Reverse power protective circuit and relay

申请号 JP4451597 申请日 1997-02-28 公开(公告)号 JPH1083751A 公开(公告)日 1998-03-31
申请人 Hewlett Packard Co ; ヒューレット・パッカード・カンパニー; 发明人 GRAEBER ROGER R; MARR GRANT D; RICHARDSON DARRELL H;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To excellently operate it in a frequency not less than 4 GHz by forming a low-pass filter in a coaxial relay, and also inexpensively realize this by reliably protecting electric power in this high frequency band. SOLUTION: A coaxial relay 10 is formed by making a stair-like low-pass filter structure of impedance. That is, in a reed switch 16, a reed switch wire 18 is completely housed in glass on both ends of the reed switch 16, and a contact point is surrounded by air in an intermediate part of the reed switch 16. A low impedance transmission line is formed in a section 21 where the reed switch wire 18 is housed in the glass, and a high impedance transmission line is formed in a section 23 where the reed switch wire 18 is surrounded by air. Therefore, the reed switch 16 has the first and second low impedance section 21 and high impedance section 23. A low-pass filter is formed by these consecutive sections.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】スイッチリードを有する円筒形状のガラスリードスイッチと、 そのガラスリードスイッチを取り囲むエラストマ導電管と、 そのエラストマ導電管を取り囲む導電性金属接地シールドであって、長手方向に延びるスロットと、両端における2つの伸張された接地接点とを備えている、導電性金属接地シールドと、 中央に軸方向開口を有する電磁コイルアセンブリであって、前記ガラスリードスイッチと前記エラストマ導電管と前記導電性金属接地シールドとを組み合わせたものが前記軸方向開口を通して挿入されて当該電磁コイルアセンブリの両端を越えて延びることになる、電磁コイルアセンブリと、 前記電磁コイルアセンブリと前記ガラスリードスイッチと前記エラストマ導電管と前記導電性金属接地シールドとを組み合わせたものが挿入される外側ハウジングであって、その挿入物が埋込用材料により内部に固定されて前記接地接点及び前記スイッチリードが当該外側ハウジングから突出することになる、外側ハウジングとを備えていることを特徴とする、高周波機器用のリレー。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、無線周波数(R
    F)機器を高電RF信号の偶発的な注入から保護する回路及び装置に関し、特に逆電力保護用(RPP)制限/検出回路及びリレーに関し、そのリレーは、プリント回路基板(PCB)上に容易に取り付け可能で約5GHz
    まで確実に動作し、前記RPP制限/検出器回路は4GH
    zまで良好に動作するものである。

    【0002】

    【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】信号生成器、スペクトル分析器、ネットワークアナライザ、及び測定受信器等のRF機器は、50Wまたはそれ以上の高電力RF信号が機器の外部信号ポートに偶発的に加えられた場合にかかる高電力RF信号にさらされることがある。 これらの機器の敏感な内部回路は、かかる高電力信号にさらされた際に損傷する可能性がある。 この内部回路を保護するために、RPP制限/検出回路及びリレーが使用されている。

    【0003】典型的には、所定バイアス電圧を有する分路として外部信号ポートに接続された制限ダイオードが、順方向の正常信号レベルを許容する一方、逆方向信号入力を所定電圧レベルに制限する。 ダイオードのサイズは、信号経路に沿ってインピーダンス整合を行うことにより信号反射及びその結果として生じる信号劣化を動作周波数範囲にわたり最小限にするという必要性によって制限される。 小さいダイオードは小さい静電容量しか有しておらず、したがって回路の全体のインピーダンスにはあまり影響しない。 このようにサイズが小さい場合、かかるダイオードは内部回路を高電力信号から短時間しか保護することができない。 かかる短時間後にダイオードは故障し、機器が高電力RF信号にさらされることになる。

    【0004】RF機器の内部回路の保護を強化するために、RF出力コネクタと制限ダイオードとの間の信号経路にリレーが設置される。 通常はリレーは閉じていて信号をいずれかの方向に流すことができる。 所定のしきい値を越える逆電力信号の注入に応じてリレーがRPP制限/検出回路によりトリガされて開放する。 このリレーの開放によって、制限ダイオード及び内部回路が損傷から保護される。

    【0005】制限ダイオードが内部回路を保護するための一時的時間を与える一方、逆電力サージがRPP制限/検出回路により検出されてリレーが開放状態へと切り替えられる。 ダイオード、リレー及びその結合コンデンサ、及びRPP制限/検出回路は、通常動作時における信号反射及びそれに関連する信号劣化を回避するために共にRF機器と厳密にインピーダンス整合していなければならない。

    【0006】既知のRPP制限/検出回路及びリレーは、ダイオード及び伝送ラインの構造の双方についてマイクロストリップ伝送ラインを使用している。 表面実装ダイオードと接地平面との間の長い接続によって生じる直列インダクタンスにより、これらプリント回路のマイクロストリップ構成の周波数上限がほぼ3.5GHzになる。
    4GHzを越える周波数で良好に動作するRPP制限/検出回路を製作するには、接地までの経路長を短縮しなければならない。 これは、従来は、薄い回路材料とマイクロストリップ上にダイオードチップが接合されたマイクロ回路構成とを使用することにより行なわれている。 かかるマイクロ回路は、典型的には、PCBより高価なものであり、所望の性能を他の方法で達成することができない場合にしか使用されていない。 厚膜マイクロ回路及びワイヤボンディングを使用した最も良く知られているRPP制限/検出回路及びリレーでさえ、2GHzより上で行なう動作は比較的不満足なものであり、かかる高周波数で提供可能な電力保護が低下し、しかもその実施のためのコストは比較的高いものとなる。

    【0007】

    【課題を解決するための手段】本発明の第1の好適実施例は、低コストの同軸リレー及び非常に高速のRPP制限/検出回路を備えている。 当該リレーは、ガラスリードスイッチ、エラストマ導電管、外側金属接地シールド、磁気コイル−ボビンセンブリ、及び外側ハウジングを備えている。 前記接地シールドは、本発明で使用される接地平面との極めて低インピーダンスの接続をもたらし、リレー全体を既知の同軸リレーよりはるかに低コストで組み立て可能なものである。 このリレーが接続されるRPP制限/検出回路は、逆電力信号を極めて迅速に検知することができ、その逆電力信号が印加されてから8〜10μsec以内に同軸リレーを開放させることができる。 高電圧ツェナーダイオード及び高電圧トランジスタをRPP制限/検出回路に使用することにより、この高速の応答時間が可能になる。

    【0008】以下、本発明を図面を参照して説明する。

    【0009】

    【発明の実施の形態】

    リレー ここで説明する同軸リレー10(図3を参照)は、4GHz
    を超えるまで20dBの反射減衰量及び 1.22:1のVSWR
    を有する低コストのリレーである。 このリレー10は、P
    CBに表面実装された際に4GHzを超えるまで50Ωの伝送ラインの特性を維持する。 リレー10は、RPP制限/
    検出回路100(図6を参照)に接続されると、6μsecもの短い時間で開放することが可能となる。

    【0010】これらの性能特性を得るために、リレー10
    の外側シールド接続をPCBと慎重に整合させなければならない。 リレー10の外側シールド12(図1(a)を参照)の両端から2つのシールド接点14を伸張させることにより、外側シールド12との間の低インダクタンス接続が可能となる。 それらシールド接点14は、PCBに直接はんだ付けされる。

    【0011】少なくとも一つの既知のリレーは、そのリレーを開閉させるために使用されるガラスリードスイッチの周りを箔シールドで覆ったものである。 その箔は、
    ガラスリードスイッチの固体ガラス端の周りに空隙を残すものであり、その結果、異なるリレー間でインピーダンス変動が生じることになる。 これは、米国特許第5,25
    8,731号で教示されているように、箔シールドの代わりにエラストマ導電管を使用することにより部分的に解決される。 また、以前に既知であったPCBリレーは、同軸接地接続のために両端に長いリードを備えている。 この長いリードに起因する接地インピーダンスの増大により、2GHzより上で性能の劣化が生じることになる。

    【0012】リレー10(図3を参照)は、階段状インピーダンスのローパスフィルタ構造を作ることにより形成される。 リードスイッチ16は、リードスイッチ・ワイヤ
    18がリードスイッチ16の両端でガラス中に完全に収容されるように形成されている。 リードスイッチ16の中間では、接点が空気で取り囲まれている。 リードスイッチワイヤ18がガラス中に収容されている区画21は、低インピーダンス伝送ラインを形成する。 リードスイッチワイヤ
    18が空気で取り囲まれている区画23は、高インピーダンス伝送ラインを形成する。 したがって、リードスイッチ
    16は、第1の低インピーダンス区画21、高インピーダンス区画23、及び第2の低インピーダンス区画21を有している。 この一連の区画によりローパスフィルタが形成される。

    【0013】低インピーダンス区画21のインピーダンス値は、リレーが変わっても一貫していなければならない。 このため、上述の米国特許第5,258,731号の場合のように、エラストマ導電管25を用いてガラスリードスイッチ16が覆われている。 エラストマ導電管25は、スイッチ16に形状的に適応して考え得る空隙を最小限にし、これにより一貫した外側シールド直径を生成し、その結果として一貫したインピーダンス値が得られることになる。

    【0014】リレーを組み立てるために、金属管12(図1(a),(b)を参照)が、両端に二つの接地接点14を有するスズメッキが施された真鍮から形成される。 この金属管12の全長にわたりスロット35が形成され、これにより金属管12が短絡巻(shorted turn)にならないようにし、
    金属管12中に電流が流れるのを防止して、完成したリレーの開路時間を短縮させる。 電流が存在しない場合には、接点ワイヤを1つにまとめて保持する磁界を維持することができなくなってリレーが開く。 エラストマ導電管25(図3を参照)は、上述の米国特許第5,258,731号で説明されているものと実質的に同一であり、管12の内部に設置される。 次いで、ガラスリードスイッチ16が、
    金属管12とエラストマ導電管25とを組み合わせたアセンブリ内に押し込まれる。 次いで、磁気コイル−ボビンアセンブリ41(図2及び図3を参照)がプラスチック製ハウジング51の内側に設置される。 リードスイッチ16、エラストマ導電管25、及び金属管25の組み合わせ体は、ハウジング/ボビンアセンブリの中心にくるまでプラスチック製ハウジング51の穴53及びボビン41の穴43を通過させられる。 このようにして完成されたアセンブリは、次いで既知のエポキシ組成物を使用してカプセル化され、
    これにより、各種構成要素の正規位置からのずれが防止される。 リレーアセンブリを完成するために、カプトンから作られた薄い絶縁ワッシャー55がエラストマ管25の両端に設置され、これにより、PCBの共面導体の中心導体への金属管25の短絡が防止される(図4を参照)。
    かかる中心導体は、その中心導体とリレーとの間の接続のインダクタンスを最小限にするために、可能な限りリレーの近くまで延びていなければならない。

    【0015】完成したリレー10は、大量生産時のコストがほぼ$7.00であり(これは上述の米国特許第5,258,73
    1号のリレーのコスト$130.00と大きく異なる)、少なくとも最高5GHzまで20dBの反射減衰量で極めて良好な
    50Ωのインピーダンス整合をもたらし、またPCBに表面実装可能なものとなる。 完成したリレーのパッケージ高さも、その正しい機能にとって決定的なものとなる。
    かかるパッケージ高さをPCBの上下で所定の高さ以内に保つことにより、リレーの通過帯域内における望ましくないモードの発生が排除される。 二つの接地接点14
    は、良好な接地接触及びPCBとリレー10との間の良好なインピーダンス整合を可能とする。 これと同等に重要なのは、それらによって共面導波管のいずれの側でも電磁界の平衡化が容易になることである。

    【0016】逆電力保護用制限/検出回路 図4は2つの接地平面73によって囲まれた中心導体71で構成された共面導波管伝送ライン70の側面図である。 同図に示す共面導波管伝送ラインは既知のものであり、本発明に使用されているものと同様のものである。

    【0017】図5は、本発明で使用する共面導波管伝送ライン及びRPP制限/検出回路を示す平面図である。
    既知のPCB製作プロセスでは、導電材料をエッチした後にメッキしている。 本発明で所望の性能を得るために、PCBの製作でこれまで典型的に行なわれてきたものより遙かに厳密なプロセス制御が行なわれる。 これにより遙かに厳密な公差が可能になる。 好適実施例では、
    導体及び接地平面の幅を±1/2ミル以内に制御し、またトレースの厚さ及び接地平面とトレースとの間隔を±3
    /10ミル以内に制御することが可能となる。 導体81は、
    その各端部にRFコネクタ87,89を備えている。 接地平面83と導体81との距離は、その長さ方向に沿って変化する。 この接地平面83と導体81との距離は、コネクタ87とリレー10との間で、コネクタ87の部分における19ミルからリレー10の部分における12ミルへと狭くなっている。
    また、接地パッチ82と導体81との間では、接地平面83と導体81との距離は11.5ミルとなっている。

    【0018】ダイオード85は、中心導体81と接地平面83
    との間に逆バイアス構成で接続されており、通常の条件下では導通せず信号出力に影響を与えないようになっている。 適切なインピーダンス整合を維持するために、ダイオード85の静電容量を伝送ラインの静電容量と整合させなければならない。 ダイオードの静電容量をローパスフィルタ構造の一部にすることは、この整合プロセスを容易にする一つの方法である。 また、ダイオード経路長を含む導体と接地との間の接続の長さを可能な限り短く保って、寄生インピーダンスを最小限にしなければならない。 これらの制約がある場合、ダイオード85は接地平面83にAC接続されなければならない。 このAC接続は、少なくとも4GHzまで、好適には5GHzまで良好な接地接続をもたらすものでなければならない。

    【0019】導体81の両側にある接地パッチ82は、接地平面83の残りの部分から絶縁されている。 パツチ82は、
    望ましくないモードの伝播を回避するために、可能な限り小さく保たなければならない。 異なる値を有する複数のコンデンサ86が接地パッチ82と接地平面83との間に接続される。 コンデンサ86の値は、51〜680pFまで変化する。 各接地パッチも、それを接地平面83に接続する僅かに異なる総静電容量値を有しており、これにより、コンデンサに関連する共振及び望ましくないモードの伝播が最小限になる。 一層小さい値を有するコンデンサは高周波接地を行い、一層大きい値を有するコンデンサは低周波接地を行なうものとなる。 コンデンサの正確な値は、
    異なる周波数範囲について必要に応じて変更することができる。 また、接地パッチ82は互いに直接交差しないものである。 必要となる横方向距離を計算するには既知の方法を使用する。 また、接地パッチ自身がRPP回路に共振を付与するので、接地パッチ82は可能な限り小さくする。

    【0020】接地パッチ82と接地平面83との間の付加的なAC接地は、PCBの他の内層に接地層(図示せず)
    を追加することにより得られる。 全ての追加接地層及び接地平面83を共に接続するために多数のバイアが付加される。 その接続が行われた後、接地パッチ82は、PCB
    の第2の層上の接地平面83と共に形成された平行平面コンデンサを備えたものとなる。 この接地平面とバイアとの組み合わせにより、4GHzまでの周波数で優れた接地が得られる。

    【0021】リレー10の接地接点14(図1(a)及び図5
    を参照)は、バイアを使用しないで接地平面83に直接取り付けられる。 既知の逆電力保護回路では、幅の狭い接触ストリップがリレーの接地接続をマイクロストリップ伝送ラインに接続している。 かかる接触ストリップは、
    インダクタンスを付加し、回路の高周波性能を制限するものとなる。 本発明では、接地平面に対するリレーの直接接続により、発生するインダクタンスが小さくなり、
    高周波性能が改善される。

    【0022】共面導波管伝送ラインの接地平面間に生じる接地不平衡及びモードを防止するために、回路基板の背面の幅の狭いストリップ(図示せず)によって接地平面が共に接続される。

    【0023】SMA同軸コネクタ87,89と本発明のPC
    Bとの間の接続もまた、既知の技術と比較してインダクタンスを低減させるものとなる。 これは、同軸コネクタの外側導体が接地平面に直接接続されるからである。 図5及び図6に示したように、コンデンサ91は、リレー10
    とダイオード85との間の導体81の区画を共に接続するものである。 これらのコンデンサ91は、DCブロックコンデンサとして働き、回路をトリップさせることなく高いDC電圧をRPP制限/検出回路の入力に加えることを可能にする。 本実施例では、コンデンサ91は、適切なインピーダンス整合を得るためそれらの側面に取り付けられている。

    【0024】ここで図6を参照する。 通常の動作時にはリレー10は閉じており、出力信号はRF_INからRF_OUTまで伝わる。 逆電力状況では、ラインRF_OUT上の信号レベルが6.2Vに達した際に、ピークダイオード85が導通し始め、これにより過渡吸収器(transient absorber)92,9
    3の両端の電圧が上昇する。 過渡吸収器92,93及びダイオード85は、到来する逆電力波形を±7.7Vに制限する。
    これらは、1msec間で最大600Wを吸収することができる。 過渡吸収器92,93のバイアス点は可能な限り高く設定される。 これにより、回路が高速化し、過渡吸収器9
    2,93の静電容量の事前充電による保護レベルが増大する。

    【0025】過渡吸収器92,93の両端の電圧が上昇する際に、抵抗器103,104,105からなる分圧器101が出力電圧信号を生成し、この信号が比較器110の負入力に加えられる。 この実施例では、逆電力信号の正の側だけを使用してRPP制限/検出回路への入力を供給する。 別の実施例では、同様のピーク検出器を使用して逆電力信号の負側のみを検出することが可能であり、または、正及び負のピーク検出器を両方とも設けることにより逆電力信号の正負両側を検出することができる。 回路120は、温度補償が行われた極めて安定した電圧しきい値信号を比較器110の正入力に供給する。 分圧器101からの出力電圧信号が回路120により供給されるしきい値電圧を越えて上昇する際に、比較器110は、その上昇を検知し、それがしきい値電圧を超えた際に低レベル出力を発生する。
    比較器110のしきい値電圧は、過渡吸収器92,93のバイアス電圧よりも高く設定される。 過渡吸収器92,93のバイアス電圧が高くなるほど、それらを事前充電を一層多く行うことが可能となり、これにより、一層良好な静電放電(ESD)保護が得られる。 比較器110の出力は、N
    ANDゲート130,140からなるセット-リセットフリップフロップに加えられる。 このフリップ-フロップの出力が高くなると、NANDゲート141の出力が低くなる。
    これにより、トランジスタ151がターンオンし、これにより、トランジスタ153がターンオフする。 トランジスタ153のターンオフによってリレー10のコイルを流れる電流が止まり、リレー10が開く。 ツェナーダイオード17
    1は、160Vという非常に高いしきい値電圧を有するものであり、これによりリレー10の極めて急速な開放が可能となる。 ダイオード171の電界に吸収されるエネルギーが多くなればなるほどリレー10の磁気コイルに流入する利用可能な電流が減少していく。 この電流が減少するにつれて磁界が弱くなり、接点を一層速く開放させることが可能となる。 信号レベルが上昇してからリレー接点が開放するまでの過程全体に8〜10μsecを要する。 リレーを開放させるために要する時間中、過渡吸収器92,93
    は、逆電力信号の振幅を制限する。 ワンショットリセット回路160は、比較器161,163から構成される。 リレー10
    が一旦開放してしまうと、そのリレー10を再び閉じるためにRPP制限/検出回路がリセットライン170上でリセット信号を受信しなければならない。 リレー10を開放させた逆電力信号が依然として存在する場合には、たとえリセット信号が連続して表明されている場合であっても、ワンショットリセット回路160は、RPP制限/検出回路がリレー10を再び開放させることを許容する。 ワンショットリセット回路160は、リセット信号が表明される度に、幅の狭いパルスを1つだけRPP制限/検出回路のセット-リセットフリップフロップに供給する。

    【0026】本発明は、既知のマイクロストリップ伝送ラインを有する印刷回路装置と比較して、一層低い挿入損失、一層高い周波数応答、及び一層良好なインピーダンス整合を呈するものである。 本発明はまた、既知の回路よりも高レベルの逆電力に対しても保護をもたらすものとなる。 本発明は、4GHzまでの周波数で20dBよりも良好な反射減衰量(1.22:1VSWR)を呈するものとなった。

    【0027】以下においては、本発明の種々の構成要件の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。

    【0028】1. スイッチリードを有する円筒形状のガラスリードスイッチと、そのガラスリードスイッチを取り囲むエラストマ導電管と、そのエラストマ導電管を取り囲む導電性金属接地シールドであって、長手方向に延びるスロットと、両端における2つの伸張された接地接点とを備えている、導電性金属接地シールドと、中央に軸方向開口を有する電磁コイルアセンブリであって、前記ガラスリードスイッチと前記エラストマ導電管と前記導電性金属接地シールドとを組み合わせたものが前記軸方向開口を通して挿入されて当該電磁コイルアセンブリの両端を越えて延びることになる、電磁コイルアセンブリと、前記電磁コイルアセンブリと前記ガラスリードスイッチと前記エラストマ導電管と前記導電性金属接地シールドとを組み合わせたものが挿入される外側ハウジングであって、その挿入物が埋込用材料により内部に固定されて前記接地接点及び前記スイッチリードが当該外側ハウジングから突出することになる、外側ハウジングとを備えていることを特徴とする、高周波機器用のリレー。

    【0029】2. 前記接地接点が、中間にバイアを用いることなく共面伝送導波管の接地平面に直接接続されている、前項1に記載のリレー。

    【0030】3. 信号ラインと第1及び第2のAC接地パッチとの間にそれぞれ接続された第1及び第2の逆バイアスダイオードと、前記AC接地パッチと第1及び第2の接地平面との間に接続された第1及び第2の複数のコンデンサと、前記AC接地パッチと前記第1及び第2
    の接地平面との間に接続された第1及び第2の過渡吸収器と、前記AC接地パッチ及び所定の電圧トリガしきい値を有する第1の比較器の少なくとも一方に接続された抵抗性分圧回路網と、前記第1の比較器のしきい値を超えた際に所定の論理信号出力を生成するフリップフロップ回路と、インバータを介して前記フリップフロップ回路に接続された第1のトランジスタであって、スイッチとして作用し、前記フリップフロップ回路の前記論理信号出力に応じて状態を変える、第1のトランジスタと、
    その第1のトランジスタに接続された第2のトランジスタであって、スイッチとして作用し、前記第1のトランジスタの状態変化に応じて状態を変える、第2のトランジスタと、入力及び出力を有するリレーであって、そのリレーにおける電磁コイルの除勢及び付勢によって開放及び閉鎖し、前記第2のトランジスタがその状態を変える際に前記電磁コイルが除勢される、リレーとを備えていることを特徴とする、逆電力保護回路。

    【0031】4. ワンショット回路が前記フリップフロップ回路に接続され、リセット信号が当該逆電力保護回路に加えられたとき逆電力信号を受信中である場合にフリップフロップ回路がその最初のトリガ後に発振するのを前記ワンショット回路により防止する、前項3に記載の逆電力保護回路。

    【0032】5. スイッチリードを有する円筒形状のガラスリードスイッチと、そのガラスリードスイッチを取り囲むエラストマ導電管と、そのエラストマ導電管を取り囲む導電性金属接地シールドであって、その両端に2
    つの伸張された接地接点を有している、導電性金属接地シールドと、中央に軸方向開口を有する電磁コイルアセンブリであって、前記ガラスリードスイッチと前記エラストマ導電管と前記導電性金属接地シールドとを組み合わせたものが前記軸方向開口を通して挿入されて当該電磁コイルアセンブリの両端を越えて延びることになる、
    電磁コイルアセンブリと、前記電磁コイルアセンブリと前記ガラスリードスイッチと前記エラストマ導電管と前記導電性金属接地シールドとを組み合わせたものが挿入される外側ハウジングであって、その挿入物が埋込用(p
    otting)材料により内部に固定されて前記接地接点及び前記スイッチリードが当該外側ハウジングから突出することになる、外側ハウジングとを備えていることを特徴とする、高周波機器用のリレー。

    【0033】6. 前記接地接点が、中間にバイアを用いることなく共面伝送導波管の接地平面に直接接続されている、前項5に記載のリレー。

    【0034】7. 前記第2のトランジスタが、高電圧トランジスタとその高電圧トランジスタと並列に接続された高電圧ツェナーダイオードとからなり、この組み合わせによってリレーを開放させるのに必要な時間を短縮させる、前項3に記載の逆電力保護回路。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】(a)は本発明のリレーに使用する金属管を示す側面図、(b)はその断面図である。

    【図2】本発明のリレーに使用するボビンを示す側面図である。

    【図3】本発明のリレーを完成状態で示す側方断面図である。

    【図4】共面導波管の伝送ラインを示す断面図である。

    【図5】本発明で使用する共面導波管−PCBアセンブリを示す平面図である。

    【図6】本発明で使用するRPP回路の概要を示す回路図である(1/2)。

    【図7】本発明で使用するRPP回路の概要を示す回路図である(2/2)。

    【符号の説明】

    10 同軸リレー 12 外側シールド(金属管) 14 シールド接点(接地接点) 16 リードスイッチ 18 リードスイッチ・ワイヤ 21 低インピーダンス区画 23 高インピーダンス区画 25 エラストマ導電管 41 磁気コイル−ボビンアセンブリ 51 プラスチック製ハウジング 43,53 穴 55 絶縁ワッシャー

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダレル・エイチ・リチャードソン アメリカ合衆国アイダホ州83869,スピリ ット・レイク,ノース・タホー・ドライ ヴ・31955

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