Low-voltage current switching device and manufacture thereof

申请号 JP5812891 申请日 1991-02-28 公开(公告)号 JPH05225861A 公开(公告)日 1993-09-03
申请人 Eaton Corp; イートン コーポレーション; 发明人 JIYOZEFU CHIYAARUSU TSUYURUHIY; EDOWAADO JIYOOJI RUISU; MAIKERU JII TARANOUSUKII; KONSUTANTO REENAA UIRIAMUSU;
摘要 PURPOSE: To recognize a switch position by sense of touch by providing a return stopping structure to give an operator a tactile feedback. CONSTITUTION: When an actuator 16 moves to a second position, a tip of a finger 16c moves along on a top surface of a spring 40 to bend a middle part of the spring 40 as a bow shape orienting downward. The spring 40 engages with a top surface of a protrusion 34a, presses the protrusion 34a to conductive parts 28d, 28e to make an electric current conductive (switch) bridge between them. The spring 40 applies a return bias to the actuator 16 so as to prevent it from shifting from the center. After the finger 16c is engaged with the spring 40, the rubber protrusion 34a prevents the motion of the actuator 16. A force of spring 40 continues to increase until a button 22 reaches to its stroke half time. When a process of the actuator 16 reaches to the point wherein making switch is promoted, a resisting force is decreased.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】間隔をあけて設置された固定伝導部分(28
    d,28e )、前記固定伝導部分の上に間隔をおいて配置された伝導材(34)、初期位置から第二の位置に移動し前記伝導材の力を弱める作用を引き起こし前記伝導部分との電流伝導関係を橋絡させるオペレータ(16,22) 、前記伝導材から区別される平坦なフラットビームリーフ・スプリング(40)、前記リーフ・スプリングを両端の固定により弓形に弾性支持支持する装置(38c) および前記オペレータに取り付けられ前記リーフ・スプリング(40)の中間部分の上に支持され前記オペレータが前記の初期位置から第二の位置への移動にしたがって凸状態から凹状態に変わって前記中間部分からはずれることにより前記リーフ・スプリングが前記オペレータに対して加える力を増大させ前記オペレータの動きが所定の地点(B)に達したときには前記の力を減衰させて前記オペレータに対して触覚的フィードバックを与える装置(16c,16d) を備えた戻り止め装置を内蔵したことを特徴とする低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項2】 リーフ・スプリング(40)が弓形に湾曲したときにその弾性限界を超えないことを特徴とする請求項1に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項3】 リーフ・スプリング(40)の両端を固定するための装置(38c) が前記リーフ・スプリングに対し抵抗応力を加えないことを特徴とする請求項1に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項4】 リーフ・スプリング(40)がオペレータ(1
    6,22) に対して凸状態にあっても凹状態にあっても前記オペレータを初期位置に戻すためのバイアスを提供することを特徴とする請求項1に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項5】 リーフ・スプリング(40)の両端が互いに交錯する角度を有しその間の鈍角を規定することを特徴とする請求項3に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項6】特定の幅および厚さを有し触覚フィードバックを与える前記リーフ・スプリング(40)の力を変化させるための別の他のフラットビームリーフ・スプリング
    (40)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項7】 オペレータ(16,22) が軸運動を行い前記オペレータ上に取り付けられてリーフ・スプリング(40)
    の中間部分の上に置かれている装置(16c,16d)が前記オペレータの運動に並行した円弧運動によって、スプリングに沿って初期位置から第二の位置へ移行し前記スプリングが凹状態になるときに前記装置がスプリングから外れることを特徴とする請求項1に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項8】 弾力素材(34a,34b) が伝導材に設けられ伝導部分(28d,28e )との電流伝導関係におけるオペレータ(16,22) による圧力を受けることを特徴とする請求項1に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項9】 弾力素材(34a,34b) がスプリング(40)によって与えられる力との合力によってオペレータ(16,2
    2) を初期位置に戻すバイアスを与えることを特徴とする請求項8に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項10】 オペレータの受ける力が、前記オペレータの位置に応じてスプリング(40)の素材、長さ、幅、厚さから構成されるパラメータ、前記スプリングの固定された両端の間の距離、スプリング両端の構成する角度の固定、弓形の状態におけるスプリングの高さ、スプリング(40,40',40")の数およびオペレータ(16c,16d) の移動経路等を選択的に変更することにより変位を示す一定の分布曲線(64,66,68)を提供することを特徴とする請求項9に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項11】 パラメータが弾力素材(34a,34b) の寸法、位置、ヤング率および固定伝導部分(28d,28e )との間に電流伝導関係を成立させるのに必要な圧力を含むことを特徴とする請求項10に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項12】 硬い絶縁ベース(26)の第1層、間隔をあけて配置されスイッチの接触子を規定する伝導部分(28
    e,28d) を備えたプリント回路(28,30) を含む第2層、
    スイッチの接触子に沿って配列された開口部(32a) を備えたプリント回路を覆う絶縁材(32)からなる第3層、スイッチの接触子の上に間隔をあけて置かれた伝導ゴム(3
    4a) のブロックから構成される第4層、スイッチの接触子に沿って配列された窓(36a) を備えた硬質の絶縁戻り止め支持板(36)から構成される第5層および前記ベース
    (26)に取り付けられ前記第1層ないし第5層を包みサンドウィッチ状態に固定するためのカバー(4) を備えた多層アセンブリと、 フラットビームリーフ・スプリング(40)を備え前記戻り止め支持板上に取り付けられ前記リーフ・スプリングを前記窓から露出させるとともに前記ブロックから前記カバーに向かって弓状にたわませて前記窓の両側にそれぞれ固定するための装置(38)と、 前記カバー外部に伸びたオペレータ部分(22)および初期位置から第二の位置に移動することによって前記電導ゴムブロックを圧迫して前記スイッチ接触子との電流伝導可能な橋絡関係を成立させるアクチュエータを備え前記カバーにその軸が取り付けられたスイッチアクチュエータ装置(16)と、 前記アクチュエータ装置に取り付けられ前記リーフ・スプリングの中間部分の上に置かれ前記中間部分が前記アクチュエータ装置の動きによって凸形から凹形に変化するときに前記リーフ・スプリングの前記中間部分から外れ前記リーフ・スプリングが前記アクチュエータ装置に対して加える抵抗力は当初は次第に増大し前記の動きが所定の地点に達すると前記の力は減衰して前記オペレータに触覚的なフィードバックを与えるための装置(16c)
    とを有することを特徴とする低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項13】 戻り止め支持板(36)上に取り付けられた装置(38)が互いに交わる角度を有しその間に鈍角を形成するところの1対のスロット(38c) を備えた前記リーフ・スプリング(40)の向かい合う両端を固定することを特徴とする請求項12に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項14】 リーフ・スプリング(40)の向かい合う両端を固定した戻り止め支持板(36)上の前記装置が、両端に段差のある中間部分を備えた絶縁ブロック(38)、前記両端部分のそれぞれ向かい合う表面に形成されブロックの反対側に向かって口を開いており互いに交わる角度を有する1対のスロット(38c) およびその間に鈍角を形成し前記ブロックには前記中間部分を通過するために穿設された穴(38b) を含み、前記リーフ・スプリングの両端は前記スロットに受け止められ、前記ブロックは窓(36
    a) の上にある戻り止め支持板に配置され、電導ゴムブロック(34a) は前記の穴から前記中間部分に向かって延びていることを特徴とする請求項13に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項15】 前記戻り止め支持板(36)が層構造を有する前記絶縁ブロック(38)を含み、それによって戻り止め支持板上に前記絶縁ブロックを配置するための層構造を有する前記絶縁ブロック(38)を含むことを特徴とする請求項14に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項16】 層構造には、窓の両端に隣接し絶縁ブロックが窓とともに受け止められる凹状部分が含まれること特徴とする請求項15に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項17】 2つの棒状部分を備え、前記切り換え装置には前記支持板(36a) の窓(36a) とは異るから2番目の窓(36b) 、2番目のスイッチ接触子(28d,28e) 、絶縁体(32)内の2番目の開口部(32b) および前記2番目の窓に沿ってすべて整列した電導ゴムによる2番目のブロック(34b) 、前記2番目の絶縁ブロック上の2番目の窓の上に弓なりの状態に支えられて2番目の戻り止め装置を提供するとともにアクチュエータ装置に対して加える抵抗力を当初は次第に増大し前記の動きが所定の地点に達したときに前記抵抗力を減衰して前記オペレータに触覚的なフィードバックを与える2番目のリーフ・スプリング(40)および前記2番目のリーフ・スプリングの中間部分の上に置かれアクチュエータが初期位置から前記2番目の位置と反対の方向にある3番目の位置に移動するとともに前記2番目のリーフ・スプリングが凸状態から凹状態になると同時に前記装置がスプリングから外れる前記アクチュエータ装置の2番目の装置(16d) を含むことを特徴とする請求項15に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項18】 独自の接触子(28d,28e) 、絶縁体内の開口部(32a,32b) 、電導ゴムのブロック(34a,34b) 、フラットビームリーフ・スプリング(40)がそれぞれ備えられた複数の絶縁ブロック(38)をそれぞれ有する戻り止め装置、アクチュエータ装置(16)をそれぞれ含むスイッチからなる多重スイッチと、両端に隣接した段差(36d) が作られ装置に対応した1個の窓(36a) もしくは相補的な1
    対の窓(36a,36b) を備えた前記戻り止め支持板(36)とを設け、前記の絶縁ブロックがそれぞれの段差及び窓に受け止められることを特徴とする請求項17に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項19】 カバー(4) 内側表面に隣接して配置されインディシア・ベアリング・ウィンドウ(4e,4f) に対応する形に配列された部分(42b,42c) および穴(42d) を有し前記カバー接して配置され光源からの光を受け取る照明パイプ(42)を備えたことを特徴とする請求項12に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項20】 カバーにつけられ戻り止め支持板(36)に向かって開いている軸受けジャーナル(20)で受け止められた軸を以て前記スイッチに対して取り付けられたアクチュエータ装置(16)を備え、前記支持板には直立し末端が前記ジャーナルの一つの開いた側を塞ぐための支えポスト(36e) が前記ジャーナルに合わせて配置されており、前記照明パイプ(42)には前記ジャーナルの反対側の端の上に延びて前記ジャーナルの反対側の開口部を塞ぐ装置(42a) が備わっていることを特徴とする請求項19に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項21】 カバーに取り付けられたジャーナルで受け止められた軸(18)を以て取り付けられているスイッチアクチュエータ装置(16)を備え、前記ジャーナルは直立した支えポスト(36e) を有しジャーナルに対応する形で配置された戻り止め支持板(36)に向かって開いており、
    前記ポストの末端は前記ジャーナルの一つの開いた側を塞いでいることを特徴とする請求項12に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項22】 アクチュエータの動きが所定の地点(B)に達するまえ、または達するときにスイッチ接触子間の電流伝導を端絡するのに必要な適当な程度の力で圧迫されるゴムのブロック(34a) を設けたことを特徴とする請求項12に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項23】 絶縁ベース(26)、前記ベースによって支持され間隔をおいて配置された伝導部分(28d,28e) を有しスイッチ接触子に接触するプリント回路(28,30)、前記スイッチ接触子に応じて配置された開口部(32a) を有する前記プリント回路を覆う絶縁材(23)、前記絶縁材の上に配置され間隔をおいて配置されたスイッチ接触子上の絶縁材の上に伝導ゴムブロック(34a) を取り付ける薄材、前記薄材の上に配置され前記スイッチ接触子にあわせて開けられた前記伝導ゴムブロックを通して延設させるための戻り止め支持板(36)、フラットビームリーフ・
    スプリング(40)と戻り止め支持板上に取り付けられ前記リーフ・スプリングを窓から露出させて前記窓の両側に前記ブロックからカバーに向かって弓状にたわむようにそれぞれ固定する装置(38)とを備えた戻り止め装置、前記ベースに取り付けられ前記ベースとともに絶縁ハウジングを形成するためのカバー(4) 、前記カバーにその軸が取り付けられ前記カバー外部に伸びたオペレータ部分
    (22)を有し前記アクチュエータが初期位置から2番目の位置に移動することによって前記電導ゴムブロックを圧迫し前記スイッチ接触子との電流伝導可能な橋絡関係を成立させるスイッチアクチュエータ装置(16)および前記アクチュエータ装置に取り付けられ前記リーフ・スプリングの中間部分の上に置かれ前記中間部分が前記アクチュエータ装置の動きによって凸形から凹形に変化するときにリーフ・スプリングの中間部分から外れる装置(16)
    を含み、前記リーフ・スプリングがアクチュエータ装置に対して加える抵抗力は当初は次第に増大し、前記の動きが所定の地点に達するとその後は力は減衰して、前記オペレータに触覚的なフィードバックを与える を設けたことを特徴とする低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項24】 両端がそれぞれのスロットで受け止められたリーフ・スプリングの両端を固定して取り付ける装置が備わっており、その装置には中心に向けて厚さが小さくなる絶縁素材のブロック(38)、1対の切り立った両端部、前記中心部分を通る穴(38b) 、前記の切り立った両端部分の向かい合ったそれぞれの面に作られ前記ブロックを横断しかつ鈍角と形成する交差角の方向に向いている1対のスロットが含まれ、支持板(36)と前記絶縁ブロック(38)にはそれぞれに連動し前記戻り止め装置をスイッチ接触子に関連した位置に保つための位置決定装置
    (36d,38)が備えられていることを特徴とする請求項23に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項25】 2つの棒状部分を備え、切り換え装置には前記支持板(36a) の窓(36a) とは異るから2番目の窓
    (36b) 、2番目のスイッチ接触子(28d,28e) 、前記絶縁体(32)内の2番目の開口部(32b) および前記2番目の窓に沿ってすべて整列した電導ゴムによる2番目のブロック(34b) および前記2番目の窓に沿ってすべて整列した電導ゴムによる2番目のブロック(34b) および2番目の絶縁ブロック(38)内に2番目のリーフ・スプリング(40)
    の連動し2番目の窓(36)を通って支持板に取り付けられたた位置決定装置(36d)によって弓なりの状態に支えられ2番目のリーフ・スプリングの中間部分の上に置かれアクチュエータ装置が初期位置から前記の2番目の位置と反対の方向にある3番目の位置に移動するとともに2
    番目のリーフ・スプリングが凸状態から凹状態になると同時に前記装置がスプリングから外れる2番目の戻り止め装置(16d) を含み、前記の2番目のリーフ・スプリングはがアクチュエータ装置に対して加える抵抗力は当初は次第に増大し、前記の動きが所定の地点に達するとその後は力は減衰して、前記オペレータに触覚的なフィードバックを与えることを特徴とする請求項24に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項26】 直立した支持ポスト(36e) を有する戻り止め支持板(36)の方に向かって口を開いたジャーナル(2
    0)と、それぞれ逆方向を向いたトラニオン(18)を有しハウジング内に複数設けられたうちの2個は横並びに互いに接するように配置され同軸の動きを行いカバーの中のそれぞれに対応する前記ジャーナルを受け止めるアクチュエータ(16)とを備え、前記支持ポスト(36e) は末端により前記ジャーナルの一つの開いた側を塞ぐとともにそれぞれ外部の一つのジャーナルに対応する位置に配置され、照明パイプ(42)には前記ジャーナルの反対側の端の上に延びて前記ジャーナルの反対側の開口部を塞ぐ装置
    (42a) が備わっていることを特徴とする請求項25に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項27】 カバー(4) 内側表面に隣接して配置され前記カバーにあるインディシア・ベアリング・ウィンドウ(4e,4f) に対応する形に配列され光源からの光を受け取るための部分(42b,42c) および穴(42d) を有する照明パイプ(42)を備え、前記ウィンドウと横に延びるアームとの間に配置されているインディシア・ベアリング・プレート(46,48) が配置されていることを特徴とする請求項26に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項28】 弾力のある裏打ち材(30)を備えたプリント回路(28,30) を有し前記回路(28)が直接その上にプリントされていることを特徴とする請求項23に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項29】 ベース底面の下まで延設されたベースを包むためのカバー(4)と、カバー内部に設けられたマイクロプロセッサ・モジュール基板(52)と、プリント回路およびマイクロプロセッサ基板を接続する装置(28a,28
    b,60)とを備えていることを特徴とする請求項28に記載の低圧電流切り換え装置。
  • 【請求項30】 間隔をおいて配置した1対の微弱電流接触子(28d,28e )を用意し、弾性を持った圧力部品(34
    a) の表面に接触面を作り、前記弾性圧力部品を前記1
    対の接触子の上に配置し、間隔をおいて取り付けられた1対の接触子から所定の間隔をおいて前記の接触面を配置し、軸で支えられた部分(16c) が前記の接触子の末端表面において前記圧力部品とかみ合うように移動させ、
    前記の接触面を間隔をおいて取り付けられた接触子に接するよう動かし、前記接触面に力が伝わり、前記の接触面と接触子との間に電流の伝導を発生させ、前記の軸で支えられた部分の移動に反対の方向に、変位に対する曲線(64,66,68)特性を有する力を加える。 この曲線は最初の領域においては変位が増大するとともに力も増大するようになっており、2番目の領域に隣接する場所では変位の増大に対して加えられる力が増大しなくなるため、
    第一の領域から触覚的に識別し、前記の接触面と間隔をおいて取り付けられた接触子が2番目の領域において電流を伝導するように配置することを特徴とする方法。
  • 【請求項31】 所定の長さ、幅、厚さ、素材のパラメータを有するビーム・スプリング(40)を用意し、前記ビーム・スプリングの両端を所定の角度、所定の距離でしっかりと固定して弓なりの状態にし(38c) 、前記の軸で支えられた部分(16c) を前記ビーム・スプリングの弓なりになっている部分に接触するよう移動させ、その移動が大きくなるにつれて前記の弓なりの部分が凸形から凹形に変化した際に、軸運動部分が外れるようにすることを特徴とする請求項30に記載の方法。
  • 【請求項32】 軸運動部分の移動に対抗する力がの弾性圧力部品(34a) 及びビームスプリング(40)により与えられる合力を含んでいることを特徴とする請求項31に記載の方法。
  • 【請求項33】 軸運動部分(16c) の移動に対抗する力について、スプリング(40)に関する前記のパラメータを1
    個以上変えることにより予測可能なやり方で、力−変位曲線を変化させることを特徴とする請求項32に記載の方法。
  • 【請求項34】 軸運動部分(16c) の移動に対抗する力を、ビーム・スプリング(40)が固定される角度((θ1
    、θ2 )ならびに予め設定される距離(d)を変化させることにより、異なる力−変位曲線(64,66,68)に変化させることを特徴とする請求項33に記載の方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は低圧電流すなわちマイクロプロセッサ・レベルの信号のための切り換え装置に関するもので、より詳しくいえば、オペレータに触覚フィードバックを与える戻り止め構造を備えた上記切り換え装置で、いっそう詳しく説明すれば、製造段階において動電流切り換え装置のフィードバックに同調させて触覚フィードバックが容易に変えられるような戻り止め装置の改良に関わるものである。

    【0002】

    【従来の技術・発明が解決しようとする課題】コンピュータの利用が増加したことで、消費者向けの数多くのアプリケーションにおいて、複合システムが多用されるようになり、その結果として、マイクロプロセッサ・レベルの信号とのインタフェースが可能なスイッチの需要が存在するようになった。 このようなアプリケーションの好例として乗用車がある。 ただし本発明は乗用車用のアプリケーションに限定されるものではない。 ウィンドウ、シート、ミラーの調整等、乗用車における利便機能は、通常ドアのアームレスト(肘かけ)の中に収められた一個のパッケージにまとめられた多重スイッチにより制御されている。 これらのスイッチは、電力を直接モーターやソレノイドのようなアクチュエータに中継するよう設計されており、大型で重量のあるケーブルを用いてこれを一方の乗客用ドアの蝶番部分に通し、シャシー全体を経由してもう一方のドアに到達させなければならない。

    【0003】最新式の乗用車は、エンジンや関連部品の作動可能な機能数種類を監視・制御するための車載コンピュータを備えている。 このコンピュータは既に自動車に搭載されているため、利便機能の前記コンピュータによる多重制御システムが組み込まれているのが理想的である。 しかしながら、特にドアのアームレストのような特定の箇所においては、触覚的な重量感すなわち現在使用されている最新式の電力切り換え装置の大きさ、形、
    戻り止め特性等がそのまま維持されるのが望ましい。 さらに、この切り換え装置は、操作中に与えられる触覚的なフィードバックを自動車メーカーのさまざまな仕様に適合できるよう、製造段階において前記フィードバックを容易に、かつ予測可能なやり方で、変更できるような設計を備えているのが理想的である。 考慮すべきもう一つの機構はスイッチ・パッケージ内部のバックライティング(背面照光)で、車の他の部分のスタイリングと共通した外観を与えるようなものでなければならない。 これらの機構はパッケージに組み込まれ、このパッケージのためにタイヤのフットプリント(すなわち平方インチで示した表面積)が増大してはならず、また、多くの場合には現在あるスイッチの深さおよび(もしくは)体積があまり大きくならないようにしなければならない。 かつ、前記パッケージは、市場競争が可能な程度のコストで、現在の動力スイッチと一体に組み立てることができるものでなければならない。 これら既存の動力スイッチは、長年にわたり低コストで大量生産するために洗練を加えられてきたものである。

    【0004】

    【課題を解決するたの手段・作用】本発明は、力の減衰をオペレータが触覚的に識別することを可能にする戻り止めを備えた低圧電流切り換え装置を提供するものである。 この戻り止めは、製造段階において容易に、かつ予測可能なやり方で変更することができ、作動時のアクチュエータの変位に対して大きくも小さくも設定することが可能なものである。 本発明による切り換え装置は、1
    個のスイッチ、または層をなした形で部品を積み重ねることにより組み立てられ、同一のハウジング内に配置された複数のスイッチを含むものである。 前記スイッチの接触部にはプリント回路もしくはそれに類する伝導部品が間隔をおいて配置され、伝導部品は電気伝導性のある圧縮弾性素材のブロックにより橋絡され、スイッチの作動にしたがって電流伝導経路を構成する。 戻り止め構造は、張ったスロットを向い合わせに配置したモジュラーブロックを備えている。 前記のスロットは、1個以上のフラットビームリーフ・スプリングの末端を受けて、
    ブロック中間部にある穴の上にスプリングを弓形に固定するためのものである。 戻り止めとは別の構造をなす戻り止め支持板には、複数のモジュラー戻り止めブロックをそれぞれのスイッチの接触部分に配置し、ユニットのカバーに取り付けられたスイッチの作動機構に対応して位置調整するための位置設定機構が備えられている。 アクチュエータの変位に対して生じる力は、戻り止めブロックとスプリングの組合せを変えることによって変化させることができる。 この際に変化させるパラメータとしては、スプリングの素材、1つのビームの厚さ、幅、長さ、ビームの数、スプリング末端のクランプ角、スプリングが形成する初期アーチの高さなどがある。 スイッチ組立作業の間に、戻り止めブロックの組立を変えることにより、触覚的なフィードバックを大きくも小さくも設定できる。 触覚的フィードバックを変化させるのに用いられるもう一つのパラメータは、スプリング上部に支えられているアクチュエータ部分のトラベルパスである。
    カバー内側と戻り止め支持板との間には、軽量パイプ材によりさらに別の層が形成されている。 この軽量パイプは、必要な場合にはスイッチのアクチュエータを支える支持材としての機能を果たすこともある。 以上の機構および本発明の提供するその他の特徴と長所は、以下の説明ならびに図面を添えて添付された特許請求範囲を参照することにより、いっそう明らかになるものと思われる。

    【0005】

    【実施例】実施例においては、本発明による低圧電流切り換え装置は、乗用車のドアのアームレスト等に用いられる便利なパッケージスイッチの実施態様として説明されている。 ただし前記切り換え装置は乗用車以外の電流切換アプリケーションにおいても使用されうるものと理解するべきである。 図1ないし図3および図5を参照すると、パッケージスイッチ2にはモールド成型による絶縁カバー4が備わっており、5つのスイッチ6〜14のためのアクチュエータ/オペレータのアセンブリがピボット(軸)によってカバーに取り付けられている。 スイッチ6は2ポジションのロックアウトスイッチで、スイッチパッケージ2がウィンドウ調節に用いられる際には、
    別のドアに電流が作動するのを防ぐように作動する。 2
    ポジションスイッチ6のための戻り止め構造は、本発明について説明される戻り止め構造とは異なっている。 そのため、スイッチ6の細部については図示されていない。 スイッチ8〜14はすべて同一のものであるため、スイッチ14の細部のにを図示することにする。

    【0006】図3および図5を参照すると、トラニオン
    18を備えたアクチュエータ16がピボットによって半円筒形の軸受けジャーナル20内に取り付けられており、ジャーナル20は底面に対して開いている。 アクチュエータ16
    には1個のペグ16aがあり、ペグはカバー4の開口部4
    aを通って前方に突出している。 ロッカーボタン22には中空のステム22aがあり、これがペグ16aに押し付けられ、ボタン22をアクチュエータ16に取り付けるようになっている。 図2に示されている通り、ロッカーボタン22
    下部の側面エッジはカバー4の冠状構造4bの上に安置されており、ジャーナル20内のアクチュエータ16の軸動に合わせて振動する。 アクチュエータ16にはトラニオン
    18の軸に面して横に広がる穴16bが開けられており、そこを通ってリーフスプリング24が、図3および図5の波線で示したような形で延びることが可能になっている。
    スプリング24はアクチュエータ16を中心の位置に維持する機能を有している。 後に説明するが、本発明の戻り止め構造はアクチュエータ16を中心位置に寄らせる機能を持っているため、スプリング24は必ずしも必要ない。 アクチュエータ16には1対のフィンガー(指状小片)16
    c,16dが取り付けられており、これらのフィンガーは、図3に示すようにトラニオン18の軸方向およびアクチュエータの反対側の側面とは反対の方向に延びている。 以上に示した通り、カバーおよびアクチュエータ/
    オペレータのアセンブリは、動力を直接ウィンドウのモーターに伝える高圧電流スイッチに用いられている最新式の構造を備えている。

    【0007】本発明による切り換え装置は、特に、マイクロプロセッサレベルの信号を中継するために設計されたものである。 それぞれのスイッチの接触面にはプリント回路による伝導機構が間隔をおいて取り付けられ、電導性のある弾性素材のブロックがそれに押し付けられ、
    それによって橋絡されている。 図4に見られるように、
    スイッチパッケージ2に含まれる5つのスイッチすべてについて、スイッチ構成部分に共通の部品が用いられ、
    それらが本発明によるスイッチのために層状のアセンブリ構成している。 支持層として、モールド成型された絶縁ベースが設置されている。 プリント回路はプレーナースイッチ28の形をとり、そのプレーナースイッチがベース26上部平面に安置されている。 プリント回路はマイラーシート30などの弾力性のあるサブストレート上に形成され、絶縁フィルム32によって被覆されている。 絶縁フィルムは、マイヤーシートとその上のプリント回路に直接塗布しても、独立した被覆フィルムを用いてもよい。
    絶縁体32には複数の開口部32a,32bが対をなして設けられ、それぞれのスイッチ8〜14に対して配列されている。 また、図4で左側の端に見える単独の開口部32c
    は、スイッチ6に対して配置されたものである。 それぞれの開口部32a,32b,32cからは間隔をあけて設置されたプリント回路による伝導部分が露出し、伝導部分にはそれぞれのスイッチに設置された接触子が含まれている。 プレーナースイッチ28からは弾力のある帯状のコンダクタ(導体)28aが延びており、コンダクタの末端には複数のピンコネクタ(ピン端子)が取り付けられている。

    【0008】本発明による切り換え装置の接触部分には、プラナースイッチ28上の伝導スイッチの接触子の上に電導性のある弾性素材のブロックが配置されており、
    弾性素材のブロックが接触子に押し付けられる事によって電流を伝える。 電導性の弾性素材にはポリマー素材もしくはゴム素材が含まれており、それが、本来なら電気絶縁体である素材の中で、高密度のフィラメント型電導素材を形成している。 これらの素材の電気的特性は、通常、体積と表面抵抗により規定される。 前記の特性は電導素材の網目構造と、それにかかる圧力によって変化する。 モールド成型されたゴムもしくはポリマーのシート
    34には、対をなす複数の突起34a,34bが、プレーナースイッチ28のそれぞれの開口部32a,32bにより与えられるスイッチの接触部分に沿って配列され、このシートが電導橋絡接触を形成している。 シート全体34は、電導性のあるゴムもしくはポリマーを素材として、または、
    電気絶縁体であるゴムまたはポリマーの表面の下にある突起34a,34bを前記のような電導性のあるポリマーもしくはゴムで被覆して作られる。 あるいは、突起34a,
    34bにポリマーやゴム以外の電導素材を接着してもよい。 電導ゴムもしくはポリマーで作られたブロックをそれぞれのスイッチの接触部分に配置してもよい。 図4で左側の端に見える単独の突起34cは、プレーナースイッチ上の開口部32cに対して配置されたものである。

    【0009】弾性素材のシート34の上には成型プラスチックでできた戻り止め支持板36が配置される。 支持板36
    には、対をなす複数の四角い窓36a,36bが開けられており、その中に弾性素材のシートにある突起34a,34b
    がそれぞれはまって突出する。 図4で支持板36の左側の端に見える窓36cは、突起34cがそこから突出するように開けられたものである。 四角い窓36a,36bの端には、凹型の段差が向かい合って配置されており、それぞれの窓の四角い輪郭とともに、モジュラー戻り止めブロック38を中に固定する役割を果たしている。 戻り止めブロック38の中で図4に示されているのは1個だけであるが、このブロックは絶縁素材を成型し、窓36a,36bにぴったり合う四角い輪郭を持った形にしたもので、その両端には段差36dにかかるようになっている。 ブロック
    38には四角い窓の段差36dの間に配置され、支えられる中心部分38aがある。 さらに、ブロック中心には上に開いた穴38bが開いており、この穴には弾性シート34の突起34a,34bが収まるようになっている。 戻り止めブロック38の中間部分の上部表面は凹型にへこんで、スロット38cを備えた向かい合う縦の面を作りだしている。 スロット38cは戻り止めブロックの中間部分全体が収束する向かい合った角を形成しており、その間に鈍角を作りだしている。 フラットビームリーフ・スプリング40はスプリング40の向かい合う両端をそれぞれのスロット38c
    に挿入することにより、弓なりに曲げられた状態で戻り止めブロック38に取り付けられる。 スロットの寸法とスプリングの厚さは、スプリングが横からスロットに滑り込む際に入口でスプリングにかかる圧力が最小限で、かつスロット、スプリングの双方が良好な密着状態を保てる程度であることが望ましい。 それぞれの窓36a,36b
    には戻り止めブロック38とリーフ・スプリング40が取り付けられる。 後に説明するが、スロット38cの角度、スロット両端の間の距離、スプリングの長さ、厚さ、幅、
    素材、数は、オペレータ/アクチュエータのパスと同様可変パラメータであって、さまざまな触覚的フィードバックの特質をオペレータに与える戻り止めブロックアセンブリを作ることができる。

    【0010】多層構造をなしたアセンブリはベース26、
    絶縁体32つきプレーナースイッチ28、電導ゴムシート3
    4、戻り止め支持板36からできており、それぞれのアセンブリに戻り止めブロック38とスプリング40が取り付けられ、アセンブリは支持板26上のタブ26aによってカバー4に止めつけられる。 タブはカバー4の四角い穴4c
    に固定されるものである(図2参照)。 ベース26には周縁部にステップ26bが作られ、これがカバー4内のショルダ4d(図3参照)に接合してベース26をカバー4の方に押し付ける。 このような組立を行う場合には、フィンガー16c,16dはそれぞれの戻り止めブロック38のリーフ・スプリング40上に支えられ、リーフ・スプリングはアクチュエータに対して傾斜角を提供し、アクチュエータを中心に位置させ、ジャーナル20の内部のトラニオンを支える。 支持板36にも4つの上向きの支持ポスト36
    eがあって、カバーの壁にあるジャーナル20に対応するよう配列されている。 ポスト36eの高さは段差36dの深あに対応するような寸法に細かく調整し、戻り止めブロック38とスプリング40がアクチュエータ16に対して正確な位置を保つようにする。 さらに、アクチュエータ16のフィンガー16c,16dとスプリング40との噛み合いによって戻り止めブロックのアセンブリは支持板36にあるそれぞれの窓の内部で固定される。

    【0011】図4においては、支持板36の中心部分には
    36eに相当するような、カバー4中心のジャーナル20と対をなす上向きの支持ポストがないことに注意されたい。 この部分は、切り換え装置が適当な背面照明を得られるようわざと空白にされているのである。 後に詳細を示すが、この場合には照明パイプ42または支持ブロック
    44がカバー4の内部と支持板36との間に挟まれる。 照明パイプ42にはそれぞれ上部表面のカバー4に隣接した部分に四角い凹部42aが設けられており、中心にあるジャーナル20のそれぞれの上に凹部があたり、それによってジャーナル開口面がぴったり塞がれるようになっている。

    【0012】本発明によるパッケージ2のような利便スイッチパッケージは、特に乗用車に使用される場合、それぞれのスイッチの位置や機能を示すために照明を施されていることが望ましい。 この場合、照明は背面照明とするのが理想的である。 背面照明は、それぞれの自動車内部にある照明配線の構成にしたがって簡単に調整することができるようでなければならない。 このため、本発明による切り換え装置はカバーに4e,4fのようなウィンドウを配置し、横にバー42b,42cを備えたモールド成型による透明な照明パイプ42(図2および図3参照)をウィンドウ4e,4fに合わせて配列するようになっている。 カバーとクロスしたバー42b,42cとの間にはインディシシア・ベアリング・フィルム46,48を配置して、それぞれのウィンドウ4e,4fが見られるようにする。 照明パイプ42の本体はスイッチ8および10の間に縦に置かれ、パイプにある穴42dはランプまたはL
    ED50からの光を受けて、ライトパイプに光を提供する。 ランプ50はマイクロプロセッサ基板52(これについては後に説明する)に取り付けられており、ベース26に開いた穴26c、プレーナースイッチの穴28c、電導ゴムシート34の穴34a、戻り止め支持板36の穴36eを通って上方に延びている。 これらの穴はすべて照明パイプ42の穴42dに沿って配列されている。 照明パイプの両端には、V字形をしたノッチ42e,42fがあり、照明パイプ本体内部の光線を横に延びたバー42b,42cに沿って外部に反射する。 横バーの下部表面にはセレーション(鋸歯状の刻み)があって、それぞれの横バーの内部で屈折した光を均等に散らすようになっている。

    【0013】スイッチ12,14の右側の場所を照明したい場合、照明パイプ42の長さがカバー4全体に届くようにする。 ただし図示された実施例では、スイッチ12,14の右側の照明は要求されておらず、そのため支持ブロック
    44はカバー4の内部表面と支持板6との間に固定され、
    ジャーナル20の開いた基底部を密閉し、スイッチ12,14
    と結び付いたトラニオン18とアクチュエータ16の底面を支える面を提供するようになっている。

    【0014】図2に見るように、カバー4の側面と一つの底面はベース26を超えて下向きに延び、マイクロプロセッサ基板52の取り付け、保護のためのスカート部分を作りだしている。 図2および図2を見ると、マイクロプロセッサ基板には複数の構成部品が上下双方の表面に固定されている。 下部の表面にはマイクロプロセッサ54、
    センサー、リレードライバ、電源の保護とフィルタリング、マルチピン端子60,62などの機能を果たす各種チップが取り付けられ、上部表面には各種レジスタ、コンプレッサが設置されている。 ランプ50は導線によってマイクロプロセッサ基板の回路に接続され、そこから上方に延びて、前述したような整列した穴を通って照明パイプ
    42にいたる。 基板52側面にはいくつかのタブ52aがあって、これらはカバー4の壁面に開けられた対応する穴4
    gの中まで延びて、マイクロプロセッサ基板52を固定している。 プレーナースイッチ28とマイクロプロセッサ基板52との接続は、帯状のコンダクタ28aを通じてなされる。 このコンダクタはカバー4の側壁、ベース26、マイクロプロセッサ基板52の間をスイッチ・アセンブリの底面外側まで延び、そこから上に向かってマイクロプロセッサ基板52のマルチピン端子62に接続されている。 プレーナースイッチ28のプリント回路を直接ベース26の上部表面に、マイクロプロセッサ基板52の回路および構成部品を直接ベース26の下部表面に接続させ、ホール(穴)
    を経由して、あるいはプレートを用いて(どちらでも経済的に見合う方法を用いて)、スイッチのプリント回路をマイクロプロセッサのプリント回路にじかに接続してもよい。

    【0015】つぎに図5ないし図8を参照されたい。 図5では、突起34aをなした電導ゴムブロックがゴムシート34の下部表面から、スイッチの接触子を形成する伝導部品28d,28eに対応する形で上向きに突出し、伝導部品のためのスペースを提供している。 戻り止めブロック
    38は戻り止め支持板36の窓36aの中におさまっている。
    スロット38cはリーフスプリング40の両端を所定の角度に固定し、ブロック38中間のへこんだ部分にスプリングが広がるようになっている。 スプリングは下に向かって開いた弓形をなし、電導ゴムブロック34aからは所定の間隔をおいている。 アクチュエータ16のフィンガー16c
    はスプリング40の上部表面、事実上、弓形の張り出している部分の上、真の頂点よりもややはずれた箇所に支えられている。 同様にフィンガー16dは、図5に示すとおり、戻り止め支持板にある窓36bの中に収まっている戻り止めブロック38のスプリング40の上部表面に支えられている。

    【0016】アクチュエータ16が図5に示したような中心の位置から、図6および図7に示すような、そこから時計回りにずれた第二の位置に動くと、フィンガー16c
    の先はアーチを描いて下方に移行し、スプリング40の上部表面に沿って左に動き、上に盛り上がった弓形をなすスプリングの中間部分をたわませ、凸状態であったスプリングの中間部分は逆に下向きの弓形を描くようになる。 これらの状態は作動の順序にしたがって図6、図7、図8に示されている。 スプリング40は突起34aの上部表面に噛み合い(図7参照)、その後突起はプレーナースイッチ28の伝導部分28d,28eに対して押し付けられ、両者の間に電流伝導(スイッチ)の橋絡を形成する。 以前に示した通り、スプリング40はアクチュエータ
    16に戻りバイアスを加え、アクチュエータ16の中心位置(図5参照)から時計回りにずれた位置(図8)への動きに抵抗する。 フィンガー16cがスプリング40にかみ合った後は、ゴムの突起34aもアクチュエータ16の運動を妨げようとする。 アクチュエータの動きに抵抗しようとするスプリング40の力は、オペレータボタン22が行程の最初の半分に差し掛かる頃まで増加し続け、アクチュエータの進行が伝導部品28d,28eの間の電流伝導(スイッチ)の成立を推進するポイントに達すると、実質的にはそれとほぼ同時に、抵抗力は減少し始める。 スプリング40とゴムの突起34aがアクチュエータ16を通してオペレータ22に及ぼす抵抗力は、図11の、変位に対する力を示した線グラフ64に示されている。 ここにみられる通り、抵抗力の増大から減衰への転換点Bは、オペレータ/アクチュエータの移動距離がおよそ1.5 ミリメートルに達したあたりである。 伝導部品28d,28eの間に電流伝導が成立する時点(スイッチングポイント)はアクチュエータ/オペレータの移動距離が 1.7-1.9ミリメートルの範囲(S領域)に達した時点である。 オペレータがウィンドウから作動を感知することができるよう、力の転換点Bはスイッチングポイントよりもやや早めか同時であるのが望ましい。

    【0017】スイッチの素材およびアクチュエータに接触する絶縁材として弾性素材を使用することにより、切り換え装置に緩衝性を与え、作動音を抑えることが可能になる。 スプリング40が凸型から凹型に変化し、あるいはアクチュエータのフィンガー16cがスプリング表面に沿って滑る際にも、このメカニズムではに聞こえるほどのクリック音(カチッという音)は発生しない。 突起
    34aの弾力性のため、スプリング40が上部表面に摂氏、
    突起が接触子28d,28eとかみ合う際にもほとんど、あるいはまったく音が発生しないのである。 アクチュエータ16の移動は、ロッカーボタン22の右端がカバー4に接する地点までに限られる。 このとき、ボタンにかかる外力はグラフの曲線Tに示されている通り急速に増大する。 この部分の曲線の勾配は、ゴムの硬度を減少させることによりもっと緩やかなものにすることができる。 例えば、ゴムの突起34aが充分に硬ければ、ロッカーボタン22がカバー4に当たる前にアクチュエータの動きを止めることができ、ロッカーボタンとカバーの衝突から生じる音を防ぐことができる。

    【0018】本発明の主要な長所は、アクチュエータの変位に対する理想的な力の変化曲線を得るために戻り止めブロック38および(もしくは)スプリング40の設計を容易に変更することが可能で、したがって、仕様の変更に充分に対応できることである。 「マークス・エンジニアリング・ハンドブック」の機械工学関連の章や、以下に述べるベルヌーリ−オイラーの法則に見られる標準的なビーム分析を用いて、ビームの薄さの近似値すなわちビームがその運動全体を通じて安定であるような長さを推定すると、幾何学的なパラメータの変化とそれが変位に対する力に及ぼす理想的な効果との間に、単純な設計上の関連性を導くことができる。 図12を見ると、ビームの設計には以下のパラメータが使用されている。

    【0019】 素材 (ヤング率) l=長さ (2つのサポート間のビームに沿った長さ) d=距離 (サポート間の距離) w=幅 (紙の寸法) t=厚さ (個々のビームの厚さ) h=高さ (当初のアーチの高さ) θ1,θ2=クランプ角 (ビーム両端) n=ビームの数 p=アクチュエータの移動距離(アーチ運動、ノーマル、往復運動) さらに、戻り止め構造全体の設計の際には、ゴムのブロック(34aの突起)に関するいくつかのパラメータを考慮しなければならない。 ゴムのブロックは伝導部分38
    d,38eに押し付けられ、スイッチングを実行するものである。 そのゴムに関する伸び弾性率、ポワソン率、伝導部分38d,38eの間に電流の伝導を成立させるために必要な圧力、ブロックの寸法、スプリング40に対するブロックの位置、ブロックを伝導部分38d,38eの上に支えるための束縛などをパラメータとして考慮する必要がある。

    【0020】図11および13を見ると、設計は、自動制御汎用有限要素分析プログラムANSYS(スワンソンアナリシス社の商標)のようなソフトウェアプログラムによる弾性分析によって決定されている。 このプログラムのコンフィギュレーションは非常に単純であるため、特に本書で扱われているような作業を専門に行うようなソフトウェアを開発することも可能であるが、そうしたプログラムの開発については本書においては言及しない。
    設計は、まず、仕様、スイッチングポイントS、顧客により与えられる許容誤差を考慮して、目的とする力対変位の曲線F/Dを定義することから始まる。 つぎにゴム(突起34a)とビーム(スプリング40)の素材を選択する。 ゴムを測定にかけて、ヤング率(ヤングの伸び弾性率)とスイッチングの実行に必要な力を決定する。 ゴムに関するパラメータとして前に言及されている寸法、位置などのパラメータを弾性分析プログラムに入力する。
    移動経路中最も速い接触(スイッチング)可能なポイントによって、ゴムのブロックの上部表面の位置を定める。 ゴムのブロックの寸法は、ヤング率、接触(スイッチング)を実行するのに必要な力、移動経路中最も後の接触可能ポイント、F/D曲線全体に伴うゴムの復元力などを考えて選択される。 ビームのパラメータもいくつか与えられている。 未知の、あるいは確定できなかったパラメータについては、単純なビームスプリング理論から考案されたスケーリング式を用いて、当該技術分野に熟練した者が選んだ妥当なパラメータが選ばれる。 プログラムが算出したアウトプットをF/D曲線と比較して、許容誤差に適合しているかどうかを調べる。 許容誤差の範囲を外れている場合には、パラメータの選択を変えるために再設計モードにしてプログラムを初めからやり直す。 分析プログラムが算出した別のアウトプットを用いてビームの最大応力を、選択された素材から判明した作業応力と比較し、最大応力が作業応力よりも小さいことを確かめる。 そうでない場合には、再設計モードにして初めからやり直す。

    【0021】以上2つのアウトプットの比較において双方とも肯定的な結果が出た場合には、スイッチと戻り止め構造の物理モデルを作成する。 物理モデルについて試験を行ってF/D曲線と比較し、結果が曲線の許容誤差に合致していなかった場合には、再設計が必要となる。
    試験結果がF/D曲線の許容誤差に合致している場合には、スイッチングポイントSが許容誤差内にあるかどうかを調べる。 ここでSが許容誤差から外れていれば、ゴムのブロックの寸法および(もしくは)位置について再度分析をやり直し、改めて選択されたパラメータをプログラムにもう一度入力する。 以上の2つの比較で双方とも肯定的な結果が出たら、スイッチと戻り止め構造について繰り返し耐久試験を行い、最終的な設計を決定する。

    【0022】基本設計が決定したら、1つないし数個のパラメータの変化によって、異なるF/D曲線に適合した新しい設計を容易に完成することができる。 前述したように、ベルヌーイ−オイラーの法則は以下のようなものである。

    【0023】ビームに沿ったすべての点において E=ヤング率 I=ビーム中心軸に関する慣性モーメント と定義し、y″=d2y/dx2 のとき 曲率=y″/ [1+(y′)2 ]3/2 であるとすれば、 E・I・曲率=Σモーメント 以上のことから、何らかの形でクランプ角のついたあらゆるビームに対して一般的に適用されるスケーリング法則を展開することができる。 これを実際の設計に照らして考量する。

    【0024】例えば、初期設計が考案された後で力を増大させるためにいくつか変更を加える必要が生じたとする。 一般には、力はアクチュエータの移動が所定の通りであることを条件として、顧客により決定される。 これは、硬度(力÷移動)を定めることに等しい。 一定の幅と厚さを持ったビームのためのスケーリング法則は、以下のようなものである。 1. E=ヤング率 w=ビームの幅 n=ビームの数 t=ビームの厚さ l=ビームの長さ h=高さ(当初のアーチの高さ) とすると、力/移動 の解は、E・W・n(t/l)3 に固有である。 2. 最大応力は、Ey (t/l2) に固有である。 例えば、同じ移動距離・同じビーム素材を用いながら、応力を減らして力を大きくしたい場合には、次のようになる。 (旧) (新) 3. 力 (新) /力 (旧) =R>1 かつ 4. 応力 (新) /応力 (旧) =r>1である。

    【0025】ゆえに、 5. w (新) n (新) /w (旧) n (旧)×[t (新)
    l (旧) /l (新) t (旧) ]3 =R かつ 6. t (新) l2(旧) /t (旧) l2(新) =rである。

    【0026】(6)を(5)に代入すれば: w (新) n (新) /w (旧) n (旧)×[r×l2(新)
    /l2(旧)×l (旧)/l (新)]3 =R すなわち w (新) /w (旧) ×n (新) /n (旧) ×[l (新)
    /l (旧)]3 =R/r3 >1 この方法は、ビームの幅w、長さlまたは数nのいずれかをトレードオフ(同時に満たし得ないいくつかの条件の取捨についての考量)して望ましい結果を得ようというものである。 上記の式では、当初の解では厚さが無視されている。 そのため、厚さは後に公式を用いて算出しなければならない。 次のような式を用いて、改めて長さを無視して厚さを計算することになる。

    【0027】w (新) /w (旧)×n (新) /n (旧)
    ×[t (新) /t (旧) ]3/2 =R/r3/2 こうしてスプリング40の厚さtを変更すると、高さhがもっと大きくなるように長さを変更することになる可能性もある、等々といった案配である。 図9に示した通り、スプリング40を1つ以上追加したい場合には、スロット38cの厚みもこれに応じて大きくしなければならない。 ブロックが異なる厚さのスロット38c'を持つようになるのを避けるために、複数の厚さや、スタブスプリング40" を用いた場合のシムに対応できるようにスロットを標準化することも可能である。

    【0028】以上に説明した低圧電流切り換え装置は、
    同様なアプリケーションに用いられる最新型の動力電流切り換え装置と同様な大きさ、形状、触覚を提供するものであるが、マイクロせっさレベルの信号の切り換えを行い、スイッチを多重システム的なアプリケーションに用いることを可能にするものである。 そのため、OEM
    の顧客は多重システムの利点を享受できることになる。
    モジュラー戻り止め機構により、スイッチの触覚的フィードバックを与え、製造段階においてスイッチの容易かつ迅速な変更が可能になり、多様な要請を満たすことができる。 切り換え装置には多層アセンブリの概念が取り込まれており、照明パイプつきの仕様の場合は照明パイプの層も含めたアセンブリにおいて経済的なメリットをもたらしている。 以上はスイッチの望ましい実施例を示したが、本書に添付された特許請求範囲から逸脱することなく、各種の変更・修正を行うことも可能であることを理解されたい。

    【0029】

    【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、スイッチアクチュエータの軸運動により、リーフ・スプリングの中間部分はアクチュエータの動きに抗して不安定な凹形の状態になり、当初は抵抗力が次第に増大するが、アクチュエータの移動が所定のポイントに達すると抵抗力は減少し、アクチュエータに固定されたオペレータに触覚的なフィードバックが与えられる。 これによりドアのアームレストのような特定の箇所において、外観仕様を維持しながら種々の触覚的なフィードバック仕様に容易に対応できるのみでなく、低コストで、現在の動力スイッチと一体に組み立てることができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明にしたがって構築された多重スイッチ式低圧電流切り換え装置の平面図である。

    【図2】図1に示された線2-2にしたがって切断した場合の断面図を示したものである。

    【図3】図1に示されている装置のカバーとスイッチ・
    アクチュエータの底面図である。

    【図4】本発明による切り換え装置の、層状に組み立てられている各構成部分に分解したところを等寸で示したものである。

    【図5】図1に示された線5-5 に沿って切断した場合のひとつの切り換え機構の断面図を拡大して示したものである。

    【図6】図5に示したスイッチ部分をやや略し、拡大して示したもので、スイッチの作動に従った連続図である。

    【図7】図5に示した戻り止め部分をやや略し、拡大して示したもので、スイッチの作動に従った連続図である。

    【図8】図5に示したアクチュエータ部分をやや略し、
    拡大して示したもので、スイッチの作動に従った連続図である。

    【図9】複数のフラットビームリーフ・スプリングを互いに積み重ねた形の、戻り止めブロックの組立ての異る実施例を示した側面図である。

    【図10】図9に示したものと類似した、さらに別の戻り止めブロックの組立の側面図である。

    【図11】本発明による切り換え装置のオペレータに与えられる力とそれに対応したアクチュエータの変位を示した図である。

    【図12】本発明によるビーム・スプリングと末端支持部品の概略図である。

    【図13】本発明による覚的フィードバックを生じさせるべく戻り止めアセンブリを設計・変更するためのプロセスを示したフローチャート図である。

    【符号の説明】

    2 パッケージスイッチ 4 カバー 6〜14,28 スイッチ 16 アクチュエータ 24 スプリング 28d,28e 伝導部品 34 弾性素材のシート 34a 電導ゴムブロック 36 戻り止め支持板 38 戻り止めブロック 38c スロット 40 スプリング 44 支持ブロック S スイッチングポイント

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エドワード ジョージ ルイス アメリカ合衆国,ウィスコンシン 53092, メコン,ダブリュ. ランチノ レーン 920 (72)発明者 マイケル ジー. タラノウスキー アメリカ合衆国,ウィスコンシン 53223, ミルウーキ,ノース 75ス ストリート 308 9220 (72)発明者 コンスタント レーナー ウイリアムス アメリカ合衆国,ウィスコンシン 53217, グレンデイル,ノース モウホーク アベ ニュー 3 5335

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