装置

申请号 JP2016040965 申请日 2016-03-03 公开(公告)号 JP2017157462A 公开(公告)日 2017-09-07
申请人 アルプス電気株式会社; 发明人 佐々木 孝行; 山縣 一芳;
摘要 【課題】 コストダウンが図れるとともに組立性が良い入 力 装置を提供することにある。 【解決手段】 入力装置1は、ケース2に組み付けられた操作ノブ3の操作により入力モードを切り換える十字方向プッシュスイッチ4と、操作ノブ3に 手指 等の操作体が接近や 接触 したことを検出する静電容量センサ5を備えている。静電容量センサ5は、操作ノブ3の背面に設けられた金属製の静電容量検出板50と、回路 基板 6に形成された静電容量検出回路パターン6Aとを有し、静電検出板50と静電容量検出回路パターン6Aとの間が圧縮コイルバネ51で電気的に接続されている。 【選択図】図2
权利要求

ケースに取り付けられた操作ノブの操作により入モードを切り換える切換スイッチと、 前記操作ノブに操作体が接近または接触したことを検出する静電容量センサと、 を備えた入力装置であって、 前記静電容量センサは、前記操作ノブの背面に取り付けられた金属製の静電容量検出板と、 前記操作ノブに所定距離をおいて対向して配置された回路基板と、 前記回路基板に形成された静電容量検出回路パターンと、 一端が前記静電容量検出板に付勢力により突き当てられ電気的に接続されるとともに、他端が前記静電容量検出回路パターンに付勢力により突き当てられ電気的に接続された圧縮コイルバネと、 を有していることを特徴とする入力装置。前記操作ノブの背面側にバネ支持部材が設けられ、前記バネ支持部材には前記圧縮コイルバネが挿入されるバネ支持孔が貫通形成され、前記バネ支持孔は前記圧縮コイルバネの挿入口側が幅広に形成されるとともに前記圧縮コイルバネの出口側が幅狭に形成され、前記圧縮コイルバネの一端側が前記バネ支持孔の出口側で往復動自在に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。前記バネ支持孔は前記圧縮コイルバネの挿入口側から出口側に向かい漸次幅狭となるテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の入力装置。前記圧縮コイルバネは少なくとも前記バネ支持部材によって支持される一端側が密巻きに形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載の入力装置。前記切換スイッチは、前記操作ノブが十字方向に傾倒自在に前記ケースに取り付けられた十字方向プッシュスイッチであって、前記圧縮コイルバネの一端が前記操作ノブの傾倒中心に位置するように前記静電容量検出板に付勢力によって突き当てられるとともに前記バネ支持部材によって支持されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の入力装置。

说明书全文

本発明は、操作ノブの操作により入モードを切り換える切換スイッチと、操作ノブに手指等の操作体が接近または接触したことを検出する静電容量センサを備えた入力装置に関する。

従来、静電容量センサを備えた入力装置として、特許文献1に開示された入力装置が知られている。 この入力装置は、操作ノブ内に静電容量センサが組み込まれており、操作ノブに手指等が接近または接触したことを検出する。そして、上記静電容量センサは、検出情報をフレキシブルプリント基板により取り出す構造となっている。

特開2015−15202号公報

ところで、特許文献1に開示された入力装置によれば、上記静電容量センサの検出情報を取り出すために、フレキシブルプリント基板を使用しており、部品のコストアップとなっている。

また、フレキシブルプリント基板は可撓性があるために組み立て難いことが課題となっていた。

本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品のコストダウンが図れるとともに組立性が良い入力装置を提供することにある。 また、本発明はケースに対する操作ノブのガタつきを防ぎ、操作ノブの安定した操作を確保できる入力装置を提供することにある。

上記の目的を達成するために、本発明に係る入力装置は、ケースに取り付けられた操作ノブの操作により入力モードを切り換える切換スイッチと、前記操作ノブに操作体が接近または接触したことを検出する静電容量センサとを備えた入力装置であって、前記静電容量センサは、前記操作ノブの背面に取り付けられた金属製の静電容量検出板と、前記操作ノブに所定距離をおいて対向して配置された回路基板と、前記回路基板に形成された静電容量検出回路パターンと、一端が前記静電容量検出板に付勢力により突き当てられ電気的に接続されるとともに、他端が前記静電容量検出回路パターンに付勢力により突き当てられ電気的に接続された圧縮コイルバネを有していることを特徴とする

この構成によれば、圧縮コイルバネの一端を静電容量検出板に突き当てるとともに他端を静電容量検出回路パターンに突き当てるだけで、静電容量検出板と検出回路パターンを電気的に接続することができる。したがって、従来のように部品のコスト高となるフレキシブルプリント基板を使用しなくてもよく、また、静電容量センサの組立も簡単になる。 また、操作ノブの背面に取り付けられている静電容量検出板と回路基板に形成されている静電容量検出回路パターンに圧縮コイルバネの両端が突き当てられ、操作ノブが圧縮コイルバネの付勢力によって常に上方に持ち上げられているので、操作ノブとケースとの間の取り付け部分にガタつきが生じることはなく、操作ノブを精度よく操作することができる。

好適には、前記操作ノブの背面側にバネ支持部材が設けられ、前記バネ支持部材には前記圧縮コイルバネが挿入されるバネ支持孔が貫通形成され、前記バネ支持孔は前記圧縮コイルバネの挿入口側が幅広に形成されるとともに前記圧縮コイルバネの出口側が幅狭に形成され、前記圧縮コイルバネの一端側が前記バネ支持孔の出口側で往復動自在に支持されていることを特徴とする この構成によれば、圧縮コイルバネをバネ支持孔に取り付ける作業が簡単となる。したがって、バネ支持部材を操作ノブに取り付けた状態で、操作ノブをケースに組み付けるだけで、圧縮コイルバネをバネ支持部材に組み込むとともに圧縮コイルバネの一端側を支持することができるので、操作ノブと圧縮コイルバネの組付を簡単に行うことができる。 また、バネ支持孔において、バネ支持部材の一端側を支持するバネ支持孔の出口側は幅狭になっているので、圧縮コイルバネの一端側の径方向の位置決めが確実となり、圧縮コイルバネの一端側のバネ支持孔内での支持状態が安定する。

好適には、前記バネ支持部材のバネ支持孔は前記圧縮コイルバネの挿入口側から出口側に向かい漸次幅狭となるテーパ状に形成されていることを特徴とする。 この構成によれば、バネ支持孔の内周面が圧縮コイルバネの外周面に当接する位置まで操作ノブが傾倒されても、圧縮コイルバネの一端側がバネ支持孔の出口側で往復動自在に支持されているので、圧縮コイルバネを直線的に支持することができる。したがって、圧縮コイルバネの一端を静電容量検出板に対して常に付勢力によって突き当てることができ、圧縮コイルバネの一端の静電容量検出板に対する電気的接触状態は安定したものとなる。

好適には、前記圧縮コイルバネは少なくとも前記バネ支持部材によって支持される一端側が密巻きに形成されていることを特徴とする。 この構成によれば、圧縮コイルバネがバネ支持部材によって支持される一端側が密着蜜巻きに形成されているので、圧縮コイルバネを支持しやすく、圧縮コイルバネの安定した支持状態を得ることができる。また、圧縮コイルバネの少なくとも一端側が密着巻に形成されているので、圧縮コイルバネの搬送時に圧縮コイルバネ同士が絡みにくくなるので、圧縮コイルバネの取り出し作業が容易となる。

好適には、前記切換スイッチは、前記操作ノブが十字方向に傾倒自在に前記ケースに取り付けられた十字方向プッシュスイッチであって、前記圧縮コイルバネの一端が前記操作ノブの傾倒中心に位置するように前記静電容量検出板に付勢力により突き当てられるように前記バネ支持部材によって支持されていることを特徴とする。 この構成によれば、圧縮コイルバネの一端を前記操作ノブの傾倒中心に位置するように前記静電容量板の中心部に付勢力により突き当てることにより、操作ノブの傾倒操作時に手指等の操作体に伝わる力は均一なものとなり、操作ノブを十字方向にスムーズに傾倒操作することができる。

本発明によれば、部品のコストダウンが図れるとともに組立性が良い入力装置を提供することができる。 また、本発明はケースに対する操作ノブのガタつきを防ぎ、操作ノブの安定した操作を確保できる入力装置を提供することができる。

本発明の実施形態に係る入力装置の斜視図である。

図1に示すA−A線における入力装置の概略を示す拡大断面図である。

入力装置の分解斜視図である。

入力装置の十字方向プッシュスイッチを示す拡大分解斜視図である。

入力装置の操作ノブの内部の構造を示す拡大斜視図である。

入力装置のバネ支持部材の拡大斜視図である。

入力装置のケースおける操作ノブの取り付け部分を示す拡大斜視図である。

入力装置の静電容量センサの静電容量検出板の拡大斜視図である。

図2における入力装置のバネ支持部材の部分を示す拡大断面図である。

入力装置の静電容量センサを説明するための拡大斜視図である。

図2に示す入力装置において、操作ノブが傾倒された状態の概略を示す拡大断面図である。

図11におけるバネ支持部材の部分を示す拡大断面図である。

図2に示すB−B線における入力装置の操作ノブにおいて、操作ノブが傾倒された状態の概略を示す拡大断面図である。

以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る入力装置を説明する。 図1は、本発明の実施形態に係る入力装置の斜視図である。図2は、図1に示すA−A線における入力装置の概略を示す拡大断面図である。図3は、入力装置の分解斜視図である。図4は、入力装置の十字方向プッシュスイッチを示す拡大分解斜視図である。図5は、入力装置の操作ノブの内部の構造を示す拡大斜視図である。図6は、入力装置のバネ支持部材の拡大斜視図である。図7は、入力装置のケースおける操作ノブの取り付け部分を示す拡大斜視図である。図8は、入力装置の静電容量検出板の拡大斜視図である。図9は、図2における入力装置のバネ支持部材の部分を示す拡大断面図である。

(入力装置) 入力装置1は、ケース2に組み付けられた操作ノブ3の操作により入力モードを切り換える切換スイッチとなる十字方向プッシュスイッチ4と、操作ノブ3に手指等の操作体が接近や接触したことを検出する静電容量センサ5を備えている。

(十字方向プッシュスイッチ) 十字方向プッシュスイッチ4は、操作ノブ3を十字方向に押圧傾倒操作することにより、四方向の入力モードに切り換えることができるスイッチである。 図4に示すように、十字方向プッシュスイッチ4は、ケース2の下部基台2a上に配置された回路基板6上に90°の間隔をおいて組み付けられた第1プッシュスイッチ部40、第2プッシュスイッチ部41、第3プッシュスイッチ部42及び第4プッシュスイッチ部43と、操作ノブ3の押圧傾倒操作により各プッシュスイッチ部40、41、42、43をそれぞれ押し込み操作する第1ステム部44、第2ステム部45、第3ステム部46及び第4ステム部47を有している。

操作ノブ3は高さの低い円筒状に形成され、操作ノブ3の上面には操作ノブ3を傾倒操作し第1プッシュスイッチ部40を駆動するための第1押圧部3Aが設けられている。また、操作ノブ3の上面には操作ノブ3を傾倒操作し第2プッシュスイッチ部41を駆動するための第2押圧部3Bが設けられている。また、操作ノブ3の上面には操作ノブ3を傾倒操作し第3プッシュスイッチ部42を駆動するための第3押圧部3Cが設けられている。また、操作ノブ3の上面には操作ノブ3を傾倒操作し第4プッシュスイッチ部43を駆動するための第4押圧部3Dが設けられている。

第1プッシュスイッチ部40は、回路基板6上に設けられた保護カバー2bの部分に形成された一対の第1ラバースイッチ部40A、40Aにより構成されている。第2プッシュスイッチ部41も保護カバー2bの部分に形成された一対の第2ラバースイッチ部41A、41Aにより構成されている。また、第3プッシュスイッチ部42も保護カバー2bの部分に形成された一対の第3ラバースイッチ部42A、42Aにより構成されている。また、第4プッシュスイッチ部43も保護カバー2bの部分に形成された一対の第4ラバースイッチ部43A、43Aにより構成されている。

第1ラバースイッチ部40Aは、操作ノブ3の第1押圧部3Aが押圧操作された場合に弾性変形するようドーム状に形成されている。第1ラバースイッチ部40Aのドーム状に形成された本体内部の上面には図示しない可動接点が設けられている。第1ラバースイッチ40Aは、操作ノブ3が押圧操作されると、操作ノブ3から受ける押圧力によってドーム状に形成された本体部分がへこみ、可動接点が回路基板6に設けられた固定接点と接触する。これにより、第1ラバースイッチ部40Aはオンとなる。そして、第1ラバースイッチ40Aは、第1押圧部3Aに対する押圧力が解除されると、本体は弾性力によって形状が元のドーム状に戻り、可動接点が固定接点から離れる。これにより、第1ラバースイッチ部40Aはオフとなる。

第2ラバースイッチ部41Aは、操作ノブ3の第2押圧部3Bが押圧操作された場合に弾性変形するようドーム状に形成されている。第2ラバースイッチ部41Aのドーム状に形成された本体内部の上面には図示しない可動接点が設けられている。第2ラバースイッチ41Aは、操作ノブ3が押圧操作されると、操作ノブ3から受ける押圧力によってドーム状に形成された本体部分がへこみ、可動接点が回路基板6に設けられた固定接点と接触する。これにより、第2ラバースイッチ部41Aはオンとなる。そして、第2ラバースイッチ41Aは、第2押圧部3Bに対する押圧力が解除されると、本体は弾性力によって形状が元のドーム状に戻り、可動接点が固定接点から離れる。これにより、第2ラバースイッチ部41Aはオフとなる。

第3ラバースイッチ部42Aは、操作ノブ3の第3押圧部3Cが押圧操作された場合に弾性変形するようドーム状に形成されている。第3ラバースイッチ部42Aのドーム状に形成された本体内部の上面には図示しない可動接点が設けられている。第3ラバースイッチ42Aは、操作ノブ3が押圧操作されると、操作ノブ3から受ける押圧力によってドーム状に形成された本体部分がへこみ、可動接点が回路基板6に設けられた固定接点と接触する。これにより、第3ラバースイッチ部42Aはオンとなる。そして、第3ラバースイッチ42Aは、第3押圧部3Cに対する押圧力が解除されると、本体は弾性力によって形状が元のドーム状に戻り、可動接点が固定接点から離れる。これにより、第3ラバースイッチ部42Aはオフとなる。

第4ラバースイッチ部43Aは、操作ノブ3の第4押圧部3Dが押圧操作された場合に弾性変形するようドーム状に形成されている。第4ラバースイッチ部43Aのドーム状に形成された本体内部の上面には図示しない可動接点が設けられている。第4ラバースイッチ43Aは、操作ノブ3が押圧操作されると、操作ノブ3から受ける押圧力によってドーム状に形成された本体部分がへこみ、可動接点が回路基板6に設けられた固定接点と接触する。これにより、第4ラバースイッチ部43Aはオンとなる。そして、第4ラバースイッチ43Aは、第4押圧部に対する押圧力が解除されると、本体は弾性力によって形状が元のドーム状に戻り、可動接点が固定接点から離れる。これにより、第4ラバースイッチ部43Aはオフとなる。

第1ステム部44は、ステム本体44Aと、ステム本体44Aの下端に形成され一対の第1ラバースイッチ部40A、40Aを押し込むための第1押圧片部44Bを有しており、略T字形状をなしている。ステム本体44Aは回路基板6に対して垂直方向に往復動自在となるように後述する操作ノブ収納部20の底部に貫通形成されたステム支持孔2Aによって支持されている。

第2ステム部45は、ステム本体45Aと、ステム本体45Aの下端に形成され一対の第2ラバースイッチ部41A、41Aを押し込むための第2押圧片部45Bを有しており、略T字形状をなしている。ステム本体45Aは回路基板6に対して垂直方向に往復動自在となるように操作ノブ収納部20の底部に貫通形成されたステム支持孔2Aによって支持されている。

第3ステム部46は、ステム本体46Aと、ステム本体36Aの下端に形成され一対の第3ラバースイッチ部42A、42Aを押し込むための第3押圧片部46Bを有しており、略T字形状をなしている。ステム本体46Aは回路基板6に対して垂直方向に往復動自在となるように操作ノブ収納部20の底部に貫通形成されたステム支持孔2Aによって支持されている。

第4ステム部47は、ステム本体47Aと、ステム本体47Aの下端に形成され一対の第4ラバースイッチ部43A、43Aを押し込むための第4押圧片部47Bを有しており、略T字形状をなしている。ステム本体47Aは回路基板6に対して垂直方向に往復動自在となるように操作ノブ収納部20の底部に貫通形成されたステム支持孔2Aによって支持されている。

図5に示すように、操作ノブ3の背面には第1ステム部44のステム本体44Aの先端に当接し、ステム本体44Aを回路基板6の方向に押し込むための第1押圧突片3Eが垂下形成されている。ステム本体44Aの先端はテーパ状に形成されており、操作ノブ3を傾倒操作した時に操作ノブ3の第1押圧突片3Eはステム本体44Aの先端に滑らかに接触し、操作ノブ3をスムーズに操作できる。

操作ノブ3の背面には第2ステム部45のステム本体45Aの先端に当接し、ステム本体45Aを回路基板6の方向に押し込むための第2押圧突片3Fが垂下形成されている。ステム本体45Aの先端はテーパ状に形成されており、操作ノブ3を傾倒操作した時に操作ノブ3の第2押圧突片3Fはステム本体45Aの先端に滑らかに接触し、操作ノブ3をスムーズに操作できる。

操作ノブ3の背面には第3ステム部46のステム本体46Aの先端に当接し、ステム本体46Aを回路基板6の方向に押し込むための第3押圧突片3Gが垂下形成されている。ステム本体46Aの先端はテーパ状に形成されており、操作ノブ3を傾倒操作した時に操作ノブ3の第3押圧突片3Gはステム本体46Aの先端に滑らかに接触し、操作ノブ3をスムーズに操作できる。

操作ノブ3の背面には第4ステム部47のステム本体47Aの先端に当接し、ステム本体47Aを回路基板6の方向に押し込むための第4押圧突片3Hが垂下形成されている。ステム本体47Aの先端はテーパ状に形成されており、操作ノブ3を傾倒操作した時に操作ノブ3の第4押圧突片3Hはステム本体47Aの先端に滑らかに接触し、操作ノブ3をスムーズに操作できる。

このように、十字プッシュスイッチ4は、操作ノブ3の4箇所の押圧部3A、3B、3C、3Dを選択して押圧して、操作ノブ3を傾倒操作することにより、各プッシュスイッチ部40、41、42、43を選択して動作させることができ、四方向の入力モードに切換え操作することができる。

(バネ支持部材) 図6に示すように、操作ノブ3の背面側には、後述する静電容量センサ5を構成する圧縮コイルバネ51(以下、コイルバネという)を支持するためのバネ支持部材7が取り付けられている。 図6に示すように、バネ支持部材7の対向する両側には一対の軸部7A、7Aが突出形成されている。操作ノブ3の背面には弾性を有する一対の軸受片3I、3Iが対峙するように垂下形成されている。バネ支持部材7の軸部7A、7Aは軸受片3Iの軸受孔3J、3Jに嵌合され、バネ支持部材7は軸部7Aを中心に揺動自在となるように操作ノブ3に取り付けられている。

バネ支持部材7の軸部7Aの先端の上部側には傾斜面7Bが形成されている。また、軸受片3Iの先端の内側部には傾斜面3Kが形成されている。したがって、バネ保持部7の軸部7Aを軸受片3Iの弾性力に抗して軸受孔3Jに嵌め込むとき、軸部7Aの先端の傾斜面7Bを軸受片3Iの傾斜面3Kに沿わせて押し込むことができ、バネ支持部材7をスムーズに操作ノブ3に取り付けることができる。

バネ支持部材7において、一対の軸部7Aの揺動中心と直交する両側には一対の軸受孔7C、7Cが対向するように形成されている。なお、一対の軸受孔7C,7Cは貫通形成されている。

図7に示すように、操作ノブ3は、ケース2の上部に形成された開口部2Bを有する円形状の操作ノブ収納部20内に組み込まれている。操作ノブ収納部20の底部にはバネ支持部材7を支持するための弾性を有する一対の支持片2C、2Cが対峙するように突出形成されている。一対の支持片2C、2Cの内側には対向するように一対の軸部2D、2Dが突出形成されている。バネ支持部材7の軸受孔7Cは軸部2Dに嵌合され、バネ支持部材7は軸部2Dを中心に揺動自在となるように操作ノブ収納部20内に収納されている。

したがって、操作ノブ3は、バネ支持部材7に設けられた軸受孔7Cと、支持片2Cに設けられた軸部2Dとの嵌合により、二方向傾倒操作自在に支持されており、操作ノブ3は第1プッシュスイッチ部40を押圧する第1入力モードと、第2プッシュスイッチ部41を押圧する第2入力モードとの間を選択的に切り換えることができる。

また、操作ノブ3は、操作ノブ3に設けられた軸受片3Iの軸受孔3Jとバネ支持部材7に設けられた軸部7Aとの嵌合により、二方向に傾倒操作自在に支持されており、第3プッシュスイッチ部42を押圧する第3入力モードと、第4プッシュスイッチ部43を押圧する第4入力モードに選択的に切り換えることができる。

(静電容量センサ) 図10に示すように、静電容量センサ5は、操作ノブ3の背面に設けられた金属製の静電容量検出板50と、回路基板6に形成された静電容量検出回路パターン6Aと、一端となる先端51Aが前記静電容量検出板50に接続されるとともに他端となる下端51Bが静電容量検出回路パターン6Aに電気的に接続されたコイルバネ51を有している。

手指等の操作体が操作ノブ3、すなわち静電容量検出板50に接近または接触すると、静電容量検出板50との間で形成される静電容量が変化する。この静電容量の変化はコイルバネ51を介して回路基板6に設けられた図示しない静電容量検出回路で検出することができ、手指等の操作体が操作ノブ3に接近または接触したことを検出する。

図8に示すように、静電容量検出板50の外周には周方向に90°の間隔を隔てて切り欠き部50A、50A、50A、50Aが形成されている(図5を参照)。各切り欠き部50Aを操作ノブ3の背面に形成された各押圧突片3E、3F、3G、3Hに嵌合させることにより、静電容量検出板50は操作ノブ3の背面に位置決め固定されている。

図2に示すように、コイルバネ51は、先端51A側が操作ノブ3に取り付けられたバネ支持部材7によって支持されている。バネ支持部材7にはバネ支持孔7Dが上下方向に貫通形成されている。バネ支持孔7Dの下端には下端開口部7aが形成されるとともに上端には上端開口部7bが形成されている。コイルバネ51の先端51Aの部分はバネ支持孔7Dの上端開口部7bの部分で往復動自在に支持されている。

コイルバネ51は先端51Aが上端開口部7bより外部に突出するように下端開口部7aより挿入され、先端51Aが静電容量検出板50の板面に付勢力によって突き当てられ、静電容量検出板50と電気的に接続されるとともに、下端51Bが回路基板6の静電容量検出回路パターン6Aに付勢力によって突き当てられ、静電容量検出回路パターン6Aと電気的に接続されている。 なお、コイルバネ51は操作ノブ収納部20の底部の中央部に貫通形成されたバネ支持孔2Eに挿入され、中途部分51Cが支持されている。また、コイルバネ51の下端51A側は保護カバー2bに形成された支持孔2Fに挿入され支持されている。

このように、コイルバネ51の先端51Aを静電容量検出板50に突き当てるとともに下端51Bを静電容量検出回路パターン6Aに突き当てるだけで、静電容量検出板50と静電容量検出回路パターン6Aを電気的に接続することができる。したがって、従来のように部品のコスト高となるフレキシブルプリント基板を使用しなくてもよく、また、静電容量センサ5の組立も簡単になる。

また、操作ノブ3の背面に取り付けられている静電容量検出板50と回路基板6に形成されている静電容量検出回路パターン6Aにコイルバネ51の両端51A、51Bを突き当て、操作ノブ3をコイルバネ51の付勢力を持って常に上方に持ち上げているので、操作ノブ3とケース2との間の取り付け部分にガタつきが生じることはなく、操作ノブ3を精度よく傾倒操作することができる。

コイルバネ51の先端51Aは、静電容量板50において、操作ノブ3の四方向の傾倒中心となる中心部50aに付勢力によって突き当てられている。 このように、コイルバネ51の先端51Aは静電容量板50の中心部50aに付勢力によって突き当てられており、操作ノブ3の傾倒操作時に手指等の操作体に伝わる力は均一なものとなり、操作ノブ3を十字方向にスムーズに傾倒操作することができる。また、コイルバネ51の先端51Aは、操作ノブ3が傾倒操作されたとき、コイルバネ51自体の付勢力を利用してスムーズに静電容量検出板50の板面を摺動することができ、コイルバネ51の先端51Aの静電容量検出板50に対する電気的接触状態は常に安定したものを得ることができる。

バネ支持孔7Dは下端開口部7a側が上端開口部7b側より幅広に形成され、下端開口部7aから上端開口部7bに向かって漸次幅狭となるテーパ状に形成されている。 このように、バネ支持孔7Dをテーパ状に形成することにより、コイルバネ51をバネ支持孔7Dに挿入し取り付ける作業は簡単となる。したがって、バネ支持部材7を操作ノブ3に取り付けた状態で、操作ノブ3をケース2の操作ノブ収納部20に組み付けるだけで、コイルバネ51をバネ支持部材7に組み込むとともにコイルバネ51の先端51Aの部分をコイル支持孔7Dの上端開口部分7bで支持することができるので、操作ノブ3とコイルバネ51の組付を簡単に行うことができる。

また、バネ支持部材7のバネ支持孔7Dの上端開口部7b側は幅狭になっているので、コイルバネ51の先端51A部分の径方向の位置決めが確実となり、コイルバネ51の先端51A側のバネ支持孔7D内での支持状態が安定する。

コイルバネ51の両端51A、51B側は密巻きに形成されるとともに中途部分51Cは疎巻きに形成されている。コイルバネ51がバネ支持部材7によって支持される先端51A側が密巻きに形成されているので、コイルバネ51の支持がし易く、コイルバネ51の安定した支持状態を得ることができる。また、コイルバネ51の両端51A、51Bが密巻に形成されているので、コイルバネ51の搬送時にコイルバネ51同士が絡みにくくコイルバネ51の取り出し作業が容易となる。

次に、操作ノブ3を傾倒操作し、第2入力モードに切換えられた時の操作ノブ3の状態について詳細に説明する。 図11に示すように、操作ノブ3の第2押圧部3Bを押圧すると、操作ノブ3は、バネ支持部材7を操作ノブ収納部20内において揺動自在に支持している軸部2Dを中心に傾倒する。そうすると、操作ノブ3に垂下形成されている第2押圧突片3Fが第2ステム部45のステム本体45Aを押し下げ、第2押圧片部45Bが一対の第2ラバースイッチ部41A、41A部を押圧する。そうすると、第2ラバースイッチ部41Aのドーム状に形成された本体部分がへこみ、可動接点が回路基板6に設けられた固定接点と接触する。これにより、第2ラバースイッチ部41Aはオンとなる。

なお、操作ノブ3の第2押圧部3Bを押圧し、操作ノブ3を傾倒操作すると、操作ノブ3の背面に垂下形成されている第1押圧突片3Eは第1ステム部44のステム本体44Aの先端から離れた状態となっている。

このように、操作ノブ3が傾倒操作されると、図12に示すように、バネ支持部材7は、操作ノブ3とともに軸部2Dを中心に揺動する。このとき、バネ支持孔7Dはテーパ状に形成されているので、コイルバネ51は先端51の部分がバネ支持孔7Dの上端開口部7bの部分で支持された状態で、バネ支持孔7Dの内周面がコイルバネ51の外周面に当接する位置まで傾倒する。したがって、コイルバネ51は直線的に支持された状態を維持することができ、コイルバネ51の先端51Aの静電容量検出板50に対する接触状態は安定したものとなる。なお、操作ノブ3の傾倒操作によって、コイルバネ51は付勢力に抗して押し下げられる。しかしながら、コイルバネ51の先端51Aはバネ支持部材7のバネ支持孔7Dの上端開口部7bの部分で往復動自在に支持されているので、静電容量検出板50に対する接触状態を維持できる。

次に、操作ノブ3を傾倒操作し、第3入力モードに切換えられた時の操作ノブ3の状態について詳細に説明する。 図13に示すように、操作ノブ3の第3押圧部3Cを押圧すると、操作ノブ3は操作ノブ3を揺動自在に支持しているバネ支持部材7の軸部7Aを中心に傾倒する。そうすると、操作ノブ3に垂下形成されている第3押圧突片3Gが第3ステム部46のステム本体46Aを押し下げ、第3押圧片部46Bが一対の第3ラバースイッチ部42Aを押圧する。そうすると、第3ラバースイッチ部42Aのドーム状に形成された本体部分がへこみ、可動接点が回路基板6に設けられた固定接点と接触する。これにより、第3ラバースイッチ部42Aはオンとなる。

なお、操作ノブ3の第3押圧部3Cを押圧し、操作ノブ3を傾倒操作すると、操作ノブ3の背面に垂下形成されている第4押圧突片3Hは第4ステム部47のステム本体47Aの先端から離れた状態となっている。

このように、操作ノブ3が傾倒操作されると、バネ支持部材7は揺動することなく操作ノブ3が軸部7Aを中心に揺動する。したがって、コイル支持部材7によって先端51Aの部分が支持されているコイルバネ51はバネ支持孔7D内で直線的に支持された状態を維持することができ、コイルバネ51の先端51Aの静電容量検出板50に対する接触状態は安定したものとなる。なお、この時も操作ノブ3の傾倒操作によって、コイルバネ51は付勢力に抗して押し下げられる。しかしながら、コイルバネ51の先端51Aはバネ支持部材7のバネ支持孔7Dの上端開口部7bの部分で往復動自在に支持されているので、静電容量検出板50に対する接触状態を維持できる。

上記実施形態によれば、コイルバネ51の先端51Aを静電容量検出板50に突き当てるとともに下端51Bを静電容量検出回路パターン6Aに突き当てるだけで、静電容量検出板50と静電容量検出回路パターン6Aを電気的に接続することができる。したがって、従来のように部品のコスト高となるフレキシブルプリント基板を使用しなくてもよく、また、静電容量センサ5の組立も簡単になる。

また、操作ノブ3の背面に取り付けられている静電容量検出板50と回路基板6に形成されている静電容量検出回路パターン6Aにコイルバネ51の両端51A、51Bを突き当て、操作ノブ3をコイルバネ51の付勢力によって常に上方に持ち上げているので、操作ノブ3とケース2との間の取り付け部分にガタつきが生じることはなく、操作ノブ3を精度よく傾倒操作することができる。

本発明は上述した実施形態には限定されない。すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。

上記実施形態では、入力モードを切り換える切換スイッチとして十字方向プッシュスイッチ4を用いたものであるが、本発明は十字方向プッシュスイッチ4に限定されるのもではなく、入力モードを切り換える機能を備えたスライドスイッチ及び回転スイッチ等にも適用できる。

上記実施形態では、コイルバネ51の両端51A、51B側が密巻に形成されるとともに中途部分51Cが疎巻きに形成されているものであるが、本発明はバネ支持部材7によって保持されるコイルバネ51の一端側が少なくとも密巻に形成されていればよい。

本発明は、静電容量センサ付きの入力装置に適用可能である。

1・・・・・・・・・入力装置 2・・・・・・・・・ケース 3・・・・・・・・・操作ノブ 4・・・・・・・・・十字方向プッシュスイッチ 5・・・・・・・・・静電容量センサ 6・・・・・・・・・回路基板 6A・・・・・・・・静電容量検出回路パターン 7・・・・・・・・・バネ支持部材 7D・・・・・・・・バネ支持孔 7a・・・・・・・・下端開口部 7b・・・・・・・・上端開口部 50・・・・・・・・静電容量検出板 50a・・・・・・・中心部 51・・・・・・・・圧縮コイルバネ 51A・・・・・・・先端 51B・・・・・・・下端 51C・・・・・・・中途部分

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