Key sheet module

申请号 JP2005242289 申请日 2005-08-24 公开(公告)号 JP2007059184A 公开(公告)日 2007-03-08
申请人 Citizen Electronics Co Ltd; シチズン電子株式会社; 发明人 IDE HIDEHIKO; MIYASHITA ISAO;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a key sheet module capable of corresponding to further complicated circuit constitution while using a single-face printed wiring board.
SOLUTION: The single-face printed circuit board 12 has a plurality of holes 12b, 12c at prescribed position. A backside connection part of a wiring pattern 14 is exposed in back face direction through the holes 12b, 12c. A coverlay 16 having openings 16b, 16c is arranged on front face side of the single-face printed circuit board 12. Front side connection part of the wiring pattern 14 is exposed at the openings 16b, 16c. The front side connection part and the backside connection part are connected by a front side jumper 22 and a backside jumper 24 respectively. Even for the single-face printed circuit board 12, connection part can be sharply increased by connecting it through the front side jumper 22 and the backside jumper 24.
COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT
权利要求
  • 表面側に複数の配線パターンが形成されると共に該配線パターンの裏側接続部に対応する予め決められた位置に複数の孔を有する片面プリント配線基板と、
    絶縁性を有し、前記配線パターン上に設けられ且つ前記配線パターンのスイッチ用パターン及び配線パターンの表側接続部に対応する位置にそれぞれ開口部を有するカバーレイと、
    前記スイッチ用パターン上に配設される接点バネと、
    該接点バネの表面を覆う固定用シートと、
    前記カバーレイの開口部から露出する配線パターンの表側接続部を電気的に接続する表側ジャンパーと、
    前記片面プリント配線基板の孔から露出する配線パターンの裏側接続部を電気的に接続する裏側ジャンパーと、
    を備えることを特徴とするキーシートモジュール。
  • 前記表側ジャンパー上には絶縁性を有する表側オーバーコートが設けられていることを特徴とする請求項1記載のキーシートモジュール。
  • 前記裏側ジャンパー上には絶縁性を有する裏側オーバーコートが設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のキーシートモジュール。
  • 前記配線パターンの表側接続部及び裏側接続部は、それぞれ1又は複数の配線パターンが間に設けられた2又は複数の配線パターンの一部に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のひとつに記載のキーシートモジュール。
  • 片面に複数の配線パターンが形成される片面プリント配線基板と、
    絶縁性を有し、前記配線パターン上に設けられ且つ前記配線パターンのスイッチ用パターン及び配線パターンの第1及び第2の接続部に対応する位置にそれぞれ開口部を有するカバーレイと、
    前記スイッチ用パターン上に配設される接点バネと、
    該接点バネの表面を覆う固定用シートと、
    前記カバーレイの開口部から露出する第1の接続部を電気的に接続する第1のジャンパーと、
    該第1のジャンパーを覆う絶縁性を有する第1のオーバーコートと、
    該第1のオーバーコート上に設けられ且つ前記カバーレイの開口部から露出する第2の接続部を電気的に接続する第2のジャンパーと、
    を備えることを特徴とするキーシートモジュール。
  • 前記第1のオーバーコートは前記第1のジャンパーを覆うと共に前記片面プリント配線基板の表面を覆うことを特徴とする請求項5記載のキーシートモジュール。
  • 前記第2のジャンパー上には絶縁性を有する第2のオーバーコートが設けられていることを特徴とする請求項5又は6記載のキーシートモジュール。
  • 前記配線パターンの第1の接続部は、1又は複数の配線パターンが間に設けられた2又は複数の配線パターンの一部に設けられ、前記配線パターンの第2の接続部は、前記第1の接続部が間に設けられた2又は複数の配線パターンの一部に設けられていることを特徴とする請求項5乃至7のひとつに記載のキーシートモジュール。
  • 说明书全文

    本発明は、携帯電話等の小型電子機器の操作キー部分に使用されるキーシートモジュールに関するものであり、特に、片面にのみ配線パターンが形成された片面プリント配線基板を使用しながら複雑な回路構成に対応可能なものに関する。

    従来、携帯電話等の小型電子機器には、プリント配線基板に、チップ状のLED,抵抗器等を実装すると共にドーム状の接点バネを載せ、接点バネを固定する固定用シートで覆ったキーシートモジュールが用いられていた。 このキーシートモジュールは、LED、抵抗器、コンデンサ等多くの電気素子を取り付けることが必要でありながら、組み込む機器の小型・薄型化に伴い、より小型・薄型化することが求められていた。 このため、表裏面に配線パターンを形成した両面プリント配線基板や、絶縁層を介して配線パターンを多層化した多層基板を用いて、大型化することなく複雑な回路構成に対応させていた。 しかしながら、両面プリント配線基板や多層基板は高価であり、コストがかかるため、隣接する配線パターンを飛び越して離れた配線パターンを接続するジャンパーを安価な片面プリント配線基板に取り付けて複雑な回路構成に対応することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。

    図10は、片面プリント配線基板における配線パターンをジャンパーで接続する構造を有する従来のキーシートモジュールを示す要部断面図である。 片面プリント基板2には、図中上面側にのみ複数の配線パターン4a,4b,4cが所定の間隔をあけて設けられている。 この配線パターン4a,4cを接続する場合、その間にある配線パターン4b上に絶縁性を有するカバーレイ6を形成し、更にそのカバーレイ6の上から配線パターン4a,4c間に導電性ペーストを印刷することによりジャンパー8を形成して接続している。 また、このジャンパー8の上には絶縁コート10が印刷により形成される。 このように、ジャンパー8を設けることで、片面プリント配線基板2であっても、より複雑な回路構成に対応することが可能となっていた。

    しかしながら、近年では、更に複雑な回路構成が必要となり、ジャンパーの数が増え、ジャンパーを設けるスペースを確保することも難しくなっていた。

    特開2005−71808号公報

    本発明が解決しようとする課題は、片面プリント配線基板を使用しながら、より複雑な回路構成に対応可能なキーシートモジュールを提供することにある。

    本発明のキーシートモジュールは、表面側に複数の配線パターンが形成されると共に該配線パターンの裏側接続部に対応する予め決められた位置に複数の孔を有する片面プリント配線基板と、絶縁性を有し、前記配線パターン上に設けられ且つ前記配線パターンのスイッチ用パターン及び配線パターンの表側接続部に対応する位置にそれぞれ開口部を有するカバーレイと、前記スイッチ用パターン上に配設される接点バネと、
    該接点バネの表面を覆う固定用シートと、前記カバーレイの開口部から露出する配線パターンの表側接続部を電気的に接続する表側ジャンパーと、前記片面プリント配線基板の孔から露出する配線パターンの裏側接続部を電気的に接続する裏側ジャンパーと、を備えている。 このキーシートモジュールにおける前記表側ジャンパー上には、絶縁性を有する表側オーバーコートが設けられている。 また、前記裏側ジャンパー上には、絶縁性を有する裏側オーバーコートが設けられている。 また、前記配線パターンの表側接続部及び裏側接続部は、それぞれ1又は複数の配線パターンが間に設けられた2又は複数の配線パターンの一部に設けられている。 一方、本発明のキーシートモジュールは、片面に複数の配線パターンが形成される片面プリント配線基板と、絶縁性を有し、前記配線パターン上に設けられ且つ前記配線パターンのスイッチ用パターン及び配線パターンの第1及び第2の接続部に対応する位置にそれぞれ開口部を有するカバーレイと、前記スイッチ用パターン上に配設される接点バネと、該接点バネの表面を覆う固定用シートと、前記カバーレイの開口部から露出する第1の接続部を電気的に接続する第1のジャンパーと、該第1のジャンパーを覆う絶縁性を有する第1のオーバーコートと、該第1のオーバーコート上に設けられ且つ前記カバーレイの開口部から露出する第2の接続部を電気的に接続する第2のジャンパーと、を備えるものでもある。 このキーシートモジュールにおける前記第1のオーバーコートは、前記第1のジャンパーを覆うと共に前記片面プリント配線基板の表面を覆うものである。 また、前記第2のジャンパー上には、絶縁性を有する第2のオーバーコートが設けられている。 また、前記配線パターンの第1の接続部は、1又は複数の配線パターンが間に設けられた2又は複数の配線パターンの一部に設けられ、前記配線パターンの第2の接続部は、前記第1の接続部が間に設けられた2又は複数の配線パターンの一部に設けられている。

    本発明のキーシートモジュールでは、片面プリント配線基板の表面側に離隔した配線パターンを接続する表側ジャンパーを設けると共に片面プリント配線基板の孔から裏面方向に露出する配線パターンを接続する裏側ジャンパーを片面プリント配線基板の裏面側に設けているので、ジャンパーによる接続数を大幅に増やすことができ、より複雑な回路構成にも対応させることができる。 特に、表側ジャンパーと裏側ジャンパーは、平面方向から見た場合に重なる位置に形成することができるので、ジャンパー配置の自由度が高く、回路設計を容易にすると共にジャンパー数の増加による基板の大型化を防ぐことができる。

    また、本発明のキーシートモジュールでは、片面プリント配線基板上に設けた第1のジャンパーの上に、更に第2のジャンパーを設けているので、ジャンパー数を増やして複雑な回路構成に対応することができ、また、第1及び第2のジャンパーが重ねて設けられ、ジャンパー数の増加による基板の大型化を防ぐことができる。

    また、第1及び第2のジャンパーを設ける場合には、基板の表面側から接続作業を行うことができるので、表面側からの作業だけで全ての実装及び接続作業を行うことができ、基板を一回位置決めするだけで全ての作業を行うことができる。

    本発明のキーシートモジュールは、表面側にのみ配線パターンが形成された片面プリント配線基板を用いている。 この片面プリント配線基板には、予め決められた位置に複数の孔が設けられており、この孔から配線パターンの裏側接続部が裏面方向に露出する。 また、この片面プリント配線基板の表面側には、開口部が設けられたカバーレイが設けられており、その開口部から配線パターンのスイッチ用パターンと表側接続部が露出する。 この表側接続部は表側ジャンパーにより、また裏側接続部は裏側ジャンパーによりそれぞれ接続される。

    また、片面プリント配線基板の表面側に設けられるカバーレイの開口部から第1及び第2の接続部が露出するように構成し、第1の接続部を第1のジャンパーで接続し、この第1のジャンパーを第1のオーバーコートで覆う。 また、第2の接続部は、第1のオーバーコート上に形成する第2のジャンパーにより接続する。

    上記のように、片面プリント配線基板であっても、表側ジャンパーと裏側ジャンパーで接続したり、重なり合う第1及び第2のジャンパーで接続することにより、接続部分を大幅に増やすことができる。

    以下図面に基づいて本発明の実施例を説明する。 図1は本発明の実施例1に係るキーシートモジュールの要部拡大断面図、図2は図1に示すキーシートモジュールのキー部分の拡大断面図、図3はカバーレイで覆った片面プリント配線基板の平面図、図4は表側オーバーコートで覆った片面プリント配線基板の平面図、図5は片面プリント配線基板の裏面図、図6は裏側オーバーコートで覆った片面プリント配線基板の裏面図である。

    12は片面プリント配線基板であり、絶縁性を有するポリイミドフィルムやポリエチレンテレフタレートフィルム等の可撓性フィルムからなるベース12aの表面上に複雑な配線パターン14を形成したものからなる。 配線パターン14は、図3に示す平面形状(一部のみ図示)のように、複雑な形状のものが接近して配設されている。 この配線パターン14には、スイッチの固定側接点となる円形のスイッチ用パターン14fとその周囲を囲うスイッチ用パターン14eがキーの位置に合わせて多数設けられている。 また、このスイッチ用パターン14e,14fの周囲には細線状配線パターン14gが多数形成されている。

    また、この片面プリント配線基板12には、予めベース12a部分に小さい孔を形成するプリパンチ手法により孔12b,12cが多数形成されており、この孔12b,12cが形成されたベース12a上に銅箔にて配線パターン14を形成している。 この孔12b,12cは、ベース12aを貫通し、ベース12aの表面上に設けられた配線パターン14の裏側にて接続する裏側接続部がこの孔12b,12cを介して裏面方向に露出するように配設されている。 例えば、図1に示すように、配線パターン14b,14dを接続する場合、孔12b,12cはこの配線パターン14b,14dの真下に設け、この孔12b,12cから配線パターン14b,14dの一部を裏面方向に露出させる。

    16は絶縁性を有するカバーレイであり、配線パターン14を覆うように片面プリント配線基板12上に印刷又はフィルムによって形成されている。 このカバーレイ16には、配線パターン14のスイッチ用パターン14e,14fに対応する部分と、配線パターン14における表面側にて接続する表側接続部に対応する部分と、配線パターン14におけるLEDや抵抗器等のチップを実装する部分にそれぞれ大小の開口部16a,16b,16c,16dが設けられている。 この開口部16aは、例えば図2に示すように、後述する接点バネ18が適合する程度の径を有する略円形をなすものとなっている。 また、開口部16b,16cは、例えば図1に示すように、配線パターン14bを挟んで離隔された配線パターン14a,14cの接続部に対応する位置に形成された小円形(携帯電話等に使用するキーシートモジュールの場合1mm程度の直径)をなすものとなっている。

    接点バネ18は、導電性を有する金属製のドーム形状をなすものであり、カバーレイ16の開口部16a内のスイッチ用パターン14e上に載置されている。 この接点バネ18は、押圧されると中央が窪んで反転し、その中央がスイッチ用パターン14fに接触してスイッチ用パターン14e,14fを導通させるものである。 尚、押圧を止めれば、バネ性によって元の形状に復帰してスイッチ用パターン14e,14fを非導通状態にする。

    20は接点バネ18を固定するための固定用シートであり、接点バネ18を覆うように片面プリント配線基板12の表面に固着されている。 本実施例においては、後述する表側オーバーコート24の上に固着されている。

    22は表側ジャンパーであり、カバーレイ16の開口部16b,16c内に導電性ペーストを充填すると共にその間のカバーレイ16上をつなぐように印刷によって形成されている。 この表側ジャンパー22を形成することにより、この表側ジャンパー22を介して例えば図1に示す配線パターン14a,14cが配線パターン14bを飛び越して接続される。

    24は裏側ジャンパーであり、片面プリント配線基板12の孔12b,12c内に導電性ペーストを充填すると共にその間の片側プリント配線基板12の裏面上をつなぐように印刷によって形成されている。 この裏側ジャンパー24を形成することにより、この裏側ジャンパー24を介して例えば図1に示す配線パターン14b,14dが配線パターン14b,14dが配線パターン14cを飛び越して接続される。

    26は表側ジャンパー22上に印刷により形成される絶縁性を有する表側オーバーコートである。 本実施例における表側オーバーコート26は、表側ジャンパー22と他の回路部品等との導通を防ぐと共にカバーレイ16で覆った配線パターン14をより確実に絶縁するため、図4に示すように、片面プリント配線基板12の表面のほぼ全域を覆うように形成されている。 また、この表側オーバーコート26には、カバーレイ16の開口部16a,16dに対応する位置に開口部26a,26dがそれぞれ設けられている。 尚、本実施例における表側オーバーコート26は、接点バネ18のクリック操作感を出すための押圧距離をかせぐために片側プリント配線基板12と固定用シート20との間に設けるスペーサとしても作用している。

    28は裏側ジャンパー24上に印刷により形成される絶縁性を有する裏側オーバーコートである。 本実施例における裏側オーバーコート28は、表側オーバーコート26と同様に、図6に示すように、片面プリント配線基板12の裏面のほぼ全域を覆うように形成されている。

    上記構成からなる本実施例のキーシートモジュールにおける表側ジャンパー22と裏側ジャンパー24は、図7に示すように配置することができる。 図7は片面プリント配線基板12を平面方向からカバーレイ16を透視するようにしてジャンパー等の位置を示した説明図である。 図示するように、本実施例では、近接する配線パターン14a,14b,14c,14dのうち配線パターン14a,14cを表側ジャンパー22で接続し、配線パターン14b,14dを裏側ジャンパー24で接続する場合、表側ジャンパー22と裏側ジャンパー24が平面的に重なるように配設することができる。 この場合、カバーレイ16の開口部16b,16cと片面プリント配線基板12の孔12b,12cは一列に並ぶように配設される。 また、孔12b,12cの位置をわずかにずらして配設し、表側ジャンパー22と裏側ジャンパー24がわずかにずれるように配設することも任意に設定可能である。 この他、表側ジャンパー22が接続されている配線パターン14a又は14cと他の配線パターンとを更に接続するために裏側ジャンパー24を使用することも任意に設定可能である。 特に、裏側ジャンパー24の位置は、キーやLED等の配置による制約を受けないので、非常に自由に位置を設定することができ、回路設計の自由度を高めることができる。

    尚、本実施例においては、表側ジャンパーと裏側ジャンパーを用いて配線パターン14を互い違いに接続することを主に示しているが、複数の配線パターンを飛び越して各ジャンパーで接続することも当然可能である。

    図8は本発明の実施例2に係るキーシートモジュールの要部拡大断面図、図9は片面プリント配線基板12を平面方向からカバーレイ16を透視するようにしてジャンパー等の位置を示した説明図である。 本実施例においては、片面プリント配線基板12の表面上に、平面的に重なる第1及び第2のジャンパー32,34を設けることでジャンパーによる接続数を増やしている。 尚、片面プリント配線基板12、配線パターン14、カバーレイ16及び固定用シート20に関しては基本的構成が実施例1と同一であるため同一の符号を付している。

    本実施例においては、片面プリント配線基板12の裏面側にジャンパーを設けないため、片面プリント配線基板12に接続用の孔を設ける必要はない。 従って、片面プリント配線基板12は、実施例1における孔12b,12cが設けられていない。 但し、他の部分の構成、例えば配線パターン14に関しては実施例1と同一の構成からなる。

    また、配線パターン14及び片面プリント配線基板12の表面を覆うカバーレイ16は、重合する第1及び第2のジャンパー32,34で接続する配線パターン14h,14i,14j,14kの接続部に対応する開口部16e,16f,16g,16hを、図9に示すように、一列に並べて配設している。 この点以外、カバーレイ16は全て実施例1と同一の構成からなる。

    第1のジャンパー32は、導電性ペーストをカバーレイ16の開口部16f,16gに充填すると共にその間のカバーレイ16上をつなぐように印刷によって形成されている。 図8に示す配線パターンにおいては、この第1のジャンパー32により配線パターン14mを飛び越して配線パターン14i,14jを接続している。

    この第1のジャンパー32の上には、印刷により形成される絶縁性を有する第1のオーバーコート36が設けられている。 本実施例における第1のオーバーコート36は、第1のジャンパー32だけでなく、実施例1の表側オーバーコート26と同様にスイッチ用パターンやLED等の接続パターンに対応する部分を除き、片面プリント配線基板12の表面ほぼ全域を覆うように形成されている。 尚、第2のジャンパー34を設けるカバーレイ16の開口部16e,16hに対応する部分には開口部36a,36bが形成される。

    第2ジャンパー34は、導電性ペーストを、カバーレイ16の開口部16e,16h及びこれに対応する第1のオーバーコート36の開口部36a,36bに充填すると共に、その間の第1のオーバーコート36上をつなぐように印刷によって形成される。 図8に示す配線パターンにおいては、第2のジャンパー34により、第1のジャンパー32を飛び越すことで配線パターン14i,14m,14jを飛び越して配線パターン14h,14kを接続している。

    この第2のジャンパー34の上には、第1のオーバーコート36と同じく印刷により形成される絶縁性を有する第2のオーバーコート38が設けられている。 本実施例における第2のオーバーコート38は、第2のジャンパー34及び第1のオーバーコート36の上に形成されている。 尚、この第2のオーバーコート38もスイッチ用パターンやLED等の接続パターンに対応する部分を除いて第1のオーバーコート36のほぼ全域を覆っている。 本実施例においては、第1及び第2のオーバーコート36,38が実施例1における表側オーバーコート26と同じようにスペーサとして作用しており、第2のオーバーコート38の上に固定用シート20が固着されている。

    上記構成からなる本実施例のキーシートモジュールにおいては、図9に示すように、近接する配線パターン14h,14i14j,14k,14mのうち配線パターン14i,14jを第1のジャンパー32で接続し、その配線パターン14i,14jを挟む配線パターン14h,14kを第2のジャンパー34で接続すると共に、第1及び第2のジャンパー32,34が平面的に重なるように配設している。 これにより、同一面上に複数のジャンパーを形成するときのように、先に形成したジャンパーを避けながら次のジャンパー34を形成する必要がなくなり、ジャンパー数の増加による大型化を防ぎ、回路設計の自由度を高めることができる。 また、本実施例においては、片面プリント配線基板12の表面側のみにジャンパーを形成しているので、表面方向からの作業だけで全ての接続を行うことができ、また基板の位置決めも一回行うだけで良いので、作業効率が極めて良い。

    尚、本実施例においては、第1のジャンパー1個を第2のジャンパーで飛び越しているが、複数形成された第1のジャンパーを単一の第2のジャンパーで飛び越すように構成することもできる。 また、上記実施例においては、第1及び第2のジャンパーを用いてジャンパーを2層に構成することを示したが、更にその上にジャンパーとオーバーコートを重ねることで2層以上の多層とすることもできる。 また、図9に示すように、第1のジャンパー32上に第2のジャンパー34が完全に重なるだけでなく、一部分のみが重なったり、交差するように重ね合わせることも可能である。

    また、実施例1における表側ジャンパー22と裏側ジャンパー24による接続構造と、実施例2における重なる第1及び第2のジャンパー32,34による接続構造の両方を使用して、配線パターンを接続することもできる。

    本発明のキーシートモジュールは、携帯電話等の小型電子機器における入部に使用するものであるが、ジャンパーを有効に用いて複雑な回路構成に対応させることにより、より多くの機能を持たせることが可能となる。 これにより、キー入力機能だけでなく、他の情報処理機能もキーシートモジュール内に収めて、総合的な処理能力を持ったシートモジュールとして各種機器に使用することが可能となる。

    本発明の実施例1に係るキーシートモジュールの要部拡大断面図である。

    図1に示すキーシートモジュールのキー部分の拡大断面図である。

    カバーレイで覆った片面プリント配線基板の平面図である。

    表側オーバーコートで覆った片面プリント配線基板の平面図である。

    片面プリント配線基板の裏面図である。

    裏側オーバーコートで覆った片面プリント配線基板の裏面図である。

    片面プリント配線基板を平面方向からカバーレイを透視するようにしてジャンパー等の位置を示した説明図である。

    本発明の実施例2に係るキーシートモジュールの要部拡大断面図である。

    図8に示す片面プリント配線基板を平面方向からカバーレイを透視するようにしてジャンパー等の位置を示した説明図である。

    従来のキーシートモジュールの要部拡大断面図である。

    符号の説明

    2 片面プリント配線基板 4a,4b,4c 配線パターン 6 カバーレイ 8 ジャンパー 10 絶縁コート 12 片面プリント配線基板 12a ベース 12b,12c 孔 14 配線パターン 14a,14b,14c,14d 配線パターン 14e,14f スイッチ用パターン 14g 細線状配線パターン 14h,14i,14j,14k,14m 配線パターン 16 カバーレイ 16a,16b,16c,16d 開口部 16e,16f,16g,16h 開口部 18 接点バネ 20 固定用シート 22 表側ジャンパー 24 裏側ジャンパー 26 表側オーバーコート 26a,26d 開口部 28 裏側オーバーコート 32 第1のジャンパー 34 第2のジャンパー 36 第1のオーバーコート 36a,36b 開口部 38 第2のオーバーコート

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