−距離制御されるメカニカルスイッチ

申请号 JP2017206028 申请日 2017-10-25 公开(公告)号 JP2018082432A 公开(公告)日 2018-05-24
申请人 ローデ ウント シュヴァルツ ゲーエムベーハー ウント コンパニ カーゲー; 发明人 ミハエル スタンス; マーカス ライポルド; セバスチャン セドルマイア; マーカス フロイデンライヒ; マティアス フロイデンライヒ; トーマス ウィル;
摘要 【課題】小さな物理的設置面積で、 信号 自体に悪影響を及ぼさない、高周波信号を切り替えるためのスイッチの提供。 【解決手段】スイッチにおいて切替用アクチュエータ6aは、第1の弾性要素61aと、第1の弾性要素の第1の側に機械的に結合されたアクチュエータ要素63aと、第1の弾性要素の第2の側に機械的に結合された第1の切替用導体26とを備える。第1の切替用導体26は、第1の導体 位置 と第2の導体位置との間を移動するように構成される。アクチュエータ要素は、第1のアクチュエータ要素位置と、所定のアクチュエータ要素リフトだけ離れた第2のアクチュエータ要素位置との間を移動することにより、第1の弾性要素の第1の側を移動させるように構成される。第1の弾性要素は、さらに、所定のアクチュエータ要素リフトによる第1の弾性要素の第1の側の動きを、所定の弾性 力 を伴う第1の弾性要素の第2の側の動きに変換するように構成される。 【選択図】図18
权利要求

− 第1の弾性要素と、 − 前記第1の弾性要素の第1の側に機械的に結合されたアクチュエータ要素と、 − 前記第1の弾性要素の第2の側に機械的に結合され、第1の導体位置と第2の導体位置との間を移動するように構成された第1の切替用導体とを備え、 前記アクチュエータ要素は、第1のアクチュエータ要素位置と、所定のアクチュエータ要素リフトだけ離れた第2のアクチュエータ要素位置との間を移動することにより、前記第1の弾性要素の前記第1の側を移動させるように構成されている、スイッチ。前記第1の弾性要素は、前記所定のアクチュエータ要素リフトによる前記第1の弾性要素の前記第1の側の動きを、所定の弾性を伴う前記第1の弾性要素の前記第2の側の動きに変換するように構成されている、請求項1に記載のスイッチ。前記第1の弾性要素は、浅い荷重撓み曲線を有する、請求項2に記載のスイッチ。前記第1の弾性要素はダイヤフラムスプリングである、請求項2に記載のスイッチ。第2の弾性要素および第2の切替用導体を備え、 前記アクチュエータ要素は、前記第2の弾性要素の第1の側に機械的に結合されており、前記第2の切替用導体は、前記第2の弾性要素の第2の側に機械的に結合されており、前記アクチュエータ要素は、前記第1のアクチュエータ要素位置と前記第2のアクチュエータ要素位置との間を移動しながら、前記第2の弾性要素の前記第1の側を移動させるように構成されており、 前記第2の弾性要素は、前記所定のアクチュエータ要素リフトによる前記第2の弾性要素の前記第1の側の動きを、前記所定の弾性力を伴う前記第2の弾性要素の前記第2の側の動きに変換するように構成されている、請求項2に記載のスイッチ。前記アクチュエータ要素はアクチュエータの一部であり、前記要素は磁気アクチュエータである、請求項1に記載のスイッチ。前記アクチュエータ要素はアクチュエータの一部であり、前記アクチュエータは双安定磁気アクチュエータであり、前記双安定磁気アクチュエータの第1の安定状態が、前記アクチュエータ要素の前記第1のアクチュエータ要素位置にあり、前記双安定磁気アクチュエータの第2の安定状態が、前記アクチュエータ要素の前記第2のアクチュエータ要素位置にある、請求項1に記載のスイッチ。前記アクチュエータ要素はアクチュエータの一部であり、前記アクチュエータは圧電アクチュエータである、請求項1に記載のスイッチ。前記所定のアクチュエータ要素リフトは、0.1mm〜5mmであり、好ましくは0.3mm〜3mmであり、最も好ましくは0.6mmである、請求項1に記載のスイッチ。前記所定の弾性力は、50mN〜1000mNであり、有利には100mN〜500mNであり、最も有利には291mNである、請求項2に記載のスイッチ。第1のストリップ導体、第2のストリップ導体および第3のストリップ導体を備え、 前記第1の切替用導体および前記第2の切替用導体は、前記第1の導体位置において、 − 前記第1のストリップ導体が前記第1の切替用導体と接触しており、 − 前記第2のストリップ導体が前記第1の切替用導体と接触しており、 − 前記第2の切替用導体が前記第1のストリップ導体、前記第2のストリップ導体および前記第3のストリップ導体と接触していないように構成されている、請求項5に記載のスイッチ。前記第1の切替用導体および前記第2の切替用導体は、前記第1の導体位置において、前記第2の切替用導体が接地平面に接触しているように構成されている、請求項11に記載の高周波スイッチ。前記第1の切替用導体および前記第2の切替用導体は、前記第2の導体位置において、 − 前記第1のストリップ導体が前記第2の切替用導体と接触しており、 − 前記第3のストリップ導体が前記第2の切替用導体と接触しており、 − 前記第1の切替用導体が前記第1のストリップ導体、前記第2のストリップ導体および前記第3のストリップ導体と接触していないように構成されている、請求項5に記載の高周波スイッチ。前記第1の切替用導体および前記第2の切替用導体は、前記第2の導体位置において、前記第1の切替用導体が接地平面に接触しているように構成されている、請求項13に記載の高周波スイッチ。請求項5に記載の少なくとも2つのスイッチを備える切替可能な減衰器であって、 請求項5に記載の前記少なくとも2つのスイッチのうちの第1のスイッチの前記第2のストリップ導体は、電気要素の第1の端子に接続されており、請求項5に記載の前記少なくとも2つのスイッチのうちの第2のスイッチの前記第2のストリップ導体は、前記電気要素の第2の端子に接続されており、前記第1のスイッチの前記第3のストリップ導体は、前記第2のスイッチの前記第3のストリップ導体に接続されており、 前記第1のスイッチの前記第1のストリップ導体は、前記ステップ減衰器の入力端子を形成しており、 前記第2のスイッチの前記第1のストリップ導体は、前記ステップ減衰器の出力端子または請求項5に記載のさらなるスイッチの入力端子を形成している、切替可能な減衰器。請求項5に記載のスイッチを備えるセレクタスイッチ。

说明书全文

本発明は、切替用導体を2つの位置の間で切り替えるためのスイッチに関する。

近年、通信用電子装置では、周波数の増加トレンドが顕著である。したがって、高周波信号を測定するための測定機器が必要とされる。そのような測定機器では、そのような高周波信号を高周波信号に著しい影響を及ぼさない制御された態様で切替可能であることが必要とされる。

例えば、米国特許第7,489,179B2号明細書は、スイッチを含む高周波信号用のステップ減衰器を示している。しかし、そこで使用されるスイッチは、相当なサイズであり、高周波信号に悪影響を及ぼすことがある。

このため、小さな物理的設置面積のみを要求し、信号自体に悪影響を及ぼさない、そのような高周波信号を切り替えるためのスイッチを提供する必要がある。

米国特許第7,489,179B2号明細書

本発明の第1の態様によれば、スイッチが提供される。スイッチは、第1の弾性要素と、第1の弾性要素の第1の側に機械的に結合されたアクチュエータ要素と、第1の弾性要素の第2の側に機械的に結合された第1の切替用導体とを備える。切替用導体は、第1の導体位置と第2の導体位置との間を移動するように構成されている。アクチュエータ要素は、第1のアクチュエータ要素位置と、所定のアクチュエータ要素リフトだけ離れた第2のアクチュエータ要素位置との間を移動することにより、第1の弾性要素の第1の側を移動させるように構成されている。

好ましくは、第1の弾性要素は、さらに、所定のアクチュエータ要素リフトによる第1の弾性要素の第1の側の動きを、所定の弾性を伴う第1の弾性要素の第2の側の動きに変換するように構成されている。これによって、小さな物理的設置面積のみが必要になるとともに、非常に小さな制御可能な接触力のみを伴う切替用導体の明確な動きが可能になる。

第1の態様の第1の好適な実施形式によれば、第1の弾性要素は、浅い荷重撓み曲線を有する。それによって、切替用導体の非常に明確であるが小さな接触力に変換される著しいアクチュエータ要素リフトを発生させるアクチュエータ要素を用いることができる。

第1の態様の第2の好適な実施形態によれば、第1の弾性要素はダイヤフラムスプリングであり、これによって、非常に廉価なスプリングを弾性要素として用いることが可能になる。また、それによって、小さな物理的サイズを達成することができる。

第1の態様の第3の好適な実施形式によれば、スイッチは、第2の弾性要素および第2の切替用導体を備える。アクチュエータ要素は、第2の弾性要素の第1の側に機械的に結合されている。第2の切替用導体は、第2の弾性要素の第2の側に機械的に結合されている。アクチュエータ要素は、第2の弾性要素の第1の側を移動させ、第1のアクチュエータ要素位置と第2のアクチュエータ要素位置との間で移動するように構成されている。第2の弾性要素は、所定のアクチュエータ要素リフトによる第2の弾性要素の第1の側の動きを、所定の弾性力を伴う第2の弾性要素の第2の側の動きに変換するように構成されている。それによって、異なる2つの信号経路の間を切り替えることができる。

第1の態様の第4の好適な実施形式によれば、スイッチは、アクチュエータ要素を備えるアクチュエータを備える。アクチュエータは磁気アクチュエータである。これによって、単純かつ低コストな構造が可能になる。

第1の態様の第5の好適な実施形式によれば、スイッチは、アクチュエータ要素を備えるアクチュエータを備える。アクチュエータは、双安定磁気アクチュエータである。双安定磁気アクチュエータの第1の安定状態が、アクチュエータ要素の第1のアクチュエータ要素位置にある。双安定磁気アクチュエータの第2の安定状態が、アクチュエータ要素の第2のアクチュエータ要素位置にある。これによって、スイッチの単純な構造および低いハードウェアコストが可能になる。また、スイッチは、切替用導体を移動させる接触力を定義する精度をさらに高める。

第1の態様の第6の好適な実施形式によれば、スイッチは、アクチュエータ要素を備えるアクチュエータを備える。アクチュエータは圧電アクチュエータである。これによって、単純かつ低コストな構造が可能になる。

第1の態様の第7の好適な実施形式によれば、所定のアクチュエータ要素リフトは、0.1mm〜5mmであり、有利には0.3mm〜3mmであり、最も有利には0.6mmである。それによって、アクチュエータ要素の単純な構造が可能になる。

第1の態様の第8の好適な実施形式によれば、所定の弾性力は、50mN〜1000mNであり、有利には100mN〜500mNであり、最も有利には291mNである。これによって、部品の損傷を防止するとともに、確実な接触切替が可能になる。

第1の態様のさらなる好適な実施形式によれば、スイッチは、第1のストリップ導体、第2のストリップ導体および第3のストリップ導体を備える。第1の切替用導体および第2の切替用導体は、第1の導体位置において、第1のストリップ導体が第1の切替用導体と接触しており、第2のストリップ導体が第1の切替用導体と接触しており、第2の切替用導体が、第1のストリップ導体、第2のストリップ導体、第3のストリップ導体と接触していないように構成されている。これによって、異なる2つの経路の間のクロストークを防止するとともに、確実な切替が可能になる。

さらなる好適な実施形式によれば、第1の切替用導体および第2の切替用導体は、第1の導体位置において、第2の切替用導体が接地平面(ground plane)に接触しているように構成されている。これによって、切り替えられていない切替用導体の共振が防止される。

第1の態様のさらなる好適な実施形式によれば、第1の切替用導体および第2の切替用導体は、第2の導体位置において、第1のストリップ導体が第2の切替用導体と接触しており、第3のストリップ導体が第2の切替用導体と接触しており、第1の切替用導体が第1のストリップ導体、第2のストリップ導体および第3のストリップ導体と接触していないように構成されている。これによって、異なる切替経路の間のクロストークを防止するとともに、確実な切替が可能になる。

さらなる実施形式によれば、第1の切替用導体および第2の切替用導体は、第2の導体位置において、第1の切替用導体が接地平面に接触しているように構成されている。これによって、異なる切替経路の間のクロストークを防止することも可能になる。

本発明の第2の態様によれば、ここではステップ減衰器とも称する切替可能な減衰器が提供される。ステップ減衰器は、第1の態様の第3の実施形式による少なくとも2つのスイッチを備える。少なくとも2つのスイッチのうちの第1のスイッチの第2のストリップ導体は、電気要素の第1の端子に接続されている。少なくとも2つのスイッチのうちの第2のスイッチの第2のストリップ導体は、電気要素の第2の端子に接続されている。第1のスイッチの第3のストリップ導体は、第2のスイッチの第3のストリップ導体に接続されている。第1のスイッチの第1のストリップ導体は、ステップ減衰器の入力端子を形成している。第2のスイッチの第1のストリップ導体は、ステップ減衰器の出力端子、または第1の態様の第3の実施形式によるさらなるスイッチの入力端子を形成している。これによって、非常に高い周波数で使用可能なステップ減衰器の単純かつ小さな設置面積の構造が可能になる。

本発明の第3の態様によれば、第1の態様の第3の実施形式によるスイッチを備えるセレクタスイッチが提供される。それによって、小さな物理的設置面積のみを必要とし、非常に高い周波数で使用可能なセレクタスイッチの非常に単純な構造が可能になる。

図面に関して、本発明の例示的な実施形態を例としてのみさらに説明する。

本発明の第2の態様によるステップ減衰器の第1の実施形態を示す図である。

本発明の第2の態様によるステップ減衰器の第2の実施形態を示す展開図である。

本発明の第2の態様の第3の実施形態における上部筐体を示す展開図である。

本発明の第2の態様の第4の実施形態におけるベース板を示す展開図である。

本発明の第2の態様の実施形態における下部筐体を示す展開図である。

本発明の第2の態様の第6の実施形態におけるベース板を示す詳細な展開図である。

本発明の第1の態様の第1の実施形態における2つのスイッチを示す詳細図である。

本発明の第2の態様のさらなる実施形態を示す上視図である。

本発明の第2の態様の実施形態における電気要素を示す詳細図である。

本発明の第2の態様の実施形態における入力端子を示す三次元図である。

本発明の第2の態様のさらなる実施形態を示す側面図である。

本発明の第1の態様のさらなる実施形態におけるストリップ導体および切替用導体を示す詳細図である。

本発明の第1の態様のさらなる実施形態におけるストリップ導体および切替用導体を示すさらなる詳細図である。

第1の態様のさらなる実施形態における切替用導体を示す詳細図である。

本発明の第1の態様のさらなる実施形態における切替用導体およびそれに応じた接続ロッドを示す詳細図である。

本発明の第3の態様の実施形態としてのセレクタスイッチを示す図である。

本発明の第3の態様の実施形態としてのセレクタスイッチの入力箇所を示す図である。

本発明の第1の態様のさらなる実施形態におけるアクチュエータを示す図である。

本発明の第1の態様のさらなる実施形態におけるアクチュエータを示す切欠き図である。

初めに、図1〜図5に沿ってマルチステージ型ステップ減衰器の全体構造を示している。図6〜図8に沿って、ステップ減衰器内の導体の詳細を示している。図9には、ステップ減衰器内の電気要素の構造を示している。図10〜図11に沿って、ステップ減衰器の入力ポート箇所を詳細に示している。図12〜図15には、切替用導体および周辺要素の構造の詳細を示している。図16〜図17に関して、例示的なセレクタスイッチの構造を示している。図18〜図19に沿って、それに応じた切替用アクチュエータの構造および機能を示している。異なる図における同様な実体および参照番号を部分的に省略している。

本発明の好適な実施形態を詳細に参照しながら、それらの例を添付の図面に例示している。しかし、本発明の以下の実施形態に各種の修正を施してもよく、本発明の範囲は、以下の実施形態により限定されない。

第1の実施形態 図1には、本発明の第2の態様による、ここではステップ減衰器1とも称する、切替可能な減衰器を示している。ステップ減衰器1は、入力ポート5aおよび出力ポート5bを有する。ステップ減衰器1は、下部筐体2、ベース板3および上部筐体4で構成されている。下部筐体2と上部筐体4は、ベース板3を挟んでいる。さらに、ステップ減衰器1は、ここでは別個に示していない多数の減衰ステージを備える。減衰ステージは、入力ポート5aと出力ポート5bの間に配置されている。各減衰ステージは、アクチュエータ6a、6b、6c、6dを有する。各アクチュエータ6a〜6dを用いて、例えば抵抗器などの電気要素を入力ポート5aと出力ポート5bの間の信号経路へと切り替えることができる。

第2の実施形態 図2には、図1のステップ減衰器1の展開図を示している。ここでは、上部筐体4および下部筐体2にねじ込まれるボルト8aで、入力ポート5aが所定の位置に保持されることを明らかに見て取ることができる。また、出力ポート5bは、上部筐体4および下部筐体2にねじ込まれるボルト8bで所定の位置に保持される。上部筐体4、ベース板3および下部筐体2は、さらにボルト7で一体に保持される。

個々の要素のさらなる詳細については、さらなる図に示している。

第3の実施形態 図3には、上部筐体4および周辺部品の詳細図を示している。上部筐体4は、アクチュエータ6a〜6dを通過させるように構成された多数の穴47a、47b、47c、47dを備える。さらに、上部筐体4は、接続ロッド45を通過させるための追加の穴48a、48b、48c、48dを備えており、同接続ロッドの下側に切替用導体46が取り付けられており、上側にシャフト43が取り付けられる。それぞれのシャフト43と上部筐体4の間には、それぞれのスプリング44が加えて配置され、接続ロッド45および取り付けられたシャフト43を緊張状態に保持する。上部筐体4の下方には、高周波シールシート41が配置されている。ボルト42は、上部筐体4、シールシート41およびベース板3を位置合せ状態に維持する。

第4の実施形態 図4には、ベース板3の詳細図を示している。ベース板3は、ベース板3の入力ポート側と出力ポート側を接続するストリップ導体チャネル35を備える。ステップ減衰器1の各減衰ステージについて、ストリップ導体チャネル35は、貫通接続用の1つの経路と、電気要素34との接続用の1つの経路との、2つの経路を形成している。ストリップ導体チャネル35内には、ストリップ導体31および32が配置される。ストリップ導体31は、各減衰ステージの各貫通接続を形成する。ストリップ導体32は、各ステージの電気要素34に接続する。各減衰ステージ内では、入力側のスイッチおよび出力側のスイッチが、ストリップ導体31またはストリップ導体32のいずれかを入力ポートと出力ポートの間の信号経路へと切り替える。

ストリップ導体31、32は、軸対称の非導電性支持要素33で所定の位置に保持される。

ストリップ導体チャネル35は導電性表面を有する。特に、ストリップ導体チャネル35は、固体金属で形成されたベース板3に加工されている。支持要素33がストリップ導体チャネル35に対して間隙を伴ってストリップ導体31、32を保持するので、ストリップ導体31、32とストリップ導体チャネル35の間には導電性接続が存在しない。

また、電気要素34とストリップ導体チャネルの間には導電性接続が存在しない。しかし、電気要素34とストリップ導体チャネル、したがってベース板3との間に良好な熱的結合が存在するので、信号パワーを放散させることができることが重要である。

第5の実施形態 図5には、下部筐体2の詳細図を示している。また、ここでは、下部筐体2とベース板3の間に高周波シールシート22が配置されている。ボルト23が、下部筐体2、高周波シールシート22およびベース板3を位置合せ状態に保持する。下部筐体2は、アクチュエータ6a〜6dを通過させる多数の穴27a、27b、27cおよび27dを備える。さらに、下部筐体2および高周波シールシート22は、接続ロッド21を通過させる追加の穴28a、28b、28cおよび28dを備える。接続ロッド21は、上側に切替用導体26が取り付けられており、下側にシャフト25が取り付けられる。下部筐体と各シャフト25の間には、各接続ロッド21について、スプリング24が配置され、シャフトおよび接続ロッドを下部筐体2に対して緊張状態に保持する。

第6の実施形態 図6には、ベース板3のさらなる詳細を示している。同図には、ストリップ導体31および32をベース板3に対して展開図で示している。ストリップ導体31がベース板3の左側と右側の間の貫通接続を形成する一方で、ストリップ導体32が、ベース板3の左側と右側の間で電気要素34を通る接続を形成することを明らかに見て取ることができる。また、ここでは、支持要素33を容易に見て取ることができる。さらに、この図は、ベース板3に加工されたストリップ導体チャネル35を明らかに示している。

第7の実施形態 図7には、周辺のベース板3および筐体2、4を有していない、本発明の第1の態様による2つのスイッチの図を示している。2つのスイッチが同一に構成されているので、左のスイッチのみに参照符号を付している。

第1のストリップ導体36が、スイッチの入力を形成している。第1のストリップ導体36は、電気要素34に接続するストリップ導体32に接続することができ、代わりに、前に説明したような貫通接続を形成するストリップ導体31に接続することができる。

スイッチは、第1の切替用導体46に接続された上部接続ロッド45と、第2の切替用導体26に接続された下部接続ロッド21とを備える。接続ロッド45、21は、アクチュエータ6a〜6dの1つに接続され、同時に移動される。

それらは、第1の位置と第2の位置とに配置することができる。ここで示す第1の位置において、切替用導体46は、第1のストリップ導体36および第2のストリップ導体32と接触していない。切替用導体46は、代わりに、接地平面、例えば、上部筐体、または上部筐体とベース板3の間に配置された高周波シールシート22と接触している。同時に、切替用導体26は、第1のストリップ導体36および第3のストリップ導体31に接触している。さらなるスイッチは、同様の方法で切り替えられる。このことは、第2のストリップ導体32または第3のストリップ導体31のいずれかが各減衰ステージの入力および出力と接続されることを意味する。

ここでは、切替用導体26、46がストリップ導体の平面で直交するように形状決定されていることに気づくことが重要である。また、第1のストリップ導体36は、第2のストリップ導体32および第3のストリップ導体31に対して直交に配置されている。これによって、現在切り替えられていない経路に対する高周波結合が、直交する電磁場の性質により効率的に防止されるので、有利な高周波挙動が実現される。

第8の実施形態 図8には、本発明の第2の態様によるステップ減衰器の1つの減衰ステージの上視図を示している。同図には、第1のストリップ導体36、切替用導体26およびストリップ導体31、32を示している。電気要素34および支持要素33も容易に見て取ることができる。さらに、ここでは、ストリップ導体チャネル35も示している。

第9の実施形態 図9には、電気要素34の詳細図を示している。電気要素34は、基板341、特にセラミック基板の上に配置されている。例えば窒化ケイ素基板を使用することができる。このことは、そのような基板が電気要素34から多くの信号パワーを放散させることができる高い温度伝導度を有するので、有利である。基板341を周辺装置に熱的に接続するために、同基板は、有利には、ストリップ導体チャネル35内のベース板3の表面に直接半田付けされ、または圧接され、または接着される。基板341自体が非導電性であるので、接続によって、電気要素とストリップ導体チャネル35の間が短絡することはない。

第10の実施形態 図10には、入力ポート5aおよび接続された減衰ステージを示している。入力ポート5aは、外側導体51および内側導体52を備え、同軸ポートを形成している。内側導体52は、導体支持体53で所定の位置に保持されている。内側導体52は、第1のストリップ導体36と一体に形成されている。これによって、非常に単純な構造と、非常に有益な高周波挙動とが可能になる。前に説明したように、第2のストリップ導体32または第3のストリップ導体31に接続するように第1のストリップ導体を切り替えることができる。ここでは前にすでに説明した要素を示しているが、それらについては再び説明しない。

第11の実施形態 図11には、図10に示した入力ポート箇所の側面図を示している。ここでは、内側導体52が第1のストリップ導体36と一体に形成されていることが明らかである。ここでは、特に、切替用導体46および26ならびに高周波シールシート41、22の位置を明らかに見て取ることができる。

この切替状態では、切替用導体46は、第1のストリップ導体36および第2のストリップ導体32と接触している。同時に、切替用導体26は、高周波シール22で形成された接地平面に接触する。他の切替位置において、切替用導体26は、第1のストリップ導体36および第3のストリップ導体31と接触している。この時、切替用導体46は、高周波シール41で形成された接地平面に接触する。

第12の実施形態 図12には、切替用導体46、26を囲むベース板3の三次元図を示している。ベース板3は、その表面に加工されたストリップ導体チャネル35を有する。第1のストリップ導体36、第2のストリップ導体32および第3のストリップ導体31は、ストリップ導体チャネルから間隙で離れて、このストリップ導体チャネル35内にそれぞれ配置されている。間隙の幅は、0.1mm〜0.5mmであり、有利には0.25mmである。ストリップ導体31、32、36の幅は、0.25mm〜2mmであり、有利には0.5mmである。ストリップ導体31、32および36の厚さは、0.1mm〜0.5mmであり、有利には0.25mmである。

切替用導体46は、接続ロッド45に接続されている。この図の切替用導体46は、第1のストリップ導体36および第2のストリップ導体32と接触していない。代わりに、切替用導体26は、第1のストリップ導体36および第3のストリップ導体31と接触している。しかし、この図では、このことを容易に視認することができない。

ベース板3が、垂直に形状決定された切替用導体46の屈曲部に配置され、切替用導体46を第3のストリップ導体31から離間させる、ストリップ導体チャネル壁37を有することに気づくことが重要である。これによって、特に、第3のストリップ導体と切替用導体46の間における信号のRF結合が防止される。第2のストリップ導体32と切替用導体26の間には、同様のストリップ導体チャネル壁38が配置されている。図13では、このことを容易に見て取ることができる。

第13の実施形態 図13には、図12の図示に対応する切欠き図を示している。ここでは、特に、2つの切替用導体46、26を容易に見て取ることができる。2つの高周波チャネル壁37、38も容易に認識することができる。

第14の実施形態 図14には、切替用導体26、46の詳細図を示している。各切替用導体26、46は、その垂直形状の屈曲部の近くに穴262を備える。それらの穴262は、接続ロッド21、45を接続するために用いられる。特に、接続は、例えばプラスチック材料から、接続ロッド21、45を射出成形することにより行われ、接続ロッド21、45の材料は、穴262を通って流れ、切替用導体26、46を囲むことにより、接続ロッド21、45で切替用導体26、46を接続し保持する。

さらに、切替用導体26、46は、高周波挙動を向上させるために、平坦な部261を随意に備えることができる。

さらに、切替用導体26、46は、それらの各末端にスリット263を随意に備えることができる。それらのスリットは、切替用導体26、46の各先端の弾力性を高めることにより、ストリップ導体31、32、36の正確な位置決めに関する精度要求を抑えるのに有用である。

第15の実施形態 図15には、接続ロッド21、45に接続している切替用導体26、46を示している。

第16の実施形態 図16には、本発明の第1の態様によるスイッチ100のさらなる適用を示している。同図では、スイッチは、異なる高周波コネクタ5a、311、321の間を切り替えるためのセレクタスイッチに用いられている。スイッチ100は、第1の高周波コネクタ5a、第2の高周波コネクタ321および第3の高周波コネクタ311を備える。

第1の高周波コネクタ5aは、第1のストリップ導体36と一体形成された第1の内側導体52を備える。第2の高周波コネクタ321は、第2のストリップ導体32と一体形成された内側導体320を備える。第3の高周波コネクタ311は、第3のストリップ導体31と一体形成された第3の内側導体310を備える。

第1のストリップ導体36は、第1の平面において第2のストリップ導体32と直交するように配置されている。同じ第1の平面において、第1のストリップ導体36は、第3のストリップ導体31と直交するように配置されている。

高周波コネクタ5a、321、311の内側導体52、320、310は、それぞれに一体形成されたストリップ導体36、32、31に沿ってそれぞれ配置されている。したがって、高周波コネクタ5a、321、311も、それぞれのストリップ導体36、32、31に対して同様の構成で配置されている。このことは、第1の高周波コネクタ5aが第2の高周波コネクタ321に直交するように配置されていることを意味する。第1の高周波コネクタ5aは、第3の高周波コネクタ311に直交するようにも配置されている。

スイッチ100は、さらに、接続ロッド21に接続された第1の切替用導体26と、接続ロッド45に接続された第2の切替用導体46とを備える。接続ロッド21、45は、示していない切替用アクチュエータに接続され、同アクチュエータは、接続ロッド21、45を同時に移動させることにより、切替用導体26、46も同時に移動させる。切替用アクチュエータは、切替用導体26、46を第1の位置と第2の位置との間で移動させるように構成されており、第1の位置において、第1の切替用導体26が、第1のストリップ導体36および第2のストリップ導体32に接触している一方で、第2の切替用導体46が、ストリップ導体36、32、31のいずれにも接触しておらず、代わりに接地平面に接触しており、第2の位置において、第2の切替用導体46が、第1のストリップ導体36および第3のストリップ導体31に接触している一方で、第1の切替用導体26が、ストリップ導体36、32、31のいずれにも接触しておらず、代わりに接地平面に接触している。

このことは、図16では、第1の位置において、第1の切替用導体26が、第1のストリップ導体36および第2のストリップ導体32まで下げられる一方で、第2の切替用導体46が、ストリップ導体36、32、31から離れるように下向きに移動されることを意味する。第2の位置において、第2の切替用導体46が、第1の切替用導体36および第3の切替用導体31の下側に向けて上向きに移動される一方で、第1の切替用導体26が、切替用導体36、32、31の上側から離れるように移動される。

第17の実施形態 図17には、入力高周波コネクタ5aの1つの入力箇所を示している。高周波コネクタ5aは、外側導体51および内側導体52を備える。この例では、導体51、52は、同軸コネクタを形成している。高周波コネクタ5a内には、ポート支持体53が配置されている。同支持体は、内側導体52を非導電態様で外側導体51内に保持している。内側導体52が第1のストリップ導体36と一体形成されているので、ポート支持体53は、第1のストリップ導体36も所定の位置に保持している。図17の右側には、図16ですでに示した同一の部品を再び示しているが、ここでは、詳細に説明しない。

第18の実施形態 図18には、切替用アクチュエータ6aを詳細に示している。アクチュエータ6a〜6dは、互いに同一である。

アクチュエータ6aは、隆起部68を備え、固定用スプリング67で所定の位置に保持されており、同スプリングは、隆起部68を内部に固定し、上部筐体、下部筐体およびベース板の各穴の所定の位置にアクチュエータを保持する。

さらに、アクチュエータ6aは、アクチュエータ6aにより第1の位置と第2の位置との間で上下に移動されるアクチュエータ要素63a、63bを備える。アクチュエータ要素63aは、アクチュエータ6aの上側で弾性要素61aに接続され、アクチュエータ6aの下側で第2の弾性要素61bに接続されている。アクチュエータ要素63aは、各弾性要素61a、61bの中心部に相当する、弾性要素61a、61bの第1の側を移動させる。この例では、弾性要素61a、61bはダイヤフラムスプリングである。同弾性要素は、ダイヤフラムスプリングの弾性特性を調整できる多数のスリット62a、62bを備える。

弾性要素61a、61bの第2の側には、シャフト64a、64bが接続されており、同シャフトには、接続ロッド21、45が接続されており、同接続ロッドには、切替用導体26、46が接続されている。シャフト64a、64bは、さらに、スプリング66a、66bに接続されており、同スプリングは、それらの他方の各側でベース板の外側と接触しており、弾性力を作用させ、接続された各切替用導体26、46を互いに離す。

シャフト64a、64bには、さらに、シャフト64a、64bの回転を防止するために用いるループ65a、65bが提供されている。

アクチュエータ6aには、左側および右側に、したがって対称的に、シャフト64a、64b、接続ロッド21、45および切替用導体26、46が設けられている。同アクチュエータは、図7および図10にも示したように、本発明の第1の態様によるスイッチを同時に移動させるようになっている。したがって、2つのスイッチについて、したがって1つの減衰ステージについて、1つのアクチュエータ6aが用いられる。

アクチュエータ6aには、ケーブル61を通じて切替電流が供給される。

第19の実施形態 図19には、図18のアクチュエータ6aの切欠き図を示している。ここでは、図16に沿ってすでに説明した要素を再び説明していない。アクチュエータ6aは、コア68とともに形成された、前に説明したアクチュエータ要素63a、63bを備える。アクチュエータ要素63a、63bは、筐体69内のコア68とともに移動する。

筐体69内に配置され、筐体に固定されているのは永久磁石67である。さらに、筐体69に固定して電磁石70が配置されている。したがって、コア68は、永久磁石67および電磁石70に対してアクチュエータ要素63a、63bとともに移動することができる。

永久磁石67は、第1の切替位置または第2の切替位置のいずれかに向けてアクチュエータ要素63a、63bを引き付ける磁気力が常に存在することを確実にする。このことは、コア68が、筐体69の上側または筐体69の下側のいずれかと接触していることを意味する。磁気力は、中心位置で均衡しているが、この位置は安定していない。したがって、アクチュエータは、2つの切替位置で双安定となる。電磁石70を通じて切替電流を流すことによって、永久磁石67の磁気力が凌駕されることにより、2つの安定状態の間の切替が可能になる。

図19には、さらに、図18の図示に加えてストリップ導体を示している。

本発明は、これらの例に限定されない。様々なタイプの多くのスイッチ、減衰ステージおよびステップ減衰器に、上で議論した本発明を適用することができる。特に、アクチュエータのタイプは、限定として理解されるものではない。例示的な実施形態の特徴を任意の組合せで用いることができる。

本発明およびその利点について詳細に説明してきたが、ここでは、添付の請求項で定義する本発明の趣旨および範囲から逸脱することなしに、各種の変更、置換および改変を行うことができることを理解されたい。

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