Hearing aids for the hinge assembly

申请号 JP2007553462 申请日 2005-02-03 公开(公告)号 JP4806419B2 公开(公告)日 2011-11-02
申请人 ヴェーデクス・アクティーセルスカプ; 发明人 オルセン・ホルヘン・メイネル; テプホルム・ヤーン; ニールセン・デニス・ブリアン;
摘要
权利要求
  • 補聴器用の,特に補聴器の電池室の蓋用のヒンジ・アセンブリであって,
    上記ヒンジ・アセンブリは,組合わされる第1部品,第2部品,およびシャフトを有する第3部品を備え,
    上記第1部品は,上記シャフトのそれぞれの端部を収容するようになっており,上記シャフトの直線移動を許す長さを有する一対の溝を備え,それにより上記シャフトを上記溝の長手に沿って摺動させることができ,上記両方の溝は,一端においてほぼ上記電池室から離れる向きに開口しており,
    上記第2部品は,上記シャフトの上記それぞれの端部の間の部分を収容するようになっている貫通孔を備え,上記シャフトの上記部分の中央部分は上記端部よりも大きい断面寸法を持ち,上記中央部分は上記貫通孔の断面寸法に実質的に対応する断面寸法を持ち,上記端部は上記溝の幅に実質的に対応する直径を持ち,
    上記ヒンジ・アセンブリはさらに, 上記溝の開口端を閉じることで上記溝内における上記シャフトの上記端部の直線移動を制限する手段を備えて おり
    上記直線移動を制限する手段が取り付けられた状態において,上記シャフトは上記溝内に直線移動可能に保持される
    ヒンジ・アセンブリ。
  • 上記第1部品は上記電池室と結合し,上記第2部品は蓋と結合し,第3部品はシャフトを備えている,請求項1に記載のヒンジ・アセンブリ。
  • テーパ状移行部分が,上記中央部分および上記端部の間に位置している,請求項2に記載のヒンジ・アセンブリ。
  • 上記端部および上記中央部分は円筒形であり,上記移行部分は円錐台形である,請求項3に記載のヒンジ・アセンブリ。
  • 上記ヒンジ・アセンブリは,蓋を閉じられたオン・ポジションに固定する手段を備えている,請求項1から4のいずれか一項に記載のヒンジ・アセンブリ。
  • 上記第1部品が隆起部分を含むカム面を備え,かつ上記第2部品が上記第1部品のカム面の上記隆起部分と協働する丸み部分を有するカム・フォロワを備え,これにより上記第1部品と第2部品の直線カム構造が構成されている,請求項5に記載のヒンジ・アセンブリ。
  • 上記ヒンジ・アセンブリは,蓋を開ポジションに固定する手段を備えている,請求項1から6のいずれか一項に記載のヒンジ・アセンブリ。
  • 上記第1部品がカム・フォロワとして機能する平坦面を備え,かつ上記第2部品が上記第1部品の上記カム・フォロワに沿って摺動するカム面を備え,これにより第1部品と第2部品の回転カム構造が構成されている,請求項7に記載のヒンジ・アセンブリ。
  • 端部の移動を制限する上記手段は,上記溝の上記開口端を閉じる手段を備えている,請求項1に記載のヒンジ・アセンブリ。
  • 上記溝の上記開口端を閉じる手段は第4部品から構成される,請求項9に記載のヒンジ・アセンブリ。
  • 上記第4部品は別体の部品として設けられる,請求項10に記載のヒンジ・アセンブリ。
  • 上記第4部品はノッチを備え,上記第1部品は上記第4部品のノッチが係合するボスを備えている,請求項10または11に記載のヒンジ・アセンブリ。
  • 補聴器用のヒンジ・アセンブリを作製する方法であって,
    それぞれの端部を持つシャフトを用意し,
    上記シャフトの上記それぞれの端部を収容するようになっており,上記シャフトの直線移動を許す長さを有する一対の溝を有する第1部品であって,上記両方の溝が,一端においてほぼ上記電池室から離れる向きに開口している第1部品を用意し,
    上記シャフトの上記それぞれの端部の間の部分を収容するようになっている貫通孔を備えた第2部品を用意し,
    上記溝の上記開口端を閉じる手段を用意し,
    上記シャフトの端部が上記貫通孔のそれぞれの端部から延出するように,上記シャフトを第2部品の貫通孔に挿入し,
    上記シャフトの上記端部を第1部品内のそれぞれの溝に挿入し,
    溝を閉じる上記手段で上記溝の開口端を閉じ
    上記溝の開口端が閉じられた状態において,上記シャフトを上記溝内に直線移動可能に保持する,
    方法。
  • 上記閉手段は別体の第4部品として用意され,上記溝の開口端は上記第4部品によって閉じられる,請求項13に記載の方法。
  • 上記第4部品はノッチを備え,上記第1部品は上記第4部品のノッチが係合するボスを備え,上記第4部品は上記第1部品に係合する,請求項14に記載の方法。
  • 说明书全文

    この発明は包括的には補聴器に関する。 より詳細には,この発明は,補聴器用のヒンジ・アセンブリ(a hinge assembly),特に補聴器の電池室(a battery compartment)の蓋(a lid)用のヒンジ・アセンブリに関する。 この発明はまた,そのようなヒンジ・アセンブリを組立てる(assembling)方法に関する。

    補聴器の分野では,電池室に関連させてオン/オフ切換え機能を設けることが知られている。 一例を米国特許第5588064号(US-A-5588064)に見ることができる。

    また,電池室がハウジング内に固定され,回動式可動蓋によって覆われている補聴器も知られている。 そのような一例を米国特許第5675657号(US-A-5675657)に見ることができ,そこでは,一実施態様において,電池が電池室内へ軸方向に挿入され,回動式可動蓋によって覆われており,その蓋がオン/オフ・スイッチとしても機能する。

    しかしながら,開放動作(the opening motion)およびオフ動作のための操作動作(the actuation motion for the off operation)の両方を同一の動作とすることは,電気回路を単に遮断するだけでなく,電池室が完全を開く危険を伴うので,望ましくないであろう。 これは,電池の落下および紛失につながる。

    したがって,オン/オフ切換え動作を可動蓋の摺動動作によって達成し,電池の取外しのための開放動作を回動動作によって達成するのが望ましい。

    さらに,電池室用の回動蓋(pivotal lids)に関連して,補聴器ハウジングの凹部内に配置され,蓋の内孔(a bore)に挿通する金属シャフトを設けることが知られている。 しかしながら,蓋に関連して金属シャフトを使用することには,蓋が過大なを受けた場合,たとえば,補聴器を落下させたり誤って踏みつけた場合に,蓋,または補聴器のハウジングさえも破損するという欠点がある。

    この発明は,所望の切換え機構(the desired switching facilities)を提供するとともに上記欠点を克服する,特に補聴器用のヒンジ・アセンブリを提供することを目的とする。

    この発明の第1態様によると,この目的は,補聴器用(for a hearing aid)の,特に補聴器の電池室の蓋用(in particular for a lid of a battery compartment of a hearing aid)のヒンジ・アセンブリであって,第1部品,第2部品,およびシャフトを有する第3部品を備え,上記第1部品は上記シャフトのそれぞれの端部(respective end parts)を収容する(受ける)ようになっている一対の溝を備え,上記両方の溝は一端でほぼ上記電池室から離れる向きに開口しており(being open at end),上記第2部品は上記シャフトの上記それぞれの端部の間の部分(a portion of said shaft between said respective end parts)を収容する(受ける)ようになっている貫通孔(a through bore)を備えたヒンジ・アセンブリであって,さらに,上記溝内における上記端部の直線移動(the linear motion)を制限する手段(means for limiting)を備えている補聴器用のヒンジ・アセンブリによって達成される。

    このようなアセンブリでは,容易に取外し可能なシャフトを設けることができ,それが破損した場合に容易に取替えることができる。 上記溝内において上記端部の直線移動を制限する手段によって溝(the grooves)を再開口(reopen)することができ,新しいシャフトを溝に挿入することができる。 さらに,溝が電池室から離れる向きを向いている(the grooves face away from the batter compartment)ことにより,閉じられたオン・ポジション(the closed ON-POSITION)から閉じられたオフ・ポジション(the closed OFF-POSITION)へ蓋を移動させるときに,蓋が溝から落下することが防止される。

    好ましい実施態様によると,上記第1部品は電池室と結合(関連,提携)(associate)し,上記第2部品は蓋と結合し,第3部品はシャフトを備えている。 これにより,溝を第1部品と一体成形することができ,さらに第1部品も補聴器ハウジングを閉鎖する部品と一体成形することができる。 このことは,蓋上よりも閉鎖部品上により多くのスペースがあるのでより好都合である。 したがって,第1部品をより大きく且つより堅牢に形成することができる。

    好ましい実施態様によると,上記シャフトの上記部分の中央部分は上記端部よりも大きい断面寸法を持ち,上記中央部分は上記貫通孔の直径に実質的に対応する断面寸法を持ち,上記端部は上記溝の幅に実質的に対応する直径を持つ。

    これにより,貫通孔から突出したシャフトの端部(the ends of the shaft)が,上記孔内で半径方向にたわむことができる。

    特に好ましい実施態様では,テーパ状移行部分(tapered transition parts)が,上記中央部分および上記端部の間に位置する。 好ましくは,上記端部および上記中央部分は円筒形であり,移行部分は円錐台形である。 これにより,シャフトは,所望の可撓性を維持しつつ良好な強度を有することができる。

    一実施形態では,上記ヒンジ・アセンブリは,蓋を閉じられたオン・ポジション(the closed ON-POSITION)に固定する手段を備えている。 これにより,補聴器の誤ったスイッチ・オフが,したがって,誤って開放される可能性がある位置に蓋が位置することが,防止される。

    特定の実施態様では,上記手段,上記第1部品,および上記第2部品は,カム面(a cam surface)およびカム・フォロワ(a cam follower)を備える直線カム構造(a linear cam arrangement)を備えている。 これにより,蓋を,少なくとも2つの安定的停止位置(two stable rest positions),特にオン・ポジションおよびオフ・ポジションの間で,制御移動させることができる。

    他の実施態様では,上記ヒンジ・アセンブリは,蓋を開ポジション(the open position)に固定する手段を備えている。 これは,安定的開ポジションをもたらし,蓋が邪魔になることなく,電池の挿入および/または取外しを行うことができる。

    上記手段の特定の実施態様では,上記第1部品および上記第2部品は,カム面(a cam surface)および回転カム・フォロワ(a rotary cam follower)を備える回転カム構造(a rotary cam arrangement)を備えている。 これにより,蓋を少なくとも2つの安定的停止ポジション,特にオフ・ポジションおよび開ポジションの間で,制御移動させることができる。

    上記両方の実施態様において,シャフトの可撓性によって,安定的ポジション(the stable positions)の間において,カム・フォロワをカム面上で移動させることができる。 これは,シャフトのたわみによって,蓋を,直線移動方向に直をなす方向または回動移動の軸に対する垂直方向に,ゆがませることができるからである。

    特定の実施態様によると,端部の移動を制限する上記手段は,上記溝の上記開口端を閉じる手段を備えている。 これにより,オン/オフ切り換え動作中などの蓋の操作中に,シャフトの端部が誤って溝から外れることが防止される。

    他の好ましい実施態様によると,上記溝を閉じる手段は第4部品を備えている。 この部品は,別体の部品として好適に製造することができる。

    さらに他の好ましい実施態様によると,上記第4部品は,上記第1部品と協働するようになっているスナップ動作ロック手段(snap acting locking means)を備えている。 想定される修理のためにヒンジ・アセンブリを分解できるようにしながらも,ヒンジ・アセンブリを容易に組み立てることができるようになるという利点がある。

    この発明の第2態様によると,補聴器用のヒンジ・アセンブリを作製する方法であって,それぞれの端部を持つシャフトを用意し,上記シャフトの上記それぞれの端部を収容する(受ける)ようになっている一対の溝を備えた第1部品であって,上記両方の溝が,一端でほぼ上記電池室から離れる向きに開口している第1部品を用意し,上記シャフトの上記それぞれの端部の間の部分を収容する(受ける)ようになっている貫通孔を備えた第2部品を用意し,上記溝の上記開口端を閉じる手段を用意し,上記シャフトの端部が上記貫通孔のそれぞれの端部から延出するように,上記シャフトを第2部品の貫通孔に挿入し,上記シャフトの上記端部を第1部品内のそれぞれの溝に挿入し,溝を閉じる上記手段で上記溝を閉じる方法を提供する。

    この方法は,ヒンジ構造を組立てる容易なやり方を構成する。 ヒンジ・アセンブリを,たとえばその破損部品の交換後に組立て直さなければならない場合に特に有利である。

    この発明による方法の好ましい実施態様によると,上記閉手段は別体の第4部品として用意され,上記溝は上記第4部品によって閉じられる。

    これにより,この方法をマニュアルで(manually)実行することができる。

    この発明による方法のさらに好ましい実施態様によると,上記第4部品は上記第1部品と協働するようになっているスナップ動作ロック手段を備え,上記第4部品は上記第1部品にスナップ係合(snapped into engagement)する。

    これは,ヒンジ構造のマニュアル組立てを可能にするのに特に有利である。

    次に,非制限的である例示的な実施形態に基づいて,図面を参照しながらこの発明をさらに詳細に説明する。

    図1にITE形補聴器1の斜視図が示されている。 補聴器1は,この発明にしたがうヒンジ・アセンブリを装備している。 この発明を図示するためにITE形補聴器が用いられるが,BTE形補聴器またはCIC形補聴器のような他のタイプの補聴器にも,ヒンジ・アセンブリは使用することができる。 補聴器1のハウジングはイヤプラグ2を備えている。 イヤプラグ2は開口端(an open end)を有し,そこに電池室(the battery compartment)(電池区画)4を備えた閉鎖部品(a closing part)3が挿入されている。 閉鎖部品3はヒンジ・アセンブリの第1部品(a first part)5を備えている。 閉鎖部品3はマイクロフォン入口ポート3a,3bも備えている。 イヤプラグ2は通気孔(a vent opening)2aを備えていてもよい。 代替として,補聴器ハウジングは,さらなる中間部分,たとえばフェースプレート(a faceplate)を備えることもでき,その場合,フェースプレートは上記閉鎖部品を収容する(受ける)ための(for receiving)適当な切欠き部(cut-out)を有する。 この場合,通気孔は,好ましくは,フェースプレート中に設けられよう。 図1において,電池室4は蓋(lid)6によってカバーされ,したがって図1では見えない。 蓋6に押しボタン7が配置されている。 図4,図5または図7からわかるように,この押しボタン7は切換え手段8と協働して,たとえば補聴器1用のプログラム選択を可能にする。 イヤプラグ2,閉鎖部品3および蓋6は,好ましくは,弾性および形状安定性に関して良好な特性を持つ同一のプラスチック材料,たとえばポリオキシメチレン(polyoxymethylen)(POM)によってつくられる。 蓋6および押ボタン7の係合部分の摩擦時のキーキー音を避けるために,押しボタン7は,通常,異なる材料によってつくられる。

    図2〜図4は電池室4を備えた閉鎖部品3を示している。 図示の便宜上,電池室4内には電池は入っていない。 また,閉鎖部品3に関して,蓋6が3つの異なる位置で示されている。 3つの異なる位置は,補聴器1の異なる状態(different states),たとえば動作モード(operation modes)に対応する。 図2はスイッチ・オン状態にある補聴器1に対応する。 図3はスイッチ・オフ状態にある補聴器1に対応する。 図4はオープン・ポジションを表しており,ここで電池を電池室4に挿入することができ,または電池室4から電池が取り外すことができる。

    図3の両端矢印Aによって示すように,補聴器1の蓋6はユーザによって図2および図3の位置の間を直線移動させることができる。 また,図4の両方向矢印Bで示すように,ユーザは蓋6を図3および図4の位置の間で回動させることができる。 後述するように,ヒンジ・アセンブリは,蓋6を図2〜図4の3つの位置すべてに保持する(holding)(保つ)ための手段を持つ。

    図5は,閉鎖部品3の分解図を,蓋6を含むヒンジ・アセンブリのさまざまな部品(パーツ)とともに示すものである。 好ましい実施態様では,ヒンジ・アセンブリは,4つの部品,すなわち,少なくとも1つの開口端(open end)9aをそれぞれが有する溝9(grooves)をもつ軸受けブロック(bearing block)の形の第1部品5,貫通孔(through bore)11を備えた第2部品10,シャフト12の形の第3部品,および上記溝9の開口端9aを閉じるようになっている第4部品13を備えている。 溝9の開口端9a(the open ends 9a of the grooves 9)は,ほぼ電池室4から離れる方向,すなわち,図10の平面図において左方向に面している(向いている)。 第1部品5は,閉鎖部品3の一体部品,たとえば閉鎖部品3の一体部品として型成形(mould)されてもよい。 しかしながら,図11から最もよくわかるように,第1部品5および閉鎖部品3を2つの別体の部品として設けてもよい。 これには,一の同一構造の第1の部品5を,異なった閉鎖部品に使用することができるという利点がある。 同様に,第2部品10を別体の部品,または蓋の一体部品のいずれかとして設ける,たとえば,その一体部品として型成形してもよい。 第2部品10の貫通孔11は型成形中に設けてもよいし,またはその後にドリル加工されてもよい。 貫通孔11はシャフト12の中間部15,16を収容する(受ける)ようになっている。

    図6は,上記シャフト12をより詳細に示すものである。 好ましくは,シャフト12はポリアクリルアミド(polyacrylamid)(PAA)によってつくられる。 シャフト12は,好ましくは円筒形の2つの端部14を有する。 2つの端部14の間に中間部(a middle portion)15,16が位置している。 中間部は,端部14よりも大径の実質的に円筒形の中央部分(an essentially cylindrical centre part)15と,中央部分15と端部14のそれぞれの間の2つの移行部分(two transition parts)16を備えている。 中央部分15の直径は,好ましくは,それが貫通孔11に軽く圧入され(a light press fit),これにより,シャフト12を貫通孔11に対して軸方向移動とともに回転移動しないように固定される(securing)ように,選択される。 好ましくは,移行部分16は円錐台形である。 好ましくは,シャフト12もPOMでつくられる。

    シャフト12を貫通孔11内で回転させる必要がないので,シャフト12の中央部分15および貫通孔11のいずれもが円筒形である必要はないことに注意されたい。 それらは円形以外の他の断面形状,たとえば多角形であってもよい。 その場合も,シャフト12および貫通孔11は,好ましくは同一の断面形状を有する。 当然ながら,その場合,移行部分16は円形とは異なる断面,たとえば,中央部分15と同じ多角形断面を有するであろう。 これに関して,移行部分16にテーパを付ける必要もなく,全長にわたって同一の断面寸法を有することができることにも注意されたい。

    このように,シャフト12の中央部分15の断面寸法は貫通孔10の断面寸法に適応させられる。 端部14の直径は溝9の幅に適応させられる。 シャフト12の長さは,シャフトを貫通孔11に挿入したとき,貫通孔11のいずれの端部からも端部14が延出するように,選択される。 好ましくは,後述するように,シャフト12の先端は面取り部(chamfer)17をもつ。

    ヒンジ・アセンブリを組立てる場合,シャフト12が孔(bore)11に挿入され,両端部14を貫通孔11の両端部から延出させる。 次に,シャフト12の両端部14を,第1部品5の溝9のそれぞれに開口端9aから挿入する。 シャフト12の両端部14を溝9のそれぞれに嵌めると,シャフト12は溝9の長手に沿って(along the lengths of the grooves 9)摺動自在となるとともに,溝9の内部で回転自在となる。 好ましくは,シャフト12もまた,第2部品10の貫通孔11内で回転できる。 両端部14が溝9の開口端9aから滑り落ちることを防止するため,次に第4部品13が取付けられる。

    溝9の開口端9aを閉じる所望の位置に第4部品13を固定するために,第4部品は,第1部品5と協働するスナップ動作ロック手段を有する。 これらは図8において最もよくわかる。 ロック手段は2つの凹部19を備え,これらの凹部は,閉鎖部品3の対応の突出部分18にフィットし,それにより,第4部品13を所望位置へガイドするようになっている。 第4部品13をこの所望位置に固定するために,第4部品はさらに,溝9を閉じる表面に2つのノッチ21を有する。 これらのノッチは,溝9の開口端9aに隣接して配置されたボス(bosses)(隆起)22と協働する。 第4部品の凹部19を対応する突出部分18上で滑らせると,ノッチ21がそれらに対応するボス22に係合して,第4部品が所定位置に固定される。 この固定位置が,図11および図12の断面図に示されている。 たとえば,何らかの破損部品を取替えるためにヒンジ構造を分解する必要がある場合,逆の動きを行い,それによりノッチ21をボス22から離脱させることができる。

    ヒンジをこのようにして取り付けると,蓋6は,図2〜4に示す3つ位置の間で移動することができる。

    図2の閉じられたオン・ポジション(the closed ON-POSITION)では,蓋6は回転移動しないように固定され,これにより,電池室4の誤開放を避けることができる。 これは,蓋のアンダーカット部分23の手段(means of undercut parts 23)によって行われ,この部分は,図3の位置から図2の閉じられたオフ・ポジションへ蓋6を直線移動するときに,閉鎖部品3上の同様のアンダーカット部分24の下側を摺動する。

    望ましくない直線移動を蓋が行わないようにする,すなわち,図2の閉じられたオン・ポジションから図3の閉じられたオフ・ポジションへ戻らないようにするために,蓋6および閉鎖部品3は,カム・フォロワ(cam follower)と協働するカム面を備えた直線カム構造を有する。 好ましい実施態様では,直線カム・フォロワは,図5および図7に最もわかりやすく示されているように,第2部品10の丸味付き中間部分(rounded middle part)27として設けられている。 直線移動中,この丸味付き中間部分27は,協働するカム面の少なくとも一部分を形成する隆起部分28上に押し付けられる。

    上述のシャフト12の形状は,カム面に沿うカム・フォロワの実質的な直線移動を容易にするようになっている。 移行部分16が貫通孔11の端部に向かって細くなっているので,シャフト12の移行部分16は貫通孔11の内部でたわむことができる。 これにより,過大な力を使用することなく,シャフト12の端部14を溝9内に留めた状態のまま,蓋6を第2部品10の丸味付き中間部分27で隆起部分28上へ持ち上げることができる。 したがって,図2の閉じられたオン・ポジションと図3の閉じられたオフ・ポジションとの間において,蓋6を両方向に容易に摺動させることができる。 シャフト12がたわんでいるとき,端部14は溝9の側部に係合しがちであるので,端部14は上記の面取り部分17を有している。

    図3の閉じられたオフ・ポジションおよび図4の開ポジション(the open position)において,望ましくない回転を蓋が行わないようにするために,蓋6および閉鎖部品3は,カム面およびカム・フォロワを備えた回転カム構造を備えている。 ここで,平坦面(the flat surface)26が,蓋6の回転運動に関するカム・フォロワとして本質的に機能する。 カム面は,平坦面25と,エッジ30およびコーナー29の間に形成された他の平坦面との間のコーナー(the corner)29,ならびにこれらの2つの表面によって構成される。 他の平坦面は,いずれの図面にも見えないが,平坦面25に対して所定角度をなしている。 好ましくは,この角度は約90°である。

    蓋6の閉じられたオフ・ポジションから開ポジションへの,またはその逆の回転運動のとき,コーナー29は,図9に最もわかりやすく示される平坦面26に沿って摺動する。 コーナー29は,貫通孔11の中心から離れた所に位置するので,直線運動に関して述べたように,シャフト12をたわませることにより,コーナーは蓋6を持ち上げる。 これにより,蓋6は,シャフト12の弾性に逆らって上死点運動(top-dead-centre motion)を行い,シャフト12は貫通孔11内でたわみ,それにより,蓋6は,平坦面25が平坦面26に係合する1つの安定位置,および図示上見えない平坦面が平坦面26に係合する別の安定位置から移動することができる。 したがって,閉じられたオフ・ポジションでは,図4および図5から最もよくわかるように,電池室4の底の接触ばね31によって蓋の方へ付勢される電池によって蓋が強制的に開いてしまうことが防止される。 他方,開ポジションでは,電池の挿入および取り外しの間,電池の操作を妨害しないように,蓋6は開ポジションに保持される。

    好ましい実施態様において,第2部品10の他端のコーナー32および表面33は,カムを構成しないまたは備えていない。 むしろ,図7から最もよくわかるように,それらは貫通孔11の中心軸により接近した位置にある。 これにより,表面33は,閉鎖部品3の面34内または面34上に配置された固定接点上を摺動することができる。 固定接点は,補聴器1のイヤプラグ2内の電子機器に接続されてそこから電力が供給される。

    蓋6は多数の可動接点35,36,37を備えている。 蓋が閉じられているとき,接点(contacts)37は,電池室内に配置された電池の端子の一方に,ここでは,正(ポジティブ)端子に係合する。 電池蓋6が閉じられている限り,接点37は電池端子と接触した状態のままである。

    補聴器1の蓋を閉じられたオフ・ポジションから閉じられたオン・ポジションへ移動させると,表面33は表面34の上を通過し,その表面34内またはその上に取付けられた固定接点に接点35が係合する。 これにより,補聴器1内のイヤプラグ2内の電池から電子機器までの電源回路が導通し,それにより,補聴器1がオンに切換えられる。 この運動中に,カム・フォロワ27が隆起部分を通過し,それにより,蓋6をオン・ポジションに固定する。 移動が逆である場合,蓋6はオフ・ポジションへ移動し,そこでは接点35が表面34内またはその上の固定接点に係合しない。

    同様に,補聴器1の蓋6を閉じられたオフ・ポジションから閉じられたオン・ポジションへ移動させるとき,切換え手段8の接点36が閉鎖部品3の表面38の上を通過する。 表面38内またはその上には他の固定接点が取付けられている。 固定接点は,補聴器ハウジング1内の制御回路に接続されている。 しかしながら,接点36は,この動きのときに,固定表面38内またはその上の接点に係合しない。 しかしながら,押しボタン7を押圧することにより,接点36を表面38内またはその上の接点に係合することができる。 押しボタンを解除したとき,接点36は,それ自体の弾性により,表面38内またはその上の接点との係合から離脱する。 押しボタンを繰返し押圧すると,補聴器1の制御回路用の多数のインパルスが生成され,それにより,たとえばプログラムの変更が可能になる。

    この発明によるヒンジ・アセンブリを備える補聴器を示す。

    この発明にしたがう蓋およびヒンジ・アセンブリを有する補聴器ハウジングに挿入されるための,蓋が閉じられたオン・ポジションにある電池室を示す。

    蓋が閉じられたオフ・ポジションにある状態における図2の電池室を示す。

    蓋が開けられたオフ・ポジションにある状態における図2の電池室を示す。

    蓋およびヒンジ・アセンブリを含めた,図2〜図4の電池室の分解図を示す。

    この発明にしたがうヒンジ・アセンブリのシャフトの詳細図を示す。

    この発明にしたがうヒンジ・アセンブリを有する蓋の詳細図を示す。

    ヒンジ・アセンブリの溝を閉じるようになっているスナップ動作ロック手段を有する第4部品の詳細図を示す。

    この発明のヒンジ・アセンブリを有する電池室の詳細図を示す。

    第4部品を所定位置に置いた状態であるが,蓋およびシャフトを除いた電池室の平面図を示す。

    図10のXI−XI線に沿う断面図を示す。

    図11の円で囲んだ部分に対応する詳細図を示す。

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