switch

申请号 JP2003380885 申请日 2003-11-11 公开(公告)号 JP4333332B2 公开(公告)日 2009-09-16
申请人 パナソニック株式会社; 发明人 保 山本; 達也 津田; 健司 西村;
摘要
权利要求
  • 各種電子機器の配線基板に搭載される、樹脂製のケースの上方開口凹部内にスイッチ接点部が収容され、 上記ケースの外方に突出した操作レバーの操作によって上記スイッチ接点部の状態を切り換える樹脂製の操作部材が、操作可能に上記ケースに保持されると共に、上記凹部が金属製カバーで覆われて構成されるスイッチであって、 上記ケースを抱くように上記ケース底面側に折り曲げて延設した脚部が上記金属製カバーに配され、搭載される上記配線基板のアース部に、上記脚部が近接配置または半田付け固定可能となされて、上記金属製カバーの下面側全面に66ナイロンやフッ素の絶縁性皮膜を密着状態で一体形成したスイッチ。
  • 说明书全文

    本発明は、各種電子機器に搭載され、絶縁樹脂製ケースの凹部内にスイッチ接点部が収容され、その凹部が金属製カバーで覆われて構成されているスイッチに関するものである。

    近年、各種電子機器の小形軽量化に伴い、入操作部や各種検出機構などに使用されるスイッチも、小形薄型のものが好まれて使用されるようになっている。

    このような従来のスイッチについて、図7〜図9を用いて説明する。

    図7は従来のスイッチの外観斜視図、図8は同カバーを除いた上面図、図9は同図8のX−X線におけるカバーを含む断面図である。

    同図において、1は、上方開口凹部を有する絶縁樹脂製のケース、2は、上記ケース1の開口部分を覆うようにケース1に結合された金属薄板製のカバーであり、ケース1とカバー2とで構成されるケース1内の空間部分には、スイッチ接点部が配設されている。

    また、3は、操作レバー4と本体部5が成形樹脂で一体形成された操作部材であり、この操作部材3は、図8に示すように、本体部5の両側面から平側方に延設された円柱突起6が、ケース1の支持部1Aに載せられて回転可能に保持され、操作レバー4は、ケース1の前方部から斜め上方に向けて突出している。

    そして、その操作レバー4を上方に傾倒操作すると、操作部材3は上記保持部分を中心として全体的に回動し、上記スイッチ接点部の状態切り換えがなされる構成となっている。

    ここで、スイッチ接点部の構造について説明すると、図8に示すように、ケース1の凹部を構成している右側内壁には第一接点11が露出状態で固定され、また後方内壁には第二接点12が露出状態で固定されていると共に、各々は、ケース1外に第一端子11A、第二端子12Aとして導出されている。

    そして、15は、金属薄板からなる可動接触片であり、その一端側に構成されたコの字状の固定部15Aが第一接点11に常接状態となるようにケース1内に固定されている。

    また、上記可動接触片15は、他端部側に構成された接触部15Cが、ケース1の後方内壁面に弾接する形状に、上記固定部15Aから延設された平板部15Bが所定位置で屈曲形成されて構成されている。

    なお、図8に示すスイッチの非操作状態では、可動接触片15は若干後方側に撓んだ状態になっていると共に、その接触部15Cは、第二接点12と離間したケース1の後方内壁面の位置に弾接停止している。

    そして、可動接触片15の平板部15B前面部分には、ケース1底面に対して水平回転可能に支持された駆動片17の後面に当接し、また、その駆動片17の前部は操作部材3の本体部5に当接しており、上記可動接触片15の前方への付勢力は、駆動片17を介して操作部材3の本体部5に加わっている。

    そして、上記前方への付勢力が加わっている操作部材3は、本体部5の後方側に突出させて設けた規制用凸部5A下面が、ケース1の段部1B上に当接することによって所定の度位置で停止している。

    以上のように構成された従来のスイッチの動作は、操作レバー4を下方に向けて傾倒させると、操作部材3が回動して本体部5後面で駆動片17を後方側に押して駆動片17をケース1後方側に水平回転移動させ、その移動に応じて可動接触片15の平板部15B前面部分が後方側に押されて、可動接触片15が、上記固定部15Aを除き図8中で左回転方向に回動し接触部15Cが第二接点12に接触する。

    これにより、可動接触片15を介して第一接点11と第二接点12との間、つまり第一端子11Aと第二端子12Aとの間が導通状態となる。

    そして、操作レバー4への傾倒操作力を除くと、可動接触片15が元の形状に復元して接触部15Cが第二接点12から離れ、第一接点11と第二接点12とは再び電気的独立状態に戻る。

    それと同時に、可動接触片15の平板部15B前面が、駆動片17を前方側に押し返して駆動片17を水平回転移動させて操作部材3の本体部5後面を前方側に押し返す。

    そして、操作部材3は、上記の力が加わると保持部分を中心として操作レバー4が斜め上方に向く方向に回動し、本体部5に設けた規制用凸部5A下面がケース1の段部1B上に当接することにより、操作レバー4が図7および図8に示す非操作状態の角度位置で停止した元の状態に戻るものであった。

    なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。

    特開2001−184994号公報

    しかしながら、上記従来のスイッチにおいては、金属薄板製のカバー2を介して外方から流入する静電気を、搭載された配線基板に配された回路部のアース部等に逃すことが可能なものではあったが、使用機器側からは、さらなる静電気対策品の開発要望も高くなってきている。

    本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、外方から流入する静電気を金属製のカバーを介して逃がせると共に、その静電気の影響がスイッチ接点部に及ばず、スイッチ接点部に接続されている回路部における信号ラインの保護もできる静電気対策が講じられたスイッチを提供することを目的とする。

    上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。

    本発明の請求項1に記載の発明は、 各種電子機器の配線基板に搭載される、樹脂製のケースの上方開口凹部内にスイッチ接点部が収容され、上記ケースの外方に突出した操作レバーの操作によって上記スイッチ接点部の状態を切り換える樹脂製の操作部材が、操作可能に上記ケースに保持されると共に、上記凹部が金属製カバーで覆われて構成されるスイッチであって、 上記ケースを抱くように上記ケース底面側に折り曲げて延設した脚部が上記金属製カバーに配され、搭載される上記配線基板のアース部に、上記脚部が近接配置または半田付け固定可能となされて、上記金属製カバーの下面側全面に66ナイロンやフッ素の絶縁性皮膜を密着状態で一体形成したスイッチとしたものであり、カバーに外方からの静電気が流入しても、静電気をカバーを介して逃がすことができると共に、カバーの金属部分とスイッチ接点部との間に絶縁性皮膜を配して絶縁性を高めた構成であるため、その静電気がスイッチ接点部に飛ぶことを防止でき、スイッチ接点部に接続されている機器の回路部が保護できるという作用を有し、さらに、カバーの脚部から静電気を確実に配線基板のアース部に逃がせるという作用に加え、ケースとカバーとの結合度合いが高く、かつ投影面積も小さい形状に構成できるので、スイッチの小形化への要望対応も可能となるという作用を有する。

    以上のように本発明によれば、金属製カバー下面に絶縁性皮膜を配して、スイッチ接点部とカバーとの間の絶縁性を高めると共に、外方から流入する静電気を金属製のカバーを介して逃がせる構成であるため、その静電気の影響がスイッチ接点部に及ばず、スイッチ接点部に接続されている機器の回路部が保護できるという静電気対策が講じられたものが得られるという有利な効果が得られる。

    以下、本発明の実施の形態について、図1〜図6を用いて説明する。

    なお、従来の技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。

    (実施の形態)
    図1は本発明の一実施の形態によるスイッチの外観斜視図、図2は同部分断面の前面図、図3は同カバーを一部切り欠いた上面図、図4は同図3のX−X線におけるカバーを含む断面図である。

    同図に示すように、本実施の形態によるスイッチは、従来同様に、上方開口凹部を有する絶縁樹脂製のケース1内に、従来と同一構成のスイッチ接点部が収容され、その凹部はケース1に固定されたカバー21で覆われて構成されている。

    なお、従来のものと同一構成のスイッチ接点部等についての詳細な図示や説明は省略する。

    そして、本実施の形態によるスイッチは、上記カバー21の構成が従来のものとは異なり、このカバー21によって静電気に対するさらなる対策が講じられたものとなっている。

    すなわち、カバー21は、図3などに示すように、金属薄板を基材22とし、そのスイッチ接点部に面する下面全面に絶縁性皮膜23が一体形成されたもので構成されている。

    そして、その絶縁性皮膜23は、ケース1の上方開口凹部を構成している側壁の上端部分をも含むようにして配されており、基材22は、スイッチ組み立て後にスイッチ接点部側に露出しないようになっている。

    なお、上記絶縁性皮膜23は、絶縁性のものであれば特に限定はされないが、厚みを薄く形成できて基材22との密着性に優れ、耐環境特性や耐薬品性に優れる例えば66ナイロンやフッ素などの材質のものが好ましい。

    また、絶縁性皮膜23が基材22に一体化してあるものを用いると、組み立て時における絶縁性皮膜23への傷などの発生も低減でき、しかも自動化なども容易に可能になるため、小形薄型化が進んでいる検出用のスイッチの場合に特に好ましい。

    そして、このカバー21は、対向する一対の脚部21Aを前方部分に有し、各脚部21Aが、ケース1の各側壁外方から底部までを抱きかかえるように曲げられてケース1に結合されている。

    本実施の形態によるスイッチは、以上のように構成され、従来同様に、操作部材3の操作レバー4を傾倒操作して駆動片(図示せず)を移動させ、その駆動片で、第一接点11に常接している可動接触片15を移動させ、可動接触片15の接触部15Cを第二接点12に接離させてスイッチ接点部のスイッチングを図るものである。

    そして、当該スイッチは、カバー21に設けた脚部21Aを使用機器の配線基板のアース部に接続することにより、外方からカバー21に静電気が流入した際、その静電気を、上記カバー21における金属薄板製の基材22から脚部21Aを介して上記アース部に逃がすことができる。

    このとき、カバー21において、スイッチ接点部に面する基材22の下面側全面に上記絶縁性皮膜23が密着状態で一体形成されているので、スイッチ接点部とカバー21の基材22との間の絶縁性は高く、カバー21に流入した静電気が基材22からスイッチ接点部に飛ぶこともなく、スイッチ接点部に接続されている使用機器の回路部における信号ラインに、当該スイッチ接点部を介して静電気が流入する影響等をなくせて回路部をも保護することができる。

    また、本実施の形態によるスイッチは、カバー21の構成を変更するのみであるため、新たな設備導入などを必要とせず、従来の設備や他の部品等を共用して使用できるため、コストアップが少なく構成することができる。

    そして、図2に示すように、脚部21Aでケース1の底部を抱き込む構成であれば、絶縁性皮膜23とケース1の側壁上端部分との密着度合いも高くでき、防塵性なども向上すると共に、その脚部21Aの側面下端を半田付け固定等もし易く、装着性にも優れた小さい投影面積のものにできる。

    なお、本発明は、スイッチ接点部上を覆う金属製のカバーにおいて、スイッチ接点部に面する側に基材と一体に絶縁性皮膜を配し、その絶縁性皮膜を介在させることによって絶縁性の向上を図るものであるため、上記に説明したスイッチ接点部の構成やスイッチ操作形態等に拘わらず、あらゆるスイッチに適用可能であり、またカバー21の脚部21Aも、上記に説明した形状以外のものであってもよい。

    例えば、プッシュタイプのスイッチに本発明を適用すると、図5および図6に示すように、コイルバネからなる可動接触片31などから構成されたスイッチ接点部が収容されたケース35の凹部上を、金属薄板製の基材33下面に絶縁性皮膜34が一体に配されたカバー32で覆うようにして構成すれば、同様の効果が得られるものにできる。

    また、その脚部32Aとしても、図6の側面図に示すように、ケース35の側面下方に延出させたのみの形状とし、その脚部32A下端位置を、配線基板のアース部に対して若干の間隔を持つ近接対向状態に当該スイッチを装着すれば、静電気をアース部に逃がすことができる。

    この場合であっても、脚部32Aを半田付け固定すると機械的強度も増すので好ましい。

    以上のように、本発明によるスイッチは、外部から加わる静電気が、スイッチ接点部に流入しないようにできるので、当該スイッチを介して使用機器の回路部にも静電気の影響が加わることが防止できるものである。

    本発明によるスイッチは、金属製カバー下面に配された絶縁性皮膜でスイッチ接点部とカバーとの間の絶縁性が高められ、カバーに流入する静電気がスイッチ接点部に飛ぶことを防止できて、当該スイッチ接点部に接続されている機器の回路部が保護できるという静電気対策が講じられたものを実現できるという効果を有し、絶縁樹脂製ケースの凹部内にスイッチ接点部が収容され、その凹部が金属製カバーで覆われて構成される各種スイッチ、さらには他の電子部品等にも有用である。

    本発明の一実施の形態によるスイッチの外観斜視図

    同部分断面の前面図

    同カバーを一部切り欠いた上面図

    同図3のX−X線におけるカバーを含む断面図

    同他の構成のスイッチ事例を示すカバーを一部切り欠いた上面図

    同側面図

    従来のスイッチの外観斜視図

    同カバーを除いた上面図

    同図8のX−X線におけるカバーを含む断面図

    符号の説明

    1,35 ケース 3 操作部材 4 操作レバー 11 第一接点 12 第二接点 15,31 可動接触片 15C 接触部 21,32 カバー 21A,32A 脚部 22,33 基材 23,34 絶縁性皮膜

    QQ群二维码
    意见反馈