Test and measurement equipment

申请号 JP15573091 申请日 1991-05-30 公开(公告)号 JPH0816682B2 公开(公告)日 1996-02-21
申请人 フルーク・コーポレイション; 发明人 ウイリアム・エフ・ラスナケ; リチャード・ディー・ベッカート;
摘要
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 電気パラメータに応答する試験及び測定機器であって、 上記機器の1次機能及び対応する2次機能を選択する機能選択スイッチと、 該機能選択スイッチにより選択された上記1次機能及び上記対応する2次機能内で、第1期間だけ操作されると第1動作を実行して、第1動作モードから第2動作モードに上記機器を切り替え、第2期間だけ操作されると第2動作を実行して、上記第2動作モードから上記第1動作モードに上記機器を切り替え、第3期間だけ操作されると第3動作を実行して、選択された上記1次機能及び上記対応する2次機能の間で上記機器を切り替える多機能多モード・スイッチとを具えた試験及び測定機器。
  • 【請求項2】 上記多機能多モード・スイッチに結合し、上記多機能多モード・スイッチの上記第1、第2及び・第3動作のいずれが実行されたかを確認する帰還手段を更に具えたことを特徴とする請求項1の試験及び測定機器。
  • 【請求項3】 上記帰還手段は、上記多機能多モード・
    スイッチに結合し、上記多機能多モード・スイッチの上記第1動作が実行されたときに第1音響指示を発生し、
    上記多機能多モード・スイッチの上記第2動作が実行されたときに第2音響指示を発生し、上記多機能多モード・スイッチの上記第3動作が実行されたときに第3音響指示を発生する回路を有することを特徴とする請求項2
    の試験及び測定機器。
  • 【請求項4】 上記帰還手段は、上記多機能多モード・
    スイッチに結合し、上記多機能多モード・スイッチの上記第1動作が実行されたときに第1視覚指示を行ない、
    上記多機能多モード・スイッチの上記第2動作が実行されたときに第2視覚指示を行ない、上記多機能多モード・スイッチの上記第3動作が実行されたときに第3視覚指示を行なう表示器を有することを特徴とする請求項2
    の試験及び測定機器。
  • 【請求項5】 上記多機能多モード・スイッチは押しボタンであることを特徴とする請求項1の試験及び測定機器。
  • 【請求項6】 上記試験及び測定機器は、電気パラメータを測定でき、上記被測定パラメータの値に応じて適切な測定レンジを選択するレンジ選択能力のあるデジタル・マルチメータであり、上記第1動作モードは、上記機器が適切な測定レンジを自動的に選択する自動モードであり、上記第2動作モードは、適切なレンジを手動で選択する手動モードであることを特徴とする請求項1の試験及び測定機器。
  • 【請求項7】 上記機器が既に上記手動モードのとき、
    上記第1動作は上記測定レンジを切り替えることを特徴とする請求項6の試験及び測定機器。
  • 【請求項8】 上記多機能多モード・スイッチの動作に応答して、上記多機能多モード・スイッチの上記第1、
    第2及び第3動作のいずれが実行されたかを確認する帰還手段を更に具えたことを特徴とする請求項7の試験及び測定機器。
  • 【請求項9】 上記帰還手段は、上記多機能多モード・
    スイッチに結合し、上記多機能多モード・スイッチの上記第1動作が実行されたときに第1音響指示を発生し、
    上記多機能多モード・スイッチの上記第2動作が実行されたときに第2音響指示を発生し、上記多機能多モード・スイッチの上記第3動作が実行されたときに第3音響指示を発生する回路を有することを特徴とする請求項8
    の試験及び測定機器。
  • 【請求項10】 上記帰還手段は、上記多機能多モード・スイッチに結合し、上記多機能多モード・スイッチの上記第1動作が実行されたときに第1視覚指示を行ない、上記多機能多モード・スイッチの上記第2動作が実行されたときに第2視覚指示を行ない、上記多機能多モード・スイッチの上記第3動作が実行されたときに第3
    視覚指示を行なう表示器を有することを特徴とする請求項8の試験及び測定機器。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、機能選択スイッチと多機能多モード・スイッチとを具えた試験及び測定機器に関する。

    【0002】

    【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】計器、
    オシロスコープ及び信号発生器等の試験及び測定機器の能は、近年著しく向上している。 能力の向上に伴って、これら機器の機能の数も増加している。 しばしば、
    従来の機器は、ユーザが多くの所望機能の中から任意の1つを選択できるようにするために、正面パネルに大きく広がったスイッチを具えている。 残念なことに、これらスイッチには、機器を複雑にすると共に、ある場合には、メーカーが意図したように機器を操作するのが困難になるという問題がある。 さらに、スイッチが多いということは、これら機器の全体のサイズを小さくし、製造コストを低減しようというメーカーの努力がなかなか達成できなくなる。

    【0003】能力が近年強化されているが、その結果、
    複雑となってユーザの操作が困難になると共に、製造コストがより高価になっている従来の試験及び測定機器の一例には、ハンドヘルド・デジタル・マルチメータがある。 例えば、典型的には、これら機器の機能が増加することにより、マルチメータの正面にスイッチが付加され、片手での操作が困難になっている。 これは、ユーザが片手のみで簡単に操作するにはスイッチが多すぎるという単純な理由による。 しかし、ハンドヘルド機器にとって、片手での操作は非常に望ましい機能である。 また、スイッチを付加することにより、マルチメータのサイズが大きくなり、片手操作が更に困難になってくる。
    さらに、スイッチが増え、サイズが大きくなることにより、マルチメータの製造コストが上昇する。

    【0004】よって、本発明の目的は、製造が比較的安価で操作が容易であり、多機能多モードである試験及び測定機器の提供にある。

    【0005】

    【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれば、機器用多機能多モード・スイッチには、複数の1次機能の1つを選択する機能選択能力があり、多機能多モード・スイッチの操作により、1次機能の選択した1つと、この選択した1次機能に関連した2次機能との間で、機器が切り替わる。 また、選択した1次機能及び関連した2次機能内で、多機能多モード・スイッチの操作により、第1動作モードと第2動作モードとの間で機器が切り替わる。

    【0006】また、本発明によれば、第1期間だけ多機能多モード・スイッチを操作することにより、機器は、
    第1動作モードから第2動作モードに切り替わる。 また、第2期間だけ多機能多モード・スイッチを操作することにより、機器は、第2動作モードから第1動作モードに切り替わる。 そして、第3期間だけ多機能多モード・スイッチを操作することにより、機器は、選択した1
    次機能と関連した2次機能との間で切り替わる。

    【0007】また、本発明によれば、第1動作モードは、自動レンジ・モードであり、機器は、被測定パラメータの適切なレンジを自動的に選択する。 第2動作モードは、手動レンジ・モードであり、適切なレンジを手動で選択する。 機器が手動レンジ・モードのとき、第1期間だけ多機能多モード・スイッチを操作すると、機器のレンジが切り替わる。

    【0008】さらに、本発明によれば、機器が音響及び視覚的な帰還を行って、選択した1次機能と関連した2
    次機能との間で変化が生じたことを確認すると共に、第1動作モードと第2動作モードとの間での変化が生じたことを確認する。

    【0009】また、本発明の方法によれば、多機能多モード・スイッチにより、1次機能及び2次機能と、これら1次及び2次機能内における第1及び第2動作モードを機器に実現する。 この方法は、多機能多モード・スイッチが第1期間だけ操作されたときに機器に第1動作を指示して、機器を第1動作モードから第2動作モードに切り替えるステップと、多機能多モード・スイッチが第2期間だけ操作されたときに機器に第2動作を開始させて、機器を第2動作モードから第1動作モードに切り替えるステップと、多機能多モード・スイッチが第3期間だけ操作されたときに機器に第3動作を開始させて、機器を1次及び2次機能間で切り替えるステップとを具えている。

    【0010】上述から明らかな如く、本発明は、機器を1次及び2次機能間で切り替えると共に、これら1次及び2次機能内で第1及び第2動作モード間で切り替える多機能多モード・スイッチを提供するものである。

    【0011】本発明の上述及びその他の利点は、添付図を参照した以下の詳細説明より理解できよう。

    【0012】

    【実施例】以下の説明において、本発明の好適な実施例は、例えば、米国ワシントン州エベレットのジョン・フルーク・マニファクチャリング・カンパニー・インコーポレイテッドが生産している70シリーズ・マルチメータの如きハンドヘルド・デジタル・マルチメータに組み込まれる。 しかし、デジタル・マルチメータの利用は、
    本発明が組み込まれた試験及び測定機器の単なる例示に過ぎない。 よって、本発明をハンドヘルド・デジタル・
    マルチメータ以外の試験及び測定機器に実施できることが理解できよう。

    【0013】図1は、ハンドヘルド・デジタル・マルチメータ(以下、単にDMM又は計器という)10を示しており、このDMMは、本発明により構成された多機能多モード・スイッチの好適な実施例を含んでいる。 この好適な実施例において、多機能多モード・スイッチは、
    押しボタン(以下、単にボタンという)22の形式である。 詳細に後述する方法で、ボタン22の操作により、
    DMM10を選択した1次測定機能及び2次測定機能間で切り替えると共に、この選択した1次又は2次測定機能における第1及び第2動作モード間で切り替える。 D
    MM10は、更に、この計器を利用するユーザの片手に容易にフィットする大きさのケース12を具えている。
    ケース12の正面14には、被測定パラメータの読みを表示する表示器16と、被測定パラメータを検知するためにDMM10にプローブ(図示せず)を接続するジャック18と、適切な測定機能を選択する回転スイッチ(以下、単にスイッチという)20とが配置されている。 DMM10内には、発生期間が変化する単一又は複数のビープ音の如き電子音を発生する回路30が配置されている。 図1において、この回路30を点線のブロックで図形的に示す。 かかる回路は、周知であるので、その詳細説明を省略する。

    【0014】スイッチ20は、回転ノブ24及び指示器26を含んでいる。 ボタン22(即ち、多機能多モード・スイッチ)は、スイッチ20の中央において、指示器26に沿って配置されている。 図1に示すように、スイッチ20をDMM10の左側付近に配置する。 好適には、スイッチ20の回転ノブ24は、DMM10の左側からわずかに突き出ている。 マルチメータ分野において周知の如く、スイッチ20及びボタン22のこれらの位置により、ユーザは片手でDMM10を操作できる。 例えば、左手にDMM10を持ったユーザは、左手の親指によりノブ24を回転してスイッチ20を回転できるので、右手は測定プローブを持つのが自由である。 同様に、ボタン22を同じ親指で押すことができる。

    【0015】DMM10は、スイッチ20により指定可能な多くの測定機能を達成できる。 A1/A2、B1/
    B2、C1/C2、D1/D2、E1/E2、F1/F
    2、G1/G2及びH1/H2として図1に示す多くの機能をスイッチ20のパラメータの周囲の前面14に印刷するが、A1〜H1は1次測定機能を表し、A2〜H
    2は2次機能を表す。 次の表は、これら1次及び2次測定機能の例を示す。

    【表1】

    【0016】この表1において、「ホールド」機能により、DMM10は、パラメータの測定値を表示にロックし、新たな安定した測定表示を更新できる。 「低オーム」機能により、DMM10は、高精度で抵抗の非常に低い値を測定できる。 他の機能は、その名称自体がその機能を説明している。 表1に示した特定の機能は、マルチメータが実施する測定機能を単に示したものであるので、これらは本発明を限定するものではない。 DMM1
    0(又は、任意の他の機器)が実行する特定の機能は、
    本発明に関係しないので、これ以上の詳細説明を省略する。

    【0017】上述し、図1に示した形式のマルチメータは、試験及び測定分野で周知なので、その動作の詳細説明は、例えば、機器の取扱説明書等の文献を参照されたい。 いずれにしても、その動作の詳細説明をここでは省略する。 しかし、本発明をより良く理解するために、以下に簡単に説明する。 基本的には、DMM10は、スイッチ20が回転された特定のスイッチ位置に対応する測定機能を実行する。 例えば、図1に示すDMM10は、
    スイッチ20がA1/A2位置のとき、即ち、指示器2
    6がA1/A2の近傍のとき、オフになる。 同様に、スイッチがF1/F2位置のとき、DMM10はオーム又は容量を測定するように設定される。 好適には、DMM
    10は、スイッチ20が異なる位置に回転される度に、
    対応測定機能の1つにデフォルト設定される。 本発明のこの好適な実施例を説明するために、DMM10が1次機能にデフォルト設定されていると仮定する。 よって、
    この例では、スイッチがF1/F2の位置に移動すると、DMM10はF1機能にデフォルト設定される。 この例でF1機能は、抵抗測定機能(オーム)である。

    【0018】簡単に上述した如く、DMM10の測定機能には、第1及び第2動作モードがある。 上述のジョン・フルーク・マニファクチャリング・カンパニー・インコーポレイテッドが生産している70シリーズ・マルチメータの如き市販のマルチメータにおいては、これら第1及び第2モードは、自動及び手動レンジ選択である。
    自動モードにおいて、このマルチメータは、被測定パラメータの最も精度の高い読み与えるレンジを自動的に選択する。 一方、マルチメータが手動モードのとき、ユーザは最も適切なレンジを選択する。 再び説明のため、1
    次又は2次測定機能のいずれかが初めに選択された場合、DMM10が第1動作モードをデフォルト設定すると仮定する。 よって、上述の例では、DMM10は、スイッチがF1/F2位置に回転されたとき、オーム測定機能内において自動レンジをデフォルト設定する。 より明瞭には、DMM10又は他の機器の特定のデフォルト設定動作は本発明を左右するものではなく、上述の例は本発明を限定するものではない。

    【0019】上述の如く、ユーザは、ボタン22を押すことにより、1次及び2次測定機能間で、またこれら1
    次及び2次機能内での第1及び第2動作モード間で、D
    MM10を切り替えることができる。 この実施例において、ユーザは、ボタン22を押すことにより、抵抗測定及び容量測定を選択できる。 さらに、ユーザは、いずれかの測定機能において、自動及び手動レンジ・モードの間で選択できる。 また、DMM10が手動モードならば、ユーザはボタン22を押し、適切なレンジを選択できる。

    【0020】ボタン22を押すことにより、DMM10
    は、ユーザに帰還を与える。 この帰還は、測定機能又は動作モードが切り替わったことの指示、即ち、確認であり、機能及び動作モードの形式としての指示も行う。 上述の本発明の特定実施例において、帰還には、音響及び視覚的帰還の両方がある。 音響的帰還には、回路30が発生する電子ビープ音があり、視覚的帰還には、表示器16に現れるアイコンやその他可能なシンボルがある。
    ボタン22によりDMM10が与えるこの帰還の方法については、詳細に後述する。

    【0021】図1に示した好適な実施例では、スイッチ20の中央にボタン22が配置されているが、他の位置でも同様に適切であることが理解できよう。 しかし、ユーザがDMM10を持つのと同じ手でボタン22を容易に操作できるように、このボタン22を配置するのが望ましい。 例えば、ボタン22は、図1に示したように、
    DMM10の左側や、正面14の左端に配置できる。 同様に、ベンチ・トップ機器の場合のように片手操作が重要でないならば、機器の多機能多モード・スイッチの特定配置は重要でない。 よって、ボタン22の位置は、本発明にとって重要ではない。 同様に、多機能多モード・
    スイッチの好適な実施例を押しボタンとして上述し、図1に示したが、他の形式のボタン又はスイッチを用いてもよい。 例えば、ボタン22は、スプリング偏倚されたスライド・スイッチや、回転スイッチや、ロッカー・スイッチでもよい。 いずれにしても、本発明のボタン22
    は、押しボタン以外でもよい。

    【0022】図2は、上述のDMM10の部分の簡略化したブロック図である。 説明を簡単にするため、図1及び図2に共通の素子は、同じ参照番号で示す。 ボタン2
    2は、信号線100を介して制御器10に接続される。
    この制御器は、表示器16及び回路30に接続される。
    制御器32は、マイクロプロセッサや、他の形式の汎用又は特殊制御器でもよく、好適には、DMM10の種々の機能を制御するのに用いる。 例えば、適切なスイッチの動作を制御することにより、制御器32が、所望測定機能を果たすようにDMM10を設定できる。 その際、
    DMM10内のアナログ・デジタル変換器がその所望測定に適する構成となる。 詳細に後述するように、制御器は、DMM10を本発明に応じて動作させるプログラム(図3)を実行する。 すなわち、このプログラムは、D
    MM10に命令して、ボタン22の操作に応答して、1
    次及び2次機能間での切り替えや、これら1次及び2次機能内での第1及び第2動作モード間での切り替えを行う。 さらに、このプログラムは、DMM10に命令して、制御器32を介してユーザに帰還を与えて、かかる切り替えが行われたことを確認する。 上述の如く、DM
    M10は、各々回路30及び表示器16を介して音響帰還及び視覚帰還の両方を行う。 よって、プログラムが帰還を行うようにDMM10に命令すると、制御器32は適切な信号を回路30及び表示器16に供給するので、
    測定機能又は動作モードが切り替わったことを表す音響指示又は視覚指示を行う。

    【0023】図3は、どの測定機能を実行するかを判断するためにDMM10が実行するプログラムの種々の機能ステップを表す流れ図である。 後述から理解できる如く、このプログラム・ステップは、部分的には、多機能多モード・スイッチ(例えば、ボタン22)の操作により決る。

    【0024】DMM10がオンのとき、図3の「開始」
    ステップで示すごとく、プログラムが開始する。 プログラムが開始すると、このプログラムは、DMM10に命令して、「初期化」ステップとして示した種々の準備動作を実行する。 このステップ期間中、DMM10は、特定の測定機能を実行する準備として、レジスタ、カウンタ及びプログラム・フラグ等の種々の要素をその初期状態に設定する。

    【0025】次に、プログラムは、スイッチ位置が変化したかを判断する。 スイッチ20が異なる位置に回転されていれば、プログラムは、DMM10に命令して、そのスイッチ位置に対応する新たな1次機能にデフォルト設定し、その新たに選択された1次機能内の第1動作モードにデフォルト設定する。 スイッチ位置が変化していないとプログラムが判断するまで、この処理を繰り返す。 スイッチ位置が変化しない点で、プログラムは、次に説明するステップに進む。

    【0026】次のステップでは、プログラムは、ボタン22(即ち、多機能多モード・スイッチ)が絶えず押されたかを判断する。 このボタンが絶えず押されていれば、プログラムは、DMMに命令して、選択した1次機能内の第2モードに入るか留まる。 例えば、ボタン22
    が絶えず押されれば、DMMは、オーム測定機能の手動モードになってもよい。 上述の如く、DMM10が手動モード(即ち、第2モード)中に、ボタン22がその後絶えず押されれば、DMM10のレンジを切り替える。
    そして、プログラムは、DMM10に命令して、帰還によりこの動作をユーザに確認する。 好適には、この帰還には、回路30からの短いビープ音の如き第1音響指示と、表示器16に現れる特有のアイコンの如き第1視覚指示とがある。 よって、この帰還により、DMM10が第2動作モードになったか、留まっていることを音響的に、そして視覚的に確認できる。

    【0027】プログラムがDMMに命令して優先した帰還を与えるか、ボタン22が絶えず押されていないとプログラムが判断すると、このプログラムは、ボタン22
    が1秒間押されたかを判断する。 ボタン22が1秒間押されていれば、このプログラムは、DMMに命令して、
    選択した1次機能内の第1モードに戻る。 DMMが既に第1モードならば、DMMはこの第1モードに留まるように命令される。 上述の例において、このステップの期間中にDMMは、オーム測定機能の自動レンジ選択モード内に戻るか留まる。 再び、このプログラムは、DMM
    10に命令して、帰還によりユーザにこの変化を確認させる。 このとき、帰還は、好適には、回路30からの長いビープ音の如き第2音響指示と、表示器16上の特殊なアイコンの如き第2視覚指示とである。 よって、この帰還により、DMM10が第1動作モードになったか、
    留まっていることを音響及び視覚的に確認する。

    【0028】プログラムがDMMに命令して、(上述した)この帰還を与えるか、ボタン22が1秒間押されていなかったとこのプログラムが判断すると、このプログラムは、ボタン22が2秒間押されていたかを判断する。 ボタンが2秒間押されていると、このプログラムは、機能を切り替えるようにDMMに命令する。 すなわち、1次測定機能を実施するようにDMMを設定すると、DMMは関連した2次機能に切り替わる。 その逆も同じである。 上述の実施例において、スイッチが「オーム/容量(F1/F2)」位置にあると、ボタンが2秒間押されていたとき、DMMがどの機能にあるかにより、DMMはオーム測定から容量測定に切り替えるか、
    容量測定からオーム測定に切り替える。 次に、プログラムはDMM10に命令して、帰還によりこの切り替えをユーザに確認させる。 好適には、この帰還は、回路30
    からの2つの長いビープ音の如き第3音響指示と、表示器16上の特殊なアイコンの如き第3視覚指示である。
    よって、この帰還により、DMM10が1次及び2次機能間で切り替わったことを音響及び視覚的に確認する。
    これらの指示が行われると、プログラムは終了する。

    【0029】例をあげて、本発明の好適な実施例を図示し説明したが、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変更が可能である。 例えば、特定の機能とその機能内でのモードは、本発明にとって問題ではない。 むしろ、本発明の多機能多モード・スイッチは、上述の機能の一部又は総て、若しくは異なる試験又は測定機能を実行する任意の形式の機器に適用できる。 さらに、より多くの又はより少ない数の機能を機器に組み込んでもよい。 例えば、付加的な機能を各スイッチ位置に加えて、各位置に3つ以上の機能としてもよい。 例えば、連続した2秒間だけボタンを押すことにより、計器が3つ以上の機能の間で切り替わるように、プログラムを容易に変更できる。 さらに、ボタンの異なる特徴を活性化する特定期間は、即ち、持続、1秒間及び2秒間は、上述と異なってもよい。 同様に、確認用帰還は、異なってもよい。 例えば、音響指示のみ、又は視覚指示のみを機器が発生してもよいし、特定の測定機能及び動作モード間での識別を必要としないならば、3つ音響信号の総ては同じでもよい。

    【0030】

    【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、スイッチを増加することなく複数の機能及び複数のモードを簡単な操作で制御できる。 また、その製造は、比較的安価である。 よって、このスイッチは、多機能多モードである試験及び測定機器に最適である。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の好適実施例により構成した多機能多モード・スイッチを組み込んだハンドヘルド・マルチメータの正面図である。

    【図2】図1に示したマルチメータの重要部分を示す簡略化したブロック図である。

    【図3】1次及び2次測定機能間でのマルチメータの切り替え、及びこれら1次及び2次測定機能内での第1及び第2動作モード間でのマルチメータの切り替えを行うために、このマルチメータ内の制御器が実行するプログラムの種々の機能ステップを示す流れ図であり、ステップの一部は図1に示す多機能多モード・スイッチの操作により決る。

    【符号の説明】

    10 ハンドヘルド・デジタル・マルチメータ 16 表示器 20 回転スイッチ 22 押しボタン(多機能多モード・スイッチ) 30 回路 32 制御器

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−110534(JP,U) 東芝レーザプリンタ取扱説明書MPW 0948B(1990)株式会社東芝P. 25−29

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