Capacitive sensor

申请号 JP2009526434 申请日 2008-08-01 公开(公告)号 JP5044650B2 公开(公告)日 2012-10-10
申请人 アルプス電気株式会社; 发明人 尚登 下村; 学 島岡; 克己 明鎮; 正巳 相原; 剛 羽山;
摘要
权利要求
  • 導光体と、導光体の一面に一体形成された電極とを有し、導光体の他の面に近接した物体と前記電極との間に形成される静電容量を検知する静電容量式センサーであって、
    前記導光体の前記電極が形成されていない側の面に、前記導光体が装着される電子機器の外装ケースと密着させる樹脂層が設けられていることを特徴とする静電容量式センサー。
  • 前記導光体には曲面部が形成されており、この曲面部の内面に前記電極が形成されている請求項1記載の静電容量式センサー。
  • 前記導光体は、光源を備えた基板上に配置されており、前記光源が発した光が前記導光体に入射するよう配置されているものである請求項1または2記載の静電容量式センサー。
  • 前記導光体には、前記光源が発した光を受け入れる入射部が形成されている請求項3記載の静電容量式センサー。
  • 前記入射部が前記導光体の一端に形成されている請求項4記載の静電容量式センサー。
  • 前記導光体には基板に固定するための掛止部が設けられ、前記基板には前記電極に接触する接触子と前記掛止部と掛合する被掛止部が設けられており、前記掛止部を前記被掛止部に掛止したときに、前記接触子が前記電極に接続されるとともに、前記光源が前記導光部材の入射部に対向配置される請求項4または5に記載の静電容量式センサー。
  • 前記樹脂層が光拡散剤または蛍光剤を含むものである請求項1ないし6のいずれかに記載の静電容量式センサー。
  • 前記樹脂層の屈折率が、前記導光体の屈折率よりも高い請求項1ないし7のいずれかに記載の静電容量式センサー。
  • 说明书全文

    本発明は、センサー機能と導光機能を備えた導光体一体型の静電容量式センサーに関する。

    本願発明に関連する先行技術文献としては、以下の特許文献1、2が存在する。
    特許文献1は、導光部材に静電容量式のセンサーを取り付けた先行技術である。 特許文献1では、光源から放たれた光を導光体を介して鏡の裏面から照光するとともに、静電容量式センサーを設けて構成し、前記センサーで人体検知を行って光源のオン・オフを切り換えるようにしている。 人体が静電容量式センサーに接近すると、センサーがこれを検知して光源の動作状態を切り換える。 これにより、鏡が背面から照光され、鏡の前面が明るく照明される。

    また特許文献2は、導光体を用いた照光機能を備えた電子機器に関する先行技術である。 特許文献2では、発光部が導光体に形成された収容部に挿入される。 発光部から発生した光は導光板に沿って進行し、タッチパッドに形成された光ガイド部から案内され、本体側に設けられた各種のタッチキーの照明を行なう。

    特開2006−164672号公報

    特開2007−068173号公報

    しかし、特許文献1に記載のものは、導光体と静電容量式センサーとが別体で形成される構成である。 このため、製造コストを低減し難いという問題がある。

    また特許文献1に記載のものでは、静電容量式センサーを形成する電極が平面形状であるため、鏡などセンサーを固定する面(固定面)が平面である場合には問題ないが、前記固定面が曲面の場合には、センサーを曲面に取り付けることが難しくなる。 すなわち、電極面と曲面との間に不要な隙間が形成されてしまい、静電容量センサーの静電容量が小さくなって、検出精度を高め難くなるという問題がある。

    本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、部品点数の削減によるコストの低減と検出精度を高めることを可能とした静電容量式センサーを提供することを目的としている。

    本発明は、導光体と、導光体の一面に一体形成された電極とを有し、導光体の他の面に近接した物体と前記電極との間に形成される静電容量を検知する静電容量式センサーであって、
    前記導光体の前記電極が形成されていない側の面に、前記導光体が装着される電子機器の外装ケースと密着させる樹脂層が設けられていることを特徴とするものである。

    本発明では、導光体に静電容量式センサーの電極を一体的に形成するようにしたため、製造コストを低減できる。 また静電容量式センサーの機器内部への取り付けを容易化することができる。

    例えば、前記導光体には曲面部が形成されており、この曲面部の内面に前記電極が形成されるものである。

    上記手段では、電極と導光体の曲面との間に不要な隙間(空気層)が形成されにくくすることができ、静電センサーの高い検出精度を維持することが可能となる。

    上記においては、前記導光体は、光源を備えた基板上に配置されており、前記光源が発した光が前記導光体に入射するよう配置されているものが好ましい。
    上記手段では、光源が発した光を効率よく導光体内に導くことができる。

    上記手段では、導光体と外装ケースとの間を密着させることができ、この間に空気層が形成されることを防止できる。 このため、静電センサーの感度低下を防止できるとともに、屈折率の差による光のロスも防ぐことができる。

    また前記樹脂層が光拡散剤または蛍光剤が含むものが好ましい。
    上記手段では、光を拡散等させることができるため、光のムラ(ホットスポットの形成)を防止できる。 このため、例えば外装ケースを均一に光らせることが可能となる。

    また、前記導光部材には基板に固定するための掛止部が設けられ、前記基板には前記電極に接触する接触子と前記掛止部と掛合する被掛止部が設けられており、前記掛止部を前記被掛止部に掛止したときに、前記接触子が前記電極に接続されるとともに、前記光源が前記導光部材の入射部に対向配置されるものが好ましい。

    上記手段では、導光体一体型の静電容量式センサーを簡単に取り付けることができる。 しかも、光源と入射部とを対向させることと、コネクタと接続電極との接続とを同時に行なうことができる。

    本発明は、導光体に静電センサーを形成するようにしたため、部品点数を削減することができ、製造コストを低減できる。

    また従来は電極を形成することが困難であった導光体のコーナーや曲面部などにも電極を高精度に形成することができる。 このため、デザイン自由度を高めることができる。

    図1は本発明の実施の形態としての導光体一体型の静電容量式センサーを搭載した電子機器の構成を部分的に示す断面図、図2は導光体一体型の静電容量式センサーを示す斜視図、図3は図2とは異なる方向から見た導光体一体型の静電容量式センサーと基板を示す斜視図、図4は導光体一体型の静電容量式センサーに接続されるコネクタの断面を示し、(A)は接触時の状態を示す断面図、(B)は接続後の状態を示す断面図である。 なお、図2および図3では外装ケースを省略して示している。

    図1に示す電子機器としては、例えば携帯電話機、電子辞書、携帯型の音楽プレーヤなどであるが、これらに限られるものではない。 本発明の導光体一体型の静電容量式センサー10(以下、単に「センサー」という)は、このような電子機器に搭載されている。

    図2、図3に示すように、センサー10は基材となる導光体11を有している。 前記導光体11は、アクリル、ポリカーボネートなど透明な樹脂材料により形成されている。 導光体11の内面(図示Z2方向の下面)には、複数の検知電極12と、複数の接続電極13と、検知電極12と接続電極13との間を個別に接続するための配線14などが設けられている。 前記検知電極12は人体などの物体との間で、静電容量を形成するための電極であり、所定の面積を有している。

    各検知電極12、接続電極13および配線14は、例えばインモールド転写工法を用いることにより、導光体11の内面(下面)11B、特に曲面部11Cの内面に形成される。 なお、インモールド転写工法の詳細については後述するが、図2に示すように、例えば導光体11が平面形状ではなく、凹型や凸型など不規則な曲面部11Cやコーナーに対しても柔軟に対応し、これらの曲面部やコーナーに検知電極を高い精度で形成することが可能である。

    このため、導光体11に検知電極12を形成する際に、導光体11の下面11Bや曲面部11Cと検知電極12の対向面との間に不要な隙間(空気層)が形成されることを防止することができる。 よって、検知電極12によって形成される静電容量を安定化させることができる。

    このような、前記センサー10は電子機器を覆う外装ケース20の内側に取り付けられる。

    この場合、外装ケース20は前記センサー10を内側に取り付けた状態で、他の電子機器のケースに嵌合される構成であってもよい。

    前記外装ケース20の表面には複数の照明用のスリット(外装塗装の一部を開口したもの)が形成されている(図示せず)。 そして、導光体11の、前記スリットと対応する位置には粗面で形成された照光部(図示せず)が形成されている。

    図3に示すように、電子機器は基板30を有しており、前記センサー10が外装ケース20とともに電子機器に取り付けられると、導光体11が基板30に対向配置される。

    前記基板30には複数の光源31およびコネクタ40などが設けられている。 ここでの光源31は、例えばLEDなど半導体型光学素子が好ましいが、これに限られるものではない。

    各光源31は、前記センサー10を形成する導光体11の一方の端面に対して対向配置されている。 すなわち、導光体11の一方の端部11D、すなわち曲面部11Cの先端側は、前記基板30に対向している。 各光源31は、基板30上に、前記導光体11の一方の端部に対向して配置されている。 図3に示すように、導光体11の一方の端面には、凹状に形成された入射部11aが設けられている。 各光源31は前記入射部11aの内部に対向配置される。 また入射部11aが形成された端面のY方向の両端には、Z2方向に突出する掛止部11b,11bが一体形成されている。 一方、基板30上の、前記掛止部11b,11bと対向する位置には掛止穴(被掛止部)32,32が設けられている。

    図3に示すように、コネクタ40は基板30の中央付近に設けられている。 図4(A)(B)に示すように、コネクタ40は導電性の板ばねを折り曲げて形成した複数の弾性接触子41と、これらを収納する絶縁性の保持ケース42とを有している。 弾性接触子41はY方向に所定の間隔を空けて並んでおり、隣り合う弾性接触子41どうしは互いに絶縁された状態にある。 弾性接触子41の先端部は図示Z方向に弾性変形することが可能とされている。

    図1に示すように、導光体11上の前記外装ケース20と対向する部分には、樹脂層16が設けられている。 前記外装ケース20の下面20Aと導光体11の上面11Aとは、この樹脂層16により密着固定されている。 このため、前記外装ケース20の下面20Aと導光体11の上面11Aとの間にも、不要な隙間(空気層)が形成されることがなく、静電容量を安定化させることが可能となっている。

    光源31から放たれた光は入射部11aから導光体11内に入射し、その内部を通じて伝搬される。 そして、導光体11に形成された照光部、さらには外装ケース20に形成されたスリット(図示せず)を通じて電子機器の外部に射出される。 このため、外装ケース20のスリット(外装塗装の一部を開口したもの)が明るく照光される。 よって、操作者は照光を認識することができる。

    ここで、樹脂層16は、導光体11の屈折率よりも大きいことが好ましい。 このような構成にすると、導光体11内で伝搬する光の伝搬効率を高めることが可能となる。

    また樹脂層16は、光拡散材料、あるいは蛍光材料を含む構成であってもよい。 このような構成では、樹脂層16において光を導光体11の表面側で拡散ないしは蛍光させることができ、光のムラ(ホットスポットの形成)を防止できる。
    すなわち、ムラのない均一な光で照光することができる。

    さらには、前記樹脂層16は誘電率εが1以上であること好ましく、より好ましくは3以上である。 このセンサー10では、外装ケース20の表面に操作者の指先など人体(物体)の一部が接近ないしは接触すると、人体の一部といずれかの検知電極12との間に静電容量が形成される。 そして、静電容量の変化を図示しない検出手段を用いて検出することにより、操作者の操作状況を検出することが可能となっている。 このため、前記樹脂層16を大きな誘電率εを有する材料で形成しておくと、大きな静電容量を得ることができ、センサー10の検出動作を安定化させることが可能となる。

    図3に示すように、このセンサー10では、導光体11側の掛止部11b,11bを前記基板30に形成された掛止穴(被掛止部)32,32に挿入することにより、センサー10が基板30上に掛止固定される。

    このとき、個々の入射部11aと個々の光源31とが対向し合う。 同時に、コネクタ40側では、前記導光体11の内面11Bに設けられた複数の接続電極13が、コネクタ40の個々の弾性接触子に接触する(図4(A)参照)。

    そして、さらにセンサー10 押し込むと、導光体11の掛止部11b,11bが前記掛止穴32,32にて掛止される。 このとき、弾性接触子41が保持ケース42内で圧縮する方向に大きく弾性変形させられる。 この状態では、各弾性接触子41が各接続電極13を図示Z1方向に押し戻すが作用するため、個々の弾性接触子41と個々の各接続電極13とが電気的に接続される。

    このように、本願発明の導光体一体型の静電容量式センサーでは、外観的なデザイン性を左右する外装ケースの形状に合わせて、内部の導光体を成形することができる。 しかも、導光体11側では、検知電極12を自由に形成することが可能である。 すなわち、本願発明では、従来は検知電極12を形成することが困難であった曲面部11Cなどにも高精度に形成することができる。 このため、導光体11の形状を外装ケース20の形状に合わせることが可能となる。 よって、導光体11の形状が、外装ケース20のデザインに影響を与えるような障害を発生させることがない。

    次に、インモールド工法を用いた導光体一体型の静電容量式センサーの製造方法にいって説明する。

    図5(A)ないし(C)はインモールド工法を用いた導光体一体型の静電容量式センサーの製造方法の工程図である。

    図5(A)に示す第1の工程では、PETフィルムなどからなる剥離シート51上に、スクリーン印刷法などを用いて各種の電極52(検知電極12、接続電極13および配線14)が形成される。

    次に、図5(B)に示す第2の工程では、各種の電極52を備えた剥離シート51上を、導光体11形成用の金型(図示せず)に挟み込み、この状態で金型内に透明な樹脂材料を用いて射出成型を行なう。 このとき、金型内では、導光体11の射出成形と同時に、前記導光体11の表面に前記電極52が転写され、導光体11と電極52とが一体的に形成される。

    なお、導光体の材料が、熱を加えると流動化する熱可塑性樹脂の場合には、金型の中に、高温かつ高圧下で行われるが、この際、電極52の形状が金型の形状に合わせて適度に変形させられる。 このため、完成後の導光体11とその表面に形成された電極52との間に空気層が形成されることがない。

    図5(C)に示す第3の工程では、前記剥離シート51が剥離される。 すると、導光体11の内部に各種の電極52を備えた導光体11が完成する。

    このように、本願発明では、導光体のあらゆる箇所に電極を高精度に形成することが可能である。

    なお、第1の工程において、あらかじめスルーホールが形成されたPETフィルムの両面に電極をそれぞれ形成し、一方の面に形成された電極と他方の面に形成された電極とが前記スルーホールを介して導通接続されるシートが形成される場合にあっては、上記第2の工程においてPETフィルムの一方の面上に導光体11を射出成形すれば、その後の第3の工程(PETフィルムを剥離する工程)は不要である。 すなわち、PETフィルムを有する状態で使用することが可能である。

    本発明の実施の形態としての導光体一体型の静電容量式センサーを搭載した電子機器の構成を部分的に示す断面図、

    導光体一体型の静電容量式センサーを示す斜視図、

    図2とは異なる方向から見た導光体一体型の静電容量式センサーと基板を示す斜視図、

    導光体一体型の静電容量式センサーに接続されるコネクタの断面を示し、(A)は接触時の状態を示す断面図、(B)は接続後の状態を示す断面図、

    (A)ないし(C)はインモールド工法を用いた導光体一体型の静電容量式センサーの製造方法の工程図、

    符号の説明

    10 センサー(導光体一体型の静電容量式センサー)
    11 導光体11C 曲面部11a 入射部11b 掛止部12 検知電極13 接続電極14 配線16 樹脂層20 外装ケース30 基板31 光源32 掛止穴(被掛止部)
    40 コネクタ41 弾性接触子51 剥離シート52 電極

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