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申请号 | JP2008028392 | 申请日 | 2008-02-08 | 公开(公告)号 | JP2009187854A | 公开(公告)日 | 2009-08-20 |
申请人 | Polymatech Co Ltd; ポリマテック株式会社; | 发明人 | MOTOMATSU YOSHIFUMI; TAKEDA YASUNORI; NAKANISHI YUTAKA; | ||||
摘要 | PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a key sheet capable of performing a sure slide-operating input by detecting an accurate coordinate position and a press-operating input at suitable pushing operability on the basis of clear clicking feeling. SOLUTION: A press-operation load can be lessened at a low level at the time of a pressing input operation since a sticking layer 4 is formed on a section at a lower part of a pressing operation section 2c and a gap 12 is formed on a peripheral section of the pressing operation section 2c without the sticking layer 4 existing, and a clicking feeling can be easily transmitted at the time of pushing of a contact switch SW with a clicking feeling. Further, detection of electrostatic capacitance can be stably performed at a surface position of the sliding operation surface on the sensor sheet 3 since a surface sheet 2 has a movable contact section 2d touchably displaced against the sensor sheet 3 by entering into the gap 12 at the time of a sliding input operation. COPYRIGHT: (C)2009,JPO&INPIT | ||||||
权利要求 | ユーザが摺動入力操作を行う摺動操作面に複数の押圧操作部を有する操作部材と、 ユーザの摺動入力操作を静電容量の変化として感知するセンサシートと、を備えるキーシートにおいて、 押圧操作部の下方位置に設けられ、操作部材とセンサシートの間に介在して摺動操作面の面直方向に沿って隙間のない積層構造を形成する固着層をさらに備えており、 前記操作部材は、押圧操作部間の隣接位置に、ユーザの摺動入力操作によって固着層のない操作部材とセンサシートとの隙間内に入り込みセンサシートに対して接触可能に変位する可動接触部を有することを特徴とするキーシート。 操作部材が、押圧操作部としてのキートップと、キートップを前記面直方向に沿って押圧変位可能に支持する可撓性のベースシートとを備えており、 操作部材の可動接触部が、ベースシートにおけるキートップの非固着部である請求項1記載のキーシート。 操作部材が、隣合わせで狭間配置した押圧操作部としてのキートップと、キートップを前記面直方向に沿って押圧変位可能に支持する可撓性のベースシートとを備えており、 操作部材の可動接触部は、ベースシートにおけるキートップの非固着部であり、 該非固着部は、ユーザの摺動入力操作に伴うキートップの外周縁部の押圧を受けて前記隙間内に入り込みセンサシートに対して接触可能に変位する請求項1又は請求項2記載のキーシート。 操作部材が、押圧操作部としてのキートップと、キートップを前記面直方向に沿って押圧変位可能に支持する可撓性のベースシートと、キートップ間を仕切るようにベースシートに固着する装飾部材とを備えており、 操作部材の可動接触部が、ベースシートにおける装飾部材の固着面部であり、 該固着面部は、ユーザの摺動入力操作に伴う装飾部材の押圧を受けて前記隙間内に入り込みセンサシートに対して接触可能に変位する請求項1又は請求項2記載のキーシート。 装飾部材は、その天面がキートップの天面に対して突出する請求項4記載のキーシート。 操作部材が、押圧操作部として文字、数字等の入力操作用の表示部を有する可撓性のフィルムキーシートを備えており、 操作部材の可動接触部が、フィルムキーシートにおける表示部と表示部との隣接部分であり、 該隣接部分は、ユーザの摺動入力操作に伴う押圧を受けて前記隙間内に入り込みセンサシートに対して接触可能に変位する請求項1又は請求項2記載のキーシート。 ユーザが摺動入力操作を行う摺動操作面に複数の押圧操作部を有する操作部材と、 ユーザの摺動入力操作を静電容量の変化として感知するセンサシートと、を備えるキーシートにおいて、 隣合う押圧操作部間の下方位置に設けられ、操作部材とセンサシートの間に介在して摺動操作面の面直方向に沿って隙間のない積層構造を形成する固着層をさらに備えており、 前記操作部材は、押圧操作部の対応位置に、ユーザの摺動入力操作によって固着層のない操作部材とセンサシートとの隙間内に入り込みセンサシートに対して接触可能に変位する可動接触部を有することを特徴とするキーシート。 操作部材が、押圧操作部としてのキートップと、キートップを前記面直方向に沿って押圧変位可能に支持する可撓性のベースシートとを備えており、 操作部材の可動接触部が、ベースシートにおけるキートップの固着面部である請求項7記載のキーシート。 操作部材が、隣合わせで狭間配置した押圧操作部としてのキートップと、キートップを前記面直方向に沿って押圧変位可能に支持する可撓性のベースシートとを備えており、 操作部材の可動接触部は、ベースシートにおけるキートップの固着面部であり、 該固着面部は、ユーザの摺動入力操作によって固着層のない操作部材とセンサシートとの隙間内に入り込みセンサシートに対して接触可能に変位する請求項7又は請求項8記載のキーシート。 キートップの底面の外周縁部に切欠き状の段部を設け、 該段部は、ユーザの摺動入力操作によるベースシートの前記固着面部の変位とともにベースシートにおけるキートップ間の隣接部分に対して接触可能に変位して前記積層構造の一部を形成する請求項9記載のキーシート。 操作部材が、押圧操作部としてのキートップと、キートップを前記面直方向に沿って押圧変位可能に支持する可撓性のベースシートと、キートップ間を仕切るようにベースシートに固着して前記積層構造の一部を形成する装飾部材とを備えており、 操作部材の可動接触部が、ベースシートにおけるキートップの固着面部であり、 該固着面部は、ユーザの摺動入力操作によって固着層のない操作部材とセンサシートとの隙間内に入り込みセンサシートに対して接触可能に変位する請求項7又は請求項8記載のキーシート。 操作部材が、押圧操作部として文字、数字等の入力操作用の表示部を有する可撓性のフィルムキーシートを備えており、 操作部材の可動接触部が、フィルムキーシートの表示部であり、 該表示部は、ユーザの摺動入力操作に伴う押圧を受けて前記隙間内に入り込みセンサシートに対して接触可能に変位する請求項7又は請求項8記載のキーシート。 固着層が、ユーザの摺動入力操作による操作部材の可動接触部の変位に伴って圧縮変形可能な軟質材層である請求項1〜請求項12何れか1項記載のキーシート。 操作部材が、内部光源の光が透過する透光性を有する照光式操作部材であり、 固着層が、内部光源からの光を導光する導光性を有する接着剤層又は粘着剤層である請求項1〜請求項13何れか1項記載のキーシート。 操作部材が、内部光源の光が透過する透光性を有する照光式操作部材であり、 センサシートが、内部光源の光が透過する透光性の基材シートと、基材シートに透光性導電塗料にて形成した透光性の回路印刷層とを有する請求項1〜請求項14何れか1項記載のキーシート。 操作部材が、内部光源の光が透過する透光性を有する照光式操作部材であり、 センサシートが、内部光源の光を導光する導光性を有する基材シートを備えており、 表面が操作部材と対面する基材シートの裏面に、回路印刷層と絶縁層とを交互に積層してなる静電容量の感知回路層を有する請求項1〜請求項14何れか1項記載のキーシート。 センサシートの裏面における押圧操作部の対応位置に、型成形により該裏面に一体固着する成形押し子部を備える請求項1〜請求項16何れか1項記載のキーシート。 |
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说明书全文 | 本発明は、携帯電話機、パーソナルディジタルアシスタント(PDA)、ノートパソコンなど、携帯型の各種電子機器の操作部に使用する押釦スイッチ用のキーシートに関する。 特に押圧して入力する押釦(キートップ)とその押釦の表面を指で撫でて入力する際に指の軌道を検出する座標センサとを有するキーシートに関する。 携帯電話機、PDAなどの電子機器における入力操作部では、操作者の指などで押圧操作して入力する複数のキートップと、それらキートップの天面で構成される操作面上を指で撫でて手書き入力する際に指の軌道を検出する座標センサと、を有するキーシートを用いたスイッチが知られている。 例えば、特許文献1には、表面側に膨出するキートップを設けたキーマットとそのキーマットの裏面側に座標センサとして静電容量感知プレートを配置したキーパッドが開示されている。 このキーパッドは、キートップを押圧すれば押釦スイッチのように押圧操作入力でき、複数のキートップの天面で構成される操作面上を指で撫でればタッチパッドのように摺動操作入力できるものとして使用することができる。 ところで、特許文献1の座標センサは、指の軌跡を座標位置における静電容量の変化から感知して入力データに変換するもので、直接センサに触れずに薄いカバーや薄いキートップを介して摺動操作入力されても座標位置を検出することができる。 しかしながら、押圧操作入力の際に押圧荷重が高いためクリック感が伝わり難く、押圧操作性がわるいという課題がある。 以上のような従来技術を背景になされたのが本発明である。 すなわち本発明の目的は、正確な座標位置検出による確実な摺動操作入力と、明確なクリック感による良好な押圧操作性の押圧操作入力とを可能にするキーシートを提供することにある。 上記目的を達成すべく本発明は以下のような構成を提供する。 (1)本発明の第1の構成は、ユーザが摺動入力操作を行う摺動操作面に複数の押圧操作部を有する操作部材と、ユーザの摺動入力操作を静電容量の変化として感知するセンサシートと、を備えるキーシートについて、押圧操作部の下方位置に設けられ、操作部材とセンサシートの間に介在して摺動操作面の面直方向に沿って隙間のない積層構造を形成する固着層をさらに備えており、前記操作部材は、押圧操作部間の隣接位置に、ユーザの摺動入力操作によって固着層のない操作部材とセンサシートとの隙間内に入り込みセンサシートに対して接触可能に変位する可動接触部を有することを特徴とするキーシートを提供する。 第1の本発明では、操作部材とセンサシートとを固着する固着層が、各押圧操作部の下方位置に設けられている。 従来技術のように、操作部材とセンサシートとの対向面の全面を接着層で固着すると、押圧操作の際に全面にわたって相互に固着する操作部材、接着層、及びセンサシートを積層状態で撓ませる荷重が必要となるため、押圧荷重が高くなり押圧操作をし難くなる。 さらにこのように高い押圧荷重を必要とする場合には、クリック感を有する接点スイッチを押圧した際にクリック感が伝わり難くなり押圧操作性が悪くなる。 ところで、摺動入力操作において静電容量を感知する際には摺動操作面を有する操作部材とセンサシートとの間に隙間(空気層)があると、その部分におけるセンサシートによる静電容量の感知にバラツキを生じることがある。 第1の本発明では、操作部材における押圧操作部の下方位置に固着層があり隙間のない積層構造が形成されているので静電容量の感知を感度良く行えるが、押圧操作部間の下方位置には押圧操作した際に押圧荷重を低減するために固着層のない隙間を形成している。 しかし操作部材における押圧操作部間の隣接位置には、摺動入力操作の際にその隙間内に入り込みセンサシートに対して接触可能に変位する可動接触部を有する。 このため、摺動入力操作の際に操作部材とセンサシートとの間の隙間を無くすことができ、センサシートにおける摺動操作面の面内位置での静電容量の感知を安定に行うことができる。 よって正確な座標位置検出による確実な摺動操作入力を実現することができる。 (2)前記第1の構成によるキーシートについては、操作部材が、押圧操作部としてのキートップと、キートップを前記面直方向に沿って押圧変位可能に支持する可撓性のベースシートとを備えており、操作部材の可動接触部を、ベースシートにおけるキートップの非固着部とすることができる。 前記第1の構成におけるキーシートについては、固着層における操作部材やセンサシートとの固着面積を、押圧操作部の面積に対する25%〜100%とすることができる。 さらに前記第1の構成によるキーシートについては、具体的には以下のような形態として実施することができる。 (4)第2形態は、操作部材が、押圧操作部としてのキートップと、キートップを前記面直方向に沿って押圧変位可能に支持する可撓性のベースシートと、キートップ間を仕切るようにベースシートに固着する装飾部材とを備えており、操作部材の可動接触部が、ベースシートにおける装飾部材の固着面部であり、該固着面部は、ユーザの摺動入力操作に伴う装飾部材の押圧を受けて前記隙間内に入り込みセンサシートに対して接触可能に変位するキーシートとすることができる。 (5)ここで前記第2形態のキーシートについては、装飾部材を、その天面がキートップの天面に対して突出するものとすることができる。 (6)第3形態は、操作部材が、押圧操作部として文字、数字等の入力操作用の表示部を有する可撓性のフィルムキーシートを備えており、操作部材の可動接触部が、フィルムキーシートにおける表示部と表示部との隣接部分であり、該隣接部分は、ユーザの摺動入力操作に伴う押圧を受けて前記隙間内に入り込みセンサシートに対して接触可能に変位するキーシートとすることができる。 (7)本発明の第2の構成は、ユーザが摺動入力操作を行う摺動操作面に複数の押圧操作部を有する操作部材と、ユーザの摺動入力操作を静電容量の変化として感知するセンサシートと、を備えるキーシートについて、隣合う押圧操作部間の下方位置に設けられ、操作部材とセンサシートの間に介在して摺動操作面の面直方向に沿って隙間のない積層構造を形成する固着層をさらに備えており、前記操作部材は、押圧操作部の対応位置に、ユーザの摺動入力操作によって固着層のない操作部材とセンサシートとの隙間内に入り込みセンサシートに対して接触可能に変位する可動接触部を有することを特徴とするキーシートを提供する。 第2の本発明では、操作部材とセンサシートとを固着する固着層が、隣合う押圧操作部間の下方位置に設けられている。 このように操作部材とセンサシートとの対向面のうち隣合う押圧操作部間の下方位置にあたる部分については固着層が形成されており、押圧操作部の下方については固着層がなく隙間が形成されているので押圧荷重を低く抑えることができる。 さらにクリック感を有する接点スイッチを押圧した際にはクリック感を伝わり易くすることができ、明確なクリック感による良好な押圧操作性の押圧操作入力を実現することができる。 そして第2の本発明では、隣合う押圧操作部間の下方位置には固着層があり隙間のない積層構造が形成されているので、静電容量の感知を感度良く行えるが、押圧操作部の下方位置には、押圧操作した際に押圧荷重を低減するために、固着層のない隙間を形成している。 しかし操作部材における押圧操作部の対応位置には、摺動入力操作の際にその隙間内に入り込みセンサシートに対して接触可能に変位する可動接触部を有する。 このため、摺動入力操作の際に操作部材とセンサシートとの間の隙間を無くすことができ、センサシートにおける摺動操作面の面内位置での静電容量の感知を安定に行うことができる。 よって正確な座標位置検出による確実な摺動操作入力を実現することができる。 (8)本発明の前記第2の構成におけるキーシートについては、操作部材が、押圧操作部としてのキートップと、キートップを前記面直方向に沿って押圧変位可能に支持する可撓性のベースシートとを備えており、操作部材の可動接触部が、ベースシートにおけるキートップの固着面部とすることができる。 さらに前記第2の構成によるキーシートについては、具体的には以下のような形態として実施することができる。 (10)前記第1形態のキーシートについては、キートップの底面の外周縁部に切欠き状の段部を設け、該段部は、ユーザの摺動入力操作によるベースシートの前記固着面部の変位とともにベースシートにおけるキートップ間の隣接部分に対して接触可能に変位して前記積層構造の一部を形成するものとすることができる。 (11)第2形態は、操作部材が、押圧操作部としてのキートップと、キートップを前記面直方向に沿って押圧変位可能に支持する可撓性のベースシートと、キートップ間を仕切るようにベースシートに固着して前記積層構造の一部を形成する装飾部材とを備えており、操作部材の可動接触部が、ベースシートにおけるキートップの固着面部であり、該固着面部は、ユーザの摺動入力操作によって固着層のない操作部材とセンサシートとの隙間内に入り込みセンサシートに対して接触可能に変位するキーシートとすることができる。 (12)第3形態は、操作部材が、押圧操作部として文字、数字等の入力操作用の表示部を有する可撓性のフィルムキーシートを備えており、操作部材の可動接触部が、フィルムキーシートの表示部であり、該表示部は、ユーザの摺動入力操作に伴う押圧を受けて前記隙間内に入り込みセンサシートに対して接触可能に変位するキーシートとすることができる。 (13)以上の本発明のキーシートについては、固着層を、ユーザの摺動入力操作による操作部材の可動接触部の変位に伴って圧縮変形可能な軟質材層とすることができる。 (14)以上の本発明のキーシートについては、操作部材が、内部光源の光が透過する透光性を有する照光式操作部材であり、固着層を、内部光源からの光を導光する導光性を有する接着剤層又は粘着剤層とすることができる。 また、押圧操作部の下方位置に個別の固着層を備える第1構成の場合は、各固着層を繋ぐ連結部を設ける形態とすることができる。 このようにすれば連結部を導光路とすることができ、各固着層に連結部を通して内部光源からの光を導くことができる。 (15)以上の本発明のキーシートについては、操作部材が、内部光源の光が透過する透光性を有する照光式操作部材であり、センサシートが、内部光源の光が透過する透光性の基材シートと、基材シートに透光性導電塗料にて形成した透光性の回路印刷層とを有するものとすることができる。 (16)以上の本発明のキーシートについては、操作部材が、内部光源の光が透過する透光性を有する照光式操作部材であり、センサシートが、内部光源の光を導光する導光性を有する基材シートを備えており、表面が操作部材と対面する基材シートの裏面に、回路印刷層と絶縁層とを交互に積層してなる静電容量の感知回路層を有するものとすることができる。 (17)以上の本発明のキーシートについては、センサシートの裏面における押圧操作部の対応位置に、型成形により該裏面に一体固着する成形押し子部を備えることができる。 本発明のキーシートによれば、操作部材とセンサシートとの間のうち押圧操作部の下方位置にあたる部分については固着層が形成されており、その他の部分については固着層がなく隙間が形成されているので押圧操作荷重を低く抑えることができる。 さらにクリック感を有する接点スイッチを押圧した際にはクリック感を伝わり易くすることができ、明確なクリック感による良好な押圧操作性の押圧操作入力が可能なキーシートを実現することができる。 以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。 なお、各実施形態で共通する構成、材質については重複説明を省略する。 第1実施形態〔図1〜図5〕 : 部材構成の説明 ; センサシート3は透光性の樹脂フィルムでなる基材シート6に、実質上相互に直交する方向に伸びる縞状の電極7,8を透光性の「回路印刷層」として形成してあり、静電容量を感知するものである。 このセンサシート3に指を近接させると静電容量値が変化し、指の座標位置を検出することができる。 固着層4は透光性の粘着剤でなり、表面シート2の裏面2bに設けた印刷層5の裏面に対して各押圧操作部2cの下方位置に設けられている。 この固着層4は押圧操作部2cと同等の大きさで表面シート2とセンサシート3とを固着している。 このため押圧操作部2c間の下方位置には固着層4がない隙間12を形成している。 前述した表面シート2には、後述するように摺動入力操作の際にこの隙間12に入り込みセンサシート3に対して接触可能に変位する可動接触部2dが設けられている。 材質の説明 ; センサシート3を構成している基材シート6の材質は、押圧操作時には変形するだけの可撓性があり、かつ押圧操作を解除すれば復元する復元力(反発力)がある、張りのある樹脂フィルムが用いられる。 例えばポリエチレンテレフタレート樹脂の他、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリケトン樹脂、液晶ポリマーなどの単一材又はこれらの複合材などが挙げられる。 そして本実施形態のように透光性の基材シート3aを用いれば、所謂バックライト照光式のキーシートとすることができる。 センサシート3を構成している電極7,8の材質は、金属箔、導電塗膜、透明導電塗膜などが用いられる。 金属箔では、例えば銅、金、アルミニウムが挙げられる。 導電塗料では、例えば銀やカーボンなどの導電粒子を分散した高分子塗膜が挙げられる。 透明導電塗膜では、例えばインジウム−錫酸化物(以下、「ITO」という。)、ポリアセチレン系導電性高分子、ポリチオフェン系導電性高分子、ポリピロール系導電性高分子、ポリパラフェニレン系導電性高分子などが挙げられる。 特に、透明導電塗膜を使用すれば、バックライト照光式のキーシートとした場合に、表面シート2を明るく照光することができる。 センサシート3を構成しているレジスト層9や絶縁層10の材質は、絶縁性の樹脂が用いられる。 例えばポリエステル系樹脂、塩酢ビ系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂などが挙げられる。 固着層4は本実施形態で採用する粘着剤の他、接着剤、或いは粘着剤を用いた両面テープなどを用いることができる。 粘着剤では、例えばアクリル系、ウレタン系、シリコーン系などが挙げられる。 接着剤では、熱硬化性接着剤、光硬化性接着剤、湿気硬化性接着剤、ホットメルト接着剤などを用いることができる。 成形押し子部11は型成形したものであり、光硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などを用いることができる。 製造方法の説明 ; 入力操作の説明 ; 作用・効果の説明 ; (3)表面シート2は、摺動入力操作の際に隙間12内に入り込みセンサシート3に対して接触可能に変位する可動接触部2dを有するため、摺動入力操作の際に表面シート2とセンサシート3との間の隙間12を無くすことができ、センサシート3における摺動操作面の面内位置での静電容量の感知を安定に行うことができる。 よって正確な座標位置検出による確実な摺動操作入力が可能なキーシート1を実現することができる。 (4)操作部材が表面シート2でなるため、平坦な摺動操作面を有するキーシート1とすることができ、前記のような良好な押圧操作入力と確実な摺動操作入力を実現することができる。 (5)固着層4を透光性の粘着剤で形成しているため、照光式キーシート1とした場合には、押圧操作部2cの下方位置に固着層4を備えるので、固着層4が内部光源の光を導光して直接押圧操作部2cに伝えることができ、押圧操作部2cを明るく照光することができる。 (6)センサシート3を透光性の基材シート6や透光性の電極7,8などで形成しているため、センサシート3を内部光源の光が透過して表面シート2における表面2aの全面を効果的に照光することができる。 (7)センサシート3の裏面3bにおける押圧操作部2cの対応位置に一体固着する成形押し子部11を備えるため、センサシート3の裏面3b側に接点スイッチSWを配置した場合に、その接点スイッチSWを確実に押圧することができ、正確な押圧操作入力をすることができる。 第1実施形態の変形例〔図6,図7〕 : 第2実施形態〔図8〜図10〕 : 部材構成の説明 ; 装飾部材17は硬質樹脂で形成され、キートップ16間を仕切るように後述するベースシート18の表面18aに対して接着剤19で固着してある。 この装飾部材17の天面17aはキートップ16の天面16aより上方に突出して形成されている。 ベースシート18は透光性を有する可撓性のシートに形成されている。 そして前述のキートップ16と装飾部材17を、摺動操作面の面直方向に沿って押圧変位可能に支持している。 このようなベースシート18の硬度はJIS K6253に準拠するタイプAデュロメータで50〜99、厚さは0.01mm〜0.2mmであることが好ましい。 キーシート15では、固着層4はベースシート18の裏面18bに対して各キートップ16の下方位置に設けられている。 この固着層4のベースシート18やセンサシート3との固着面積は、キートップ16のベースシート18との固着面積に対して25%以上100%未満と小さくしてある。 このためキートップ16間の下方位置には固着層4がない隙間12を形成され、前述したベースシート18には、後述するように摺動入力操作の際にこの隙間12に入り込みセンサシート3に対して接触可能に変位する装飾部材17の固着面部18cが「可動接触部」として設けられている。 材質の説明 ; ベースシート18の材質は、軟質樹脂フィルムやゴム状弾性体が用いられる。 具体的には、JISK7311に基づく引張伸度が400%以上と伸び易く、同じくJISK7311に基づく100%モジュラス(伸び100%時の引張応力)が100MPa以下と柔軟な材料であることが好ましい。 軟質樹脂フィルムでは、例えば、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、アクリル樹脂などの単一材又は複合材が挙げられる。 これらのうち他の材質よりも薄く柔軟で破断し難いポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などの樹脂やシリコーンゴムなどが好適である。 ゴム状弾性体では、反撥性のよい熱硬化性エラストマー又は熱可塑性エラストマーが好ましい。 特に、温度依存性が少ない点を考慮するとシリコーンゴムが好ましく、また耐久性を考慮するとスチレン系熱可塑性エラストマー、エステル系熱可塑性エラストマーが好ましい。 製造方法の説明 ; 入力操作の説明 ; 作用・効果の説明 ; (3)ベースシート18は、摺動入力操作の際に隙間12内に入り込みセンサシート3に対して接触可能に変位する固着面部18cを有するため、摺動入力操作の際にベースシート18とセンサシート3との間の隙間12を無くすことができ、センサシート3における摺動操作面の面内位置での静電容量の感知を安定に行うことができる。 よって正確な座標位置検出による確実な摺動操作入力が可能なキーシート15を実現することができる。 以上より、キートップ16と同様の加飾を施すことができる装飾部材17を備えたキーシート15についても、良好な押圧操作入力と確実な摺動操作入力を実現することができる。 (4)押圧操作部を立体形状のキートップ16としたため、摺動操作面における各押圧操作部は個別のキートップ16ごとに指の触感で伝わり易くすることができ、押圧操作部が分かり易い摺動操作面とすることができる。 よって押圧操作性の良好なキーシート15を実現することができる。 (5)固着層4におけるベースシート18やセンサシート3との固着面積を、キートップ16のベースシート18に対する固着面積の25%以上100%未満としたため、押圧操作の際にセンサシート3の撓み部分を増やすことができ、押圧荷重を小さくすることができる。 よってクリック感を有する接点スイッチSWを押圧した場合にはクリック感を伝わり易くすることができ、明確なクリック感による良好な押圧操作性を実現することができる。 (6)装飾部材17の天面17aがキートップ16の天面16aに対して突出するため、装飾部材17をセンサシート3に向かって沈み易くすることができ、摺動入力操作の際に装飾部材17の下方位置の隙間12内に固着面部18cを入り込み易くすることができる。 よって摺動入力操作の際に操作部材17とセンサシート3との間の隙間12を容易に無くすことができ、センサシート3における静電容量の感知を正確に行うことができる。 (7)固着層4を透光性の粘着剤で形成しているため、照光式キーシート15とした場合には、キートップ16の下方位置に固着層4を備えるので、固着層4が内部光源の光を導光してキートップ16に伝えることができ、キートップ16を明るく照光することができる。 (8)センサシート3を透光性の基材シート6や透光性の電極7,8などで形成しているため、センサシート3を内部光源の光が透過してキートップ16を効果的に照光することができる。 (9)センサシート3の裏面3bにおけるキートップ16の対応位置に一体固着する成形押し子部11を備えるため、センサシート3の裏面3b側に接点スイッチSWを配置した場合に、その接点スイッチSWを確実に押圧することができ、正確な押圧操作入力をすることができる。 第2実施形態の変形例〔図11〕 : 第3実施形態〔図12〜図14〕 : 部材構成の説明 ; 脚部24は硬質樹脂でなり、装飾部材23と略同形状の格子状で一枚物に形成されている。 そしてセンサシート3の裏面3bに対して図外の接着剤で固着されている。 材質の説明 ; 製造方法の説明 ; 入力操作の説明 ; 作用・効果の説明 ; (2)センサシート3の裏面3bに脚部24を備えるため、摺動入力操作時に装飾部材23が沈んでベースシート18における「可動接触部」としての固着面部18cが隙間12に入り込みその隙間12を潰す際に、センサシート3を裏面3b側から支持することができ、センサシート3の揺れや撓みを減少させることができる。 よって正確な座標位置検出による確実な摺動操作入力を実現することができる。 第3実施形態の変形例〔図15,図16〕 : 第4実施形態〔図17〜図20〕 : 部材構成の説明 ; 装飾部材28は硬質樹脂で形成され、キートップ27間を仕切るように分割してベースシート18の表面18aに対して固着してある。 この装飾部材28の天面28aはキートップ27の天面27aより上方に突出して形成されている。 固着層29は、図19で示すように、ベースシート18の裏面18bに対してキートップ27の下方位置に設けられている。 つまりキートップ27と同様に平面視で横方向が長手の矩形状であり、キートップ27の横方向で隣り合う「押圧操作部」間には固着層29がない隙間12は形成されていない。 なお、この固着層29のベースシート18やセンサシート3との固着面積は、キートップ27を固着する接着剤19のベースシート18との固着面積に対して25%以上100%未満と小さくしてある。 製造方法の説明 ; 入力操作の説明 ; 作用・効果の説明 ; 第5実施形態〔図21〜図23〕 : 部材構成の説明 ; 固着層31は、圧縮変形可能な軟質材で形成されている「軟質材層」である。 製造方法の説明 ; 入力操作の説明 ; 作用・効果の説明 ; (2)固着層31が摺動入力操作によるベースシート18の可動接触部18cの変位に伴って圧縮変形可能な軟質材層であるため、可動接触部18cの変位に伴って固着層31の層端部分が突っ張らずに柔らかく圧縮変形することができ、センサシート3に対して可動接触部18cを変位させて接触させるのに必要な摺動入力操作の操作力を低減することができる。 第5実施形態の変形例〔図24,図25〕 : 1 キーシート(第1実施形態) |