子104と電気的に接続されており、他方の端は前記第2入力端子24と対応する位置において前記第2入力端子24と離隔されるようにして弾性的に移動可能になって接点及び分離(開放)されるように設けられ、前記第1開閉端子42は一方の端は固定されて前記第1出力端子102と電気的に接続されており、他方の端は前記第1入力端子22と対応する位置において前記第1入力端子22と離隔されるようにして弾性的に移動可能になって接点及び分離(開放)されるように設けられ、前記開閉ユニット40は前後に開口される中空53が前記オンボタン14の摺動方向に平行に配置されるように前記ハウジング12に固定されて支持され、前記オンボタン14が位置する前方には前記中空53から外周縁に貫通されて互いに平行に第1孔54及び第2孔56が形成されるサポートバレル50と、メインロッド62から一側に分岐されて形成されることにより弾性的に動くサブロッド64を有し、前記オンボタン14が位置する方向において前記サポートバレル50の中空53に摺動可能に結合され、前記サブロッド64上に外側に突出されるように形成されて前記サポートバレル50に結合されたときに前記第1孔54に結合される第1ストッパー66及び前記第2孔56に結合される第2ストッパー68を有し、前記オンボタン14により押されたときに前記第1ストッパー66及び前記第2ストッパー68が前記第2孔56に一緒に結合されることにより位置が固定されるロックバー60と、カラム72の下側に前記第2開閉端子44と第1開閉端子42を押すように外側に突出されて形成されるローダー74を有し、一側が前記ロックバー60の反対側において前記サポートバレル50の中空53に摺動可能に結合され、他側が前記ハウジング12に支持されるバネ78により支持されるプレッシングバー70と、を備え、前記サポートバレル50の第2孔56の隣の個所に取り付けられていて第2孔に載置された第1ストッパー66及び第2ストッパー68中に第2ストッパー68を押してロックバー60が後退して第1孔54にサブロッド64の第1ストッパー66が載置されるようにし、ヒンジ運動され、回動後に元の位置に戻るようにバネが取り付けられた解除片58を備え、前記遅延ユニット80は前記サポートバレル50とオンボタン14との間に位置して前記オンボタン14の摺動方向に対して平に配設されるが、一方の端が前記ハウジング12に固定されて前記第2開閉端子44と電線により接続され、他方の端が前記オンボタン14の押下時に押されて弾性的に移動可能に設けられて第2遅延ブラケットと接点及び分離(開放)される第1遅延ブラケット81aと、前記第1遅延ブラケット81aとサポートバレル50との間に位置して前記ハウジング12に固設される支持ブロック90と、前記第1遅延ブラケット81aと当接するように前記支持ブロック90の上側に結合されて配設され、前記第2出力端子104と電気的に接続される第2遅延ブラケット81bと、を備えて、前記オンボタン14が押されて前進する方向に摺動するときに先に接点された前記第1遅延ブラケット81aと第2遅延ブラケット81bが分離されて前記第2出力端子104と第2入力端子24が電気的に分離された状態で、前記開閉ユニット40が作動されて前記第2開閉端子44及び第1開閉端子42が前記第2入力端子24及び第1入力端子22とそれぞれ接点されて前記第1出力端子102と前記第1入力端子22が電気的に接続された後、前記オンボタン14が後進する方向に摺動して元の位置に戻るときに前記第1遅延ブラケット81aと第2遅延ブラケット81bが接点されて前記第2出力端子104と第2入力端子24が電気的に接続されるようにすることを特徴とする。
    このように、本発明による待機電力遮断用スイッチにおいて、前記オフユニット110は前記オンボタン14が摺動する経路において離隔された位置に設けられるが、一側の先端部に形成された回転片138が前記オンボタン14の前後方向の1サイクルの摺動動作と前記開閉ユニット40をなすロックバー60の前進によって前記オンボタン14が摺動する経路上に位置して前記オンボタン14により押されながら他側の先端部がオフバー134の一側を押して前記オフバー134の他側が前記開閉ユニット40を作動させて接点された前記第2開閉端子44及び第1開閉端子42と前記第2入力端子24及び第1入力端子22を同時に分離するオフ用関節機構130であることを特徴とする。
    このように、本発明による待機電力遮断用スイッチにおいて、前記オフ用関節機構130は前記開閉ユニット40の一側に互いに離隔されるように設けられ、上端に支持孔133a、133a'が形成された一対の支持台133、133'と、棒状を呈する胴体端136bの両端部の側面に互いに反対方向を向いて突出された連結端136aと押下端136cがそれぞれ形成され、前記一対の支持台133、133'の支持孔133a、133a'にそれぞれ貫通するように挿入される前記押下端136cと連結端136aにより支持されて水平移動が可能となり、前記押下端136cが挿入され、前記胴体端136bと前記支持台133との間に位置するバネにより復元力が与えられる移動具136と、一方の端部が一側に折れ曲がって接触端138aを形成する「L」字状を呈し、他方の端部が前記移動具136の連結端136aにピン結合されて回転運動時に前記接触端138aを前記オンボタン14の摺動経路上に位置せしめる回転片138と、前記ハウジング12に設けられる固定台132に垂直に形成された回転軸132aに中央部が挿入されて回転可能になるが、一方の端部が前記移動具136の押下端136cにより押されながら他方の端部が前記開閉ユニット40の解除片58を押して前記ロックバー60が後進するようにするオフバー134と、からなるが、前記開閉ユニット40のロックバー60は先端が側方向に突出されて係止爪60aを形成し、前記回転片138は他方の端部の先端が外部に定まった長さだけ突出されるように前記連結端136aにピン結合され、前記回転片138と前記連結端136aとの間にトーションバネが設けられて前記回転片138の接触端138aは前記トーションバネの弾性により前記オンボタン14が摺動する経路において離隔された位置に待機するようにする一方、外部に突出される前記回転片138の他方の端部先端は前記オンボタン14の摺動動作により前進する前記ロックバー60の係止爪60aにより押されながら前記回転片138の接触端138aが前記オンボタン14の摺動経路上に位置するようにすることを特徴とする。
    このように、本発明による待機電力遮断用スイッチにおいて、前記回転片138は一方の端部をなす接触端138aと他方の端部が互いにピン結合され、前記接触端138aと他方の端部との間に圧縮バネ138cが設けられるが、前記回転片138の他方の端部に「L」字状のストッパー138bが形成されて前記ロックバー60を前進させるための前記オンボタン14の摺動動作時には前記接触端138aが回転して前記オンボタン14と前記接触端138aが互いに干渉しないようにし、前記ロックバー60の後進のための前記オンボタン14の摺動動作時には前記回転片138が「L」字状に定位置となって前記オンボタン14が摺動する経路上に前記接触端138aが位置するようにすることを特徴とする。
    このように、本発明による待機電力遮断用スイッチにおいて、前記回転片138は前記一方の端部をなす接触端138aと他方の端部が一体に形成され、前記オンボタン14は先端部に押下片14bがピン及びトーションバネにより結合されて前記接触端138aと接触して前記回転片138を押すようにするが、互いに接触する前記接触端138aと押下片14bの接触面には歯車状の凹凸が形成されて噛み合うようにしてもよい。
    このように、本発明による待機電力遮断用スイッチにおいて、前記オフユニット110は、前記ハウジング12に摺動可能に結合されてユーザーにより押されたときにオフバー134の一側を押して他側が前記開閉ユニット40を作動させて接点された前記第2開閉端子44及び第1開閉端子42と前記第2入力端子24及び第1入力端子22を同時に分離されるようにした後、元の位置に戻るオフボタン120を備えることを特徴とする。
    このように、本発明による待機電力遮断用スイッチにおいて、前記オフユニット110は、前記開閉ユニット40及び遅延ユニット80を介して内部に印加される電源を供給されて作動し、遠隔無線制御を行うためのコントローラ144と、前記コントローラ144と接続されて遠隔無線信号を受信するセンサー142と、電気製品の内部回路の信号を受信できるように電気的に連結された前記コントローラ144の制御によりオフバー134の一側を引っ張って他側が前記開閉ユニット40を作動させて接点された前記第2開閉端子44及び第1開閉端子42と前記第2入力端子24及び第1入力端子22を同時に分離する動作を行うアクチュエータ146と、を有するリモートモジュール140をさらに備えていてもよい。
    一方、本発明による待機電力遮断用スイッチは、上述とは異なり、前記遅延ユニット80は一側が前記ハウジング12から離隔されて空間を有するように前記ハウジング12に結合され、前記第2開閉端子44が結合される支持ブロック86と、前記第2入力端子24が固定されるように結合され、支持プレート84bの下側に前記支持ブロック86にヒンジ結合されて回動可能であり、回動後に元の位置に戻るようにバネが結合される遅延プレート84と、一方の端が前記オンボタン14の側面の一側に突出するように結合して折り曲げられてオンボタン14と平行となり、他方の端が前記遅延プレート84の隣に位置して、前記オンボタン14が押されて先に前記遅延プレート84を回転させて前記第2出力端子104と前記第2入力端子24が電気的に接続されないようにし、前記開閉ユニット40が作動されて前記第1開閉端子42が前記第1入力端子22に接点されて前記第1出力端子102と前記第1入力端子22が電気的に接続された後、前記オンボタン14が元の位置に戻るときに前記遅延プレート84を元の位置に回転させて前記第2開閉端子44と前記第2入力端子24が接点されて前記第2出力端子104と前記第2入力端子24が電気的に接続されるようにする遅延バー82を備える構成であってもよい。

    本発明による待機電力遮断用スイッチによれば、コンセントにプラグが接続された電気製品において、設けられた待機電力遮断用スイッチのオフユニットをなす制御回路のオフ信号動作だけでも電気製品に供給される待機電流(または微細電流)を機械的に完全遮断(2極遮断)することによりマルチタップを使用したりプラグをコンセントから引き抜くことなく電気エネルギーの余計な使用を防止して電気エネルギーを節約し、電気製品の内部に流れる電流による合線、漏電、静電気などを未然に防止することができる。
    また、本発明は、電気製品に電源を入れるときに、まず遅延ユニットを介してプラグに連結された第1入力端子と電気製品本体と連結された第1出力端子が電気的に接続され、且つ、電気製品本体と連結された第2出力端子がプラグに連結された第2入力端子と電気的に接続されるようにすることにより、電気製品本体に2極が同時接続時に端子間において激しく発生可能なスパークに起因する火災及び電気製品本体への電気的な衝撃を防止することができる。

    本発明の技術的思想による待機電力遮断用スイッチを説明するためのブロック図である。

    本発明の好適な第1実施形態による待機電力遮断用スイッチの要部を説明するための斜視図である。

    図2の待機電力遮断用スイッチにおける開閉ユニットの主な構成を説明するための分解斜視図である。

    図2の待機電力遮断用スイッチにおけるオフユニットの主な構成を説明するための斜視図である。

    図2の待機電力遮断用スイッチにおけるオフユニットの主な構成を説明するための斜視図である。

    図2の待機電力遮断用スイッチの作動機構を順次に説明するための図である。

    図2の待機電力遮断用スイッチの作動機構を順次に説明するための図である。

    図2の待機電力遮断用スイッチの作動機構を順次に説明するための図である。

    図2の待機電力遮断用スイッチの作動機構を順次に説明するための図である。

    図2の待機電力遮断用スイッチの作動機構を順次に説明するための図である。

    本発明の好適な第2実施形態による待機電力遮断用スイッチの要部を説明するための斜視図である。

    図11の待機電力遮断用スイッチにおけるオフユニットの主な構成を説明するための斜視図である。

    図11の待機電力遮断用スイッチにおけるオフユニットの主な構成を説明するための斜視図である。

    図11の待機電力遮断用スイッチの作動機構を順次に説明するための図である。

    図11の待機電力遮断用スイッチの作動機構を順次に説明するための図である。

    図11の待機電力遮断用スイッチの作動機構を順次に説明するための図である。

    図11の待機電力遮断用スイッチの作動機構を順次に説明するための図である。

    本発明の好適な第3実施形態による待機電力遮断用スイッチの要部を説明するための斜視図である。

    図18の待機電力遮断用スイッチの作動機構を順次に説明するための図である。

    本発明の好適な第4実施形態による待機電力遮断用スイッチの要部を説明するための斜視図である。

    図20の待機電力遮断用スイッチにおける遅延ユニットの主な構成を説明するための分解斜視図である。

    図20の待機電力遮断用スイッチの作動機構を順次に説明するための図である。

    本発明の好適な第5実施形態による待機電力遮断用スイッチの要部を説明するための斜視図である。

    図23の待機電力遮断用スイッチにおける開閉ユニットの主な構成及びその組立て状態を説明するための分解斜視図である。

    図23の待機電力遮断用スイッチにおける開閉ユニットの主な構成及びその組立て状態を説明するための分解斜視図である。

    図23の待機電力遮断用スイッチにおける開閉ユニットの主な構成及びその組立て状態を説明するための分解斜視図である。

    図23の待機電力遮断用スイッチにおける開閉ユニットの主な構成及びその組立て状態を説明するための分解斜視図である。

    図23の待機電力遮断用スイッチの電源をオンさせる作動機構を順次に説明するための図である。

    図23の待機電力遮断用スイッチの電源をオフさせる作動機構を順次に説明するための図である。

    図1は、本発明の技術的思想による待機電力遮断用スイッチを説明するためのブロック図である。
    図1を参照すると、本発明による待機電力遮断用スイッチ10(以下、「スイッチ」と称する。)は、電気製品に設けられてオフ時にプラグ1を介して印加される外部電源を遮断するに当たって、入力端子台20の端子22、24と出力端子台100の端子102、104との間に開閉端子42、44を有する開閉ユニット40を設けて入力端子台20の端子22、24と接点及び分離されるようにすることにより、オフユニット110によるオフ時に開閉ユニット40の開閉端子42、44と入力端子台20の端子22、24が同時に分離されてプラグ1を介して印加される外部電源が完全に遮断されるようにすることを特徴とする。 このような技術的構成を通じて、本発明によるスイッチ10は、オフ時に電気製品の内部に電源が全く印加されなくなることにより、待機電力(微細電力)による電力の無駄遣いをなくすことができる。
    また、本発明によるスイッチ10は、このような開閉ユニット40と一緒に第2入力端子24と第2出力端子104との間に遅延ユニット80を設けて電気製品に電源を入れるときに電気製品の内部電源5に第1出力端子102が先に接続され、その後に第2出力端子104が時間差をおいて接続されるようにすることにより、2極が同時に接続時に発生可能なスパーク及び電気製品に対する電気的衝撃を防止する。
    このように、本発明によるスイッチ10は、室内の最前端に設けられて室外から印加される電源を全体的に遮断する開閉機のように2極スイッチの構成を有しながら、従来の技術とは異なり、電気製品に直接的に設けられてプラグを引き抜くのと同様になり、個別電気製品の待機電力を完全に遮断し、且つ、電気による安全事故をも予防できるようにすることを特徴とする。
    特に、遅延ユニット80は、電源の入力時に電気製品に2極の端子が同時に接続されないようにすることにより、1極スイッチ(一般スイッチ)よりもスパークが発生する可能性が高く、且つ、電気製品回路に衝撃を与えて損傷させる恐れのある2極スイッチの問題点を解消することを特徴とする。 すなわち、本発明によるスイッチ10において、遅延ユニット80は、2極スイッチに1極スイッチの作用をせしめる。
    さらに図1を参照すると、本発明の技術的思想によるスイッチ10は、ハウジング12、入力端子台20、開閉ユニット40、オンボタン14、出力端子台100及びオフユニット110を備えてなる。
    このとき、ハウジング12は、本発明のスイッチ10のフレームをなす要素を指し示すものであり、このようなハウジング12は、デザイン、機構的な必要に応じて様々な形態に形成されて電気製品に固定される。 そして、入力端子台20と出力端子台100は、本発明の好適な実施形態から明らかなように、必要に応じてその形態及び配設位置を異にするものであり、一般的なスイッチに適用される様々な形態が適用可能である。 通常、入力端子台20はプラグ1が接続されることにより外部電源が入力される通路であり、出力端子台100はスイッチ10内に印加された電源が電気製品内の電気、電子回路に出力される通路である。 本発明において、入力端子台20は、ハウジング12内においてプラグ1の第2電線3と接続される第2入力端子24を有し、ハウジング12内においてプラグ1の第1電線2と接続される第1入力端子22を有する。
    このとき、入力入力端子22、24と出力端子102、104は高い通電性を有する金属(例、銅)材質の固定板状であることが好ましく、第2開閉端子44と第1開閉端子42は高い通電性を有する金属(例、銅)材質であって、弾性を有する板状であることが好ましい。
    開閉ユニット40はハウジング12内に設けられ、第2入力端子24と接点される第2開閉端子44を有し、第1入力端子22と接点される第1開閉端子42を有する。 そして、第2開閉端子44及び第1開閉端子42が第2入力端子24及び第1入力端子22とそれぞれ接点及び分離されるようにする。 さらに、本発明において、オンボタン14は、ハウジング12に摺動可能に結合されてユーザーにより押されたときに開閉ユニット40を作動させて第1開閉端子42及び第2開閉端子44が第1入力端子22及び第2入力端子24とそれぞれ接点されるようにした後に元の位置に戻る。 また、オフユニット110はハウジング12に設けられて開閉ユニット40の第2開閉端子44及び第1開閉端子42が第2入力端子24及び第1入力端子22とそれぞれ接点された状態で開閉ユニット40を作動させることにより、第2開閉端子44及び第1開閉端子42が第2入力端子24及び第1入力端子22と同時に分離(開放)されるようにする。 このとき、本発明の好適な実施形態から明らかなように、オフユニット110はスイッチ内(電気製品内)に電源が供給される状態で作動されるためリモートコントロールなど自動制御が可能であり、且つ、電気製品の内部回路と電気的に連結されて内部回路の信号を受信できるようにする。
    このような構成によって、本発明のスイッチ10において、出力端子台100はハウジング12内において開閉ユニット40の第2開閉端子44と電気的に接続されて電気製品の内側(電気製品の本体)に延びる内部電源ライン5の第2電線7と連結される第2出力端子104を有し、ハウジング12内において開閉ユニット40の第1開閉端子42と電気的に接続されて電気製品の内側に延びる内部電源ライン5の第1電線6と連結された第1出力端子102を有する。
    一方、上述したように、本発明によるスイッチ10は電気製品に電源を入れるときにスパークが激しく発生することを防止し、且つ、電気製品の内部回路に衝撃を与えないためにオンボタン14により作動される遅延ユニット80をさらに備えてなる。 この遅延ユニット80は第2入力端子24及び第2出力端子104の間に設けられてもよい。
    このように遅延ユニット80はオンボタン14が押されたときに開閉ユニット40の作動有無とは無関係に設けられた第2出力端子102と第2入力端子24との間が開かれるように(開放されるように)し、オンボタン14が元の位置に戻るときに再接続されるようにすることにより、まず第1入力端子22と第1出力端子102が電気的に接続され、その後に第2入力端子24と第2出力端子104が電気的に接続して電気製品本体に電源を供給できるようにする。
    以下、本発明の好適な実施形態を添付の図2から図29に基づいて詳細に説明し、図1から図29において、同じ構成要素に対しては同じ参照番号を付する。 一方、各図において、一般的な技術からこの分野における当業者が容易に理解可能な構成とそれに対する作用及び効果についての図示及び詳細な説明は簡略化または省略し、本発明と関連する部分を中心に開示する。
    図2は、本発明の好適な第1実施形態による待機電力遮断用スイッチの要部を説明するための斜視図であり、図3は、図2の待機電力遮断用スイッチにおける開閉ユニットの主な構成を説明するための分解斜視図であり、図4および図5は、図2の待機電力遮断用スイッチにおけるオフユニットの主な構成を説明するための斜視図であり、図6から図10は、図2の待機電力遮断用スイッチの作動(ON)メカニズムを順次に説明し、且つ、オフ(OFF)メカニズムを説明するための図である。
    図1を熟知した状態で図2から図5を参照すると、本発明の好適な第1実施形態によるスイッチ10は、ハウジング12、オンボタン14、入力端子台(20、図1参照)、開閉ユニット(40、図1参照)、遅延ユニット(80、図1参照)、出力端子台100及びオフユニット110を備えてなる。
    このとき、オンボタン14はハウジング12により支持されるバネ14aによりユーザーによる押下後(作動後)にさらに元の位置(ユーザーによる押下が作用しない状態、初期位置)に戻るように構成される。 もちろん、本発明の好適な第1実施形態において、オンボタン14は最も単純な棒状を有するようにしているが、これに限定されるものではなく、この分野における種々の構造を適用することができる。
    本発明の好適な第1実施形態において、入力端子台20は、ハウジング12内においてプラグ1の第2電線3と接続される第2入力端子24を有し、ハウジング12内においてプラグ1の第1電線2と接続される第1入力端子22を有する。 このとき、入力端子台20の第2入力端子24と第1入力端子22は、図2から明らかなように、オンボタン14の摺動方向に対して垂直に配設される。 そして、入力端子台20の第2入力端子22と第1入力端子22はブロック26の上端部に固定されて互いに同じ高さを有するようにする。
    上述したように、本発明の好適な第1実施形態によるスイッチ10の開閉ユニット40はハウジング12内に設けられ、第2入力端子24と接点される第2開閉端子44を有し、第1入力端子22と接点される第1開閉端子42を有する。 このとき、この実施形態において、第2開閉端子44と第1開閉端子42は、図2から明らかなように、オンボタン14の摺動方向に対して垂直に配設される。 このような第1開閉端子42は第1入力端子22が設けられるブロック26上において一方の端が固定され、電気的にリモートモジュール140を介して第1出力端子102と連結されており、他方の端が第1入力端子22と対応する位置において第1入力端子22と離隔されるようにして弾性的に移動可能に設けられて接点または分離される。 さらに、第2開閉端子44は第1開閉端子42と同じ高さを持たせるブロック26上において一方の端が固定され、電気的にリモートモジュール140を介して第2出力端子104と連結されており、他方の端が第2入力端子24と対応する位置において第2入力端子24と離隔されるようにして弾性的に移動可能に設けられて接点または分離される。 これらの第2開閉端子44と第1開閉端子42を弾性的に移動可能にする構造は、基本的に、図2から明らかなように、板体の端子を折り曲げて得られるが、下側にバネ45を付設して安定的に弾性力を付与できるようにする。 もちろん、このような構造にはこの分野において通常的に提供される様々な形態が適用可能である。
    図2及び図3から明らかなように、本発明の好適な第1実施形態によるスイッチ10の開閉ユニット40は、上述した第1開閉端子42及び第2開閉端子44に加えて、サポートバレル50、ロックバー60及びプレッシングバー70を備えてなる。 サポートバレル50は前後に開口される中空53がオンボタン14の摺動方向に平行に配置されるようにハウジング12に固定されて支持される。 このサポートバレル50は中空53から外周に貫通されて平行に形成される第1孔54及び第2孔56を有する。 そして、サポートバレル50の外周面にはヒンジ結合されて回動され、且つ、バネにより回動される解除片58が設けられる。 このような解除片58はオフユニット110により作動されてロックバー60の第1ストッパー66と第2ストッパー68がサポートバレル50の第2孔56における結合を第1孔54及び第2孔56に跨らせることにより第2開閉端子44及び第1開閉端子42が第2入力端子24及び第1入力端子22と同時に開放(分離)されるようにする。 このとき、第1ストッパー66よりも第2ストッパー68の高さを大きくして解除片58により第2孔56から第1ストッパー66が容易に離脱されるようにすればよい。
    このようなサポートバレル50の両側にはロックバー60とプレッシングバー70が互いに連動されるように結合される。 このとき、ロックバー60はメインロッド62から一側において分岐されて形成されることにより弾性的に動くサブロッド64を備えて、オンボタン14が位置する方向においてサポートバレル50の中空53に摺動可能に結合される。 さらに、このロックバー60はサブロッド64上に外側に突出されるように形成されてサポートバレル50に結合されたときに第1孔54に結合される第1ストッパー66及び第2孔56に結合される第2ストッパー68を有する。 このようなロックバー60は、図6及び図7に示すように、オンボタン14により押されたときに、第1ストッパー66及び第2ストッパー68が一緒に第2孔56に結合されることによりその位置が固定されてプレッシングバー70が変換された位置(第2開閉端子44と第1開閉端子42を押す位置)を維持するようにする。 もちろん、このようなサポートバレル50及びロックバー60のロック構造は、通常、ボールペンにおける長期間の使用によりその作動が検証されたものである。
    このとき、プレッシングバー70はカラム72の下側に第2開閉端子44と第1開閉端子42の一側を同じ力で押すように外側に突出されて形成されるローダー74を有する。 このようなプレッシングバー70は一側がロックバー60の反対側においてサポートバレル50の中空53に摺動可能に結合され、他側がハウジング12に支持されるバネ78により支持される。
    このような構成を有する開閉ユニット40は、図6に示すように、ユーザーにより押されるオンボタン14により作動されて第2開閉端子44及び第1開閉端子42が第2入力端子24及び第1入力端子22とそれぞれ接点されるようにする。
    このような構成を有する開閉ユニット40の作動(電源を入れるとき)を見ると、まず、図2に示すように、電源がオフされた状態でユーザーが電気製品の電源をオン(ON)させるために、図6に示すようにオンボタン14を押すと、オンボタン14は(摺動方向に)前進してサポートバレル50に摺動可能に支持されているロックバー60を押すことになる。 すると、ロックバー60はサポートバレル50の内側に前進して連動されるプレッシングバー70を押すことになり、この過程でプレッシングバー70のローダー74は第2開閉端子44及び第1開閉端子42を下方向(摺動方向)に押して第2入力端子24及び第1入力端子22と密着されて接点され、ロックバー60は第1ストッパー66がサポートバレル50の第2孔56に係止される状態を維持することにより、図7に示すようにオンボタン14が最初の位置(元の位置)に戻るとしてもプレッシングバー70のローダー74が第2開閉端子44及び第1開閉端子42を第2入力端子24及び第1入力端子22と密着された状態(位置)に維持するようにする。
    一方、上述したように、本発明によるスイッチ10は、電気製品に電源を入れるときに激しいスパークの発生を防止し、電気製品の内部回路への衝撃を低減するために遅延ユニット80を備えてなる。 この遅延ユニット80は第2入力端子24及び第2出力端子104の間に設けられ、オンボタン14により作動される。 このような遅延ユニット80は、オンボタン14が押されたときに設けられた位置の端子間、すなわち、第2入力端子24と第2出力端子104との間が電気的に開放されるようにして開閉ユニット40が作動しても開放状態が維持され、オンボタン14が元の位置に戻るときに再接続されるようにすることにより、まず第1入力端子22が第1開閉端子42と接点されて第1出力端子102に電気的に連結された後に第2出力端子104と第2入力端子24が電気的に接続されるようにする。
    本発明の好適な第1実施形態において、遅延ユニット80は、図2及び図4並びに図5から明らかなように、第1遅延ブラケット81a、支持ブロック90及び第2遅延ブラケット81bを備えてなる。 このとき、第1遅延ブラケット81aはサポートバレル50とオンボタン14との間に位置してオンボタン14の摺動方向に対して水平に配設されるが、一方の端がハウジング12に固定されて電線により第2開閉端子44に連結され、他方の端は第2遅延ブラケット81bと接点されるが、オンボタン14の押下時に押されて弾性的に移動可能になって接点及び分離(開放)されるように設けられる。 そして、支持ブロック90はハウジング12に固設されるものであり、第2遅延ブラケット81bが上端に固定されるようにする。 このような支持ブロック90はオンボタン14の押下時にオンボタン14が摺動する経路から離隔された位置に設けられてオンボタン14と干渉しないようにする。 第2遅延ブラケット81bは第1遅延ブラケット81aと当接するように支持ブロック90の上側に結合されて設けられ、一側に電線によりリモートモジュール140を介して第2出力端子104と電気的に接続される。 一方、第1開閉端子42の固定された一側にはリモートモジュール140と電線により連結され、電気的に第1出力端子102と連結される。
    このような遅延ユニット80の構成を通じて、本発明の好適な第1実施形態によるスイッチ10は、図2に示すように、電気製品の電源がオフされた状態で、図6に示すように、ユーザーが電源を入れる動作を通じてオンボタン14を押すと、オンボタン14が摺動して前進する過程で接点されている第1遅延ブラケット81aと第2遅延ブラケット81bがオンボタン14により分離(開放)される。 そして、上述した第1実施形態と同様に、第2開閉端子44及び第1開閉端子42が第2入力端子24及び第1入力端子22とそれぞれ接点されるようにする。 このとき、第2入力端子24と第1入力端子22は同じ高さ及び同じ形状に支持ブロック26に固着される。 さらに、この実施形態においては、図7に示すように、オンボタン14が元の位置に戻るときに第1遅延ブラケット81aと第2遅延ブラケット81bが接点されるようにすることにより、電気製品の内部電源ライン5に連結される出力端子102、104に電源が同時に接続されるのではなく順次に接続される状態を有するようにする。 また、図8及び図9に示すように、オフユニット110が作動されてオフバー134を押して開閉ユニット40を作動させて、図10に示すように、第2開閉端子44及び第1開閉端子42が第2入力端子24及び第1入力端子22と同時に分離されるようにする動作を行う。
    このとき、前記第1遅延ブラケット81aは通電性が良好であり、且つ、弾性を有する金属(例、銅)の環状の板状であることが好ましく、前記第1遅延ブラケット81aの一側とハウジング12の底面との間にバネを嵌め込んで弾性力を与えることも好ましく、前記第2遅延ブラケット81bは高い通電性を有する金属(例、銅)の板状であることが好ましい。
    他方、オフユニット110はハウジング12に設けられて開閉ユニット40の第2開閉端子44及び第1開閉端子42が第2入力端子24及び第1入力端子22とそれぞれ接点された状態で開閉ユニット40を作動させることにより、第2開閉端子44及び第1開閉端子42と第2入力端子24及び第1入力端子22を同時に分離する。 このようなオフユニット110はオフ用関節機構130とリモートモジュール140を同時に使用したり、あるいは、両方のうちどちらか一方を選択的に使用して構成することができる。
    このとき、オフ用関節機構130はオンボタン14が摺動する経路から離隔された位置に設けられるものであり、このようなオフ用関節機構130はオンボタン14の摺動動作によって開閉端子42、44が前進して入力端子22、24と接点された状態に位置させる開閉ユニット40のロックバー60を後進させてロックバー60を元の位置に戻すことにより開閉端子42、44と入力端子22、24の接点を同時に分離する。
    オフ用関節機構130は、一対の支持台133、133'、移動具136、回転片138、オフバー134を備える。
    支持台133、133'は開閉ユニット40の一側に垂直に設けられて移動具136を定まった高さにおいて支持するものであり、このために、支持台133、133'の上端には移動具136の先端部が貫入する支持孔133a、133a'が形成される。 そして、一対の支持台133、133'が互いに離隔されてハウジング12の底面に設けられて移動具136の両端部が支持台133、133'の支持孔133a、133a'に挿入されるようにすることにより、移動具136の支持が安定的に維持されるようにする。
    移動具136は互いに離隔された一対の支持台133、133'間の距離と同じ長さの棒状を呈する胴体端136bと、胴体端136bの一方の端部の側面に垂直に突出されて一側支持台133'の支持孔133a'に貫入する連結端136aと、胴体端136bの他方の端部の側面に連結端136aとは反対方向を向いて垂直に突出されて他側支持台133の支持孔133aに貫入する押下端136cと、を備えるが、これらの胴体端136b、連結端136a、押下端136cは一体に形成されるため、移動具136は一つの物体として一体に移動することになる。 このような移動具136は支持台133、133'により上述したように支持されるが、支持台133、133'の支持孔133a、133a'に押下端136cと連結端136aが貫入することにより水平方向の移動が可能になる。 また、支持台133と胴体端136bとの間にバネが設けられて押下端136cが挿入されて移動具136に弾性力を与える。 ここで、移動具136の連結端136aは回転片138と結合され、移動具136の押下端136cはオフバー134と連動されることにより、回転片138により移動具136が水平移動しながらオフバー134を作動させることになる。
    回転片138は一方の端部が折れ曲がって接触端138aを形成する「L」字状を呈するが、回転片138の他方の端部が移動具136の連結端136aにピン結合されることにより回転片138は回転運動可能になる。 このような回転片138はオンボタン14の前後方向の摺動動作及び開閉ユニット40をなすロックバー60の前後進により回転運動することになる。 このために、回転片138は他方の端部の先端が外部に定まった長さだけ突出されるように連結端136aにピン結合され、ロックバー60は先端が側方向に突出されて係止爪60aを形成するが、オンボタン14の前後方向の1サイクルの摺動動作とロックバー60の前進によって回転片138の外部に突出された他方の端部の先端がロックバー60の係止爪60aにより押されながら回転片138が回転することになるのである。 また、回転片138と連結端136aとの間にはトーションバネが設けられるが、このようなトーションバネは回転片138に弾性を与えてロックバー60が後進して元の位置に戻った状態では回転片138も元の位置に戻って先端が外部に定まった長さだけ突出される元の形状になりながら回転片138の接触端138aがオンボタン14の摺動経路から離隔された位置に待機する状態を維持するようにする。
    上記のように構成される回転片138はロックバー60の前進によって一側に回転してオンボタン14が摺動する経路上に位置することになる。 そして、ロックバー60を後進させるためにオンボタン14がさらに前方に摺動するときに回転片138はオンボタン14により押されながら移動具136を前進させることになる。 ここで、オンボタン14は回転片138に結合された接触端138aを押して回転片138を押すことになる。
    本発明の好適な第1実施形態による回転片138は一方の端部をなす接触端138aと他方の端部が互いに分離されてピン結合されたものであり、これにより、接触端138aは回転片138の他方の端部に対して回転可能になる。 ここで、回転片138は他方の端部に「L」字状のストッパー138bが形成されるようにする一方、接触端138aと回転片138の他方の端部との間に圧縮バネ138cが設けられるようにするが、これは、上述したように、互いに分離されて結合される接触端138aと回転片138の他方の端部が全体的に「L」字状を維持できるようにするためのものであり、圧縮バネ138cにより引っ張られる接触端138aが回転片138の他方の端部に形成されたストッパー138bに密着されながら回転片138が全体的に「L」字状を維持することになり、且つ、ストッパー138bはオンボタン14の経路上にある接触端138aをオンボタン14が押すときに強固に支持されるようにする役割を果たす。 一方、圧縮バネ138cの代わりに、回転片138は、一方の端部をなす接触端138aと他方の端部との間にピン結合されると共に、トーションバネを備えてもよい。 ロックバー60を前進させるときにオンボタン14の外周面に密着される接触端138aの一方の先端がオンボタン14の後進(元の位置)摺動する運動を干渉しないように回転片138と接触端138aとの間に圧縮バネ138cまたはトーションバネが設けられて弾性力を持たせるのである。 本発明の好適な第1実施形態による回転片138の他方の端部と接触端138aが弾性的に回転運動可能になるに伴い、オンボタン14とロックバー60が前進して回転片138がオンボタン14の摺動経路方向に回転するときには回転片138はオンボタン14の外周面に密着されながら一字状を呈することが可能になり、オンボタン14が後進して元の位置に戻ると、弾性的に接触端138aが引っ張られながらさらに回転片138が「L」字状を呈してオンボタン14の前進摺動時にオンボタン14と接触端138aが互いに接触可能になる。
    オフバー134はハウジング12に設けられる固定台132に垂直に形成された回転軸132aに中央部が水平回転可能に挿入されて一定の範囲において回転運動をするものであり、トーションバネを備えて復元力を与えることも好ましく、オフバー134の一方の側は移動具136の押下端136cと連動されるようにし、オフバー134の他方の側は開閉ユニット40の解除片58と連動されるようにする。 これにより、接触端138aと接触するオンボタン14により移動具136が前進すると、移動具136の押下端136cがオフバー134の一方の側を押してオフバー134が固定台132の回転軸132aを中心に回転し、これと同時に回転するオフバー134の他方の側が開閉ユニット40の解除片58を作動させてロックバー60が後進することにより接点されている入力端子22、24と開閉端子42、44が同時に互いに分離されることになる。 このため、上述したオンボタン14は前後方向に摺動する一回のサイクルが繰り返される度にスイッチ10はON/OFFを交互に行う。
    そして、リモートモジュール140は、コントローラ144、センサー142、アクチュエータ146を備えてなる。 ここで、コントローラ144は開閉ユニット40及び遅延ユニット80の作動により内部に印加される電源を供給されて作動し、遠隔無線制御及び自動制御を行う。 センサー142はコントローラ144と接続されて遠隔無線信号を受信する。 また、コントローラ144は電気製品の内部回路の信号指令を受信するように内部回路と電線連結(図示せず)されてもよい。 アクチュエータ146は代表的に電磁石が使用(この場合、上述した解除片58を作動させるオフバー134としては磁性に反応する金属材質のものが使用される)可能であるが、コントローラ144の制御によりオフバー134の一方の側を引っ張って上述したように開閉ユニット40の解除片58を作動させて接点されている第2開閉端子44及び第1開閉端子42と第2入力端子24及び第1入力端子22を同時に分離する動作を行う。 このようなオフユニット110は電源が供給される状態で作動されるため、リモートコントロール制御など自動制御が可能である。
    このような構成によって、本発明の好適な第1実施形態によるスイッチ10において、出力端子台100はハウジング12内において開閉ユニット40の第2開閉端子44と電気的に接続されて電気製品の内側に延びる内部電源ライン5の第2電線7と接続される第2出力端子104を有し、ハウジング12内において開閉ユニット40の第1開閉端子42と電気的に接続されて電気製品の内側に延びる内部電源ライン5の第1電線6と接続される第1出力端子102を有する。
    一方、本発明の好適な第1実施形態によるスイッチ10において、遅延ユニット80は、上述した構成ではなく、図20から図22に示す本発明の好適な第4実施形態による遅延ユニット80の構成を有してもよいが、このような遅延ユニット80は一方の側がハウジング12から離隔されて空間を有するようにハウジング12に結合され、第2開閉端子44が結合される支持ブロック86と、第2入力端子24が固定されるように結合され、支持プレート84bの下側において支持ブロック86にヒンジ結合されて回動可能であり、回動後に元の位置に戻るようにバネが結合される遅延プレート84と、一方の端がオンボタン14の側面の一側に突出されるように結合して折り曲げられてオンボタン14と平行となり、他方の端が前記遅延プレート84の隣に位置して、オンボタン14が押されて先に遅延プレート84を回転させて第2出力端子104と第2入力端子24が電気的に接続されないようにし、開閉ユニット40が作動されて第1開閉端子42が第1入力端子22と接点されて第1出力端子102と第1入力端子22が電気的に接続された後、オンボタン14が元の位置に戻るときに遅延プレート84を元の位置に回転させて第2開閉端子44と第2入力端子24が接点されて第2出力端子104と第2入力端子24が電気的に接続されるようにする遅延バー82と、を備える。
    図11は、本発明の好適な第2実施形態による待機電力遮断用スイッチの要部を説明するための斜視図であり、図12および図13は、図11の待機電力遮断用スイッチにおけるオフユニットの主な構成を説明するための斜視図であり、図14から図17は、図11の待機電力遮断用スイッチの作動機構を順次に説明するための図であり、図18は、本発明の好適な第3実施形態による待機電力遮断用スイッチの要部を説明するための斜視図であり、図19は、図18の待機電力遮断用スイッチの作動機構を順次に説明するための図である。
    本発明の好適な第2実施形態によるスイッチ10と第3実施形態によるスイッチ10は、上述した第1実施形態のように、ハウジング12、オンボタン14、入力端子台(20、図1参照)、開閉ユニット(40、図1参照)、遅延ユニット80、出力端子台100及びオフユニット110を備えてなる。 このとき、本発明の好適な第2実施形態と第3実施形態によるスイッチ10はオフユニット110を除く全ての構成及び作用は上述した第1実施形態と同様であるため、これについての詳細な説明は省く。
    このような本発明の好適な第2実施形態によるオフユニット110は、第1実施形態によるオフユニット110とは異なり、図11から図13に示すように、接触端138aと回転片138の他方の端部が互いに一体に形成されて回転片138をなしている。 そして、オンボタン14の先端部に押下片14bが回転後に戻り運動可能にピン及びトーションバネにより結合されている。 これにより、図14に示すように、オンボタン14がロックバー60を前進させた後に元の位置に戻るとき、ロックバー60の前進によりオンボタン14が摺動する経路上に位置することになった回転片138の接触端138aとオンボタン14の押下片14bが互いに接触すると、押下片14bが接触端138aと干渉しない方向に回転されるように構成されることにより、オンボタン14は回転片138の干渉なしに元の位置に戻ることが可能になる。 一方、オンボタン14がロックバー60を後進させるために、図16及び17に示すようにさらに前方に摺動するときには、押下片14bがオンボタン14の先端部により支持されることにより回転なしに自分の位置を維持した状態で回転片138の接触端138aと接触して回転片138を押し出すことになる。 ここで、オンボタン14の押下片14bと回転片138の接触端138aの接触面には歯車状の凹凸が形成されて押下片14bと接触端138aが互いに安定的に噛み合うようにする。
    次に、本発明の好適な第3実施形態によるオフユニット110は、上述した第1実施形態によるオフユニット110及び第2実施形態によるオフユニット110とは異なり、オフ用関節機構130の代わりにオフボタン120が設けられている。
    このようなオフボタン120は、図18及び図19を参照すると、ハウジング12に摺動可能に結合されてユーザーにより押されたときにオフバー134をして開閉ユニット40を作動せしめて接点されている第2開閉端子44及び第1開閉端子42と第2入力端子24及び第1入力端子22を同時に開放した後に元の位置に戻る。 このようなオフボタン120は、上述したオンボタン14と同様に、ハウジング12に支持されるバネ124により弾性的に動くように設けられる。 このようにオフユニット110と連携された開閉ユニット40の解除片58を作動させるオフバー134はハウジング12に固定される固定台132にピン及びトーションバネなどにより左右回動可能に設けられることにより、図19の(d)に示すように、オフボタン120によりオフバー134の一方の側が押される場合、固定台132を中心に回動されて解除片58を押すことになり、解除片58は第2孔56の先端に位置する第2ストッパー68を押すことによりプレッシングバー70を支持するバネ78の弾性力によりオンボタン14の方向に第2孔56のロックバー60のサブロッド64の第1ストッパー66がサポートバレル50の第2孔56において解除されて第1孔54に係止され、サブロッド64の第2ストッパー68がサポートバレル50の第2孔56の他側の先端に係止されるようにして元の位置に戻る(図19の(a))。
    このようなオフユニット110は、オフボタン120とリモートモジュール140を同時に使用したり、両方のうちどちらか一方を選択的に使用して構成することができる。
    そして、上述したように、オフユニット110にオフボタン120を設ける場合、オンボタン14とオフボタン120が通常のオン/オフスイッチと同じ構造を有するように構成することができる。
    他方、本発明の好適な第3実施形態によるスイッチ10は、本発明の好適な第1実施形態と第2実施形態によるスイッチ10とは異なり、遅延ユニット80をなす第2遅延ブラケット81bを固定するための支持ブロック90をオンボタン14が摺動する経路上に設けるが、これにより、支持ブロック90がオンボタン14を通過させる孔92を形成することになる。
    図20は、本発明の好適な第4実施形態による待機電力遮断用スイッチの要部を説明するための斜視図であり、図21は、図20の待機電力遮断用スイッチにおける遅延ユニットの主な構成を説明するための分解斜視図であり、図22は、図20の待機電力遮断用スイッチの作動機構を順次に説明するための図である。
    本発明の好適な第4実施形態によるスイッチ10は、上述した第3実施形態と同様に、ハウジング12、オンボタン14、入力端子台20、開閉ユニット40、遅延ユニット80、出力端子台100及びオフユニット110を備えてなる。 このとき、本発明の好適な第4実施形態によるスイッチ10は、遅延ユニット80を除く全ての構成及び作用は上述した第3実施形態と同様であるため、これについての詳細な説明は省く。
    本発明の第4実施形態において、遅延ユニット80は、図20及び図21に示すように、支持ブロック86、遅延プレート84及び遅延バー82を備えてなる。 ここで、支持ブロック86は一方の側がハウジング12から離隔されて空間を有するようにハウジング12に結合され、第2開閉端子44が結合される。 そして、遅延プレート84は第2入力端子24が固定されて結合され、支持プレート84bの下側において支持ブロック86にヒンジ結合87されて回動可能に結合され、トーションバネにより元の位置に戻るようにする。
    遅延バー82は一方の端がオンボタン14に一体に結合され、オンボタン14と平行な遅延バー82の他方の端が遅延プレート84の隣に位置してオンボタン14の作動時に支持プレート84bを押して遅延プレート84を回転させる。
    このような遅延ユニット80は、上述したように、オンボタン14が押されて、図7に示すように、まずオンボタン14の遅延バー82が遅延プレート84を回転させて第2入力端子24と第2出力端子104を電気的に開放させ、オンボタン14により開閉ユニット40が作動されて開閉端子42、44が接点位置となって第1開閉端子42と第1入力端子22が接点されることにより第1入力端子22と第1出力端子102が電気的に接続され、図22の(c)に示すように、オンボタン14が元の位置に戻るときに遅延プレート84をトーションバネにより元の位置に回転させて第2開閉端子44に第2入力端子24が接点されて第2出力端子104と第2入力端子24が電気的に接続されるようにする。
    図23は、本発明の好適な第5実施形態による待機電力遮断用スイッチの要部を説明するための斜視図であり、図24から図27は、図23の待機電力遮断用スイッチにおける開閉ユニット40の主な構成及びその組立て状態を説明するための分解斜視図であり、図28は、図23の待機電力遮断用スイッチの電源をオンさせる作動機構を順次に説明するための図であり、図29は、図23の待機電力遮断用スイッチの電源をオフさせる作動機構を順次に説明するための図である。
    図23から図29を参照すると、本発明の好適な第5実施形態によるスイッチ10は、本発明の技術的思想下で一般的に知られている2極スイッチが適用される開閉機の端子開閉構造を開閉ユニット40に適用した形態である。 このような本発明の第5実施形態によるスイッチ10は、出力端子台100においてオフユニット110のリモートモジュール140及び電気製品本体と電線により連結されるように構成し、且つ、電気製品の内部回路の信号を受信するために電線によりリモートモジュール140に連結され、オンボタン14とオフボタン120を電気製品に設けられるスイッチ型に構成して開閉ユニット40及び遅延ユニット80と連携されて作動されるように構成したものである。
    さらに具体的に、本発明の第5実施形態によるスイッチ10は、入力端子台20の第2入力端子24と第1入力端子22がオンボタン14の摺動方向と平行にハウジング12の底面に配設される。 そして、開閉ユニット40の第2開閉端子44と第1開閉端子42がオンボタン14の摺動方向と平行に配設されるが、第2開閉端子44の一方の端はハウジング12の底面に固定され、電線により第1遅延ブラケット81aと連結され、第1開閉端子42の一方の端はハウジング12の底面に固定されて電線により第1出力端子102と連結されてリモートモジュール140及び電気製品の内部に電気的に連結され、第2開閉端子44及び第1開閉端子42の他方の端はそれぞれ対応する位置において第2入力端子24及び第1入力端子22と離隔されるようにして弾性的に移動可能となってそれぞれ接点と開放されるように設けられる。
    このような本発明の第5実施形態によるスイッチ10において、開閉ユニット40は、プッシュバー76、サポーター420、ローテーター430、フック440、解除レバー470及びローダー460を備えてなる。 このような構成は、通常、2極スイッチからなる開閉機に応用される技術的構成を本発明の技術的思想下で応用した形態である。
    このような開閉ユニット40を具体的に説明すると、プッシュバー76はオンボタン14の一側面に突出されるようにオンボタン14に形成される。 サポーター420は、図24に示すように、プッシュバー76が形成された位置と対応するように配置されてオンボタン14の摺動方向と平行にハウジング12に固定されて結合される。 このようなサポーター420は、ハウジング12に形成される支持ケース410にボルト(図示せず)により固定されるが、このような固定構造は、この分野の様々な形態を適用することができる。
    そして、ローテーター430は、回動後に元の位置に戻すためのバネ434により支持されてサポーター420に回動可能に結合され、プッシュバー76に係止される回動バー76'を備えてオンボタン14により回動される。
    また、フック440はローテーター430の下側とサポーター420の長孔422を貫通した連動ピン450により結合されてローテーター430の作動と連動される。 連動ピン450の結合のために、サポーター420には垂直方向に長孔422が形成される。 このフック440はローテーター430により押されて前端に形成される折曲部442が下側に位置するローダー460を押す機能をする。 そして、フック440の後端部444は解除レバー470の解除片134'の解除溝476に挿入されてオフユニット110のアクチュエータ146がオフバー134の一方の側を引っ張ってオフバー134の他方の側が解除片134'を押して挿入されたフック440の後端部444を解除させてローテーター430が元の状態で回動されるようにする。
    そして、解除レバー470は下端にヒンジボス472が形成されてサポーター420にヒンジ結合され、ヒンジボス472からオンボタン14の方向に延びてバネ478により支持される遊隙ボス474を有し、オフユニット110の方向に延びて形成される解除片134'を有し、フック440の先端(後端部444)が挿入されて位置する解除溝476が形成されてローテーター430が回動されたときにローテーター430の位置が固定されるように構成する。 このような解除レバー470は、図28に示すように、オンボタン14の作動を通じて第2入力端子24及び第1入力端子22と第2開閉端子44及び第1開閉端子42が接点された状態を解除するために作用する。 すなわち、電源をオンさせるとき、ローテーター430が係止されてその位置が固定されるようにした図28の状態で、図29に示すように、オフユニット110が作動されたときにオフユニット110のオフバー120により解除レバー470の解除片134'が後方向(オンボタン14の前進方向に対する反対方向)に動くため、解除片134の解除溝476に挿入されたフック440の後端部444を離脱させて係止されていたローテーター430を解放すると共に、連動ピン450により力を受けて第2開閉端子44及び第1開閉端子42を押していたローダー460がバネ弾性により上昇するようにし、ローテーター430が元の位置に戻るようにする。
    このようなサポーター420、ローテーター430、フック440及び解除レバー470は、図25に示す状態で結合される。
    さらに、ローダー460は、第2開閉端子44及び第1開閉端子42の上部に位置し、第2開閉端子44及び第1開閉端子42に離隔されるようにバネ462により弾性的に支持されて設けられ、フック440の下側に配置されてフック440により押されることにより第2開閉端子44及び第1開閉端子42が第2入力端子24及び第1入力端子22と同時接点されるようにする。
    このようなローダー460は、上述したサポーター420、ローテーター430、フック440及び解除レバー470の結合体と共に図26に示す状態でハウジング12に形成される支持ケース410に結合される。
    このような構成を通じて、図27及び図28に示すように、本発明の好適な第5実施形態によるスイッチ10が設けられる電気製品に電源を入れる場合、電源がオフされた状態(図24)でユーザーがオンボタン14を押すと、オンボタン14はハウジング12に支持された状態で摺動して前方向に移動する。 このような過程で、オンボタン14に形成されたプッシュバー76にローテーター430の回動バー76'が係止されることによりローテーター430が回動され、フック440の後端部444は解除溝476に挿入されて支持され、ローテーター430の突起(432、図24参照)に連結された連動ピン450によりフックの折曲部442は下方向に押されながらローダー460を押すことになり、第2開閉端子44及び第1開閉端子42は第2入力端子24及び第1入力端子22と接点される(図28の(b)に示す状態)。 そして、オンボタン14が押下の最終位置に達すると、ローテーター430は固定されるが、フック440の後端部444が解除レバー470に固定され、フック440の折曲部442が下降する伴い連動ピン450は互い違いの方向に立てられることにより、ローテーター430が回転されないようにし、ローテーター430が元の位置に戻る回転力よりも連動ピン450によるフック440の固定力が大きなため、図28の(c)に示すように、ユーザーの加圧力が除去された後にバネ(14a、図23参照)によりオンボタン14が元の位置に戻る場合にもローダー460により第2開閉端子44及び第1開閉端子42が押され続けるようにして第2入力端子24及び第1入力端子22と接点状態を維持するようにする。
    一方、本発明の好適な第5実施形態によるスイッチ10の遅延ユニット80は、図23に示すように、遅延バー82'、第1遅延ブラケット81a、支持ブロック90'、第2遅延ブラケット81b及び遅延ローテーター84'を備えて、オンボタン14を挟んで開閉ユニット40の反対側に位置して設けられる。
    このような遅延ユニット80において、遅延バー82'は、プッシュバー76の反対方向に位置してオンボタン14の一側に突出されるようにオンボタン14に形成される。 そして、第1遅延ブラケット81aはオンボタン14の摺動方向に対して水平に配設されるが、一方の端がハウジング12に固定されて電線により第2開閉端子44と連結され、他方の端がバネ94'により支持されてオンボタン14の押下時に押されて弾性的に移動可能に設けられる。 このとき、第1遅延ブラケット81aは高い通電性を有すると共に弾性を有する金属材質(例、銅)の環状の板状であることが好ましい。 支持ブロック90'はハウジング12から離隔されて空間を有するようにハウジング12に結合される。 そして、第2遅延ブラケット81bは第1遅延ブラケット81aと当接するように支持ブロック90'の上側に結合されて設けられ、電線により第2出力端子104及びリモートモジュール140と接続される。 このとき、第2遅延ブラケット81bは、高い通電性を有する金属(例、銅)の板状であることが好ましい。 また、遅延ローテーター84'はボディ84'aから側方向に突出されて第1遅延ブラケット81aを押すように形成されるプッシュラグ84'bと、ボディ84'aから側方向に突出されてオンボタン14により押されるように形成されるローテーティングラグ84'cと、を有する。 このとき、遅延ローテーター84'のボディ84'aの回転中心の一側はボディ84'を元の位置に回転させ、ハウジング12に支持されて設けられるバネブロック85に連結バーにより回動可能に固定結合され、遅延ローテーター84'はバネブロック85の隣においてハウジング12に固定されるサポートバー89により支持される。 このとき、バネブロック85には弾性力を有する渦巻バネを備えることも好ましい。
    このような構成を有する遅延ユニット80は、オンボタン14が押されるときに、図28の(b)に示すように、開閉ユニット40よりもオンボタンに近く設けられてまず第1遅延ブラケット81aと第2遅延ブラケット81bが開放された後、第2開閉端子44と第1開閉端子42が第2入力端子24及び第1入力端子22と同時接点されるようにし、図28の(c)に示すように、オンボタン14が元の位置に戻るとき、バネブロック85により遅延ローテーター84'のボディ84'aを元の位置に戻して第1遅延ブラケット81aと第2遅延ブラケット81bが接点されるようにすることにより、電気製品本体の電源ライン5及びリモートモジュール140に2極が同時に接続されることなく順次に接続されるようにする。
    一方、本発明の好適な第5実施形態によるスイッチ10において、オフユニット110の構成及びそれによる電源のオフは上述した実施形態によるオフユニット110と同様に図29に示す通りであるため、その詳細な説明は省く。
    上述したように、本発明の好適な実施形態による待機電力遮断用スイッチを上述した説明及び図面に基づいて説明したが、これは例示的なものに過ぎず、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において種々の変化及び変更が可能であるということをこの分野の通常の技術者はよく理解できるであろう。
    上述した目的を達成するために、本発明の特徴によれば、本発明は、電気製品に設けられてオフ時にプラグ1を介して印加される外部電源を完全遮断せしめるための待機電力遮断用スイッチにおいて、前記電気製品に固定されるハウジング12と、前記ハウジング12内において前記プラグ1の第2電線3と接続される第2入力端子24を有し、前記ハウジング12内において前記プラグ1の第1電線2と接続される第1入力端子22を有する入力端子台20と、前記ハウジング12内に設けられ、前記第2入力端子24と接点される第2開閉端子44を有し、前記第1入力端子22と接点される第1開閉端子42を有し、前記第2開閉端子44及び第1開閉端子42と前記第2入力端子24及び第1入力端子22をそれぞれ接点及び分離するための開閉ユニット40と、前記ハウジング12に摺動可能に結合されてユーザーにより押されたときに前記開閉ユニット40を作動させて前記第2開閉端子44及び第1開閉端子42と前記第2入力端子24及び第1入力端子22をそれぞれ接点させた後に元の位置に戻るオンボタン14と、前記ハウジング12内において前記開閉ユニット40の第2開閉端子44と電気的に接続されて前記電気製品の内側に延びる内部電源ライン5の第2電線7と接続される第2出力端子104を有し、前記ハウジング12内において前記開閉ユニット40の第1開閉端子42と電気的に接続されて前記電気製品の内側に延びる内部電源ライン5の第1電線6と接続される第1出力端子102を有する出力端子台100と、前記ハウジング12に設けられて前記開閉ユニット40の第2開閉端子44及び第1開閉端子42が前記第2入力端子24及び第1入力端子22とそれぞれ接点された状態で前記開閉ユニット40を作動させることにより、前記第2開閉端子44及び第1開閉端子42を前記第2入力端子24及び第1入力端子22とそれぞれ分離させるオフユニット110と、前記第2入力端子24と第2出力端子104との間に設けられ、前記オンボタン14が押されたときに前記開閉ユニット40よりも先に作動されて前記開閉ユニット40が作動されても前記第2入力端子24と第2出力端子104が電気的に接続できないようにし、前記開閉ユニット40が作動されて前記第1入力端子22と第1出力端子102が電気的に接続された後、前記オンボタン14が元の位置に戻るときに前記第2入力端子24と第2出力端子104が電気的に接続されるようにすることにより、時間差をおいて順次に内部電源ライン5に接続されるようにする遅延ユニット80と、を備えることを特徴とする。
    このように、本発明による待機電力遮断用スイッチにおいて、前記第2入力端子24と第1入力端子22は前記オンボタン14の摺動方向に対して垂直に配設され、前記第2開閉端子44と第1開閉端子42は前記オンボタン14の摺動方向に対して垂直に配設されるが、前記第2開閉端子44の一方の端は固定されて第2出力端子104と電気的に接続されており、他方の端は前記第2入力端子24と対応する位置において前記第2入力端子24と離隔されるようにして弾性的に移動可能になって接点及び分離(開放)されるように設けられ、前記第1開閉端子42は一方の端は固定されて前記第1出力端子102と電気的に接続されており、他方の端は前記第1入力端子22と対応する位置において前記第1入力端子22と離隔されるようにして弾性的に移動可能になって接点及び分離(開放)されるように設けられ、前記開閉ユニット40は前後に開口される中空53が前記オンボタン14の摺動方向に平行に配置されるように前記ハウジング12に固定されて支持され、前記オンボタン14が位置する前方には前記中空53から外周縁に貫通されて平行に第1孔54及び第2孔56が形成されるサポートバレル50と、メインロッド62から一側に分岐されて形成されることにより弾性的に動くサブロッド64を有し、前記オンボタン14が位置する方向において前記サポートバレル50の中空53に摺動可能に結合され、前記サブロッド64上に外側に突出されるように形成されて前記サポートバレル50に結合されたときに前記第1孔54に結合される第1ストッパー66及び前記第2孔56に結合される第2ストッパー68を有し、前記オンボタン14により押されたときに前記第1ストッパー66及び前記第2ストッパー68が前記第2孔56に一緒に結合されることにより位置が固定されるロックバー60と、カラム72の下側に前記第2開閉端子44と第1開閉端子42を押すように外側に突出されて形成されるローダー74を有し、一側が前記ロックバー60の反対側において前記サポートバレル50の中空53に摺動可能に結合され、他側が前記ハウジング12に支持されるバネ78により支持されるプレッシングバー70と、を備え、前記サポートバレル50の第2孔56の隣の個所に取り付けられていて第2孔に載置された第1ストッパー66及び第2ストッパー68中に第2ストッパー68を押してロックバー60が後退して第1孔54にサブロッド64の第1ストッパー66が載置されるようにし、ヒンジ運動され、回動後に元の位置に戻るようにバネが取り付けられた解除片58を備え、前記遅延ユニット80は前記サポートバレル50とオンボタン14との間に位置して前記オンボタン14の摺動方向に対して水平に配設されるが、一方の端が前記ハウジング12に固定されて前記第2開閉端子44と電線により接続され、他方の端が前記オンボタン14の押下時に押されて弾性的に移動可能に設けられて第2遅延ブラケットと接点及び分離(開放)される第1遅延ブラケット81aと、前記第1遅延ブラケット81aとサポートバレル50との間に位置して前記ハウジング12に固設される支持ブロック90と、前記第1遅延ブラケット81aと当接するように前記支持ブロック90の上側に結合されて配設され、前記第2出力端子104と電気的に接続される第2遅延ブラケット81bと、を備えて、前記オンボタン14が押されて前進する方向に摺動するときに先に接点された前記第1遅延ブラケット81aと第2遅延ブラケット81bが分離されて前記第2出力端子104と第2入力端子24が電気的に分離された状態で、前記開閉ユニット40が作動されて前記第2開閉端子44及び第1開閉端子42が前記第2入力端子24及び第1入力端子22とそれぞれ接点されて前記第1出力端子102と前記第1入力端子22が電気的に接続された後、前記オンボタン14が後進する方向に摺動して元の位置に戻るときに前記第1遅延ブラケット81aと第2遅延ブラケット81bが接点されて前記第2出力端子104と第2入力端子24が電気的に接続されるようにすることを特徴とする。
    このように、本発明による待機電力遮断用スイッチにおいて、前記オフユニット110は前記オンボタン14が摺動する経路において離隔された位置に設けられるが、一側の先端部に形成された回転片138が前記オンボタン14の前後方向の1サイクルの摺動動作と前記開閉ユニット40をなすロックバー60の前進によって前記オンボタン14が摺動する経路上に位置して前記オンボタン14により押されながら他側の先端部がオフバー134の一側を押して前記オフバー134の他側が前記開閉ユニット40を作動させて接点された前記第2開閉端子44及び第1開閉端子42と前記第2入力端子24及び第1入力端子22を同時に分離するオフ用関節機構130であることを特徴とする。
    このように、本発明による待機電力遮断用スイッチにおいて、前記オフ用関節機構130は前記開閉ユニット40の一側に互いに離隔されるように設けられ、上端に支持孔133a、133a'が形成された一対の支持台133、133'と、棒状を呈する胴体端136bの両端部の側面に互いに反対方向を向いて突出された連結端136aと押下端136cがそれぞれ形成され、前記一対の支持台133、133'の支持孔133a、133a'にそれぞれ貫通するように挿入される前記押下端136cと連結端136aにより支持されて水平移動が可能となり、前記押下端136cが挿入され、前記胴体端136bと前記支持台133との間に位置するバネにより復元力が与えられる移動具136と、一方の端部が一側に折れ曲がって接触端138aを形成する「L」字状を呈し、他方の端部が前記移動具136の連結端136aにピン結合されて回転運動時に前記接触端138aを前記オンボタン14の摺動経路上に位置せしめる回転片138と、前記ハウジング12に設けられる固定台132に垂直に形成された回転軸132aに中央部が挿入されて回転可能になるが、一方の端部が前記移動具136の押下端136cにより押されながら他方の端部が前記開閉ユニット40の解除片58を押して前記ロックバー60が後進するようにするオフバー134と、からなるが、前記開閉ユニット40のロックバー60は先端が側方向に突出されて係止爪60aを形成し、前記回転片138は他方の端部の先端が外部に定まった長さだけ突出されるように前記連結端136aにピン結合され、前記回転片138と前記連結端136aとの間にトーションバネが設けられて前記回転片138の接触端138aは前記トーションバネの弾性により前記オンボタン14が摺動する経路において離隔された位置に待機するようにする一方、外部に突出される前記回転片138の他方の端部先端は前記オンボタン14の摺動動作により前進する前記ロックバー60の係止爪60aにより押されながら前記回転片138の接触端138aが前記オンボタン14の摺動経路上に位置するようにすることを特徴とする。
    このように、本発明による待機電力遮断用スイッチにおいて、前記回転片138は一方の端部をなす接触端138aと他方の端部が互いにピン結合され、前記接触端138aと他方の端部との間に圧縮バネ138cが設けられるが、前記回転片138の他方の端部に「L」字状のストッパー138bが形成されて前記ロックバー60を前進させるための前記オンボタン14の摺動動作時には前記接触端138aが回転して前記オンボタン14と前記接触端138aが互いに干渉しないようにし、前記ロックバー60の後進のための前記オンボタン14の摺動動作時には前記回転片138が「L」字状に定位置となって前記オンボタン14が摺動する経路上に前記接触端138aが位置するようにすることを特徴とする。
    このように、本発明による待機電力遮断用スイッチにおいて、前記回転片138は前記一方の端部をなす接触端138aと他方の端部が一体に形成され、前記オンボタン14は先端部に押下片14bがピン及びトーションバネにより結合されて前記接触端138aと接触して前記回転片138を押すようにするが、互いに接触する前記接触端138aと押下片14bの接触面には歯車状の凹凸が形成されて噛み合うようにしてもよい。
    このように、本発明による待機電力遮断用スイッチにおいて、前記オフユニット110は、前記ハウジング12に摺動可能に結合されてユーザーにより押されたときにオフバー134の一側を押して他側が前記開閉ユニット40を作動させて接点された前記第2開閉端子44及び第1開閉端子42と前記第2入力端子24及び第1入力端子22を同時に分離されるようにした後、元の位置に戻るオフボタン120を備えることを特徴とする。
    このように、本発明による待機電力遮断用スイッチにおいて、前記オフユニット110は、前記開閉ユニット40及び遅延ユニット80を介して内部に印加される電源を供給されて作動し、遠隔無線制御を行うためのコントローラ144と、前記コントローラ144と接続されて遠隔無線信号を受信するセンサー142と、電気製品の内部回路の信号を受信できるように電気的に連結された前記コントローラ144の制御によりオフバー134の一側を引っ張って他側が前記開閉ユニット40を作動させて接点された前記第2開閉端子44及び第1開閉端子42と前記第2入力端子24及び第1入力端子22を同時に分離する動作を行うアクチュエータ146と、を有するリモートモジュール140をさらに備えていてもよい。
    一方、本発明による待機電力遮断用スイッチは、上述とは異なり、前記遅延ユニット80は一側が前記ハウジング12から離隔されて空間を有するように前記ハウジング12に結合され、前記第2開閉端子44が結合される支持ブロック86と、前記第2入力端子24が固定されるように結合され、支持プレート84bの下側に前記支持ブロック86にヒンジ結合されて回動可能であり、回動後に元の位置に戻るようにバネが結合される遅延プレート84と、一方の端が前記オンボタン14の側面の一側に突出するように結合して折り曲げられてオンボタン14と平行となり、他方の端が前記遅延プレート84の隣に位置して、前記オンボタン14が押されて先に前記遅延プレート84を回転させて前記第2出力端子104と前記第2入力端子24が電気的に接続されないようにし、前記開閉ユニット40が作動されて前記第1開閉端子42が前記第1入力端子22に接点されて前記第1出力端子102と前記第1入力端子22が電気的に接続された後、前記オンボタン14が元の位置に戻るときに前記遅延プレート84を元の位置に回転させて前記第2開閉端子44と前記第2入力端子24が接点されて前記第2出力端子104と前記第2入力端子24が電気的に接続されるようにする遅延バー82を備える構成であってもよい。

    本発明は待機電力遮断用スイッチに係り、さらに詳しくは、TV、オーディオ、コンピュータなど電気製品に直接的に組み付けられて自動制御されたオフ信号によりコンセントにプラグが接続されていてもプラグを介して印加される外部電源を機械的に完全遮断(2極遮断)することにより待機電力の消耗をなくし、電源のオン時に2極が同時接点時に発生可能なスパーク及び電気製品の電気的衝撃を防止するようにまず第1入力端子と第1出力端子が電気的に接続され、その後に第2入力端子と第2出力端子が電気的に接続されて接点が順次的となる、すなわち、2極スイッチが最終的に1極スイッチとなる待機電力遮断用スイッチに関する。

    QQ群二维码
    意见反馈