Switch substrate and its manufacturing method

申请号 JP2001355550 申请日 2001-11-21 公开(公告)号 JP2003157744A 公开(公告)日 2003-05-30
申请人 Tokai Rika Co Ltd; 株式会社東海理化電機製作所; 发明人 OGIMOTO TAKAO; SAKAI TOSHIYASU; MIYAKE FUSATOMO; OSHIMA TAKAHIRO;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a switch substrate in which the number of manufacturing processes and the cost can be reduced, and durability and stability of the shift positions of the switches can be improved. SOLUTION: Connector terminals 23a-23e are provided on the switch substrate 25 of the stator of the shift position switch device and the fixed contact parts 28a-28e constituting the contact of each shift position are formed in one body so as to be connected to the connector terminals 23a-23e. The prescribed parts other than the fixed contact parts 28a-28e are constructed to become insulating parts 29. A plurality of penetrating holes 29b are formed at the prescribed locations of the switch substrate 25. the connector terminals 23a-23e and the fixed contact parts 28a-28e are formed so as to be connected in a state corresponding to each other and a step part 26 is provided to have different thickness and the fixed contact parts 28a-28e and the insulating parts 29 are formed so as to be on nearly same plane.
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】複数の可動接点部との接触位置に対応して導通状態が複数のパターンに変更可能に形成された固定接点部が複数設けられたスイッチ用基板において、 前記固定接点部と、前記各固定接点部に電気的に接続される複数の端子部とが、異なる厚みで一体形成されていることを特徴とするスイッチ用基板。 【請求項2】前記固定接点部は、絶縁部上に設けられ、
    前記固定接点部及び前記絶縁部の表面が同一平面となるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ用基板。 【請求項3】端子部と対応する厚みの部分と、固定接点部と対応する厚みの部分とを有する金属導体板をプレス加工してリードフレームを形成し、該リードフレームを金型内に配置し、前記絶縁部を形成する樹脂を前記金型内に充填して、前記リードフレームの一部を構成する前記固定接点部と、前記絶縁部とが同一平面となるようにインサート成形した後、前記リードフレームの一部を構成し、かつ前記固定接点部同士を接続するタイバーを有する所定箇所に貫通孔を形成して該タイバーを切断するとともに、前記リードフレームの所定部分を切断することを特徴とするスイッチ用基板の製造方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチ用基板及びその製造方法に係り、詳しくは、複数の固定接点部と可動接点部で構成された摺動型のスイッチを構成するスイッチ用基板及びその製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】固定接点部と可動接点部で構成された摺動型のスイッチを有するシフトポジションスイッチ装置において、昨今の多信号化の為、限られた狭いスペースの中で複雑な回路構成が要求されている。 【0003】この要求を満足する為に、一般的には、図7に示すようなPC基板80が使用されている。 該PC
    基板80は、略扇型に形成され、その外周側中央部には、5個の接続部81が設けられ、各接続部81は、固定接点部となる銅箔部82と繋がるように形成されている。 また、図9に示すように、各接続部81は、導通信号を出するための端子85と、はんだにより接着固定されるように構成されている。 【0004】そして、PC基板80を備えたシフトポジションスイッチ装置が使用される際には、PC基板80
    上に配置された図示しない5個の可動接点部としての板ばねが、シフトレバーのシフト操作に応じて、PC基板80及び銅箔部82の表面上を摺接した状態で所定度ずつ移動される。 その結果、5個の板ばねと銅箔部82
    との接触状態の組み合わせにより、微弱電流が各接続部81に流れて、コネクタを介して外部コンピュータへの出力信号となる。 その出力信号に基づいてシフト位置が判断され、自動変速機及び各ポジションのインジケータが動作されるように構成されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のようなシフトポジションスイッチ装置に使用されるPC基板80として、ハイレベルな耐熱性、耐久性、耐震性等の要求を満足する為、前記性質を備えた高価なPC基板8
    0を使用しなければならないという問題があった。 【0006】また、PC基板80の場合、図8に示すように、PC基板80の表面上に形成される銅箔部82
    は、約35μmの厚みで、PC基板80の表面から突出するように形成されている。 従って、シフトポジションスイッチ装置の設計において、スイッチのON,OFF
    の切換接点をXとした場合、板ばね83の曲率と、銅箔部82との厚みにより、距離Sのオフセットを常に考慮する必要があった。 【0007】さらに、板ばね83が、銅箔部82に乗り上げる時のポイントYでの引っ掛かりにより、板ばね8
    3及び銅箔部82の双方に磨耗が生じ、本来の切換接点Xがずれる、あるいは、磨耗粉が介在してチャタリングが発生する虞があった。 【0008】なお、上記問題を解決する為、銅箔部82
    の約35μmの厚みによる引っ掛かりを抑える手段として、銅箔部82の板ばね83と当接する当接箇所に斜面を形成するバフ仕上げを施す手段もあるが、コストが高く、実用的ではない。 【0009】また、図9に示すように、ハウジング84
    にインサート成形された端子85と、PC基板80の接続部81とをはんだ付けすることは、作業工程数が増大するという問題があった。 【0010】また、シフトポジションスイッチ装置に限らず、多接点を有する摺動型のスイッチ装置において、
    同様の問題が発生する恐れがある。 本発明は前述した事情に鑑みてなされたものであって、第1の目的は、製造工程数及びコストを低減するとともに、スイッチとしての耐久性及び切換ポジションの安定化を向上させることができるスイッチ用基板を提供することにある。 また、
    第2の目的は、前記スイッチ用基板の製造方法を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、複数の可動接点部との接触位置に対応して導通状態が複数のパターンに変更可能に形成された固定接点部が複数設けられたスイッチ用基板において、前記固定接点部と、前記各固定接点部に電気的に接続される複数の端子部とが、異なる厚みで一体形成されている。 【0012】この発明によれば、固定接点部と、端子部とが一体形成されていることにより、従来のように、固定接点部と、端子部とをはんだにより接続固定する必要がなくなり、スイッチ用基板の製造工程数及びコストが低減される。 【0013】請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記固定接点部は、絶縁部上に設けられ、前記固定接点部及び前記絶縁部の表面が同一平面となるように形成されている。 【0014】この発明によれば、可動接点部が、従来と異なり、固定接点部に引っ掛かることのない状態で、絶縁部及び固定接点部上を摺動することができる。 従って、スイッチとしての耐久性及び切換ポジションの安定化が向上される。 【0015】前記第2の目的を達成するために、請求項3に記載の発明では、端子部と対応する厚みの部分と、
    固定接点部と対応する厚みの部分とを有する金属導体板をプレス加工してリードフレームを形成し、該リードフレームを金型内に配置し、前記絶縁部を形成する樹脂を前記金型内に充填して、前記リードフレームの一部を構成する前記固定接点部と、前記絶縁部とが同一平面となるようにインサート成形した後、前記リードフレームの一部を構成し、かつ前記固定接点部同士を接続するタイバーを有する所定箇所に貫通孔を形成して該タイバーを切断するとともに、前記リードフレームの所定部分を切断する。 【0016】この発明によれば、請求項1又は請求項2
    に記載のスイッチ用基板を容易に製造できる。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明を車両のシフト装置のシフトポジションスイッチ装置に具体化した一実施の形態を図1〜図6に従って説明する。 【0018】シフト装置11は、図3に示すように、シフトレバー12と、ハウジング13と、該ハウジング1
    3を覆う蓋部14と、該ハウジング13内に配設されるシフトポジションスイッチ装置15を備え、例えば、自動車の車室フロアコンソールの運転席と助手席との間に配設されている。 【0019】ハウジング13は、略箱状に形成され、シフトレバー12の基部付近の軸支構造を車室内において覆い隠すように配設され、ハウジング13の上部には、
    蓋部14が設けられている。 蓋部14には、シフトゲート14aが直線状に貫設されている。 【0020】シフトレバー12は、その基端部が、ハウジング13の内部に配設されている支持部16を介して回転軸17に回動可能に支持され、シフトゲート14a
    を貫通するように設けられている。 また、シフトゲート14aの横には、選択位置を示す文字が順に表示され、
    「P」はパーキングポジション、「R」はリバースポジション、「N」はニュートラルポジション、「D」はドライブポジション、「3」はサードポジション、「2」
    はセカンドポジション、「L」はローポジションをそれぞれ示している。 【0021】シフトポジションスイッチ装置15は、その一部が、シフトレバー12が固定される回転軸17と一体回動可能となるように、シフトレバー12の基端部と並設されている。 シフトポジションスイッチ装置15
    は、制御装置18と電気的に接続されている。 【0022】制御装置18は、シフトポジションスイッチ装置15からのシフトポジション信号に基づいて、前進ギア段及び後進ギア段のギア機構を有する自動変速機の変速機本体19を制御するように構成されている。 また、制御装置18は、シフトレバー12がシフトゲート14aにおいて、ドライブポジションDに操作されると、他に入力される車速やエンジン回転数等の車両状態信号に基づいて前進ギア段を自動で選択するように構成されている。 【0023】インジケータ20は、例えば、速度計やエンジン回転計を備える車室の図示しない計器パネルに設けられ、複数のマーク(P、R、N、D、3、2、L)
    を備えた表示部20aの各マークは、図示しない発光ダイオード等により点灯可能に形成されている。 制御装置18は、シフトレバー12のシフトゲート14aでのシフトポジションに対応する表示部20aのいずれかのマークを点灯させるように構成されている。 【0024】次に、前記シフトポジションスイッチ装置15について詳述する。 シフトポジションスイッチ装置15は、図2に示すように、樹脂製の略扇型のステータ21と、樹脂及び金属から形成されたロータ22と、該ステータ21及びロータ22とを覆う図示しない樹脂製のケースとから構成されている。 【0025】ステータ21には、略扇型の外形とほぼ同じ形状の凹部21aが形成され、略扇型の基端部には、
    挿通孔21bが設けられている。 また、先端部には、複数(本実施の形態では、9個)の端子部としてのコネクタ端子23a〜23e、23f〜23iが設けられ、該コネクタ端子23a〜23e、23f〜23iが収容される収容部24が設けられている。 凹部21aには、スイッチ用基板25と、ターミナル部27とが形成され、
    該ターミナル部27には、スイッチ用基板25に流れる微弱電流と比較して、大電流の流れる端子27aが設けられ、該端子27aは、コネクタ端子23f〜23iに繋がるように設けられている。 なお、ターミナル部27
    の構成及び作用は従来と同じであるため、その詳細については省略する。 また、ステータ21の外周縁部には、
    複数の固定孔21c(本実施の形態では、6個)が設けられている。 【0026】スイッチ用基板25は、図1(a)に示すように、その外形が略扇型となるように形成され、その外周側中央部には、コネクタ端子23a〜23eが複数(本実施の形態では、5個)設けられている。 スイッチ用基板25には、各コネクタ端子23a〜23eと繋がるように、各シフトポジションの接点を構成する固定接点部28a〜28eが形成され、該固定接点部28a〜
    28e以外の所定箇所は、例えば、ポリアミド(PA)
    製の絶縁部29となるように構成されている。 また、スイッチ用基板25の所定箇所には、複数の貫通孔29b
    が形成されている。 前記シフトポジションの接点は、挿通孔21b(回転軸17)の軸線を中心として同一円弧状に所定間隔をもって配置されている。 即ち、固定接点部28a〜28eは、可動接点部としての板ばね32が回動する際の回動軌跡に対応するように円弧状に形成されている。 なお、P、R、N、D、3、2、Lの所定シフトポジションは、従来の構成(図7に示すPC基板の左からL、2、3、D、N、R、P)の順と逆のシフトポジションになるように設定されている。 【0027】また、コネクタ端子23a〜23e及び固定接点部28a〜28eは、コネクタ端子23aと固定接点部28aのように、各々対応した状態で繋がるように形成されている。 コネクタ端子23a〜23e及び固定接点部28a〜28eは、図1(b)に示すように、
    異なる厚みで形成されるとともに、固定接点部28a〜
    28eと、絶縁部29とが、ほぼ同一平面となるように形成されている。 各固定接点部28a〜28eは、複数の板ばね32との接触位置に対応して導通状態が複数のパターンに変更可能な形状に形成されている。 なお、コネクタ端子23a〜23eの厚みは、約0.64mmに形成され、固定接点部28a〜28eの厚みは、約0.
    3mmに形成されている。 即ち、コネクタ端子23a〜
    23eと固定接点部28a〜28eとが連続する所定箇所には、段部26が設けられている。 また、図1(b)
    において、スイッチ用基板25の下面となる所定箇所には、ターミナル部27に形成された図示しない凹部と嵌合する凸部29aが、樹脂により、絶縁部29と一体成形されている。 【0028】ロータ22は、樹脂製の略板状の保持部3
    0と、金属製の略筒状の支持部31とから構成されている。 保持部30には、その外形が略長方形の枠部30a
    が設けられ、該枠部30aの長手方向の一つの辺には、
    可動接点部としての金属製の板ばね32が複数(本実施の形態では、5個)、所定間隔で平行にインサート成形されている。 なお、図2では、ロータ22を斜視図で示していることにより、1個の板ばね32は枠部30aで隠れ、4個の板ばね32のみ図示されている。 該板ばね32は、その先端部32aが二股となるように各々形成されるとともに、図4(a),(b)に示すように、その先端部32aが所定曲率となるように曲げ加工が各々施されている。 板ばね32は、その先端部32aが、スイッチ用基板25に摺接可能に構成されている。 支持部31には、回転軸17が挿通可能な貫通孔31aが形成され、支持部31の一端にはネジ部31bが形成され、
    他端には挿入部31dが設けられている。 また、支持部31には、軸方向と直交する突出部31cが設けられ、
    該突出部31cは、保持部30の基端にインサート成形されている。 【0029】上記のように構成されたステータ21と図示しないケースとの間に、上記のように構成されたロータ22が収容され、該ロータ22のネジ部31bがケースの貫通孔に挿通され、ネジ部31bと反対側の端部が、ステータ21の挿通孔21bに挿通されている。 ステータ21の固定孔21cと、図示しないケースの固定孔とが、図示しないネジにより固定され、ケースの挿通孔、ロータ22の貫通孔31a及び挿通孔21bに回転軸17が挿通された状態で、図3に示すように、シフト装置11の所定位置に配設されている。 また、ステータ21のロータ22と対向する反対側の面は、前記ハウジング13に固定されている。 【0030】次に、上記のように構成されたシフトポジションスイッチ装置15の製造方法について説明する。
    まず、端子部としてのコネクタ端子23a〜23eと対応する厚みの部分と、固定接点部28a〜28eと対応する厚みの部分とを有する金属導体板がプレス加工され、図5に示すようなリードフレーム40が形成される。 詳述すると、該リードフレーム40には、各シフトポジションの接点となる固定接点部28a〜28eを構成するインナーリード部40aが形成され、該インナーリード部40aは、コネクタ端子23a〜23eと繋がるように設けられる。 また、コネクタ端子23a〜23
    e同士、コネクタ端子23a〜23eとインナーリード部40aとを繋ぐ所定箇所及びインナーリード部40a
    同士の所定箇所には、コネクタ端子23a〜23e及びインナーリード部40aを支持するためのタイバー40
    bが複数設けられる。 また、該コネクタ端子23a〜2
    3e、インナーリード部40a及びタイバー40bは、
    その所定箇所が、タイバー40cにより、フレーム外枠部40dに支持される。 即ち、コネクタ端子23a〜2
    3e、インナーリード部40a、タイバー40b、タイバー40c及びフレーム外枠部40dで、リードフレーム40が構成されている。 【0031】次に、プレス加工された状態のリードフレーム40が、図示しない金型に配置され、金型のゲートを介してキャビティ内に樹脂が充填され、絶縁部29が形成されて、図6に示す状態となる。 その際、リードフレーム40の一部を構成する固定接点部28a〜28e
    の表面と、絶縁部29の表面とが、図1(b)に示すように、ほぼ同一平面となるように形成される。 【0032】次に、タイバー40cが、所定箇所から切断されるとともに、コネクタ端子23a〜23e及びインナーリード部40a同士を接続するタイバー40bが設けられた所定箇所に貫通孔29bが形成される。 即ち、貫通孔29bを形成することでタイバー40bが切断され、不必要な電気の導通状態が遮断され、図1
    (a)に示すスイッチ用基板25が形成される。 【0033】次に、別の工程で形成されたターミナル部27が用意され、スイッチ用基板25の凸部29aと、
    ターミナル部27の図示しない凹部とが嵌合される。 その状態で、再び、別の図示しない金型に配置され、樹脂封止されて、冷却固化後に、その状態のスイッチ用基板25及びターミナル部27が、前記金型から取り出され、図2に示すステータ21が完成する。 【0034】そして、完成した状態のステータ21と、
    図示しないケースとの間に、ロータ22が収容され、該ロータ22のネジ部31bがケースの貫通孔に挿通され、ネジ部31bと反対側の端部が、ステータ21の挿通孔21bに挿通される。 ステータ21の固定孔21c
    と、図示しないケースの固定孔とが、図示しないネジにより固定されて、シフトポジションスイッチ装置15が完成する。 【0035】完成した状態のシフトポジションスイッチ装置15は、回転軸17が、ケースの挿通孔、ロータ2
    2の貫通孔31a及び挿通孔21bに挿通された状態で、図3に示すように、シフト装置11の所定位置に配設される。 また、ステータ21のロータ22と対向する反対側の面は、前記ハウジング13の内壁面に固定される。 そして、シフトポジションスイッチ装置15が、制御装置18に電気的に接続されるとともに、ハウジング13内に収容されて、図3に示すシフト装置11が完成する。 【0036】次に、上記のように構成されたシフトポジションスイッチ装置15の作用について説明する。 シフトレバー12がシフト操作される際には、シフトレバー12の移動に伴って回転軸17が回動され、該回転軸1
    7の回動に伴ってロータ22が回動される。 その際、ロータ22に設けられた板ばね32の先端部32aが、固定接点部28a〜28eに摺接した状態で移動される。
    即ち、板ばね32は、ロータ22の回動によって、シフトレバー12のパーキングポジションPに対応するパーキング位置、リバースポジションRに対応するリバース位置、ニュートラルポジションNに対応するニュートラル位置、ドライブポジションDに対応するドライブ位置、サードポジション3に対応するサード位置、セカンドポジション2に対応するセカンド位置或いはローポジションLに対応するロー位置に配置される。 【0037】例えば、シフトレバー12がパーキングポジションPにある場合には、板ばね32が固定接点部2
    8a,28e,28dと接触することで、固定接点部2
    8a,28e,28dがオン状態となり、その信号が、
    コネクタ端子23a,23e,23dを介して制御装置18に出力される。 そして、シフトレバー12がパーキングポジションPからリバースポジションRにシフト操作されると、板ばね32が固定接点部28a,28b,
    28eと接触することで、固定接点部28a,28b,
    28eがオン状態となり、その信号が、コネクタ端子2
    3a,23b,23eを介して制御装置18に出力される。 なお、パーキングP及びリバースRに限らず、同様に、シフトレバー12が所定シフトポジションにシフト操作された際には、各シフトポジションに対応する固定接点(ニュートラル位置、ドライブ位置、サード位置、
    セカンド位置或いはロー位置)がオン状態となる。 そして、そのシフトポジション信号が制御装置18に出力され、該制御装置18は、シフトポジション信号の入力により、変速機本体19の変速段の切換及びインジケータ20の表示の切換制御を行う。 【0038】次に、板ばね32が、固定接点部28aに接触する際について説明する。 板ばね32の先端部32
    aが、図4(a)に示すように、固定接点部28aに接触する前の状態から、図4(b)に示すように、固定接点部28aに接触する位置へと移動される。 その際、本発明では、絶縁部29と、固定接点部28aとがほぼ同一平面となるように形成されていることにより、板ばね32と固定接点部28aとの引っ掛かりを防止した状態で、シフトレバー12の各シフトポジション(P、R、
    N、D、3、2、L)に応じてロータ22は移動される。 従って、板ばね32の先端部32aにおいて、従来のように、オフセット距離を考慮する必要がない。 なお、固定接点部28aに限らず、別の固定接点部28b
    〜28eについても同様である。 【0039】この実施の形態は、以下のような効果を有する。 (1)異厚ターミナル材がプレス加工されてリードフレーム40が形成されることにより、厚み寸法の異なるコネクタ端子23a〜23eと、複雑な回路構成を有する固定接点部28a〜28eとを一体形成することができる。 従って、従来のように、固定接点部とコネクタ端子とをはんだにより接続固定する工程を省略することができ、シフトポジションスイッチ装置15の製造工程数が低減される。 【0040】(2)スイッチ用基板25に設けられるコネクタ端子23a〜23eと、固定接点部28a〜28
    eとが、樹脂封止されている。 このことにより、従来のようにPC基板を製造する必要がなくなり、PC基板を組み付ける工程を省略することができる。 従って、製造コストが低減されるとともに、シフトポジションスイッチ装置15の組立て時における部品点数を低減することができる。 【0041】(3)固定接点部28a〜28eと、絶縁部29とがほぼ同一平面となるように形成されていることにより、従来の構成と比較して、固定接点部28a〜
    28eの磨耗を防止することができ、スイッチとしての耐久性や切換ポジションの安定化を向上させることができる。 【0042】(4)スイッチ用基板25の製造過程において、リードフレーム40のタイバー40bを有する所定箇所に貫通孔29bを形成して、該タイバー40bを切断するとともに、リードフレーム40の樹脂封止後のインナーリード部40aとフレーム外枠部40dとを連結するタイバー40cを切断することができる。 従って、不必要な電気の導通状態を容易に遮断することができる。 【0043】(5)コネクタ端子23a〜23eが、約0.64mmに形成され、固定接点部28a〜28e
    は、コネクタ端子23a〜23eよりも厚みが薄くなるように、約0.3mmに形成されていることにより、ターミナル材の材料費を低減することができる。 【0044】(6)ターミナル部27は、従来と同じものが使用可能であることにより、シフトポジションスイッチ装置15の製造コストを低減することができる。 なお、実施の形態は上記に限らず、例えば以下のように変更してもよい。 【0045】・シフトポジションスイッチ装置15は、
    シフト装置11のハウジング13内に配設される構成に限らず、例えば、オートマチックトランスミッション等の別の所定箇所に配設される構成に変更してもよい。 この場合、シフトポジションスイッチ装置15のロータ2
    2は、リンク機構により、シフトレバー12のシフト操作に応じて、連動するように構成される。 【0046】・固定接点部28a〜28e及び可動接点部としての板ばね32を、各々5個ずつ形成する構成に限らず、必要な信号の種類に応じて適宜変更してもよい。 ・絶縁部29の材質は、ポリアミドに限らず、例えば、
    ポリブチレンテレフタレート(PBT)等で形成してもよい。 【0047】・シフトポジションスイッチ装置15に設けられるコネクタ端子23a〜23e、23f〜23i
    の数は、9個に限らず、8個以下あるいは10個以上設けられる構成に変更してもよい。 【0048】・シフトポジションスイッチ装置15を有するシフト装置11は、フロアコンソールに設けられる構成に限らず、インストルメントパネルあるいはステアリングコラムに設けられる構成に変更してもよい。 【0049】・シフトポジションスイッチ装置15に限らず、他の多接点の摺動型のスイッチ装置に適用してもよい。 次に、上記実施形態から把握できる技術的思想について、以下に記載する。 【0050】(1)複数の可動接点部との接触位置に対応して導通状態が複数のパターンに変更可能に形成された固定接点部が複数設けられたスイッチ用基板において、固定接点部は、絶縁部上に設けられ、前記固定接点部及び前記絶縁部の表面が同一平面となるように形成されていることを特徴とするスイッチ用基板。 【0051】(2)請求項1に記載の発明において、前記可動接点部は、回動可能に設けられ、前記固定接点部は、前記可動接点部が回動する際の回動軌跡に対応するように円弧状に形成されている。 【0052】(3)請求項1又は請求項2並びに技術的思想(1)又は技術的思想(2)に記載の発明のスイッチ用基板を備えたシフトポジションスイッチ装置。 【0053】 【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1及び請求項2に記載の発明によれば、製造工程数及びコストを低減するとともに、スイッチとしての耐久性及び切換ポジションの安定化を向上させることができる。 また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1及び請求項2に記載のスイッチ用基板を容易に製造できる。

    【図面の簡単な説明】 【図1】(a)は検出ターミナル部の模式平面図、
    (b)は(a)のB−B線における拡大断面図。 【図2】シフトポジションスイッチ装置の一部省略分解概略斜視図。 【図3】シフトポジションスイッチ装置を有するシフト装置、変速機本体、インジケータ及び制御装置を示す概略図。 【図4】(a)は板ばねと固定接点部との接触前の状態を示す部分模式断面図、(b)は同じく接触中の状態を示す部分模式断面図。 【図5】リードフレームの模式平面図。 【図6】リードフレームの一部を樹脂封止した模式平面図。 【図7】従来技術を示す模式平面図。 【図8】同じく部分模式断面図。 【図9】同じく部分模式断面図。 【符号の説明】 23a〜23e…端子部としてのコネクタ端子、25…
    スイッチ用基板、28a〜28e…固定接点部、29…
    絶縁部、29b…貫通孔、32…可動接点部としての板ばね、40…リードフレーム、40b,40c…タイバー。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 房友 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内(72)発明者 大島 貴博 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内Fターム(参考) 5G010 AA03 AB14 5G019 AF62 SK07 SY01 5G023 AA01 AA12 BA03 CA05 CA41

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