Battery cable clamp for an automobile

申请号 JP52037695 申请日 1995-01-31 公开(公告)号 JPH09509524A 公开(公告)日 1997-09-22
申请人 アウト−カーベル ハウゼン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー ベトリープス−コマンディートゲゼルシャフト; 发明人 ALBIEZ ROBERT; GROEBMAIR MAXIMILIAN; KRAPPEL ALFRED; NOELLE GUENTHER;
摘要 (57)【要約】 電池ケーブルクランプ(2′)は安全分離装置(2)のケーシング(11)と一体のコンパクトな構造ユニットにまとめられている。 車内回路網のケーブル(モータスタータケーブル4)は,内蔵されている補助 力 駆動部材(6)が事故の際に事故センサ(エアバッグ制御装置1)の制御パルスによって操作されると分離されるように,分離装置(2)に取り付けられており,かつスペーサ(14若しくは14′)によってほかの導電性の 接触 接点との接触を防止される。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 1. 自動車用の電池ケーブルクランプ(2′)であって,事故の際に操作されて電池(3)と自動車回路網のケーブル端部(4′)とを分離する安全分離装置( 2)並びに安全分離装置(2)のケーシング(11)を有している形式のものにおいて,ケーシング(11)の不動の部分が電池ケーブルクランプ(2′)に一体に形成されていて,分離可能な固定装置(10;12,13)によって車内回路網のケーブル端部(4′)を保持しており,補助力駆動部材(6)がケーシングに不動に設けられた壁体とケーブル端部(4′)との間に,補助力駆動部材が操作された場合にケーブル端部(4′)の固定が解かれるように,配置されかつ構成されており,補助力駆動部材(6)は制御導線(1′)を有しており,この制御導線は事故センサに関連して,他の安全システムとは別個にかつ又は他の安全システムと一緒に,補助力駆動部材を操作することを特徴とする,自動車用の電池ケーブルクランプ。 2. ケーブル端部(4′)とケーシング(11)との間に,火薬によって作用する補助力駆動部材(6)が設けられていることを特徴とする,請求項1記載の電池ケーブルクランプ。 3. ケーブル端部(4′)のための固定装置が,大きな分離力によって解離可能なかん合結合部,形状結合による結合部,予定破断箇所のある結合部,ろう接結合部その他の均等の結合部(10;12,13)として構成されており,補助力駆動部材(6)が,それが操作されるとこの解離可能な結合部(10;12,1 3)が分離されるように,配置又は構成されていることを特徴とする,請求項1 又は2記載のケーブルクランプ。 4. ほぼ円筒形でかつ互いにほぼ直角に配置されている2つの受容部(ケーブル端部スリーブ4″,ケーシング11)が,ケーブル端部(4′)と補助力駆動部材(6)とのための保持部として設けられ又は構成されており,第1の受容部は,解離可能な結合部(12,13)によってケーブルクランプ(2′)に固定され若しくは予定破断箇所のある結合部(10)を介してケーブルクランプ(2′ )に一体に形成されており,第2の受容部はケーブルクランプ(2′)に一体に形成されていることを特徴とする,請求項1から3までのいずれか1項に記載野ケーブルクランプ。 5.解離可能な結合部が,ケーブル端部スリーブ(4″)にその主軸線に対して直角方向に設けられた円柱状の突起(13)及び又は自由端部に向かって拡大している突起(13′)と,補助力駆動部材(6)の主軸線に対して同軸的に配置されている円柱状の孔(12)若しくはアンダカットされた開口(12′)とから成っており,該突起と孔若しくは開口とは互いに協働して,かん合結合部及び又は形状結合による結合部を構成していることを特徴とする,請求項1から4までのいずれか1項に記載のケーブルクランプ。 6. 一体の,予定破断箇所のある結合部(10)が補助力駆動部材(6)の主軸線に対して側方に間隔をおいて配置されていて,ケーブル端部(4′)に対する補助力駆動部材の支持箇所と予定破断箇所のある結合部(10)との間にてこ腕が形成されていることを特徴とする,請求項1から6までのいずれか1項に記載のケーブルクランプ。 7. ケーブル端部(4′)及び補助力駆動部材(6)が1つの円筒状の受容部( 12″)内に配置されており,ケーブル端部は受容部(12″)の外方端部にかつ補助力駆動部材は受容部(12″)の内方端部に配置されていて,補助力が受容部(12″)の内方端部とケーブル端部(4′)の内方端部とに支えられるようになっていて,補助力が操作されると,ケーブル端部(4′)が受容部(12 ″)から押し出されるようにしたことを特徴とする,請求項1から6までのいずれか1項に記載のケーブルクランプ。 8.解離可能な結合部(10;12,13)が,電池プラス極に接続されたモータスタータケーブル(4)のケーブル端部(4′)のところに設けられており, モータスタータケーブル接続部とは無関係な,ほかの電気絶縁された車内回路網ケーブルのためのねじ接続部(9)がケーブルクランプ(2′)に形成されていることを特徴とする,請求項1から7までのいずれか1項に記載のケーブルクランプ。 9.ケーブルクランプ(2′)とケーブル端部(4′)との間にスペーサ(14 ,14′)が,ケーブル端部(4′)が外された場合にケーブル端部がケーブルクランプ(2′)と接触することがないように,配置されかつ構成されていることを特徴とする,請求項1から8までのいずれか1項に記載のケーブルクランプ。 10.スペーサ(14′)が絶縁ブッシュとして構成されており,この絶縁ブッシュは,ケーブル端部スリーブ(4″)の突起(13)の,減径された円柱状自由端部(13″)に固定されていて,この端部(13″)を越えて突出しており, かつケーブル端部(4′)及びケーブル端部スリーブ(4″)と一緒に安全分離装置(2)によってケーブルクランプから解離可能であることを特徴とする,請求項9記載のケーブルクランプ。 11. 自動車用の電池ケーブルクランプであって,事故の際に操作されて電池( 3)と自動車回路網のケーブル端部(4′)とを分離する安全分離装置(2)並びに安全分離装置(2)のケーシング(11)を有している形式のものにおいて,ケーブルクランプ(2′)の分離装置(2)の不動の部分が一体に形成されており,分離装置の分離可能な部分(ケーブル端部スリーブ4″)がケーブル端部(4′)と結合されており,かつ又はケーブル端部自体によって形成されており,かつ分離可能な部分は不動の部分(ケーシング11)に,分離可能な固定装置(10;12,13)によって保持されており,これら両方の部分の間に補助力駆動部材(6),殊に火薬によって作用又は作動する補助力エレメントが配置されており,この補助力駆動部材は,操作されると,両方の部分を分離するために両方の部分(4′,11)に互いに逆方向に作用し,補助力駆動部材はこのために制御導線(1′)を有しており,この制御導線は事故センサ(エアバッグ制御装置1)に関連して補助力駆動部材を他の安全システムとは別個にかつ又は他の安全システムと一緒に操作するようにしたことを特徴とする,自動車用の電池ケーブルクランプ。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 自動車用の電池ケーブルクランプ 本発明は,自動車用の電池ケーブルクランプであって,事故の際に操作されて電池と自動車回路網のケーブル端部とを分離する安全分離装置並びに安全分離装置ケーシングを有している形式のものに関する。 ドイツ連邦共和国特許第 30 37 502 号明細書に記載されている安全分離装置は,慣性質量体を有しており,これは接点部分の1つに結合されている。 この高価な構造の装置は,製作公差,老化及びシステムに起因する方向敏感性から生ずる機能的欠点を有している。 この方向敏感性によって,事故の際に衝突加速度が特定の優先方向に生じた場合にだけ,充分な確実性をもって接触の分離が行われる。 つまり事故の際にこの特定の優先方向とは異なった方向に衝突加速度が生じると,事故の重大さによって必要であるにもかかわらず,接触の分離が充分に確実に行われない。 このことは後ろから追突されたような事故の場合でも同じことである。 すなわちこのような事故の場合,分離装置の慣性質量体が必要な確実性をもって充分に変位せしめられず,したがってやはり確実な接触の分離は行われない。 したがって本発明の課題は,最初に述べた形式の分離装置を有するケーブルクランプを改良して,構造を簡単にし,正確な衝突方向に無関係に,自動車を長期間使用した後でも,事故の際に必要な接触の分離が確実に行われるようにすることである。 この課題を解決するために,本発明の構成では,最初に述べた形式のケーブルクランプにおいて,分離装置のケーシングの不動の部分が電池ケーブルクランプに一体に形成されていて,分離可能な固定装置によって車内回路網のケーブル端部を保持しており,補助駆動部材がケーシングに不動に設けられた壁体とケーブル端部との間に,補助力駆動部材が操作された場合にケーブル端部の固定が解かれるように,配置されかつ構成されており,補助力駆動部材は制御導線を有しており,この制御導線は事故センサに関連して,他の安全システムとは別個にかつ又は他の安全システムと一緒に,補助力駆動部材を操作するようにした。 ケーシング,安全分離装置を電池ケーブルクランプと一体に構成し,補助力駆動部材を使用することによって,付加的な固定部分なしに,分離装置をわずかな構造経費で,確実に機能するように,また自動車を長期間使用しても作用が不変であるように,構成することが可能である。 更に,別個に配置する場合に比して,組立の経費が減少せしめられる。 分離装置及びそのケーブルクランプと一体のケーシングの重量の支持は,電池接続極における保持部によって行うことができる。 しかしながら付加的に,電池の外面に支えて固定することもけきる。 これによって,分離装置固有の固定装置の費用なしに,特に大きな機械的安定性が得られる。 火薬によって作用する補助力駆動部材を設けておくと,有利である。 事故センサによって制御され火薬によって作用する補助力駆動部材を自動車に使用することは,例えばエアバッグの場合に公知であり,その機能を実証されている。 しかし本発明の使用目的の場合には,できるだけ短時間内に多量のガスを生ぜしめるのではなしに,圧力の作用が必要とされ,利用されるのである。 したがって,ばね力蓄積器,ガス及び又は空気の畜圧器のような別の補助力駆動部材を使用することもできる。 ドイツ連邦共和国特許出願公開第 21 31 479 号明細書には,窓ガラスを破壊する安全装置において火薬によって作用する補助力駆動部材を使用することが記載されている。 この場合,補助力駆動部材の作動は常にエアバッグの作動と同時に行われ,エアバッグによって惹起される自動車内部の圧力上昇を減少せしめる。 本発明においては,安全分離装置の操作はエアバッグの操作とは無関係に行うこともできる。 この場合,「無関係に」とは時間的並びに機能的な意味において使用している。 時間的には,安全分離装置の作動操作は,衝突の場合に操作される残りのシステムの作動操作の後で,特にそれが電流を必要としなくなった時に,行われるようにする。 これらのシステムとは,例えばドアのセントラル錠止機構の操作システム,非常無線信号システム及び運転者及び同乗者のための複数のエアバッグである。 機能的に無関係に操作するとは, 安全分離装置を例えばエアバッグの操作,特に追突された場合のエアバッグの操作とは無関係に操作することである。 更に,エアバッグが存在していない場合でも,操作が可能であるようにする。 本発明による機能の前提は,方向に無関係に自動車事故の重大性を評価する適当な事故センサがあることだけである。 本発明の別の実施の形態は請求項3から9に記載したとおりである。 請求項3 の実施形態は機械的な構造を特に簡単にすることを可能にする。 請求項4の実施形態は,解離可能な結合部をその都度の構造的及び空間的条件に合わせて構成しかつ配置することを可能にする。 請求項5は,請求項4に記載した原理の,特に簡単に製作可能な特に有利な構成を示したものである。 請求項6には,請求項4 を更に発展させ,一体構成を更に進めた特にわずかな構造経費の実施形態が記載されている。 請求項7の実施形態は,補助力駆動部材の円筒状受容部とケーブル端部の円筒状受容部とを同軸的に設けることによって,製作技術的に有利な構成を示したものである。 請求項8の実施形態では,大きな電流を導くが電気絶縁されていないモータスタータケーブルの安全分離装置における接続部と,比較的にわずかな電流を導くが電気絶縁されている残りの車内回路網ケーブルのケーブルクランプにおける接続部とが,安全技術的にかつ機能的に有利に,別個に設けられている。 要するにこの構成は,分離装置の操作の後であっても,わずかな強さの電流しか必要としない特定の消費器を運転状態のままに残しておくことができる特に有利な構成である。 請求項9の構成は,やはり重要で有利な構成であって,この場合,分離されたケーブル端部がケーブルクランプの電流を導く外面に改めて接触して,火花を形成することが防止される。 これによってケーブルが本発明により分離された後に,改めて接触,それどころか火花の形成が行われ,火災の危険が生ずるようなことはない。 請求項9の特徴及び手段を具備した請求項10の特に有利な実施形態においては,可動の部分なしに,場合によっては電池ケーブルクランプにおいて普通の絶縁被覆と協働して,危険な接触が確実に回避される。 請求項11においては,本発明の原理が,構造的な条件とは無関係に,かつ先行の請求項とは無関係に,記載されている。 図面には本発明の実施例が部分的に略示して示されている。 図1は,電池若しくは蓄電池及び事故センサに接続された本発明による自動車用の電池ケーブルクランプの原理的な構造及び配置を示したブロック線図である。 図2は,予定破断箇所を有する結合部を介してケーブル端部を取り外し可能に固定した本発明による電池ケーブルクランプの第1実施例を示す。 図3は,円柱状のかん合結合部を有する実施例を示す。 図4は,補助力駆動部材とケーブル端部とを同軸的に構成して,図3のほぼ直の配置と異ならせた変化実施例を示す。 図5は,あり状結合部と分離後の万一の再接触接続を防止するスペーサとを有する実施例を示す。 図6は,分離後の再接触接続を防止するスペーサとしてケーブル端部に絶縁ブッシュを有する図5に対する変化実施例を示す。 図示していない自動車の車内回路網内にエアバッグ制御装置1があり,これは周知の構造のものであって,決定論理回路を有しており,この決定論理回路は図示していない種々のエアバッグ及びベルト緊張装置の点火プロセスを制御する。 決定論理回路は,互いに直交する2つの方向で自動車の危険な加速度を検出する2チャンネルの衝突センサによって作用を開始する。 制御装置1は付加的に事故の際のほかの機能も行い,したがって一般的な事故センサとして作用する。 点火プロセスの1つの出力点は制御導線1′によって安全分離装置2に接続されており,この安全分離装置は電池ケーブルクランプ2′と一体に構成されているか,若しくは電池ケーブルクランプ2′と結合されており,電池ケーブルクランプによって電池3若しくは蓄電池のプラス極自体に固定されている。 分離装置2には,モータスタータ5へのモータスタータケーブル4がほとんど電圧降下なしにかつ分離可能に固定されていて,分離装置2内に内蔵されている火薬操作の補助力駆動部材6(図2〜図6)によって,制御装置1からの事故パルスで矢印7の方向に分離され,電池との接続をたたれるようになっている。 図2においては,第1実施例の安全分離装置2が平面図で示されていて,電池ケーブルクランプ2′と,電気絶縁されていないモータスタータケーブル4のケーブル端部4′と,補助力駆動部材6とをコンパクトにまとめている。 ケーブルクランプ2′は普通のように締め付けねじ機構8′を有する円すい形の締め付け孔8と,図示していない電気絶縁された別の車内導線,特に事故表示装置のための車内導線の,内ねじ山及びフランジ面を有するねじ接続部9とを備えている。 ケーブル端部4′はケーブル端部スリーブ4″内で,かん合結合及び又はろう接結合あるいは解離可能な締め付け結合によって,ほとんど電圧降下なしに,固定されている。ケーブル端部スリーブ4″は予定破断部10を介してケーブルクランプ2′と一体に結合されている。 補助力駆動部材6は分離装置2のケーシング11内で,ねじ込みカバー11′によって固定されている。 ケーシング11はケーブルクランプ2′並びにケーブル端部スリーブ4″と一体に構成されている。ねじ込みカバー11′の開口を通して駆動部材6はその制御導線1′に接続されている。この実施例では駆動部材6の中心軸線はケーブル端部スリーブ4″の中心軸線に対して直角であり,予定破断部10に対して間隔をおいて配置されていて,駆動部材6が操作されると,ケーシング11内の駆動部材のガス圧力若しくはそのピストン6′がケーブル端部スリーブ4″を有するケーブル端部4′を確実に分離し,絶縁されていないモータスタータケーブル4の電池接続を中断するようになっている。この場合分離は矢印7の方向に,つまりケーブル4が延びている方向に対して横方向に行われる。 図3に示した実施例においては,図2の実施例と異なって,ケーブル端部スリーブ4″がケーブルクランプ2′に,ひいては分離装置2のケーシング11に, 円筒状の受容部(12,13)によって,かん合結合又はろう接結合で固定されている。 この場合円筒状の受容部は,ケーシング11の孔12とケーブル端部スリーブ4″に対して直角にケーブル端部スリーブに形成されている突起13とから成っている。突起13は前述のかん合又はろう接で,孔12内に固定されている。 この実施例においても火薬によって作用する補助力駆動部材6が事故によって操作されると,ケーシング11内の補助力駆動部材のガス圧力が作用して,大きな力で突起13を孔12から跳ね飛ばし,したがってケーシング11ひいては電池3とケーブル端部スリーブ4″ひいてはモータスタータケーブルとの間の電気接触が確実に遮断される。 この場合矢印7の方向の分離はやはりケーブル4の長手方向に対して横方向に行われる。 図4に示した実施例においては,図2及び図3の実施例と異なって,ケーブル端部スリーブ4″と補助力駆動部材6とは互いに同軸的に前後に,あるいは互いに一直線状に配置されている。これによってケーシング内部11″の駆動部材6 の圧力は直接にケーブル端部スリーブ4″の端面に作用する。ケーブル端部スリーブはその円筒形外面をケーシング11内で,かん合結合,形状結合及び又はろう接結合によって,駆動部材6の圧力で分離されるように,固定されている。この実施例においてはモータスタータケーブル4が短くされ,ケーブル4の方向にだけスわずかなペースが必要であり,これによって,またケーブル端部4′及びケーブル端部スリーブ4″に突起が必要でないことによって,構造経費が更に安価になる。 この場合矢印7の分離方向はケーブル4若しくはその端部スリーブ4 ″の方向である。 図5に示した構造は図3の構造と大体において同じである。相違点は,ケーブル端部スリーブ4″の側方に形成されている突起13′及びこれと協働する分離装置2のケーシング11の開口12′の形状が円すい形若しくはあり状であることと,ばね15を有するスペーサ14が設けられていることだけである。 ばね1 5を有するこのスペーサ14はケーシング11内に支承されていて,ばね15によってケーブル端部スリーブ4″に押し付けられており,ケーブル端部スリーブが分離されると,電池のプラス極に固定されている部分との再接触を防止するようになっている。ケーブル端部スリーブ4″が矢印7の方向に分離されると,今やばね15が弛緩することによって,スペーサ14がケーブル端部スリーブに追従し,これによってケーブル端部スリーブ4″が接触位置に戻り動くことを阻止する。 図5の実施例を更に展開させた変化実施例は図6に示されている。主要構造部分であるケーブルクランプ2′,ねじ接続部9及び分離装置2を別の配置関係及び形状にすることによって,材料の所要量ひいては重量及び経費が減少せしめられる。この場合ねじ接続部9はケーブルクランプ2′と分離装置2との間で,これらの部分と一体の結合部分として構成されて配置されており,また分離装置2の殊に円筒状に構成されているケーシング11はねじ接続部9にほぼ対称的な横位置で接続している。 ケーブル端部スリーブ4″の側方の円筒状突起13及び補助力駆動部材6は, 突起13の側から,段付きの円筒形になっているケーシング内部11″内に挿入され,突起13をケーシング11内で適度にかん合結合及び又はろう接結合することだけて軸方向に保持されている。 分離後の接触を阻止するスペーサ14′として,絶縁ブッシュが突起13の小径にされた自由端部13″に固定されていて,火薬で作用する駆動部材6のガス圧力によって突起13が押し出される際に,絶縁ブッシュが突起13に固定されたままであって,その絶縁作用によって電池電圧を導く部分(2′,9及び11 との導電性の再接触を阻止するようになっている。ケーシング11は付加的に絶縁被覆16をかぶされており,この絶縁被覆はケーブル端部スリーブ4″が側方からケーシング11に接触する際の導電性接続を阻止する。 以上述べた実施例において,電池ケーブルクランプ2′は安全分離装置のケーシング11とまとめられて,一体に結合され,コンパクトな構造ユニットを形成している。車内回路網のケーブル,実施例ではモータスタータケーブル4は,分離装置2に結合されていて,事故の際に事故センサ例えばエアバッグ制御装置1 の付加的機能としての制御パルスによって補助力駆動部材6が操作されると電池から分離され,必要な場合にはスペーサ14若しくは14′によって別の導電接触が阻止される。 ケーシング11に対するケーブル端部スリーブ4″の固定は, 場合によってはねじ結合などによって行うこともでき,その場合ねじが予定破断部を有しているか,あるいは補助力駆動部材による分離が対応ねじ山の範囲で行われるようにする。ケーブル端部4′自体は端部スリーブ4″と締め付け円すい体その他の締め付け結合部材によって取り外し可能に結合しておくことができ, 端部スリーブ4″自体は図2から図6までの実施例におけるように構成され,ケーシング11と結合される。これによって,ケーブルクランプ2′全体を電池3 及びケーブル端部4′から外して,例えば別のケーブルクランプと交換するような修理を行うことが可能になる。

    【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年10月27日【補正内容】 請求の範囲1. 自動車の電池の接続部にケーブルを取り付けるための締め付け孔を有している電池ケーブルクランプ(2′)であって,事故の際に操作されて電池(3)と自動車回路網のケーブル端部(4′)とを分離する安全分離装置(2)並びに安全分離装置(2)のケーシング(11)を有している形式のものにおいて,ケーシング(11)の不動の部分が電池ケーブルクランプ(2′)に一体に形成されていて,分離可能な固定装置(10;12,13)によって車内回路網のケーブル端部(4′)を保持しており,補助力駆動部材(6)がケーシングに不動に設けられた壁体とケーブル端部(4′)との間に,補助力駆動部材が操作された場合にケーブル端部(4′)の固定が解かれるように,配置されかつ構成されており,補助力駆動部材(6)は制御導線(1′)を有しており,この制御導線は事故センサに関連して,他の安全システムとは別個にかつ又は他の安全システムと一緒に,補助力駆動部材を操作することを特徴とする,自動車用の電池ケーブルクランプ。 2. ケーブル端部(4′)とケーシング(11)との間に,火薬によって作用する補助力駆動部材(6)が設けられていることを特徴とする,請求項1記載の電池ケーブルクランプ。 3. ケーブル端部(4′)のための固定装置が,大きな分離力によって解離可能なかん合結合部,形状結合による結合部,予定破断箇所のある結合部,ろう接結合部その他の均等の結合部(10;12,13)として構成されており,補助力駆動部材(6)が,それが操作されるとこの解離可能な結合部(10;12,1 3)が分離されるように,配置又は構成されていることを特徴とする,請求項1 又は2記載のケーブルクランプ。 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年11月8日【補正内容】 明細書 自動車用の電池ケーブルクランプ 本発明は,自動車の電池の接続部にケーブルを取り付けるための締め付け孔を有している電池ケーブルクランプであって,事故の際に操作されて電池と自動車回路網のケーブル端部とを分離する安全分離装置並びに安全分離装置ケーシングを有している形式のものに関する。 ドイツ連邦共和国特許第 30 37 502 号明細書に記載されている安全分離装置は,慣性質量体を有しており,これは接点部分の1つに結合されている。 この高価な構造の装置は,製作公差,老化及びシステムに起因する方向敏感性から生ずる機能的欠点を有している。 この方向敏感性によって,事故の際に衝突加速度が特定の優先方向に生じた場合にだけ,充分な確実性をもって接触の分離が行われる。 つまり事故の際にこの特定の優先方向とは異なった方向に衝突加速度が生じると,事故の重大さによって必要であるにもかかわらず,接触の分離が充分に確実に行われない。 このことは後ろから追突されたような事故の場合でも同じことである。 すなわちこのような事故の場合,分離装置の慣性質量体が必要な確実性をもって充分に変位せしめられず,したがってやはり確実な接触の分離は行われない。 したがって本発明の課題は,最初に述べた形式の分離装置を有するケーブルクランプを改良して,構造を簡単にし,正確な衝突方向に無関係に,自動車を長期間使用した後でも,事故の際に必要な接触の分離が確実に行われるようにすることである。 8. 解離可能な結合部(10;12,13)が,電池プラス極に接続されたモータスタータケーブル(4)のケーブル端部(4′)のところに設けられており, モータスタータケーブル接続部とは無関係な,ほかの電気絶縁された車内回路網ケーブルのためのねじ接続部(9)がケーブルクランプ(2′)に形成されていることを特徴とする,請求項1から7までのいずれか1項に記載のケーブルクランプ。 9. ケーブルクランプ(2′)とケーブル端部(4′)との間にスペーサ(14 ,14′)が,ケーブル端部(4′)が外された場合にケーブル端部がケーブルクランプ(2′)と接触することがないように,配置されかつ構成されていることを特徴とする,請求項1から8までのいずれか1項に記載のケーブルクランプ。 10. スペーサ(14′)が絶縁ブッシュとして構成されており,この絶縁ブッシュは,ケーブル端部スリーブ(4″)の突起(13)の,減径された円柱状自由端部(13″)に固定されていて,この端部(13″)を越えて突出しており, かつケーブル端部(4′)及びケーブル端部スリーブ(4″)と一緒に安全分離装置(2)によってケーブルクランプから解離可能であることを特徴とする,請求項9記載のケーブルクランプ。 11. 自動車の電池の接続部にケーブルを取り付けるための締め付け孔を有している電池ケーブルクランプであって,事故の際に操作されて電池(3)と自動車回路網のケーブル端部(4′)とを分離する安全分離装置(2)並びに安全分離装置(2)のケーシング(11)を有している形式のものにおいて,ケーブルクランプ(2′)の分離装置(2)の不動の部分が一体に形成されており,分離装置の分離可能な部分(ケーブル端部スリーブ4″)がケーブル端部(4′)と結合されており,かつ又はケーブル端部自体によって形成されており,かつ分離可能な部分は不動の部分(ケーシング11)に,分離可能な固定装置(10;12 ,13)によって保持されており,これら両方の部分の間に補助力駆動部材(6 ),殊に火薬によって作用又は作動する補助力エレメントが配置されており,この補助力駆動部材は,操作されると,両方の部分を分離するために両方の部分( 4′,11)に互いに逆方向に作用し,補助力駆動部材はこのために制御導線( 1′)を有しており,この制御導線は事故センサ(エアバッグ制御装置1)に関連して補助力駆動部材を他の安全システムとは別個にかつ又は他の安全システムと一緒に操作するようにしたことを特徴とする,自動車用の電池ケーブルクランプ。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AU,BR,CN,CZ,J P,KR,MX,NL,PL,PT,US (72)発明者 マクシミリアン グレープマイル ドイツ連邦共和国 D−83623 ディート ラムスツェル バイエルンライナー ヴェ ーク 10 (72)発明者 アルフレート クラッペル ドイツ連邦共和国 D−85737 イスマニ ング エリーザベトヴェーク 2 (72)発明者 ギュンター ネレ ドイツ連邦共和国 D−79541 レールラ ッハ イム レー 53

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