Slide switch

申请号 JP2002278987 申请日 2002-09-25 公开(公告)号 JP2004119115A 公开(公告)日 2004-04-15
申请人 Niles Co Ltd; ナイルス株式会社; 发明人 NAKAZAWA TAKASHI; WATADA TSUTOMU;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To enable to restrain warping and surface sink by restraining a part with resin alone on a resin-made polar board.
SOLUTION: With respect to the slide switch provided with the resin-made polar board 3 with fixed contacts 9, 11, 13, 15, 17 insertion-molded and a movable board supporting a movable contact and enabled to slide the movable contact against the fixed contacts 9, 11, 13, 15, 17 at a given pressure by moving along the polar board 3, a metal plate 21 is insertion-molded at a part where the fixed contacts 9, 11, 13, 15, 17 of the polar board do not exist.
COPYRIGHT: (C)2004,JPO
权利要求
  • 固定接点をインサート成形した樹脂製の極盤と、
    可動接点を支持し前記極盤に沿って移動することで前記可動接点を前記固定接点に対し所定の接点圧で摺動させ得る可動盤とを備えたスライドスイッチにおいて、
    前記極盤の固定接点が存在しない部分に、金属板をインサート成形したことを特徴とするスライドスイッチ。
  • 請求項1記載のスライドスイッチであって、
    前記金属板を、前記固定接点から一体に延設したことを特徴とするスライドスイッチ。
  • 請求項1又は2記載のスライドスイッチであって、
    前記金属板は、前記極盤に埋め込まれたことを特徴とするスライドスイッチ。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    本発明は、自動車の変速位置を検出するインヒビタスイッチ等に用いられるスライドスイッチに関する。
    【0002】
    【従来の技術】
    従来のスライドスイッチとしては、例えば、図10に示すようなインヒビタスイッチがある。 このインヒビタスイッチ101は、極盤103と可動盤105とを備えている。 前記極盤103は、樹脂によって形成され、固定接点107,109,111,113,115がインサート成形されている。 前記可動盤105は、樹脂によって形成され、可動接点117を支持している。 この可動盤105は、前記極盤103に沿って移動し、可動接点113の各接点部を前記固定接点107,109,111,113,115に対し所定の接点圧で摺動させる構成となっている。 なお、前記極盤103には、カバー121が加締め結合されている。
    【0003】
    そして、マニュアルバルブに連動して可動盤105が移動すると、可動接点117が固定接点107,109,111,113,115を選択的に導通させ、自動変速機の変速位置を検出することができる(特許文献1参照。)。
    【0004】
    【特許文献1】
    特開平10−134672号公報(第3頁、図1)
    【0005】
    【発明が解決しようとする課題】
    ところで、前記極盤103の各固定接点107,109,111,113,115は、可動接点117によって選択的に接続させるためにそれぞれ長さが異なるように形成されている。
    【0006】
    従って、樹脂製の極盤103に金属製の固定接点107,109等が存在しない樹脂のみの部分119が形成されることになる。 図10のSA−SA矢視における要部拡大断面図として示す図11のように、樹脂のみの部分119の領域S1は、固定接点107等が存在する領域S2に対して成形収縮量が異なり、収縮に位相差が生じ、樹脂のみの部分119の領域S1が固定接点107が存在する部分の領域S2に対して反ってしまう等の問題があった。
    【0007】
    従って、固定接点107,109等と可動接点117とによるON/OFF切換による変速位置の検出精度に影響を及ぼす恐れがある。
    【0008】
    本発明は、極盤の反り、ひけの発生を減少させ得るスライドスイッチの提供を課題とする。
    【0009】
    【課題を解決するための手段】
    請求項1の発明は、固定接点をインサート成形した樹脂製の極盤と、可動接点を支持し前記極盤に沿って移動することで前記可動接点を前記固定接点に対し所定の接点圧で摺動させ得る可動盤とを備えたスライドスイッチにおいて、前記極盤の固定接点が存在しない部分に、金属板をインサート成形したことを特徴とする。
    【0010】
    請求項2の発明は、請求項1記載のスライドスイッチであって、前記金属板を、前記固定接点から一体に延設したことを特徴とする。
    【0011】
    請求項3の発明は、請求項1又は2記載のスライドスイッチであって、前記金属板は、前記極盤に埋め込まれたことを特徴とする。
    【0012】
    【発明の効果】
    請求項1の発明では、固定接点をインサート成形した樹脂製の極盤に沿って可動盤が移動することで、可動盤の可動接点を極盤の固定接点に対し所定の接点圧で摺動させることができる。
    【0013】
    しかも、前記極盤の固定接点が存在しない部分に金属板をインサート成形したため、極盤全体で成形収縮量を同じようにすることができ、反り、ひけ等の発生を減らし、寸法精度の向上を図ることができる。
    【0014】
    従って、スイッチのON/OFF切換精度を向上させることができる。
    【0015】
    請求項2の発明では、請求項1の発明の効果に加え、前記金属板を、前記固定接点から一体に延設したため、金属板を固定接点と一体に取り扱うことができ、部品点数が少なく、組み付け、部品管理が極めて容易となる。
    【0016】
    請求項3の発明では、請求項1又は2の発明の効果に加え、前記金属板は、前記極盤に埋め込まれたため、スライドスイッチが摩耗粉を含むオイル等に晒される場合や、極盤上の異物が混入した場合に、金属板がショートの原因になるのを防止することができる。
    【0017】
    【発明の実施の形態】
    (第1実施形態)
    図1〜図4は、本発明の第1実施形態に係るスライドスイッチとして自動車の自動変速機の変速位置を検出するインヒビタスイッチに係り、図1はインヒビタスイッチの極盤の平面図、図2は図1のSB−SB矢視断面図、図3は接点板の平面図、図4は極盤に接点板を単純に重ねた状態の平面図である。
    【0018】
    本実施形態のインヒビタスイッチは、例えば、自動変速機のミッションケース内に支持されており、摩耗粉を含んだ高温のオイルに晒される状況にある。 また、極盤1は、形態は異なるが、図10と同様な構成により、可動接点を備えた可動盤及びカバー等と共にインヒビタスイッチを構成している。
    【0019】
    図1,図2のように、前記極盤1は、極盤本体3と接点板5とを備えている。 前記極盤本体3には、可動接点を摺動させるための溝7a,7b,7c,7d,7eが設けられている。 前記接点板5は、ステンレスなどの金属で形成され、固定接点9,11,13,15,17を備えている。 固定接点9は、可動接点が常時接続するように長く形成されており、グランド電極となっている。 この固定接点11,13,15,17は、可動接点によって選択的にON/OFF接続させるために、それぞれ所定の長さに形成されている。 特に、図3のように固定接点15,17は、短く形成されており、固定接点13側との間に固定接点が存在しない空間部19が形成されることになる。
    【0020】
    そこで、本実施形態においては、図3のように空間部19に金属板21が配置されている。 この金属板21は、アーム部23を介して前記グランド電極の固定接点9から一体に延設されている。 また、前記各固定接点9,11,13,15,17が同一平面上に配置されているのに対して、金属板21は各固定接点9,11,13,15,17に対し段違いに形成され、図3の紙面直交方向において紙面裏側へ向かって若干低く形成されている。 なお、前記接点板5に対しターミナル25,27等が一体に設けられている。
    【0021】
    前記接点板5は、前記樹脂製の極盤本体3に対し樹脂のインサート成形によって図1のように配置されている。 接点板5の各固定接点9,11,13,15,17は、図1,図2のように溝部7a,7b,7c,7d,7e内で表面が露出し、溝部7a,7b,7c,7d,7e内に対し面一に設定されている。 尚、接点板5は、導電性金属板をプレスの打ち抜きで形成したもので、各固定接点9,11,13,15,17間を接続部5a,5b,5c,5d,5e,5f,5gで、またターミナル27を接続部5h,5iで連結しているが、これら接続部5a〜5g及び5h,5iはインサート成形後に切断する。
    【0022】
    前記金属板21は、前記各固定接点9,11,13,15,17に対し一段低く設定されているため、図2のように極盤本体3内に埋め込まれた状態となっている。
    【0023】
    ここで、前記接点板5を前記極盤本体3に対し平面から単純に重ねて示したのが図4の状態である。 この図4の重なりで明らかなように、本来なら図3で示した空間部19の存在によって樹脂製の極盤本体3に樹脂のみの部分が形成されるのであるが、本発明の実施形態においては、この部分においても金属板21が存在する。
    【0024】
    従って、接点板5により樹脂製の極盤本体3の略全体において樹脂のみの部分が抑制され、インサート成形時の樹脂の収縮を全体的に一様にすることができ、極盤本体3の反り、ひけ等の発生を減らすことができる。
    【0025】
    このため、固定接点9,11,13,15,17に対し可動接点が摺動し、ON/OFF切替によって自動変速機の変速位置を検出するとき、ON/OFFの切換精度を向上し、変速位置を正確に検出することができる。
    【0026】
    また、極盤とカバーとを超音波溶着する場合にも、固定接点9等が存在しない部分も存在する部分と同様の強度計算値により引き下げが可能となり、溶着部のデザインの自由度を増すことができる。
    【0027】
    さらに、前記金属板21は、極盤本体3に埋め込まれた状態となっており、外部に露出しない状態となっている。 従って、摩耗粉を含んだオイルにさらされる場合でも、金属板21が原因で短絡するのを防止することができる。
    【0028】
    また、本実施形態においては、図5,図6のようにして接点相互の短絡を防止するようにしている。 図5は図1のSC−SC矢視における要部断面図、図6は同SD−SD矢視断面図である。
    【0029】
    前記接点板5は、極盤本体3にインサート成形するに際して、押さえを必要とするため、図5のように固定接点9,11,13等の裏面側で極盤本体3に孔29a,29B,29c等が形成されることになる。 このため、固定接点9,11,13等の裏面側においても、孔29a,29b,29c等において異電位間の固定接点9,11,13が露出することになる。
    【0030】
    そこで、本実施形態では、図5のように極盤本体3にリブ31a,31b,31c,31d等を設けている。 このリブ31a,31b,31c,31dによって、孔29a,29b,29c等によって露出される異電位間の固定接点9,11,13等の間の延面距離を長くすることができ、接点相互の短絡を確実に抑制することができる。
    【0031】
    また、図6のように、導体部33,35が二層以上となり、上下の金型で抑えることができない場合は、この二層以上の導体部33,35を予め一次成形による樹脂部37により一体化させ、二次成形によりこの樹脂部37を上下の金型で抑えつつ極盤本体3にインサート成形する。 従って、導体部33,35の露出がなく、この部分において、電気的短絡を防止することができる。
    【0032】
    (第2実施形態)
    図7〜図9は本発明の第2実施形態に係り、図7は極盤の平面図、図8は接点板の平面図、図8は極盤本体に接点板を重ねた状態の平面図である。
    【0033】
    本実施形態のスライドスイッチは、例えば、自動変速機のミッションケースの外側に取り付けられるものである。 従って、第1実施形態のように摩耗粉等を含んだオイルに晒されることはないが、雨等に晒されることになる。
    【0034】
    本実施形態においても、第1実施形態と同様に極盤1Aの樹脂製の極盤本体3Aに固定接点33a,33b,33c,33d,33e,33f,33g,33h,33i,33j等を有する接点板5Aがインサート成形によって設けられている。
    【0035】
    前記極盤本体3Aには、前記固定接点33a〜33jを囲むようにシール部35が設けられている。 このシール部35にOリング等を嵌め込んで図示しないカバーとの間でシール性を保つようにしている。
    【0036】
    従って、インヒビタスイッチがミッションケースの外部に取り付けられる本実施形態のものでも、雨水の飛散等に対し固定接点33a〜33j等を保護することができる。
    【0037】
    前記接点板5Aには、第1実施形態と同様に金属板21Aa,21Ab,21Acが設けられている。 この金属板21Aa,21Ab,21Acは、斜線部において新たに接点板5Aに設けたものである。
    【0038】
    すなわち、本来であれば固定接点33b等がターミナル37側に導通すればよく、金属板21Aa,21Ab,21Acの斜線部を除いた導通部39a,39b,39cの細い部分が存在すればよい。 しかし、これでは導通部39a,39b,39cの内側に大きな空間が形成され、接点板5Aが極盤本体3Aにインサート成形されたときに、導通部39a,39b,39cの内側に樹脂のみの部分が形成されてしまう。 これを図9の極盤本体3Aに対する接点板5Aの重なりで明らかなように、接点板5Aが極盤本体3Aにインサート成形されたときに、金属板21Aa,21Ab,21Acの存在により樹脂のみの部分を抑制する。
    【0039】
    従って、本実施形態においても第1実施形態と同様な作用効果、即ち、極盤の反り、ひけの発生の減少、変速位置検出の精度向上、超音波溶着部のデザインの自由度確保を奏することができる。
    【0040】
    また、本実施形態においては、金属板21Aa,21Ab,21Acは特にグランド電極となる固定接点に導通している訳ではなく、金属板21Aa,21Ab,21Acに最も近い導通部39a,39b,39cから一体に延設している。 これは、本実施形態のインヒビタスイッチはミッションケース外に取り付けられ、摩耗粉を含んだオイルに晒されることがないため、第1実施形態のようにグランド電極となる固定接点から一体に延設しなくても、短絡を抑制することができるからである。
    【0041】
    本実施形態においては、極盤本体3Aの反り、ひけが抑制されることによって、シール部35の形状を正確に保つことができ、Oリング等によるシールを確実に行わせることができる。
    【0042】
    なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。 例えば、上記実施形態では、金属板を固定接点から一体に延設したが、別体の金属板をインサート成形することも可能である。
    【0043】
    また、金属板は、極盤の表面に露出させて配置することも可能である。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】本発明の第1実施形態に係るインヒビタスイッチの極盤の平面図である。
    【図2】第1実施形態に係り、図1のSB−SB矢視断面図である。
    【図3】第1実施形態に係り、接点板の平面図である。
    【図4】第1実施形態に係り、極盤本体に接点板を重ね合わせた状態の平面図である。
    【図5】第1実施形態に係り、図1のSC−SC矢視における要部断面図である。
    【図6】第1実施形態に係り、図1のSD−SD矢視断面図である。
    【図7】本発明の第2実施形態に係るインヒビタスイッチの極盤を示す平面図である。
    【図8】第2実施形態に係る接点板の平面図である。
    【図9】第2実施形態に係り、極盤本体に接点板を重ね合わせた状態の平面図である。
    【図10】従来例に係るインヒビタスイッチの斜視図である。
    【図11】従来例に係り、図10のSA−SA矢視における要部拡大断面図である。
    【符号の説明】
    1,1A 極盤3,3A 極盤本体9,11,13,15,17,33a,33b,33c,33d,33e,33f,33g,33h,33i,33j 固定接点21,21Aa,21Ab,21Ac 金属板

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