Multidirectional switch device, and switch modules

申请号 JP2003539069 申请日 2002-10-15 公开(公告)号 JP2005506675A 公开(公告)日 2005-03-03
申请人 レオポルト・コスタール・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシヤフトLeopold Kostal Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung & Compagnie Kommanditgesellschaft; 发明人 メンヒェ・エトガル;
摘要 【解決手段】多方向スイッチ装置であって、この多方向スイッチ装置が、2つのスイッチモジュールを備えており、これらスイッチモジュールが、一方では、二方向スイッチ装置内における使用のための、個別の構造部品群として適合されており、且つ、これらスイッチモジュールが、他方では、多方向構造部品群の組み合わせ状態において、有利には、四方向スイッチ装置のための四方向構造部品群を形成し、この四方向スイッチ装置が、4つの十字形に互いに整向された操作方向に沿って運動可能な、共通の操作部材によって操作可能である。
权利要求
  • 多方向スイッチ装置(S)であって、この多方向スイッチ装置が、
    2つのスイッチモジュール(1、1′)を備えており、
    これらスイッチモジュールが、それぞれ1つの基体(1a、1a′)、および、操作部材(2)によって互いに対として所属して設けられた、それぞれの基体(1a、1a′)と可動に結合された、それぞれ2つの制御部材(1b、1b′)を有しており、
    その際、これら制御部材(1b、1b′)に、それぞれに、少なくとも1つの切替え部材(3a、3a′)が所属して設けられており、
    且つその際、これら基体(1a、1a′)、および制御部材(1b、1b′)がそれぞれの基体(1a、1a′)の一方の部材と当接状態にあり且つ互いの中へ入れ子状に配設された、2つのスイッチモジュール(1、1′)が、構造部品群(B)を形成するように形成されており、
    その際、それぞれに対の状態で互いに所属して設けられたこれら制御部材(1b、1b′)が、制御部材の一方の対(1b)のそれぞれに離反する操作方向(BR)が、制御部材の他方の対(1b′)の操作方向(BR′)に対してほぼ垂直方向にあるように、
    配設されており、且つ操作部材(2)によって操作可能であるように構成されている、
    ことを特徴とする多方向スイッチ装置(S)。
  • 両方のスイッチモジュール(1、1′)は、少なくともほぼ同一であることを特徴とする請求項1に記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • スイッチモジュール(1、1′)の基体(1a、1a′)、および制御部材(1b、1b′)は、
    これらスイッチモジュール(1、1′)の組み合わせが、基本的に平坦な四方向構造部品群(B)を形成しており、その際に、制御部材(1b、1b′)の制御面(1g、1g′)が、基本的に1つの面内において、及び/または、基体(1a、1a′)の底面が、基本的に1つの他の面内において位置している、
    ように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • スイッチモジュール(1、1′)の基体(1a、1a′)は、結合領域において、さねはぎ原理の様式によって、互いに相補的に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 制御部材(1b、1b′)は、レバー形に形成され、且つ、それぞれの基体(1a、1a′)上の、関節運動可能な結合部(1c、1c′)を介して、旋回可能に配設されており、且つ、対抗的に平行に整向されており、その際、
    これら関節運動可能な結合部(1c、1c′)が、これら制御部材(1b、1b′)の長手方向延在に対して、一方では平行に、他方では垂直方向に離間しており、
    このことによって、両方の制御部材(1b、1b′)の間に、これら制御部材(1b、1b′)の長手方向延在に沿って、両側に、これら制御部材によって区画された、基本的に矩形の自由面が形成されていること、および、
    この基体(1a、1a′)が、第1の、第1の制御部材(1b、1b′)の関節運動可能な結合部を収容する領域(I)、第2の、第2の制御部材の関節運動可能な結合部を収容する領域(II)、および、これら領域を架橋する、完全にこの自由面の内部に位置する結合領域(III)から成ること、
    を特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 基体(1a、1a′)は、これら2つのスイッチモジュール(1、1′)の基体が、単に、これら基体(1a、1a′)の結合領域(III)内において、重ね合わせの状態になるように形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 基体(1a、1a′)は、
    2つのスイッチモジュール(1、1′)が、基本的に、正方形の四方向構造部品群(B)を形成し、その際、これらスイッチモジュール(1、1′)が、それぞれに基本的に、対称点(P)に関連して点対称的に構成されている、
    ように形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • それぞれのスイッチモジュール(1、1′)の第1領域(I)、及び/または第2の領域(II)は、第1の及び/または第2の制御部材(1b、1b′)に所属して設けられた切替え部材(3a、3a′)を収容していることを特徴とする請求項5から7のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 第1、および第2の領域(I、II)の外側の輪郭は、基本的に、基体(1a、1a′)上での、それぞれの制御部材(1b、1b′)の投影に従っているように構成されていることを特徴とする請求項5から8のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 基体(1a、1a′)は、それぞれの結合領域(III)内において、結合ブリッジ(1i、1i′)として形成されていることを特徴とする請求項5から9のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 基体(1a、1a′)は、結合領域(III)内において、薄い材料厚さを有して形成されていることを特徴とする請求項5から10のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 切替え部材(3a、3a′)は、切替えマット(3)の接点部材(3a、3a′)であることを特徴とする請求項1から11のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 切替え部材(3a、3a′)は、制御部材(1b、1b′)の自由な端部、及び/または、基体(1a、1a′)と、形状一体的に、または材料構造一体的に結合されていることを特徴とする請求項12に記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 切替え部材(3a、3a′)は、マイクロスイッチであることを特徴とする請求項1から11のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 切替え部材(3a、3a′)は、切替え弾性体であることを特徴とする請求項1から11のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 制御部材(1b、1b′)は、1つの部材から成るように、ヒンジ状関節部を介して、それぞれの基体(1a、1a′)と結合されていることを特徴とする請求項1から15のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 制御部材(1b、1b′)は、軸を介して、それぞれの基体(1a、1a′)と結合されていることを特徴とする請求項1から15のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 制御部材(1b、1b′)は、複合射出成形技術によって、これら制御部材(1b、1b′)が、射出成形材料の硬化の後、この射出成形材料内において回転運動可能に軸受されているように、それぞれの基体(1a、1a′)内に装入されることを特徴とする請求項17に記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • それぞれの基体(1a、1a′)に、これら基体上に配設された制御部材(1b、1b′)に所属して設けられたストッパー部材(1j、1j′)が設けられており、
    これらストッパー部材が、一方の制御部材(1b、1b′)を操作した際に、それぞれの他方の制御部材(1b、1b′)が、相応する切替え部材(3a、3a′)によって、所属して設けられたストッパー部材(1j、1j′)に抗して押圧されるように配設され、且つ形成されていることを特徴とする請求項1から18のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 操作部材(2)は、内側の制御部材(2a)を備えており、この制御部材が、2つの垂直方向に互いに整向された回転軸によって、カルダン継手の様式によって、運動可能に支承されていることを特徴とする請求項1から19のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 内側の制御部材(2a)は、この内側の制御部材(2a)が、射出成形材料の硬化の後、外側の制御部材(2b)内において回転運動可能に軸受されているように、複合射出成形技術によって、この外側の制御部材(2b)内に装入されることを特徴とする請求項1から20のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 操作部材(2)は、スイッチモジュール(1、1′)の内の1つのスイッチモジュール内において、回転運動可能に軸受されていることを特徴とする請求項1から21のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 操作部材(2)は、操作部材(2a)が、射出成形材料の硬化の後、スイッチモジュール(1、1′)内において回転運動可能に軸受されているように、複合射出成形技術によって、これらスイッチモジュール(1、1′)内に装入されることを特徴とする請求項22に記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 切替えマットに、スイッチモジュール(1、1′)の内の1つのスイッチモジュールにおける所属して設けられた相手方係止手段(1h′)と協働する、係止手段(3b)が設けられていることを特徴とする請求項12から23のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 内側の制御部材(2a)に、制御部材(1b、1b′)の間の自由空間内において案内可能である、突起部(2e)が設けられていることを特徴とする請求項1から24のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 突起部(2e)は、所属して設けられた連結リンク案内部内において、予め設定された、十字形に互いに整向された連結リンク軌道に沿って、案内可能であることを特徴とする請求項25に記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 突起部(2e)は、押しボタン操作機能、及び/または回転機能の操作のために、軸線方向及び/または回転方向に可動に、内側の制御部材(2a)に支承されていることを特徴とする請求項26に記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 突起部(2e)に、軸線方向及び/または回転方向運動を電気的及び/または光学的な信号へと変換するための信号発生器が設けられていることを特徴とする請求項27に記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 多方向スイッチ装置(S)は、光源、特に発光ダイオードを備えていることを特徴とする請求項1から28のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 内側操作部材(2a)に、光伝導性の部材が設けられていることを特徴とする請求項1から29のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 内側操作部材(2a)は、光伝導性の部材として構成されていることを特徴とする請求項30に記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 操作部材(2)、およびスイッチモジュール(1、1′)は、複合射出成形技術によって、当該の射出成形工具内において形成され、その際、この操作部材、および制御部材が、射出成形材料の硬化の後、運動可能に、スイッチ装置内において支承されていることを特徴とする請求項1から31のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 基体(1a、1a′)、および、この基体に運動可能に支承され、離間する方向(BR)に位置調節可能な操作部材(2)によって、互いに対の状態で、所属して設けられ、且つ、逆方向に運動可能な、レバー形の2つの制御部材(1b、1b′)を有するスイッチモジュール(1、1′)であって、
    これらスイッチモジュールに、それぞれに、少なくとも1つの切替え部材(3a、3a′)が所属して設けられており、その際、これら切替え部材が、この操作部材(2)によって、交互に操作可能である様式の、上記スイッチモジュールにおいて、
    レバー形の制御部材(1b、1b′)が、対抗的に平行に整向されており、且つ互いに並列して、基体上で配設されていること、および、
    この操作部材(2)の離間する操作方向(BR)が、これらレバー形の制御部材(1b、1b′)の長手方向の延在と予め設定された角度を備えているように構成されていること、
    を特徴とするスイッチモジュール(1、1′)。
  • 予め設定された角度は、90°であることを特徴とする請求項33に記載のスイッチモジュール(1、1′)。
  • 制御部材(1b、1b′)は、軸結合部によって、基体(1a、1a′)と結合されていることを特徴とする請求項33または34に記載のスイッチモジュール(1、1′)。
  • レバー形の制御部材(1b、1b′)は、複合射出成形技術によって、これら制御部材(1b、1b′)が、射出成形材料の硬化の後、基体(1a、1a′)内において、回転運動可能であるように、これら基体(1a、1a′)内へと装入されていることを特徴とする請求項35に記載のスイッチモジュール(1、1′)。
  • 切替え部材(3a、3a′)は、切替えマット(3)の弾性的な接点部材(3a、3a′)であることを特徴とする請求項33から36のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 基体(1a、1a′)、および、この基体に運動可能に支承され、離間する方向(BR)に位置調節可能な操作部材(2)によって、互いに対の状態で、所属して設けられ、且つ、逆方向に運動可能な、2つの制御部材(1b、1b′)を有するスイッチモジュール(1、1′)であって、
    これらスイッチモジュールに、それぞれに、少なくとも1つの切替え部材(3a、3a′)が所属して設けられており、その際、これら切替え部材が、この操作部材(2)によって、交互に操作可能である様式の、上記スイッチモジュールにおいて、
    制御部材(1b、1b′)が、軸線方向の操作方向でもって配設された切替え部材(3a、3a′)に作用する制御傾斜部(1g、1g′)を備える、軸線方向に摺動可能な摺動体として形成されていること、および、
    これら制御部材(1b、1b′)が、基体(1a、1a′)上で、対抗的に平行に整向されており、且つ互いに並列して配設されていること、および、
    この操作部材(2)の離間する操作方向(BR)が、これら摺動体状の制御部材(1b、1b′)の長手方向の延在と予め設定された角度を備えているように構成されていること、
    を特徴とするスイッチモジュール(1、1′)。
  • 予め設定された角度は、90°であることを特徴とする請求項38に記載のスイッチモジュール(1、1′)。
  • 摺動体状の制御部材(1b、1b′)は、複合射出成形技術によって、これら制御部材(1b、1b′)が、射出成形材料の硬化の後、基体(1a、1a′)上において、摺動可能であるように、これら基体(1a、1a′)内へと装入されていることを特徴とする請求項38または39に記載のスイッチモジュール(1、1′)。
  • 切替え部材(3a、3a′)は、切替えマット(3)の弾性的な接点部材(3a、3a′)であることを特徴とする請求項38から40のいずれか一つに記載の多方向スイッチ装置(S)。
  • 说明书全文

    【技術分野】
    【0001】
    本発明は、少なくとも2つのスイッチモジュールを有する多方向スイッチ装置に関する。 更に、本発明は、有利には、本発明による多方向スイッチ装置内において使用するためのスイッチモジュールに関する。
    【背景技術】
    【0002】
    多くの使用分野、特に自動車構造において、可動な構造部材を操作するために、多機能な、例えばキャップ形状に形成された、多数の操作方向に運動可能である作動部材を有する多方向スイッチ装置が使用される。 有利には、この操作を容易にするために、構造部材のそれぞれの運動方向に、この作動部材の意味ある(sinngemaesse)操作方向が所属して設けられている。
    【0003】
    この様式のスイッチ装置は、作動部材の2つの互いに離反する操作方向を有する、例えば窓の上方および下方移動のための、二方向スイッチ装置の様式においてか、それとも、十字形に互いに整向された、それぞれに対の状態で離反する操作方向を有する、例えば鏡をXY方向に調節するため、または車両用座席を整向するための、四方向スイッチ装置の様式において使用される。
    【0004】
    ドイツ連邦共和国特許第198 44 335号明細書(特許文献1)によって、基体に所属して設けられたドーム形切替えマット(Domschaltmatte)を有する多方向スイッチ装置が公知である。 その際、このドーム形切替えマットの切替え部材(Schaltelemente)は、共通の、多数の軸を介して傾倒可能に支承された作動部材と結合された操作部材によって、この切替え部材の位置調節の際に調整される。
    【0005】
    更に、ヨーロッパ特許公開632 475号明細書(特許文献2)によって、多方向スイッチ装置が公知であり。 この多方向スイッチ装置の場合、4つのタペット状に構成され、基体内において同心的に配設され、且つ摺動可能に保持された制御部材が、共通の、中央に配設され、傾倒可能に支承された作動部材によって運動可能な操作部材によって、調節可能である。 これら制御部材は、その際、基体に所属して設けられたドーム形切替えマットの切替え部材上で作用する。
    【0006】
    更に、ドイツ連邦共和国特許公開第195 17 538号明細書(特許文献3)において、四方向傾倒スイッチとして構成された多方向スイッチ装置が開示されている。 この公知のスイッチ装置の場合、4つの、レバー形の、基体内において旋回可能に支承された、ドーム形切替えマットの切替え部材と協働する制御部材が、共通の操作部材によって制御され、この操作部材は、多数の軸を介して傾倒可能に支承された作動部材によって操作される。
    【0007】
    これら公知のスイッチ装置の場合、特別にそれぞれの使用状況に適合されていなければならず且つただ比較的に手間暇をかけて組み付けされねばならない、比較的に多数の部分的に複雑に形成されるべき個別部品の使用は、欠点である。
    【0008】
    更に、多方向スイッチ装置の上記で述べられた全ての実施形態の場合、構造がモジュール的に構成されてなく、且つ従って、所要スペースが、常に最大の、機能性によって規定されたスイッチ構成に適合されねばならないという課題を備えている。
    【0009】
    更に、米国特許第5,719,361号明細書(特許文献4)によって、基体内において配設されたドーム形切替えマットを有するスイッチモジュールが公知であり、その際、この基体に、2つの、このドーム形切替えマットに所属して設けられた、逆方向に運動可能な制御部材が備えられており、これら制御部材は、反対の方向に運動可能な作動部材によって、交互に制御可能である。 このようなスイッチモジュールは、四方向スイッチ装置を実現するために、何の問題も無く少なくともほぼ同一のスイッチモジュールによって補完することはできない。
    【0010】
    最後に、ヨーロッパ特許公開1 126 483号明細書(特許文献5)において、スイッチモジュールが開示されており、その際、基体に、多数の方向に位置調節可能な作動部材が設けられており、この作動部材に、それぞれ1つの切替え部材と協働する制御部材が所属して設けられており、これら制御部材が、制御傾斜部を備え、これら切替え部材と協働する、軸線方向に摺動可能な摺動体として形成されている。 このようなスイッチモジュールの場合、かなり複雑な、常に最大の機能性に方向付けされたこのスイッチモジュールの構造には問題がある。
    【特許文献1】
    ドイツ連邦共和国特許第198 44 335号明細書【特許文献2】
    ヨーロッパ特許公開632 475号明細書【特許文献3】
    ドイツ連邦共和国特許公開第195 17 538号明細書【特許文献4】
    米国特許第5,719,361号明細書【特許文献5】
    ヨーロッパ特許公開1 126 483号明細書【発明の開示】
    【発明が解決しようとする課題】
    【0011】
    従って、本発明の課題は、簡単に製造され得、且つ多面的に使用可能である、可能な限り多くの前もって作り上げられた構造部品群を備える、コンパクトな多方向スイッチ装置を提供することである。 更に、本発明の根底にある課題は、前もって作り上げられた構造部品群として、有利には本発明による多方向スイッチ装置内において使用可能である、容易に製造され得るスイッチモジュールを提供することである。
    【課題を解決するための手段】
    【0012】
    この課題は、請求項1において提示された特徴によって解決される。
    【発明の効果】
    【0013】
    本発明による多方向スイッチ装置は、少なくとも2つのスイッチモジュールを備えており、これらスイッチモジュールが、それぞれに、反対の方向に運動可能な操作部材によって操作可能である。 詳しく言えば一方では、これらスイッチモジュールは、二方向スイッチ装置のためのそれぞれ1つの二方向構造部品群を形成する。 他方では、これらスイッチモジュールは、しかも、2つの同様の、有利には、相補的に互いに構成されたスイッチモジュールの組み合わせが、四方向スイッチ装置のための四方向構造部品群を形成するようにも構成されており、その際、この四方向スイッチ装置が、有利には4つの互いに交差して整向された方向において運動可能である、共通の操作部材によって操作可能である。
    【0014】
    スイッチモジュールは、それぞれに、少なくとも2つの、有利には、レバー形に構成された、互いに共通の操作部材によって、対の状態で所属して設けられた制御部材を有しており、これら制御部材が、対抗的に平行な配設状態で(例えば、図1を参照)、共通の基体上に配設されている。 この操作部材は、反対の方向に位置調節可能であり、その際、これら方向が、制御レバーの長手方向の延在と、ある度(有利には、90°)を備えている。 この操作部材に、所属して設けられた作動部材(例えば、操作キャップ、または押しボタン)が連結されており、有利には、この作動部材が、強固に操作部材と結合されている。
    【0015】
    制御部材に、更に、それぞれに、少なくとも1つの切替え部材が所属して設けられており、この切替え部材は、スイッチモジュール内に備えられており、または同様にこのスイッチモジュールから切り離された状態で、スイッチモジュールを備えるスイッチ装置の他の部材に固定されていても良い。
    【0016】
    切替え部材は、別種に、例えば弾性的な接点部材 −ドーム形切替えマットのこれら弾性的な接点部材に相応する− の様式で形成され、
    これら切替え部材が、
    前もって作り上げられたマイクロスイッチ、弾性切替え接点部として、またはしかも同様に、例えば光バリア、ホール素子、等のような非接触に作動する切替え部材として、所属して設けられた、例えばプリント基板上に載置された相手方接点部と協動作用する(その際、場合によっては、付加的な(弾性的な)部材が、触角、及び/または戻り運動のために必要な成分を形成するために必要である)。
    【0017】
    スイッチモジュールの多様な使用の可能性は、制御部材および基体の特別の構成、および配設によって可能となる。 即ち、操作部材の逆方向の操作方向を有する二方向スイッチ装置のスイッチモジュールとしての使用と並んで、既に述べられているように、第2の同様のモジュールとの組み合わせ状態において、この操作部材の4つの、交差して配設された操作方向を有する四方向スイッチ装置においての使用も同様に可能である。 特別の使用状況のために、このスイッチモジュールを、対の状態で互いに離反する操作方向の垂直方向の整向と異なる整向が実現されるように構成することも、同様に可能である。
    【0018】
    有利には、スイッチモジュールは、射出成形技術を用いて、1つ、または多数の、有利には2つの異なる合成物質材料から形成される。
    【0019】
    本発明の特に有利な実施形態において、制御部材は、旋回可能なレバーとして、軸結合部を介して、基体と結合されている。
    【0020】
    関節運動可能な結合部のこの実施形態の場合、制御部材および基体を、複合射出成形技術でもって、同一の射出成形工具内において形成することは、更に有利であり、その際、これら制御部材が、いわば、この基体に附設して形成された軸受収容部内に射出成形される。
    合成物質材料の適当な選択によって、特に、硬化の際の個別の材料の相対的な収縮を顧慮して、この制御部材に附設して形成される軸が、所属して設けられた軸受収容部内において、ほぼ遊び無しに回転運動可能な状態に留まる。 更に、更に別の可動な部材(特にレバー形の操作部材)を、複合射出成形技術によって、スイッチモジュール内に装入することは同様に可能である。 このことによって、組み付け作業は、少なくとも更には行う必要がない。
    【0021】
    次に、本発明による多方向スイッチ装置を備えている、2つのスイッチモジュール、並びに、本発明によるスイッチモジュールを、概略的に図示された実施例に基づいて、詳しく説明する。
    【発明を実施するための最良の形態】
    【0022】
    図1において、個別のスイッチモジュール1が図示されている。 1つの部材から成るような基体1aは、観念的に、3つの領域に分割可能であり、即ち、それぞれに直接的にそれぞれの制御部材1bの近くに配設されている、第1、および第2の領域I、II、および、これら両方の領域を架橋する、この基体1aの結合領域IIIに分割可能である。
    【0023】
    制御部材1bの近くに配置されている領域I、IIは、関節運動可能な結合部1c、並びに、有利には、収容部1d、または、切替え部材のための固定部材を収容している。 基体1aの外側の輪郭は、これら領域において、有利には、基本的にこの基体1aに対するそれぞれの制御部材1bの投影に従っている。
    【0024】
    関節運動可能な結合部1cは、図示された実施例において、軸結合部として形成されている。 基体1aに、この目的で、制御部材1bのための、附設して形成された軸受収容部が設けられている。 関節運動可能な結合部の選択的な実施形態は、例えば、薄形ヒンジである。 このような形態の場合、これら制御部材1bを、有利には、1つの部材から成るように、この基体1aと結合することは合目的である。
    【0025】
    図示された実施例において、収容部1dは、切替え部材のために設けられており、その際、これら切替え部材は、弾性的に可動な接点部材として構成されている。 その際に、これら切替え部材が、スイッチモジュールの一部であることは可能である。
    【0026】
    領域I、およびIIの結合は、図示された実施例において、2つのブリッジ1iによって形成されており、しかしながら、選択的に同様に板状の結合部も可能である。
    【0027】
    (個別の)スイッチモジュール1の両方の制御部材1bは、二方向スイッチ装置内において、例えば、T字形に形成された、旋回可能に軸受された操作部材と、作用結合されており、且つ、1つの二方向スイッチ装置のための構造部品群を形成している。 図1aにおいて、(この場においては図示されていない)操作部材即ち作動部材の、互いに離反する操作方向BRは、破線で書かれた二方向矢印として示されている。
    【0028】
    結合領域IIIにおいて基体1aと当接状態にされた、第2の同種のスイッチモジュール1′に対して、スイッチモジュール1を組み合わせることの可能性は、図1cにおいて図解されている。
    【0029】
    図1bにおいて、第2の、ほぼ同一のスイッチモジュール1′が図示されている。 (この場においては図示されていない)操作部材即ち作動部材の、互いに離反する操作方向BR′は、破線で書かれた二方向矢印として示されている。
    【0030】
    両方のスイッチモジュール1、1′は、幾何学的に、これらスイッチモジュールが、対称点Pを有するように構成されており、この対称点Pに関連して、これらスイッチモジュールは、それぞれの基体に対して上面図において見て、基本的に点対称的である。
    【0031】
    スイッチモジュール1、1′の構成は、その際に、第1のスイッチモジュール1が、約90°だけ旋回された第2のスイッチモジュール1′と組み合わせられた状態で、四方向スイッチ装置のためのコンパクトな四方向構造部品群Bを形成するように指定されている。 図1cは、四方向構造部品群へと組み合わされたスイッチモジュールを示している(操作部材の所属して設けられた互いに交差して配設された、操作方向BR、BR′は、破線で書かれた二方向矢印として描かれている)。
    【0032】
    有利には、このようにして形成された四方向構造部品群Bは、基本的に、正方形に形成されており、その際、4つの制御部材(1b、1b′)が、予め設定された回転方向に沿って整向されている。
    【0033】
    両方の、図1a、1bにおいて図示されたスイッチモジュール1、1′は、単に、それぞれの結合領域IIIにおける、それぞれの基体1a、1a′の構成においてだけ異なっている。 これらスイッチモジュールは、有利には、これらスイッチモジュール1、1′の組み合わせが、平坦な構造部品群を形成するようにして、互いに相補的に構成されており、その際に、制御部材1b、1b′の制御面1g、1g′が、基本的に1つの面内において、且つ、基体1a、1a′の底面が、基本的に1つの(他の)面内において位置している。
    【0034】
    この目的のために、基体1a′は、スイッチモジュール1′の結合領域IIIにおいて、平坦に保持されており、これに対して、基体1aが、スイッチモジュール1の結合領域IIIにおいて、まさにこの基体1a′の厚さに相応する互い違いの位置ずれを、この結合領域IIIにおいて有している。 両方のスイッチモジュールの嵌合的に精確な組み合わせのために、基体1aのブリッジ1iに、付加的に、嵌合枠縁1kが附設して形成されている。
    【0035】
    レバー形の制御部材1bを有する、スイッチモジュール1の上記の構成は、その他の点では、決して唯一可能な実施形態ではなく、即ち、このスイッチモジュール1の可能な選択的な実施形態は、上面図、もしくは側面図において、図1dにおいて図示されている。 この実施形態は、制御部材1bとして、摺動体が利用され、これら摺動体が、基本的に板状に形成された基体1a上に、軸線方向に摺動可能に配設されており、且つ、これら摺動体の長手方向の延在でもって、互いに平行の整向されており、その際、これら摺動体が、交互に、操作方向に関連して平方向に配設された切替え部材3aに対して作用する。 これら切替え部材3aは、この実施例において、ドーム形切替えマットの接点部材によって構成され、且つ、垂直方向で上方へと屈曲された、基体1aの延長部1l上に配設されている。 可動の(切替え)接点3d(特に、接点ピル(Kontaktpille))が、認識可能であり、この接点ピルは、特にシリコンから形成された、円錐形状の、弾性的な中空体3eによって保持されている。 この切替え接点に対する押圧力(矢印を参照)によって、この切替え接点は、延長部1lに沿って設けられている(図において、しかしながら目視できない)固定接点と作用結合される。 これら摺動体状の制御部材1bは、(先に記載された実施形態に相応して)2つの離反する操作方向において運動可能な操作部材2(図1dにおいては図示されていない)によって制御され、その際、操作方向が、他方また、有利には、摺動体の長手方向の延在に対して垂直方向の状態にある。 この操作部材は、特に、旋回可能なレバーとして構成されており、その際、このレバーの旋回軸線が、この摺動体の長手方向の延在に対して平行に指向している。 これら摺動体は、それぞれに1つの、制御斜面として構成された制御面1gを有しており、その際、それぞれの摺動体のこれら制御斜面が、互いに相対して位置している。 このことによって、この操作部材は、この摺動体を、および、このことによって切替え部材を、これら制御斜面に対して垂直方向に作用する押圧力によって、交互に、水平方向(即ち、基体の表面に対して平行)に操作可能である。
    【0036】
    図2において、図1a〜1cによる実施形態に相応するスイッチモジュール1、1′、および操作部材2の可能な構成を有する、組み立てられた四方向スイッチ装置Sが図示されている。 この操作部材2は、カルダン方式の懸架の様式により、2つの垂直方向に互いに向かい合って位置する軸を介して旋回可能に軸受されている。
    【0037】
    四方向スイッチ装置Sの図示された実施形態の場合、それぞれの制御部材1b、1b′に、個別の切替え部材3a、3a′が、所属して設けられている。 その際に、これら切替え部材3a、3a′が、基体1a、1a′に、及び/または、それぞれの制御部材1b、1b′に、形状一体的に、または材料構造一体的に固定されていることは可能である。
    【0038】
    四方向スイッチ装置を、完全な同一のスイッチモジュールでもって構成することは、原理的に同様に可能である。 これらスイッチモジュールが、図1および2において示されたものと同じように構成されている場合、および、これらスイッチモジュールの規格統一の理由から、中間領域IIIの相補的な構成を必要としない場合、制御部材1b、1b′の制御面1g、1g′は、1つの面内において位置するのではなくて、むしろ、この中間領域IIIの材料厚さに相応して、高さ位置ずれされている。 この制御面1g、1g′の互い違いの位置ずれを、可能な限り僅かに保持するために、結合領域IIIの材料厚さは、極めて薄く保持され、及び/または、この結合領域IIIが、弾性的に構成され、従って、制御部材1b、もしくは基体の底面が、少なくとも近似的に、1つの面内において位置する。 選択的に、互い違いの位置ずれの補整は、操作部材2、及び/または切替え部材3a、3a′の相応する構造的な適合によって行われ得る。
    【0039】
    図3は、2つの、互いに相補的に構成されたスイッチモジュール1、1′を備えている、本発明による四方向スイッチ装置Sの更に別の実施例を示している。 この四方向スイッチ装置Sの場合、両方の互いに相補的なスイッチモジュール1、1′は、スイッチ装置の全体構造に対して適合された、構造的な詳細においては異なっているが、これらスイッチモジュールの原理的、構造的な構成は、しかしながら同じである。
    【0040】
    スイッチモジュール1、1′は、他方また、それぞれ2つの対抗的に平行に、それぞれの基体1a、もしくは1a′上に配設され、且つこれらと関節運動可能に結合された、制御部材1bもしくは1b′を有している。 これら関節運動可能な結合部1c、1c′は、有利には、他方また、軸結合部として構成され、その際、これら制御部材1b、1b′が、有利には、既に説明されているように、複合射出成形技術を用いて、(当該の工具内において)、いわばそれぞれの基体1a、1a′内へと射出成形される。
    【0041】
    更に、2つの、互いに垂直方向に整向された軸を介して旋回可能な操作部材2が図示されている。 この操作部材に固定された案内ピン2cに、作動部材(例えば、コントロールキャップ)が装着される。
    【0042】
    操作部材2は、この場合、2つの可動に互いに結合された、内側、および外側の制御部材2aおよび2bから成り、これら制御部材が、同様に、有利には、複合射出成形技術によって、互いの中へ射出成形される。 この操作部材2は、自体で、更に別の軸結合部を介して、回転運動可能に、スイッチモジュール1内において保持され、従って、この案内ピン2cが、カルダン方式で懸架されている。 同様にこの軸結合部も、有利には、複合射出成形技術によって形成され、従って、その構造部品群内において可動に軸受けされた操作部材2を有する、スイッチモジュール1から成る1つの構造部品群が形成される。
    【0043】
    制御部材2aおよび2cの下側に、制御突起部2d、2d′が設けられており(図3a内において、これら4つの制御突起部の内のただ1つの制御突起部だけが目視可能である)、その際、2つの、内側の制御部材2a上で、相対して位置している状態で配設された制御突起部2dが、制御部材1bの制御面1gと、および、2つの、外側の制御部材2b上で、相対して位置している状態で配設された制御突起部2d′が、制御部材1b′の制御面1g′と協動する(同様に図3bも参照)。 更に、図3aにおいて、基体1aに附設して形成された固定部材1fが認識可能である。 この固定部材は、例えば、スリーブとして構成されており、このスリーブ内へと、自体で切削するねじがねじ込まれ、このことによって、四方向スイッチ装置Sが、例えば、基礎部に固定される。
    【0044】
    それぞれのスイッチモジュール1、1′の基体1a、1a′は、結合領域IIIにおいて、さねはぎ原理の様式によって、制御部材1b、1b′の制御面1g、1g′が、基本的に、1つの面内において、および、この基体の底面が、基本的に、1つの(他の)面内において位置するように、互いに相補的に構成されている。 この「さねはぎ」状に構成された嵌合部材は、図3aにおいて、参照符号1e、1e′を有している。
    【0045】
    制御部材1b、1b′に所属して設けられた切替え部材3a、3a′は、有利には、弾性的な、共通の弾性的な成形部材(例えば、シリコンから成る)の中に埋設された、接点部材として構成されている(切替えマット)。 それぞれの接点部材は、弾性的な、近似的に円錐形状の領域から成り、この領域が、電気的な接点、例えばカーボンピル(Karbonpille)または弾性的な導電性の結合材料から成る、接点部を備えている。 この弾性的に可動な接点部は、それぞれの操作部材を介して、押圧力でもって付勢され、且つ、このことによって、所属して設けられた、−例えば(ここでは図示されていない)プリント基板上に配設された−相手方接点部と作用結合される。
    【0046】
    切替えマット3に、係止手段3bが附設して形成されており、これら係止手段は、所属する相手方係止手段(係止収容部)1h′と協動し、従って、スイッチモジュール1′が、予め設定された位置で、この切替えマット3に対してクリップ止めされる。
    【0047】
    更に、図3bにおいて、制御部材1b、1b′のためのストッパー部材1j、1j′が認識可能である。 これらストッパー部材1j、1j′は、基体1a上に配設された制御部材1bを操作した際、それぞれに、他の制御部材1bが、それぞれに所属して設けられた(弾性的な)切替え部材3aによって、相応するストッパー1jに抗して押圧されるように作用し、このことによって、それぞれに解放された制御部材1bのカタカタ音が防止される。
    【0048】
    弾性的な、「パリッという感触」を形成する接点部材の、固有の機械的な特性との協働で、
    制御部材のレバー挙動の適当な選択(例えば、レバー形の制御部材1b、1b′上での、制御突起部2d、2d′の押圧点の位置)によって、本発明による多方向スイッチ装置の特に有利な触覚が達せられる。
    【0049】
    更に、この四方向スイッチ装置の場合、それに加えて、使用可能な構造空間の空間を節約する利用は有利である。 このスイッチ装置Sの中央において、利用可能な自由空間が形成される。 図示された実施例において、案内ピン2cの突起部2eが、この自由空間を通って案内される。 この突起部2eは、これに伴って、(ここでは、しかしながら図示されていない)有利には十字形に形成された連結リンク案内部内において案内され、従って、操作部材2の運動が、ただ予め設定された連結リンク軌道に沿ってだけで可能である。
    【0050】
    この装置は、同様に、突起部2eが、切替えマット3もしくは所属して設けられたプリント基板(図示されていない)を貫いて案内されるようにも構成され、従って、同様に、このプリント基板の下方での構造空間も有利に利用される(図3aにおいて、この目的で、概略的に、この切替えマット3内における開口部3cが図示されている)。
    【0051】
    その上、操作部材2に、更に別の(操作)機能を所属して設けることは可能であり、例えば、案内ピン2cと結合された突起部2eが、回転方向及び/または軸線方向に可動に、制御部材2a内において軸受され、従って、この操作部材が、付加的な回転及び/または押しボタン操作機能を構成可能である。 この目的のために、軸線方向に可動に軸受された突起部2eが、内側の制御部材2aに、またはプリント基板に固定されている押しボタン操作切替え部材(例えば、マイクロスイッチ)と作用結合される。 相応して、回転運動可能に軸受された突起部2eの回転運動は、内側の制御部材2cに固定された回転ポテンショメーターによって、相応する電気的な信号に変換される。 更に、この操作部材の回転及び/または押しボタン操作運動の、相応する電気的な信号への変換のために、非接触に作動する信号発生器、および信号検出器(例えば、磁気素子およびホール素子)が使用される。
    【0052】
    更に、自由空間を、照明部材、例えば発光ダイオード、等の収容のために有利に利用することは、同様に可能である。
    【0053】
    このことによって、切替え部材3a、3a′の切替え状態は、視覚的に、案内ピン2cおよび2e内に設けられている、表示目的のための光伝導性の部材(光導波体)を介して、作動部材内へと伝達される。 内側の制御部材2aを、自体で、光伝導性の部材として形成することは、同様に可能である。
    【図面の簡単な説明】
    【0054】
    【図1a】第1のスイッチモジュール1の図である。
    【図1b】第1のスイッチモジュール1に対して相補的な、ほぼ同一の第2のスイッチモジュール1′の図である。
    【図1c】第1、および第2のスイッチモジュール1、1′を、四方向構造部品群Bへと組み合わせた図である。
    【図1d】2つの摺動体状の制御部材1bを有する、スイッチモジュール(1、1′)の選択的な実施形態の上面図である。
    【図2】その上方に存在する操作部材2、および切替え部材3a、3a′を有する、四方向スイッチ装置Sの図である。
    【図3a】2つの本発明による、相補的なスイッチモジュール1、1′を有する四方向スイッチ装置Sの選択的な実施形態であり、その際にこの図は、分解された状態の図を示している。
    【図3b】2つの本発明による、相補的なスイッチモジュール1、1′を有する四方向スイッチ装置Sの選択的な実施形態であり、その際にこの図は、組み立てられた四方向スイッチ装置Sを示している。
    【符号の説明】
    【0055】
    1、1′ スイッチモジュール1a、1a′ 基体1b、1b′ 制御部材1c、1c′ 関節運動可能な結合部1d、1d′ 収容部1e、1e′ さねはぎ部材1f 固定部材1g、1g′ 制御面1h 軸受収容部1h′ 相手方係止手段1i、1i′ ブリッジ1j、1j′ ストッパー部材1k 嵌合枠縁1l 垂直方向に屈曲された延長部2 操作部材2a 内側の制御部材2b 外側の制御部材2c 案内ピン2d、2d′ 制御突起部2e 突起部3 切替えマット3a、3a′ 切替え部材3b 係止手段3c 開口部3d 切替え接点3e 弾性的な中空体S 四方向スイッチ装置B 四方向構造部品群BR、BR′ 操作部材即ち作動部材の、離反する操作方向P 対称点I 基体の第1の領域II 基体の第2の領域III 基体の第3の領域

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