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Movable contact body for panel switch and panel switch using the movable contact body

申请号 JP3095998 申请日 1998-02-13 公开(公告)号 JPH11232963A 公开(公告)日 1999-08-27
申请人 Matsushita Electric Ind Co Ltd; 松下電器産業株式会社; 发明人 OKAMOTO YUJI; SAKO KOJI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a movable contact body for a panel switch to be used for operation panels or the like of various types of electronic apparatuses and eliminating static electricity moreover which provides proper sense of operation capable of preventing unwanted electric wave radiation.
SOLUTION: This movable contact body is produced by housing a dome-type movable contact 1 in a hole part 30C of a substrate sheet part 30 made of an insulating material having a silver film layer 30A on the upper face and sticking the circumference of the hole part 30C and the upper face part of the dome-type movable contact 1 by a dust-proof sheet 3 made of an insulating film by an adhesive. Consequently, the obtained movable contact body is enabled to deal with unwanted radiation of electric waves and static electricity. Furthermore, since the dome-type movable contact 1 is covered only with the dust-proof sheet 3, a contact body is obtained which provides proper sense of operation.
COPYRIGHT: (C)1999,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 上面全体に導電性被膜を有し、所定の位置に孔部を備えた絶縁材料製の基材シート部と、基材シート部の孔部内に収容される弾性金属薄板製のドーム状可動接点と、基材シート部の孔部上方に配され、下面の粘着剤により上記孔部の周囲とドーム状可動接点の頂点部を接着結合している可撓性を有する絶縁フィルム製の防塵シートからなるパネルスイッチ用可動接点体。
  • 【請求項2】 基材シート部上面の導電性被膜が、銀またはカーボン印刷層により形成された請求項1記載のパネルスイッチ用可動接点体。
  • 【請求項3】 基材シート部上面の導電性被膜が、アルミニウム等の導電金属薄膜層により形成された請求項1
    記載のパネルスイッチ用可動接点体。
  • 【請求項4】 基材シート部を、絶縁シートの上面に導電シートを貼り合わせて形成した請求項1記載のパネルスイッチ用可動接点体。
  • 【請求項5】 基材シート部の絶縁シートのみにドーム状可動接点を収容する孔部とは異なる位置に貫通孔を設け、その貫通孔内に導電シートの下面を露出させた請求項4記載のパネルスイッチ用可動接点体。
  • 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか一つに記載のパネルスイッチ用可動接点体を、そのドーム状可動接点に対応した固定接点を上面に有する配線基板上に重ねて貼り合わせることにより形成されるパネルスイッチ。
  • 【請求項7】 パネルスイッチ用可動接点体の導電性被膜が、配線基板等に設けたアース用部分に接続されている請求項6記載のパネルスイッチ。
  • 【請求項8】 請求項5記載のパネルスイッチ用可動接点体を、そのドーム状可動接点に対応した固定接点を上面に有する配線基板上に重ねて貼り合わせると共に、上記可動接点体の貫通孔内に露出している導電シート部分を、操作ボタンと一体にもしくは外装部材に設けた凸状部で、上記可動接点体の下方に配された配線基板のアース用配線部に押し付けて電気的に接続させるようにしたパネルスイッチ。
  • 【請求項9】 パネルスイッチ用可動接点体のドーム状可動接点の外周部に常時当接している側の配線基板上の固定接点が、配線基板等に設けたアース用部分に電気的に接続されている請求項7または8記載のパネルスイッチ。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器の操作パネル等に使用されるパネルスイッチ用可動接点体およびそれを用いたパネルスイッチに関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】従来のパネルスイッチ用可動接点体について図6(a)の側面断面図、同(b)の分解斜視図を用いて説明すると、1は弾性金属薄板からなるドーム状可動接点、2は下面に粘着剤2Aが塗布された絶縁フィルム製のシートで、ドーム状可動接点1はシート2に設けられた複数の孔部2B内にそれぞれ収容されると共に、上面部分がシート2の孔部2Bの上方に貼り付けられた孔部2Bよりも少し大きい可撓性を有する絶縁フィルム製の防塵シート3により接着結合されて位置決めされており、さらにその上方から可撓性を有する導電シート4が貼り付けられてパネルスイッチ用可動接点体20
    を構成している。

    【0003】通常、上記構成のパネルスイッチ用可動接点体20は、輸送・保管等の際にシート2の孔部2B内への塵埃等の侵入およびシート2下面の粘着剤2Aで互いにくっ付くことを防止するために、シート2の孔部2
    Bを覆うセパレータ5をシート2下面に貼り付けていた。

    【0004】そして、このパネルスイッチ用可動接点体20を所定の電子機器に装着する場合には、パネルスイッチ用可動接点体20のシート2の下面に貼り付けられたセパレータ5を剥がし、続いてそれぞれのドーム状可動接点1の外周部1Aおよび中央頂点部1Bに対応する位置に電気的に独立した固定接点6および7を有する配線基板8上に、シート2下面の粘着剤2Aによって上記パネルスイッチ用可動接点体20を重ねて貼り付け、その後それぞれのドーム状可動接点1を押圧するための操作ボタン9を一体形成した弾性ゴム製等の操作体10を組み込むことにより、図7の側面断面図に示すパネルスイッチ21を構成するものであった。

    【0005】ここで、パネルスイッチ用可動接点体20
    上面の導電シート4は、パネルスイッチ用可動接点体2
    0を装着した電子機器の操作部分からの電波の不要輻射を抑えると共に、操作ボタン9等からパネルスイッチ用可動接点体20に流れ込んでくる静電気をアース用部分に逃がす目的で設けているものであるため、通常は図8
    の部分断面図に示すように、パネルスイッチ用可動接点体20の端部を折り返して、導電シート4が配線基板8
    に設けられたアース用配線部11に電気的に接続するようにしてパネルスイッチ用可動接点体20を配線基板8
    上に貼り付けていた。

    【0006】そして、このパネルスイッチ21の動作は、図7に示す操作ボタン9を押圧操作すると、固定接点6上に載置されているドーム状可動接点1に操作ボタン9の凸部9Aおよび導電シート4、防塵シート3を介して押圧が加わり、その押圧力が所定の力を越えた時に、ドーム状可動接点1は節度感を伴って反転して中央頂点部1Bが配線基板8の固定接点7に当接することにより、ドーム状可動接点1を介して固定接点6と7の間を電気的に接続させ、上記操作ボタン9への押圧力を除くと、ドーム状可動接点1がその弾性復元力によって元の状態に復帰することにより固定接点6と7の間を電気的にOFF状態にするものであった。

    【0007】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来のパネルスイッチ用可動接点体20およびそれを用いたパネルスイッチ21においては、ドーム状可動接点1の上方部分に、電波の不要輻射および静電気を対策するために設けた導電シート4および防塵シート3の二枚ものシートを重ねて貼り付けている構成であるので、押圧操作力およびドーム状可動接点1の反発力が導電シート4
    および防塵シート3に吸収されてドーム状可動接点1の節度感に代表される操作フィーリングが多少劣るものとなってしまうため、二枚のシートの厚さを薄くしなければならないが、それらを薄くするに従って取り扱いが難しくなりパネルスイッチ用可動接点体20の組立の際に高度な貼付技術と高価な組立治具が必要になるという課題があった。

    【0008】本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、電波の不要輻射および静電気に対して対策を講じることができ、しかも良好な操作フィーリングを有するパネルスイッチ用可動接点体およびそれを用いたパネルスイッチを提供することを目的とする。

    【0009】

    【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明のパネルスイッチ用可動接点体は、上面全体に導電性被膜を有する絶縁材料製の基材シート部の孔部内に、弾性金属薄板製のドーム状可動接点を収容して、その上方から絶縁フィルム製の防塵シートにより上記孔部の周囲とドーム状可動接点の頂点部を接着結合するようにするものである。

    【0010】これにより、基材シート部の上面全体に導電性被膜を設けているため、電波の不要輻射レベルを低減できると共に静電気を上記導電性被膜を介してアース用部分に逃がすことができる上、ドーム状可動接点を防塵シートの一枚のみで覆う構成としているため、良好な操作フィーリングを有するパネルスイッチ用可動接点体およびそれを用いたパネルスイッチを得ることができる。

    【0011】

    【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、上面全体に導電性被膜を有し、所定の位置に孔部を備えた絶縁材料製の基材シート部と、基材シート部の孔部内に収容される弾性金属薄板製のドーム状可動接点と、基材シート部の孔部上方に配され、下面の粘着剤により上記孔部の周囲とドーム状可動接点の頂点部を接着結合している可撓性を有する絶縁フィルム製の防塵シートからなるパネルスイッチ用可動接点体としたものであり、基材シート部上面に設けた導電性被膜によって電波の不要輻射を抑えることができると共に静電気を上記導電性被膜を介して装着した電子機器のアース用部分に逃がすことができる上、ドーム状可動接点を防塵シートの一枚のみで覆う構成としているため、良好な操作フィーリングを有するパネルスイッチ用可動接点体を少ない部品点数で実現することができるという作用を有する。

    【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、基材シート部上面の導電性被膜が、銀またはカーボン印刷層により形成されたものであり、請求項1記載の発明による作用に加えて、スクリーン印刷等の印刷により導電性被膜を形成することができるため、
    導電性被膜の形成からパネルスイッチ用可動接点体の完成までの連続生産にも対応し易く、安価で品質の安定したものを容易に大量生産することができるという作用を有する。

    【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明において、基材シート部上面の導電性被膜が、アルミニウム等の導電金属薄膜層により形成されたものであり、厚みの薄いパネルスイッチ用可動接点体を容易に実現できると共に、蒸着法等を用いて緻密な構造の導電金属薄膜層を形成した場合には、電波の不要輻射レベルをさらに低減させることができるという作用を有する。

    【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1記載の発明において、基材シート部を、絶縁シートの上面に導電シートを貼り合わせて形成したものであり、電子機器メーカーからの電波の不要輻射レベルおよび静電気の帯電レベルの要求規格値に対して、適宜絶縁シートおよび導電シートを選択して貼り合わせるのみで迅速に対応することができ、それぞれ数種類の標準のシートを決定しておくことにより生産・納入の期間を大幅に短縮することができるという作用を有する。

    【0015】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の発明において、基材シート部の絶縁シートのみにドーム状可動接点を収容する孔部とは異なる位置に貫通孔を設け、その貫通孔内に導電シートの下面を露出させたものであり、貫通孔内に露出している導電シート部分を下方に配した配線基板等のアース用部分に接触させることによって、容易に基材シート部上面の導電シートをアースすなわち接地させることができるという作用を有する。

    【0016】請求項6に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載のパネルスイッチ用可動接点体を、
    そのドーム状可動接点に対応した固定接点を上面に有する配線基板上に重ねて貼り合わせることにより形成されるパネルスイッチとしたものであり、電波の不要輻射および静電気の対策を講じることができ、しかも良好な操作フィーリングを有するパネルスイッチを実現することができるという作用を有する。

    【0017】請求項7に記載の発明は、請求項6記載の発明において、パネルスイッチ用可動接点体の導電性被膜が、配線基板等に設けたアース用部分に接続されているものであり、請求項6記載の発明による作用に加えて、パネルスイッチ用可動接点体上面に設けた導電性被膜がアースすなわち接地されているため、電波の不要輻射および静電気に対する特性が良好なものを得ることができるという作用を有する。

    【0018】請求項8に記載の発明は、請求項5記載のパネルスイッチ用可動接点体を、そのドーム状可動接点に対応した固定接点を上面に有する配線基板上に重ねて貼り合わせると共に、上記可動接点体の貫通孔内に露出している導電シート部分を、操作ボタンと一体にもしくは外装部材に設けた凸状部で、上記可動接点体の下方に配された配線基板のアース用配線部に押し付けて電気的に接続させるようにしたパネルスイッチとしたものであり、パネルスイッチ用可動接点体の導電シートと配線基板のアース用配線部を組立工数を少なく簡単かつ確実に電気的に接続させてアースすなわち接地させることができ、電波の不要輻射および静電気に対する特性が良好で、しかも操作フィーリングの良いパネルスイッチを実現することができるという作用を有する。

    【0019】請求項9に記載の発明は、請求項7または8記載の発明において、パネルスイッチ用可動接点体のドーム状可動接点の外周部に常時当接している側の配線基板上の固定接点が、配線基板等に設けたアース用部分に電気的に接続されているものであり、パネルスイッチ用可動接点体の殆ど全ての上方の部分、すなわち可動接点体の基材シート部上面の導電性被膜および基材シート部の孔部内に配されたドーム状可動接点を接地させているため、さらに電波の不要輻射および静電気に対して良好な特性を有するパネルスイッチを実現することができるという作用を有する。

    【0020】以下、本発明の実施の形態について、図1
    〜図5を用いて説明する。 なお、従来の技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。

    【0021】(実施の形態1)図1(a)は本発明の第1の実施の形態によるパネルスイッチ用可動接点体の側面断面図、同(b)は分解斜視図であり、同図において、30は上面に銀被膜層30Aが印刷形成されると共に下面に粘着剤30Bが塗布された絶縁材料製の基材シート部で、この基材シート部30の所定の位置に設けられた孔部30C内には弾性金属薄板製のドーム状可動接点1が収容されて、それぞれの孔部30Cの上方に下面の粘着剤により貼り付けられた孔部30Cよりも少し大きい可撓性を有する絶縁フィルム製の防塵シート3により、ドーム状可動接点1の上面部分が接着結合されてパネルスイッチ用可動接点体40を構成している。

    【0022】そして、上記構成のパネルスイッチ用可動接点体40は、基材シート部30の孔部30C内への塵埃等の侵入を防止する目的等で、基材シート部30下面の粘着剤30Bによりセパレータ5を貼り付けて輸送・
    保管等をすることは従来の技術の場合と同じである。

    【0023】上記構成のパネルスイッチ用可動接点体4
    0を所定の電子機器に装着する場合には、パネルスイッチ用可動接点体40の下面に貼り付けられたセパレータ5を剥がして、それぞれのドーム状可動接点1の外周部1Aおよび中央頂点部1Bに対応する位置に電気的に独立した固定接点6および7を有する配線基板8上に、パネルスイッチ用可動接点体40を基材シート部30下面の粘着剤30Bにより重ねて貼り付け、その後操作ボタン9を一体形成した弾性ゴム製等の操作体10を組み込むことにより、図2の側面断面図に示すパネルスイッチ41を構成すること、およびその組立の際に、図3の部分断面図に示すようにパネルスイッチ用可動接点体40
    の端部を折り返して、基材シート部30の上面の銀被膜層30Aをアース用部分である配線基板8のアース用配線部11に電気的に接続させていることは従来の技術の場合と同じであり、それに加えてドーム状可動接点1の外周部1Aに常時当接している側の固定接点6がアース用配線部11と同電位すなわちグランドに接地されている。

    【0024】そして、このパネルスイッチ41の動作は、図2に示す操作体10の操作ボタン9に押圧操作力を加えると、その押圧力が操作ボタン9の凸部9Aおよび防塵シート3を介して固定接点6上に載置されているドーム状可動接点1に加わって、その押圧力が所定の力を越えると、ドーム状可動接点1が節度感を伴って反転して中央頂点部1Bが配線基板8の固定接点7に当接して固定接点6と7の間を電気的に接続させ、上記操作ボタン9への押圧力を除くと、ドーム状可動接点1がその弾性復元力によって元の形状に復帰することにより固定接点6と7の間を電気的にOFF状態にするものである。

    【0025】そして、本実施の形態によるパネルスイッチ41を装着した電子機器は、基材シート部30の上面全体に形成された銀被膜層30Aが配線基板8のアース用配線部11に電気的に接続されていると共に、基材シート部30の孔部30C内に配されたドーム状可動接点1の外周部1Aがアース用配線部11と同電位である固定接点6と常時電気的に接続されている、すなわちパネルスイッチ用可動接点体40の殆ど全ての部分が接地された状態であるため、パネルスイッチ41部分からの電波の不要輻射を抑えることができ、これに加えて操作ボタン9等からパネルスイッチ用可動接点体40に流れ込んでくる静電気は、防塵シート3を介して基材シート部30の銀被膜層30Aに落ちた後、配線基板8のアース用配線部11に確実に逃がすことができるものであることは、従来の技術の場合と同様であるが、本実施の形態によるパネルスイッチ用可動接点体40およびパネルスイッチ41においては、ドーム状可動接点1の上方部分が可撓性を有する一枚の薄い防塵シート3のみで覆われる構成であるため、上記操作の際に従来のものと比べて格段と良好な操作フィーリングを得ることができるものである。

    【0026】このように本実施の形態によるパネルスイッチ用可動接点体40およびパネルスイッチ41は、簡素な構造でかつ少ない構成部品点数で電波の不要輻射および静電気対策を講じることができ、しかも良好な操作フィーリングを有するものである。

    【0027】なお、基材シート部30の上面に印刷形成した導電性被膜である銀被膜層30Aの材質は、銀以外の導電性の材質のものでも良く、例えばカーボンにより導電性被膜を形成すると、スクリーン印刷法等により安価で高品質なものを導電性被膜の形成からパネルスイッチ用可動接点体の完成まで連続的に生産することができることは言うまでもなく、さらに、その形成方法も印刷法に限定されるものではなくて必要に応じて蒸着法等で導電金属薄膜層を設けても良いことは勿論である。

    【0028】また、使用機器にパネルスイッチ用可動接点体40を貼り付け装着する際に、パネルスイッチ用可動接点体40の端部を折り返して銀被膜層30Aをアース用配線部11に接続するものを例として上記に説明したが、両者の接続方法もこれに限られるものでないことも勿論である。

    【0029】(実施の形態2)本実施の形態によるパネルスイッチ用可動接点体は、図4(a)の側面断面図および同(b)の分解斜視図に示すように、基材シート部50が、ドーム状可動接点1を収容する位置に同径の孔部51Aおよび52Aを有する絶縁シート51および導電シート52を、導電シート52が上方になるように貼り合わせて形成したものを用いており、上記孔部51A
    および52Aにより構成される基材シート部50の孔部50A内にドーム状可動接点1を収容して、その上面部分を孔部50A上面に貼り付けられた可撓性を有する防塵シート3により接着結合していると共に、絶縁シート51には、ドーム状可動接点1を収容するために設けた孔部51Aとは異なる位置に貫通孔53が設けられており、その貫通孔53内に導電シート52が露出しているものとなっている。

    【0030】上記構成のパネルスイッチ用可動接点体6
    0においても、基材シート部50の絶縁シート51下面に塗布された粘着剤50Bによりセパレータ5を貼り付けて輸送・保管等をすることは、従来の技術等の場合と同じである。

    【0031】また、本実施の形態によるパネルスイッチ用可動接点体60を所定の電子機器に装着する場合には、基材シート部50の下面に貼り付けられたセパレータ5を剥がして、ドーム状可動接点1に対応する位置に固定接点6および7を備えた配線基板8上に重ねて貼り付けて図5の側面断面図に示すパネルスイッチ61を構成することは従来の技術等の場合と同じであるが、その後に組み込む操作ボタン54を一体形成している弾性ゴム製等の操作体55には、基材シート部50の絶縁シート51に設けた貫通孔53の位置に対応するように下方に突出した凸状部55Aが一体に設けられており、パネルスイッチ61の上方に操作体55を組み込むと、操作体55の凸状部55Aが、基材シート部50の貫通孔5
    3内に露出している導電シート52部分を押し下げ、上記配線基板8に設けられたアース用配線部11に押し付けて両者を電気的に接続させるようになっているものである。

    【0032】このように本実施の形態によるパネルスイッチ用可動接点体60およびそれを用いたパネルスイッチ61は、基材シート部50上面の導電シート52を配線基板8等に設けられたアース用配線部11に少ない組立工数で簡単かつ確実に接続することができて、これに加えてドーム状可動接点1の外周部1Aに常時当接している側の配線基板8上の固定接点6を上記アース用配線部11と同電位とすることにより、実施の形態1に説明したパネルスイッチと同様の作用効果を有するものを得ることができる。

    【0033】また、基材シート部50は絶縁シート51
    および導電シート52を貼り合わせた構成としているために、電子機器メーカーからのパネルスイッチ用可動接点体60の厚さ寸法の規定または電波の不要輻射レベルおよび静電気の帯電レベル等の要求規格値に対して、所定の絶縁シート51および導電シート52を選択して貼り合わせることにより迅速に対応することができるものであることは勿論である。

    【0034】

    【発明の効果】以上のように本発明によるパネルスイッチ用可動接点体およびそれを用いたパネルスイッチは、
    少ない構成部品点数で電波の不要輻射および静電気の対策を講じることができ、しかも良好な操作フィーリングを有するものを簡単な構造で実現できると共に、装着する電子機器のアース用部分である配線基板のアース用配線部等にパネルスイッチ用可動接点体の導電シートを組立工数を少なく簡単かつ確実に電気的に接続させることができるという実用上優位な効果が得られるものである。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】(a)本発明の第1の実施の形態によるパネルスイッチ用可動接点体の側面断面図 (b)同分解斜視図

    【図2】同パネルスイッチ用可動接点体を用いたパネルスイッチの側面断面図

    【図3】同パネルスイッチ用可動接点体の銀被膜層と配線基板のアース用配線部との接続部の部分断面図

    【図4】(a)本発明の第2の実施の形態によるパネルスイッチ用可動接点体の側面断面図 (b)同分解斜視図

    【図5】同パネルスイッチ用可動接点体を用いたパネルスイッチの側面断面図

    【図6】(a)従来のパネルスイッチ用可動接点体の側面断面図 (b)同分解斜視図

    【図7】同パネルスイッチ用可動接点体を用いたパネルスイッチの側面断面図

    【図8】同パネルスイッチ用可動接点体の導電シートと配線基板のアース用配線部との接続部分の部分断面図

    【符号の説明】

    1 ドーム状可動接点 1A 外周部 1B 中央頂点部 3 防塵シート 5 セパレータ 6,7 固定接点 8 配線基板 9,54 操作ボタン 9A 凸部 10,55 操作体 11 アース用配線部 30,50 基材シート部 30A 銀被膜層 30B,50B 粘着剤 30C 孔部 40,60 パネルスイッチ用可動接点体 41,61 パネルスイッチ 50A 基材シート部の孔部 51 絶縁シート 51A 絶縁シートの孔部 52 導電シート 52A 導電シートの孔部 53 導電シートの貫通孔 55A 凸状部

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