Button interface for state machine

申请号 JP12678396 申请日 1996-05-22 公开(公告)号 JPH08329768A 公开(公告)日 1996-12-13
申请人 At & T Ipm Corp; エイ・ティ・アンド・ティ・アイピーエム・コーポレーション; 发明人 KEBUIN ARAN SHIERUBII;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To output plural signals by a first inexpensive device by arranging an electric insulating base member having a first electric contact point and a second electric contact point and a conductive bias means or the like.
SOLUTION: An electric insulating base member 110 has an X contact point 120 as a first electric contact point and a Y contact point 122 as a second electric point, and a conductive bias means (a contact spring) 140 is supported by its upper surface 112. The spring 140 and the contact points 120 and 122 can be electrically contacted with each other by closing gaps 160 and 162 arranged between respective upper surfaces of the contact point 120 and the contact point 122 and a lower surface of the spring 140. That is, the gaps 160 and 162 are individually or simultaneously closed by individually or simultaneously imparting downward force to respective outside surfaces 151 of a cover 150 in the vicinity of the contact points 120 and 122. Therefore, since electric potential of an electric lead wire 136 can be transmitted to an X lead wire 130 or a Y lead wire 136 or both lead wires, plural signals can be outputted.
COPYRIGHT: (C)1996,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 それぞれ三つの状態の内の一つを表す一組の電気信号を形成する装置であって、 第一電気接点と第二電気接点を有する基部部材と、 該基部材によって旋回自在に支持した導電バイアス手段とから成り、 (i)該導電バイアス手段を第一方向に旋回させると該バイアス手段と該第一電気接点相互間に於いて第一状態に対応する第一電気接続が行われ、 (ii)該バイアス手段を第二方向に旋回させると該バイアス手段と該第二電気接点相互間に於いて第二状態に対応する第二電気接続が行われ、 (iii) 該バイアス手段を押すと該バイアス手段と両該電気接点相互間に於いて第三状態に対応する第三電気接続が行われることを特徴とする装置。
  • 【請求項2】 該第一、第二電気接点に接続し、該第一、第二接点から極性非反転信号に 接続される第一A
    NDゲートと、該第一接点から極性反転信号と、該第二接点から極性非反転信号に接続される第二ANDゲートと、該第一接点から極性非反転信号と、該第二接点から極性反転信号とに接続される第三ANDゲートとから成る論理手段から更に成ることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  • 【請求項3】 該論理手段に接続し、該論理手段からの各信号を特定のユーザ入力命令として解読するように動作するステート・マシーンから更に成ることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
  • 【請求項4】 外面と、該バイアス手段に二点で固定した内面と、該基部を一部を部分的に取り囲み、摺動して該基部の一部を通過するようにした二つの内側端面とを有するカバーから更に成ることを特徴とする、請求項1
    に記載の装置。
  • 【請求項5】 それぞれ三つの状態の内の一つを表す一組の電気信号を形成する装置であって、 第一電気接点と第二に電気接点を有する基部部材と、 バイアス手段を用いて該基部部材から離して旋回自在に支持した導電部材とから成り、 (i)該導電部材を第一方向に旋回させると該導電部材と該第一電気接点相互間に於いて第一状態に対応する第一電気接続が行われ、 (ii)該導電部材を第二方向に旋回させると該導電部材と該第二電気接点相互間に於いて第二状態に対応する第二電気接続が行われ、 (iii) 該導電部材を押すと該導電部材と両該電気接点相互間に於いて第三状態に対応する第三電気接続が行われることを特徴とする装置。
  • 【請求項6】 該第一、第二電気接点に接続し、該第一、第二接点から極性非反転信号に接続される第一AN
    Dゲートと、該第一接点から極性反転信号と、該第二接点から非極性反転信号とに接続される第二ANDゲートと、該第一接点から極性非反転信号と、該第二接点から極性反転信号とに接続される第三ANDゲートとから成る論理手段から更に成ることを特徴とする、請求項5に記載の装置。
  • 【請求項7】 該論理手段に接続し、該論理手段からの各信号を特定のユーザ入力命令として解読するように動作するステート・マシーンから更に成ることを特徴とする、請求項6に記載の装置。
  • 【請求項8】 該バイアス手段が該基部部材と該導電部材との間にそれぞれ点在するコイル・スプリングである、請求項5に記載の装置。
  • 【請求項9】 それぞれ三つの状態の内の一つを表す一組の電気信号を形成する装置であって、 第一電気接点と第二電気接点を有する基部部材と、 バイアス手段を用いて該基部部材から離して旋回自在に支持した導電部材とから成り、 (i)該導電部材を第一方向に旋回させると該導電部材と該第一電気接点相互間に於いて第一状態に対応する第一電気接続が行われ、 (ii)該導電部材を第二方向に旋回させると該導電部材と該第二電気接点相互間に於いて第二状態に対応する第二電気接続が行われ、 (iii) 該導電部材を押すと該導電部材と両該電気接点相互間に於いて第三状態に対応する第三電気接続が行われることを特徴とする装置。
  • 【請求項10】 該第一、第二電気接点に接続し、該第一、第二接点からの各極性非反転信号に接続される第一ANDゲートと、該第一接点からの極性反転信号と該第二接点からの極性非反転信号とに接続される第二AND
    ゲートと、該第一接点からの極性非反転信号と該第二接点からの極性反転信号とに接続される第三ANDゲートとから成る論理手段から更に成ることを特徴とする、請求項9に記載の装置。
  • 【請求項11】 該論理手段に接続し、該論理手段からの各信号を特定のユーザ入力命令として解読するように動作するステート・マシーンから更に成ることを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  • 【請求項12】 該バイアス手段が、それぞれ中心線と、該基部の上面に支持した第一端と、該導電部材を支持する第二端とを有し、相互間に一定の間隔をおいた一組のコイル・スプリングである、請求項9に記載の装置。
  • 【請求項13】 該バイアス手段が、該基部の上面に支持する中心と、該導電部材を支持する二つの端部を有する板バネである、請求項9に記載の装置。
  • 【請求項14】 それぞれ三つの状態の内の一つを表す一組の電気信号を形成する装置であって、 第一電気接点と第二電気接点を有する基部部材と、 バイアス手段を用いて該基部部材から離して旋回自在に支持した導電部材とから成り、 (i)該導電部材を第一方向に旋回させると該導電部材と該第一電気接点相互間に於いて第一状態に対応する第一電気接続が行われ、 (ii)該導電部材を第二方向に旋回させると該導電部材と該第二電気接点相互間に於いて第二状態に対応する第二電気接続が行われ、 (iii) 該導電部材を押すと該導電部材と両該電気接点相互間に於いて第三状態に対応する第三電気接続が行われることを特徴とする装置。
  • 【請求項15】 該第一、第二電気接点に接続し、該第一、第二接点からの各極性非反転信号に接続される第一ANDゲートと、該第一接点からの極性反転信号と該第二接点からの極性非反転信号とに接続される第二AND
    ゲートと、該第一接点からの極性非反転信号と該第二接点からの極性反転信号とに接続される第三ANDゲートとから成る論理手段から更に成ることを特徴とし、請求項14に記載する装置。
  • 【請求項16】 該論理手段に接続し、該論理手段からの各信号を特定のユーザ入力命令として解読するように動作するステート・マシーンから更に成ることを特徴とする、請求項15に記載の装置。
  • 【請求項17】 該バイアス手段が該基部部材と該導電部材相互間に点在する一組のコイル・スプリングである、請求項14に記載の装置。
  • 【請求項18】 第一端と第二端をそれぞれ有し、該第一端は該基部で支持し、ロッカー・バイアス手段相互間に位置する支点バイアス手段と、 支持部を確立し、該支点バイアス手段の第二面に支持する第一面と該基部に摺動接触している第二面とを有する支点と、 該支点の該支持部に接触しているピンとからさらに成り、これにより該導電部材が該ピンを中心に回転するようにしてある、請求項17に記載の装置。
  • 【請求項19】 上面を有する絶縁基部と、 それぞれ他の中心線から第一距離だけ離れている中心線と、第一端と第二端とを有し、各該第一端は該基部の上面で支持する一組のロッカー・バイアス手段と、 第一端と第二端とを有し、該第一端は該基部に支持したする該ロッカー・バイアス手段相互間に位置する支点バイアス手段と、 支持部を確立し、該支点バイアス手段の該第二面に支持する第一面と該基部に摺動接触している第二面とを有する支点と、 該支点の該支持部に接触しているピンと、 中心線と、該基部に支持する上面とを有する第一接点と、 該第一接点の中心線から第二距離だけ離し、該第一接点と該ロッカー・バイアス手段との各中心線と共に一つの面内に存在する中心線と、該基部に支持する上面とを有する第二接点と、 該ピンと取り囲むようにした穴を確立し、下面と上面とを有するロッカーと、 該第一接点の上面と共に第一ギャップを確立し、該第二接点の上面と共に第二ギャップを確立している下面を有し、該ロッカーの下面に取り付け、該第一、第二接点上に位置する少なくとも一つのプラス接点とから成り、 (i)一方の該ロッカー・バイアス手段の中心線の近傍にある該ロッカーの上面に力を印加することによって該プラス接点と該第一接点との間に第一状態に対応する接触を確立することができ、 (ii)もう一方の該ロッカー・バイアス手段の中心線の近傍にある該ロッカーの上面に力を印加することにより該プラス接点と該第二接点との間に第二状態に対応する接触を確立することができ、 (iii) 二つの該ロッカー・バイアス手段の中心線相互間にある該ロッカーの上面に力を印加することにより該プラス接点と、両該第一、第二接点との間に第三状態に対応する接触を確立することができることを特徴とするステート・マシーン用ボタン・インタフェース。
  • 【請求項20】 該ロッカー・バイアス手段がそれぞれコイル・スプリングである、請求項19に記載のボタン・インタフェース。
  • 【請求項21】 該ロッカー・バイアス手段がそれぞれ板バネである、請求項19に記載のボタン・インタフェース。
  • 【請求項22】 該支点バイアス手段がコイル・スプリングである、請求項19に記載のボタン・インタフェース。
  • 【請求項23】 該支点バイアス手段が板バネである、
    請求項19に記載のボタン・インタフェース。
  • 【請求項24】 該ロッカー上に装着するようにした柔軟カバーから更に成ることを特徴とする、請求項19に記載のボタン・インタフェース。
  • 【請求項25】 該ステート・マシーンには予め決めた時間閾値に亘り行われる時間測定手段追跡ボタンを押す操作が含まれ、永続的なボタンの押し方と間欠的なボタンの押し方を識別する機能を有する、請求項19に記載のボタン・インタフェース。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明はステート・マシーン用ボタン・インタフェース、更に詳細には音楽のようなディジタル・データの検索を制御するボタン・インタフェースに関する。

    【0002】

    【従来の技術】記憶技術の進歩は再生品質に改善をもたらし、記憶容量を拡大させたため、磁気テープ又は光コンパクト・ディスクを用いるポータブル・オーディオ・
    プレーヤは日常的に一般化された装置となっている。 記憶技術が更に進歩すると、約1平方インチ・サイズのチップ上に20メガバイトの容量を有する半導体の読み取り専用メモリ(ROM)が用意されるようになろう。 インタフェース複合回路を加えたこの読み取り専用メモリはほぼ2.5x1.125x0.25インチ・サイズの低コストで堅牢なパッケージに収容されるようになる。

    【0003】圧縮型アルゴリズムを備えた本パッケージからはサイズが大きく一層嵩張る5インチ光ディスクと同じ品質のサウンドが再生されよう。 その上、本パッケージには磨耗する可動部品がなく、記録トラックの各部に一定の線速度が必要とされない。 この構成のために信頼性が改善され、再生装置のサイズが縮小されるため、
    パッケージは手のひらに都合よく収まるようになろう。

    【0004】約1時間に及ぶ音楽を記憶するチップ上には多くの選択曲目が収容され、メモリのいずれかの部分に記憶した特定の曲目を直接検索することが望まれよう。 このような検索を行うには各チップではこれに記憶した選択曲目についての総括情報と符号化アルゴリズムを備えたヘッダを伴う符号化が行われる。

    【0005】パッケージは電源と個々の増幅器及びユーザ用の各セレクタ・スイッチと選択した曲目を解読し、
    ディスプレイを駆動するステート・マシーンとを含む制御複合回路とを備えた手のひらサイズのプレーヤに挿入する設計である。 これらのセレクタ・スイッチがプレーヤに於ける唯一の可動部品であるため、メモリと個々の増幅器に比べ過大なスペースを占有することにはならない筈である。

    【0006】

    【発明が解決しようとする課題】メモリの各セルは個別にアドレス指定ができ、並列データ・バスから読み取りができるため、メモリ全体をサーチする機能が得られ、
    このサーチ機能からはこれらのセレクタ・スイッチに拡大機能性に対応する付加条件が加えられる。 プレーヤに備えられた通常の機能には、再生/停止、音量増大/縮小、次選曲の順方向/逆方向、スキップ選曲の順方向/
    逆方向、電源オン/オフ及びチップ排出の各機能が含まれる。

    【0007】従って、大量市場に於いて廉価な小型スイッチと、最小数の機械的パーツを用い多くの状態を選択する小型スイッチとが必要になる。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】本発明はステート・マシーン用ボタン・インタフェース、更に詳しくは音楽のようなディジタル・データの検索を制御するボタン・インタフェースに関する。 一実施例では、二つの相互を離した接点と接触スプリングの形態をした導電バイアス手段が基部上に支持されている。 接触スプリングは板バネで、所定の電位に保持されている。 各ギャップのために前記二つの接点からこの接触スプリングを離している。
    この接触スプリングの各先端部は前記二つの接点上に位置し、二段階の自由度で移動ができるカバーに固定されている。 指圧がカバーの先端部の一方に印加されれば、
    カバーに作用する指圧によりカバーが回転し、接触スプリングの一方の側を偏向させて一方の接点又は他の接点に接触させることができ、あるいはカバーの中間部に圧を加え、カバーを押すことにより両接点に接触させることができる。 生成される各信号は、単一パルスでは第一接点の認識、二重パルスでは第二接点の認識、あるいは永続的な接触では両接点の同時認識をするステート・
    マシーンに入力される出力を発する個々のANDゲートから成る電子インタフェースの形態をした論理手段に伝導される。

    【0009】本発明の他の実施例においては、バイアス手段は基部部材上の第一、第二接点とは反対側にあって下面上に少なくとも一つの接点を有する導電部材を引き離す。 コイル・スプリングの形態をしたバイアス手段は圧縮して両接点を閉じることができ、あるいは導電部材と共に回転して第一接点又は第二接点に接触することができる。 信号は各ANDゲートを介して前記ステート・
    マシーンに接続される。

    【0010】更に他の実施例においては、導電部材を基部部材上の第一、第二接点から引き離すためにバイアス手段が用いられている。 このバイアス手段は二つのコイル・スプリングか一枚の板バネにすることができる。 信号は各ANDゲートを介して前記ステート・マシーンに接続される。

    【0011】本発明の更に他の実施例においては、バイアス手段は基部部材に固定したスプリングで支持される支点に取り付けたピンの他に導電部材を支持する。 第一、第二の両接点を閉じるように導電部材上の外力が印加されると、基部はスプリング相互間の中央に位置する支点の移動をもガイドする。 単一回の接触が望ましいとき、導電部材はピンを中心に回転する。 信号は各AND
    ゲートから上記のステート・マシーンに接続される。

    【0012】本発明の利点は単一回接触、二回接触又は永続的接触を検出して九つの状態から成るマトリックスを形成することができるステート・マシーンに対し三個の信号を一個の廉価なボタンで出力させ得ることである。 本発明の以上の特徴と利点及び、これ以外のものは付属図面に関連し取り上げた好適な各実施例についての以下なる詳細な説明を考慮すれば一層よく理解されよう。

    【0013】

    【発明の実施の形態】図1を参照する。 なお、以下に引用する図面は一定の尺度に合わせて作成されてはいない。 第一接点又はX接点120、第二接点又はY接点1
    22及び導電バイアス手段140が支持される上面11
    2を有する電気絶縁基部部材110を含むステート・マシーン用ボタン・インタフェースである装置100が記載されている。 X、Y接点にはそれぞれ上面121と1
    23があり、接触スプリングには上面142と下面14
    1がある。 バイアス手段は電気を伝導し、底の浅い円弧形状をし、この円弧の各先端でカバー150を支持する。 バイアス手段又は接触スプリングの下面は電気リード線136が接触スプリングに接続されるX、Y接点相互間の一点に於いて基部に取り付けられる。 Xリード線130とYリード線132は基部を介し、それぞれX接点とY接点に接続される。 カバー150は外面151
    と、内面152と、二つの内側面153と、二つの内側端面154とを有する電気絶縁体である。

    【0014】外面151は接触スプリングの各先端に於いて該スプリングの上面に接着され、前記内側面は基部の周囲にきっちり収まり、この基部を一部取り囲み、この内側面相互は一定の間隔が保たれてもいて、基部上を摺動する。 ギャップ160、162はX、Y接点の各上面と接触スプリングの下面とによりそれぞれ確立される。 各ギャップを閉じ、以下三つの状態の内のいずれか一つで接触スプリングとX、Y接点相互間に電気的な接触をさせることができる。 先ず、X接点の近傍にあるカバー150の外面151に下向きの力を加えることでギャップ160を閉じることができる。 これにより接触スプリング140(図1)の左側は下面141がX接点の上面121に接触するまで下方に偏向する。 次いで、Y
    接点上に同じような力を加え、接触スプリングの右側を偏向させてY接点の上面123に接触させることができる。 最後に、X、Y接点相互間に下方の力を加え、カバーを下方に移動させて下面141が上面121と上面1
    23に共に接触するまで、接触スプリングの左側と右側を偏向させることができる。

    【0015】このようにして、電気リード線136の電位をXリード線又はYリード線、あるいはX、Y両リード線に伝達させることができる。 接触スプリング140
    はカバー150を二段階の自由度で移動させることができ、即ち、力が一接点の上方に印加されると、左又は右に揺動し、接点相互間に力が印加されると、上方又は下方に揺動する。 ステート・マシーンの状態を変える力を加えるユーザには両接点が励磁されると、異なる「感じ」が伝達されるが、これは接触スプリング140両側を偏向させる必要があるためである。 この単純なボタン・インタフェースはステート・マシーンにXリード線又はYリード線、あるいはX、Y両リード線の各々への単一回接触、連続二回接触又は連続接触を認識させることによりステート・マシーンの九つの状態を確立することができる。

    【0016】ボタンのX出力部とY出力部にはボタンの状態を解読し、ボタン接点の現状に従い個別の出力信号(それぞれ異なる出力ライン上に)を生成する電気的インタフェースの形態をした論理手段が接続されている。
    この電気的インタフェースの好まし一実施例によれば、
    X、Y出力部の各々は極性反転出力部又は極性非反転出力部から一連のANDゲートに接続され、極性の反転は各インバータ11によって行われる。 各ANDゲートへの入力部はボタン上に加わる任意の起こり得る状態でA
    NDゲートの内の一つに高出力(ロジック“1”)が印加されるような構成である。

    【0017】例えば、ボタンを押す各種の条件から三つの異なる状態を達成することができる(以下に説明するように、ボタンを押す期間をモニタすることにより三つ以上の状態を実際に達成することができる)。 ボタンを押す各種の条件とは以下の通りである。 X、Y両接点が共に押される、X接点が押され、Y接点が押されない、
    Y接点が押され、X接点が押されない。 X、Yいずれかの接点又はX、Y両接点が押されると、対応するリード線からプラス電圧が生成される。 論理ゲート10はリード線の各々から極性非反転入力が接続され、これによりANDゲート10への入力部の各々に於ける印加可能なプラス電圧によりANDゲートの出力ターミナルにはロジック“1”が形成される。 これ以外の各ANDゲートではその出力からロジック“0”が生成されるが、これは以上の各ゲートへの入力部には論理ゲートがオンするのを防止するロジック“0”を形成する一つの極性反転入力が含まれるためである。

    【0018】第二、第三のANDゲート20、30の各々には一つの極性反転入力部と一つの極性非反転入力部とがそれぞれ接続される。 従って、いずれか一方の入力部が押され、他の入力部が押されないと、ANDゲート出力部にプラスの出力又はロジック“1”が現れる。 例えば、ANDゲート30にはYリード線からの極性非反転入力とXリード線からの極性反転入力が含まれる。 これにより、Y接点が押され、X接点が押されないと、A
    NDゲート30の両入力部にプラス電圧が形成される(例えば、極性非反転リード線からの一つのプラス電圧と、その後に極性が反転されてプラスとして現れるXリード線の低電圧からの一つのプラス電圧)。 これにより、論理ゲート30の出力部にロジック“1”が形成される。

    【0019】同じように、Xリード線が励磁され、Yリード線が励磁されないと、第一ANDゲート20の出力部にはロジック“1”が形成されることになる。 このため、ボタンが押された状態に従いそれぞれ異なる励磁状態に対し異なる出力部が励磁される。 いずれの接点も押されないと、ANDゲートのいずれからも励磁が行われないが、これはプラス電圧が各ゲートの両入力部に現れないためであることが理解される。 勿論、別な論理手段を用いても同じような結果を達成することができることは理解されが、しかし、個々のANDゲートから成る図に記載する実施例は構成が簡単であるために好適である。

    【0020】図7に電子論理手段から形成される信号を解読するためにボタン・インタフェース接続したステート・マシーンを示す。 ステート・マシーンは三つのAN
    Dゲートの各々の出力をプロセッサへの個別の命令を表すように関係づけている。 ステート・マシーンは時間測定手段を用いてボタンが押されている期間のモニタも行い、各様式別のボタンの押し方、例えば短いクリック、
    ダブル・クリック及び永続的な押しに対しそれぞれ異なる命令を関係づけている。 ステート・マシーン内部の時間測定装置には予め決めた限界を超過した値、例えば二秒間の押し(と、これによってステート・マシーンに対して生成される信号)が永続的な押し方と解読されることになる予め決めた時間閾値が含まれる。 別な各状態を表示するため、予め決めた時間閾値のもとで行われた短い各クリックは所定の時間ウインドウの範囲内で受信されるとカウントすることができる。

    【0021】ステート・マシーンはディジタル信号プロセッサに個々の命令を出力する。 本発明の好適な適用形態であるポータブル・オーディオ・プレーヤに関し、個々のボタンの押し方とステート・マシーンの状態は各種のサーチ命令と再生命令にそれぞれ対応する。 例えば、
    ポータブル・オーディオ・プレーヤの好適な実施例には二組の個別ボタン・インタフェース(図5)が含まれることになる。 この場合、第一ボタンは再生命令とサーチ命令を制御する。 サーチ命令と再生命令は以下のような各ボタン・リード線の単一回クリック、即ちX、Yリード線が共に励磁されるケースは互するシーケンスで行われる再生と休止(トグル・スイッチ);Xリード線が励磁され、Yリード線が励磁されないケースは正規速度での上方向走査;Yリード線が励磁され、Xリード線が励磁されないケースは正規速度での下方向走査に対応する。 各走査命令を利用し、メモリを連続走査し、例えばカセット・テープに録音した音楽のような予め録音した音楽内のそれぞれ異なる位置を検出する。 X、Yリード線はステート・マシーンによって各永続的な押しに関するモニタも行われる。 この場合、一つのリード線を永続的に押し、他のリード線は押さない操作はVCR機能に類似する早送りと早巻き戻しのような高速インクリメント(増分)命令に対応する。

    【0022】図5に記載する第二ボタン・インタフェースには音楽再生に関する上記とは別な各機能が含まれる。 例えば、一つの好適な実施例にはオン/オフ機能に対応するX、Y両リード線の二回押し操作が含まれる。
    Xリード線を押し、Yリード線を押さない操作と、Yリード線を押し、Xリード線を押さない操作はそれぞれ音量の増大と絞り込みに対応する。 ユーザは徐々に行われる音量の変更を好むため、音量ボタンにはボタンの永続的な押しに関するモニタの必要性は殆どないと考えられる。 しかし、高速で行われる音量の増大も、しばしば用いられる他の機能と同じように、ボタンを永続的に押すことで実行することができよう。 指定される他の機能には再生/休止が含まれる。 そこで、ステート・マシーンは論理インタフェースからユーザのリクエストを受け、
    受けたリクエストの命令を解読し、所定の各命令はプロセッサに送信されて実行される。

    【0023】図2を参照する。 本発明の他の実施例であり、X接点220、Y接点222及びスプリング240
    を支持する上面212を有する電気絶縁基部部材210
    を備えたステート・マシーン用ボタン・インタフェースである装置200が記載されている。 X、Y接点にはそれぞれ上面221と223があり、スプリングには基部に接触する第一端241と導電部材250に固定した第二端242がある。 スプリングは二段階の自由度で上下に偏向ができ、第二端242はロッカー(揺動機構)の上面に作用する力の印加点に従い左又は右に傾斜ができる。 Xリード線230とYリード線232は基部を介しX接点とY接点とにそれぞれ接続される。 基部と導電部材とを貫通する電気リード線238に接続した少なくとも一つのプラス接点236が取り付けられる下面254
    が導電部材250に備えられている。 X、Y接点の上面221と223及びプラス接点の下面とによって個々のギャップが確立される。

    【0024】この各ギャップを閉じ、以下なる三つの状態の内の任意の一つに於いてプラス接点とX、Y接点相互を電気的に接触させることができる。 先ず、X接点の近傍にある導電部材の上面251上に下方の力を印加させることで一つのギャップは閉じることができる。 これにより、下面241がX接点の上面221に接触するまで導電部材の左側は下方に回転する。 次いで、Y接点上に同じような力を印加し、導電部材の右側を下方に回転させ、Y接点の上面223に接触させることができる。
    最後に、X、Y接点相互間に下方の力を加え、X、Y両接点が下面241と242に接触するまで導電部材を下方に移動し、スプリング240を圧縮させることができる。 このようにして、電気リード線286の電位をXリード線又はYリード線、あるいはX、Y両リード線に接続することができる。 前文に述べたように、X、Yリード線は第一、第二、第三ANDゲート10、20、30
    から成る電子インタフェースに接続されている。 図1のために記載したステート・マシーンに入力を供給する前記ANDゲートの操作についての解説は本明細書に組み込まれている。

    【0025】図3を参照する。 基部と第二端345、3
    47にそれぞれ接触する第一端341、343を各有するX接点320、Y接点322及びバイアス手段34
    0、342を支持する上面をもつ電気絶縁基部部材31
    0を備えたステート・マシーン用ボタン・インタフェースである本発明の更にもう一つの実施例である装置30
    0が記載されている。 X、Y接点にはそれぞれ上面32
    1と323がある。 第二端345、347はロッカー(揺動機構)350に固定され、前記ロッカーを支持している。 導電部材はその上面352に作用する力の印加点に従い、左又は右に傾斜させることができる。 Xリード線330とYリード線332は基部を介しX接点とY
    接点とに接続される。 導電部材350には電気リード3
    38に接続した少なくとも一つのプラス接点336を取り付けた下面354がある。 個々のギャップはX、Y接点の上面321と323及びプラス接点の下面339とによって確立される。

    【0026】この各ギャップは閉じることができ、以下なる三つの状態の内の任意の一つに於いてプラス接点とX、Y接点相互を電気的に接触させることができる。 先ず、X接点の近傍にあるロッカー(揺動機構)の上面3
    51上に下方の力を印加させることで一つのギャップは閉じることができる。 これにより、下面339がX接点の上面321に接触するまで導電部材の左側は下方に回転する。 次いで、Y接点上に同じような力を印加し、ロッカーの右側を下方に回転させ、Y接点の上面323に接触させることができる。 最後に、X、Y接点相互間に下方の力を加え、X、Y両接点がプラス接点336に接触するまで導電部材を下方に移動し、両バイアス手段を圧縮させることができる。 このようにして、電気リード線338の電位をXリード線又はYリード線、あるいはX、Y両リード線に接続することができる。 前文にも述べたように、X、Yリード線は第一、第二、第三AND
    ゲート10、20、30から成る電子インタフェースに接続されている。 図1のために記載したステート・マシーンに入力を供給する前記ANDゲートの操作についての解説は本明細書に組み込まれている。

    【0027】バイアス手段は図3の上部に記載したコイル・スプリングにすることができる、あるいは図3の下部に示す少なくとも一枚の板バネであってもよい。

    【0028】図4を参照する。 各中心線を他の中心線から第一距離だけ離し、基部と、導電部材450をそれぞれ支持する第二端445、447とに接触する第一端4
    41、443をそれぞれ有するX接点420、Y接点4
    22及びバイアス手段440、442を支持する上面4
    12を有する電気絶縁基部部材410を備え、ディジタル・データの検索を制御するようにしたステート・マシーン用ボタン・インタフェースである本発明の更にもう一つの実施例である装置400が記載されている。 X、
    Y接点にはそれぞれ上面421と423がある。 導電部材450は穴451を確立している。

    【0029】上面412に接触する第一端と、支持部4
    61と支点バイアス手段の第二端で支持する第一面46
    2を有する支点を支持する第二端とを備えたバイアス手段相互間に位置する前記支点バイアス手段443も基部410の上面412で支持している。 第二面463は基部に摺動接触する。 ピン465はロッカーの穴451を貫通し、支点の支持部に接触する。 プラス接点470は導電部材の下面に取り付け、X、Y接点上に位置し、第一ギャップと第二ギャップとによりX、Y接点から離されている。 一つのロッカー・バイアス手段の中心線に近いロッカーの上面に力を印加することでプラス接点とX
    接点相互間の接触を確立することができる。

    【0030】この場合、導電部材は図4の装置の左側で下方に回転する。 もう一方のロッカー・バイアス手段の中心線近傍にある導電部材の上面に力を印加し、この導電部材を装置の右側で下方に回転させることでプラス接点とY接点相互間の接触を確立することができる。 最後に、二つの前記バイアス手段の各中心線相互間の前記支点バイアス手段の上面に力を印加することでプラス接点とX、Y両接点相互間の接触を確立することができる。
    この場合、両バイアス手段と支点バイアス手段は圧縮され、導電部材はプラス接点がX、Y両接点に接触するまで下降する。 X、Y接点にそれぞれ接続した電気リード線430、432はテート・マシーンにも接続され、プラス接点の電位がいかなる値であっても、その印加はステート・マシーンに向けられる。

    【0031】前記バイアス手段は図4の上部に記載するコイル・スプリングにすることができ、あるいは同図の下部に示す板バネ447、449であってもよい。 同様に、支点バイアス手段はコイル・スプリング又は板バネにすることができる。 支点の支持部はピン465を支持する穴又は切り欠きにすることができる。

    【0032】柔軟カバー480にはロッカーと基部上に装着するようにした受け口部481がある。 この受け口部にピン465の端部を捕捉させることができるため、
    カバーは所定の位置に保持される。

    【0033】前文に述べたように、X、Yリード線は第一、第二、第三ANDゲート10、20、30から成る電子インタフェースに接続される。 図1のために記載したステート・マシーン入力を供給するこれらANDゲートの動作についての説明は本明細書に組み込まれている。

    【0034】図5と図6には携帯型プレーヤ装置と遠隔制御装置の内部にそれぞれ収容された本発明の上述実施例のいずれか一つが記載されている。 例えば、既に述べた電源機能、音量機能、サーチ機能を総て果たす二つのボタン300が図5に記載されている。

    【0035】図7はステート・マシーンへの各ボタン入力部と、プレーヤの各機能を制御するディジタル信号プロセッサへの前記マシーンの各出力部を示す構成図である。 特に説明をした各実施例の変更と修正は本発明の範囲から逸脱することなく行うことができる。 特に、各接点に対する個々のスプリングの相対位置は図2と図3に於いて逆にすることができ、板バネとコイル・スプリングを同一の実施例に用いることができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の一実施例に関する側断面および断面図である。

    【図2】本発明の他の実施例の側断面図である。

    【図3】本発明の更に他の実施例の側断面図である。

    【図4】本発明の更に他の実施例の側断面図である。

    【図5】本明細書に記載する本発明の一実施例を備えた携帯型プレーヤである。

    【図6】本発明の一実施例を含む遠隔制御装置である。

    【図7】ボタン・インタフェースとディジタル信号プロセッサに対するステート・マシーンの関係を示す構成図である。

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