Electronics

申请号 JP2001108558 申请日 2001-04-06 公开(公告)号 JP4620894B2 公开(公告)日 2011-01-26
申请人 キヤノン株式会社; 发明人 敏信 山口;
摘要
权利要求
  • 中央部分に凹部が形成されるダイアルと、
    前記ダイアルを回転可能に保持するベース部材と、
    前記ダイアルの前記凹部に配置されるとともに、前記ダイアル の回転方向に対して 直交する方向にスライドするボタンと、
    前記ボタンがスライドすることで押されるスイッチが実装される配線基板とを有する電子機器であって、
    前記ダイアルの前記凹部にて、前記ダイアルと前記ボタン部材との間に配置され、前記ダイアルと一体となって回転する回転導電部材と、
    前記ベース部材に固定され、前記電子機器のグラウンドとなる部分と電気的に接続されるとともに、前記ダイアルの回転位置に拘わらず 前記回転導電部材が接触することで、前記回転導電部材と電気的に接続される固定導電部材とを有することを特徴とする電子機器。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    本発明は、静電除去機構を有するダイアル装置を備えた電子機器に関する。
    【0002】
    【従来の技術】
    従来よりカメラをはじめとする電子機器においては、機器の小型化や操作性の向上などを目的に、複数のモードを選択するためのダイアルの中心にスイッチのボタンを配置するものが多く知られる。
    【0003】
    図3は、従来におけるダイアル装置の構成の一例を示す断面図である。
    【0004】
    図3において、51はダイアル、52はダイアルを保持するためのベース部材である。 53はダイアル51と共に回転し、且つブラシ53aを植設したブラシ板であり、フレキ54上のパターンと接触して複数のモードを選択する。 55はタクトスイッチ57を押すためのボタンであり、中心軸55aでダイアル51の中心を上下にスライドし、バネ56によって上方に付勢されている。 爪部55bおよび55cはボタン55の抜け止めである。 58,59はこのダイアルを使用する電子機器の筐体である。
    【0005】
    【発明が解決しようとする課題】
    一方、近年では電子機器の小型化により、ダイアルも小型化されてきている。
    また、ダイアルやボタンも絶縁体であるプラスチックで形成されることが多い。
    【0006】
    そのためダイアルやボタンの表面とブラシやタクトスイッチの距離が近くなり、操作者の身体に帯電した静電気が絶縁体であるブラシやタクトスイッチの表面を通って電子機器の内部に侵入し、内部の電子回路に影響を与え易くなっているという問題がある。
    【0007】
    本発明は、上述の事情に鑑みて成されたもので、スイッチ操作の為のボタンの底部に導電部材を配してダイアルと共に回転させる一方、ダイアルを保持するベース部材に配したアース部材に接触させ、ボタン部より侵入した静電気を効率よくアースに逃がすことを可能とする静電除去機構を有するダイアル装置を備えた電子機器を提供することを目的とする。
    【0008】
    【課題を解決するための手段】
    本発明は、下記構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
    【0009】
    中央部分に凹部が形成されるダイアルと、前記ダイアルを回転可能に保持するベース部材と、前記ダイアルの前記凹部に配置されるとともに、前記ダイアルの回転方向に対して直交する方向にスライドするボタンと、前記ボタンがスライドすることで押されるスイッチが実装される配線基板とを有する電子機器であって、前記ダイアルの前記凹部にて、前記ダイアルと前記ボタン部材との間に配置され、前記ダイアルと一体となって回転する回転導電部材と、 前記ベース部材に固定され、前記電子機器のグラウンドとなる部分と電気的に接続されるとともに、前記ダイアルの回転位置に拘わらず前記回転導電部材が接触することで、前記回転導電部材と電気的に接続される固定導電部材とを有することを特徴とする。
    【0011】
    【発明の実施の形態】
    以下に発明の実施の形態を説明する。
    【0012】
    図1は、本発明に係る静電除去機構を有するダイアル装置の実施の形態を示す構成要素の分解斜視図、図2は、本発明に係る静電除去機構を有するダイアル装置の要部構成を示す断面図、図3は、従来におけるダイアル装置の構成の一例を示す断面図である。
    【0013】
    図1及び図2において、1は複数のモードを切り替えるためのダイアル、2はダイアル1を保持するためのベースである。 3はダイアル1を所定でクリックするためのクリックバネである。
    【0014】
    4はダイアル下部に配置されたタクトスイッチ11を押すためのボタンであり、ダイアル1の中央に位置する凹部に配置されている。 そして中心軸4aがダイアル1の回転中心にあけられた軸穴に嵌合して上下にスライド自在であって、バネ5により上方に付勢されている。 またボタン4の爪部4b、4cがダイアル1に開けられた穴部1a、1bに挿入され抜け止めとなっている。
    【0015】
    一方、ダイアルの中央に位置する凹部の底には回転導電部材6が嵌め込まれ、その舌部6aがダイアル1の穴部1bを通ってダイアル下面に配されている。 この時舌部6aの幅はダイアル1の穴部1bの幅と略同一とされると共にバネ5によってダイアル1に押し付けるように付勢されているので、ダイアル1の動作に合わせて回転することになる。
    【0016】
    7は固定導電部材でありベース部材2に固定されている。 8は絶縁シートでありブラシ9aを植設したブラシ板9と共に不図示のネジによってダイアル1にベース部材2および固定導電部材7を挟むように固定されており、固定導電部材7とブラシ板9を絶縁すると共にダイアル1をベース部材2に取り付けている。 そして、ダイアル下面に位置する回転導電部材6の舌部6aが固定導電部材7に常に接触するように構成されている。
    【0017】
    10はダイアルパターン10aやタクトスイッチ11等を持つフレキであり、ブラシ板9に設けられたブラシ9aがダイアルパターン10aに接触してモードを切り替えるようになっている。
    【0018】
    12および13は筐体を形成する金属製等の外装部であり、外装部12が固定導電部材7に接触するように構成されている。
    【0019】
    以上のような構成においては、ボタン4とダイアル1の隙間から侵入した静電気は回転導電部材6に流れる。 そして回転導電部材6は固定導電部材7と接触し、固定導電部材7は外装部12に接触しているので、侵入した静電気は外装部に流れ、内部の電子回路には流れない構成となっている。
    【0020】
    また、ダイアル1とベース部材2の間から侵入した静電気は固定電動部材7に流れ、外装部12に流れる。 ベース部材2の外側に流れた静電気は当然直接、外装部12、及び13に流れることになる。
    【0021】
    以上の構成では,機器内部に入り込んだ静電気を筐体を形成する金属製の外装部に導くようになっているが、機器内部に在り、且つ電子回路のグラウンドとなっている金属製シャーシに静電気を導くように構成してもよい。
    【0022】
    【発明の効果】
    以上説明したように、本発明によれば、ダイアルまたはダイアル内に設けられたボタンから機器内に侵入する静電気を効率よく外装部または機器内のグラウンドに導くことができ、内部の電子回路を保護することができるという効果を呈する。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】 本発明に係る静電除去機構を有するダイアル装置の実施の形態を示す構成要素の分解斜視図【図2】 本発明に係る静電除去機構を有するダイアル装置の要部構成を示す断面図【図3】 従来におけるダイアル装置の構成の一例を示す断面図【符号の説明】
    1、51 ダイアル2、52 ベース部材3 クリックバネ4、55 ボタン5 バネ6、56 回転導電部材7 固定導電部材(アース部材)
    8 絶縁体(絶縁シート)
    9、53 ブラシ板9a、53a ブラシ10、54 フレキ10a ダイアルパターン11、57 タクトスイッチ(スイッチ)
    12,13,58,59 外装部

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