Electromagnetic relay device

申请号 JP2004040696 申请日 2004-02-18 公开(公告)号 JP4354293B2 公开(公告)日 2009-10-28
申请人 朝日電装株式会社; 发明人 浩平 飯間;
摘要
权利要求
  • ケース内に配設され、コイル、可動接点及び複数の固定接点から成る電磁リレーと、
    前記ケースから突出形成され、電源に接続され得る正極側ターミナル及び負極側ターミナルと、
    当該ケースから突出形成され、負荷に接続され得る負荷用ターミナルと、
    を有し、前記電磁リレーのコイルに流れる電流を制御することにより前記負荷に流れる電流を制御する電磁継電装置において、
    前記コイルから延びるアース線が前記ケース内で前記負極側ターミナルと接続され るとともに、前記電磁リレーは、前記ケース内に基板が配設され、各コイルから延びるアース線が当該基板を介して前記負極側ターミナルに接続され、且つ、
    前記負極側ターミナルに接続された固定接点と前記基板との間に導電性材料から成るバネを介在させ、当該固定接点と前記基板に接続されたアース線とを当該バネで導通させたことを特徴とする電磁継電装置。
  • 前記電磁リレーは、ケース内にコイルが複数配設された多連式電磁リレーであることを特徴とする請求項 1記載の電磁継電装置。
  • 说明书全文

    本発明は、継電手段のコイルに流れる電流を制御することにより負荷に流れる電流を制御するための電磁継電装置に関するものである。

    例えばATVが具備したウインチ等の動作を制御するための電磁継電装置は、略密閉された樹脂性のケース内に2つのコイル及び複数の固定接点から成る電磁リレーが収容されるとともに、当該ケースから突出形成された複数のターミナルを有して構成されていた。 かかる電磁継電装置は、一方のコイルに電流を流すことによりウインチ等の駆動源であるモータを正転させ、他方のコイルに電流を流すことによりモータを逆転させることができるようになっている。

    より具体的には、ATVに配設されたバッテリ等の電源と接続され得る正極側ターミナル及び負極側ターミナルと、ウインチを駆動させるモータに接続され得る負荷用ターミナルとを有するとともに、別途配設された切換えスイッチから延び各電磁リレーにおけるコイルのそれぞれに接続された制御用配線が接続されて成り、当該制御用配線を介して各電磁リレーにおけるコイルのそれぞれに選択的に電流を流すことによりモータの正転及び逆転を任意に行い得るよう構成されていた。

    然るに、上記の如き従来の電磁継電装置においては、電磁リレーを構成するコイルの一端が制御用配線と接続される一方、当該コイルから延びるアース線はケースから外部に延設され、その先端が負極側ターミナルに接続されていた。 即ち、電磁リレーを構成するコイルには、制御用配線から電流が流れると、アース線を介して負極側ターミナルに至り、そこから接地されることとなるのである。 尚、かかる先行技術は、文献公知発明に係るものでないため、記載すべき先行技術文献情報はない。

    しかしながら、上記従来の電磁継電装置においては、電磁リレーを構成するコイルのアース線がケースから外部に延設され負極側ターミナルに接続されて成るものであったため、当該ケースにアース線を挿通させるための貫通孔を形成する必要があり、当該貫通孔を防する為にグロメットを嵌めたり、或いは樹脂を充填する必要があった。

    本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、電磁リレーを構成するコイルのアース線をケースの内部で負極側ターミナルと接続し、防水性を向上させることができる電磁継電装置を提供することにある。

    請求項1記載の発明は、ケース内に配設され、コイル、可動接点及び複数の固定接点から成る電磁リレーと、前記ケースから突出形成され、電源に接続され得る正極側ターミナル及び負極側ターミナルと、当該ケースから突出形成され、負荷に接続され得る負荷用ターミナルとを有し、前記電磁リレーのコイルに流れる電流を制御することにより前記負荷に流れる電流を制御する電磁継電装置において、前記コイルから延びるアース線が前記ケース内で前記負極側ターミナルと接続されるとともに、前記電磁リレーは、前記ケース内に基板が配設され、各コイルから延びるアース線が当該基板を介して前記負極側ターミナルに接続され、且つ、前記負極側ターミナルに接続された固定接点と前記基板との間に導電性材料から成るバネを介在させ、当該固定接点と前記基板に接続されたアース線とを当該バネで導通させたことを特徴とする。

    請求項記載の発明は、請求項1記載の電磁継電装置において、前記電磁リレーは、ケース内にコイルが複数配設された多連式電磁リレーであることを特徴とする。

    請求項1の発明によれば、電磁リレーを構成するコイルのアース線をケースの内部で負極側ターミナルと接続しているので、ケースにアース線用の貫通孔を設ける必要がなく、電磁継電装置の防水性を向上させることができる。

    また 、電磁リレーのコイルから延びるアース線がケース内に配設された基板を介して負極側ターミナルに接続されるので、配線を簡素化することができ、電磁継電装置の製造時における作業性を向上させることができる。

    更に、負極側ターミナルに接続された固定接点と基板との間に導電性材料から成るバネを介在させ、当該固定接点と基板に接続されたアース線とを当該バネで導通させたので、かかる接続がバネの弾性を付与させつつ行われることとなり、電磁継電装置の配線をより一層簡素化することができる。

    請求項の発明によれば、多連式電磁リレーの配線を簡素化することができるとともに、電磁継電装置の防水性を向上させることができる。

    以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
    本実施形態に係る電磁継電装置は、ATVが具備するウインチを駆動させるためのモータを選択的に正転又は逆転させるためのもので、図1〜図3に示すように、蓋1a及び筐体1bから成るケース1と、該ケース1の蓋1aから上方に向かって突出形成された複数のターミナル2a〜2dと、コイル3a、3b(図4参照)及び複数の固定接点から成る電磁リレー4と、筐体1bの開口部近傍に配設された基板5と、銅や燐青銅等の導電性材料から成るコイルバネ6とから主に構成されている。

    ケース1の筐体1b内には、コイル3a、3b、可動接点8b、9b及び複数の固定接点7a、7b、7d、7eと、基板5と、コイルバネ6とが収容されるとともに、ターミナル2a及び2bは、電源としてのバッテリ(不図示)にそれぞれ接続され得る正極用ターミナル及び負極用ターミナルを成し、ターミナル2c及び2dは、負荷としてのモータMとそれぞれ接続され得る負荷用ターミナルを成している。 尚、筐体1bは、上述の如き各種構成要素を内部に収容した後、蓋1aが取り付けられ、複数のネジNにて両者が固定されており、内部が密閉構造とされている。

    また、図4で示すように、正極ターミナル2aの基端は固定接点7aと接続されるとともに、負極ターミナル2bの基端は固定接点7bと接続されており、このうち固定接点7bはコイルバネ6を介して基板5に接続されている。 コイル3a及び3bは、その両端が、図5で示す操作手段10から延びる一対の制御用配線3aa及び3baと、アース線3ab及び3bbに連なって構成されており、操作手段10のスイッチSを操作することにより、制御用配線3aaを介してコイル3aに電流を流すのか、或いは制御用配線3baを介してコイル3bに電流を流すのかの選択を任意に行うことができる。

    更に、ケース1の筐体1bには膨出部1bbが形成されており、かかる膨出部1bbには装置の下方側へ向かった開口が形成されているとともに、当該開口から制御用配線3aa及び3baが挿入されて基板5の所定箇所に接続されている。 即ち、制御用配線3aa及び3bbは、基板5を介してコイル3a及び3bのそれぞれと電気的に接続されているのである。 尚、同図中符号Gは、膨出部1bbの開口と制御用配線3aa及び3bbとの隙間を埋めてシールするシール部材を示している。

    一方、基板5には、コイル3a及び3bから延びるアース線3ab、3bbが接続されているとともに、コイルバネ6を介して固定接点7bとも接続するようなプリントが形成されており、当該基板5に流れた電流が固定接点7bを介して負極側ターミナル2bへ至るよう構成されている。

    また、コイル3a及び3b内には、鉄心8a及び9aがそれぞれ挿通されており、該鉄心8a又は9aがコイル3a又は3bに電流が流れることにより生じる磁界により動作すると、当該鉄心8a及び9aの先端に設けられた可動接点8b又は9bが固定接点7bと固定接点7d及び7eに跨った位置から固定接点7aと固定接点7d及び7eに跨った位置まで移動するよう構成されている。

    即ち、操作手段10のスイッチSを図5中左側へ移動させると、コイル3aに電流が流れるので、当該コイル3aで生じる磁界により鉄心8aが図4中下方へ移動し、その先端に設けられた可動接点8bが固定接点7aと7dとを跨る位置となる。 これにより、正極側ターミナル2aからの電流は、負荷用ターミナル2cから負荷用ターミナル2dへ向かう方向(同図中A方向)に流れることとなり、モータMを正転駆動させる。 また、負荷用ターミナル2dに至った電流は、固定接点7e、鉄心9aの先端に設けられた可動接点9bを介して固定接点7bに至り、負極側ターミナル2bまで流れることとなる。

    一方、操作手段10のスイッチSを図5中右側へ移動させると、コイル3bに電流が流れるので、当該コイル3bで生じる磁界により鉄心9aが図4中下方へ移動し、その先端に設けられた可動接点9bが固定接点7aと7eとを跨る位置となる。 これにより、正極側ターミナル2aからの電流は、負荷用ターミナル2dから負荷用ターミナル2cへ向かう方向(同図中B方向)に流れることとなり、モータMを逆転駆動させる。 また、負荷用ターミナル2cに至った電流は、固定接点7d、鉄心8aの先端に設けられた可動接点8bを介して固定接点7bに至り、負極側ターミナル2bまで流れることとなる。

    ここで、本実施形態においては、コイル3a及び3bから延びるアース線3ab及び3bbがケース1内で負極側ターミナル2bと接続されているので、従来の如くアース線をケースの外部に配設するものに比べ、防水性を向上させることができる。

    また、本実施形態における電磁リレー4は、ケース1内にコイルが複数(具体的には2つ)配設された多連式電磁リレーであるとともに、ケース1内に基板5が配設され、各コイル3a及び3bから延びるそれぞれのアース線3ab及び3bbが当該基板5を介して負極側ターミナル2bに接続されているので、配線を簡素化することができ、電磁継電装置の製造時における作業性を向上させることができる。

    更に、基板5と負極側ターミナル2bとの間に固定接点7aを介して導電性材料から成るコイルバネ6を介在させ、アース線3ab及び3bbが当該コイルバネ6を介して負極側ターミナル2bと接続されているので、かかる接続がコイルバネ6の弾性力を付与させつつ行われることとなり、電磁継電装置の配線をより一層簡素化することができる。 即ち、筐体1bに蓋1aを覆って組み付けする際、蓋1a側に配設された固定接点7bに基板5から上方へ突出したコイルバネ6が押し付けられて弾性力が生じるため、所定の圧接力が付与された状態で両者の電気的接続が行われ得るのである。

    以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばケース内に電磁リレーが配設され、そのコイルから延びるアース線がケース内で負極側ターミナルと接続されるものであれば、当該コイルをケース内に1つ収容したもの、或いは3つ以上収容したものに適用してもよい

    更に、本実施形態においては、基板と負極側ターミナルとの間に介在したバネがコイルバネとされているが、導電性材料から成るバネであれば、他のバネ(板バネ等)としてもよい。 また更に、本実施形態に係る電磁継電装置は、ATVが具備するウインチを駆動させるためのモータの正転及び逆転の切り換え装置として適用されているが、例えば船外機のチルト用駆動手段等、他の負荷の電磁継電装置としても適用することができる。

    コイルから延びるアース線がケース内で負極側ターミナルと接続されるとともに、電磁リレーは、ケース内に基板が配設され、各コイルから延びるアース線が当該基板を介して負極側ターミナルに接続され、且つ、負極側ターミナルに接続された固定接点と基板との間に導電性材料から成るバネを介在させ、当該固定接点と基板に接続されたアース線とを当該バネで導通させた電磁継電装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたものに適用することができる。

    本発明の実施形態に係る電磁継電装置を示す上面図

    同電磁継電装置を示す正面

    図1中におけるIII−III線断面図

    本発明の実施形態に係る電磁継電装置を示す配線図

    同電磁継電装置に適用される操作手段を示す配線図

    符号の説明

    1 ケース 2a 正極側ターミナル 2b 負極側ターミナル 2c、2d 負荷用ターミナル 3a、3b コイル 3ab、3bb アース線 4 電磁リレー 5 基板 6 コイルバネ 7a、7b、7d、7e 固定接点 8a、9a 鉄心 8b、9b 可動接点 10 操作手段

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