洗濯機のデュアルストローク安全スイッチおよび偏心制御方法

申请号 JP2017538606 申请日 2015-07-03 公开(公告)号 JP2018503444A 公开(公告)日 2018-02-08
申请人 青島海爾洗衣机有限公司; QingDao Haier Washing Machine Co.,Ltd.; 发明人 呂佩師; 張剛金; 田云; 今井俊次; 張▲チ▼;
摘要 洗濯機のデュアルストローク安全スイッチは、制御レバー、台座(6)および制御スイッチを含む。制御スイッチは台座(6)内に取り付けられ、制御レバーは台座(6)に可動接続される。前記制御スイッチは第1制御スイッチ(3)および第2制御スイッチ(4)を含み、前記制御レバーは、第1制御スイッチ(3)および第2制御スイッチ(4)をそれぞれオフにする2つの操作ストロークを有する。第1制御スイッチ(3)をオフにする制御レバーの操作ストロークは、第2制御スイッチ(4)をオフにする制御レバーの操作ストロークより小さい。上記安全スイッチの第1制御スイッチ(3)および第2制御スイッチ(4)の動作に対応する制御レバーのストロークは異なり、実質的に反映するのは 水 槽の偏心度の違いである。第1制御スイッチ(3)のオフは水槽に偏心が生じたことを示すが、偏心度は大きくなく、第2制御スイッチ(4)のオフは水槽の偏心が深刻であることを示す。したがって、上記デュアルストローク安全スイッチは、全自動洗濯機の脱水が安定して起動するように制御し、振動を減少させることができる。【選択図】図1
权利要求

制御レバー、台座(6)および制御スイッチを含み、制御スイッチが台座(6)内に取り付けられ、制御レバーが台座(6)に可動接続される洗濯機のデュアルストローク安全スイッチであって、前記制御スイッチが第1制御スイッチ(3)および第2制御スイッチ(4)を含み、前記制御レバーが、第1制御スイッチ(3)および第2制御スイッチ(4)をそれぞれオフにする2つの操作ストロークを有し、第1制御スイッチ(3)をオフにする制御レバーの操作ストロークが、第2制御スイッチ(4)をオフにする制御レバーの操作ストロークより小さいことを特徴とする安全スイッチ。前記第1制御スイッチ(3)および第2制御スイッチ(4)が台座(6)内に並列に取り付けられ、第1制御スイッチ(3)が第2制御スイッチ(4)の外側に設置され、前記第1制御スイッチ(3)は槽の変位ストロークが8〜18mmのときオフになり、第1制御スイッチはオフになり;第2制御スイッチ(4)は水槽の変位ストロークが18mm以上のときオフになることを特徴とする、請求項1に記載の洗濯機のデュアルストローク安全スイッチ。前記制御レバーの中部が台座(6)に回転可能に接続され、制御レバーの一端が洗濯機の水槽と筐体との間に設置されて、水槽の偏心により衝突され;制御レバーのもう一端が第1制御スイッチ(3)、第2制御スイッチ(4)と接触し、自然な状態で第1制御スイッチ(3)、第2制御スイッチ(4)を同時にオンにし、水槽が偏心した状態で第1制御スイッチ(3)および/または第2制御スイッチ(4)をオフにすることを特徴とする、請求項1に記載の洗濯機のデュアルストローク安全スイッチ。前記第1制御スイッチ(3)および第2制御スイッチ(4)が、台座(6)内に並列に取り付けられ、いずれも制御レバーの台座(6)に近い一端の下方に設置され、第1制御スイッチ(3)が制御レバーにおける該端の端部の近くに設置され;前記第1制御スイッチ(3)、第2制御スイッチ(4)は自然な状態で同時にオンになり、水槽が偏心した状態で第1制御スイッチ(3)のみがオフになるか、または第1制御スイッチ(3)および第2制御スイッチ(4)がいずれもオフになることを特徴とする、請求項1、または2、または3に記載の洗濯機のデュアルストローク安全スイッチ。前記第1制御スイッチ(3)および第2制御スイッチ(4)が、台座(6)内に並列に独立して設置されるか、または前記第1制御スイッチ(3)および第2制御スイッチ(4)が、台座(6)内に一体成型により設置され;前記第1制御スイッチ(3)は第1制御ボタン(301)を有し、第2制御スイッチ(4)は第2制御ボタン(401)を有し、第1制御ボタン(301)および第2制御ボタン(401)は並列に設置され、第1制御ボタン(301)が制御レバーの端部の近くに設置されることを特徴とする、請求項4に記載の洗濯機のデュアルストローク安全スイッチ。前記制御レバーが制御レバーヘッド(1)および制御レバー台(2)を含み、制御レバーヘッド(1)が洗濯機の水槽と筐体との間に設置されて、水槽の偏心により衝突され;制御レバー台(2)が第1制御スイッチ(3)および第2制御スイッチ(4)と接触し、自然な状態で第1制御スイッチ(3)、第2制御スイッチ(4)を同時にオンにし、水槽が偏心した状態で、第1制御スイッチ(3)および/または第2制御スイッチ(4)をオフにすることを特徴とする、請求項1、または2、または3に記載の洗濯機のデュアルストローク安全スイッチ。前記制御レバーが「L」型を呈して設置され、「L」の縦部分が制御レバーヘッド(1)であり、横部分が制御レバー台(2)であり、制御レバーヘッド(1)および制御レバー台(2)の接続部分が、回転軸により台座(6)に回転可能に接続され、前記第1制御スイッチ(3)および第2制御スイッチ(4)が、制御レバー台(2)の下方に並列に設置され、第1制御スイッチ(3)が制御レバー台(2)の端部の近くに設置されることを特徴とする、請求項6に記載の洗濯機のデュアルストローク安全スイッチ。前記制御レバーと台座(6)との間に、制御レバーを復帰させる復帰装置(5)が設置され;好ましくは、前記復帰装置(5)が弾性トーションスプリングまたは弾性引張スプリングであることを特徴とする、請求項1、または2、または3に記載の洗濯機のデュアルストローク安全スイッチ。請求項1〜8のいずれか1項に記載のデュアルストローク安全スイッチを有する洗濯機の偏心制御方法であって、前記洗濯機の脱水過程で、制御盤が前記安全スイッチの動作状態を判断し、安全スイッチの第1制御スイッチ(3)がオフのとき、制御盤は洗濯機に対し、脱水の減速または注水脱水を行って偏心を修正するように制御し、第1制御スイッチ(3)、第2制御スイッチ(4)がいずれもオフのとき、制御盤は洗濯機に対し、脱水を一時停止し、洗濯機に水を補充して偏心を修正するように制御することを特徴とする偏心制御方法。請求項9に記載の洗濯機の偏心制御方法であって、 S1:脱水プログラムを起動する; S2:制御盤が安全スイッチの第2制御スイッチがオフかどうかを判断する; S3:オフであると判断した場合、工程S4に進み、そうでない場合、工程S6に進む; S4:第2制御スイッチの動作回数KがK≦3を満たすかどうかを判断する; S5:K≦3を満たすと判断した場合、脱水を一時停止し、洗濯機の状態に基づいて水を補充し、負荷の分布を調整する偏心修正プログラムを行って、工程S1に戻り、そうでない場合、洗濯機は動作を停止して警報を発する; S6:制御盤が安全スイッチの第1制御スイッチがオフかどうかを判断する; S7:オフであると判断した場合、脱水の回転速度を低下させるか、または注水脱水を実行する偏心修正プログラムを実行して、工程S2に戻り;そうでない場合、制御盤は動作状態に基づいて、脱水の回転速度を高め、脱水を行う; を含むことを特徴とする方法。

说明书全文

本発明は洗濯機の技術分野に関し、具体的に、洗濯機のデュアルストローク安全スイッチおよび洗濯機の偏心制御方法に関する。

洗濯機の脱が起動するとき、衣類の偏心が深刻な場合、内槽の回転時の偏心が深刻である。平行の振り幅が比較的大きくなり、外槽が筐体に衝突し、深刻な場合、洗濯機がずれることもある。したがって、洗濯機の脱水が起動するとき、偏心が深刻であると、外槽が筐体に衝突するのを防止するため、洗濯機の上部カバーの下方に1つの安全スイッチを取り付ける。従来の洗濯機の安全スイッチは一般的に1つのマイクロスイッチのみを有し、開閉動作を1回のみを行う。外槽が回転し、偏心が比較的大きいとき、外槽は安全スイッチに衝突し、洗濯機は動作を一時停止する。その後再び脱水プログラムを起動するか、またはパルセータの稼働により、負荷の分布を調整するか、または一部の水を補充し、洗濯を短時間行い、負荷の分布を釣り合わせるなど、その他の方式を行う。これらの調整方式は、いずれも速やかで、効果的に脱水動作を制御することはできず、脱水を一時停止して調整しなければならない。脱水の回転速度の突然の変化が比較的大きい場合、水消費、電消費、時間消費の問題が存在する。同時に、振動が大きく、騒音が大きい問題も必ず生じる。

したがって、どのようにして洗濯機の脱水動作状態を効果的に制御し、速やかに措置を講じて偏心を修正し、洗濯機の振動が大きい、騒音が大きい問題を防止するかは、解決を急ぐ必要がある技術的問題となっている。

上記問題を解決するため、本発明の第1の目的は、デュアル操作ストロークの安全スイッチを提供することである。これは、全自動洗濯機の脱水が安定して起動するように制御し、振動を減少させることができる。

本発明は、洗濯機のデュアルストローク安全スイッチを提供する。具体的に、以下の技術案を採用した。 洗濯機のデュアルストローク安全スイッチは、制御レバー、台座および制御スイッチを含む。制御スイッチは台座内に取り付けられ、制御レバーは台座に可動接続される。前記制御スイッチは第1制御スイッチおよび第2制御スイッチを含み、前記制御レバーは、第1制御スイッチおよび第2制御スイッチをそれぞれオフにする2つの操作ストロークを有する。第1制御スイッチをオフにする制御レバーの操作ストロークは、第2制御スイッチをオフにする制御レバーの操作ストロークより小さい。

さらに、前記第1スイッチおよび第2スイッチは台座内に並列に取り付けられ、第1制御スイッチが第2制御スイッチの外側に設置される。前記第1制御スイッチは水槽の変位ストロークが8〜18mmのときオフになり、第2制御スイッチは水槽の変位ストロークが18mm以上のときオフになる。

さらに、前記制御レバーの中部は台座に回転可能に接続され、制御レバーの一端は洗濯機の水槽と筐体との間に設置されて、水槽の偏心により衝突される。制御レバーのもう一端は第1制御スイッチ、第2制御スイッチと接触する。自然な状態で第1制御スイッチ、第2制御スイッチを同時にオンにし、水槽が偏心した状態で第1制御スイッチおよび/または第2制御スイッチをオフにする。

さらに、前記第1制御スイッチおよび第2制御スイッチは、台座内に並列に取り付けられ、いずれも制御レバーの台座に近い一端の下方に設置され、第1制御スイッチが制御レバーにおける該端の端部の近くに設置される。前記第1制御スイッチ、第2制御スイッチは自然な状態で同時にオンになり、水槽が偏心した状態で第1制御スイッチのみがオフになるか、または第1制御スイッチおよび第2制御スイッチがいずれもオフになる。

さらに、前記第1制御スイッチおよび第2制御スイッチは、台座内に並列に独立して設置されるか、または前記第1制御スイッチおよび第2制御スイッチは、台座内に一体成型により設置される。前記第1制御スイッチは第1制御ボタンを有し、第2制御スイッチは第2制御ボタンを有する。第1制御ボタンおよび第2制御ボタンは並列に設置され、第1制御ボタンが制御レバーの端部の近くに設置される。

さらに、前記制御レバーは制御レバーヘッドおよび制御レバー台を含む。制御レバーヘッドは洗濯機の水槽と筐体との間に設置されて、水槽の偏心により衝突される。制御レバー台は、第1制御スイッチおよび第2制御スイッチと接触する。自然な状態で第1制御スイッチ、第2制御スイッチを同時にオンにし、水槽が偏心した状態で第1制御スイッチおよび/または第2制御スイッチをオフにする。

さらに、前記制御レバーは「L」型を呈して設置され、「L」の縦部分は制御レバーヘッドであり、横部分は制御レバー台である。制御レバーヘッドおよび制御レバー台の接続部分は、回転軸により台座に回転可能に接続される。前記第1制御スイッチおよび第2制御スイッチは、制御レバー台の下方に並列に設置され、第1制御スイッチが制御レバー台の端部の近くに設置される。

さらに、前記制御レバーと台座との間に、制御レバーを復帰させる復帰装置が設置される。好ましくは、前記復帰装置は弾性トーションスプリングまたは弾性引張スプリングである。

本発明の第2の目的は、上記デュアルストローク安全スイッチを有する洗濯機の偏心制御方法を提供することである。具体的に、以下の技術案を採用した。 洗濯機の偏心測定方法は、前記洗濯機の脱水過程で、制御盤が前記安全スイッチの動作状態を判断する。安全スイッチの第1制御スイッチがオフのとき、制御盤は洗濯機に対し、脱水の減速または注水脱水を行って偏心を修正するように制御する。第1制御スイッチ、第2制御スイッチがいずれもオフのとき、制御盤は洗濯機に対し、脱水を一時停止し、洗濯機に水を補充して偏心を修正するように制御する。

さらに、本発明の洗濯機の偏心測定方法は以下の工程を含む。 S1:脱水プログラムを起動する。 S2:制御盤が安全スイッチの第2制御スイッチがオフかどうかを判断する。 S3:オフであると判断した場合、工程S4に進み、そうでない場合、工程S6に進む。 S4:第2制御スイッチの動作回数Kが、K≦3を満たすかどうかを判断する。 S5:K≦3を満たすと判断した場合、脱水を一次停止する。洗濯機の状態に基づいて水を補充し、負荷の分布を調整する偏心修正プログラムを行って、S1に戻る。そうでない場合、洗濯機は動作を停止して警報を発する。 S6:制御盤が安全スイッチの第1制御スイッチがオフかどうかを判断する。 S7:オフであると判断した場合、脱水の回転速度を低下させるか、または注水脱水を実行する偏心修正プログラムを実行して、工程S2に戻る。そうでない場合、制御盤が動作状態に基づいて、脱水の回転速度を高め、脱水を行う。

本発明の洗濯機のデュアルストローク安全スイッチは、第1制御スイッチおよび第2制御スイッチの2つの制御スイッチを含み、さらに第1制御スイッチおよび第2制御スイッチはいずれも同一の制御レバーにより動作が制御される。しかし、第1制御スイッチおよび第2制御スイッチの動作に対応する制御レバーのストロークは異なり、第2制御スイッチに対応する制御レバーの操作ストロークがより大きい。このように設置すると、制御レバーの操作ストロークは洗濯機の水槽の偏心度により決まり、水槽の偏心度が大きいほど、制御レバーの操作ストロークも大きくなる。

したがって、第1制御スイッチおよび第2制御スイッチの動作に対応する制御レバーのストロークは異なり、実質的に反映するのは水槽の偏心度の違いである。第1制御スイッチのオフは水槽に偏心が生じたことを示すが、偏心度は大きくなく、第2制御スイッチのオフは水槽の偏心が深刻であることを示す。本発明のデュアルストローク安全スイッチは、洗濯機の脱水が起動するとき、洗濯機の脱水動作状態を効果的に制御することができる。負荷の偏心に対して速やかに措置を講じ、偏心を修正する場合、洗濯機に振動が大きく、騒音が大きい現象が生じるのを防止することができる。

これと同時に、本発明の安全スイッチを洗濯機の制御回路中に接続し、第1制御スイッチおよび第2制御スイッチを様々な制御プログラムに対応させる。第1制御スイッチまたは第2制御スイッチが動作するとき、制御プログラムは水槽の偏心状態を判断することができ、さらには相応する偏心修正措置を講じる。例えば、第1制御スイッチがオフになると、洗濯機の水槽に偏心が生じていると説明できるが、偏心度は大きくない。したがって脱水の回転速度を低下させるか、または注水脱水を行う方式を講じて、新たに負荷を分布させ、偏心の修正を実現することができ、従来方法における脱水の回転速度が突然変化することによる水消費、電力消費、時間消費の問題を防止した。第2制御スイッチがオフになると、洗濯機の水槽の偏心が深刻であると説明できる。このとき簡単な減速または注水脱水の方式を講じて、偏心の修正を実現するのは難しいか、または実現することができない。このとき脱水を一時停止する必要があり、新たに水を補充し、負荷の分布を調整して偏心を修正し、その後再び脱水プログラムを起動する。

したがって、本発明の洗濯機の偏心修正方法は、本発明の安全スイッチの動作状態に基づいて、洗濯機の水槽の偏心状態を判断することができ、さらに偏心度に基づいて、より適した偏心修正プログラムを選択する。したがって、本発明の洗濯機の偏心修正方法は、適性がより高く、従来の偏心修正方法に存在する水消費、電力消費、時間消費の問題を一定程度防止することができる。

さらに、本発明の洗濯機の偏心修正方法は、洗濯機の安全で、効果的な脱水動作を保護し、洗濯機の起動時および脱水動作時の大きな振動、大きな騒音を防止し、洗濯機のスマート化レベルを上昇させ、最適な洗濯体験を可能とする。

図1は、本発明の洗濯機のデュアルストローク安全スイッチにおける立体構造概要図である。

図2は、本発明の洗濯機のデュアルストローク安全スイッチにおける自然な状態の正面図である。

図3は、本発明の洗濯機のデュアルストローク安全スイッチにおける自然な状態の断面図である。

図4は、本発明の洗濯機のデュアルストローク安全スイッチにおける第1制御スイッチがオフの状態の正面図である。

図5は、本発明の洗濯機のデュアルストローク安全スイッチにおける第1制御スイッチがオフの状態の断面図である。

図6は、本発明の洗濯機のデュアルストローク安全スイッチにおける第2制御スイッチがオフの状態の正面図である。

図7は、本発明の洗濯機のデュアルストローク安全スイッチにおける第2制御スイッチがオフの状態の断面図である。

図8は、本発明の洗濯機における偏心制御方法のフローチャートである。

以下、図を組み合わせて、本発明の洗濯機のデュアルストローク安全スイッチおよび洗濯機の偏心制御方法について、詳細に記載する。 図1、図2、図3、図4、図5、図6および図7に示すように、洗濯機のデュアルストローク安全スイッチは、制御レバー、台座6および制御スイッチを含む。制御スイッチは台座6内に取り付けられ、制御レバーは台座6に可動接続される。前記制御スイッチは第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4を含み、前記制御レバーは、第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4をそれぞれオフにする2つの操作ストロークを有する。第1制御スイッチ3をオフにする制御レバーの操作ストロークは、第2制御スイッチ4をオフにする制御レバーの操作ストロークより小さい。

本発明の台座6は、主に制御スイッチ3、制御スイッチ4および制御レバーを取り付けるのに用いられる。台座6は洗濯機の上部カバーに固定して取り付けられ、本発明のデュアルストローク安全スイッチの固定取付を実現している。本発明の制御レバーは、主に制御スイッチ3および制御スイッチ4の動作を制御するのに用いられ、制御レバーの動作により、制御スイッチ3および制御スイッチ4のオフを実現する。

本発明の洗濯機のデュアルストローク安全スイッチは、第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4の2つの制御スイッチを含み、さらに第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4はいずれも同一の制御レバーにより動作が制御される。しかし、第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4の動作に対応する制御レバーのストロークは異なり、第2制御スイッチ4に対応する制御レバーの操作ストロークがより大きい。このように設置すると、制御レバーの操作ストロークは洗濯機の水槽の偏心度により決まり、水槽の偏心度が大きいほど、制御レバーの操作ストロークも大きくなる。

本発明の前記水槽は全自動洗濯機で言うと、洗濯機の外槽を指し、外槽の下部は吊棒により洗濯機の筐体に取り付けられる。脱水するとき、内槽の偏心が深刻であると、外槽が偏心して振動する。振動の幅が過度に大きいと、「槽に衝突する」現象が起こり、洗濯機の損傷が引き起こされる。

したがって、第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4の動作に対応する制御レバーのストロークは異なり、実質的に反映するのは水槽の偏心度の違いである。第1制御スイッチのオフは水槽に偏心が生じたことを示すが、偏心度は大きくなく、第2制御スイッチ4のオフは水槽の偏心が深刻であることを示す。本発明のデュアルストローク安全スイッチは、洗濯機の脱水が起動するとき、洗濯機の脱水動作状態を効果的に制御することができる。負荷の偏心に対して速やかに措置を講じ、偏心を修正する場合、洗濯機に振動が大きく、騒音が大きい現象が生じるのを防止することができる。

上記から、本発明の第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4のオフは、いずれも制御レバーの運動により実現するものであるため、第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4のオフは、制御レバーのストロークにより決まるものであることがわかる。第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4は、マイクロスイッチを選択するのが好ましい。マイクロスイッチは微小接点間隔およびスナップアクション機構を有し、規定されたストロークおよび規定された力で、開閉動作を行う接点機構であり、ケースで覆われ、その外部にアクチュエータのスイッチを有する。そのスイッチの接点間隔が比較的小さいため、マイクロスイッチまたはセンシティブスイッチとも呼ばれる。

本発明の第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4がオフのとき、対応する洗濯機の水槽の偏心度は異なる。本発明の好ましい実施方式として、本発明は第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4のオフ時に対応する洗濯機の水槽の偏心角度を示している。具体的に、本発明の前記第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4は台座6内に並列に取り付けられ、第1制御スイッチ3は第2制御スイッチ4の外側に設置される。前記第1制御スイッチ3は、水槽の変位ストロークが18mm以上のときオフになり、第2制御スイッチ4は、水槽の変位ストロークが18mm以上のときオフになる。

本発明の前記水槽の変位ストロークは、水槽の軸が脱水過程で、自然に取り付けたときから変位する距離である。主に水槽上部の軸であり、水槽カバー部分の軸を選択することもできるが、これは該部分の変位ストロークが最大であるためである。洗濯機の容量により、許容される水槽の変位ストロークの大きさが決まり、一般的な状況では、容量が大きいほど、洗濯機の脱水過程で許容される水槽の変位ストロークは小さくなる。すなわち洗濯機の脱水過程で許容される水槽の変位ストロークは、洗濯機の容量に反比例する。したがって、様々な洗濯機の容量に基づいて、水槽カバーの変位距離は調整され、本発明の安全スイッチの第1制御スイッチ、第2制御スイッチ4の動作点も、これにより調整される。

本発明の制御レバーが第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4を制御し、さらに制御レバーが、水槽の偏心があまり深刻でないとき、第1制御スイッチ3をオフにし、偏心が深刻なとき、第2制御スイッチ4をオフにすることをどのようにして実現するかが、本発明の鍵である。本発明の好ましい実施方式として、前記制御レバーの中部は台座6に回転可能に接続され、制御レバーの一端は洗濯機の水槽と筐体との間に設置されて、水槽の偏心により衝突される。制御レバーのもう一端は第1制御スイッチ3、第2制御スイッチ4と接触する。自然な状態で第1制御スイッチ3、第2制御スイッチ4を同時にオンにし、水槽が偏心した状態で、第1制御スイッチ3および/または第2制御スイッチ4をオフにする。

本発明の制御レバーの動作方式は、「てこ」と類似している。制御レバーの一端が水槽の偏心による圧力を受けると、該端に変位が生じ、これと同時に、制御レバーのもう一端にも変位が生じ、第1制御スイッチ3、第2制御スイッチ4をオンまたはオフにする。本発明の安全スイッチは、自然な状態で、制御レバーが第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4を押さえてオンにし、偏心状態で、偏心の程度に基づいて、制御レバーの一端が圧力を受けて生じる変位の多少により、もう一端に生じる反対方向の変位の多少は決まる。さらには第1制御スイッチ3がオフになるか、または第2制御スイッチ4がオフになるか、さらにまたは第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4のいずれもオフになるかが決まる。

したがって、本発明の制御レバーは2つ設置することができ、それぞれ第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4のオフ、オンを制御する。しかし、2つの制御レバーが第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4の動作を制御することにより生じる制御は異なる。本発明は制御レバーを1つのみ設置し、第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4をオフ、オンにすることもできる。具体的に、以下の技術案を採用する。 本発明の洗濯機のデュアルストローク安全スイッチにおいて、前記第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4は、台座6内に並列に取り付けられる。いずれも制御レバーの台座6に近い一端の下方に設置され、第1制御スイッチ3が制御レバーにおける該端の端部の近くに設置される。前記第1制御スイッチ3、第2制御スイッチ4は自然な状態で同時にオンになり、水槽が偏心した状態で第1制御スイッチ3のみがオフになるか、または第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4がいずれもオフになる。

本発明の前記自然な状態は、安全スイッチを洗濯機に取り付けたときの初期状態であり、すなわち安全スイッチが偏心による圧力を受けていないときの状態である。

本発明の第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4は、同一の制御レバーによりオン、オフが制御され、構造はより簡単であり、取付が便利である。制御レバーにおける第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4の上方に位置する一端の様々な位置に対応する変位は等しくなく、端部に近いほど、変位は大きい。したがって、水槽の偏心度が比較的小さいとき、制御レバーの偏心による変位によって、第1制御スイッチ3は圧力を受けず、制御スイッチ3はオフになる。制御レバーの変位は第2制御スイッチ4が圧力を受けないストロークに達しないため、第2スイッチ4は依然としてオンの状態にある。水槽の偏心度が比較的大きいとき、制御レバーの偏心による変位もより大きくなり、第1制御スイッチ3が制御レバーの圧力を受けずにオフになってから、第2制御スイッチ4も圧力を受けずにオフになる。

したがって、本発明の安全スイッチにおいて、図1、図2および図3に示すように、自然な状態で、第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4はいずれも制御レバーの圧力作用を受け、いずれもオンの状態にある。図4および図5に示すように、水槽の偏心度が比較的小さいとき、第1制御スイッチ3は圧力を受けずにオフになり、第2制御スイッチ4は依然として制御レバーの圧力を受けてオンになる。図6および図7に示すように、水槽の偏心度が深刻なとき、第1制御スイッチ3、第2制御スイッチ4はいずれも制御レバーの圧力を受けず、2つの制御スイッチはいずれもオフの状態にある。

本発明の制御スイッチの設置位置によって、制御スイッチが動作するときの対応する制御レバーのストロークが決まる。したがって、本発明の好ましい実施方式として、前記第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4は、台座6内に並列に独立して設置されるか、または前記第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4は、台座6内に一体成型により設置される。前記第1制御スイッチ3は第1制御ボタン301を有し、第2制御スイッチ4は第2制御ボタン401を有する。第1制御ボタン301および第2制御ボタン401は並列に設置され、第1制御ボタン301が制御レバーの端部の近くに設置される。

本発明の第1制御ボタン301は、第2制御ボタン401と比較して、制御レバーの端部のより近くに設置されるが、これは制御レバーの端部の変位がより大きいためである。制御レバーに同様の偏心による変位が生じたとき、第1制御ボタン301は先に圧力を受けず、第1制御スイッチ3が先にオフになる。

本発明の好ましい実施方式として、前記制御レバーは制御レバーヘッド1および制御レバー台2を含む。制御レバーヘッド1は洗濯機の水槽と筐体との間に設置されて、水槽の偏心により衝突される。制御レバー台2は、第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4と接触する。自然な状態で第1制御スイッチ3、第2制御スイッチ4を同時にオンにし、水槽が偏心した状態で、第1制御スイッチ3および/または第2制御スイッチ4をオフにする。

具体的に、前記制御レバーは「L」型を呈して設置され、「L」の縦部分は制御レバーヘッド1であり、横部分は制御レバー台2である。制御レバーヘッド1および制御レバー台2の接続部分は、回転軸により台座6に回転可能に接続される。前記第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4は、制御レバー台2の下方に並列に設置され、第1制御スイッチ3が制御レバー台2の端部の近くに設置される。

本発明の第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4は、自然な状態のとき、オンの状態にあるべきである。したがって洗濯機が正常に動作して、偏心が存在しないとき、制御レバーは復帰し、第1制御スイッチ3および制御スイッチ4に同時に圧力を付加してオンにするべきである。したがって前記制御レバーと台座6との間に、制御レバーを復帰させる復帰装置5が設置される。好ましくは、前記復帰装置5は弾性トーションスプリングまたは弾性引張スプリングである。

本発明の安全スイッチは洗濯機の制御回路中に接続され、第1制御スイッチ3および第2制御スイッチ4を様々な制御プログラムに対応させる。第1制御スイッチ3または第2制御スイッチ4の動作時、制御プログラムは水槽の偏心状態を判断することができ、さらには相応する偏心修正措置を講じる。

本発明は、上記デュアルストローク安全スイッチを有する洗濯機の偏心制御方法を同時に提供している。前記洗濯機の脱水過程で、制御盤が前記安全スイッチの動作状態を判断する。安全スイッチの第1制御スイッチ3がオフのとき、制御盤は洗濯機に対して、脱水の減速または注水脱水を行って偏心を修正するように制御する。第1制御スイッチ3、第2制御スイッチ4がいずれもオフのとき、制御盤は洗濯機に対し、脱水を一時停止し、洗濯機に水を補充して偏心を修正するように制御する。

本発明の洗濯機の偏心制御方法において、第1制御スイッチ3がオフのとき、洗濯機の水槽に偏心が生じていると説明できるが、偏心度は大きくない。したがって脱水の回転速度を低下させるか、または注水脱水を行う方式を講じて、新たに負荷を分布させ、偏心の修正を実現することができ、従来方法における脱水の回転速度が突然変化することによる水消費、電力消費、時間消費の問題を防止した。第2制御スイッチ4がオフのとき、洗濯機の水槽の偏心が深刻であると説明できる。このとき簡単な減速または注水脱水の方式を講じて、偏心の修正を実現するのは難しいか、または実現することができない。このとき脱水を一時停止する必要があり、新たに水を補充し、負荷の分布を調整して偏心を修正し、その後再び脱水プログラムを起動する。

図8に示すように、本発明の洗濯機の偏心制御方法は、以下の工程を含む。 S1:脱水プログラムを起動する。 S2:制御盤が安全スイッチの第2制御スイッチがオフかどうかを判断する。 S3:オフであると判断した場合、工程S4に進み、そうでない場合、工程S6に進む。 S4:第2制御スイッチの動作回数KがK≦3を満たすかどうかを判断する。 S5:K≦3を満たすと判断した場合、脱水を一時停止し、洗濯機の状態に基づいて水を補充し、負荷の分布を調整する偏心修正プログラムを行って、工程S1に戻る。そうでない場合、洗濯機を停止して警報を発する。 S6:制御盤が安全スイッチの第1制御スイッチがオフかどうかを判断する。 S7:オフであると判断した場合、脱水の回転速度を低下させるか、または注水脱水を実行する偏心修正プログラムを実行し、工程S2に戻る。そうでない場合、制御盤は動作状態に基づいて、脱水の回転速度を高め、脱水を行う。

本発明の偏心修正方法において、工程S5で警報を発した後、人が負荷の調整を行う必要があるか、またはメンテナンスを行って、該偏心状況を克服する必要があるかをユーザに知らせる。

したがって、本発明の洗濯機の偏心修正方法は、本発明の安全スイッチの動作状態に基づいて、洗濯機の水槽の偏心状態を判断することができ、さらに偏心度に基づいて、より適した偏心修正プログラムを選択する。したがって、本発明の洗濯機の偏心修正方法は、適性がより高く、従来の偏心修正方法に存在する水消費、電力消費、時間消費の問題を一定程度防止することができる。

さらに、本発明の洗濯機の偏心修正方法は、洗濯機の安全で、効果的な脱水動作を保護し、洗濯機の起動時および脱水動作時の大きな振動、大きな騒音を防止し、洗濯機のスマート化レベルを上昇させ、最適な洗濯体験を可能とする。

以上の記載は本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明をどのような形式でも制限しない。本発明は好ましい実施例により上記のように開示したが、本発明を限定するものではない。当業者は本発明の技術案を逸脱しない範囲内で、上記に示した技術内容を利用して、同等に変更した等価実施例に修正または修飾することができるが、いずれも本発明の技術案の内容を逸脱しない。本発明の技術的本質に基づいて、以上の実施例に対して行う簡単な修正、同等の変更および修飾は、いずれも本発明案の範囲内に属する。

1 制御レバーヘッド 2 制御レバー台 3 第1制御スイッチ 4 第2制御スイッチ 5 復帰装置 6 台座 301 第1制御ボタン 401 第2制御ボタン

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