Electrical switching device having a magnetic displacement element

申请号 JP2007538315 申请日 2005-10-21 公开(公告)号 JP2008518413A 公开(公告)日 2008-05-29
申请人 ローデ ウント シュワルツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディット ゲゼルシャフトRohde & Schwarz GmbH & Co.KG; 发明人 バイエル アレクサンダー; ハイングライナー ヘルムート; ライポールド マルクス;
摘要 本発明は、相互から 水 平方向に間隔を空けた2つの対向 接触 素子(7a、7b)間にその接触端(6)を配置した矩形の電気スイッチ素子(4)を持つ電気スイッチ装置(1)、特には高周波スイッチ装置に関する。 前記スイッチ素子(4)は、スイッチ素子(4)の両側に隣接して配置された2つの調節素子という手段により、対向接触素子(7a、7b)のいずれかに向けて、その長手方向に対して垂直の方向に、選択的に可動である。 摩擦作用及び磨耗により電気接触がダメージを受ける危険性を排除、又は少なくとも低減する為に、スイッチ素子(4)は少なくとも部分的に 磁性 材料を含む一方で、調節素子は2つの磁石配列(12a、12b)により形成されており、一方の磁石配列(12a)又は他方の磁石配列(12b)の磁 力 を、選択的に低減又は増大させることができる。
权利要求
  • 電気スイッチ装置(1)、特には高周波スイッチ装置であって、前記スイッチ素子(4)は、相互から水平方向に間隔を空けた2つの対向接触素子(7a、7b)間に一方の接触端(6)を配置した矩形の電気スイッチ素子(4)を持ち、前記スイッチ素子(4)の両側に、その長手方向に対して横断する方向に隣接して配置された2つの変位素子により、前記対向接触素子(7a、7b)のいずれかに向かって選択的に可動であり、前記スイッチ素子(4)は少なくとも部分的に磁性材料を含み、前記変位素子が2つの磁石配列12a、12b)により形成されており、一方の磁石配列(12a)の磁力及び/又は他方の磁石配列(12b)の磁力がそれぞれに選択的に低減又は増大させることが可能であり、前記磁石配列(12a、12b)を横断する横断面(8)を中心に2つのスイッチ素子(4)が配置され、互いに対向して位置しており、そしてそれらの相互に対して配向する接触端(6)において、共通する磁石配列(12a、12b)という手段により、両側に配置された対向接触素子(7a、7b)に向かって横方向に可動であることを特徴とする。
  • それぞれの前記磁石配列(12a又は12b)の低減可能な磁力を低減することにより、水平方向に対向する磁石配列の磁力を、前記スイッチ素子(4)を対応する対向接触素子(7a又は7b)に向けて移動させ、その上に維持するに十分なものとなる程度にすることができることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
  • それぞれの前記磁石配列(12a又は12b)の低減した磁力と、対向して位置する前記磁気配列(12a又は12b)の低減した磁力、又は増大させた磁力との間の差が、前記スイッチ素子(4)を対応する対向接触素子(7a又は7b)へと向けて移動させ、その上に維持するに十分なものであることを特徴とする請求項2に記載のスイッチ装置。
  • それぞれの前記磁石配列(12a又は12b)の増大可能な磁力が、前記スイッチ素子(4)を対応する対向接触素子(7a又は7b)へと向けて移動させ、その上に維持するに十分なものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスイッチ装置。
  • それぞれの前記磁石配列(12a又は12b)の増大させた磁力とそれぞれに対向して位置する前記磁石配列(12a又は12b)の低減した磁力、又は増大させた磁力との間の差が、前記スイッチ素子(4)を対応する対向接触素子(7a又は7b)へと向けて移動させ、その上に維持するに十分なものであることを特徴とする請求項4に記載のスイッチ装置。
  • 前記他方の磁石配列(12b)の磁力が、前記スイッチ素子(4)を他方の磁石配列(12b)に関連して対向接触素子(7a)へと向けて移動させ、その上に維持するに十分な程度となるように、前記一方の磁石配列(12a)の磁力が低減可能であることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
  • 前記一方の磁石配列(12a)の磁力が、前記スイッチ素子(4)をその側部に配置された対向接触素子(12a)へと向けて移動させ、その上に維持するに十分な程度となるように増大できることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のスイッチ装置。
  • 可変磁力を持った前記磁石配列(12a)が、電磁石、又は永久磁石(13a)及び電磁石(14a)を持つものであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のスイッチ装置。
  • 前記他方の磁石配列(12b)が、永久磁石(13b)を持つものであることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のスイッチ装置。
  • 電磁石、又は永久磁石(13a、13b)と電磁石(14a、14b)を含む磁石配列(12a、12b)が、前記スイッチ素子(4)の両側に配置されたことを特徴とする請求項8又は9に記載のスイッチ装置。
  • 前記永久磁石(12a)及び電磁石(14a)が、互いに同軸に配置されたことを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載のスイッチ装置。
  • 前記永久磁石(13a)又は前記永久磁石(13a)の延長部が、前記電磁石(14a)のコア(16a)を形成するものであることを特徴とする請求項11に記載のスイッチ装置。
  • 前記電磁石(14a)が転極するものであることを特徴とする請求項12に記載のスイッチ装置。
  • 前記スイッチ素子(4)が、横断方向に弾性的に柔軟であることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載のスイッチ装置。
  • 前記スイッチ素子(4)が、ばね舌片により形成されており、その幅広い側面が前記対向接触素子(7a、7b)に向かって配向していることを特徴とする請求項14に記載のスイッチ装置。
  • 前記スイッチ素子(4)が、ハウジング(22)の保護空間(21)中に配置されていることを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載のスイッチ装置。
  • 前記電磁石(14a)が、前記保護空間(21)の隣に、又はその下に配置されていることを特徴とする請求項16に記載のスイッチ装置。
  • 前記電磁石(14a)が、前記ハウジング(22)上で、又は前記ハウジング(22)の底部(22b)にある窪み(32)中で横方向に配置されていることを特徴とする請求項17に記載のスイッチ装置。
  • 前記ハウジング(22)がカバー(22a)を含むものであり、そして少なくとも1つの永久磁石(13b)が前記カバー(22a)の窪み(33)中に配置されたことを特徴とする請求項16乃至18のいずれかに記載のスイッチ装置。
  • 说明书全文

    本発明は請求項1の前提項による電気スイッチ装置に関するものである。

    このタイプのスイッチ装置は、ドイツ特許第DE10103814A1号に記載されている。 このスイッチ装置は、具体的には様々なダンピング素子を介して高周波基準線への電流線をオフに切り替える為のものである。 その為に、これは変位素子という手段により、その長手方向に対して横切る方向に可動である矩形のスイッチ素子を持っており、その一端に接触面があり、これにより対応する接触面との接触を随意に解消したり作ったりすることができるものである。 接触配置にあっては、接触面への電流線は、とりわけ接触面及び対向接触面の相互の当接部に依存する。 汚染物質又は粒子は電流線に実質的なダメージを与えることがあり、特には汚染物質又は粒子が非導電体を含む場合にそうである。

    界面の無い電流線は、例えば信号発生器又はネットワークアナライザのダンピング調整を行う基準線にとっては、特に重要である。 基準線は例えば、その入出側に同じ一定の特性波動インピーダンスを持ち、そしてそれぞれに調整可能な、校正されたダンピングを持つ、複数の直列に構成された4極スイッチ装置を持っている。

    周知の高周波スイッチ装置が、例えば代表的には高周波基準線に用いられた場合、スイッチ素子の横方向のスイッチング移動は、横方向にスイッチ素子へとぶつかってこれを動かすタペットという手段による外部機械的応力の作用により得られる。 スイッチ素子が実施する枢動と、スイッチ素子の両端にあるタペットの横方向のスラスト移動とに基づくスライド移動は、タペットとスイッチ素子の接触領域中に摩擦による材料磨耗が生じる。 具体的には、スイッチング装置が閉鎖スイッチング空間を持つ場合、摩擦で生じる磨耗材料に起因する接触障害の危険性が高くなるものであり、これは磨耗材料が接触空間中に残留する為である。 しかしながら、開放されたスイッチング空間の場合でも、磨耗材料が接触面間に入り込んで電気接触を損なう危険性は存在する。

    本発明の基本的目的は、最初に説明したタイプの電気スイッチ装置における摩擦作用を、そしてその作用から発生する磨耗材料による電気接触ダメージの危険性を排除又は低減するところにある。 具体的には、接触面周辺における磨耗材料の発生を、回避又は少なくとも低減することが目的とされる。 加えて、統合化に都合の良い単純かつ小型の構造を、スイッチ装置のみならず、そのスイッチ装置を受容する保護筐体上又は内部にも、単純かつ経済的な方法で作ることを目的とする。

    この目的は、請求項1の特徴により得ることができる。 本発明の更なる発展形態は、その下位請求項に記載されている。

    本発明の根底に存在する知見とは、スイッチ素子のスイッチング移動の原動力が磁力であれば、スイッチ素子及び変位素子間の機械的移動接触の必要性は無く、従って磁力により生じるスイッチ素子のスイッチング移動には、その観点から見たスライド摩擦も、それから生じる磨耗材料も無いという点にある。

    本発明に基づくスイッチ装置の場合、スイッチ素子は、少なくとも部分的な磁性材料を含み、そして変位素子は2つの磁石配列により形成されるもので、その磁石配列の一方の磁力、又はこれに加えて磁石配列の他方の磁力、又はこれらをそれぞれに、随意選択により低減又は増大させることが可能となっている。 この結果、スイッチ装置は、横方向に可動式のスイッチ素子が、一方の側に配置された対向接触素子へと移動してそこに維持される、又は他方の側に配置された対抗接触素子へと移動してそこに維持されることになるように、磁力を低減又は増大させることにより切り替えることができる。 この移動の原動力は、接触及び摩擦を生じずに効果を発揮するものであり、当該分野の現状において生じている磨耗材料が回避され、従ってそこから発生するいかなる電気接触障害も回避され、良好な電気接触が保証されるものである。 従って本発明は、単純で小型の構造を特徴とするものであり、これは更に経済的に生産することが可能であり、スイッチ装置自体のみならず、スイッチ装置を取り囲む保護筐体中にも容易に取り込むことができる。

    本発明の場合、磁石配列間の磁力差は、一方の横磁石配列、又は両方の磁石配列の磁力を低減する、又は増大させることにより作られるものであり、この差は、より大きい磁力を持つ磁石配列がそれ自体へと、そして同じ側に配置された対向接触素子へとスイッチ素子を引き付け、その上に維持することができる程度に大きい。 次に対向接触素子からの開放は、スイッチ素子を隣接する対向接触素子へと維持する磁石配列の磁力が低減され、反対側に位置する磁石配列の磁力が優勢となり、スイッチ素子を開放してこちら側の対向接触素子と接触することになる程度とすることにより、又は反対側に位置する磁石配列の磁力を増大させて、この磁力がスイッチ素子を開放し、こちら側に移動させてこちら側の対向接触素子へと接触させることになる程度とすることにより、実施されるものである。

    従って本発明の範囲においては、磁力の低減又は増大が可能な磁石配列を、両側に設ける必要は必ずしも無い。 本発明の範囲においては、磁力を低減又は増大することができる磁石配列が一方の側にあり、これによりスイッチ素子を反対側にある対向接触素子から開放し、それをこちら側にある対向接触素子へと引き寄せる、又はその逆のことを実施することができれば十分なのである。

    磁力の増減は、随意選択によりオン/オフの切り替えができる電磁石が設けられていることにより、又はその磁力を低減可能又は増大可能とすることにより、実施することができる。 しかしながら、求められる磁力変化は、基本的に同軸構成とした電磁石及び永久磁石を組み合わせた場合にも得ることができるもので、ここで永久磁石は電磁石のコアの延長部又は電磁石のコアを形成することができるものである。 本実施の形態は、小型構造を可能とするだけではなく、電磁石と永久磁石の同極又は逆極の配列により、磁力の加算又は減算という意味において永久磁石の磁力を重ね合わせることができるものである。 従って、電磁石を転極するように構成し、磁力の加算及び減算により磁力を変化させることを可能とすることは特に有利なのである。 電磁石が更に、オフに切り替えることもできるように構成可能なものである場合、それぞれの磁力に3倍の変化を得ることができる。

    加えて、スイッチ素子が対向接触素子と接触した直後に電磁石を切っても、永久磁石の磁力によりスイッチ素子がその対向接触素子へと維持されることになる程度に大きな磁力を持った永久磁石をそれぞれに1つ設けることも有利である。

    特に利点の大きい本発明の発展形態は、望ましくは磁石配列の中心を横断するスイッチ装置の横断面を中心に、相互に対向する2つのスイッチ素子が配置されており、相互に向かって配向されたそれらの接触面が、両側に配置された対向接触素子に向かって横方向に可動なものである。 本実施の形態は、対向配置された両スイッチ素子を、それぞれに一方の磁石配列に対して作動させることが可能である。 この結果、特に基準線に好適な4極スイッチ構成を、単純な方式で得ることができる。

    本発明の範囲においては、何等かの方式で一端から他端へと移動させることができるスイッチ素子が基本的に好適である。 特に有利には、ばね舌片により形成されたスイッチ素子が好適であり、このスイッチ素子は固有の弾力性に基づき、その弾性復元力に逆らって横方向に折れ曲がること、そして中央配置にある非作動状態へと自動的に戻ることができ、ここから一方の側又は他方の側へと随意にスイッチングすることができる。

    本発明に基づくスイッチ装置を保護筐体中に配置したものを構築する場合においては、電磁石を保護筐体上に横配列に取り付ける、又は組み込むこと、又は保護筐体の底部領域中に一体化することができる一方で、単純かつコンパクトな構造が保証される。

    本発明を更に発展させた特徴は、経済的に製造することができ、更には信頼性の高い機能及び接触を作ることができる単純かつコンパクトな構造へと導くものである。

    本発明の有利な実施の形態については、幾つかの実施の形態及び添付図を参照しつつ以下により詳細にわたって説明する。

    符号1にその全体を示す2スイッチ対の4スイッチ装置は、それぞれにスイッチ3及びスイッチ素子4への電気線2を持ち、スイッチ素子4は電気線2に対して横断する方向に往復可動であり、線2を開閉するように作用する。 スイッチ素子4は、その底辺端部5にて恒久的に線2と接続する矩形の素子で、その他方の端部に接触端6を持っており、これが横断方向に移動すると、相互に間隔を空けて横方向に配置された2つの対向接触素子7a、7bのうちの一方と接触配置において当接することになる。 開放配置は図示されている中央配置において実現することができ、ここでは接触端6は対向接触素子7a、7bから横方向に間隔を空けた状態にある。

    本実施の形態においては、スイッチ装置1はいわゆる基準線(reference line)の一部であり、基準線は並列に配置され、随意選択によりスイッチング素子4によって切り替えることができる切替可能基準線部分2a、2bを持ち、基準線の少なくとも一部はダンプされて減衰線を形成している。 図1においては、相互に対して鏡像を成すように配置された2つのスイッチ3をそれぞれ持つ2スイッチ装置対が描かれており、一つのスイッチ装置対はそれぞれに4極基準線の長手部分を形成している。 これは2つの基準線部分2a、2b及び2つのスイッチ素子4で構成されており、2つのスイッチ素子4は相互に同一のもので、且つ、横断面8の両側に相互に対して鏡像となるように配置されていることが望ましく、横断面8は電気線2に対して横断する方向に、そして対向接触素子7a、7bの間のほぼ中心に延びており、これによりその接触端6が相互に向けられ、それぞれに横方向に間隔を空けた2つの対向接触素子7a、7bの間に配置され、そして随意選択により対向接触素子7a、7bの一方又は他方に向かって移動することができる。 図1の左側に配置された本実施の形態において、横断面8の両側に鏡像関係となるように配置されたスイッチ3は実質的に同一のものであることから、横断面8の左側にそのスイッチ3と共に配置されたスイッチ装置1のみに関し、以下に説明するものとする。

    スイッチ素子4は、横方向に弾性的に柔軟であることが望ましく、その底辺端部5は基部11に搭載されたホルダー9上に維持されている。 平らなストリップ形状のばね舌片は、柔軟なスイッチ素子として特に好適なものであり、前記ばね舌片は図1及び図2にその薄い方の側面が見えるように描かれた側面図が示されているもので、対向配置されたその2つの広い方の側面は、対向接触素子7a、7bに向かって配向されている。 平らなストリップは10分の1mm未満、例えばたった数μmの厚さを持つ薄膜により形成することも可能である。

    スイッチ素子4を横方向に対向接触素子7a、7bのいずれか一方へと移動させるスイッチング手順を実現する為には、スイッチ素子4の両側に、接触端部6を対向接触素子7a、7bのいずれか一方へと向かって横方向に移動させる為の磁石配列12a、12bが設けられる。

    図1の左側の実施の形態においては、磁石配列12aはその磁力が随意選択により増減可能である電磁石により、又は永久磁石13a及びコイル15を含む電磁石14aにより形成されており、永久磁石13aと電磁石14aは一方が他方中に同軸に一体化されていることが望ましく、棒状の永久磁石13aが電磁石14aのコアを形成している。

    図1に基づく実施の形態においては、磁石配列12bはそれぞれに1つの永久磁石13bにより形成されたものである。 3つの磁石13a、13b、14a全てを含む磁石配列12、12bは、スイッチ素子4の横移動領域Bの外側に配置され、スイッチ素子4の対応する基板上の側においてそれぞれの作用方向へと向けてられている為、これらはその移動を妨げることはなく、これにより磁性材料から成るスイッチ素子4に磁気効果を持つものである。

    永久磁石13a、13bは、同極又は非同極に配置することができる。 本実施の形態においては、永久磁石13a、13bは相互に対し、そしてスイッチ素子4に対し、それぞれのN極を向けて配向されている。

    永久磁石13a、13bは、従ってスイッチ素子4から離れて配向する基準線部分2a、2bの側部上に配置されるものであり、例えば接着又ははんだ付けによりそれらの間にそれぞれ固定接触を作ることができる。

    電磁石14aにより作られる磁力は、極性に応じて永久磁石13aの磁力に重ねることができる。 永久磁石13a及び電磁石14aが同極構成であった場合、その磁力は加算されるもので、電磁石14aがオフの場合、永久磁石13a、即ち磁石配列12aの磁力は低い値である。 オンに切り替えられた状態においては、磁力が加算されて高い値となる。

    電磁石14a及び永久磁石13aが非同極方式で配置されていた場合、磁力は減算されるものであり、オンに切り替えられた状態においては、例えば0にまで達し得る低い値となる。 電磁石12aがオフに切り替えられた状態においては、永久磁石13aの磁力は低い値となる。

    従って、永久磁石13bの磁力と、高い値の磁石配列12aの磁力がそれぞれにスイッチ素子4をそれらに対して引き寄せ、対応する対向接触素子7a、7bへと接触した状態に維持することになるように磁力が設計される。 このことは、永久磁石13の磁力が有効であったとしても磁石配列12aの磁力の高い値に当てはまること、そして永久磁石13bの磁力に当てはまることであり、更に設計によっては磁石配列12aの0にまで到達し得る低い値が有効である場合にも言えることである。 磁石配列12のスイッチング効果から永久磁石13bのスイッチング効果への切り替え、又はその逆は、電磁石12aの極性切り替えを生じる電流インパルスによりそれぞれに実施することができる。

    電磁石14aの極性N1、S1を切り替え可能とすることが所望された場合、簡略化して描かれている極性切替機構10が設けられる。

    同じ、又は同様の部品に同じ符号が付された図1の右側の実施の形態は、永久磁石13a及び電磁石12aのコア16a、更には電磁石12bのコア16bが、実質的に同軸に並べて配置されており、永久磁石13a又は13bが基準線部分2a又は2bとコア16a又は16bの間に配置されている点が、図1の左側の実施の形態とは異なる。 コア16a又は16b及び永久磁石13a又は13bは、相互に向かって配向したその側面において、例えば接着又ははんだ付けにより、しっかりと相互に接続することができる。

    更に、図1の右側の実施の形態の構成及び機能は、図1の左側の実施の形態のものと対応しており、従って簡略化する為に図1の右側の実施の形態についての更なる説明は省くものとする。

    図2の左側及び図2の右側に基づく実施の形態は、磁石配列12bを形成する永久磁石13bにも同様に電磁石14bが設けられている点だけが先に説明した実施の形態と異なっている。 磁石配列12a、12bは、完全に同じものであり、線2を中心に鏡像となるように配置、又は更に構成されており、またそれは鏡像において対応するように作動するようになっていることが望ましい。

    図2に基づく実施の形態においては、一方の磁石配列の高い値の磁力と他方の磁石配列の低い値の磁力をオンへと切り替えることにより、磁力差を基本的に2倍に増大させることができるもので、スイッチ装置1は、スイッチ素子4の移動抵抗及びそれぞれに対向して配置された低い値の磁力を実質的に上回る/下回る効果的な磁力で操作されることになることから、このことはスイッチ装置1の機能信頼性に寄与するものである。

    更には、それぞれに1つの永久磁石12a又は12bを設けることが有利であり、これは、スイッチ素子4が対応する対向接触素子7a又は7bと接触した直後に電磁石14a又は14bをオフに切り替えても、永久磁石13a又は13bの磁力によりスイッチ素子4を対向接触素子7a又は7b上に維持することができる程度の強さの磁力を持つものである。

    線2を中心に相互に対向して配置された永久磁石13a及び13bは、図1に基づく実施の形態のそれぞれ左側及び右側と同じものとすることができる。

    いずれの実施の形態においても、スイッチ4はこのように磁気的にそれぞれの接触配置へと転置され、この配置に維持される。 よって圧力と摩擦接触により電気接触面の間に入り込み、電気接触にダメージを及ぼす可能性のある磨耗材料を生じることがあった機械的に作用する変位素子は不要となる。

    相互に連携する電気接触面を外部の汚染から守る為には、スイッチ装置1を、少なくとも接触面を持つ部品については、望ましくは封止されたハウジング22の保護空間21中に置くことが有利である。

    同一又は対応する部品には同じ符号が同様に付されている図3〜図6に示す実施の形態は、そのようなハウジング22を上から見た斜視図で示しており、その保護空間21は随意選択によりカバー22aで上部を開閉できるようになっている。

    これらの構造においては、基部11は、ハウジングの底部22b及び対向配置された2枚の側壁22c、その上に配置することができるカバー22a、そしてハウジング底部22b及び側壁22cの端部に取り付けられ、ねじ留めされた2枚の対向配置された端壁22dにより構成される。 できれば端壁22dが側壁22cを超えて突出し、それらの間にカバー22aも受容して、その上に同様にねじ留めすることができるようになっていることが望ましい。 内部的に平らな隣接する端壁22dの封止を向上させる為に、それらはゴム又はプラスチック材のような弾性的圧縮力を持つ材料を含む密閉リング23によりそれぞれに封止されており、リングは端壁22dの当接面中にある環状溝24中に入るように、そしてその当接面から上に若干突出するように設けられていることが望ましい。

    端壁22dの中心領域中には、電気線2用にそれぞれ1つの貫通孔25が、それぞれに1つの軸受け型ケーブルスクリュー接続26と共に設けられているもので、接続26は外に向かって突出し、これを通じて電気線2が保護空間21中へと伸び、封止されて(例えばねじ込まれて)いる。

    保護空間21においては、保護空間21の端部領域にスイッチ素子4用のホルダー9が設けられていることが望ましい。 ホルダー9はそれぞれ、その間で対応するスイッチ素子4を締め付けることが可能な締め付け金具を持つ締め付け装置により形成される。

    加えて、図3〜図6に基づく実施の形態は以下の具体的特徴を持っている。 図1の左側又は右側の実施の形態に対応する図3に基づく構造においては、電磁石14aは、そのコイル15と共にハウジング22に横に取り付けられている。 ハウジング31は、電磁石14aを配置するという、その目的を果たすものであり、ハウジング22の対応側面に、例えばネジ接続により電磁石と共に搭載される。 ハウジング21は好ましくは底面及び上面が開放されており、これにより材料及び重量が節約されるばかりではなく、自然対流の法則に準じて作用する独立的に効果のある空気冷却が得られている。 このようなハウジング31は外側延長壁31a、2枚の横壁31b及び奥壁31cを持つものとすることができ、それらの間に電磁石14aが、例えば永久磁石13aに対して同軸となるように配置、固定される。

    永久磁石13a、13bは、上部横溝22e中に座ぐりして配置することが望ましく、永久磁石13a、13bがハウジング22の上面から突出することになるように、横溝22eの深さは永久磁石13a、13bの高さよりも小さくなっている。 この場合、カバー23の下部に適合する横溝22fが設けられ、この横溝中へと永久磁石13a、13bの突出部が入る。 永久磁石の長さは、従ってハウジング22の幅に適合したものとすることができ、図3に示したように、磁石の外側端部がハウジング22の外側と実質的に同じに終端するようになっている。

    図4の実施の形態においては、電磁石14aはコイル15と共にハウジング22に組み込まれており、該電磁石はスイッチ装置1の下に位置しており、例えば底部及び側部が開放されたハウジング窪み32に配置及び固定されている。

    この実施の形態においては、横型で、例えばU字形のコア部品16bが設けられ、これが永久磁石13a、13bのコアを符号16a又は16bで示される電磁石14aのコアへと接続して環状に閉鎖された共通コアが、スイッチ装置1の領域まで形成される。

    本発明の範囲において、少なくとも一方の永久磁石13a、13bをハウジング22の内部ではなく、カバー22a中に設けることが可能である。 図5は、そのような実施の形態を示すものであり、ここでは例えば、少なくとも底面が開放されていることにより、底面側に位置する永久磁石13bをカバー22a中に配置する為の縦に連通する窪み33が設けられており、永久磁石はこの窪み33中に符号のみで示されている。

    カバー22a中の1つの永久磁石の代わりに、複数の永久磁石をその中に配置しても良く、図6に一例として示したように、2つの永久磁石13bが対応するスイッチ装置1、3に隣接するようにカバー22aの対応する窪み33中に設けられ、その中に位置決めされている。 図5及び図6の実施の形態においては、線部分2bは、永久磁石13bと磁性作動が可能なように接続された永久磁石部13c上に配置されている。

    本発明の範囲において、ハウジング22の保護空間21中に複数のスイッチ装置1を線2の長手方向に並べて配置させるように設けてもよい。

    本発明に基づく2つの電気スイッチ装置対の概略図であり、右側のスイッチ装置対を示す図の右半分は、異なる実施の形態を示している。

    本発明に基づく2つの電気スイッチ装置対の更に異なる実施の形態の概略図である。

    更に異なる実施の形態における本発明に基づくスイッチ装置対を含むハウジングである。

    更に異なる実施の形態における本発明に基づくスイッチ装置対を含むハウジングである。

    更に異なる実施の形態における本発明に基づくスイッチ装置対を含むハウジングである。

    更に異なる実施の形態における本発明に基づくスイッチ装置を含むハウジングである。

    符号の説明

    1:電気スイッチ装置 4:電気スイッチ素子 6:接触端 7a、7b:対向接触素子 8:横断面 12a、12b:磁石配列 13a、13b:永久磁石 14a、14b:電磁石 21:保護空間 22:ハウジング 22a:ハウジングカバー 22b:ハウジング底部 32:ハウジングの窪み 33:カバーの窪み

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