Capacitive switch device

申请号 JP2005197597 申请日 2005-07-06 公开(公告)号 JP4531647B2 公开(公告)日 2010-08-25
申请人 株式会社フジクラ; 发明人 伸一 二階堂; 武 戸倉; 信正 見崎;
摘要
权利要求
  • 複数の検知電極と、
    これら複数の検知電極を共通に接続する第1の接続状態と、前記複数の検知電極をそれぞれ電気的に分離する第2の接続状態とを切り替えるスイッチと、
    前記第1の接続状態で前記共通接続された複数の検知電極と接続されて前記複数の検知電極と接地との間の静電容量を検出してこれに対応した第1の検出値を出力する第1の静電容量検知回路と、
    前記第2の接続状態で前記各検知電極とそれぞれ接続されて前記各検知電極と接地との間の静電容量を検出してこれに対応した第2の検出値を出力する複数の第2の静電容量検知回路と、
    前記第1の接続状態で前記第1の検出値と第1のしきい値とを比較し、前記第2の接続状態で前記第2の検出値と第2のしきい値との大小関係を比較し、これらの比較結果に基づいて所定の制御を実行する制御手段と を備えたことを特徴とする静電容量式スイッチ装置。
  • 前記切り替えスイッチは、前記複数の検知電極で検出すべき静電容量が前記第1のしきい値よりも小さい場合には前記複数の検知電極を第1の接続状態とし、前記複数の検知電極で検出すべき静電容量が前記第1のしきい値よりも大きい場合には前記複数の検知電極を前記第2の接続状態とするものであることを特徴とする請求項1記載の静電容量式スイッチ装置。
  • 前記複数の検知電極にそれぞれ対応させて複数の照明手段が設けられ、
    前記制御手段は、前記複数の照明手段の点灯状態を制御するものである ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の静電容量式スイッチ装置。
  • 前記制御手段は、
    前記第1の接続状態で前記第1の検出値が第1のしきい値を超えたときに前記全ての照明手段を点灯させると共に第1の接続状態から第2の接続状態へと接続状態を切り替え、
    前記第2の接続状態で前記複数の検知電極のうちの1つの検知電極に接続された静電容量検知回路からの第2の検出値が第2のしきい値を超えたときに当該検知電極に対応する照明手段のみを点灯状態とし、
    前記特定の検知電極に対応する照明手段のみが点灯している状態で当該検知電極に接続された静電容量検知回路からの第2の検出値が第3のしきい値を超えたときに当該検知電極に対応するスイッチオン信号を出力するものである ことを特徴とする請求項1記載の静電容量式スイッチ装置。
  • 複数の検知電極と、
    これら複数の検知電極を階層的にグループ化して各階層のグループ毎に前記検知電極を共通に接続する複数の接続状態を切り替える切り替えスイッチと、
    前記グループ毎にそれに含まれる検知電極と接地との間の静電容量を検出してこれに対応した検出値を出力する静電容量検知回路と、
    前記検出値と複数のしきい値とを比較し、これらの比較結果に基づいて所定の制御を実行する制御手段と を備えたことを特徴とする静電容量式スイッチ装置。
  • 前記検知電極は、内部検知電極と、該内部検知電極を囲むように設置される外周検知電極とからなることを特徴とする請求項1〜5記載の静電容量式スイッチ装置。
  • 前記検知電極は、透明導電膜によって構成されていることを特徴とする請求項1〜5記載の静電容量式スイッチ装置。
  • 说明书全文

    本発明は、家電用機器、産業用機器機、輸送機器、建造物等に使用される静電容量式スイッチ装置に関する。

    従来より、静電容量の変化を検出する静電容量式スイッチとして、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。 この特許文献1に開示されたものは、透明保護膜の下に静電容量検知用透明電極及び表示素子を設け、透明電極での静電容量を検出手段で検出し、その検出結果に基づいて制御手段が表示素子を駆動するようにしたものである。 また、この特許文献1には、表示素子の表示面にマスクを設け、文字や絵を表示する点も開示されている。 これにより、機械的駆動部分がないタッチスイッチを実現するだけでなく、スイッチがONしたことを表示機能により操作者に報知することが可能になる。

    また、特許文献2には、2個の検知電極を使用することにより、静電容量式スイッチの動作領域を広げる技術が開示されている。

    特開平5−298979号公報、段落0012〜0013,0019,0025、図1

    特開平10−64386号公報、段落0007〜0008,0055、図1

    特許文献1に開示された静電容量式スイッチでは、透明電極に人体の一部を近づけると表示素子が表示されるだけで、たとえば暗所などにおけるスイッチの操作性を考慮したものではない。 また、特許文献2に開示されたものは、1つのスイッチ状態を検出するもので、こちらもスイッチの操作性を考慮したものではない。

    これを解決するために本出願人は特願2004−317537「静電容量スイッチ装置」を提案している(未公知)。 このスイッチでは、距離に対応する検出値のしきい値を複数設定し、第1のしきい値を超えたとき第1の点灯パターンで点灯し、第2のしきい値を超えたとき第2の点灯パターンで点灯する手段を備えていることを特徴とする。 本発明は、上述の技術を更に改良することを目的とする。

    本発明に係る静電容量式スイッチ装置は、複数の検知電極と、これら複数の検知電極を共通に接続する第1の接続状態と、前記複数の検知電極をそれぞれ電気的に分離する第2の接続状態とを切り替えるスイッチと、前記第1の接続状態で前記共通接続された複数の検知電極と接続されて前記複数の検知電極と接地との間の静電容量を検出してこれに対応した第1の検出値を出する第1の静電容量検知回路と、前記第2の接続状態で前記各検知電極とそれぞれ接続されて前記各検知電極と接地との間の静電容量を検出してこれに対応した第2の検出値を出力する複数の第2の静電容量検知回路と、前記第1の接続状態で前記第1の検出値と第1のしきい値とを比較し、前記第2の接続状態で前記第2の検出値と第2のしきい値との大小関係を比較し、これらの比較結果に基づいて所定の制御を実行する制御手段とを備えたことを特徴とする。

    本発明によれば、近接する物体とスイッチ装置の距離が遠いときは、複数の検知電極を共通に接続する第1の接続状態に設定することにより、物体とスイッチ装置がある程度離れていても複数の検知電極によって静電容量を高感度に検出することができる。 また、物体とスイッチ装置との距離が近いときには、複数の検知電極をそれぞれ電気的に分離する第2の接続状態に設定することにより、操作者が選択可能なスイッチの数を増加させることができる。 このように、検知電極の面積を制御し、検知感度を調整することで常に安定した精度で物体の近接を検知し、正確なスイッチ操作を実現することができる。

    以下、添付の図を参照して、本発明の実施の形態を説明する。

    図1は、本発明の第1の実施形態に係る静電容量式スイッチ装置の構成を示す分解斜視図である。

    このスイッチ装置は、被覆材としての意匠板1と、意匠板1の裏側に人体の接近を検出するための中央に開口部2aを有する矩形状の検知電極2A,同じく開口部2b,2cを有する検知電極2B,2Cを配置し、意匠板1と検知電極2との間に意匠板1側から順に表示用マスク板3と、バックライト用導光板4を配置し、更に検知電極2Aの裏面側に光源5Aを配置し、同じく検知電極2B,Cの裏面側に、光源5B,Cを配置してなる。 ここで意匠板1は、光透過性を有する樹脂、ガラス等の材料により形成され、例えば無色透明の板の表面1a上に目的にあった模様や色のシートを貼り付けるなどして、数十%、例えば10〜50%の光透過率に調整されたものである。 表示用マスク板3は、スイッチの種類及び位置を示すために所定の文字、記号、図形等の所定の光透過パターン3aを形成し、それ以外の部分をマスクしたもので、光源5A,B,Cの点灯時に意匠板1の表面1aに光透過パターン3aを浮き上がらせるために設けられている。 バックライト用導光板4は、意匠板1の表面1aにスイッチの位置をより鮮明に映し出すことができるように設置されている。 また、検知電極2A,B,C及び光源5A,B,Cは、各検知電極2A,B,Cで検知された検出値に応じて光源5A,B,Cの点灯状態を制御し、外部にスイッチ出力を行うスイッチ回路10に接続されている。

    図2は、この静電容量式スイッチ装置を制御しているスイッチ回路10の電気的構成を示すブロック図である。

    検知電極2A,B,Cは、選択回路18を介して静電容量検知回路9A,B,C,14に接続されている。 選択回路18は、検知電極2A,B,Cを検知回路9A,B,Cにそれぞれ1対1に接続するスイッチSW1,2,3と、検知電極A,B,Cを検知回路14に共通に接続するスイッチSW4とを有する。 ここで、SW1〜3がOFF,SW4がONであるときを第1の接続状態とし、SW1〜3がON,SW4がOFFであるときを第2の接続状態とする。

    第1の接続状態のとき、検知電極2A,B,Cは、すべてSW4を介して静電容量検知回路14に共通に接続されている。 検知回路14は、例えば発振回路を内蔵し、検知電極2A,B,Cによって生成される静電容量に応じてデューティー比が変化する信号を生成し、3つの検知電極2A,B,Cによって生成された静電容量の合計に応じた第1の検出値をコンパレータ16に出力する。 コンパレータ16は、一方に第1の検出値を入力し、他方に第1のしきい値を入力し、その大小関係を比較判定して判定結果を制御回路12に出力する。

    また、第2の接続状態のとき、検知電極2Aは、SW1を介して静電容量検知回路9Aに接続されている。 検知回路9Aは、検知電極2Aによって生成される静電容量に応じてデューティー比が変化する信号を生成し、検知電極2Aと接地との間の静電容量に応じた第2の検出値をコンパレータ11Aに出力する。 コンパレータ11Aは、一方に検知回路9Aから第2の検出値を入力し、他方に予め設定された第2のしきい値を入力し、その大小関係を比較判定して、判定結果を制御回路12に出力する。 検知電極2B,Cも同様に、それぞれSW2,SW3を介して検知回路9B,9Cに接続され、検知回路9B,9Cは、検知電極2B,2Cと接地との間の静電容量に応じた第2の検出値をコンパレータ11B,Cに出力する。 コンパレータ11B,Cは、一方に第2の検出値を入力し、他方に第2のしきい値を入力し、その大小関係を比較判定して、判定結果を制御回路12に出力する。

    制御回路12は、コンパレータ11A,B,C及び17から判定結果を入力し、それに応じて光源駆動回路13A,B,Cを駆動して光源5A,B,Cを設定された点灯状態に点灯させると共に、選択回路18に制御信号を出力してSW1〜4のON/OFF設定をして第1の接続状態又は第2の接続状態にし、更に図示しない外部回路にスイッチ出力を行う。

    このように構成されたスイッチ装置の動作について説明する。

    図3は、スイッチ装置の操作者がスイッチ20A,B,Cの中からスイッチ20Aを選択するときのスイッチ20A,B,Cの点灯状態を示す簡略化したスイッチ装置の上面図である。 操作者がスイッチ装置に近接していない状態では図3の(a)に示すように、すべてのスイッチ20A,B,Cが消灯している第1の点灯状態とし、操作者がスイッチ装置に近接したときは、図3の(b)に示すように、すべてのスイッチ20A,B,Cを点灯する第2の点灯状態として操作者にスイッチ装置が有効になったことを知らせ、更に操作者の指等がスイッチ20Aに近接したときは、図3の(c)に示すように、スイッチ20Aを点灯させ、スイッチ20B,20Cは消灯する第3の点灯状態として操作者にスイッチ20Aが選択されたことを表示する。 ここで、スイッチ20A,B,Cの点灯状態は、それぞれ各スイッチ20A,B,Cの裏側に設置されている光源5A,B,Cの点灯状態によって実現される。

    次に、このような動作を実現するスイッチ回路の具体的動作について説明する。 はじめに操作者がスイッチ装置に近づいていないときは、スイッチ20A,B,Cが消灯している第1の点灯状態とし、各スイッチSW1〜4の設定は、SW1〜SW3がOFF、SW4がONである第1の接続状態とする。 このとき、すべての検知電極2A,B,Cは検知回路14に共通に接続され、みかけの検知電極面積は大きくなり、高感度となる。

    ここで、操作者がスイッチ装置を操作しようと、スイッチ装置に近接すると、各検知電極2A,B,Cの対接地静電容量が変化し、この結果、検知電極2A,B,Cがすべて接続されている検知回路14から出力される第1の検出値は、図4のように増加する。 コンパレータ16は、検知回路14からの第1の検出値が第1のしきい値を超えたら、制御回路12に出力する判定結果の信号を反転させる。 制御回路12は、このコンパレータ16からの判定結果を入力すると、光源駆動回路13A,B,Cを駆動して光源5A,B,Cを第2の点灯状態に制御すると共に、選択回路18に制御信号を出力してSW1〜3をONにして、SW4をOFFにして接続状態を第2の接続状態に設定し、更に、図示しない外部回路にスイッチ出力を行う。 ここで、第2の点灯状態において、光源5A,B,Cがすべて点灯されると、その光が表示用マスク板3の光透過パターン3aを透過して意匠板1の裏側を照射するので、意匠板1の表面には、光透過パターン3aが浮き上がって見える。 また、第2の接続状態に切り替わると、各検知電極2A,B,Cはそれぞれの検知回路9A,B,Cに1対1で接続され、標準感度となる。

    次に、操作者は浮き上がった光透過パターン3aを確認し、スイッチ20A,B,Cの中からスイッチ20Aを選択しようとして、スイッチ20Aに近接すると、検知電極2Aの人体等を介した対接地容量が変化する。 このとき、検知電極2Aは、SW1を介して検知回路9Aにのみ接続されているため、検知回路9Aの対接地静電容量が変化し検知回路9Aから出力される第2の検出値は増加する。 コンパレータ11Aは、検知回路9Aからの第2の検出値が第2のしきい値を超えたら、制御回路12に判定結果を出力する。 制御回路12は、このコンパレータ11Aからの判定結果を入力すると、光源駆動回路13A,B,Cを駆動して光源5A,B,Cを第3の点灯状態に制御すると共に、図示しない外部回路にスイッチ出力を行う。

    このように構成されたスイッチ装置の効果について説明する。

    指がスイッチ装置に接近していない状態では、すべての検知電極2A,B,Cが検知回路14に接続している。 指がスイッチ装置から離れているときは、検知電極2Aで検知する検出値が小さいため、指の接近を検知するのが困難であるが、すべての検知電極2A,B,Cを1つの検知回路14に接続することにより、みかけの検知電極面積を大きくし、指がスイッチ装置に接近するのを高感度で検知することができる。

    また、操作者がスイッチ20Aに指を近づいたときは検知電極2Aの静電容量のみを検知回路9Aで検知し、検知電極面積を小さくし、指がスイッチ装置に接近するのを標準感度で検知する。 指の近接により検出値が大きくなると、選択するスイッチの周辺に設置されている他のスイッチの検知回路の静電容量が増し、誤ったスイッチが選択されてしまう可能性があるが、このように、標準感度に設定することによりこのような誤動作を防止することができる。

    以上のように、指の接近に応じて検知電極面積を変化させ、静電容量を検知する感度を高感度及び標準感度に切り替えることにより、常に安定した精度で指の接近を検知し、正確なスイッチ操作を実現することができる。

    図5は、他の実施形態に係るスイッチ装置の構成を示す分解斜視図である。 これは、第1の実施形態における表示用マスク板3を設置せずにスイッチ装置を構成した例である。 この場合、検知電極2A,B,Cの中央の開口部2a, b,cがマスクとして機能し、光源5A,B,Cが点灯することで矩形の光を意匠板1の表面1aに映し出す。

    図6は、更に、他の実施形態に係るスイッチ装置の構成を示す分解斜視図である。 このスイッチ装置は、第1の実施形態における光源5A,B,Cに加えて、光源6A,B,Cを設置した例である。 この場合、操作者がスイッチ装置に近づいたときは、光源5A,B,Cをすべて点灯し、更に指が接近していずれかのスイッチが選択されたときには、選択したスイッチの裏に配置してある光源6A,B,Cの1つを点灯する。 ここで、光源5A,B,Cと、光源6A,B,Cの発光色を変えておくと、更に操作確認がしやすくなる。 図7は、この実施形態に適用されるスイッチ回路30の構成例を示したものである。 光源駆動回路19Aは、制御回路123からの入力に応じて、光源5A及び5Bの点灯制御を行う。 同様に光源駆動回路19B,Cは、光源5B及び6B,光源5C及び6Cの点灯制御を行う。

    図8は、更に、他の実施形態に係るスイッチ装置の構成を示す分解斜視図である。 第1の実施形態における光源5Aに代えて、照光手段を3つのRBG三原色の光源5Ar,5Ab,5Agで構成したものである。 また、光源5B,Cに関しても同様に、光源5B,Cに代えて、RBG三原色の光源5Br,5Bb,5Bg及び光源5Cr,5Cb,5Cg構成する。 この場合、判定結果に応じて、複数の光源の輝度,色,照光時間及び点灯パターンの少なくとも1つを制御する。 これにより、操作状態に応じて色や輝度が様々に変化し、操作性を向上させることができる。 図9は、この実施形態に適用されるスイッチ回路40の構成例を示したものである。 光源駆動回路21Aは、制御回路124からの入力に応じて光源5Ar,5Ab及び5Agの点灯制御を行う。 光源駆動回路21B,Cも同様に、光源5Br,5Bb及び5Bg、5Cr,5Cb及び5Cgの点灯制御を行う。

    図10は、第1の実施形態における検知回路及びコンパレータの共有化を図ることにより、回路構成を単純化した他の実施形態の回路構成を示したものである。 検知電極5Aは、SW1を介して検知回路9Aに接続し、更にSW3〜5を介して検知回路9Cに接続する。 検知電極5Bは、SW2を介して検知電極9Bに接続し、更にSW3,5を介して検知電極9Cに接続する。 検知電極9Cは、SW3を介して検知回路9Cに接続する。 この場合、指がスイッチ装置から離れているときは、SW1,2をOFF、SW3〜4をONにする第1の接続状態とし、指がスイッチ装置に接近し、指と検知電極9Cから出力される第1の検出値が第1の判定電圧を超えると、制御回路125は、選択回路22を駆動して、SW1〜3をON、SW4,5をOFFにする第2の接続状態にする。 第1の接続状態では、検知電極A,B,Cを検知回路9Aに共通に接続し、第2の接続状態では、各検知電極A,B,Cと各検知回路9A,B,Cにそれぞれ接続する。

    図11は、更に、他の実施形態に係る静電容量式スイッチ装置の構成を示す分解斜視図である。 このスイッチ装置は、16(4×4)個の検知電極を用いて、3段階の階層化を実施した例である。 意匠板1の裏には、16個の検知電極2と、更に検知電極2の下にはそれぞれ光源5が設置され、意匠板1と検知電極2の間には、上からスイッチの位置を表示するマスクパターン17aを有するマスク板17と、マスク板17の下に導光板4を設置してなる。 また、16個の検知電極は、このスイッチ装置を制御するスイッチ回路60に接続されている。

    図12は、スイッチ回路60の電気的構成を示すブロック図である。

    スイッチ回路60に接続される16個の検知電極2A〜2Pは、SW1〜16を介してスイッチ回路60が有する検知回路9A〜9Pにそれぞれ1対1で接続されている。 また、隣接する検知電極2A〜2P間には、それぞれSW17〜31が介挿されている。

    はじめに、SW1及びSW17〜31をON、その他をOFFにすることで、16個の検知電極2A〜2Pは、検知回路9Aに共通接続する。 このときを第1の接続状態とする。 検知回路9Aからの第1の検出値はコンパレータ11Aで第1のしきい値と比較される。 次に、SW1,5,9,13,17〜19,21〜23,25〜27,29〜31をON、その他をOFFとすることで、検知電極2A〜2Pのうち、隣接する4つずつが、それぞれ検知回路9A,9E,9I,9Mに共通に接続される。 このときを、第2の接続状態とする。 検知回路9A,9E,9I,9Mからの第2の検出値は、各検知回路9A,9E,9I,9Mに接続されているコンパレータ11A,11E,11I,11Mで第2のしきい値と比較される。 更に、SW1〜16をON,その他をOFFとすることで、検知電極2A〜2Pは、検知回路9A〜9Pにそれぞれ1対1で接続される。 このときを、第3の接続状態とする。 検知回路9A〜9Pからの第3の検出値は、検知回路9A〜9Pに接続されているコンパレータ11A〜11Pで第3のしきい値と比較される。

    第1〜3の接続状態において、制御回路126は、各コンパレータ11A〜11Pから入力する判定結果に応じて選択回路23を駆動し、SW1〜31のON/OFF制御を行うことにより第1〜3の接続状態を設定すると同時に、光源駆動回路13A〜13Pを駆動して光源5A〜5Pの点灯制御を行い、図13に示すように、第1の接続状態では(a),第2の接続状態では(b),第3の接続状態では(c)のように点灯状態を設定する。

    本実施例では、しきい値を3つ設け3段階の階層化を行ったが、電極の分割の仕方や階層数を様々に変えて、本発明を実施することが可能である。

    図14は、更に、他の実施形態に係る静電容量式スイッチ装置の構成を示す分解斜視図である。

    本実施例は、検知電極をITO,PEDOT/PSS等の検知電極部材24によって構成したものである。 検知電極部材24は、文字や記号からなるインジケータが表面に形成された透明フィルム24E上に透明導電膜からなる内部検知電極24A,B,Cを設置し、更にすべての内部検知電極24A,B,Cの外側を囲むように同じく透明導電膜からなる外周検知電極24Dを配置してなる。 また内部検知電極24A,B,C及び外周検知電極24Dは、すべてスイッチ回路70に接続されている。

    図15は、スイッチ回路70の電気的構成を示すブロック図である。

    操作者がスイッチ装置から離れているときは、SW1〜3をOFF,SW4をONとする第1の接続状態に設定し、内部検知電極24A,B,C及び外周検知電極24Dを検知回路14に共通に接続する。 また、第1の接続状態において操作者がスイッチ装置に近接し、検知回路14から出力される検出値が第1のしきい値を超えると、SW1〜3をON,SW4をOFFとする第2の接続状態に設定し、内部検知回路24A,B,Cを検知回路9A,B,Cに1対1になるように接続する。

    このように、内部検知電極24A,B,Cに加えて、外周検知電極24Dを設置することで、操作者がスイッチ装置から離れていても操作者の近接を高感度に検知することができる。

    本実施例において、各しきい値付近で検出値が頻繁に変動するような場合は、スイッチが何度も切り替わることを防ぐために、コンパレータにヒステリシス特性を持たせることが好ましい。

    本実施例において、各SWは、FETや一般的なアナログスイッチを適用することができる。

    本発明の実施形態に係る静電容量式スイッチ装置の構成を示す分解斜視図である。

    同装置の電気的構成を示すブロック図である。

    同装置の上面から見た概要図である。

    同装置における距離と検出値の関係を示すグラフである。

    他の実施例に係るスイッチ装置の構成を示す分解斜視図である。

    更に、他の実施例に係るスイッチ装置の構成を示す分解斜視図である。

    同装置の電気的構成を示すブロック図である。

    更に、他の実施例に係るスイッチ装置の構成を示す分解斜視図である。

    同装置の電気的構成を示すブロック図である。

    同装置の他の電気的構成を示すブロック図である。

    更に、他の実施例に係るスイッチ装置の構成を示す分解斜視図である。

    同装置の他の電気的構成を示すブロック図である。

    同装置の上面から見た概要図である。

    更に、他の実施例に係るスイッチ装置の構成を示す分解斜視図である。

    同装置の電気的構成を示すブロック図である。

    符号の説明

    1…意匠板、2…検知電極、3,17…表示用マスク板、4…バックライト導光板、5,6…光源、10,30,40,50,60,70…スイッチ回路、9,…静電容量検出回路、11,16,…コンパレータ、12,123〜126…制御回路、13,19,21…光源駆動回路、18,22,23…選択回路,20…スイッチ、24…検知電極部,61〜64グループ回路。

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